JP2008129678A - ファイル圧縮自動判定方式および方法、並びに、プログラム - Google Patents

ファイル圧縮自動判定方式および方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルデータの更新時に、圧縮の効果のあるファイルデータだけ圧縮の処理を行えるように、効率の良い圧縮処理を提供すると共に、装置の処理の負荷の軽減を提供することにある。
【解決手段】ファイル属性決定手段311は、データ11を新規に作成する際に、データ11の圧縮の試みを行い、圧縮に効果があるかどうかを判定する。ファイル属性決定部311は、効果があると判定した場合にファイル属性22の圧縮効果属性を「効果有」に設定すると共に、圧縮したデータ11をファイルデータ21として保存する。以降、ファイルの更新、読み出し等のファイルのアクセスを行う際には、ファイル属性決定部311は、ファイル属性22の圧縮効果属性に従って圧縮の有無を判別してアクセスを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファイル圧縮自動判定方式および方法、並びに、プログラムに関し、特に、ファイルの圧縮処理を効率よく行うファイル圧縮自動判定方式および方法、並びに、プログラムに関する。
モバイル系コンピュータシステムでは、システムリソースの制限が厳しいため、ファイルシステムに記録する際のデータはできるだけ小さく、かつ、アクセス時のプロセッサ負荷も少なくする必要性が通常のシステムよりも高い。そのため、これら相反する要件をバランスさせることが重要である。そのため、ファイルシステムに記録する際のデータをできるだけ少なくする方法として、例えば、特開2004−227091号公報が開示されている。
この特開2004−227091号公報に記載のファイル管理システムは、ファイルを圧縮すべきか非圧縮のままとすべきかの情報をテーブルに予め登録しておき、ファイルを格納する場合は、そのファイルがテーブルを参照することにより圧縮対象かを判断する。更に、ファイル管理システムが、圧縮対象のファイルであった場合にはファイルを圧縮して格納すると共に圧縮情報を格納し、圧縮対象のファイルでなかった場合にはファイルのデータをそのままにして格納すると共に非圧縮情報を格納する。
特開2004−227091号公報
従来の圧縮機能を有するファイル管理システム、例えば、特開2004−227091号公報では、テーブルによって圧縮有りの属性を付加されたデータは格納時に常に圧縮を行い、圧縮の効果(特に、圧縮率)に関係なく、圧縮後のデータを保存している。すなわち、特開2004−227091号公報では、データ(拡張子)毎に圧縮を行うのかどうかを事前に調査する必要があり、その調査に充分な工数をかけてテーブルを作成しなければならないという問題点がある。その調査を怠ると、特開2004−227091号公報では、圧縮の効果が得られない場合でも無駄な圧縮処理を行うことになり、逆に、メモリの容量が増えるという問題点が発生する。
更に、特開2004−227091号公報では、圧縮の効果に関わらず、事前にそのデータの圧縮の有無の特性を推測し、適切に圧縮有無の属性を付加する必要がある。このことから、特開2004−227091号公報では、事前に全てのデータの種別毎に圧縮の有無を決める必要があり、更に新規に作成されるファイルの場合、データの種別がわかったとしても、妥当な圧縮率なのかどうかを必ずしも事前に推測できるとは限らない。そのため、特開2004−227091号公報では、新規ファイルに付加される圧縮有りの属性が必ずしも最適にならない(圧縮に効果があるものなのかどうかわからない)という問題点がある。
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、ファイルデータの更新時に、圧縮して圧縮の効果があるファイルデータだけ圧縮の処理を行えるように、効率の良い圧縮処理を提供すると共に、装置の処理の負荷の軽減を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の第1のファイル圧縮判定方式は、ファイルデータを記憶する記憶部と、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認手段と、前記第1の確認手段で効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存手段と、を有することを特徴としている。
更に、上記の第1のファイル圧縮判定方式において、前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、前記属性情報が「効果有」を示すものかどうかの確認を行う第2の確認手段と、前記第2の確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の第2のファイル圧縮判定方式は、ファイルデータを記憶する記憶部を備え、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試み手段と、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較手段と、前記比較手段で前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報に「効果無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存手段と、を有し、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報を確認する確認手段と、前記確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の第3のファイル圧縮判定方式は、ファイルデータを記憶する記憶部を備え、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試み手段と、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較手段と、前記比較手段で前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存手段と、を有し、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報を確認する確認手段と、前記確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新手段と、を有することを特徴としている。
更に、上記の第2または第3のファイル圧縮判定方式において、前記試み手段は、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行うことを特徴している。
更に、上記の第2のファイル圧縮判定方式において、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを備え、前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行うことを特徴としている。
更に、上記の第3のファイル圧縮判定方式において、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを備え、前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値であることを特徴としている。
更に、上記の第2または第3のファイル圧縮判定方式において、前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含むことを特徴としている。
また、本発明の第1のファイル圧縮判定方法は、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、ファイルデータを新規に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認ステップと、前記第1の確認ステップで効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存ステップと、を含むこと特徴としている。
更に、上記の第1のファイル圧縮判定方法において、前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、更新するファイルデータの前記属性情報が「効果有」を示すものかどうかの確認を行う第2の確認ステップと、前記第2の確認ステップで「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新ステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明の第2のファイル圧縮判定方法は、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、ファイルデータを新規に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較ステップと、前記比較ステップで前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含み、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明の第3のファイル圧縮判定方法は、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、ファイルデータを新規に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較ステップと、前記比較ステップで前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含み、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含むことを特徴としている。
