JP2008129755A - 報知システム、報知装置、無線モジュールおよび報知システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で電子機器の内部状態をユーザが容易に把握することができる報知システム等を提供する。
【解決手段】電子機器1と、当該電子機器1の内部状態を報知するための報知装置2と、から成る報知システムSYであって、電子機器1は、報知装置2に対して電磁誘導により電力を供給する給電部11と、給電部11による電力の供給後、報知装置2に対して内部状態に関する内部情報を無線送信する情報送信部12と、を備え、報知装置2は、電子機器1から電力の供給を受ける受電部21と、電子機器1から内部情報を無線受信する情報受信部22と、受信した内部情報に基づいて報知処理を行う報知処理部24と、を備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器1と、当該電子機器1の内部状態を報知するための報知装置2と、から成る報知システムSYであって、電子機器1は、報知装置2に対して電磁誘導により電力を供給する給電部11と、給電部11による電力の供給後、報知装置2に対して内部状態に関する内部情報を無線送信する情報送信部12と、を備え、報知装置2は、電子機器1から電力の供給を受ける受電部21と、電子機器1から内部情報を無線受信する情報受信部22と、受信した内部情報に基づいて報知処理を行う報知処理部24と、を備えたものである。
【選択図】図1
Description
電子機器の内部状態を報知する報知システム、報知装置、無線モジュールおよび報知システムの制御方法に関するものである。
近年、NAND型フラッシュメモリを代表とする不揮発性メモリを記憶媒体とした半導体記憶装置(シリコンディスク)は、ハードディスク装置の代替として注目されている。その理由としては、ハードディスク装置と比較して、回転機構等の故障要素がないこと、低消費電力であること、24時間連続使用できること、稼動音がないこと、振動等に対する耐衝撃性があることなどが挙げられる。しかしながら、この種の半導体記憶装置は、データの書き換え回数に制限があり、通常数万回から数十万回程度で装置寿命となってしまうといった欠点がある。このため、半導体記憶装置の装置寿命を把握し、当該半導体記憶装置を搭載した電子機器の動作が不安定になったり使用不能状態となったりすることを防止する必要がある。そこで、半導体記憶装置のメモリ状態を指標する表示ランプを搭載した半導体記憶装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2000−181805号公報
ところが、半導体記憶装置は、通常電子機器の筺体内部に設置されるため、表示ランプ付の半導体記憶装置を採用しても、表示ランプが外部から視認できないといった問題がある。また、メモリ状態を示す情報を、電子機器と接続されたホストコンピュータに送信するといった方法も考えられるが、そのためにホストコンピュータを起動するのも面倒である。しかも、ホストコンピュータを必要としない電子機器の場合は、ホストコンピュータとの通信手段を搭載しなければならないなど、実現にコストがかかるといった問題もある。
本発明は、このような問題点に鑑み、簡易な構成で電子機器の内部状態をユーザが容易に把握することができる報知システム、報知装置、無線モジュールおよび報知システムの制御方法を提供することを課題とする。
本発明の報知システムは、電子機器と、当該電子機器の内部状態を報知するための報知装置と、から成る報知システムであって、電子機器は、報知装置に対し、電磁誘導により電力を供給する給電部と、給電部による電力の供給後、報知装置に対し、内部状態に関する内部情報を無線送信する情報送信部と、を備え、報知装置は、電子機器から、電磁誘導により電力の供給を受ける受電部と、電子機器から、内部情報を無線受信する情報受信部と、受信した内部情報に基づいて、第1の報知処理を行う報知処理部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の報知システムの制御方法は、電子機器と、当該電子機器の内部状態を報知するための報知装置と、から成る報知システムの制御方法であって、電子機器が、報知装置に対し、電磁誘導により電力を供給した後、内部状態に関する内部情報を無線送信するステップと、報知装置が、電子機器から、電磁誘導により電力の供給を受け、内部情報を無線受信するステップと、報知装置が、受信した内部情報に基づいて、第1の報知処理を行うステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、電子機器が、自身の内部状態に関する内部情報を無線送信し、報知装置がこれを受信して第1の報知処理を行うため、ユーザは、当該報知処理により、ホストコンピュータを用いたり電子機器と報知装置とをケーブル接続したりする必要も無く、電子機器の外部から容易に内部状態を把握することができる。さらに、報知装置は、電子機器から電磁誘導により電力の供給を受けるため、電源を有しない簡易な構成で良く、製造コストを軽減できる。
