JP2008126679A - 搬送台車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送台車1Aであって、積載面12を有する積載部10と、積載部10が載置される載置面21aが形成された走行部20と、積載部10の前部と走行部20の前部とを連結する連結部30とを備え、積載部10は、下方に突出した支持部14を有し、連結部30を中心として、走行部20に対して上下方向に傾動自在であり、走行部20が平面に載置されたときには、支持部14が平面から離間しており、走行部20の前部が段差部Bに載置され、走行部20が傾斜したときには、上段面B1に当接した支持部14によって、積載部10が支持されることを特徴としている。
【選択図】図3
Description
また、走行部の後部にハンドル部が軸支されており、作業者がハンドル部の上端部を下方に向けて押し下げると、ハンドル部の下端部によって積載部の後部が支持されて、積載部の積載面が水平状態に保たれることになる(例えば、特許文献1参照)。
また、走行部が段差部で傾斜したときには、支持部が上段面に当接するため、搬送台車を段差部に載置したときの安定性を高めることができる。
さらに、積載部を支持するためのシリンダやモータ等の駆動装置を設ける必要がないため、積載部と走行部とを簡単な構成で連結することができる。
前記したリンク機構を有する構成では、上段面と下段面との高低差が小さく、支持部が上段面から離間しているときには、リンク機構のアーム部材によって積載部が支持されるため、エスカレータが平面区間から段差区間に移行し始めたときのように、上段面と下段面との高低差が小さい状態であっても、積載部の積載面を水平状態に保つことができる。
また、走行部が傾斜することにより、支持部が上段面に当接するため、搬送台車を段差部に載置したときの安定性を高めることができる。
さらに、積載部を支持するための駆動装置を設ける必要がなくなり、積載部と走行部とを簡単な構成で連結することができるため、搬送台車の製造コストを安くすることができる。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
まず、第一実施形態の搬送台車について説明する。
図1は、第一実施形態の搬送台車を示した図で、平面に載置した状態の側面図である。図2は、第一実施形態の搬送台車を後方から見た図である。図3は、第一実施形態の搬送台車を示した図で、段差部に載置した状態の側面図である。図4は、第一実施形態の搬送台車の変形例を示した図で、ストッパ部材を設けた構成の側面図である。
なお、以下の説明において、前後左右方向とは、各図に示す前後左右方向に対応しており、作業者が搬送台車を押し進める方向を前方としている。
図1に示す搬送台車1Aは、荷物や車椅子等の被積載物を搬送するための手押し式の台車である。
この搬送台車1Aは、被積載物を積載可能な積載面12を有する積載部10と、前輪22及び後輪23を有し、積載部10が載置される載置面21aが形成された走行部20と、積載部10の前部と走行部20の前部とを連結する連結部30とを備えている。
図1及び図2に示す積載部10は、平面視で四角形の板状部材である積載フレーム11を備えており、この積載フレーム11の上面は、被積載物を積載可能な積載面12となっている。また、積載面12において、後方側の外周縁には、被積載物の落下を防ぐためのカバー13が立設されている。
支持部14は、正面視で凹状に折り曲げられた取付板14aと、この取付板14aの下面に取り付けられた当接板14bとから構成されており、取付板14aの左右上端部が積載フレーム11の下面に取り付けられている。
図1及び図2に示す走行部20は、平面視で四角形の枠組みに形成された走行フレーム21と、この走行フレーム21の下面前部に取り付けられた前輪22と、走行フレーム21の下面後部に取り付けられた後輪23と、走行フレーム21の上面後部に取り付けられたハンドル部24とを備えている。なお、前輪22及び後輪23は走行フレーム21の下面の左右側部にそれぞれ設けられている。
また、積載部10が載置面21aに載置された状態では、積載部10の支持部14が載置面21aよりも下方に突出している。
連結部30は、図1及び図2に示すように、積載部10の積載フレーム11の下面前部と、走行部20の走行フレーム21の上面前部とを連結しており、左右方向に所定間隔を離して二体設けられている。なお、左右二体の連結部30,30は同様の構成であるため、以下の説明では一方の連結部30について説明し、他方の連結部30については説明を省略する。
続いて、エスカレータに乗せたときの搬送台車1Aについて説明する。
まず、図1に示すように、搬送台車1Aを平面Aに載置したときには、積載部10の支持部14は平面Aから離間しており、走行部20の前輪22及び後輪23のみが平面Aに当接している状態となる。
第一実施形態の搬送台車1Aでは、図3に示すように、走行部20の前輪22が段差部Bの上段面B1に載置され、走行部20が傾斜したときには、支持部14が上段面B1に当接して積載部10が支持された状態となる。したがって、搬送台車1Aをエスカレータに乗せたときには、作業者の力や駆動装置の動力を利用することなく、積載部10の積載面12を水平状態に保つことができるため、作業者の労力を軽減することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は前記第一実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。例えば、図4に示す搬送台車1Bのように、走行部20の走行フレーム21の後端部から下方に突出したストッパ部材26を設けることもできる。