更に、上記の第2または第3のファイル圧縮判定方法において、前記試み手段は、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行うことを特徴としている。
更に、上記の第2のファイル圧縮判定方法において、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを含み、前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行うことを特徴としている。
更に、上記の第3のファイル圧縮判定方法において、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを含み、前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値であることを特徴としている。
更に、上記の第2または第3のファイル圧縮判定方法において、前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含むことを特徴としている。
また、本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認ステップと、前記第1の確認ステップで効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存ステップと、を含む処理を、前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、更新するファイルデータの前記属性情報が「効果有」を示すものであるかどうかの確認を行う第2の確認ステップと、前記第2の確認ステップで「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させる。
また、本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較ステップと、前記比較ステップで前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報を「効果無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含む処理を、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させる。
また、本発明の第3のプログラムは、コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較ステップと、前記比較ステップで前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「効果無」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含む処理を、前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させる。
更に、上記の第2または第3のプログラムにおいて、前記試みステップは、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行う。
更に、上記の第2のプログラムにおいて、前記試みステップは、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行う。
更に、上記の第3のプログラムにおいて、前記試みステップは、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値である。
更に、上記の第2または第3のプログラムにおいて、前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含む。
以上説明したように、本発明は、新規にファイルデータを記憶部に保存する場合にそのファイルデータに対する圧縮の効果を確認し、その結果を属性情報に設定し、ファイルデータの更新時にその属性情報の内容を確認するようにしている。そのため、本発明では、装置が、ファイルデータ更新時に、その属性情報の内容を確認することができるようになり、圧縮が期待できるファイルデータに対してのみ圧縮をかけ、圧縮の効果が期待できないファイルデータに対しては圧縮の処理を行う必要がない。すなわち、本発明は、装置がシステムリソースを効率的に利用できる(すなわち、効率の良い圧縮処理ができる)できると共に、装置に余分な処理の負担をかけることなくアクセス性能を向上させることができるという効果がある。
また、本発明は、保存するファイルデータに対して圧縮の効果があるかどうかの有無を示す属性情報を含んでおり、新規に保存する場合に、その圧縮の効果を確認し、その結果を属性情報に設定するようにしている。そのため、本発明では、装置が圧縮の有無を事前に決定する必要がなく、どのようなファイルデータが記憶部に保存されるのか予測できない場合にも適用できるという効果がある。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態例を示すファイルシステムの構成であり、かつ装置内の構成を示すブロック図である。この場合の装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によりプログラム制御で動作する携帯端末(携帯電話を含む)、PDA(Personal Digital Assistant)、パソコン、ゲーム機等の情報処理装置(コンピュータ)である。この場合の装置は、データの容量に制限がある装置が望ましい。
図1を参照すると、装置は、一時記憶部1と、記憶部2と、制御部3と、入力部4と、表示部5と、プログラム格納部6、インタフェース部7とから構成される。
一時記憶部1は、読み出しおよび書き込みのできる揮発性のメモリ(例えば、RAM等)内に割り当てられており、データ1が一時的に保存される。この場合、一時記憶部1は、揮発性のメモリの代わりに不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)内に割り当てられるように使用しても良い。なお、一時記憶部1は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。
記憶部2は、読み出しおよび書き込みのできる記憶媒体装置(例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置等)であり、複数のファイル20を保存(記録)する。なお、記憶部2は、記憶媒体装置としたが、不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)、揮発性のメモリ(例えば、RAM)であっても良い。なお、記憶部2は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。
ファイル20は、ファイルの識別ができるようにファイル名で記憶部2に保存され、保存されるそれぞれのファイル20は、ファイルデータ21と、ファイル属性22とを含む。なお、ファイル属性22には、ファイルの種類、圧縮効果属性等の属性情報を含む。ファイル属性の定義はOS(例えば、MS−DOS)に依存するが、ファイル属性22の領域(例えば、MS−DOSの場合は15ビット)のうち、割り当てられていない領域に設定される。例えば、MS−DOSであれば、予約領域(まだ割り当てられていない領域)となっている領域内に1ビット分確保される。この場合、ファイルデータ21が圧縮されている場合には、圧縮されていることを示す「効果有」がファイル属性22の圧縮効果属性に設定される。更に、ファイルデータ21が圧縮されていない場合には、圧縮されていないことを示す「圧縮無」がファイル属性22の圧縮効果属性に設定される。この場合、「効果有」であればファイル属性22に割り当てられたビット位置の内容が論理値「1」が、「圧縮無」であればファイル属性22に割り当てられたビット位置の内容が論理値「0」が、それぞれ設定される。なお、割り当て分のビット幅は1ビット分に限定するものではなく、数ビット分確保されても良い。なお、OSは、Operating Systemの略称で有り、MS−DOSは、Microsoft Disk Operating Systemの略称である。
制御部3は、図示していないCPUがプログラム格納部6に格納されているファイル制御プログラム61を含む各種のプログラムを実行することによりプログラム制御で動作する。すなわち、制御部31は、プログラム制御により、入力部4と表示部5と記憶部2と一時記憶部1とインタフェース部7とを制御する。制御部3は、記憶部2のファイルの読み出し及び書き込みの制御を行うファイル読み書き制御部31を含む。この場合のファイル制御部31は、CPUがプログラム格納部6に格納されているファイル制御プログラム61を実行することによりプログラム制御で動作する。