なお、「第1の報知処理」とは、ユーザに対し、人間の五感でその内容を把握できるように情報伝達するための処理を指すものである。
なお、「第1の報知処理」とは、ユーザに対し、人間の五感でその内容を把握できるように情報伝達するための処理を指すものである。
上記に記載の報知システムにおいて、電子機器は、半導体記憶装置をさらに備え、内部情報は、半導体記憶装置の書き換え回数に関する情報であり、報知装置は、書き換え回数に関する情報に基づいて、半導体記憶装置の寿命を予測計算する寿命計算部をさらに備え、報知処理部は、書き換え回数および/または寿命の計算結果を報知することが好ましい。
この構成によれば、報知装置による報知により、電子機器の外部から、半導体記憶装置の書き換え回数および/または寿命を把握することができる。これにより、ユーザが半導体記憶装置の装置寿命を予期できるため、半導体記憶装置をハードディスク装置の代替として現実的に利用することができる。
上記に記載の報知システムにおいて、報知装置は、装置内に電力を供給する電力供給部と、電力供給部からの電力供給を受けて計時を行う計時部と、をさらに備え、報知処理部は、計時部の計時結果に基づいて、第2の報知処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、計時部の計時結果に基づいて、第2の報知処理を行うことにより、第1の報知処理を実行するためのきっかけ等を、ユーザに報知することができる。例えば内部情報が、半導体記憶装置の書き換え回数に関する情報である場合、半年または1年毎に、書き換え回数および/または寿命の確認をユーザに促すことができ、確認し忘れによって予期せず半導体記憶装置が寿命に至ってしまうといった不具合を解消することができる。
なお、「第2の報知処理」とは、ユーザに対し、人間の五感で報知されている旨を実感できるように、またはその内容を把握できるように情報伝達するための処理を指すものである。
また、電力供給部は、計時部が計時できる程度のわずかな電力供給で良いため、太陽電池を用いることが好ましい。この構成によれば、省エネに貢献できると共にユーザによる電池交換の手間を省くことができる。
なお、「第2の報知処理」とは、ユーザに対し、人間の五感で報知されている旨を実感できるように、またはその内容を把握できるように情報伝達するための処理を指すものである。
また、電力供給部は、計時部が計時できる程度のわずかな電力供給で良いため、太陽電池を用いることが好ましい。この構成によれば、省エネに貢献できると共にユーザによる電池交換の手間を省くことができる。
上記に記載の報知システムにおいて、報知装置は、第2の報知処理を行うまでの時間、または第2の報知処理を行う時刻を設定するための操作部をさらに備え、報知処理部は、操作部の設定に基づいて、第2の報知処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、第2の報知処理を行うまでの時間、または第2の報知処理を行う時刻を設定することができる。これにより、例えば内部情報が、半導体記憶装置の書き換え回数に関する情報である場合、半年間または半年後など、書き換え回数および/または寿命の確認をユーザに促すタイミングを、半導体記憶装置の使用状況やユーザのニーズに応じて設定することができる。
上記に記載の報知システムにおいて、報知処理部は、表示、音声、無線通信のうち、1以上の手段を用いて報知処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、表示手段への表示、音声によるガイダンスまたは電子音の発生、無線通信による管理サーバまたは携帯電話への通信などによって、報知処理を行うことができる。
なお、第1の報知処理と第2の報知処理とは、同一の手段を用いても良いし異なる手段を用いても良い。但し、同一の手段を用いる場合は、第1の報知処理と第2の報知処理とが区別できるように、報知形態を変えることが好ましい。例えば、表示ランプ(LED)により報知処理を行う場合、第1の報知処理では点灯させ、第2の報知処理では点滅させるなどして区別すれば良い。
なお、第1の報知処理と第2の報知処理とは、同一の手段を用いても良いし異なる手段を用いても良い。但し、同一の手段を用いる場合は、第1の報知処理と第2の報知処理とが区別できるように、報知形態を変えることが好ましい。例えば、表示ランプ(LED)により報知処理を行う場合、第1の報知処理では点灯させ、第2の報知処理では点滅させるなどして区別すれば良い。
