JP2008127423A - 超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物 Download PDF

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JP2008127423A JP2006311447A JP2006311447A JP2008127423A JP 2008127423 A JP2008127423 A JP 2008127423A JP 2006311447 A JP2006311447 A JP 2006311447A JP 2006311447 A JP2006311447 A JP 2006311447A JP 2008127423 A JP2008127423 A JP 2008127423A
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Abstract

【課題】
長期間の耐候性に優れ、初期着色性、浮き出し性を改良した超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
(a)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して(b)ベンゾトリアゾール系又はベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.01〜5重量部、および(c)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜2重量部、および(d)下記式(1)の一般式で表される化合物0.01〜8重量部の割合で含有する、耐候性に優れ、初期着色性、浮き出し性を改良した超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。

【化1】

(式中Rは炭素数1から18までのアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、
アリール基、アルキルアリール基、又はアルケニル基である。)
【選択図】なし

Description

本発明は耐候性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に関するものである。更に詳しくは、これまでの製品より優れた耐候性を有する、超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
塩化ビニル系樹脂は透明性、耐候性、初期着色性に優れ、シートに加工し易く、経済性の利点などの理由から、自動車部品分野、建材分野などで大量に使用されている。建材分野の中でも屋外用建築材などは長期間屋外の光や雨露に晒されるため、強く耐候性が求められており、これらを改良する手段として紫外線吸収剤やヒンダードアミン系の光安定剤を組み合わせ配合する等の手段を用いて耐候性を向上させている。また近年、耐候性等について長期間の耐久性を持つ材料が求められており、特に超耐候性床材の開発が望まれている。
例えば特許文献1および特許文献2には耐候性を向上させる目的でベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系紫外線吸収剤の利用が提案されている。
しかしながら、前記特許文献1および特許文献2に提案された塩化ビニル樹脂組成物は紫外線吸収剤を単独又は併用を用いて耐候性の向上を付与したものであり、超耐候性塩化ビニル樹脂組成物といった改良には到っていない。
また、特許文献3ではヒンダードアミン系光安定剤と紫外線吸収剤を併用することで高耐候性塩化ビニル系樹脂組成物が得られることを提案しているが、紫外線吸収剤は単独で使用されており、ヒンダードアミン系光安定剤、シアノアクリレート系紫外線吸収及びベンゾトリアゾール系もしくはベンゾフェノン系紫外線吸収剤の併用にて耐候性が飛躍的に向上する事を誇示する記載はない。
特開平5−1192号公報 特開平9−123365号公報 特開2002−356596号公報
本発明は、シートへの着色現象や表面へのブリードを抑え、超耐候性床材に必要な耐候性を得る塩化ビニル系樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、塩化ビニル系樹脂に紫外線吸収剤と光安定剤、および下記〔化1〕の一般式で表される化合物を添加することによって、耐候性に優れ、初期着色性、浮き出し性を改良した超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(a)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して(b)ベンゾトリアゾール系又はベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.01〜5重量部、および(c)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜2重量部、および(d)下記〔化1〕の一般式で表される化合物0.01〜8重量部の割合で含有する、耐候性に優れ、初期着色性、浮き出し性を改良した超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
本発明の超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物を用いれば、それを用いて成形された塩化ビニル製床材は超耐候性用途として使用できる。
以下に、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物についてさらに詳細に説明する。
本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、後塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−ウレタン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル三元共重合体などがあげられ、かつこれらの塩化ビニル系樹脂とポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン、ポリ−1−ペンテンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体などのオレフィンの共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体メタクル酸エステル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリウレタンなどとの混合物をあげることができる。
