JP2008128340A - 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法 - Google Patents

車両用ショックアブソーバ及びその設計方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008128340A
JP2008128340A JP2006313435A JP2006313435A JP2008128340A JP 2008128340 A JP2008128340 A JP 2008128340A JP 2006313435 A JP2006313435 A JP 2006313435A JP 2006313435 A JP2006313435 A JP 2006313435A JP 2008128340 A JP2008128340 A JP 2008128340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
shock absorber
vehicle
center
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006313435A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Arakawa
道生 荒川
Akihiro Yamauchi
章裕 山内
Hiroshi Tsukada
宏志 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006313435A priority Critical patent/JP2008128340A/ja
Publication of JP2008128340A publication Critical patent/JP2008128340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】ピストンロッドの重心を偏らせることにより、ピストンロッドの共振周波数を変更し、路面から入力するロードノイズ等を低減し、ボデーへ伝達するロードノイズ等の入力を低減する車両用ショックアブソーバ及びその設計方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ピストンロッド11、11aを備えた車両用ショックアブソーバ10であって、
前記ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、前記ピストンロッドの共振周波数を変更したことを特徴とする車両用ショックアブソーバ。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用サスペンション装置に用いられる、車両用ショックアブソーバに関する。
従来から、ピストンロッドの上部に可動マスを設け、可動マスの上下方向の振動を、中空のロッド部内に満たされた油を介してピストン部を共振させ、車両のボデーの振動を抑制するようにした車両用ショックアブソーバの技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−5219号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、車両の上下方向の振動を抑える点については考慮されているが、路面からの入力により発音するロードノイズ等、路面からの入力をボデーに伝えるサスペンションの伝達特性低減の考慮はなされていない。
そこで、本発明は、ピストンロッドの重心を偏らせることにより、ピストンロッドの共振周波数を変更し、路面から入力するロードノイズ等を低減し、ボデーへ伝達するロードノイズ等の入力を低減する車両用ショックアブソーバ及びその設計方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用ショックアブソーバは、ピストンロッドを備えた車両用ショックアブソーバであって、
前記ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、前記ピストンロッドの共振周波数を変更したことを特徴とする。これにより、車両用ショックアブソーバにおいて、余分なダンパー等を使用することなく、ピストンロッドの重心位置を偏らせるだけで、路面からのロードノイズ等の入力がボデーに伝達するのを低減させることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用ショックアブソーバにおいて、
前記ピストンロッドに部分的に中空箇所を設けることにより、前記ピストンロッドの重心位置を偏らせたことを特徴とする。これにより、容易にピストンロッドの共振周波数を変更することができ、ショックアブソーバからボデーへの入力を低減することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る車両用ショックアブソーバにおいて、
前記ピストンロッドにマスを付加することにより、前記ピストンロッドの重心位置を偏らせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ショックアブソーバ。これにより、ピストンロッドに加工を施すことなく重心位置を変更することができる。
第4の発明は、第1〜3の発明に係る車両用ショックアブソーバにおいて、