ファイル読み書き制御部31は、ファイル属性決定部311と、データ圧縮部312と、データ伸張部313とを含む。
ファイル属性決定部311は、データを圧縮した際の圧縮の度合に応じて、圧縮の有無の属性を決定する。この場合、ファイル属性決定部311は、元となるデータ11よりもサイズが小さくなる場合に圧縮ができることを示す「効果有」の属性を、該当するファイル20のファイル属性22の圧縮効果属性に書き込む。また、ファイル属性決定部311は、元となるデータ11よりもサイズが小さくならない場合に圧縮ができないことを示す「圧縮無」の属性を、該当するファイル20のファイル属性22の圧縮効果属性に書き込む。
データ圧縮部312は、ファイル属性決定部311の指示により、予め設定された圧縮アルゴリズム(ランレングス、ハフマン符号、LZW等)に基づいてデータの圧縮を行う。
データ伸張部313は、ファイル属性決定部311の指示により、予め設定された圧縮アルゴリズム(ランレングス、ハフマン符号、LZW等)に基づいてデータの伸張を行う。
入力部4は、図示していないキーボード、マウスで構成され、制御部3の制御の下で、装置のオペレータがデータの入力を行う。なお、入力部4は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。
インタフェース部7は、外部装置(図示していないが、例えば、ネットワーク、USB等のインタフェースを介した他の装置)とのデータのやり取りを行う。なお、携帯端末でカメラを実装している場合には、制御部3は、このインタフェース部7を介して接続するようにしても良い。なお、インタフェース部7は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。
表示部5は、図示していないLCDで構成され、制御部3の制御の下で、データの表示を行う。なお、表示部5は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。
一時記憶部1に格納されるデータ11は、記憶部2に書き込むために作成されたデータであって、制御部3(この場合、ファイル読み書き制御部31)が圧縮処理(または伸張処理)を行うために一時的に書き込まれたものである。この場合のデータ11は、制御部3が記憶部2から読み出したデータ、インタフェース部7を介してロードされたデータ、入力部4から手入力で作成されたデータ等あって、データ11の内容または/およびファイル名が制御部3により表示部5に表示されることがある。このデータ11の使用例としては、制御部3は、プログラム格納部6に格納された編集専用のプログラム(例えば、ワープロ)を実行することにより、記憶部2からデータを読み出して一時記憶部1に一時的に保存する。更に、制御部3は、その一時的に保存したデータを表示部5に表示してユーザに編集させ、更に、その編集したデータを記憶部2に保存することができる。
プログラム格納部6は、図示していない内部バスを介して制御部3と接続されている。プログラム格納部6は、図示していない記憶部内に割り当てられており、更に、ファイル制御プログラム61を含む各種プログラム(各種制御プログラム、各種アプリケーションプログラム)から構成されている。この場合の記憶部は、不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)、揮発性のメモリ(例えば、RAM)、記録媒体装置(例えば、磁気ディスク)のいずれかであっても良いし、混在しても良い。なお、図1のプログラム格納部6は、ファイル制御プログラム61が揮発性のメモリに割り当てられる場合は、制御部3が記録媒体装置にあるプログラムを揮発性のメモリ内に展開した後のブロック図である。
ファイル制御プログラム61は、工場出荷時にプログラム格納部6に格納しても良い。また、ファイル制御プログラム61は、CDR等の記録媒体に書き込んでおき、インタフェース部7を介して外部装置(例えば、パソコン、CDR読み取り装置等)から装置にインストールし、プログラム格納部6内に割り当てられるように使用しても良い。また、ファイル制御プログラム61は、インターネット等から装置にインストールし、プログラム格納部6内に割り当てられるように使用しても良い。
次に、本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。特に、図1を基に図2〜図4のフローチャートを参照しながら、制御部3が新規にファイルを作成する際の動作、ファイルを更新する際の動作、およびファイルを読み出す際の動作、それぞれについて説明する。
第1の実施の形態例では、ファイル属性決定手段311は、データを圧縮した際の圧縮の度合いに応じて、ファイル属性の圧縮効果の状態(圧縮効果の有無の属性)を決定する。すなわち、ファイル属性決定部311は、元となるデータ(圧縮する前のデータ)よりもサイズが小さくなる場合に、「効果有」の属性を、小さくならない場合には「効果無」の属性を、それぞれ決定する。
先ず、データ11を基に、制御部3が新規にファイル20を記憶部2に作成(保存)する場合の動作について説明する。
例えば、オペレータが新規のデータ11(ファイルデータ)の文書作成が終わり、入力部4および表示部5を介してファイル名を設定し、文書保存を実行すると、制御部3は、データ11の保存要求を検出する。検出した制御部3は、作成が終わった文書(データ11)を一時記憶部1に保存すると共に、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)を算出して一時記憶部1に保存する。更に、制御部3は、記憶部2に新規に保存するために、ファイル読み書き制御部31に制御を渡す。(図2のステップS111)。
なお、上記における取得データに関しては、制御部3がインタフェース部7からデータ11(例えば、インターネットから取得するファイルデータ、装置に搭載されたカメラで写したデータ等)を入手するようにしても良い。この場合、制御部3は、インタフェース部1から新規に入手したデータ11を中継バッファとなる一時記憶部1に一時的に保存する。この場合、取得したデータ11がファイル形式であれば、制御部3は、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)も保存されることになる。しかしながら、データ11にデータサイズが載っていなければ、制御部3は、データ11のデータサイズを算出して一時記憶部1に保存する。
ステップS111において、制御部3がファイル読み書き制御部31に制御を渡す。すると、ファイル読み書き制御部31は、記憶部2にデータ11のファイル名が存在するかどうかを、ファイル名(この場合、拡張子を除く)をキーにして記憶部2を検索することにより確認する。この場合、ファイル名が存在しないので、ファイル読み書き制御部31は、新規のデータ11であると判断し、新規にデータ11を記憶部2に保存させるように、
ファイル属性決定部311に制御を渡す。すると、ファイル属性決定部311は、データ11を基に新規にファイル20を作成する際、一時記憶部1に保存されているデータ11に対してデータの圧縮を試みるために、データ圧縮部312にデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部312は、一時記憶部1に保存されているデータ11の圧縮を予め設定されている圧縮アルゴリズム(例えば、ランレングス)で行い、その圧縮したデータ11を一時記憶部1(データ11格納されている別のエリア)に保存する。この後、データ圧縮部312は、ファイル属性決定部311に制御を戻す。(ステップS112)。
ファイル属性決定部311は、一時記憶部1に保存されている圧縮した後のデータ11のデータサイズ(容量)を算出する。更に、ファイル属性決定部311は、この圧縮した後のデータ11のデータサイズと一時記憶部1から読み出した元のデータ11のデータサイズとの比較を行う。(ステップS113,S114)。
ステップS114において、比較した結果(圧縮を試みた結果)、元データよりもサイズが小さい場合には、ファイル属性決定部311は、ファイル20に属するファイル属性22の圧縮効果属性に「効果有」と記録(設定)する。更に、ファイル属性決定部311は、その圧縮済みのデータ11をファイルデータ21として保存して、記憶部2へのデータ11の保存処理を終了する。(ステップS117,S118)。
ステップS114において、比較した結果(圧縮を試みた結果)、データサイズが元データよりも小さくならなかった場合には、ファイル属性決定部311は、ファイル属性22の圧縮効果属性に「圧縮無」と記録する。更に、ファイル属性決定部311は、元データのままデータ11をファイルデータ21として記憶部2に保存して、記憶部2へのデータ11の保存処理を終了する。(ステップS115,S116)。
次に、データ11を基に、制御部3が記憶部2のファイル20を更新する場合の動作について説明する。
制御部3は、例えば、オペレータが更新するデータ11の文書作成が終わり、文書保存を実行すると、制御部3は、入力部4からの割込によりデータ11の保存要求を検出する。検出した制御部3は、作成の終わった文書(データ11)を一時記憶部1に保存すると共に、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)を算出して一時記憶部1に保存する。更に、制御部3は、記憶部2のファイル20を更新するために、ファイル読み書き制御部31に制御を渡す。(図3のステップS121)。