本発明の報知装置は、上記に記載の報知システムに適用されることを特徴とする。
この報知装置を用いることで、簡易な構成で電子機器の内部状態をユーザが容易に把握することができる報知システムを実現することができる。
本発明の無線モジュールは、上記に記載の報知システムにおける電子機器の給電部および情報送信部を備え、半導体記憶装置に着脱可能に構成されていることを特徴とする。
この無線モジュールを用いることで、既存の電子機器を本発明に適用することができる。すなわち、この無線モジュールを半導体記憶装置に装着することで、本発明の電子機器を実現できる。
以下、本発明の一実施形態に係る報知システム、報知装置、無線モジュールおよび報知システムについて説明する。本発明は、報知装置を用いて、電子機器の内部状態をユーザに報知することを特徴とするものである。そこで、寿命管理が必要な(書き換え回数に制限のある)半導体記憶装置を搭載した電子機器と、半導体記憶装置の書き換え回数および寿命をディスプレイ表示により報知する報知装置と、から成る報知システムを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の報知システムSYのシステム構成を示すブロック図である。上記のとおり、報知システムSYは、電子機器1と報知装置2とから成る。電子機器1は、半導体記憶装置(例えば、シリコンディスク)10、給電部11、情報送信部12およびアンテナ13を有している。
半導体記憶装置10は、NAND型フラッシュメモリ等で構成される半導体メモリ領域14と、半導体メモリ領域14への書き換え回数をカウントするCPU15と、そのカウント結果を不揮発に記憶する管理情報メモリ16と、を有している。
給電部11は、報知装置2に対し、電磁誘導によりアンテナ13を介して電力を供給する。また、情報送信部12は、給電部11による電力の供給後、管理情報メモリ16に記憶されている書き換え回数に関する情報(内部情報)を、アンテナ13を介して報知装置2に無線送信する。なお、情報送信部12はBluetooth通信を採用することが好ましい。この構成によれば、電子機器1の筺体内部にあっても支障なく通信することができる。また、赤外線と比較して、方向性も良い。また、情報送信部12は、Felica(登録商標)技術を使った通信を採用することも可能である。
一方、報知装置2は、受電部21、情報受信部22、寿命計算部23、報知処理部24、操作部25、計時部26、電力供給部27、液晶ディスプレイDおよびアンテナ28を有している。
受電部21は、電子機器1から、アンテナ28を介して電力の供給を受ける。また、情報受信部22は、電子機器1から、アンテナ28を介して半導体記憶装置10の書き換え回数情報を無線受信する。
また、寿命計算部23は、受信した書き換え回数情報に基づいて、半導体記憶装置10の寿命を予測計算する。ここでは、半導体メモリ領域14のサイズまたは書き込み回数の上限値が予め登録されており、それらの値と、受信した書き換え回数とを、所定の計算式に代入することで寿命を予測する。
なお、寿命計算部23は、書き換え回数の増加率や電子機器1の動作状況等を考慮した所定のアルゴリズムに基づいて、現実的に(実際の使用状況に見合った)装置寿命を計算するようにしても良い。また、管理情報メモリ16には、書き換え回数のカウント結果に代えて、アクセス回数や不良ブロックの発生数を記憶しておき、これらの情報に基づいて装置寿命を計算するようにしても良い。さらに、半導体記憶装置10のCPU15で寿命計算を行い、その計算結果を電子機器1に送信するようにしても良い。この構成によれば、電子機器1を、寿命計算部23を省略した簡易な構成とすることができる。
報知処理部24は、情報受信部22が受信した書き換え回数、および寿命計算部23が算出した寿命を、液晶ディスプレイD上に表示することにより(図3参照)ユーザに対する報知を行う。なお、半導体記憶装置10の状態(内部状態)を報知する当該処理を、以下「第1の報知処理」と称する。
また、報知処理部24は、後述の操作部25による設定に基づいて、第1の報知処理の実行をユーザに促すための報知を行う。この第1の報知処理の実行をユーザに促すための処理を、以下「第2の報知処理」と称する。なお、第2の報知処理は、液晶ディスプレイDの点滅や「半導体記憶装置の状態を確認してください」といった内容のメッセージを液晶ディスプレイD上に表示することにより行う。
なお、第1の報知処理および第2の報知処理のいずれにおいても、液晶ディスプレイDへの表示以外の手段を用いて報知を行うようにしても良い。例えば、報知装置2にブザーやスピーカーを搭載し、電子音(ビープ音)や音声ガイダンスで報知を行っても良いし、表示ランプ(LED)を搭載し、表示ランプの点灯や点滅によって報知を行っても良い。さらに、電子機器1以外の機器と通信を行うための通信手段を搭載し、ユーザの携帯電話や報知システムSYの管理サーバに所定のコマンドやメールを送信することにより報知を行っても良い。その他、ユーザに対し、人間の五感で報知されている旨を実感できるように、またはその内容を把握できるように情報伝達可能な種々の手段を利用することができる。