前記ピストンロッドの共振周波数は、100Hz以上200Hz以下に変更したことを特徴とする。これにより、共振周波数を下げてロードノイズが問題となってくる周波数に合わせることができ、車輪からのロードノイズの入力を、ショックアブソーバにて低減することができる。
第5の発明に係る車両用ショックアブソーバの設計方法は、ピストンロッドを備えた車両用ショックアブソーバの設計方法であって、
前記ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、前記ピストンロッドの慣性モーメントを変化させ、前記ピストンロッドの共振周波数を変更することを特徴とする。これにより、ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、ピストンロッドの共振周波数を低下させるショックアブソーバの設計を容易かつ定量的に行うことができる。
本発明によれば、ロードノイズ等の車輪からの入力を、車両用ショックアブソーバで低減でき、サスペンションからボデーに伝達するロードノイズ等の入力を低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本実施例に係る車両用ショックアブソーバを用いたサスペンション装置70を示した斜視図である。サスペンション装置70は、ストラット式のフロントサスペンションを示している。
サスペンション装置70は、本実施例に係るショックアブソーバ10と、コイルスプリング20と、アッパーサポート30と、ロワーアーム40と、サスペンションメンバー50と、スピンドル60とを含む。
コイルスプリング20は、バネ鋼線を巻いたもので、車両の上下運動に対して、適当な柔らかさを有する弾性要素である。
ショックアブソーバ10は、コイルスプリング20に対して、適度な振動減衰要素として働く。ショックアブソーバ10は、ホイール位置決めのための支柱(ストラット)として利用されるとともに、ストラットの上部がアッパーサポート30を介して車両のボデー(図示せず)に固定される。ストラットの下部は、スピンドル60に剛体結合される。従って、本実施例に係るショックアブソーバ10は、車輪からスピンドル60を介して伝わったロードノイズ等の入力を低減し、そのボデーへの伝達を低減する役割を果たす。
スピンドル60は、ロワーアーム40の先端に、ボールジョイント(図示せず)を介して取り付けられてよい。サスペンションメンバー50は、ボデーにクッションを介して取り付けられ、室内への騒音及び振動の低減が図られてよい。
このように、本実施例に係るショックアブソーバ10は、ストラット式のサスペンション装置70に好適に適用され、車両の上下動に対してショックを吸収するコイルスプリング20の伸縮を速やかに減衰させて、車体を安定させる通常のショックアブソーバ10の役割を果たすとともに、ロードノイズ等の車輪からの入力を低減する役割も果たす。
図2は、従来技術のショックアブソーバ10bを示した正面断面図であり、車両の前面から見たときの断面図を示している。ショックアブソーバ10bは、ピストンロッド11bと、ケース12と、オイルシール13と、ピストン14とから構成される。
ピストンロッド11bは、上端がケース12の外部にあり、外部からオイルシール13を貫いて下端はケース12内にある。ピストンロッド11bの上端は、車両のボデー(図示せず)に取り付けられて固定される。ピストンロッド11bの下端には、ピストン14が固定されている。この構成において、ピストンロッド11bは、オイルシール13とピストン14の支持剛性でケース12に支えられていることになる。
ケース12の下端は、車輪のスピンドル60(図1参照)に固定されている。ケース12の内部には、オイルが満たされ、ピストン14に設けられたオイルバルブ(図示せず)の開閉により、ピストン14が上下するようになっている。このピストンバルブの開閉により、上下方向のショックを吸収する減衰制御を行う。
一方、車両の正面から見て左右側の動き、即ち車輪が左右に傾くような方向の入力が車輪からあったときには、車輪の振動に伴い、ケース12の下端が左右に傾いて振動する。そして、ピストンロッド11bにもその振動が伝わり、その振動がピストンロッド11bの上端からボデーにも伝達し、ボデーの振幅が大きくなってロードノイズの音が大きくなるという現象が生じてしまう。
図3は、本実施例に係るショックアブソーバ10の原理を説明するための模式図である。図2と同様に、車両の前面から見た場合の正面断面図を示している。図3において、ピストンロッド11がケース12の外部に設けられ、支持ばね16及び17によりピストンロッド11がケース12に弾性的に支持されている。図3のような構成であれば、ピストンロッド11とケース12の動曲げ剛性は下がり、ケース12に力が働いて左右に傾いて振動したときでも、振動は支持ばね16、17で吸収され、ピストンロッド11の変位は小さくなり、ボデーへの入力は低減される。
従って、ロードノイズ等の入力がボデーへ伝達するのを低減させるためには、このような構成を実現すればよい。そのための1つの方法としては、図2で説明したように、ピストンロッド11bはオイルシール13とピストン14で剛性支持されているので、これらのバネ定数をコントロールするという考え方がある。しかしながら、オイルシール13及びピストン14は、その剛性値を管理しているような部品ではないので、これらのバネ定数を制御するのは難しい。
