JP2008128971A - 電子線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子線出射窓への汚れの付着を防止しつつ、装置外部に出射する電子線の線量を十分に確保することができる電子線照射装置を提供する。
【解決手段】電子線照射装置1では、電子線出射窓24を有する第1の窓ユニット4に対して、外窓34を有する第2の窓ユニット5が設けられている。そのため、電子線EBが照射対象物に照射される際に発生する飛散物等は外窓34によってブロックされ、電子線出射窓24への汚れの付着が防止される。また、この電子線照射装置1では、外窓34における電子線EBの出射軸方向の厚さが、電子線出射窓24における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっている。したがって、電子線出射窓24から出射した電子線EBが外窓34を通過する際の出力ロスを極めて小さく抑えることができ、装置外部に出射する電子線EBの線量を十分に確保できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子線照射装置に関する。
電子線照射装置は、電子線を放出する電子銃を容器に収容し、薄膜で形成した電子線出射窓を通して大気中に電子線を出射させる装置である。このような電子線照射装置は、照射対象物の乾燥、殺菌、表面改質といった用途を有している。
ところで、電子線照射装置を実際に動作させると、電子線が照射対象物に照射される際に発生する飛散物や汚れなどが出射窓に付着する場合がある。そこで、電子線出射窓の外側に別の窓(外窓)を設け、二重窓構造とした電子線照射装置も存在している(例えば特許文献1参照)。
特開平8−166497号公報
上述したような二重窓構造の電子線照射装置では、電子線が外窓を通過する際にエネルギーを失い、その結果として出力ロスが生じることが考えられる。このことは、電子線のエネルギーが小さい場合であるほど顕著になると考えられる。そこで、照射対象物に十分な線量の電子線を照射させるため、電子線出射窓への汚れの付着を防止しつつ、外窓における電子線の出力ロスを極力抑えることができる技術が望まれている。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電子線出射窓への汚れの付着を防止しつつ、装置外部に出射する電子線の線量を十分に確保することができる電子線照射装置を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る電子線照射装置は、電子線を放出する電子放出部材を有する電子銃と、電子放出部材を収容すると共に、電子線を通過させる電子線通過孔を有する容器と、電子線通過孔を閉じるように容器に固定され、電子線通過孔を通過した電子線を容器の外部に出射させる電子線出射窓を有する第1の窓ユニットと、第1の窓ユニットに固定され、電子線出射窓から出射した電子線を装置外部に出射させる外窓を有する第2の窓ユニットとを備え、外窓における電子線の出射軸方向の厚さは、電子線出射窓における電子線の出射軸方向の厚さよりも小さいことを特徴としている。
この電子線照射装置では、電子線出射窓を有する第1の窓ユニットに対して、外窓を有する第2の窓ユニットが設けられている。そのため、電子線が照射対象物に照射される際に発生する飛散物等は外窓によってブロックされ、電子線出射窓への汚れの付着が防止される。また、この電子線照射装置では、外窓における電子線EBの出射軸方向の厚さが、電子線出射窓における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっている。したがって、電子線出射窓から出射した電子線が外窓を通過する際の出力ロスを極めて小さく抑えることができ、装置外部に出射する電子線の線量を十分に確保することができる。
また、第2の窓ユニットは、第1の窓ユニットに対して着脱自在であることが好ましい。こうすると、外窓への汚れの付着が進行した場合に、第2の窓ユニットの交換作業が簡単なものとなる。また、第1の窓ユニットを容器から外す必要はないため、容器内を真空リークする工程も不要となる。
また、第1の窓ユニットと第2の窓ユニットとの間の空間に不活性ガスを導入する導入管と、空間から不活性ガスを排出する排出管とを更に備えたことが好ましい。このような構成により、第1の窓ユニットと第2の窓ユニットとの間に不活性ガスを流動させることが可能となるので、電子線出射の際、オゾンの発生の抑制と電子線出射窓の冷却とを行うことができる。