この構成では、走行部20の前輪22が段差部Bの上段面B1に載置されて、走行部20が傾斜したときに、ストッパ部材26の下端部が下段面B2に当接することにより、走行部20のずれを防ぐことができるため、搬送台車1Bをエスカレータの段差部Bに載置したときの安定性を高めることができる。
次に、第二実施形態の搬送台車について説明する。
図5は、第二実施形態の搬送台車を示した図で、段差部に載置した状態の側面図である。
図5に示す第二実施形態の搬送台車1Cは、前記第一実施形態の搬送台車1A(図1参照)と略同様の構成であり、ハンドル部27の構成が異なっている。
この角度調整機構50は、ハンドル部27の支柱27aの下端部に収められた係合ピン27cを、積載部10のハンドル部支持ブラケット16の外周縁に形成された三つの係合溝16a,16b,16cに係合させることにより、ハンドル部27を三段階の傾斜角度で固定することができるように構成されている。
このようにして、ハンドル部27の係合ピン27cが積載部10のハンドル部支持ブラケット16の各係合溝16a,16b,16cの何れかに係合することにより、ハンドル部27は傾斜状態で固定されることになる。
そして、ハンドル部27を所望の角度に傾斜させた後に、作業者が角度調整レバー27eを放すと、可動ロッド27dは付勢力によって支柱27aの下端部側に移動し、係合ピン27cが各係合溝16a,16b,16cの何れかに係合することにより、ハンドル部27が固定される。
次に、第三実施形態の搬送台車について説明する。
図6は、第三実施形態の搬送台車を示した図で、平面に載置した状態の側面図である。図7は、第三実施形態の搬送台車を段差部に載置した状態を示した図で、(a)は段差が低い状態の側面図、段差が高い状態の側面図である。
さらに、第三実施形態の搬送台車1Dでは、上下方向に延長された円柱状の部材によってハンドル部28a,28bが構成されている。これにより、搬送台車1Dを乗せたエスカレータが平面区間から段差区間に移行して、作業者と搬送台車1Dとの高さ関係が変化しても、作業者はハンドル部28a,28bを把持し易くなっている。
なお、リンク機構60は搬送台車1Dの左右側部に二体設けられているが、左右のリンク機構60,60は同一の構成であるため、以下の説明では一方のリンク機構60について説明し、他方のリンク機構60の説明は省略する。
具体的には、アーム部材61の一端に形成された貫通穴に積載側支持ブラケット62の軸部62aが挿通されることにより、アーム部材61の一端は積載側支持ブラケット62に対して上下方向に回動自在となっている。
また、アーム部材61の他端には、長手方向に延長された長穴61aが貫通しており、この長穴61aに走行側支持ブラケット63の軸部63aが挿通されることにより、アーム部材61の他端は走行側支持ブラケット63に対して上下方向に回動自在となっている。
図7(a)に示すように、エスカレータが平面区間から段差区間に移行し始めたときには、段差部Bの上段面B1と下段面B2との高低差が小さいため、走行部20は僅かに傾斜し、支持部14は上段面B1から離間している状態となる。このとき、作業者はハンドル部28a又はハンドル部28bを把持することにより、積載部10の前側面又は後側面を支えている。
1B 搬送台車(第一実施形態の変形例)
1C 搬送台車(第二実施形態)
1D 搬送台車(第三実施形態)
10 積載部
11 積載フレーム
12 積載面
14 支持部
16 ハンドル部支持ブラケット
20 走行部
21 走行フレーム
21a 載置面
24 ハンドル部(第一実施形態)
27 ハンドル部(第二実施形態)
30 連結部
31 積載側連結ブラケット
32 走行側連結ブラケット
33 連結ボルト
50 角度調整機構
60 リンク機構
61 アーム部材
62 積載側支持ブラケット
63 走行側支持ブラケット
A 平面
B 段差部
B1 上段面
B2 下段面
Claims (3)
- 被積載物を積載可能な積載面を有する積載部と、
前部及び後部に車輪を有し、前記積載部が載置される載置面が形成された走行部と、
前記積載部の前部と前記走行部の前部とを連結する連結部と、を備え、
前記積載部は、前記走行部の前記載置面よりも下方に突出した支持部を有し、前記連結部を中心として、前記走行部に対して上下方向に傾動自在であり、
前記走行部が平面に載置されたときには、前記支持部が前記平面から離間しており、
前記走行部の前部が段差部の上段面に載置され、前記走行部が傾斜したときには、前記上段面に当接した前記支持部によって、前記積載部が支持されるように構成されていることを特徴とする搬送台車。 - 前記積載部又は前記走行部の上面には、ハンドル部が立設されており、
前記ハンドル部は、前後方向に傾動自在であり、前記ハンドル部を傾斜状態で固定する角度調整機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車。 - 前記積載部と前記走行部との間には、
前記走行部の前部が段差部の上段面に載置され、前記支持部が前記上段面から離間した状態で、前記走行部が傾斜したときに、前記積載部を支持するアーム部材を有するリンク機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送台車。
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WO2020093955A1 (zh) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 李志坚 | 一种婴儿车车架 |
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