そこで、別の提案として、このような折れるモードを、ロードノイズが問題となってくる100Hz以上200Hz以下程度の周波数で起こすようにすればよく、そのためには、ピストンロッド11の共振周波数を、高い周波数から変更して下げてやればよい。図3においては、理解の容易のためにピストンロッド11とケース12を別体にして、支持ばね16、17で接続支持して大きな動きをするように図示されているが、実際の100〜200Hzの領域では、ピストンロッド11の変位量は極めて小さく、目に見えない程度なので、図3のような折れる動作を行わせることが可能となる。ピストンロッド11の左右方向の共振周波数を、400Hz〜500Hz程度の高い周波数から、100Hz以上200Hz以下程度に下げて変更するためには、その原理の詳細は後述するが、ピストンロッド11の重心位置を偏らせて下方にずらし、慣性モーメントを大きくすればよい。重心位置を下げるための具体的な方法には、ピストンロッド11の部分的な中空化又はピストンロッド11にマス等の重りを付加することが考えられ、以下、これらの説明を行う。
図4は、ピストンロッド11の一部を中空化した、本実施例に係るショックアブソーバ10の実施の態様の一例である。図4において、本実施例に係るショックアブソーバ10は、ピストンロッド11と、ケース12と、ピストン14と、オイルシール13とを含む。
図4において、ピストンロッド11が、真中よりやや下の部分まで部分的に中空化され、中空化されていない下部が重く、中空化された上部が軽い構成となっている。このように構成することにより、ピストンロッド11の下部を上部より重くし、ピストンロッド11の重心を下げることができる。
ピストンロッド11の中空化は、ピストンロッド11の重心を下げることが目的なので、中空の孔は、その空洞直径は均一に加工されることが好ましい。また、ピストンロッド11の中空化した箇所の強度が保てる限り、肉厚は薄くして加工した方が、重心移動の効果は大きくなる。従って、重心を大きく移動させたい場合は、中空の孔の直径を大きくする方が好ましい。
なお、他の構成要素については、今までの説明と同様であり、同一の参照符号を付しているので、その説明を省略する。
本実施例により、ダンパ等の付加部材を用いることなく、ピストンロッド11の形状にのみ加工を加えた簡素な構成でピストンロッド11の重心位置を偏らせ、共振周波数を下げる変更を行うことができる。
図5は、本実施例に係るショックアブソーバ10aの、図4とは異なる態様の例を示した図である。図5において、本実施例に係るショックアブソーバ10aは、ピストンロッド11aと、ケース12と、ピストン14と、オイルシール13とを含む。
図5において、ピストンロッド11aは中空化されていないが、ピルトンロッド11aの下部又はピストン14の上部に、マス15が付加されている。マス15は、適度な質量を有する重りであり、これをピストンロッド11aの下部又はピストン14の上部に付加して設けることにより、ピストンロッド11aには加工を加えることなく、ピストンロッド11aの重心を下げて、ピストンロッド11aの共振周波数を下げて変更することが可能となる。
なお、マス15の材質は、弾性体、樹脂、金属等、いずれの材質も適用可能である。所望の質量を得ることができ、ピストンロッド11a又はピストン14に取り付け可能な材質であれば、用途に応じて任意の材質を好適に適用できる。
図5の他の構成要素については、今までの説明と同様であるので、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図6は、図5に示した本実施例に係るショックアブソーバ10の変形例である。図5とは、ピストンロッド11aの下部又はピストン14の上部にマス15を設けただけでなく、更にピストン14の下部にマス15aを追加して設けた点で異なっている。マス15で追加質量が不足する場合には、ピストン14の下部に更にマス15aを取り付けて質量を大きくし、重心の位置を更に下げることができる。
このように、図5又は図6に示した実施例によれば、ピストンロッド11aに加工を施すことなく、マス15、15aの追加により容易にピストンロッド11aの重心位置を下げ、共振周波数を変更して低下させることができる。
図7は、図4乃至図6とは異なる態様の本実施例に係るショックアブソーバ10cを示した図である。図7において、本実施例に係るショックアブソーバ10cは、ピストンロッド11と、ケース12と、ピストン14と、オイルシール13と、マス15とを含む。
図7において、本実施例に係るショックアブソーバ10cは、図4で説明した中空ピストンロッド11と、図5で説明したマス15の双方を用いて、ピストンロッド11の重心位置を偏らせて下げている。このように、中空化したピストンロッド11によるピストンロッド11自体の重心位置の移動と、マス15のピストンロッド11又はピストン14への付加による重心位置の移動の効果を合わせることにより、より大きく重心位置を移動させることができる。このように、重心位置を大きく変更したい場合には、本実施例のように、中空化したピストンロッド11とマス15を組み合わせて適用してよい。
なお、図4乃至図7においては、ピストンロッド11、11aの重心位置を下げる場合についてのみ説明したが、重心位置を上げた方がよい場合にも適用してよい。そのような場合には、中空ピストンロッド11の中空はピストンロッド11の下部に設けられ、また、マス15、15aはピストンロッド11aの上部に設けられることになる。ピストンロッド11、11aの共振周波数を下げたいのではなく、上げたい場合には、このようにして本実施例を適用することも可能である。
次に、図8乃至図10を用いて、本実施例に係る中空ピストンロッド11及びマス15、15aの付加によるピストンロッド11、11aの共振周波数低減の考え方について説明する。