第2の窓ユニットは、電子線の出射軸方向から見て、外窓と重ならないように配置された電流読出電極を有していることが好ましい。この場合、外窓から出射した電子線のうち、散乱等で外窓側に戻ってきた電子線によって生じる電流を測定することができ、電子線の実出力をリアルタイムで精度良く測定することが可能となる。また、電流読取電極が外窓の一部を塞いでしまうこともなく、外窓からの電子線の線量を十分に確保できる。
本発明に係る電子線出射装置によれば、電子線出射窓への汚れの付着を防止しつつ、装置外部に出射する電子線の線量を十分に確保することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る電子線照射装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子線照射装置の構成を示す側断面図である。また、図2は、図1におけるII−II線断面図である。図1及び図2に示すように、電子線照射装置1は、電子線EBを放出させる電子銃2と、電子銃2の先端部分のフィラメント(電子放出部材)9を収容する容器3と、電子線EBを容器3から外部に出射させる第1の窓ユニット4と、窓ユニット4から出射した電子線EBを装置外部に出射させる第2の窓ユニット5とを備えている。この電子線照射装置1は、例えば窒素などの不活性ガスの雰囲気下において、ライン上を流れる照射対象物(図示しない)に電子線EBを照射し、照射対象物の乾燥、殺菌、表面改質などを行う装置として構成されている。
電子銃2は、直方体形状のケース6と、電気絶縁性を有する材料によって形成された絶縁ブロック7と、高耐圧型のコネクタ8と、電子線EBを放出させるフィラメント9とを有している。ケース6は、例えば金属によって形成され、容器3の基端側に固定されている。ケース6における容器3側の壁には、ケース6の内部と容器3内の収容空間S1とを連通させる開口部6aが設けられている。また、ケース6の側壁には、コネクタ8を取り付けるための開口部6bが設けられている。開口部6bの周りのケース6の内壁には、凹凸部分が設けられており、絶縁ブロック7との結合強度の確保が図られている。
絶縁ブロック7は、例えばエポキシ樹脂などの電気絶縁性の材料によって形成されており、コネクタ8からフィラメント9への電力供給経路を外部から絶縁している。絶縁ブロック7は、ケース6内に収容された基部7aと、基部7aから開口部6aを通って容器3内の収容空間S1側に突出する切頭円錐状の突出部7bとを有している。基部7aは、ケース6の内部の大部分を占めており、ケース6における開口部6a側及び開口部6b側の内壁に接触している。また、基部7aにおいてケース6の内壁と接触しない部分には、導電性を有するフィルム10が貼り付けられている。このフィルム10が接地電位であるケース6と電気的に接続されることで、ケース6の内面に面する絶縁ブロック7の表面電位を接地電位とすることができ、動作時の安定性の向上が図られる。
コネクタ8は、電子線照射装置1の外部からフィラメント9に電源電圧を供給するためのコネクタである。コネクタ8は、ケース6の側面の開口部6bに差し込まれ、先端部分が絶縁ブロック7の中心付近に位置した状態で、絶縁ブロック7中に埋没されて固定されている。コネクタ8の先端部分には、ケース6の内壁と同様の凹凸部分が設けられており、絶縁ブロック7との結合強度の確保が図られている。
コネクタ8の基端には、図示しない電源装置から延びる外部配線の先端を保持した電源用プラグの挿入口8aが設けられている。また、コネクタ8の先端には、一対の内部配線11,11が接続されている。内部配線11,11は、コネクタ8の先端から絶縁ブロック7の基部7aの中心に向かって延びると共に、基部7aの中心から突出部7bに向けて折り曲がり、突出部7bの中心を通って突出部7bの先端まで延在している。
フィラメント9は、電子線EBとなる電子を放出する部材である。フィラメント9は、絶縁ブロック7の突出部7bの先端部分に取り付けられ、内部配線11,11に接続されている。フィラメント9の周囲には、グリッド部12が設けられている。グリッド部12は、内部配線11,11のいずれか一方と電気的に接続されており、フィラメント9に高電圧が印加された場合に、グリッド部12にも高電圧が印加されることで、フィラメント9から電子を引き出すための電界が形成される。フィラメント9から引き出された電子は、グリッド部12の中心に形成された孔から電子線EBとして出射する。なお、フィラメント9からの電子の放出をより精密に制御したい場合には、例えば内部配線11,11と同様にして、別途グリッド部12用の配線を追加し、フィラメント9の電位とは独立してグリッド部12の電位を制御することが好ましい。
