JP2008127144A - 製本物集積昇降装置 - Google Patents

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Shigenobu Fukuda
繁伸 福田
Ko Ouchiyama
耕 大内山
Hiroto Nakanishi
洋人 中西
Kanta Kanbara
完太 神原
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Abstract

【課題】積載棚に多く製本物を安全かつ迅速に集積することができるようにすること。
【解決手段】製本機から排出された製本物Hをコンベア1に載せて昇降する積載棚2に搬送し、搬送された製本物Hを、前記積載棚2を順次下降して積み重ねてなる製本物集積昇降装置において、前記積載棚2は昇降移動するチェーン3に固定され、そのチェーン3は積載棚2が上昇する方向へトルクを伝達する一方向クラッチ7を介してチェーン駆動モータ4に連結する。これにより積載棚2には下降する方向へのトルクは加わらず、積載棚2を簡単に持ち上げることができ、積載棚2と床との間に挟まれても積載棚2の重量を受けるだけで済む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製本機から排出された製本物を順次積み重ねて集積する積載棚の昇降装置に関するものである。
無線綴製本機から排出される製本物を傾斜コンベアに載せて上方に搬送し、搬送された製本物を傾斜コンベアの上端に配置した積載棚上に順次積み重ねて集積する場合がある。
特開2005−89145号公報
この場合、積載棚は製本物が型崩れしないように製本物を重ねる毎製本物の厚み分に相当する量、傾斜コンベアのほぼ上端面位置から順次下降する必要がある。従来、この積載棚の昇降はバネの伸縮で行うようにされている。しかし、バネの伸縮による昇降では積載棚を床まで到達させることができず、そのために積載量が限られ一度に多く製本物を集積することができないという問題があった。
この問題は、積載棚の昇降移動を電動機で行い、積載棚を床まで到達させるようにすることによって解消されるが、積載棚の下降時に積載棚と床との間で作業者が挟まれる危険が発生し、また、積載棚が床に到達し、積載棚に積層された製本物の取り去り後、積載棚が上昇して待機位置に至るまでに時間がかかり、その間、製本物の排出を停止するなどの弊害が発生するといった問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、積載棚に多く製本物を安全かつ迅速に集積することができるようにし、斯かる問題を解消する点である。
本発明は、製本機から排出された製本物をコンベアに載せて昇降する積載棚に搬送し、搬送された製本物を、前記積載棚を順次下降して積み重ねてなる製本物集積昇降装置において、前記積載棚は昇降移動するチェーンに固定され、前記チェーンは前記積載棚が上昇する方向へトルクを伝達する一方向クラッチを介してチェーン駆動モータに連結してなることを特徴とする。
本発明では、製本物を順次積み重ねて集積する積載棚を昇降移動するチェーンに固定し、そのチェーンを積載棚が上昇する方向へトルクを伝達する一方向クラッチを介してチェーン駆動モータに連結しているので、積載棚に多く製本物を集積することができるとともに、積載棚の下降時に積載棚と床との間で作業者が挟まれても一方向クラッチが空回りし、製本物を積載した積載棚の重量より大きい力は発生しないため安全性が確保され、また、チェーン駆動モータの動作状態にかかわらず必要に応じて簡単に積載棚を持ち上げ待機位置に迅速に戻すことができる。
製本物を順次積み重ねて積載する積載棚に多く製本物を安全かつ迅速に集積することができるようにする目的を、積載棚を昇降移動するチェーンに固定し、そのチェーンを積載棚が上昇する方向へトルクを伝達する一方向クラッチを介してモータに連結することにより実現した。
以下、本発明の実施例について図によって説明する。図1は実施例に係る製本物集積昇降装置の構成を示す側面図である。図1において、1は傾斜コンベア、2は積載棚、3は駆動チェーン、4はチェーン駆動モータ、5はウォームギア、6はウォームギアと噛合したウォームホィール、7はワンウエイクラッチ(一方向クラッチ)、8は積載棚高さ制御部、9は積載棚高さ検出器、Hは製本物である。
図示しない製本機から排出された製本物Hは、傾斜コンベア1の下端に載せられ傾斜コンベア1の上端に搬送され、その上端に配置された積載棚2上に搬出される。傾斜コンベア1の上端部に積載棚高さ検出器9を備えた積載棚高さ制御部8が設けられ、積載棚高さが一定になるようにチェーン駆動モータ4を制御する。すなわち、図1の図示状態で製本物Hが積まれると積載棚高さ検出器9の傾斜角が変化し、この変化を検出して元の傾斜角に戻すようチェーン駆動モータ4を駆動し、積載棚を下降する。この製本物Hが積まれる毎にその製本物Hの厚み分順次下降することにより傾斜コンベア1の上端位置と製本物Hが積み込まれる位置との段差が小さく一定となり、その段差による糊綴じした製本物Hの型崩れを防ぐことができる。
積載棚2は、その一端が駆動チェーン3に固定され、駆動チェーン3の昇降移動とともに昇降移動する。駆動チェーン3は、下方に配置したスプロケットS1と上方に配置したスプロケットS2に掛け渡されている。下方に配置したスプロケットS1を固定する回転軸には、一方向クラッチ7を介してウォームホィール6が取り付けられ、ウォームホィール6はウォームギア5と噛合し、ウォームギア5はチェーン駆動モータ4によって駆動される。
一方向クラッチ7は、積載棚2が上昇する方向へトルクを伝達する機能を備える。すなわち、モータ4が回転駆動し、その回転はウォームギア5に伝達され、ウォームホィール6を回転するが、その回転が時計方向であるとき、その回転トルクがスプロケットS1に伝達され、積載棚2を固定した側のチェーン3が上昇移動し、積載棚2はウォームホィール6が回転した分上昇移動する。また、モータ4が逆転するとウォームホィール6が逆転するが、その下降方向に向かう回転トルクはスプロケットS1に伝達されず、積載棚2は自重によってウォームホィール6が回転した分下降する。この場合、モータ4のトルクは、積載棚2がその位置から落下しないように機能し、積載棚2を簡単に持ち上げることができる。
本発明の実施例に係る製本物集積昇降装置の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 傾斜コンベア
2 積載棚
3 駆動チェーン
4 チェーン駆動モータ
5 ウォームギア
6 ウォームホィール
7 ワンウエイクラッチ(一方向クラッチ)
8 積載棚高さ制御部
9 積載棚高さ検出器
H 製本物

Claims (1)

  1. 製本機から排出された製本物をコンベアに載せて昇降する積載棚に搬送し、搬送された製本物を、前記積載棚を順次下降して積み重ねてなる製本物集積昇降装置において、前記積載棚は昇降移動するチェーンに固定され、前記チェーンは前記積載棚が上昇する方向へトルクを伝達する一方向クラッチを介してチェーン駆動モータに連結してなることを特徴とする製本物集積昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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