図8は、ピストンロッド11aの挙動について説明するための図である。図8において、ピストンロッド11aの上部が、支持ばね18で支えられており、ピストンロッド11bが左右に揺動している場合を考える。
この場合において、ピストンロッド11aの共振周波数fは、支持ばね16cのバネ定数をK、ピストンロッド11aの左右方向の慣性モーメントをIとすると、

Figure 2008128340
と表される。この式において、バネ定数Kを変更せずに、共振周波数fを下げるためには、分母の慣性モーメントIを大きくする必要がある。図4乃至図7において説明した、ピストンロッド11の部分的中空化及びピストンロッド11aへのマス15、15aの付加により重心位置を偏らせることは、慣性モーメントIを増大させる効果がある。以下、図9及び図10を用いて、その具体的な説明を行う。
図9は、均一断面のピストンロッド11aと中空断面のピストンロッド11の正面断面を示した図である。図9において、ピストンロッド11、11bの上下方向に座標を設け、回転中心を原点0.0とし、上端を−1.0、下端を3.0とした目盛を設けてある。また、均一断面のピストンロッド11aと中空ピストンロッド11は同一質量である。更に、均一断面のピストンロッド11aの断面積は1.0であり、中空断面のピストンロッド11の断面積は、中空部分が0.67、中空でない部分が2.0である。
この場合において、均一断面のピストンロッド11bの慣性モーメントIuは、

Figure 2008128340
となる。また、中空ピストンロッド11の慣性モーメントIhは、

Figure 2008128340
となる。
従って、中空断面のピストンロッド11のロッド共振周波数fhは、均一断面のピストンロッド11bの共振周波数fuに比べて、
Figure 2008128340
に低下させることができる。
このように、ピストンロッド11を中空断面に構成し、重心位置を下げることにより、ピストンロッド11の慣性モーメントIhを上げ、共振周波数を下げる方向に変更することができる。
次に、マス15を付加して慣性モーメントを増大させる方法について説明する。
図10は、ピストンロッド11aの下端にマス15を付加した場合の説明図である。図10において、図9と同様に上下方向に座標が設けられ、ピストンロッド11aの上端から下端まで、−1.0から3.0まで座標が振られ、慣性モーメント発生の回転中心が原点に設定されている。ピストンロッド11aの下端に、質量1のマスを付加した場合の慣性モーメントの増加分ΔImは、
ΔIm=1×3.0=9.0
となる。従って、全体の慣性モーメントImは、図9で求めた均一断面のピストンロッド11bの慣性モーメントIuを加えて、
Im=Iu+ΔIm=9.33+9.0=18.33
となる。これより、マス15を付加したときのピストンロッド11aの共振周波数fmは、均一断面のピストンロッド11bの共振周波数fuに比べて、
Figure 2008128340
に低下させることができる。
このように、ピストンロッド11aの下部にマス15を付加することにより、重心の位置を下げ、慣性モーメントImを大きくすることにより、ピストンロッド11aの共振周波数を下げる方向に変更できる。
図8乃至図10において説明したように、ピストンロッド11、11aの重心の位置を下げ、その慣性モーメントを上げ、ピストンロッド11、11aの共振周波数を低下させる考え方は、車両用ショックアブソーバ10、10a、10cの設計方法に適用できる。本設計方法により、ピストンロッド11、11aの重心位置に着目し、具体的にその慣性モーメントを計算することにより、共振周波数をどの程度低下させることができるのかを算出でき、実際の数値ベースでの設計に役立てることができる。
また、重心位置を下げるために、ピストンロッド11を中空化させたり、ピストンロッド11aにマスを付加したりする手段を適用することにより、慣性モーメントの変化を容易に計算できるので、実際の設計方法に容易に適用することができる。
なお、本実施例では、ピストンロッド11、11aの重心の位置を下げ、慣性モーメントを大きくして、その共振周波数を低下させる設計方法を例に挙げて説明したが、逆に共振周波数を上げたいような場面であれば、重心の位置を上げることで同様の考え方を用いた設計方法を適用してよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本実施例に係る車両用ショックアブソーバを用いたサスペンション装置60を示した斜視図である。 従来技術のショックアブソーバ10bを示した正面断面図である。 本実施例に係るショックアブソーバ10の原理を説明するための図である。 ピストンロッド11の一部を中空化した、本実施例に係るショックアブソーバ10の実施の態様の一例である。 本実施例に係るショックアブソーバ10aの、図4とは異なる態様の例を示した図である。 図5に示した本実施例に係るショックアブソーバ10の変形例である。 図4乃至図6とは異なる態様の本実施例に係るショックアブソーバ10cを示した図である。 ピストンロッド11aの挙動について説明するための図である。 均一断面のピストンロッド11aと中空断面のピストンロッド11の正面断面を示した図である。 ピストンロッド11aの下端にマス15を付加した場合の説明図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c ショックアブソーバ
11、11a、11b ピストンロッド
12 ケース
13 オイルシール
14 ピストン
15、15a マス
16、17、18 支持ばね
20 コイルスプリング
30 アッパーサポート
40 ロワーアーム
50 サスペンションメンバー
60 スピンドル