容器3は、電子線EBの出射軸に沿って延びる円筒状に形成され、電子銃2のケース6に気密に封止されている。容器3の基端側の内部には、電子銃2のフィラメント9、グリッド部12、及び絶縁ブロック7の突出部7bを収容する円筒状の収容部13が形成されている。収容部13の径は、ケース6の開口部6aよりも大径となっており、容器3の基端から中央付近まで延在している。また、容器3の先端側の内部には、収容部13と連通する電子線通過孔14が形成されている。電子線通過孔14は、収容部13よりも小径の円筒状をなし、電子線EBの出射軸に沿って容器3の中央付近から容器3の先端まで延在している。容器3の先端には、所定の位相角をもって複数(例えば6個)のネジ穴(図示しない)が設けられている。
電子線通過孔14の周囲には、電子線EBの出射軸に沿って電磁コイル15及び電磁コイル16が配置されている。電磁コイル15及び電磁コイル16の配置中心は、電子線通過孔14の中心軸に一致している。これらの電磁コイル15及び電磁コイル16の協働により、電子線通過孔14を通過する電子線EBは、後述する電子線出射窓24に向けて集束するようになっている。
より具体的には、電磁コイル15は、電子銃2や電子線EBの通過経路を構成する各部材の機械的な中心のズレや、各構成部材の残留磁気および設置場所周辺の磁界等の影響によって生じる所望の通過経路(電子通過孔14の中心軸)に対する電子線EBのズレを補正するためのアライメントコイルである。本実施形態では、対向する2つの電磁コイル15が対となって機能するように、4つの電磁コイル15が電子線通過孔14を挟んで90度の位相角をもって配置され、必要に応じて使用される。一方、電磁コイル16は、電子銃2から出射された電子線EBを電子線出射窓24に集めるための集束コイルで、エナメル線などから成る円筒状のコイル部及び軟鉄などから成る磁気回路から構成される。これらの電磁コイル15,16により、フィラメント9から出射された電子線EBは、電子通過孔14の中心軸を正確に通過し、電子通過孔14の内壁に衝突することなく電子線出射窓24の中心へと正確に導かれる。
また、図2に示すように、容器3の側部には排気管17が設けられている。排気管17の先端は、収容部13及び電子線通過孔14を排気する真空ポンプ18に接続されている。排気管17及び真空ポンプ18は、電子線照射装置1を電子線EBの出射軸方向から見たときに、コネクタ8と重ならない位置に設けられている。これにより、コネクタ8に差し込まれる電源用プラグや外部配線と、真空ポンプ18との干渉を回避し、電子線照射装置1を小型化できる。
次に、図3及び図4を参照して、第1の窓ユニット4及び第2の窓ユニット5の構成について説明する。図3は、電子線EBの出射軸方向から見た各窓ユニットの平面図である。また、図4は、各窓ユニットの拡大側断面図である。
同図に示すように、窓ユニット4は、電子線照射装置1の一端側の構造体であり、電子線通過孔14を通過した電子線EBを容器3の外部に出射させるためのユニットである。第1の窓ユニット4は、台座21と、窓基板22と、キャップ23と、電子線出射窓24と、外郭部材25とを備えて構成されている。台座21は、例えばステンレスによって形成され、円筒状の胴部21aと、胴部21aの基端側の縁に設けられたフランジ部21bとを有している。
胴部21aの中心には、電子線通過孔14と同径の貫通孔21cが形成されている。また、胴部21aの先端部には、窓基板22をセットするための円状の凹部21dが形成されている。さらに、胴部21aの外側面には、キャップ23を取り付けるための雄ネジ部21eが形成されている。一方、フランジ部21bには、絶縁リング26が設けられている。絶縁リング26は、例えばポリテトラフルオロエチレンなどの電気絶縁性を有する材料によって形成され、胴部21aを囲うようにしてフランジ部21bに固定されている。
また、フランジ部21bにおいて、絶縁リング26よりも外側の位置には、約60°の位相角をもって6つのボルト穴27が設けられている(図3参照)。そして、台座21は、各ボルト穴27にボルト28を挿通し、ボルト28を容器3のネジ穴に螺合させることにより、貫通孔21cと電子線通過孔14とが同心になった状態で容器3の先端に強固に固定されている。なお、容器3の先端には、Oリング38が設置された溝が形成されており、これにより、台座21と容器3との気密封止が保たれている。また、台座21は容器3と一体に形成されていてもよい。この場合、Oリング38を容器3の先端に設ける必要はない。