本発明で用いられるベンゾトリアゾール系およびベンゾフェノン系紫外線吸収剤のいくつかを例示すれば以下の通りである。ベンゾトリアゾール系としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メタクリルオキシエチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾールなどをあげることができる。また、ベンゾフェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ステアリルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4′−クロロベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4′−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン三水和物、2,4−ジヒドロキシ−ベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−n−オクチルベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,4,5−トリヒドロキシベンゾフェノンなどをあげることができる。上記紫外線吸収剤の添加量は塩化ビニル系樹脂に対して、その100重量部当り、0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜2重量部である。
本発明で用いられるヒンダードアミン系光安定剤のいくつかを例示すれば下記の通りである。4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ドデシルスクシンイミド−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル−4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4,4′−セバコイルジオキシ−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)、4,4′−セバコイルジオキシ−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン)、4,4′−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−ブチルマロニルジオキシ−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン)、4,4′−ヘキサメチレンジイミノ−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)、4,4′,4″,47−1,2,3,4−ブタンテトラカルボニルテトラオキシ−テトラ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)、4,4′,4″,4′′′−1,2,3,4−ブタンテトラカルボニルテトラオキシ−テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン)、4,4′−(ジトリデシルオキシカルボニルブタンジカルボニルジオキシ)−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)、トリス[2−ヒドロキシ−3−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)プロピル]イソシアヌレート、ポリ[エチレン−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ−ヘキサメチレン−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]、ポリ[1−エチレン−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−マロニルオキシ]、ポリ{(4−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2,6−ジイル)[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ−ヘキサメチレン−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]}、1,5,8,12−テトラキス[2,4−ビス(ブチル(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−6−1,3,5−トリアジニル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン、4,4′,4″−ニトリロトリ(メチレンカルボニルオキシ)−トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]などをあげることができる。上記光安定剤の添加量は塩化ビニル系樹脂に対して、その100重量部当り、0.01〜2重量部、好ましくは0.02〜1重量部である。
本発明で用いられる、下記式(1)の一般式で表される化合物の添加量は塩化ビニル系樹脂に対して、その100重量部当り、0.01〜8重量部、好ましくは0.05〜3重量部である。
(式中Rは炭素数1から18までのアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、
アリール基、アルキルアリール基、又はアルケニル基である。)
式(1)の一般式で表される化合物をいくつか例示すれば以下の通りである。エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、シクロヘキシル−2−シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート、オクタデシル−2−シアノ−3,3−アクリレート、ベンジル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、キシレル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどをあげることができる。好ましくはエチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートである。
さて、超耐候性床材用塩化ビニル系樹脂組成物には、通常、加工成形上あるいは使用上の機能を高めるために、上記の添加剤の他に可塑剤、安定剤、酸化防止剤等の各種の添加剤が併用される。
