JP2009286146A - 姿勢維持装置を備えた自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右の車輪の接地高さに関わらず、走行安定性に優れる自転車の提供。
【解決手段】この自転車2は、主フレーム4と、左右一対の車輪8と、姿勢維持装置14を備えている。この姿勢維持装置14は、車輪昇降部及び左右一対の車輪支持部を備えている。この車輪8は、回転可能に車輪支持部に支持されている。この姿勢維持装置14は、車輪8の回転軸より鉛直方向下方の位置で主フレーム4に固定されている。この車輪支持部は、車輪昇降部に取り付けられている。この車輪支持部は、上下方向に移動可能に支持されている。一方の車輪8が上下方
向のいずれかの向きに移動すると、他方の車輪8が一方の車輪と逆向きに移動するようにされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右の車輪の接地高さに関わらず、運転者の姿勢を安定させる姿勢維持装置を備えた自転車に関する。
前輪又は後輪が、左右一対の車輪からなる自転車がある。この自転車は、左右方向に傾斜した斜面では、その斜面の傾斜方向に自転車が傾く。この傾斜が大きい斜面では、自転車の傾きも大きい。傾斜の大きい斜面では、この自転車は転倒する怖れがある。大きな凹凸のある地面を走行すると、この自転車は左右に大きく揺すられる。この自転車は、左右方向の傾斜面の走行及び大きな凹凸のある地面の走行では安定性に劣る。平地でのコーナンリングにおいて、この自転車は、車体を傾けられない。この自転車は、コーナンリング走行での安定性に劣る。
図7は、従来の車いす102の側面図である。左右方向の傾斜面において座面104を水平に維持する車いす102が、特開2001−299820号公報に記載されている。この車いす102は、座面104の左右に車輪106を備えている。左右の車輪106は車輪フレーム108に取り付けられている。この車輪フレーム108は上下端をリンクバー110、112に軸着されている。左右の車輪フレーム108、リンクバー110及び112は、平行リンク機構114を形成している。座面フレーム116から支持フレーム118が垂直に下方に伸びている。この支持フレーム118はリンクバー110及び112の長さ方向中央に軸着されている。
この車いす102の左右の車輪106が左右方向の傾斜面に接地すると、左右の車輪106に高低差が生じる。リンクバー110及び112は、斜面と平行に傾斜する。車輪フレーム108及び支持フレーム118は、垂直方向に延びる状態が維持される。これにより、座面104は、左右方向の傾斜面でも水平に維持される。
特開2001−299820号公報
この車いす102の支持フレーム118は、リンクバー110及び112に軸着されている。この車体の重量は、支持フレーム118の軸着部を介して左右の車輪106に伝えられる。支持フレーム118は、リンクバー110に軸着された部分を回転中心にして、112には、支持フレーム118の傾く向きの力が加わる。この座面フレーム116は左右方向に傾く向きに揺れ易い。
この車いす102は、ガイド装置120を備えている。ガイド装置120のローラ122が車輪フレーム108の内側に接している。この車輪フレーム108の左右方向の距離は、左右の車輪106の高低差により変化する。左右の車輪106に高低差がない状態では、ローラ122と車輪フレーム108の間の隙間が大きい。左右の車輪106の高低差が大きい状態では、ローラ122と車輪フレーム108の間の隙間が小さい。このローラ122と車輪フレーム108の間の間隔は変化する。このローラ122は、図示されないスプリングで車輪フレーム108の内側に押し付けられている。車いす102の座面104の安定のためには、特別な装置であるガイド装置120が必要である。
本発明の目的は、左右の車輪の接地高さに関わらず、走行安定性に優れる姿勢維持装置を備えた自転車の提供にある。
本発明に係る自転車は、主フレームと、左右一対の車輪と、姿勢維持装置とを備えている。この姿勢維持装置は、車輪の回転軸より鉛直方向下方の位置で主フレームに固定されている。この姿勢維持装置は、車輪昇降部及び左右一対の車輪支持部を備えている。この車輪支持部は、車輪昇降部に支持されている。この車輪支持部は、上下方向に移動可能に支持されている。この車輪は、回転可能に車輪支持部に支持されている。一方の車輪が上下方向のいずれかの向きに移動すると、他方の車輪が一方の車輪と逆向きに移動するようにされている。
好ましくは、本発明に係る自転車では、上記一方の車輪と他方の車輪との左右方向の距離は、一定の距離に保たれている。