窓基板22は、例えばステンレスによって形成され、円筒状の胴部22aと、胴部22aの基端側の縁に設けられたフランジ部22bとを有している。胴部22aの中心には、台座21の貫通孔21cよりも僅かに小径の貫通孔22cが形成されている。また、胴部22aの先端部には、電子線出射窓24をセットするための矩形状の凹部22dが形成されている。そして、窓基板22は、貫通孔22cと電子線通過孔14とが同心になった状態で、台座21の凹部21dに配置されている。
キャップ23は、例えばステンレスによって形成され、円形の天頂部23aと、天頂部23aの一端側に形成された円筒状の螺合部23bとを有している。天頂部23aの中央には、窓基板22の胴部22aの外径よりも大径の開口部23cが形成されている。また、螺合部23bの内径は、台座21の胴部21aの外径とほぼ同径となっており、螺合部23bの内側面には、胴部21aの外側面の雄ネジ部21eに対応する雌ネジ部23dが形成されている。
そして、キャップ23は、螺合部23bの雌ネジ部23dを台座21の雄ネジ部21eに螺合させることにより、開口部23cに窓基板22の胴部22a及び電子線出射窓24を挿通した状態で台座21に嵌め込まれている。これにより、窓基板22のフランジ部22bは、キャップ23の天頂部23aによって台座21の凹部21dの底面に押し付けられ、窓基板22と台座21とが強固に固定されている。さらに、台座21における凹部21dの底面には、Oリング39が設置された溝が形成されている。これにより、窓基板22と台座21との気密封止が保たれている。なお、Oリング38とOリング39とは、電子線EBの出射方向から見た場合に、重なるように配置され、電子線EBの通過経路の近傍を囲んでいる。そのため、各Oリング35,36にかかる押圧力がほぼ等しくなり、信頼性の高い封止が可能となる。
電子線出射窓24は、容器3の電子線通過孔14を通過した電子線EBを容器3の外部に出射させる箔状の部材である。電子線出射窓24は、例えばベリリウムによって矩形上に形成され、電子線出射窓24における電子線EBの出射軸方向の厚さは10μm程度となっている。電子線出射窓24は、窓基板22の貫通孔22cの先端を塞ぐようにして窓基板22の凹部22dの底面上に配置され、例えばロウ付けによって窓基板22に気密に固定されている。なお、電子線出射窓24の材質は、電子線EBの透過率が高い材料であればよく、上述したベリリウムの他、チタンやアルミニウムなどを用いることもできる。
外郭部材25は、例えばステンレスによって形成され、台座21のフランジ部21bに設けられた絶縁リング26と同径の中空の円筒状をなしている。外郭部材25は、台座21の胴部21a、窓基板22、キャップ23、及び電子線出射窓24を覆うように配置され、絶縁リング26を介して台座21のフランジ部21bに固定されている。外郭部材25の先端には、所定の位相角をもって複数(例えば4個)のネジ孔25aが設けられている。また、外郭部材25の側面には、導入管30が一体的に形成されており、導入管30と反対の位置には、排出管31が一体的に形成されている。導入管30及び排出管31は、窒素ガス循環装置(図示しない)に接続されている。なお、外郭部材25を台座21のフランジ部21bに固定する際、絶縁リング26を介さずに直接固定してもよい。この場合、絶縁リング26は、外郭部材25と第2の窓ユニット5との間に配置することが好ましい。
一方、第2の窓ユニット5は、円板部材32と、外窓取付リング33と、外窓34とを備えて構成されている。円板部材32は、例えばステンレスによって外郭部材25の外径と同径に形成されている。円板部材32の中央部分には、窓基板22の胴部22aの外径よりやや小径の開口部32aが形成されている。開口部32aの周りには、例えば6つのネジ孔32bが形成されている。
また、円板部材32の縁部には、外郭部材25の各ネジ孔25aに対応する4つのネジ孔32cが形成されている。そして、円板部材32は、ネジ孔25a及びネジ孔32cのそれぞれにネジ35を螺合することにより、ネジ孔32bが電子線出射窓24を向いた状態で、開口部32aが電子線通過孔14と同心になるようにして外郭部材25の先端に着脱自在に固定されている。
さらに、円板部材32には、図示しないリード線が取り付けられている。このリード線は、電子線照射装置1の外部に設置された電流計29に接続されている(図1参照)。このような円板部材32の構成により、円板部材32は、電子線EBの一部が流れ込む電流読出電極として機能する。すなわち、円板部材32には、外窓34から出射した電子線EBのうち、散乱等の影響によって外窓34側に戻ってきた電子線EBが流れ込む。円板部材32に流れ込んだ電子線EBによって発生した電流は、リード線を通って電流計29に送られる。なお、円板部材32は、外郭部材25と一体的に形成してもよい。