また、第1の報知処理と第2の報知処理とは、同一の手段ではなく異なる手段を用いても良い。但し、同一の手段を用いる場合は、第1の報知処理と第2の報知処理とが区別できるように、報知形態を変えることが好ましい。
操作部25は、第1の報知処理を実行させるための指示、並びに第2の報知処理を行うまでの時間(相対時間)または第2の報知処理を行う時刻(絶対時間)を設定するためのものである。本実施形態では、前者を第1スイッチSW1、後者を第2スイッチSW2で操作する(いずれも図3参照)。
計時部26は、操作部25(第2スイッチSW2)の設定に基づいて、第2の報知処理を行うまでの時間または第2の報知処理を行う時刻を計時するものであり、一般的なタイマーにより構成される。
電力供給部27は、装置内に電力を供給するものであり、太陽電池27aおよび充電式電池27bを有する。充電式電池27bは太陽電池27aおよび/または電子機器1から供給された電力を充電する。これら太陽電池27aおよび充電式電池27bは、主に計時部26による計時、報知処理部24による第2の報知処理および液晶ディスプレイDによる報知(第2の報知処理に基づく報知)のために利用される。すなわち、電子機器1との無線通信時以外は、計時部26、報知処理部24および液晶ディスプレイDのみ電力供給が行われ、省電力で動作する。そして、ユーザによるスイッチSW1,SW2の押下時に、装置全体に電力を供給する。
上記の構成により、報知システムSYは、まずユーザによって第2の報知処理を行うまでの時間または第2の報知処理を行う時期が設定され、当該設定に基づいて第2の報知処理を実行する。当該第2の報知処理を受けて、ユーザにより第1の報知処理を行うための操作が行われると、当該操作に基づいて第1の報知処理を実行する。すなわち、ユーザによる第1スイッチSW1の押下にしたがって、報知装置2が電子機器1から半導体記憶装置10の書き換え回数情報を受信し、当該書き換え回数および装置寿命を液晶ディスプレイDに表示する。これによりユーザは、半導体記憶装置10の装置寿命に関する情報を、適切な時期且つ容易に確認することができる。
なお、第1の報知処理は、第2の報知処理による報知時以外にも、第1スイッチSW1の押下によって任意のタイミングで実行させることが可能である。また、電子機器1と報知装置2は、1対1で使用しても良いし、複数対1で使用しても良い。特に、後者の場合は、報知装置2が電子機器1を識別できるように、電子機器1が書き換え回数情報に識別情報を付して送信することが好ましい。
次に、図2を参照し、上記の給電部11、情報送信部12およびアンテナ13を有しない既存の電子機器100に、これらの機能を追加する方法について説明する。同図に示すように、既存の電子機器100が、半導体記憶装置10と、マザーボード30と、これらを接続するケーブル40と、機器内部に電力を供給する機器電源50と、を有している場合、給電部11、情報送信部12およびアンテナ13として機能する無線モジュール60を追加することで、本発明の電子機器1を実現することができる。
この場合、無線モジュール60に搭載された一対のコネクタC6,C6の一方を、半導体記憶装置10のコネクタC1と接続し、他方をケーブル40に搭載された一対のコネクタC4,C4の一方に接続する。また、ケーブル40の他方のコネクタC4を、マザーボード30に搭載されたコネクタC3と接続する。なお、図1では、機器電源50から半導体記憶装置10に電力を供給する構成を示しているが、機器電源50からマザーボード30を経由して半導体記憶装置10に電力を供給する構成も可能である。
無線モジュール60は、アンテナ13、CPU61、給電回路62および不揮発性メモリ63を有している。このうち、CPU61および給電回路62が上記の給電部11として機能し、CPU61(および不揮発性メモリ63)が上記の情報送信部12として機能する。
CPU61は、電子機器1の電源投入時および/または定期的に半導体記憶装置10にコマンドを出力して、管理情報メモリ16(図1参照)から書き換え回数情報を読み出し、不揮発性メモリ63に格納しておく。そして、報知装置2からの情報送信命令にしたがって、不揮発性メモリ63を参照し、格納されている書き換え回数情報を、アンテナ13を介して報知装置2に送信する。このように、不揮発性メモリ63を搭載しておくことにより、電子機器1が非稼動状態であっても(機器電源50からの電力供給が無い場合でも)、最新の買い替え回数を報知装置2に送信することができる(但し、報知装置2が通信できる程度の電力供給を受けていることが前提である)。