本発明の組成物に併用できる可塑剤としては、フタル酸エステル系可塑剤(ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジデシルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジベンジルフタレート等)、フタル酸系以外のカルボン酸のエステル系可塑剤又はポリエステル系可塑剤(ジ−n−ブチルアジペート、ジ−n−オクチルアジペート、ジイソノニルアジベート、ジイソデシルアジベート、ポリプロピレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ジイソブチルアゼレート、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ポリプロピレンセバケート、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、ジ−2−エチルヘキシルフマレート、トリブチルシトレート、ジブチルマレート、ジオクチルマレート、メチルアセチルリシノレート、ポリプロピレンセバケート等)、リン酸エステル系可塑剤(トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリ−ジメチルフェニルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェート等の有機燐化合物を除いたもの)、エポキシ化合物(エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化豚脂油、エポキシ化牛脂油、エポキシ化綿実油、エポキシ化サンフラワー油、エポキシ化鯨油、エポキシ化トール油、エポキシ化魚油、エポキシ化大豆油のジアセトモノグリセド、エポキシ化ジアセトモノオレフィン、エポキシ化ステアリン酸ベンゾイル、エポキシ化ステアリン酸ブチル、エポキシ化ステアリン酸シクロヘキシル、エポキシ化ステアリン酸ジヒドロノニル、エポキシ化ステアリン酸2−エチルヘキシル、エポキシ化ステアリン酸イソデシル、エポキシ化ステアリン酸イソオクチル、エポキシ化ステアリン酸テトラヒドロフリル、エポキシ化ステアリン酸フェニル、エポキシ化ステアリン酸アセトキシエチル、エポキシ化トール油酸のブチル、n−オクチル、イソオクチル及び2−エチルヘキシルエステル、エポキシ化トリアセトモノリシノレイン酸グリセリド、エポキシ化ステアリン酸−tert−ブチルフェニル、3、4−エポキシシクロヘキシルメタノールの9,10−エポキシステアリン酸エステル、安息香酸エポキシ化ステアリール、3,4−エポキシシクロヘキシルメタノールの9,10,12,13−ジエポキシステアリン酸エステル、3,4−エポキシシクロヘキシルカルボン酸の2−エチル−1、3−ヘキサ−ジオールエステル、エポキシ化ヘキサヒドロフタル酸のジ−n−ブチル、ジ−n−ヘキシル、ジ−2−エチルヘキシル、ジイソオクチル、ジ−n−デシル、ジイソデシル及びn−ブチルデシル等のエステル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3、4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、エピクロルヒドリンとビスフェノールAとの縮合物、エピクロルヒドリンとノボラック樹脂との縮合物であるエポキシ樹脂等)などがあげられる。上記可塑剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂に対して、その100重量部当り15〜120部、好ましくは20〜60部である。
本発明の組成物に使用できる安定剤としては、カルボン酸またはフェノール類の金属塩、有機錫含硫黄化合物、有機燐化合物、亜燐酸又は燐酸類化合物、有機含燐金属塩、無機金属化合物、純有機化合物安定化助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などがあげられる。
上記のカルボン酸またはフェノール類の金属塩のカルボン酸としては、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、2−メチルプロピオン酸、ペンタン酸、3−メチルブタン酸、ヘキサン酸、2,2−ジメチルプロパン酸、2−ブテン酸、2−エチルヘキサン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、パルミン酸、ミリスン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ケトステアリン酸、フェニルステアリン酸、モンタン酸、アセト酢酸、獣脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パール脂肪酸、桐油脂肪酸、大豆油脂肪酸、綿実油脂肪酸などの天然脂肪酸の混合物、安息香酸、P−tert−ブチル安息香酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、トルイル酸、アセトキシ安息香酸、プロピル安息香酸、3,5−ジtert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、P−tert−オクチルサリチル酸、チオグリコール酸、メルカプトプロピオン酸、など一価のカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、アジピン酸、マロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバチン酸、アジライン酸、スベリン酸、フマール酸、シトラコン酸、、メタコン酸、イタコン酸、オキシフタル酸などの二価カルボン酸のモノエステル化合物、ヘミメリット酸、トリメリット酸などの三価カルボン酸のジエステル化合物及びピロメリット酸、メロファン酸、ピロメリット酸など四価カルボン酸のトリエステル化合物があげられ、フェノール類化合物としてはフェノール、クレゾール、シクロヘキシルフェノール、ノニルフェノール、デシルフェノールがあげられる。これらのカルボン酸又はフェノール類化合物と結合している金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、ストロンチウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、カドミウム、セシウム、錫、有機錫があげられる。
有機錫含硫黄化合物としては、モノ(又はジ)メチル錫トリス(又はジ)(イソオクチルチオグリコレート),モノ(又はジ)ブチル(イソオクチルチオグリコレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(イソオクチルチオグリコレート)、モノ(又はジ)メチル錫トリス(又はビス)(2−メルカプトエチルオレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫サルファイド、モノ(又はジ)(ブチルカルボキシエチル)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート),モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫オキサイド、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫(β−メルカプトプロピオネート),モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫(チオグリコレート)、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又はジ)メルカプトエタノールなどがあげられる。