外窓取付リング33は、円板部材32よりも小径の扁平な部材である。外窓取付リング33の中央部分には、電子線出射窓24よりも大径の開口部33aが形成されている。開口部33aの周りには、円板部材32の各ネジ孔32bに対応する6つのネジ孔33bが形成されている。外窓取付リング33は、ネジ孔32b及びネジ孔33bのそれぞれにネジ36を螺合することにより、開口部32aが電子線通過孔14と同心になるようにして円板部材32の裏側に固定されている。
外窓34は、電子線出射窓24から出射した電子線EBを装置1の外部に出射させる箔状の部材である。外窓34は、例えばアルミニウムによって矩形状に形成され、外窓34における電子線EBの出射軸方向の厚さは数μm程度となっている。外窓34は、外窓取付リング33の開口部33aを塞ぐようにして外窓取付リング33の一面側にロウ付け固定され、円板部材32の開口部32a内に配置されている。
ここで、外窓34と外窓取付リング33の間は気密封止する必要は無いため、ロウ付けによって固定する代わりに、外窓34を外窓取付リング33と円板部材32とで挟み込むことによって固定してもよい。この場合には、外窓取付リング33の開口部33aと、円板部材32の開口部32aとを同寸法とすると、例えば外窓34の固定作業を行う際などに、開口部32aおよび開口部33aのエッジ部に当たって外窓34が破損してしまうことを防止できる。
また、外窓34における電子線EBの出射軸方向の厚さは、上述した電子線出射窓24における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっているが、第1の窓ユニット4と第2の窓ユニット5との間は気密性を厳密に保つ必要はないため、電子線EBの出力ロスをより低減する観点から、外窓34は1μm程度にまで薄膜化することも可能である。さらには、外窓34を構成する材料は、電子線出射窓24を構成する材料よりも原子番号の大きい材料を含んでいてもよい。外窓34を構成する材料としては、例えばカーボン(有機膜)、アルミ、シリコン、チタン、ニッケル、銅、銀、金、および各種合金などが挙げられる。これらの材料は、耐熱性に優れるため、外窓としての耐久性に優れている。
上述した構成を有する電子線照射装置1では、真空ポンプ18によって容器3の内部が排気され、内部配線11,11を介して外部電源から数十kV〜数百kV程度の電圧がフィラメント9に供給されると、フィラメント9から電子が放出される。フィラメント9から放出された電子は、グリッド部12が形成する電界によって加速し、電子線EBとなる。電子線EBは、電子線通過孔14を通過する際、電磁コイル15によって中心軸の補正がなされた後、電磁コイル16によって集束され、電子線出射窓24及び外窓34を通って外部に出射する。出射した電子線EBは、例えば窒素ガスのような不活性ガスの雰囲気下において、ライン上を流れる印刷物などの照射対象物に照射される。
電子線EBを電子線出射窓24及び外窓34から出射させる際、照射対象物に向かった電子線EBの一部が散乱等の影響によって外窓34側に戻り、第2の窓ユニット5の円板部材32に流れ込む。電子線EBの一部が流れ込むことによって発生した電流は円板部材32から電流計29に送られ、電流値のモニタリングが行われる。また、第1の窓ユニット4と第2の窓ユニット5との間の空間S2には、導入管30から一定量の窒素ガスが導入される。空間S2に導入された窒素ガスは、排出管31から窒素ガス循環装置に排出される。
以上説明したように、電子線照射装置1では、電子線出射窓24を有する第1の窓ユニット4に対して、外窓34を有する第2の窓ユニット5が設けられている。そのため、電子線EBが照射対象物に照射される際に発生する飛散物等は外窓34によってブロックされ、電子線出射窓24への汚れの付着が防止される。また、この電子線照射装置1では、外窓34における電子線EBの出射軸方向の厚さが、電子線出射窓24における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっている。したがって、電子線出射窓24から出射した電子線EBが外窓34を通過する際の出力ロスを極めて小さく抑えることができ、装置外部に出射する電子線EBの線量を十分に確保することができる。
