JP2008127040A - 許諾シール貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シール貼付装置100のシート載置保持部120には、矩形シート110の角部を位置決めできる様に8本のガイドピン121が立設されている。シート移送手段130は、2本の移送用吸着パッド131,132を前後方向に間隔を離して備え、最上部のシートを吸着してガイドピン121の先端より上にまで上昇し後、揺動運動を数回実行する。
【選択図】 図13
Description
1)昇降可能な2つの吸着パットを備え、一方でシート群を押さえつつ他方を上昇させてシートの片側を持ち上げてシートを撓ませて分離する方法(特許文献3)。
2)左右にハの字状に伸びる2つの吸着パットと中央の垂直に伸びる吸着パットとを備え、中央のものでシート群を押さえつつ左右の吸着パットを斜め上方に上昇させてシートを湾曲させて分離する方法(特許文献4)。
3)揺動可能な2つの吸着パットとエアノズルとを備え、吸着パットの揺動動作とエアノズルのエア噴出とで分離する方法(特許文献5)。
4)シートを収納するマガジンの開口部に取り付けた板ばねに細かな突起を有する面ファスナを貼着し、吸着パットでシートを持ち上げる際に面ファスナの細かな突起により微小な振動を与えて分離する方法(特許文献6)。
(1)前記許諾シールをn×m(n,mは、2以上の整数)枚並べて剥離可能に担持した矩形シートをシールを上にして積み重ねて準備しておくためのシート載置保持部を備えていること。
(2)前記シート載置保持部に積み重ねて準備された前記矩形シートを上から吸着して1枚ずつ取り出しシール剥離作業部へと移送するシート移送手段を備えていること。
(3)前記シール剥離作業部に設置され、前記矩形シートの上面に担持されている許諾シールを1枚ずつ吸着して剥がし取るシール剥離手段を備えていること。
(4)前記シール剥離手段によって剥がし取られた許諾シールを、前記搬送ライン上のワークの前記シール貼付位置に移動させて貼り付ける貼付手段を備えていること。
(1−1)前記シート載置保持部には、前記矩形シートの四辺のそれぞれに対して少なくとも1本以上が接する様に複数本のガイドピンが立設されていること。
(2−1)前記シート移送手段は、垂直方向に垂れ下がった状態と傾いた状態との間で揺動可能に備えられた複数の移送用吸着パッドを間隔を離して備えていること。
(2−2)前記複数の移送用吸着パッドに対して、前記垂直方向に垂れ下がった状態にて前記シート載置保持部に積み重ねられている矩形シートの最上部のものの上面を吸着させ、該吸着された矩形シートが前記ガイドピンの先端より上になるまで上昇させた後、前記垂直方向に垂れ下がった状態と前記傾いた状態との間で揺動させる揺動運動を数回実行させた後に再び前記垂直方向に垂れ下がった状態に戻す動作を実行させるシート取出動作制御手段を備えていること。
(1−2)前記複数本のガイドピンは、前記矩形シートの各角部を位置決めできる様に各辺の角部近傍に立設されていること。
(1−3)前記複数本のガイドピンには、前記矩形シートの周縁の余白部分のみに達する長さのブラシ状突起物を植設してあること。
(2−3)前記複数の移送用吸着パッドは、それぞれ独立して揺動可能に構成されていること。
1)いずれかを傾斜状態に揺動させ、他は垂れ下がり状態のままとする。
2)いずれも同じ方向に傾斜する様に揺動する。
3)互いに先端を近付ける方向に傾斜する様に揺動する。
4)互いに先端が離れる方向に傾斜させる様に揺動する。
などと、シートの中央が上に凸となる状態、下に凸となる状態、シートの一方の端が持ち上がる状態など、矩形シートの様々な部分を様々な状態に湾曲させる様に振動を与えることができる。
(2−11)前記シート移送手段は、それぞれが独立して吸着・開放を実行する複数の移送用吸着パッドを間隔を離して備え、前記シート載置保持部から前記複数の移送用吸着パッドで吸着して取り出した矩形シートを前記シール剥離作業部近くまで移送する手段として構成されていること。
(3−11)前記シール剥離手段は、前記矩形シートを載置するテーブル部と、該テーブル部のエッジ近くにおいてテーブル部との間に前記矩形シートの先端を挟み込んで繰り出す繰り出しローラと、該繰り出しローラによって前記テーブル部のエッジからはみ出した矩形シートの先端を下方に押し曲げる押し曲げ部材と、該押し曲げ部材によって下方に押し曲げられた矩形シートの先端を把持して下方に引き出す垂直引出部材と、前記テーブル部のエッジに向かって進退可能な水平支持部材と、前記矩形シート上の許諾シールを1枚だけ吸着できる大きさの吸着面を有する剥離用吸着パッドと、該剥離用吸着パッドよりも前記繰り出しローラ側に位置する様に設けられた剥離用押さえ部材とを備えていること。