70 サスペンション装置

Claims (5)

  1. ピストンロッドを備えた車両用ショックアブソーバであって、
    前記ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、前記ピストンロッドの共振周波数を変更したことを特徴とする車両用ショックアブソーバ。
  2. 前記ピストンロッドに部分的に中空箇所を設けることにより、前記ピストンロッドの重心位置を偏らせたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ショックアブソーバ。
  3. 前記ピストンロッドにマスを付加することにより、前記ピストンロッドの重心位置を偏らせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ショックアブソーバ。
  4. 前記ピストンロッドの共振周波数は、100Hz以上200Hz以下に変更したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の車両用ショックアブソーバ。
  5. ピストンロッドを備えた車両用ショックアブソーバの設計方法であって、
    前記ピストンロッドの重心位置を偏らせることにより、前記ピストンロッドの慣性モーメントを変化させ、前記ピストンロッドの共振周波数を変更することを特徴とする、車両用ショックアブソーバの設計方法。
JP2006313435A 2006-11-20 2006-11-20 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法 Pending JP2008128340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006313435A JP2008128340A (ja) 2006-11-20 2006-11-20 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006313435A JP2008128340A (ja) 2006-11-20 2006-11-20 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008128340A true JP2008128340A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39554372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006313435A Pending JP2008128340A (ja) 2006-11-20 2006-11-20 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008128340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075317A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 株式会社ショーワ フロントフォーク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075317A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 株式会社ショーワ フロントフォーク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101941392B (zh) 一种车辆座椅
JP6853182B2 (ja) リーン車両
JP4972440B2 (ja) 減衰力可変ダンパの制御装置
EP1030076A1 (en) Suspension unit having a magneto-spring
WO2015190253A1 (ja) キャスタユニット
KR20120036810A (ko) 통합된 스프링부 및 댐핑부를 포함하는 와트 링키지 서스펜션 장치
JPH10119528A (ja) 減衰力発生装置のための制御装置
JP2008128340A (ja) 車両用ショックアブソーバ及びその設計方法
JP2006273222A (ja) 可変減衰力ダンパーの制御装置
JP2006088962A (ja) ストラット式サスペンション
JP2019518651A (ja) フロントフォークアセンブリ、フロントフォークアセンブリを含むフロントフォーク、およびモータサイクル
JP2006306247A (ja) 車両用サスペンション装置
JP5113882B2 (ja) ダンパ制御装置
KR102270573B1 (ko) 차량용 현가장치의 스트럿
CN103016607A (zh) 一种减震装置
JP2016007976A (ja) 車両制御装置
JP2007321824A (ja) 減衰力調整ダンパ
JP2006335160A (ja) 車体の振動制御システムおよび振動制御方法
JP4844500B2 (ja) サスペンション
JP2011213198A (ja) 可変減衰力ダンパの制御装置
JP2006273225A (ja) 可変減衰力ダンパーの制御装置
JPH092042A (ja) アンチロール装置
JP7172761B2 (ja) 鉄道車両用ヨーダンパ装置
JP2020192932A (ja) 緩衝器
KR102108800B1 (ko) 차량용 스트러트 마운트 및 이를 적용한 스트러트 서스펜션