有機燐化合物としては、ジオクチルモノキシリルホスフェート、ジフェニルモノキシリルホスフェート、ジトリルモノキシリルホスフェート、ジ−t−ブチルフェニルモノキシリルホスフェート、ジドデシルモノ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、ジベンジルモノ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、ジ−オクチルフェニルモノ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、ジトリデシルモノジノニルフェニルホスフェート、ジトリルモノジノニルフェニルホスフェート、ジノニルフェニルモノジノニルフェニルホスフェート、モノトリデシルジキシリルホスフェート、モノフェニルジキシリルホスフェート、モノトリルジキシリルホスフェート、モノノニルフェニルジキシリルホスフェート、モノドデシルジ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、モノベンジルジ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、モノオクチルフェニルジ−ジ−t−ブチルフェニルホスフェート、モノオクチルジジノニルフェニルホスフェート、モノフェニルジジノニルフェニルホスフェート、モノ−t−ブチルフェニルジジノニルフェニルホスフェートなどをあげることができる。
亜燐酸又は燐酸類化合物としては、トリフェニルホスファイト、トリ(メチルフェニル)ホスファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリ(ノニルフェニル)ホスファイト、トリ(オクチルフェニル)ホスファイト、トリ(シクロヘキシルフェニル)ホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、トリ(デシル)チオホスファイト、トリイソデシルチオホスファイト、フェニル・ジ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、フェニル・ジイソデシルホスファイト、フェニル・ジシクロヘキシルホスファイト、フェニル・ジイソオクチルホスファイト、フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニル・ジシクロヘキシルホスファイト、ジフェニル・イソオクチルホスファイト、ジフェニル・2−エチルヘキシルホスファイト、ジフェニル・イソデシルホスファイト、ジフェニル・シクロヘキシルフェニルホスファイト、ジフェニル・(トリデシル)チオホスファイト、ノニルフェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニル・p−tert−ブチル・ドデシルホスファイト、テトラ(トリデシル)・4,4′−イソプロピリデン−ジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル)・4,4′−ブチリデン−ビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ジホスファイト、テトライソオクチル・4,4′−チオビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、テトラ(ノニルフェニル)・ポリ(プロピレンオキシ)イソプロピルジホスファイト、テトラ(トリデシル)プロピレンオキシプロピルジホスファイト、テトラ(トリデシル)・4,4′−イソプロピリデン−ジ(シクロヘキシル)ジホスファイト、ペンタ(ノニルフェニル)・ビス[ポリ(プロピレンオキシ)イソプロピル]トリホスファイト、ヘプタ(ノニルフェニル)・テトラキス[ポリ(プロピレンオキシ)イソプロピル]ペンタホスファイト、ヘプタ(ノニルフェニル)・テトラキス(4,4′−イソプロピリデン−ジフェニル)ペンタホスファイト、デカ(ノニルフェニル)・ヘプタキス(プロピレンオキシイソプロピル)オクタホスファイト、デカフェニル・ヘプタ(プロピレンオキシイソプロピル)オクタホスファイト、ジ(ブトキシカルボエチル)・2,2′−ジメチレン−トリメチレンジチオホスファイト、ジ(イソオクトキシカルボメチル)・2,2′−ジメチレン−トリメチレンジチオホスファイト、テトラ(ラウリル)・エチレンジチオホスファイト、テトラ(ラウリル)・ヘキサメチレンジチオホスファイト、テトラ(ラウリル)・2,2′−オキシジエチレンジチオホスファイト、ペンタ(ドデシル)・ジ(ヘキサメチレン)トリチオホスファイト、テトラ(フェニル)・4,4′−イソプロピリデン−ジシクロヘキシルジホスファイト、テトラ(混合アルキル(C12〜C15))・4,4′−イソプロピリデン−ジフェニルジホスファイト、2−tert−ブチル−4−[1−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]フェニル・ジ(p−ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェニル)−ジ(トリデシル)ジフェニルジホスファイト、ジステアリル2,2−ジメチレン−トリメチレンジホスファイト、トリシクロヘキシルフェニルホスファイト、ヘキサ(トリデシル)・4,4′・4″−(1,1,3−ブタントリイル)−トリス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)トリホスファイト、トリ(ドデシル)チオホスファイト、デカフェニル・ヘプタ(プロピレンオキシイソプロピル)オクタホスファイト、ジブチル・ペンタ(2,2−ジメチレン−トリメチレン)ジホスファイト、ジオクチル・ペンタ(2,2−ジメチレン−トリメチレン)ジホスファイト、ジデシル(2,2−ジメチレン−トリメチレン)ジホスファイト、
安定剤として用いる無機金属化合物としては、ケイ酸塩の縮合酸の構造をもったゼオライト化合物、ハイドロタルサイト化合物、含リチウム複合水酸化物などがあげられる。
上記純有機化合物安定化助剤としては、4−シクロペンテン−1,3−ジオン、4−メチルシクロヘキサン−1,3−ジオン、2−フェニルシクロヘキサン−1,3−ジオン、2,2−ジメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオン、2−ベンジルシクロヘキサン−1,3−ジオン、2−アセチルシクロヘキサノン、2−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−アセチルシクロヘキサン−1,3−ジオン、1,4−ビス(2,6−ジオキソシクロヘキシル)−2−ブテン、ビス(4−ブチルベンゾイル)メタン、ベンゾイル・アセチルメタン、4−メトキシベンゾイル・ヘキサノイルメタン、ベンゾイル・アセチル・オクチルメタン、トリベンゾイルメタン、デヒドロ酢酸、デヒドロプロピオニル酢酸、2−(2−シクロヘキセン−1−イル)シクロヘキサン−1,3−ジオン、カプロイル・アセチルメタン、ベンゾイル・ジアセチルメタン、シクロヘキシルカルボニル・アセチルメタン、シクロヘキシルカルボニル・ベンゾイルメタン、ベンゾイルテトラロン、アセチルテトラロン、ビス(シクロヘキシルカルボニル)メタン、ジベンゾイルメタン、アセチルアセトン、ブタノイルアセトン、ステアロイルアセトン、ラウロイルアセトン、ベンゾイル・フェニルアセチルメタン、ベンゾイルホルミルメタン、ベンゾイル・パルミトイルメタン、ヘキサデカノイル・ホルミルメタン、イソバレリル・シクロヘキシルカルボニルメタン、シクロヘキシルカルボニル・アセチル・エチルメタンなどのβ−ジケトン化合物、及びこれらβ−ジケトン化合物とリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、亜鉛、錫、有機錫などとの金属塩、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニトール、ソルビトール、トレハロールなどの多価アルコール、並びにトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートなどをあげることできる。