好ましくは、本発明に係る自転車では、上記一方の車輪支持部の上下方向移動距離と他方の車輪支持部の上下方向移動距離との絶対値は、等しい。
好ましくは、本発明に係る自転車の車輪昇降部は、支持フレーム、第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ、第四ローラ及びベルトを備えている。この支持フレームは、第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラを回転可能に支持している。第一ローラは、主フレームの右上に位置している。第二ローラは、主フレームの右下に位置している。第三ローラは、主フレームの左上に位置している。第四ローラは、主フレームの左下に位置している。この第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラに、ベルトが架け渡されている。この第一ローラと第二ローラとの間のベルトは、主フレームの上下方向に平行に伸びている。この第三ローラと第四ローラとの間のベルトは、主フレームの上下方向に平行に伸びている。一方の車輪支持部は、第一ローラと第二ローラとの間のベルトに取り付けられている。他方の車輪支持部は、第三ローラと第四ローラとの間のベルトに取り付けられている。
好ましくは、本発明に係る自転車の主フレームは、一対の補助アームを備えている。一方の補助アームは、主フレームの右側に位置している。他方の補助アームは、主フレームの左側に位置している。この補助アームの前端は、主フレームに回転可能に支持されている。この補助アームは、主フレームの前後方向及び上下方向に平行な平面上で回転可能とされている。この補助アームの後端は、車輪支持部を支持している。
好ましくは、本発明に係る自転車では、第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラは、ローラの回転軸方向にベルトの移動を可能としている。
好ましくは、本発明に係る自転車の上記車輪昇降部は、支持フレーム及び中央フレームを備えている。この中央フレームは、主フレームに固定されている。この支持フレームは、中央フレームに固定されている。この支持フレームは、下フレーム、上フレーム、ガイドフレーム及びスイングアームを備えている。この中央フレームは、主フレームの固定された位置より上方にスイングアームの中央を回動可能に支持している。このガイドフレームの一端は上フレームに固定されている。ガイドフレームの他端が下フレームに固定されている。このガイドフレームは、主フレームの上下方向に延びている。この車輪支持部は、ガイドフレームの軸線に沿ってスライド可能に支持されている。このスイングアームの両端は、それぞれ車輪支持部に係合している。
本発明に係る自転車では、左右の車輪に高低差が生じても、走行安定性に優れる。この自転車は、直進走行及びコーナリング走行のいずれの走行においても走行安定性に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車2の正面図である。図1の右向きが、この自転車2の前方向きである。図1の左向きが、自転車2の後方向きである。この自転車2は、主フレーム4と、前輪6と、一対の後輪8と、操舵装置10と、駆動装置12と、姿勢維持装置14とを備えている。この自転車2では、前輪6が、駆動輪として駆動されている。前輪6が、操舵輪とされている。後輪8が従動輪とされている。
主フレーム4は、サドル16、軸18及び左右一対の補助アーム20を備えている。サドル16は、主フレーム4の上方に位置している。軸18は、主フレーム4の後方に位置している。軸18は、丸棒である。この軸18は、主フレーム4の左右方向に伸びている。この軸18の左右の両端には、補助アーム20の前端が回動可能に支持されている。この補助アーム20は、主フレーム4の上下方向及び前後方向に平行な平面上で回動可能に支持されている。
図1に示されるように、操舵装置10は、ハンドル22及び操舵軸24を備えている。操舵軸24の上方端にハンドル22が固定されている。ハンドル22のリングの中心が、操舵軸24の上方端に固定されている。この操舵軸24は主フレーム4の前方に位置している。この操舵軸24は、その軸線を回転軸に回転可能に主フレーム4に支持されている。この操舵軸24の下方には前輪6が回転可能に取り付けられている。
図1に示されるように、駆動装置12は、左右一対のクランク26、駆動ギア28、第一チェーン30、駆動回転体32、第二チェーン34及び従動ギア36を備えている。