なお、上記における取得データに関しては、制御部3がインタフェース部7からデータ11(例えば、インターネットから取得するファイルデータ等)を入手するようにしても良い。この場合、制御部3は、インタフェース部1から記憶部2のファイル20を更新するために入手したデータ11を中継バッファとなる一時記憶部1に一時的に保存する。この場合、取得したデータ11がファイル形式であれば、制御部3は、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)も保存されることになる。しかしながら、データ11にデータサイズが載っていなければ、制御部3は、データ11のデータサイズを算出して一時記憶部1に保存する。
ステップS121において、制御部3がファイル読み書き制御部31に制御を渡す。すると、ファイル読み書き制御部31は、記憶部2にデータ11のファイル名が存在するかどうかを、ファイル名(この場合、拡張子を除く)をキーにして記憶部2を検索することにより確認する。この場合、ファイル名が存在するので、ファイル読み書き制御部31は、データ11の更新であると判断し、データ11を更新させるようにファイル属性決定部311に制御を渡す。すると、ファイル属性決定部311は、更新対象のファイル20のファイル属性22を記憶部2から読み出し、その読み出したファイル属性22の圧縮効果属性をチェックする。(ステップS122,S123,S124)。
ステップS124において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部311は、データ圧縮部312に更新データであるデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部312は、一時記憶部1からデータ11を読み出し、その読み出したデータ11の圧縮を予め設定されている圧縮アルゴリズム(例えば、ハフマン符号)で行い、一時記憶部2に保存し、制御をファイル属性決定部311に戻す。ファイル属性決定部311は、この圧縮した更新データを記憶部2の更新対象のファイル20のファイルデータ21として置き換え、記憶部2へのファイルの更新処理を終了する。(ステップS126,S127)。
ステップS124において、チェックの結果が「圧縮無」の場合には、ファイル属性決定部311は、更新データをそのまま記憶部2の更新対象のファイル20のファイルファイルデータ21として保存し、記憶部2へのファイルの更新処理を終了する。(ステップS125)。
次に、制御部3が記憶部2のファイル20を読み出す場合の動作について、図1および図4を参照して説明する。
制御部3は、オペレータにより入力部4から記憶部2のファイル20の読み出し要求が発生した場合、ファイル読み書き制御部31に制御を渡す(この場合の制御の内容は、ファイル20の読み出し要求)。(図4のステップS131)。
すると、ファイル読み書き制御部31は、制御をファイル属性決定部311に制御を渡す。ファイル属性決定部311は、ファイル名(拡張子を除く)をキーにして記憶部2を検索することにより、読み出し要求のあったファイル20を抽出し、その抽出した対象のファイル20のファイル属性22を読み出す。(ステップS133)。
更に、ファイル属性決定部311は、読み出したファイル属性22の圧縮効果属性を確認する。(ステップS134)。
ステップS134において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部311は、データ伸張部313にデータの伸張を行わせる。伸張の指示を受けたデータ伸張部313は、記憶部2から対象のファイル20のファイルデータ21を読み出して、予め設定されている圧縮アルゴリズムによるデータの伸張を行い、伸張を行ったファイルデータ21を一時記憶部1に保存する。更に、データ伸張部313は、ファイル属性決定部311に制御を戻す。ファイル属性決定部311は、一時記憶部1に保存したことを要求のあった制御部3に上位のファイル読み書き制御部31を介して通知することで、伸張後のファイルデータ21を返却し、読み出し処理を終了する。(ステップS136,S137)。
ステップS134において、チェックの結果が「圧縮無」の場合には、ファイル属性決定部311は、記憶部2から対象のファイル20のファイルデータ22をそのまま読み出し、一時記憶部1に保存する。更に、ファイル属性決定部311は、一時記憶部1に保存したことを要求のあった制御部3に上位のファイル読み書き制御部31を介して通知することで、そのままのファイルデータ21を返却し、読み出し処理を終了する。(ステップS135)。
上記説明では、圧縮アルゴリズムによる圧縮について説明した。しかしながら、圧縮の方法として、上記で説明した圧縮アルゴリズムによる圧縮方法以外に、LHA、ZIP、CAB、ACE等の圧縮形式による圧縮方法がある。圧縮形式による圧縮方法は、上記で説明した圧縮アルゴリズムと比較して識別子をチェックすることで圧縮されたファイルかどうかの判別できる点で相違するものの、上記で説明した圧縮アルゴリズムの代わりに、圧縮方法として用いても良い。この場合、圧縮形式が上記の第1の実施の形態で説明した圧縮アルゴリズムになる。そのため、この場合の第1の実施の形態は、圧縮アルゴリズム(ランレングス、ハフマン符号、LZW等)を圧縮形式(LHA、ZIP、CAB、ACE等)に置き換えた説明となるので説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態例は、新規にデータ11を記憶部2に保存する際にデータ11に対する圧縮の効果を確認し、その結果をファイル属性の圧縮効果属性として保存し、以降のアクセス時にその圧縮効果属性を確認して圧縮の有無を決定するようにしている。そのため、本発明の第1の実施の形態例は、圧縮の有無を事前にデータの種別毎に決定する必要がなく、どのようなファイルデータが記憶部2に保存されるのか予測できない場合でも、新規保存時にその圧縮の効果をも含んだ圧縮の有無を決定することができる。更に、本発明の第1の実施の形態例は、ファイルデータの更新時に、圧縮の効果が期待できないデータ11に対しては圧縮の処理を行う必要がなく、圧縮の効果が期待できるデータ11に対してのみ圧縮の処理を費やすように制御ができ、装置の処理の負荷が軽減できる。
次に、本発明を実施するための最良の第2の形態について図面を参照して説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態例を示すファイルシステムの構成であり、かつ装置内の構成を示すブロック図である。
図5を参照すると、装置は、一時記憶部1と、記憶部2と、制御部3と、入力部4と、表示部5と、プログラム格納部6と、インタフェース部7と、圧縮情報テーブル8とから構成される。
制御部3は、ファイル読み書き制御部31を含む。ファイル読み書き制御部31は、ファイル属性決定部311と、データ圧縮部322と、データ伸張部323とを含む。
第2の実施の形態例は、第1の実施の形態例と比較すると、圧縮情報テーブル8が追加されている点と、データ圧縮部312からデータ圧縮部322に変更されている点と、データ伸張部313からデータ伸張部323に変更されている点とで相違する。
すなわち、圧縮情報テーブル8は、図示していない記憶部(例えば、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ)に割り付けられており、図6に構成例を示す。図6を参照すると、圧縮情報テーブル8は、ファイルの種別を示すファイル識別子毎に、そのファイル識別子と、圧縮の種別を圧縮アルゴリズムとから構成される。ファイル識別子は、例えば、ファイル名末尾の拡張子を示しており、txt、doc、xls、jpg、bmp、zip等を示す。圧縮アルゴリズムは、ファイル識別子を持つファイルを圧縮する場合のファイルの圧縮方法を示しており、例えば、ランレングス、ハフマン符号、LZW等を示す。圧縮情報テーブル8は、工場出荷時に、規定値として設定されている。なお、この圧縮情報テーブル8には、該当しないファイル識別子が存在しないことを考慮して、ファイル識別子が「その他」が設定されており、一致する拡張子(個別のファイル識別子)が存在しない場合は「その他」に含まれることになる。更に、圧縮情報テーブル8は、「その他」に対応した圧縮アルゴリズムが工場出荷時に規定値として予め設定されている。
データ圧縮部322は、第1の実施の形態のデータ圧縮部312と比較すると、圧縮する場合、圧縮情報テーブル8を基にデータ11のファイル識別子に対応した圧縮アルゴリズムに従って、圧縮を行う点で相違する。
データ伸張部323は、第1の実施の形態のデータ伸張部313と比較すると、伸張する場合、圧縮情報テーブル8を基に圧縮されたファイルのファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮アルゴリズムに従って、伸張を行う点で相違する。
その他の構成については、第1の実施の形態例と同じなので説明を省略する。
次に、本発明を実施するための最良の第2の実施の形態例の動作について図面を参照して説明する。特に、図5を基に図7〜図9のフローチャートを参照しながら、新規にファイルを作成する際の動作、ファイルを更新する動作、およびファイルを読み出す場合の動作、それぞれについて説明する。