なお、不揮発性メモリ63を省略した構成とすることも可能である。この場合、CPU61は、報知装置2からの情報送信命令時に、半導体記憶装置10にコマンドを出力して管理情報メモリ16から書き換え回数情報を読み出し、直接報知装置2に送信することとなる。
給電回路62は、機器電源50から半導体記憶装置10に供給されている電力を、コネクタC1,C6を介して、無線モジュール60内部および報知装置2に供給するためのものである。CPU61は、報知装置2から情報送信命令を受けると、これにしたがって給電回路62によってモジュール内部に供給されている電力を、電磁誘導によりアンテナ13を介して報知装置2に供給する。
上記の構成により、無線モジュール60を半導体記憶装置10に装着するだけで、本発明の電子機器1を容易に実現することができる。もちろん、半導体記憶装置10と、無線モジュール60の構成要素(アンテナ13、CPU61、給電回路62および不揮発性メモリ63)とが一体となった、専用の半導体記憶装置を用いても良い。
なお、既存の電子機器100に無線モジュール60を追加する場合は、Wait機能を実行することが好ましい。すなわち、CPU61は、報知装置2から情報送信命令を受けると、マザーボード30からの応答依頼に応答を返さないようにWait状態にする。そのWait状態の間に、半導体記憶装置10から書き換え回数情報を取得し、Wait状態を解除する(半導体記憶装置10とマザーボード30間の通信を正常状態に復帰させる)。その後、CPU61は、アンテナ13を介して書き換え回数情報を報知装置2に送信する。この構成によれば、半導体記憶装置10とマザーボード30間の通信に支障をきたすことなく、また電子機器1と報知装置2間の通信を確実に行うことができる。
次に、図3を参照し、報知装置2の外観および使用方法について説明する。報知装置2は、板状の筺体の表面に、液晶ディスプレイDと、2つのスイッチSW1,SW2と、が設けられている。液晶ディスプレイDは、電子機器1から受信した書き換え回数と、寿命計算部23の計算結果である寿命と、を表示する。なお、寿命については、寿命となる日付を表示するのではなく、寿命までの残日数を表示するようにしても良い。
第1スイッチSW1は、上記のとおり第1の報知処理を実行させるためのスイッチであり、ユーザにより押下されると、報知装置2は情報送信命令を電子機器1に送信する。また、第1スイッチSW1は、長押しにより、前回表示した書き換え回数や寿命を確認できるようになっている。
また、第2スイッチSW2は、上記のとおり第2の報知処理(第1の報知処理の実行を促すための処理)の設定を行うためのスイッチである。例えば、第2スイッチSW2を1回押下した後長押しすると、設定時から半年後に第2の報知処理を行い、第2スイッチSW2を2回押下した後長押しすると、設定時から1年後に第2の報知処理を行う、等の設定が可能である。なお、一旦設定されると、その設定にしたがって繰り返し(例えば、半年毎に)第2の報知処理を実行する。
次に、図4のフローチャートを参照し、報知システムSYによる第1の報知処理について説明する。まず、報知装置2は、ユーザにより第1スイッチSW1が押下されると(S01)、電子機器1に対して情報送信命令を送信する。電子機器1は、情報送信命令を受信すると(S02)、電磁誘導によりアンテナ13,28を介して報知装置2に電力を供給する(S03)。報知装置2は電力の供給を受けると(S04)、電子機器1から情報を受信するまで待機する。
電子機器1が、不揮発性メモリ63に格納されている書き換え回数情報を読み出して、報知装置2に送信すると(S05)、報知装置2は、これを受信し(S06)、寿命を計算する(S07)。そして、書き換え回数および寿命を液晶ディスプレイD上に表示し(S08)、第1の報知処理を終了する。フローチャートには特に図示しないが、液晶ディスプレイDは、所定時間後または第1スイッチSW1の押下によって非表示となる。
なお、S07で計算した寿命が例えば1年以内である場合、表示文字を点滅させるなどして警告を行っても良い。この構成によれば、半導体記憶装置10の寿命が近いことをユーザに報知すると共に、交換を促すことができる。また、さらに寿命が近いような場合(S07で計算した寿命が1ヶ月以内である場合など)は、電子音を発生するなど、複数の手段を用いて報知を行うことが好ましい。さらに、電子音の発生と並行して、液晶ディスプレイD上に「半導体記憶装置を交換してください」といった旨のメッセージを表示しても良い。
また、計算した寿命の日付を報知装置2内に記憶しておき、その日付の数日前に警告を行うようにしても良い。この場合、計時部27はタイマー機能だけでなく、時計機能も有していることが前提である。