左右一対のクランク26は、主フレーム4に回転可能に取り付けられている。クランク26は主フレーム4の左右側面に位置している。駆動ギア28が、主フレーム4に対して回転可能に取り付けられている。クランク26の回転軸と駆動ギア28の回転軸とは、水平方向であり同軸である。主フレーム4の前方には、駆動回転体32が位置している。駆動ギア28と駆動回転体32とには、第一チェーン30が架け渡されている。第二チェーン34は、駆動回転体32と従動ギア36とに架け渡されている。
図2は、図1の自転車2が後方から見られた部分側面図である。姿勢維持装置14は、車輪昇降部15を備えている。車輪昇降部15は、支持フレーム38、第一ローラ40、第二ローラ42、第三ローラ44、第四ローラ46及びベルト48を備えている。この支持フレーム38は、第一ローラ40、第二ローラ42、第三ローラ44及び第四ローラ46を回転可能に支持している。第一ローラ40、第二ローラ42、第三ローラ44及び第四ローラ46の回転軸方向は、自転車2の前後方向に平行である。第一ローラ40、第二ローラ42、第三ローラ44及び第四ローラ46は、支持フレーム38の四隅に位置している。
この支持フレーム38は、主フレーム4に固定されている。第一ローラ40は、主フレーム4の右側上方に位置している。第二ローラ42は、主フレーム4の右側下方に位置している。第三ローラ44は、主フレーム4の左側上方に位置している。第四ローラ46は、主フレーム4の左側下方に位置している。
ベルト48は、端のない連続したベルトである。このベルト48は、この第一ローラ40、第二ローラ42、第三ローラ44及び第四ローラ46に架け渡されている。第一ローラ40と第二ローラ42との間に位置するベルト48の部分は、主フレーム4の上下方向に平行に伸びている。第三ローラ44と第四ローラ46との間に位置するベルト48の部分は、主フレーム4の上下方向に平行に伸びている。
姿勢維持装置14は、一対の車輪支持部50を備えている。一方の車輪支持部50は、主フレーム4の右側に位置している。他方の車輪支持部50は、主フレーム4の左側に位置している。右側の車輪支持部50は、第一ローラ40と第二ローラ42との間のベルト48に取り付けられている。左側の車輪支持部50は、第三ローラ44と第四ローラ46との間のベルト48に取り付けられている。この車輪支持部50のベルト48への取り付け位置は、支持フレーム38が主フレーム4に固定されている位置より上方である。
後輪8は、回転可能に車輪支持部50に支持されている。一対の後輪8は、主フレーム4を挟んでこの自転車2の左右側面に位置してている。この姿勢維持装置14は、後輪8の回転軸より鉛直方向下方の位置で主フレーム4に固定されている。
右側の車輪支持部50は、右側の補助アーム20の後端に支持されている。左側の車輪支持部50は、左側の補助アーム20の後端に支持されている。車輪支持部50は、補助アーム20の回動方向に、移動可能に支持されている。この補助アーム20は、車輪支持部50の左右方向への移動を制限している。
図1の自転車2のクランク26が運転者により漕がれる。クランク26が回転する。クランク26の回転により、駆動ギア28が回転する。駆動ギア28の回転は、第一チェーン30により、駆動回転体32に伝えられる。駆動回転体32の回転は、第二チェーン34に伝えられる。第二チェーン34により、従動ギア36が回転する。従動ギア36の回転により、前輪6が回転する。前輪6の回転により、自転車2は走行させられる。
ハンドル22が、運転者により回転させられる。ハンドル22の回転に連動して、操舵軸24が回転する。この操舵軸24の回転により、前輪6の進行方向が変えられる。これにより、自転車2は走行向きが変えられる。この操舵軸24は、360度回転可能とされている。この前輪6の進行向きは、360度変更可能である。
図3は、図2の自転車2の使用状態が示された部分側面図である。図3では、右側の後輪8が左側の後輪8より高い位置で接地している。図2の自転車2の右側の後輪8が凸部に乗り上げると、右側の後輪8には主フレーム4に対して上方に押し上げる力が働く。これにより、ベルト48は、反時計回りに送られる。このベルト48により、左側の後輪8が主フレーム4に対して下方に下がる。こうして、図2の自転車2の使用状態は、図3の使用状態になる。
図示されないが、右側の後輪8は、凹部では主フレーム4に対して下方に下がる。これいにより、ベルト48は時計回りに送られる。これにより、左側の後輪8は、主フレーム4に対して上方に移動する。右側の後輪8が左側の後輪8より低い位置で接地する。この自転車2では、左右の後輪8に高低差が生じると、一方の車輪は、上下方向のいずれかの向きに移動する。他方の車輪は、一方の車輪と逆向きに移動する。