(3−12)前記シール剥離部近くまで矩形シートを移送してきた複数の移送用吸着パッドに対して、矩形シート先端側の移送用吸着パッドを開放にした後、矩形シート後端側の移送用吸着パッドを前記テーブル部のエッジに向かって移動させてから該後端側の移送用吸着パッドを開放状態とするシート開放動作制御手段を備えていること。
(3−13)前記繰り出しローラをシート繰り出し方向に回転させた後に前記押し曲げ部材を下降させると共に前記水平支持部材に前記テーブル部のエッジに向かって移動する接近動作を実行させ、さらに、前記垂直引出部材に把持及び下降動作を実行させることにより、前記矩形シートから許諾シールを浮かせるシール浮かし動作を実行するシール浮かし動作制御手段を備えていること。
(3−14)前記水平支持部材上に浮き上がった状態の許諾シールの内、最も先端側においてシール並び方向の端に位置するシールを前記剥離用吸着パッドで吸着させると共にその奧に隣合うシールの上面に前記剥離用押さえ部材を当接させた上で、前記剥離用吸着パッドを上昇させるシール剥離動作を実行する剥離動作制御手段を備えていること。
かかる構成を備えた本発明のシール貼付装置によれば、シート移送手段によってシール剥離作業部近くまで矩形シートが移送されてくると、シート開放動作制御手段が作動する。これにより、複数の移送用吸着パッドの内の矩形シート先端側の移送用吸着パッドが開放にされてシート先端が下方に垂れ下がる。このとき、シート先端がテーブル部に接触する様な高さで上記開放動作を実行するとよい。シート開放動作制御手段は、このシート先端側の移送用吸着パッドの開放動作の後に、シート後端側の移送用吸着パッドをテーブル部のエッジに向かって移動させてから開放とする。これにより、矩形シートの先端が繰り出しローラとテーブル部との間に挟み込まれようとする状態にてテーブル部に載置される。なお、このとき、繰り出しローラにシート先端が当接する位置を後端側の移送用吸着パッドの停止及び開放位置としておくと、シート先端とテーブルエッジとが平行な状態に自然と調整される。
(3−15)前記水平支持部材は、先端に上面をテーパ面とするブレードを備えていること。
(3−16)前記剥離動作制御手段は、許諾シールの剥離を開始すべき剥離開始位置を設定する剥離開始位置設定手段と、最初に剥離したシールの隣に並んでいるシールに対する前記シール剥離動作を先頭に繰り出されている1列に渡って繰り返し実行する繰り返し実行手段と、該繰り返し実行手段により先頭の1列の端から端まで許諾シールを剥離し終えたら前記繰り出しローラ及び前記垂直引出部材によるシート繰り出し動作をシールの長さ1枚分だけ実行させると共に次の列のいずれかの端のシールを剥離開始位置に設定する剥離再開位置設定手段とを備えていること。
(4−11)前記貼付手段は、前記剥離用吸着パッドによって移送されてきた許諾シールを受け取って前記ワークへの貼付動作を実行する貼付用吸着パッドを備えていること。
(3−21)前記シール剥離手段は、前記シール剥離作業部において吸着によって剥離した許諾シールを前記貼付手段への受け渡し位置まで移動させて開放する剥離用吸着パッドを備えていること。
(4−21)前記貼付手段は、前記剥離用吸着パッドによって受け渡し位置まで移送されてきた許諾シールを受け取って前記ワークへの貼付動作を実行する貼付用吸着パッドを備えていること。
(4−22)前記受け渡し位置は、多数の細い突起の先端によって前記許諾シールの長さ及び幅以内に形成されたシール載置面と、該シール載置面に対して水平方向に直交する少なくとも2方向から接近・離間する直交水平ガイド部材が備えられていること。
(4−23)前記受け渡し位置に許諾シールが載置された後に、前記直交水平ガイド部材を、前記シール載置面の中心から許諾シールの長さの半分だけ又は幅の半分だけ離れた位置まで接近させる位置調整動作制御手段を備えていること。
(4−24)前記直交水平ガイド部材は、それぞれの方向に前記シール載置面を挟んで2個ずつ備えられていること。
(4−25)前記位置調整動作制御手段は、前記直交水平ガイド部材に数回以上、接近・離間動作を実行させる手段として構成されていること。
(4−6)前記シール載置面を構成する突起の先端に小球を回転自在に嵌着したフリーベアリング構造とすること。
また、シート移送制御においては、後方の移送用吸着パッド132だけで吸着した状態となって剥離作業開始のための位置決めがなされているが、前述の様に、シート載置保持部120において、シートの四つの角を位置決めする様にガイドピン121を設けた構造を採用し、2本の移送用吸着パッド131,132でテーブル部141のエッジ142近くまで移送するので、シートの四辺の向くべき方向がずれることなく、シート先端とテーブル部141のエッジ142とが平行な状態に自然と調整されている。