工場出荷時に圧縮情報テーブル8にはファイル識別子に対応した規定値の圧縮アルゴリズムが設定されている。しかしながら、オペレータがこの圧縮情報テーブル8を変更して使用したい場合、新規ファイルの作成、ファイルの更新、ファイルの読み出しの処理を行う前に、圧縮情報テーブル8に、ファイル識別子に対応した圧縮アルゴリズムを登録する必要がある。
先ず、圧縮情報テーブル8に登録する動作について説明する。
オペレータが圧縮情報テーブルの登録を行うプログラムを実行すると、制御部3は、例えば、表示部5に「圧縮情報テーブルの登録」を含むメニュー画面を表示する。表示部5に表示されたメニュー画面上の項目から入力部4により「圧縮情報テーブルの登録」の項目を選択すると、制御部3が圧縮情報テーブル8を図示していない記憶部から読み出し、登録画面として表示部5に表示する。オペレータは、この表示された登録画面から新たなファイル識別子(この場合、圧縮アルゴリズムを含む)の登録、部分的な変更等を行うことができる。ここでは、例として、オペレータが入力部4から該当するファイル識別子に対応した圧縮アルゴリズム(例えば、LZW)を登録画面上に入力すると、制御部3は、入力された圧縮アルゴリズム(LZW)を圧縮情報テーブル8に登録する(この場合、入力された箇所を変更する)。
次に、データ11を基に、制御部3が新規にファイル20を記憶部2に作成(保存)する場合の動作について説明する。
例えば、オペレータが新規のデータ11の文書作成が終わり、入力部4および表示部5を介して文書保存を実行すると、制御部3は、データ11の保存要求を検出する。検出した制御部3は、作成が終わった文書(データ11)を一時記憶部1に保存すると共に、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)を算出して一時記憶部1に保存する。更に、制御部3は、記憶部2に新規に保存するために、ファイル読み書き制御部31に制御を渡す。(図7のステップS111)。
なお、上記における取得データに関しては、制御部3がインタフェース部7からデータ11(例えば、インターネットから取得するファイルデータ、装置に搭載されたカメラで写したデータ等)を入手するようにしても良い。この場合、制御部3は、インタフェース部1から新規に入手したデータ11を中継バッファとなる一時記憶部1に一時的に保存する。この場合、取得したデータ11がファイル形式であれば、制御部3は、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)も保存されることになる。しかしながら、データ11にデータサイズが載っていなければ、制御部3は、データ11のデータサイズを算出して一時記憶部1に元(圧縮前)のデータ11として保存する。
ステップS111において、制御部3がファイル読み書き制御部31に制御を渡す。すると、ファイル読み書き制御部31は、記憶部2にデータ11のファイル名が存在するかどうかを、ファイル名(この場合、拡張子を除く)をキーにして記憶部2を検索することにより確認する。この場合、ファイル名が存在しないので、ファイル読み書き制御部31は、新規であると判断し、ファイル属性決定部311に対して新規にデータ11を記憶部に保存させるように、ファイル属性決定部311に制御を渡す。すると、ファイル属性決定部311は、データ11を基に新規にファイル20を作成する際、一時記憶部1に保存されているデータ11に対してデータの圧縮を試みるために、データ圧縮部322にデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部322は、一時記憶部1に保存されているデータ11のファイル識別子を読み出す(この場合、ファイル名から拡張子を抽出し)。更に、データ圧縮部312は、抽出した識別子から圧縮情報テーブル8から該当する圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムの基でデータ11の圧縮を行い、その圧縮したデータ11を一時記憶部1(データ11格納されている別のエリア)に保存する。この後データ圧縮部322は、ファイル属性決定部311に制御を戻す。(ステップS212)。
以降の図7のステップS113〜S118の処理は、第1の実施の形態の図2のステップS113〜S118の処理と同じであるため、説明を省略する。
次に、データ11を基に、制御部3が記憶部2のファイル20を更新する場合の動作について説明する。この場合、制御部3は、図8のフローチャートに基づいて、動作する。
図8のステップS121〜S125までの制御部3内における動作は、第1の実施の形態例の図3のステップS121〜S125の動作と同じであるため、説明を省略する。
図8のステップS124において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部311は、データ圧縮部322に更新データであるデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部322は、ファイル名(この場合、拡張子を除く)をキーにして対象となるファイル識別子(拡張子)を記憶部2から抽出し、その抽出したファイル識別子をキーにして圧縮情報テーブル8から圧縮アルゴリズムを抽出する。更に、データ圧縮部322は、一時記憶部1からデータ11を読み出し、その読み出したデータ11の圧縮を先ほど抽出した圧縮アルゴリズム(例えば、ハフマン符号)で行う。更に、データ圧縮部322は、圧縮したデータ11を一時記憶部2に保存し、制御をファイル属性決定部311に戻す。ファイル属性決定部311は、この圧縮した更新データ11を記憶部2の更新対象のファイル20のファイルデータ21として置き換え、記憶部2へのファイルの更新処理を終了する。(図8のステップS226,S127)。
次に、データ11を基に、制御部3が記憶部2のファイル20を読み出す場合の動作について説明する。この場合、制御部3は、図9フローチャートに基づいて、動作する。
図9のステップS131〜S135までの制御部3内における動作は、第1の実施の形態例の図4のステップS131〜S135の動作と同じであるため、説明を省略する。
図9のステップS134において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部311は、データ伸張部323に読み出しデータであるファイルデータ21の伸張を行わせる。伸張の指示を受けたデータ伸張部323は、ファイル名をキーにして対象となるファイル識別子(拡張子)を記憶部2から抽出し、その抽出したファイル識別子をキーにして圧縮情報テーブル8から圧縮アルゴリズムを抽出する。更に、データ伸張部323は、一時記憶部1からデータ11を読み出して、抽出した圧縮アルゴリズム(例えば、ハフマン符号)によるデータ11の伸張を行い、その伸張したファイルデータ21を一時記憶部2に保存し、制御をファイル属性決定部311に戻す。ファイル属性決定部311は、ファイル属性決定部311は、一時記憶部1に保存したことを要求のあった制御部3に上位のファイル読み書き制御部31を介して通知することで、伸張後のファイルデータ21を返却し、読み出し処理を終了する。(図9のステップS236,S137)。
上記説明では、圧縮アルゴリズムによる圧縮について説明した。しかしながら、圧縮の方法として、上記で説明した圧縮アルゴリズムによる圧縮方法以外に、LHA、ZIP、CAB、ACE等の圧縮形式による圧縮方法がある。圧縮形式による圧縮方法は、上記で説明した圧縮アルゴリズムと比較して識別子をチェックすることで圧縮されたファイルかどうかの判別できる点で相違するものの、上記で説明した圧縮アルゴリズムの代わりに、圧縮方法として用いても良い。この場合、圧縮形式が上記の第2の実施の形態で説明した圧縮アルゴリズムになる。そのため、この場合の第2の実施の形態は、圧縮アルゴリズム(ランレングス、ハフマン符号、LZW等)を圧縮形式(LHA、ZIP、CAB、ACE等)に置き換えた説明となるので説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態例は、新規にデータ11を保存する際にデータ11に対する圧縮の効果を確認し、その結果をファイル属性の圧縮効果属性として保存し、以降のアクセス時にその圧縮効果属性を確認して圧縮の有無を決定するようにしている。そのため、本発明の第2の実施の形態例は、圧縮の有無を事前にデータの種別毎に決定する必要がなく、どのようなファイルデータが記憶部2に保存されるのか予測できない場合でも、新規保存時にその圧縮の効果をも含んだ圧縮の有無を決定することができる。更に、本発明の第2の実施の形態例は、ファイルデータの更新時に、圧縮の効果が期待できないデータ11に対しては圧縮の処理を行う必要がなく、圧縮の効果が期待できるデータ11に対してのみ圧縮の処理を費やすように制御ができ、装置の処理の負荷が軽減できる。
また、本発明の第2の実施の形態例は、ファイルの識別子毎に対応した圧縮アルゴリズムと圧縮率の閾値を予め設定した圧縮情報テーブル8を有している。そのため、本発明の第2の実施の形態例は、複数の圧縮アルゴリズムに対応することができ、データ11の内容(ファイル識別子)に適した圧縮伸張方法を選択することができ、更にデータ11の内容(ファイル識別子)に適した圧縮率で圧縮することができる。
次に、本発明を実施するための最良の第3の形態について図面を参照して説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態例を示すファイルシステムの構成であり、かつ装置内の構成を示すブロック図である。