この自転車2では、ベルト48は、主フレーム4の上下方向及び水平方向に沿って送られる。この左右の後輪8は、ベルト48により主フレーム4の上下方向に平行に移動する。この左右の後輪8の上下方向への移動距離の絶対値が等しい。
図4(a)から図4(c)は、図1の自転車2の一部が示された拡大図である。図4(a)には、右側の後輪8が通常の高さで接地する自転車2の使用状態の一部分が示されている。図4(b)には、右側の後輪8が高い位置で接地する自転車2の使用状態の一部分が示されている。図4(c)には、右側の後輪8が低い位置で接地する自転車2の使用状態の一部分が示されている。
図4(b)に示されるように、右側の後輪8が上方に移動すると補助アーム20が上方に回動する。また、図4(c)に示されるように、右側の後輪8が下方に移動すると補助アーム20が下方に回動する。この補助アーム20は主フレーム4の上下方向に回動する。この補助アーム20により、後輪8は左右方向の移動が規制されている。
図示されていないが、この補助アーム20の上下方向の回動により伸縮する弾性体を設けてもよい。弾性体としては、例えばコイルスプリングが上げられる。このコイルスプリングの一方の端を主フレーム4に固定し、他方の端を補助アーム20に固定する。これにより、補助アーム20の回動がより滑らかになる。
図4(a)の両矢印W1は第一ローラ40のベルト受け面の幅である。図示されないが、第二ローラ42、第三ローラ44及び第四ローラ46のベルト受け面の幅も幅W1である。この4つのローラのベルト受け面の位置は、ローラの回転軸方向に一致している。両矢印W2はベルト48の幅である。図4に示されるように、幅W1は幅W2より広くされている。この幅W1の範囲で、幅W2のベルト48がローラの回転軸方向に移動可能とされている。これにより、補助アーム20が回動して、車輪支持部50の位置がローラの回転軸方向にずれてもベルト48は滑らかに送られる。
左右に傾斜した斜面では、左右の後輪8が斜面にあわせて上下方向に移動する。左右に傾斜した斜面で、この主フレーム4は傾かない。この自転車2では、走行中の運転者の姿勢が安定している。一方の後輪8が路面の凸部に乗り上げても、自転車2が傾かない。一方の後輪8が路面の凹部に取られても、自転車2が傾かない。この自転車2は、左右の接地面に高低差があっても、主フレーム4の上下方向は、鉛直方向に一致している。この姿勢維持装置14により、この自転車2は、安定した姿勢を維持できる。この自転車2では、走行中の運転者の姿勢が安定している。この自転車2では、ハンドル22がとられることが抑制されている。この自転車2は、操縦安定性に優れる。
この自転車2では、姿勢支持装置14に対して主フレーム4を介して、車体及び運転者の重量が作用する。この姿勢維持装置14は、一方の後輪8の回転軸と他方の後輪8の回転軸とを結ぶ直線より鉛直方向下方の位置で主フレーム4に固定されている。主フレーム4が固定された支持フレーム38の部分は、車輪8の回転軸より下方に位置している。これにより、主フレーム4が左右に振られることが抑制されている。この自転車2は、主フレーム4の左右方向傾きを抑制するための特別なガイド装置を必要としない。この自転車2は、平地の直進走行において安定している。
図2及び図3の両矢印Wは、左右の後輪8の左右方向の間隔である。この自転車2では、左右の後輪8に高低差が生じても間隔Wが一定である。この自転車2では、後輪8が上下方向に移動しても、後輪8に軸方向へ移動させる力が作用しない。この自転車2の走行は安定している。この自転車2の後輪8は回転軸方向の摩擦力が抑制される。
この自転車2では、左右の後輪8に高低差がない状態から左右の後輪8に高低差が生じる状態に一対の後輪8が上下方向に移動する。この自転車2では、一方の後輪8の上下方向移動距離と他方の後輪8の上下方向移動距離の絶対値とが等しい。これにより、主フレーム4及び姿勢支持装置14が接地することが抑制されている。主フレーム4の鉛直方向上下の移動量も小さく抑制されている。この自転車2は、走行安定性に優れている。
図5は、図2の自転車2の使用状態が示された部分側面図である。図5の直線Lは、鉛直方向に伸びる直線である。直線L1は、主フレーム4の上下方向に延びる直線である。図2に示された状態から、運転者が右側に体重をかけて、主フレーム4を右側に傾ける。図5に示すように、直線L1は直線Lに対して右側に傾く。この自転車2は、傾けて走行させることができる。この自転車2では、安定した姿勢で高速のコーナリング走行が可能である。
この自転車2では、一対の後輪8が姿勢維持装置14に支持されている、前輪6が一対の車輪であってもよい。この一対の前輪6が姿勢維持装置14に支持されてもよい。前輪6及び後輪8の両方が一対の車輪であってもよい。前輪6及び後輪8の両方又はいずれかの一対の車輪が姿勢維持装置14に支持されてもよい。
