JP2008125286A - スイッチング電源、スイッチング電源の制御方法、スイッチング電源の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サンプリング部21で出力電圧Voutをサンプリングし(ステップS3)、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差を求め(ステップS4)、この偏差から、次周期の偏差e(t+1)を線形予測により求める(ステップS5)。この予測された次周期の偏差(t+1)に基づいて、スイッチング素子Q1、Q2に与える駆動信号のパルス幅を制御するための制御信号を生成する(ステップS7)。このような処理では、先読みによる制御量となるため、遅れた時間を取り戻す補償効果があり、高周波域での可動な位相回りを抑え、動作の安定性を保つことができる。
【選択図】図2
Description
(1)本発明は、駆動信号のパルス幅に基づいて出力電源電圧を制御するスイッチング素子を有し、制御量に基づくパルス幅の駆動信号に基づいてスイッチング素子を駆動して出力電圧を制御するスイッチング電源であって、出力電圧をサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段から得られた出力電圧と、基準電圧との差分から偏差を求める偏差算出手段と、求められた偏差から、次周期の偏差を予測により算出する偏差予測値算出手段と、偏差予測値算出手段で予測された次周期の偏差に基づいて、スイッチング素子のパルス幅を制御する制御量を求める制御量演算手段と、制御量演算手段からの制御量に基づくパルス幅の駆動信号を生成するドライブ手段とを備えることを特徴とするスイッチング電源を提案している。
図1は、本実施形態に係るスイッチング電源の実施形態を示すものである。本実施形態のスイッチング電源は、図1に示すように、直流入力電源Vinと並列に接続された入力コンデンサC1と、そのゲートに与えられる駆動パルス信号のパルス幅によりPWMで出力電源電圧を制御するMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなる2つのスイッチング素子Q1及びQ2と、出力インダクタL1と、平滑コンデンサC2と、出力電源電圧を取り込み、この出力電源電圧に応じて、スイッチング素子Q1とQ2に与える駆動信号のパルス幅を制御するための制御信号を生成するディジタル制御回路10と、ディジタル制御回路10の制御信号に基づいて、スイッチング素子Q1及びQ2に駆動パルス信号を供給するドライバ11とから構成される。
図2において、先ず、比例要素K0及び積分要素K1、システムの系に起因する所定の係数αを設定し(ステップS1)、所定のサンプリング間隔の時間が経過したかどうかを判断する(ステップS2)。所定のサンプリング間隔の時間が経過したら(ステップS2の「Yes」)、図1のサンプリング部21のA/Dコンバータから出力電圧Voutを取得する(ステップS3)。そして、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差e(t)を求める(ステップS4)。この偏差e(t)から、次周期の偏差e(t+1)を、線形モデルにより予測する(ステップS5)。
e(t+1)=e(t)+α{e(t)−e(t−1)} …(1)
なお、ここで、(t)は今周期の時間を示し、(t−1)は1サンプル前の前周期の時間を示し、(t+1)は1サンプル後の次周期の時間を示す。
U(t)=K0*e'(t)+K1*e'(t−1)+U(t−1) …(2)
e(t+1)=e(t)+(e(t+1)−e(t))
e(t+1)−e(t)=α(e(t)−e(t−1))
ここで、αは、システムの要素に起因した所定の係数である。
図3において、サンプリング部21からの出力電圧Voutのサンプル値は、偏差算出手段である減算器31に供給される。また、減算器31には、基準電圧発生器32から、基準電圧Vrefが供給される。減算器31で、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差e(t)が求められる。
11:ドライバ
21:サンプリング部
22:演算部
31:減算器
32:基準電圧発生器
33:偏差予測値算出部
34:制御量演算部
C1:入力コンデンサ
C2:平滑コンデンサ
L1:出力インダクタ
Q1、Q2:スイッチング素子
Claims (5)
- 駆動信号のパルス幅に基づいて出力電源電圧を制御するスイッチング素子を有し、制御量に基づくパルス幅の駆動信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動して出力電圧を制御するスイッチング電源であって、
出力電圧をサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段から得られた出力電圧と、基準電圧との差分から偏差を求める偏差算出手段と、
前記求められた偏差から、次周期の偏差を予測により算出する偏差予測値算出手段と、
前記偏差予測値算出手段で予測された次周期の偏差に基づいて、前記スイッチング素子のパルス幅を制御する制御量を求める制御量演算手段と、
前記制御量演算手段からの制御量に基づくパルス幅の駆動信号を生成するドライブ手段と、
を備えることを特徴とするスイッチング電源。 - 前記偏差予測値算出手段は、線形モデルにより次周期の偏差の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源。
- 前記偏差予測値算出手段は、今周期の偏差と、今周期の偏差と前周期の偏差との差分にシステムの要素に起因した所定の係数を乗算した値とを加算して、次周期の偏差を推定することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源。
- 制御量に基づくパルス幅の駆動信号に基づいてスイッチング素子を駆動して出力電圧を制御するスイッチング電源の制御プログラムであって、
出力電圧をサンプリングする工程と、
前記サンプリングにより得られた出力電圧と、基準電圧との差分から偏差を求める工程と、
前記求められた偏差から、次周期の偏差を予測により算出する工程と、
前記予測された次周期の偏差に基づいて、スイッチング素子のパルス幅を制御する制御量を求める工程と、
を備えることを特徴とするスイッチング電源の制御方法。 - 制御量に基づくパルス幅の駆動信号に基づいてスイッチング素子を駆動して出力電圧を制御するようにしたスイッチング電源の制御プログラムであって、
出力電圧をサンプリングするステップと、
前記サンプリングにより得られた出力電圧と、基準電圧との差分から偏差を求めるステップと、
前記求められた偏差から、次周期の偏差を予測により算出するステップと、
前記予測された次周期の偏差に基づいて、スイッチング素子のパルス幅を制御する制御量を求めるステップと、
を備えることを特徴とするスイッチング電源の制御プログラム。
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