以上、本実施形態によれば、電子機器1が、半導体記憶装置10の書き換え回数に関する情報を無線送信し、報知装置2がこれを受信して第1の報知処理を行うため、ユーザは、当該報知処理により、電子機器1と報知装置2とをケーブル接続する必要も無く、電子機器1の外部から容易に半導体記憶装置10の状態を把握することができる。これにより、ユーザが半導体記憶装置10の装置寿命を予期できるため、半導体記憶装置10をハードディスク装置の代替として現実的に利用することができる。
また、報知装置2は、第2の報知処理の実行時期を設定することができるため、適切な時期に、第1の報知処理の実行(書き換え回数および寿命の確認)をユーザに促すことができ、確認し忘れによって予期せず半導体記憶装置10が寿命に至ってしまうといった不具合を解消することができる。
また、報知装置2は、電子機器1から、電磁誘導により電力の供給を受けるため、電力供給部27を有しない簡易な構成とすることができ、装置コストの低廉化を図ることができる。なお、第2の報知処理を予め定められた期間毎に実行するようにすれば、第2スイッチSW2を省略することもでき、装置構成をより簡素化できる。
さらに、第1スイッチSW1を省略した構成とすることも可能である。つまり、上記の実施形態では、報知装置2の第1スイッチSW1の押下によって手動で情報送信命令を出すものとしたが、第2の報知処理による報知時(例えば、半年毎など)に、報知装置2が自動的に情報送信命令を送信するようにしても良い。この構成によれば、適切な時期に装置寿命等が報知装置2に表示されるため、ユーザが寿命管理を忘れていた場合でも、確実に装置寿命等を知ることができる。また、その他の方法として、電子機器1が報知装置2の近接を検知することで、書き換え回数情報を送信するようにしても良い。この場合、図4のフローチャートのS01、S03、S04が省かれる。この構成によれば、報知装置2を電子機器1に近づけるだけで、ユーザの操作を必要とすることなく、より簡単に装置寿命等を確認することができる。
なお、上記の実施形態では、報知装置2側で装置寿命を計算するものとしたが、電子機器1側(無線モジュール60側)で行っても良い。この場合、無線モジュール60のCPU61は、電子機器1の電源投入時および/または定期的に取得した書き換え回数に基づいて装置寿命を計算し、最新の書き換え回数および装置寿命の計算結果を不揮発性メモリ63に格納しておく。そして、報知装置2からの情報送信命令にしたがって、これらの情報を報知装置2に送信する。この構成によれば、報知装置2の制御系を簡素化でき、さらに低廉化を図ることができる。
また、上記の実施形態では、電子機器1からの給電によって第1の報知処理を実行するものとしたが、報知装置2に外部電源入力部(図示省略)を備え、USBやAC電源等の外部電源からの電力供給により、第1の報知処理を実行できるように構成しても良い。例えば、電子機器1が非稼動状態である場合(報知装置2が電子機器1から受電できない状況の場合)、上記の実施形態では、電力供給が不十分であるために第1の報知処理を実行できない可能性があるが、外部電源入力部を備え、さらに報知装置2から電子機器1に給電できるように構成すれば、そのような状況であっても確実に第1の報知処理を実行することができる。つまり、電子機器1が稼動状態である場合は、電子機器1(機器電源50,図2参照)からの給電により簡単に第1の報知処理を実行でき、電子機器1が非稼動状態である場合であっても、外部電源からの給電により第1の報知処理を実行できるといった利点がある。
また、上記の実施形態では、電子機器1の内部状態を示す内部情報として、半導体記憶装置10の書き換え回数に関する情報を取得し、報知装置2がこれに基づく報知処理を行うものとしたが、これをインクジェットプリンタのインク残量報知に応用することも可能である。この場合、電子機器1がインクジェットプリンタ、内部情報がインク残量またはインク吐出回数に関する情報となる。この構成によれば、ホストコンピュータを必要としないプリンタの場合であっても、ユーザがインク残量を確実に把握することができる。その他、ガスや電気の検針など、消耗品を伴う電子機器の保守管理に、本発明の報知システムSYを適用可能である。
また、上記の実施形態に示した、報知システムSYの各構成要素(各機能)をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、報知システムSYの各構成要素(各機能)をプログラム化したもの、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態によらず、電子機器1および報知装置2の装置構成、処理工程および操作方法など、本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1…電子機器 2…報知装置 10…半導体記憶装置 11…給電部 12…情報送信部 13…アンテナ(電子機器) 14…半導体メモリ領域 15…CPU(半導体記憶装置) 16…管理情報メモリ 21…受電部 22…情報受信部 23…寿命計算部 24…報知処理部 25…操作部 26…計時部 27…電力供給部 28…アンテナ(報知装置) 60…無線モジュール 61…CPU(無線モジュール) 62…給電回路 63…不揮発性メモリ D…液晶ディスプレイ SY…報知システム SW1…第1スイッチ SW2…第2スイッチ