図10を参照すると、装置は、一時記憶部1と、記憶部2と、制御部3と、入力部4と、表示部5と、プログラム格納部6と、インタフェース部7と、圧縮情報テーブル9とから構成される。
制御部3は、ファイル読み書き制御部31を含む。ファイル読み書き制御部31は、ファイル属性決定部331と、データ圧縮部332と、データ伸張部333とを含む。
第3の実施の形態例は、第1の実施の形態例と比較すると、圧縮情報テーブル9が追加されている点で相違している。更に、第3の実施の形態例は、第1の実施の形態例と比較すると、ファイル属性決定部311からファイル属性決定部331に、データ圧縮部312からデータ圧縮部332に、データ伸張部313からデータ伸張部333に、それぞれ変更されている点で相違する。
圧縮情報テーブル9は、図示していない記憶部(例えば、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ)に割り付けられており、図11に構成例を示す。図11を参照すると、圧縮情報テーブル9は、ファイル種別を示すファイル識別子毎に、そのファイル識別子と、圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと、圧縮率の閾値とから構成される。ファイル識別子は、例えば、ファイル名末尾の拡張子を示しており、txt、doc、xls、jpg、bmp、zip等を示す。圧縮アルゴリズムは、ファイル識別子を持つファイルを圧縮する場合のファイルの圧縮方法を示しており、例えば、ランレングス、ハフマン符号、LZW等を示す。圧縮率の閾値は、ファイル識別子を持つファイルに対して圧縮するかどうかを判定する圧縮率の閾値が格納される。圧縮情報テーブル9は、工場出荷時に、規定値が設定されている。なお、この圧縮情報テーブル9には、該当しないファイル識別子が存在しないことを考慮して、ファイル識別子が「その他」が設定されており、一致する拡張子が存在しない場合は「その他」に含まれることになる。更に、圧縮情報テーブル9は、「その他」に対応した圧縮アルゴリズム、圧縮率の閾値が工場出荷時に規定値として予め設定されている。
ファイル属性決定部331は、データを圧縮した際の圧縮率に応じて、圧縮の有無の属性を決定する。すなわち、ファイル属性決定部331は、圧縮する前のデータ11に対して圧縮を試みたデータ11の圧縮率が規定値よりも良いかどうか判定し、その判定結果をファイル属性22の圧縮効果属性に設定する点で、第1の実施の形態例と相違する。
データ圧縮部332は、第1の実施の形態のデータ圧縮部312と比較すると、圧縮する場合、圧縮情報テーブル9を基にデータ11のファイル識別子に対応した圧縮アルゴリズムに従って、圧縮を行う点で相違する。
データ伸張部333は、第1の実施の形態のデータ伸張部313と比較すると、伸張する場合、圧縮情報テーブル9を基に圧縮されたファイルのファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮アルゴリズムに従って、伸張を行う点で相違する。
その他の構成については、第1の実施の形態例と同じなので説明を省略する。
次に、本発明を実施するための最良の第3の実施の形態例の動作について図面を参照して説明する。特に、図10を基に図12〜14のフローチャートを参照しながら、新規にファイルを作成する際の動作、ファイルを更新する動作、およびファイルを読み出す場合の動作、それぞれについて説明する。
工場出荷時に圧縮情報テーブル9には規定値の圧縮率が設定されている。しかしながら、オペレータがこの規定値の圧縮率を変更して使用したい場合に、新規ファイルの作成、ファイルの更新、ファイルの読み出しの処理を行う前に、圧縮情報テーブル9に登録する必要がある。
先ず、圧縮情報テーブル9に登録する動作について説明する。
オペレータが圧縮率の登録を行うプログラムを実行すると、制御部3は、表示部5に「圧縮率閾値の登録」を含むメニュー画面を表示する。表示部5に表示されたメニュー画面上の項目から入力部4により「圧縮率閾値の登録」の項目を選択すると、制御部3が圧縮情報テーブル9を図示していない記憶部から読み出し、登録画面として表示部5に表示する。オペレータは、この表示された登録画面から新たなファイル識別子(この場合、圧縮アルゴリズム、圧縮率の閾値を含む)の登録、部分的な変更等を行うことができる。ここでは、例として、オペレータが入力部4から該当するファイル識別子に対応した圧縮率閾値(例えば、α)等を登録画面上に入力すると、制御部3は、入力された圧縮率(α)を圧縮情報テーブル9に登録する(この場合、入力された箇所を変更する)。
次に、データ11を基に、制御部3が新規にファイル20を記憶部2に作成(保存)する場合の動作について説明する。
例えば、オペレータが新規のデータ11の文書作成が終わり、入力部4および表示部5を介して文書保存を実行すると、制御部3は、データ11の保存要求を検出する。検出した制御部3は、作成が終わった文書(データ11)を一時記憶部1に保存すると共に、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)を算出して一時記憶部1に保存する。更に、制御部3は、記憶部2に新規に保存するために、ファイル読み書き制御部31に制御を渡す。(図12のステップS111)。
なお、上記における取得データに関しては、制御部3がインタフェース部7からデータ11(例えば、インターネットから取得するファイルデータ、装置に搭載されたカメラで写したデータ等)を入手するようにしても良い。この場合、制御部3は、インタフェース部1から新規に入手したデータ11を中継バッファとなる一時記憶部1に一時的に保存する。この場合、取得したデータ11がファイル形式であれば、制御部3は、そのときに取得したデータ11のデータサイズ(容量)も保存されることになる。しかしながら、データ11にデータサイズが載っていなければ、制御部3は、データ11のデータサイズを算出して一時記憶部1に元(圧縮前)のデータとして保存する。
ステップS111において、制御部3がファイル読み書き制御部31に制御を渡す。すると、ファイル読み書き制御部31は、記憶部2にデータ11のファイル名が存在するかどうかを、ファイル名(この場合、拡張子を除く)をキーにして記憶部2を検索することにより確認する。この場合、ファイル名が存在しないので、ファイル読み書き制御部31は、新規であると判断し、ファイル属性決定部331に新規にデータ11を記憶部2に保存させるように、ファイル属性決定部331に制御を渡す。すると、ファイル属性決定部331は、データ11を基に新規にファイル20を作成する際、一時記憶部1に保存されているデータ11に対してデータの圧縮を試みるために、データ圧縮部332にデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部332は、一時記憶部1に保存されているデータ11のファイル識別子を読み出す(この場合、ファイル名から拡張子を抽出し)。更に、データ圧縮部332は、抽出した識別子から圧縮情報テーブル9から該当する圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムの基でデータ11の圧縮を行い、その圧縮したデータ11を一時記憶部1(データ11格納されている別のエリア)に保存する。その後、データ圧縮部332は、制御をファイル属性決定部331に渡す。(ステップS312)。
ファイル属性決定部331は、一時記憶部1に保存されている圧縮した後のデータ11のデータサイズ(容量)を算出する。更に、ファイル属性決定部331は、圧縮した後のデータ11のデータサイズと一時記憶部1から読み出した元のデータ11とから圧縮率を算出する。更に、ファイル属性決定部331は、算出した圧縮率が圧縮情報テーブル8内で該当するファイル識別子に対応する圧縮率を抽出し、その抽出した圧縮率(この場合、α)との比較を行う。(ステップS313,314)。
この場合、ファイル属性決定部331は、比較して計算した圧縮率がαよりも小さい場合は、ステップS117の処理に移り、比較して比較して計算した圧縮率がαよりも小さくない場合は、ステップS115の処理に移る。
以降の図12のステップS115〜S118の処理は、第1の実施の形態の図2のステップS115〜S118の処理と同じであるため、説明を省略する。但し、図2のステップS115〜S118における第1の実施の形態の動作説明によるファイル属性決定部311は、第3の実施の形態におけるファイル属性決定部331に対応する。
次に、データ11を基に、制御部3が記憶部2のファイル20を更新する場合の動作について説明する。この場合、制御部3は、図13のフローチャートに基づいて、動作する。
図13のステップS121〜S125までの制御部3内における動作は、第1の実施の形態例の図3のステップS121〜S125の動作と同じであるため、説明を省略する。但し、図3のステップS121〜S125における第1の実施の形態の動作説明によるファイル属性決定部311は、第3の実施の形態におけるファイル属性決定部331に対応する。