また、電子線照射装置1では、第2の窓ユニット5の円板部材32が電流読出電極としても機能する。したがって、電子線出射窓24の厚みのムラや、電子線EBが照射対象物に照射される際に発生する飛散物や汚れなどの付着によって動作時間の経過と共に変化する外窓34の表面状態を加味した上で、実際に外窓34から出射した電子線EBの出力(実出力)をリアルタイムで精度良く測定することが可能となる。また、円板部材32は、電子線EBの出射軸方向から見て、電子線出射窓24及び外窓34と重ならないように配置されているので、電子線出射窓24からの電子線EBの出射量を十分に確保できる。
電子線EBの実出力の測定により、実出力が低下してきたことが確認された場合、外窓34への汚れの付着が原因と考えられるため、外窓34の交換が必要となる。この場合、電子線照射装置1では、ネジ35を外すことにより、第2の窓ユニット5を第1の窓ユニット4から容易に取り外すことが可能となっている。したがって、外窓34の交換を簡単に行うことができる。また、第1の窓ユニット4を容器3から外す必要はないため、容器3内を真空リークする工程も不要となる。このため、窓交換を行う際の装置の停止時間を著しく短縮することが可能となる。
さらに、電子線照射装置1では、第1の窓ユニット4と第2の窓ユニット5との間の空間S2に窒素ガスを導入する導入管30と、空間S2から窒素ガスを排出する排出管31と備えている。このような構成により、電子線出射窓24から電子線EBが出射する際の空間S2内でのオゾンの発生が抑制される。また、空間S内を窒素ガスが流動することにより、電子線出射窓24及び外窓34の冷却効果が得られる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態に係る電子線照射装置について詳細に説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る電子線照射装置の構成を示す側断面図である。また、図6は、図1におけるVI−VI線断面図である。図5及び図6に示すように、第2実施形態に係る電子線照射装置40は、偏向コイル52により、容器3の電子線通過孔14を通過した電子線EBを所定の方向に高速で偏向させることによって第1の窓ユニット41及び第2の窓ユニット42から線状に電子線EBを出射させる点で、第1の窓ユニット4及び第2の窓ユニット5から一点で電子線EBを出射させる第1実施形態と異なっている。
第1の窓ユニット41及び第2の窓ユニット42の構成について説明する。図7は、電子線EBの出射軸方向から見た各窓ユニットの平面図である。また、図8は、各窓ユニットの拡大側断面図である。
図7及び図8に示すように、窓ユニット41は、筐体51と、窓基板53と、電子線出射窓54と、外郭部材55とを備えて構成されている。筐体51は、基端側から先端側に向かうに従って電子線EBの偏向方向(図5におけるX方向)の幅が拡大する形状となっている。筐体51の基端側には、電子線通過孔14と同径の開口部51aが形成されており、筐体51の先端側は、矩形に開口している。また、筐体51の基端側の縁には、円形のフランジ部51bが形成されている。そして、筐体51は、開口部51aと電子線通過孔14とが同心になるように位置決めされ、容器3の先端に気密に固定されている。
また、筐体51の基端側のフランジ部51bの近傍には、偏向コイル52が設けられている。偏向コイル52は、電子線通過孔14を通過した電子線EBを筐体51内において偏向させるコイルである。偏向コイル52の両端には、L字状の支持部材52aがそれぞれ取り付けられており、偏向コイル52は、支持部材52a,52aで筐体51の基端側の側壁を挟み込むことにより、筐体51において偏向方向と直交する側壁の一方に近接するように配置されている。そして、偏向コイル52は、外部電源(図示しない)から供給される電流値に基づいて、電子線通過孔14を通過した電子線EBの進行方向をX方向に沿って線状に偏向させる。
窓基板53は、例えばステンレスによって長方形状に形成され、筐体51の先端に固定されている。窓基板53の中央には、複数(本実施形態では5個)の矩形の貫通孔53aが形成されている。各貫通孔53aは、電子線EBの偏向方向に沿って所定の間隔で一列に配列されている。また、貫通孔53a,53aの間には、電子線EBの偏向方向と直交する方向に仕切溝53bがそれぞれ形成されている。そして、窓基板53の縁部には、例えばポリテトラフルオロエチレンなどによって形成された矩形環状の絶縁リング56が固定されている。電子線出射窓54は、第1実施形態と同様に、例えばベリリウムによって矩形状に形成され、電子線出射窓54における電子線EBの出射軸方向の厚さは、10μm程度となっている。電子線出射窓54は、貫通孔53aごとに設けられ、各貫通孔53aの先端を塞ぐようにして窓基板53にロウ付けされている。なお、筐体51の先端には、Oリング60が設置された溝が形成されている。これにより、窓基板53と筐体51との気密封止が保たれている。