Claims (8)
- 電子機器と、当該電子機器の内部状態を報知するための報知装置と、から成る報知システムであって、
前記電子機器は、
前記報知装置に対し、電磁誘導により電力を供給する給電部と、
前記給電部による前記電力の供給後、前記報知装置に対し、前記内部状態に関する内部情報を無線送信する情報送信部と、を備え、
前記報知装置は、
前記電子機器から、前記電磁誘導により前記電力の供給を受ける受電部と、
前記電子機器から、前記内部情報を無線受信する情報受信部と、
受信した前記内部情報に基づいて、第1の報知処理を行う報知処理部と、を備えていることを特徴とする報知システム。 - 前記電子機器は、
半導体記憶装置をさらに備え、
前記内部情報は、前記半導体記憶装置の書き換え回数に関する情報であり、
前記報知装置は、
前記書き換え回数に関する情報に基づいて、前記半導体記憶装置の寿命を予測計算する寿命計算部をさらに備え、
前記報知処理部は、前記書き換え回数および/または前記寿命の計算結果を報知することを特徴とする請求項1に記載の報知システム。 - 前記報知装置は、
装置内に電力を供給する電力供給部と、
前記電力供給部からの電力供給を受けて計時を行う計時部と、をさらに備え、
前記報知処理部は、前記計時部の計時結果に基づいて、第2の報知処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の報知システム。 - 前記報知装置は、
前記第2の報知処理を行うまでの時間、または前記第2の報知処理を行う時刻を設定するための操作部をさらに備え、
前記報知処理部は、前記操作部の設定に基づいて、前記第2の報知処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の報知システム。 - 前記報知処理部は、表示、音声、無線通信のうち、1以上の手段を用いて前記報知処理を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の報知システム。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の報知システムに適用される報知装置。
- 請求項2に記載の報知システムにおける前記電子機器の前記給電部および前記情報送信部を備え、前記半導体記憶装置に着脱可能に構成されていることを特徴とする無線モジュール。
- 電子機器と、当該電子機器の内部状態を報知するための報知装置と、から成る報知システムの制御方法であって、
前記電子機器が、前記報知装置に対し、電磁誘導により電力を供給した後、前記内部状態に関する内部情報を無線送信するステップと、
前記報知装置が、前記電子機器から、前記電磁誘導により前記電力の供給を受け、前記内部情報を無線受信するステップと、
前記報知装置が、受信した前記内部情報に基づいて、第1の報知処理を行うステップと、を実行することを特徴とする報知システムの制御方法。
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---|---|---|---|
JP2006312637A JP2008129755A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 報知システム、報知装置、無線モジュールおよび報知システムの制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011527473A (ja) * | 2008-07-10 | 2011-10-27 | 深▲ちぇん▼市朗科科技股▲ふん▼有限公司 | 半導体記憶装置、その早期警報システムおよび早期警報方法 |
JP2016071835A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 深▲せん▼市億思達科技集団有限公司 | 眼追跡に基づく三次元ホログラフィック仮想オブジェクトの表示制御方法 |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006312637A patent/JP2008129755A/ja not_active Withdrawn
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