図6は、本発明の他の実施形態に係る自転車52の姿勢維持装置54が示された部分側面図である。この自転車52には、自転車2と異なる姿勢維持装置54を備えている。この自転車52は、他の構成については自転車2と同様であり、その説明は省略される。
姿勢維持装置54は、車輪昇降部56及び車輪支持部58を備えている。この車輪昇降部56は、支持フレーム60及び中央フレーム62を備えている。支持フレーム60は、下フレーム64、上フレーム66、一対のガイドフレーム68及びスイングアーム70を備えている。スイングアーム70は、ピン孔72を備えている。車輪支持部58は、ピン74を備えている。
下フレーム64及び上フレーム66は、主フレーム4の左右方向に伸びている。下フレーム64の左端には、左側のガイドフレーム68の下端が固定されている。上フレーム66の左端には、左側のガイドフレーム68の上端が固定されている。下フレーム64の右端には、右側のガイドフレーム68の下端が固定されている。上フレーム66の右端には、右側のガイドフレーム68の上端が固定されている。図6において、支持フレーム60は、下フレーム64、上フレーム66及び一対のガイドフレーム68を一辺とする四角形を形成している。この一対のガイドフレーム68は、主フレーム4の上下方向に延びている。
下フレーム64の中央部分から、上方に中央フレーム62が伸びている。この中央フレーム62は、支持フレーム60に固定されている。この中央フレーム62の上端には、スイングアーム70が位置している。スイングアーム70の中央部が中央フレーム62に取り付けられている。このスイングアーム70は、回動可能にされている。この中央フレーム62には、主フレーム4が固定されている。
後輪8は、車輪支持部58に支持されている。主フレーム4は、一対の後輪8の回転軸を結ぶ直線より下方で中央フレーム62に固定されている。このスイングアーム70の左右両端にはピン孔72が形成されている。車輪支持部58は、ピン74を備えている。車輪支持部58は、ガイドフレーム68にスライド可能に支持されている。ピン74は、スイングアーム70のピン孔72に係合している。
この自転車52では、一方の後輪8が他方の後輪8より高い位置で接地すると、一方の車輪支持部58がガイドフレーム68に沿って上方にスライドする。一方の車輪支持部58のピン74がスイングアーム70の一方のピン孔72に係合している。これにより、スイングアーム70が回動する。スイングアーム70の他方のピン孔72が下方に回動する。他方の車輪支持部58のピン74が、他方のピン孔72に係合している。他方の車輪支持部58がガイドフレーム68に沿って下方にスライドする。
図示されないが、車輪支持部58と上フレーム66との間に弾性体を介在させても良い。車輪支持部58と下フレーム64との間に弾性体を介在させても良い。これにより、車輪支持部58の上下方向の移動が滑らかになる。後輪8の上下移動がより滑らかになる。
この自転車52は、左右の後輪8に高低差が生じても、運転者の座面が水平に維持される。左右の後輪8の左右方向の距離Wは一定に保たれている。一方の後輪8の上下方向への移動量と他方の後輪8の上下方向の移動量の絶対値が等しい。この自転車52は、運転者の体重移動により、自転車52を左右に傾けて走行することができる。この自転車52では、傾けることにより、安定した姿勢で高速のコーナリング走行が可能である。
本発明に係る自転車では、左右の車輪の接地高さに関わらず運転者の姿勢が安定する。この自転車は、直進走行及びコーナリング走行のいずれの走行においても走行安定性に優れている。
本発明に係る自転車には、車いすが含まれる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車の正面図である。 図2は、図1の自転車が後方から見られた部分側面図である。 図3は、図2の自転車の使用状態が示された部分側面図である。 図4(a)から図4(c)は、図1の自転車の一部が示された拡大図である。 図5は、図2の自転車の使用状態が示された部分側面図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る自転車の姿勢維持装置が示された部分側面図である。 図7は、従来の車いすの側面図である。
符号の説明
2・・・自転車
4・・・主フレーム
6・・・前輪
8・・・後輪
10・・・操舵装置
12・・・駆動装置
14・・・姿勢維持装置
15・・・車輪昇降部
16・・・サドル
18・・・軸