外郭部材55は、窓基板53と同寸法の中空の直方体形状をなし、絶縁リング56を介して窓基板53に固定されている。外郭部材55の先端側におけるX方向の両端部には、ネジ孔55aがそれぞれ形成されている。また、外郭部材55のX方向の側面には、導入管57が一体的に形成されており、導入管57と反対の位置には、排出管58が一体的に形成されている。導入管57及び排出管58は、窒素ガス循環装置(図示しない)に接続されている。なお、外郭部材55を窓基板53に固定する際、絶縁リング56を介さずに直接固定してもよい。この場合、絶縁リング56は、外郭部材55と第2の窓ユニット42との間に配置することが好ましい。
第2の窓ユニット42は、板部材61と、外窓取付部材62と、外窓63とを備えて構成されている。板部材61は、例えばステンレスによって外郭部材55と同寸法に形成されている。板部材61の中央部分には、各電子線出射窓54を露出させる矩形の開口部61aが形成され、板部材61におけるX方向の両端部には、外郭部材55のネジ孔55aに対応するネジ孔61bがそれぞれ形成されている。さらに、板部材61の一面側において、ネジ孔61bよりも内側の位置には、開口部61aを挟むようにネジ孔61cが形成されている。そして、板部材61は、ネジ孔55a及びネジ孔61bのそれぞれにネジ64を螺合することにより、ネジ孔61cが電子線出射窓54を向いた状態で、外郭部材55の先端に着脱自在に固定されている。
さらに、板部材61には、図示しないリード線が取り付けられている。このリード線は、電子線照射装置40の外部に設置された電流計29に接続されている(図5参照)。このような板部材61の構成により、板部材61は、電子線EBの一部が流れ込む電流読出電極として機能する。すなわち、板部材61には、外窓63から出射した電子線EBのうち、散乱等の影響によって外窓63側に戻ってきた電子線EBが流れ込む。板部材61に流れ込んだ電子線EBによって発生した電流は、リード線を通って電流計29に送られる。なお、板部材61は、外郭部材55と一体的に形成してもよい。
外窓取付部材62は、板部材61よりも幅寸法の小さい扁平な矩形状をなしている。外窓取付部材62の中央には、板部材61と同様に、電子線出射窓54を露出させる矩形の開口部62aが形成されている。また、外窓取付部材62におけるX方向の縁部には、板部材61の各ネジ孔61cに対応するネジ孔62bがそれぞれ形成されている。外窓取付部材62は、ネジ孔61c及びネジ孔62bのそれぞれにネジ65を螺合することにより、板部材61の裏側に固定されている。
外窓63は、例えばアルミニウムによって矩形状に形成され、外窓63における電子線EBの出射軸方向の厚さは、数μm程度となっている。外窓63は、外窓取付部材62の開口部62aを塞ぐようにして外窓取付部材62の一面側にロウ付け固定され、板部材61の開口部61a内に配置されている。
第1実施形態と同様に、外窓63と外窓取付部材62の間は気密封止する必要は無いため、ロウ付けによって固定する代わりに、外窓63を外窓取付部材62と板部材61とで挟み込むことによって固定してもよい。この場合には、外窓取付部材62の開口部62aと、板部材61の開口部61aとを同寸法にすると、例えば外窓62の固定作業を行う際などに、開口部61aおよび開口部62aのエッジ部に当たって外窓63が破損してしまうことを防止できる。
また、外窓63における電子線EBの出射軸方向の厚さは、上述した各電子線出射窓54における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっているが、第1の窓ユニット41と第2の窓ユニット42との間は気密性を厳密に保つ必要はないため、電子線EBの出力ロスをより低減する観点から、外窓63は1μm程度にまで薄膜化することも可能である。
このような電子線照射装置40においても、第1実施形態と同様に、電子線出射窓54を有する第1の窓ユニット41に対して、外窓63を有する第2の窓ユニット42が設けられている。そのため、電子線EBが照射対象物に照射される際に発生する飛散物等は外窓63によってブロックされ、電子線出射窓54への汚れの付着が防止される。また、電子線照射装置40では、外窓63における電子線EBの出射軸方向の厚さが、電子線出射窓54における電子線EBの出射軸方向の厚さよりも小さくなっている。したがって、電子線出射窓54から出射した電子線EBが外窓63を通過する際の出力ロスを極めて小さく抑えることができ、装置外部に出射する電子線EBの線量を十分に確保することができる。