図13のステップS124において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部331は、データ圧縮部332に更新データであるデータ11の圧縮を行わせる。圧縮の指示を受けたデータ圧縮部332は、ファイル名(この場合拡張子を除く)をキーにして対象となるファイル識別子(拡張子)を記憶部2から抽出し、その抽出したファイル識別子をキーにして圧縮情報テーブル9から圧縮アルゴリズムを抽出する。更に、データ圧縮部332は、一時記憶部1からデータ11を読み出し、その読み出したデータ11の圧縮を先ほど抽出した圧縮アルゴリズム(例えば、ランレングス)で行う。更に、データ圧縮部332は、圧縮したデータ11を一時記憶部2に保存し、制御をファイル属性決定部331に戻す。ファイル属性決定部331は、この圧縮した更新データ11を記憶部2の更新対象のファイル20のファイルデータ21として置き換え、記憶部2へのファイルの更新処理を終了する。(図13のステップS326,S127)。
次に、データ11を基に、制御部3が記憶部2のファイル20を読み出す場合の動作について説明する。この場合、制御部3は、図14フローチャートに基づいて、動作する。
図14のステップS131〜S135までの制御部3内における動作は、第1の実施の形態例の図4のステップS131〜S135の動作と同じであるため、説明を省略する。但し、図4のステップS131〜S135における第1の実施の形態の動作説明によるファイル属性決定部311は、第3の実施の形態におけるファイル属性決定部331に対応する。
図14のステップS134において、チェックの結果が「効果有」の場合には、ファイル属性決定部331は、データ伸張部333に読み出しデータであるファイルデータ21の伸張を行わせる。伸張の指示を受けたデータ伸張部333は、ファイル名をキーにして対象となるファイル識別子(拡張子)を記憶部2から抽出し、その抽出したファイル識別子をキーにして圧縮情報テーブル9から圧縮アルゴリズムを抽出する。更に、データ伸張部333は、一時記憶部1からデータ11を読み出して、抽出した圧縮アルゴリズム(例えば、ZIP形式)によるデータ11の伸張を行い、その伸張したファイルデータ21を一時記憶部2に保存し、制御をファイル属性決定部331に戻す。ファイル属性決定部331は、ファイル属性決定部331は、一時記憶部1に保存したことを要求のあった制御部3に上位のファイル読み書き制御部31を介して通知することで、伸張後のファイルデータ21を返却し、読み出し処理を終了する。(図14のステップS336,S137)。
上記説明では、圧縮アルゴリズムによる圧縮について説明した。しかしながら、圧縮の方法として、上記で説明した圧縮アルゴリズムによる圧縮方法以外に、LHA、ZIP、CAB、ACE等の圧縮形式による圧縮方法がある。圧縮形式による圧縮方法は、上記で説明した圧縮アルゴリズムと比較して識別子をチェックすることで圧縮されたファイルかどうかの判別できる点で相違するものの、上記で説明した圧縮アルゴリズムの代わりに、圧縮方法として用いても良い。この場合、圧縮形式が上記の第3の実施の形態で説明した圧縮アルゴリズムになる。そのため、この場合の第3の実施の形態は、圧縮アルゴリズム(ランレングス、ハフマン符号、LZW等)を圧縮形式(LHA、ZIP、CAB、ACE等)に置き換えた説明となるので説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態例は、新規にデータ11を保存する際にデータ11に対する圧縮の効果を確認し、その結果をファイル属性の圧縮効果属性として保存し、以降のアクセス時にその圧縮効果属性を確認して圧縮の有無を決定するようにしている。そのため、本発明の第3の実施の形態例は、圧縮の有無を事前にデータの種別毎に決定する必要がなく、どのようなファイルデータが記憶部2に保存されるのか予測できない場合でも、新規保存時にその圧縮の効果をも含んだ圧縮の有無を決定することができる。更に、本発明の第3の実施の形態例は、ファイルデータの更新時に、圧縮の効果が期待できないデータ11に対しては圧縮の処理を行う必要がなく、圧縮の効果が期待できるデータ11に対してのみ圧縮の処理を費やすように制御ができ、装置の処理の負荷が軽減できる。
また、本発明の第3の実施の形態例は、ファイルの識別子毎に対応した圧縮アルゴリズムと圧縮率の閾値を予め設定した圧縮情報テーブル9を有している。そのため、本発明の第3の実施の形態例は、複数の圧縮アルゴリズムに対応することができ、データ11の内容(ファイル識別子)に適した圧縮伸張方法を選択することができ、更にデータ11の内容(ファイル識別子)に適した圧縮率で圧縮することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す装置内のブロック図である。 図2の制御部が記憶部に新規ファイルデータを作成する場合の動作を示すフローチャートである。 図2の制御部が記憶部にあるファイルデータを更新する場合の動作を示すフローチャートである。 図2の制御部が記憶部にあるファイルデータを読み出す場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示す装置内のブロック図である。 図5の圧縮情報テーブルの構成の概略を示す概略図である。 図5の制御部が記憶部に新規ファイルデータを作成する場合の動作を示すフローチャートである。 図5の制御部が記憶部にあるファイルデータを更新する場合の動作を示すフローチャートである。 図5の制御部が記憶部にあるファイルデータを読み出す場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態を示す装置内のブロック図である。 図10の圧縮情報テーブルの構成の概略を示す概略図である。 図10の制御部が記憶部に新規ファイルデータを作成する場合の動作を示すフローチャートである。 図10の制御部が記憶部にあるファイルデータを更新する場合の動作を示すフローチャートである。 図10の制御部が記憶部にあるファイルデータを読み出す場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 一時記憶部
11 データ
2 記憶部
20 ファイル
21 ファイルデータ
22 ファイル属性
3 制御部
31 ファイル読み書き制御部
311,331 ファイル属性決定部
312,322,332 データ圧縮部
313,323,333 データ伸張部
4 入力部
5 表示部
6 プログラム格納部
61 ファイル制御プログラム
7 インタフェース部
8,9 圧縮情報テーブル

Claims (23)

  1. ファイルデータを記憶する記憶部と、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段で効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存手段と、を有することを特徴とするファイル圧縮判定方式。
  2. 前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、前記属性情報が「効果有」を示すものかどうかの確認を行う第2の確認手段と、
    前記第2の確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のファイル圧縮判定方式。
  3. ファイルデータを記憶する記憶部を備え、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試み手段と、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較手段と、
    前記比較手段で前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報に「効果無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存手段と、を有し、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報を確認する確認手段と、
    前記確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新手段と、を有することを特徴とするファイル圧縮判定方式。
  4. ファイルデータを記憶する記憶部を備え、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試み手段と、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較手段と、
    前記比較手段で前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存手段と、を有し、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報を確認する確認手段と、
    前記確認手段で前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新手段と、を有することを特徴とするファイル圧縮判定方式。
  5. 前記試み手段は、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行うことを特徴とする請求項3または4記載のファイル圧縮判定方式。
  6. ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを備え、
    前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行うことを特徴とする請求項3記載のファイル圧縮判定形式。