20・・・補助アーム
22・・・ハンドル
24・・・操舵軸
26・・・クランク
28・・・駆動ギア
30・・・第一チェーン
32・・・駆動回転体
34・・・第二チェーン
36・・・従動ギア
38・・・支持フレーム
40・・・第一ローラ
42・・・第二ローラ
44・・・第三ローラ
46・・・第四ローラ
48・・・ベルト
50・・・車輪支持部
52・・・自転車
54・・・姿勢維持装置
56・・・車輪昇降部
58・・・車輪支持部
60・・・支持フレーム
62・・・中央フレーム
64・・・下フレーム
66・・・上フレーム
68・・・ガイドフレーム
70・・・スイングアーム
72・・・ピン孔
74・・・ピン

Claims (7)

  1. 主フレームと、左右一対の車輪と、姿勢維持装置とを備えており、
    この姿勢維持装置が車輪の回転軸より鉛直方向下方の位置で主フレームに固定されており、
    この姿勢維持装置が車輪昇降部及び左右一対の車輪支持部を備えており、
    この車輪支持部が車輪昇降部に支持されており、
    この車輪支持部が上下方向に移動可能に支持されており、
    この車輪が回転可能に車輪支持部に支持されており、
    一方の車輪が上下方向のいずれかの向きに移動すると他方の車輪が一方の車輪と逆向きに移動するようにされている自転車。
  2. 上記一方の車輪と他方の車輪との左右方向の距離が一定の距離に保たれている請求項1に記載の自転車。
  3. 上記一方の車輪支持部の上下方向移動距離と他方の車輪支持部の上下方向移動距離との絶対値が等しい請求項1又は2に記載の自転車。
  4. 上記車輪昇降部が支持フレーム、第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ、第四ローラ及びベルトを備えており、
    この支持フレームが、第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラを回転可能に支持しており、
    第一ローラが主フレームの右上に位置しており、
    第二ローラが主フレームの右下に位置しており、
    第三ローラが主フレームの左上に位置しており、
    第四ローラが主フレームの左下に位置しており、
    この第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラにベルトが架け渡されており、
    この第一ローラと第二ローラとの間のベルトが主フレームの上下方向に平行に伸びており、
    この第三ローラと第四ローラとの間のベルトが主フレームの上下方向に平行に伸びており、
    一方の車輪支持部が第一ローラと第二ローラとの間のベルトに取り付けられており、
    他方の車輪支持部が第三ローラと第四ローラとの間のベルトに取り付けられている請求項3に記載の自転車
  5. 上記主フレームが一対の補助アームを備えており、
    一方の補助アームが主フレームの右側に位置しており、他方の補助アームが主フレームの左側に位置しており、
    この補助アームの前端が主フレームに回転可能に支持されており、
    この補助アームが主フレームの前後方向及び上下方向に平行な平面上で回転可能とされており、
    この補助アームの後端が車輪支持部を支持している請求項4に記載の自伝車。
  6. この第一ローラ、第二ローラ、第三ローラ及び第四ローラがローラの回転軸方向にベルトの移動を可能としている請求項5に記載の自転車。
  7. 上記車輪昇降部が支持フレーム及び中央フレームを備えており、
    この中央フレームが主フレームに固定されており、
    この支持フレームが中央フレームに固定されており、
    この支持フレームが下フレーム、上フレーム、ガイドフレーム及びスイングアームを備えており、
    この中央フレームが主フレームの固定された位置より上方にスイングアームの中央を回動可能に支持しており、
    このガイドフレームの一端が上フレームに固定されて、他端が下フレームに固定されており、
    このガイドフレームが主フレームの上下方向に延びており、
    この車輪支持部がガイドフレームの軸線に沿ってスライド可能に支持されており、
    このスイングアームの両端がそれぞれ車輪支持部に係合している請求項3に記載の自転車。
JP2008137397A 2008-05-27 2008-05-27 姿勢維持装置を備えた自転車 Expired - Fee Related JP5220478B2 (ja)

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