また、電子線照射装置40では、第2の窓ユニット42の板部材61が電流読出電極としても機能する。したがって、電子線出射窓54の厚みのムラや、電子線EBが照射対象物に照射される際に発生する飛散物や汚れなどの付着によって動作時間の経過と共に変化する外窓63の表面状態を加味した上で、実際に外窓63から出射した電子線EBの実出力をリアルタイムで精度良く測定することが可能となる。また、板部材61は、電子線EBの出射軸方向から見て、電子線出射窓54及び外窓63と重ならないように配置されているので、外窓63からの電子線EBの出射量を十分に確保できる。
電子線EBの実出力の測定により、実出力が低下してきたことが確認された場合、外窓63への汚れの付着が原因と考えられるため、外窓63の交換が必要となる。この場合、電子線照射装置40では、ネジ64を外すことにより、第2の窓ユニット42を第1の窓ユニット41から容易に取り外すことが可能となっている。したがって、外窓63の交換を簡単に行うことができる。また、第1の窓ユニット41を容器3から外す必要はないため、容器3内を真空リークする工程も不要となる。このため、窓交換を行う際の装置の停止時間を著しく短縮することが可能となる。
さらに、電子線照射装置40では、第1の窓ユニット41と第2の窓ユニット42との間の空間S2に窒素ガスを導入する導入管57と、空間S2から窒素ガスを排出する排出管58と備えている。このような構成により、電子線出射窓54から電子線EBが出射する際の空間S2内でのオゾンの発生が抑制される。また、空間S2内を窒素ガスが流動することにより、電子線出射窓54及び外窓63の冷却効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る電子線照射装置の構成を示す側断面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 電子線EBの出射軸方向から見た各窓ユニットの平面図である。 各窓ユニットの拡大側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電子線照射装置の構成を示す側断面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。 電子線EBの出射軸方向から見た各窓ユニットの平面図である。 窓ユニットの拡大側断面図である。
符号の説明
1,40…電子線照射装置、2…電子銃、3…容器、4,41…第1の窓ユニット、5,42…第2の窓ユニット、9…フィラメント(電子放出部材)、14…電子線通過孔、24,54…電子線出射窓、30,57…導入管、31,58…排出管、32…円板部材(電流読出電極)、34,63…外窓、61…板部材(電流読出電極)、EB…電子線、S2…空間。

Claims (4)

  1. 電子線を放出する電子放出部材を有する電子銃と、
    前記電子放出部材を収容すると共に、前記電子線を通過させる電子線通過孔を有する容器と、
    前記電子線通過孔を閉じるように前記容器に固定され、前記電子線通過孔を通過した前記電子線を前記容器の外部に出射させる電子線出射窓を有する第1の窓ユニットと、
    前記第1の窓ユニットに固定され、前記電子線出射窓から出射した前記電子線を装置外部に出射させる外窓を有する第2の窓ユニットとを備え、
    前記外窓における前記電子線の出射軸方向の厚さは、前記電子線出射窓における前記電子線の出射軸方向の厚さよりも小さいことを特徴とする電子線照射装置。
  2. 前記第2の窓ユニットは、前記第1の窓ユニットに対して着脱自在であることを特徴とする請求項1記載の電子線照射装置。
  3. 前記第1の窓ユニットと前記第2の窓ユニットとの間の空間に不活性ガスを導入する導入管と、
    前記空間から前記不活性ガスを排出する排出管とを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電子線照射装置。
  4. 前記第2の窓ユニットは、前記電子線の出射軸方向から見て、前記外窓と重ならないように配置された電流読出電極を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の電子線照射装置。
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