10・・・搬送ライン
21,22,23・・・ビス締めロボット
31,32,33・・・オートストッパー
50・・・ライン側制御装置
100・・・シール貼付装置
101・・・オートストッパー
110・・・矩形シート
111・・・版権許諾シール
120・・・シート載置保持部
121・・・ガイドピン
122・・・ブラシ状突起物
130・・・シート移送手段
131,132・・・移送用吸着パッド
131a,132a・・・支持部
131b,132b・・・上下スライド溝
131c,132c・・・ピン
133・・・駆動ギヤ
134,135・・・従動ギヤ
131d,132d・・・リンク
141・・・テーブル部
142・・・テーブル部のエッジ
143,144・・・繰り出しローラ
145・・・押し曲げ部材
146,147・・・垂直引出部材
148・・・水平支持部材
149・・・ブレード
151・・・剥離用吸着パッド
152・・・剥離用押さえ部材
160・・・設定装置
161・・・取出位置設定部
170・・・仮置きステーション
171・・・細い突起
172・・・シール載置面
173〜176・・・直交水平ガイド部材
177・・・仮置きテーブル
181・・・貼付用吸着パッド
200・・・QRコードリーダー
201・・・オートストッパー
202・・・QRカメラ
300・・・検査装置
301・・・オートストッパー
400・・・NG情報書込装置
401・・・オートストッパー
402・・・ディスプレイ装置
403・・・CCDカメラ
500・・・パーソナルコンピュータ
600・・・サーバ
610・・・機種マスタ
620・・・貼付要否ファイル
630・・・シール種別ファイル
640・・・開発管理ファイル
650・・・受注管理ファイル
660・・・生産管理ファイル
Claims (4)
- ワークを搬送する搬送ラインの途中に設定された許諾シール貼付作業位置に設置され、前記搬送されてきた前記ワークの所定位置をシール貼付位置として許諾シールを貼り付けるためのシール貼付装置であって、以下の構成を備えさたことを特徴とするシール貼付装置。
(1)前記許諾シールをn×m(n,mは、2以上の整数)枚並べて剥離可能に担持した矩形シートをシールを上にして積み重ねて準備しておくためのシート載置保持部を備えていること。
(2)前記シート載置保持部に積み重ねて準備された前記矩形シートを上から吸着して1枚ずつ取り出しシール剥離作業部へと移送するシート移送手段を備えていること。
(3)前記シール剥離作業部に設置され、前記矩形シートの上面に担持されている許諾シールを1枚ずつ吸着して剥がし取るシール剥離手段を備えていること。
(4)前記シール剥離手段によって剥がし取られた許諾シールを、前記搬送ライン上のワークの前記シール貼付位置に移動させて貼り付ける貼付手段を備えていること。
(1−1)前記シート載置保持部には、前記矩形シートの四辺のそれぞれに対して少なくとも1本以上が接する様に複数本のガイドピンが立設されていること。
(2−1)前記シート移送手段は、垂直方向に垂れ下がった状態と傾いた状態との間で揺動可能に備えられた複数の移送用吸着パッドを間隔を離して備えていること。
(2−2)前記複数の移送用吸着パッドに対して、前記垂直方向に垂れ下がった状態にて前記シート載置保持部に積み重ねられている矩形シートの最上部のものの上面を吸着させ、該吸着された矩形シートが前記ガイドピンの先端より上になるまで上昇させた後、前記垂直方向に垂れ下がった状態と前記傾いた状態との間で揺動させる揺動運動を数回実行させた後に再び前記垂直方向に垂れ下がった状態に戻す動作を実行させるシート取出動作制御手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1記載のシール貼付装置。
(1−2)前記複数本のガイドピンは、前記矩形シートの各角部を位置決めできる様に各辺の角部近傍に立設されていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のシール貼付装置。
(1−3)前記複数本のガイドピンには、前記矩形シートの周縁の余白部分のみに達する長さのブラシ状突起物を植設してあること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のシール貼付装置。
(2−3)前記複数の移送用吸着パッドは、それぞれ独立して揺動可能に構成されていること。
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