JP2008128481A - 軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
軸受ユニット135は、相互に相対回転可能に対向して配置されたフランジ付きの軸500とフランジ付きのハウジング400を備え、軸の一端510には円環状の軸フランジ530が設けられ、ハウジングの一端410にはハウジングフランジ430設けられる。軸の外径面501とハウジング400の内径面403の間には、2つの軸受200a,200bが間座300を介して所定の間隔をあけて収容され、開放側面はシールキャップ600と軸フランジによって閉塞されている。ハウジング400の外表面と、軸500の外表面と、シールキャップ600の外表面が、それぞれ表面粗さが0.25μmRy以下となるように仕上げられている。
【選択図】図1
Description
この記録トラック111に記録信号を読み書きする際には、基端側133が軸受ユニット135に軸支されているとともに、先端側132に磁気ヘッド120が固定されたスイングアーム130が、当該スイングアーム130に取り付けられているボイスコイル(図示せず)に電流を与えることにより揺動回転することで、磁気ヘッド120が所望の記録トラック111に沿って移動する。
さらに、軸受200a,200bには、その両側面に軸受内を密封するシールド(以下シールと称する)260が備えられている。
特に、特許文献1のような垂直磁気記録方式では、記憶容量の拡大が可能で記録が安定して行える反面、ヘッド浮上量が10nm(ナノメータ)より小さくなり、前記HDD内が極微細な付着物によって汚染された場合の問題が大きくなるようになった。
または、軸受ユニットの外表面は、複数の軸受間に介される間座の外表面を含んでも良く、あるいは、軸受の開放端を閉塞するシールキャップの外表面を含んでも良い。
なお、上述の軸受ユニットは、磁気固定ディスクの磁気ヘッドの浮上量が10nm以下の高密度記録用固定磁気ディスクのスイングアームのピボット用に使用されていても良い。
具体的には、図1に示すように、軸500はその内径面502で穴Hを形成した所定の長さの筒状に形成されるとともに、該軸500の一端510には円環状の軸フランジ530が一体に設けられ、軸500とハウジング400は相互に相対回転可能に対向して配されている。また、ハウジング400は所定の長さで筒状に形成されるとともに、該ハウジング400の一端410には円環状のハウジングフランジ430が一体に設けられている。
また、軸500の他端520には円環状のシールキャップ600が外嵌され、記軸フランジ530の外径面531とシールキャップ600の外径面601は、前記ハウジング400の内径面402と相対回転可能に微少なすきまを持って対向している。なお、軸受200aの開放側面は前記シールキャップ600によって閉塞され、軸受200bの開放側面は前記軸フランジ530によって閉塞されている。
具体的には、ハウジング400では、ハウジング外径面401、ハウジング側面402及びハウジングフランジ端面432,433、ハウジングフランジ外径面431が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
軸500では、軸内径面502及び軸端面503及び軸フランジ端面532が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
シールキャップ600では、シールキャップ側面602が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
なお、本実施例の軸受ユニット135では、ハウジング400は軸500の他端520の方向にずれて組み合わされている。これにより、ハウジング内径面403と軸フランジ外径面531の一部が外方に向けて露出しているので、その露出部分もまた上記表面粗さの範囲に仕上げられていても良い。
本実施形態による軸受ユニット135の各構成は、前記実施例1で説明した構成と同様であるのでここでは説明を省略する。
シールキャップ600では、シールキャップ側面602とシールキャップ外面601が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
軸受200a,200bでは、外輪外径面222,222が上記表面粗さの範囲に仕上げられ、間座300では、間座外径面301が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
これにより、前記実施例1と同様の効果が得られる。
具体的には、実施例のスイングアーム用軸受ユニットは、図3に示すように、所定の長さの筒状に形成された軸500と、該軸500と対向して配され、所定の長さで筒状に形成されたハウジング400を備える。
軸500の内径面にはねじ部511が設けられ、該ねじ部511によりベースに固定される。
前記ハウジング400の一端410には円環状のハウジングフランジ430が一体に設けられる。さらに、2つの軸受200a,200bのシール260の側面261は外方に向けて露出している。
なお、軸受200a,200bの構成については前述した従来の一般的な構成と同様であるのでここでは説明を省略する。
具体的には、ハウジング400では、ハウジング外径面401、ハウジング端面402及びハブジングフランジ端面432,433、ハウジングフランジ外径面431が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
軸500では、軸端面503,504が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
軸受200a,200bでは、内輪210,210の端面211,211及び外輪220,220の端面221,221及びシール260,260の側面261,261が上記表面粗さの範囲に仕上げられる。
これにより、前記実施例1と同様の効果が得られる。
洗浄評価試験は、異なる表面粗さに仕上げた軸受ユニット135の完成品を再度DIウォータ(純水:Deionized Water)に投入して超音波洗浄を行った後に、その洗浄液のLPC値(液中パーティクルカウンター値:Liquid Particle Counter値)を比較した。
その結果、表面粗さ1μmRyに仕上げた軸受ユニット135と表面粗さ0.25μmRyに仕上げた軸受ユニット135では、そのLPC値は5:1の関係になることが判った。
この洗浄評価試験によれば、軸受ユニット135の表面粗さを0.25μmRyに仕上げることによって、軸受ユニット135の外表面へのパーティクル(微片)が付着し難くなっていることが証明された。
200a,200b 軸受
300 間座
400 ハウジング
402 ハウジングの側面
403 ハウジングの内径面
410 ハウジングの一端
430 ハウジングフランジ
500 軸
501 軸の外径面
510 軸の一端
530 軸フランジ
600 シールキャップ
Claims (10)
- 回転対象物を回転可能に軸支する軸受ユニットにおいて、軸受ユニットの少なくとも軸受ユニットの外方に露出した外表面の表面粗さを0.25μmRy以下としたことを特徴とする軸受ユニット。
- 軸受ユニットはハウジングを備え、軸受ユニットの外表面はハウジングの外表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
- ハウジングはハウジングフランジを備え、ハウジングの外表面はハウジングフランジの外表面を含むことを特徴とする請求項2に記載の軸受ユニット。
- 軸受ユニットは軸を備え、軸受ユニットの外表面は軸の外表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
- 軸は軸フランジを備え、軸の外表面は軸フランジの外表面を含むことを特徴とする請求項4に記載の軸受ユニット。
- 軸受ユニットは軸受を備え、軸受ユニットの外表面は軸受の外表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
- 軸受は軸受内部を密封するシールドを備え、軸受の外表面はシールドの側面を含むことを特徴とする請求項6に記載の軸受ユニット。
- 軸受ユニットは複数の軸受間に介される間座を備え、軸受ユニットの外表面は間座の外表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
- 軸受ユニットは軸受の開放端を閉塞するシールキャップを備え、軸受ユニットの外表面は、シールキャップの外表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
- 磁気固定ディスクの磁気ヘッドの浮上量が10nm以下の高密度記録用固定磁気ディスクのスイングアームのピボット用に使用されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006318057A JP2008128481A (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006318057A JP2008128481A (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 軸受ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008128481A true JP2008128481A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39554496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006318057A Pending JP2008128481A (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 軸受ユニット |
Country Status (1)
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2006
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