  7. ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを備え、
    前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、
    前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値であることを特徴とする請求項4記載のファイル圧縮判定方式。
  8. 前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、
    前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含むことを特徴とする請求項6または7記載のファイル圧縮判定方式。
  9. ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、
    ファイルデータを新規に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認ステップと、
    前記第1の確認ステップで効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存ステップと、を含むことを特徴とするファイル圧縮判定方法。
  10. 前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、更新するファイルデータの前記属性情報が「効果有」を示すものかどうかの確認を行う第2の確認ステップと、
    前記第2の確認ステップで「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新ステップと、を含むことを特徴とする請求項9記載のファイル圧縮判定方法。
  11. ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、
    ファイルデータを新規に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較ステップと、
    前記比較ステップで前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含み、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含むことを特徴とするファイル圧縮判定方法。
  12. ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行うファイル圧縮判定方法であって、
    ファイルデータを新規に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較ステップと、
    前記比較ステップで前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「圧縮無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含み、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含むことを特徴とするファイル圧縮判定方法。
  13. 前記試み手段は、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行うことを特徴とする請求項11または12記載のファイル圧縮判定方法。
  14. ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを含み、
    前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行うことを特徴とする請求項11記載のファイル圧縮判定方法。
  15. ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルを含み、
    前記試み手段は、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、
    前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値であることを特徴とする請求項12記載のファイル圧縮判定方法。
  16. 前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、
    前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含むことを特徴とする請求項14または15記載のファイル圧縮判定方法。
  17. コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合に、新規のファイルデータの圧縮の試みを行って効果があるかどうかの確認を行う第1の確認ステップと、
    前記第1の確認ステップで効果があれば、「効果有」を示す属性情報と前記圧縮の試みを行ったファイルデータとを保存する保存ステップと、を含む処理を、
    前記保存したファイルデータの更新を行う場合は、更新するファイルデータの前記属性情報が「効果有」を示すものであるかどうかの確認を行う第2の確認ステップと、
    前記第2の確認ステップで「効果有」を示すものであれば、更新するファイルデータを圧縮して保存し、「効果有」を示すものでなければ、更新するデータを圧縮しないで保存する更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させるプログラム。
  18. コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータのサイズと圧縮前のファイルデータのサイズとの比較を行う比較ステップと、
    前記比較ステップで前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記圧縮後のサイズが前記圧縮前のサイズよりも小さくない場合に前記属性情報を「効果無」を示すものに設定してその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含む処理を、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させるプログラム。
  19. コンピュータに、ファイルを記憶部に保存する場合にファイルデータの圧縮の有無の判定を行わせるプログラムであって、
    ファイルデータを新規に記憶部に保存する場合には、新規のファイルデータの圧縮の試みを行う試みステップと、
    前記圧縮の試みを行った圧縮後のファイルデータを基に圧縮前のファイルデータに対する圧縮率を算出してその算出した圧縮率が予め設定された閾値との比較を行う比較ステップと、
    前記比較ステップで前記算出した圧縮率が閾値よりも小さい場合に圧縮の効果の有無を示す属性情報を「効果有」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮後のファイルデータを前記記憶部に保存し、前記算出した圧縮率が閾値よりも小さくない場合に前記属性情報を「効果無」を示すものに設定しその設定した属性情報と共に前記圧縮前のファイルデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を含む処理を、
    前記記憶部に保存されているファイルデータを更新する場合には、更新するファイルデータの前記属性情報の内容を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップで前記属性情報が「効果有」を示すものであればファイルデータの圧縮を行ってファイルデータの保存を行い、前記圧縮属性情報が「圧縮無」を示すものであればファイルデータの圧縮を行わないでファイルデータの保存を行う更新ステップと、を含む処理を、それぞれ前記コンピュータに実行させるプログラム。
  20. 前記試みステップは、ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に予め設定されたファイルの圧縮アルゴリズムにより圧縮を行う請求項18または19記載のプログラム。
  21. 前記試みステップは、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行う請求項18記載のプログラム。
  22. 前記試みステップは、前記ファイルデータの圧縮の試みを行う場合に、圧縮の試みを行うファイルデータのファイル識別子を基に、ファイルの種別を示すファイル識別子(拡張子)に対応した圧縮の種別を示す圧縮アルゴリズムと閾値とを含む圧縮情報テーブルから圧縮アルゴリズムを抽出し、その抽出した圧縮アルゴリズムによりファイルデータの圧縮を行い、
    前記予め設定された閾値は、ファイル識別子を基に前記圧縮情報テーブルから抽出した閾値である請求項19記載のプログラム。
  23. 前記ファイル識別子は、前記圧縮情報テーブル内の個別の識別子と一致しない識別子の全てに該当するその他識別子を含み、
    前記圧縮情報テーブルは、前記その他識別子に対応した圧縮アルゴリズムと閾値を含む請求項21または22記載のプログラム。
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