酸化防止剤はフェノール系酸化防止剤として、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノール、2−tert−ブチル−4−メトキシフェノール、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシメチルフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)スルフィド、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、1,1−ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン、ビス(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)メタン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)スルフィド、ビス(3−tert−ブチル−5−エチル−2−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)スルフィド、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス[3,3−ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン酸]グリコールエステル、ビス[2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベンジル)−4−メチル−6−tert−ブチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−メチルフェニル)−2−メチルプロパン、4−メトキシフェノール、シクロヘキシルフェノール、p−フェニルフェノール、カテコール、ハイドロキノン、4−tert−ブチルカレコール、エチルガレート、プロピルガレート、オクチルガレート、ラウリルガレート、セチルガレート、β−ナフトール、2,4,5−トリヒドロキシブチロフェノン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアネート、1,3,5−トリ−メチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,6−ビス[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]ヘキサン、テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタン、ビス(3−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)メタン、ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]スルフィド、n−オクタデシル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス[3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルアミノ]ヘキサン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−4−メチルフェノール、ビス(S−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジ−メチルベンジル)チオテレフタレート、トリス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、1,1,3−トリス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)ブタン、硫黄系酸化防止剤として、ビス(ドデシルオキシカルボニルエチル)スルフィド、ビス(トリデシルオキシカルボニルエチル)スルフィド、ビス(テトラデシルオキシカルボニルエチル)スルフィド、ビス(ヘキサデシルオキシカルボニルエチル)スルフィド、ビス(2−ヘキサデシルオキシカルボニル−1−メチル−エチル)スルフィド、ドデシルオキシカルボニルエチル。ヘキサデシルオキシカルボニルエチルスルフィド、3,3′−チオジプロピオン酸、ペンタエリスリトールテトラ(3−ドデシルチオプロピオネート)、紫外線吸収剤としてはサリシレート系(フェニルサリシレート、4−tert−ブチルフェニルサリシレート、4−tert−オクチルフェニルサリシレート、ビスフェノールAジサリシレート、2−イソプロピル−メチル−シクロヘキシルサリシレート、1,7,7−トリメチルビシクロ[2,21]−2−ヘプチルサリシレート、モノグリコールサリシレート等)がある。これら添加剤の添加量は塩化ビニル系樹脂に対して、その100重量部当り0〜2.0重量部、好ましくは0.05〜1重量部である。
その他必要に応じて、蛍光剤、防ばい剤、プレートアウト防止剤、加工助剤、架橋剤、界面活性剤、補強剤、離型剤、染料、顔料、粘度低下剤、滑剤等を本発明の超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物中に包含させることができる。
上記の超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物はカレンダー法、、押出し法、ペースト法等の公知の加工法でシートに成形される。
以下に、実施例によって本発明によるポリ塩化ビニル系樹脂組成物の安定化効果を詳細に説明するが、無論本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。以下の実施例において初期着色性、耐候性、浮き出し性の各評価値はそれぞれ次の基準に従っている。
<初期着色性の評価値>
5:ほとんど着色は見られない
4:極薄い着色
3:薄い着色
2:着色がみられる
<耐候性の評価値>
5:優
4:良
3:やや良
2:やや不良
1:不良
<浮き出し性の評価値>
5:ほとんど浮き出しは見られない
4:極微量の浮き出し
3:微量の浮き出し
2:浮き出し
1:著しい浮き出し
実施例1
本発明で得られる塩化ビニル系樹脂組成物の効果を見るために、次の配合物を180℃の2本ロールで厚さ0.5mmのシートに作成した。さらに、このシートを用いて180℃、100kg/cm、2分の加圧条件でプレスシートを作り、初期着色性を比較した。また、このシートを用いてサンシャインウェザーメーターを用い63℃で5000時間後の変色の度合いを目視で確認した。さらにこのシートを用いて50℃、湿度75%の恒温恒湿器の中に60日保管して、浮き出し性を目視で確認した。これらの結果を第1表に示す。

配合−1
重量部
ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度1050) 100
ジ−2−エチルヘキシルフタレート 40
エポキシ化大豆油 2
帯電防止剤(勝田化工(株)製:ST−55) 0.2
耐熱助剤(勝田化工(株)製:IC−71M) 0.3
BZ系液状安定剤(勝田化工(株)製:BZ−750M) 2.5
BZ系粉末安定剤(栄伸化成(株)製:PSE−3) 1
実施例2
下記の配合物で、実施例1と同様にシートを作成し、同様の試験を行った。これらの試験結果を第2表に示す。

配合−2
重量部
ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度1050) 100
ジ-2-イソノニルアジペート 40
エポキシ化大豆油 2
炭酸カルシウム 60
BZ系液状安定剤(勝田化工(株)製:BZ−750M) 2.5
BZ系粉末安定剤(栄伸化成(株)製:PSE−3) 1
実施例3
下記の配合物をミキサーで混合してゾルコンパウンドを作成した。ガラス板にバーコーターでゾル膜を作成し、200℃のオーブンで5分間キュアして厚さ0.3mmのシートを作成し、初期着色性を目視で確認した。また、このシートを用いてサンシャインウェザーメーターを用い63℃で3000時間後の変色の度合いを目視で確認した。さらにこのシートを用いて50℃、湿度75%の恒温恒湿器の中に60日保管して、浮き出し性を目視で確認した。これらの結果を第3表に示す。

配合−3
重量部
ポリ塩化ビニルペースト樹脂 100
ジ−2−エチルヘキシルフタレート 50
炭酸カルシウム 75
アルキル錫メルカプト 1.0
(勝田化工(株)製:TM−181FSJ)
アルキル錫マレートラウレート 3.0
(勝田化工(株)製:T−12RNJ)
有機亜燐酸エステル 0.5
(勝田化工(株)製:P−48B)
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、初期着色性、浮き出し性の改良された超耐候性用塩化ビニル樹脂製床材として使用できるものである。

Claims (2)

  1. (a)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して(b)ベンゾトリアゾール系又はベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.01〜5重量部、および(c)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜2重量部、および(d)下記式(1)の一般式で表される化合物0.01〜8重量部の割合で含有する超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物
  2. (a)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して(b)ベンゾトリアゾール系又はベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.01〜5重量部、および(c)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜2重量部、および(d)下記式(1)の一般式で表される化合物0.01〜8重量部の割合で含有する超耐候性塩化ビニル製床材
    (式中Rは炭素数1から18までのアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、
    アリール基、アルキルアリール基、又はアルケニル基である。)
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