JP5939848B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置の力率を改善する力率改善回路を備えた電源装置に関する。
力率改善(PFC(Power Factor Correction)回路(以下、「力率改善回路」又は単に「PFC」とする)を備える電源装置において、過電流から電源装置を保護するために、回路に流れる電流を検出する方法が従来から知られている。この方法は、一般的には力率改善回路の電流経路に検出抵抗を挿入して電流の大きさを検出し、フィードバックするようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
特表2007−527687号公報
特許文献1には、その段落(0021)及び図9において電源装置の過電流保護回路に検出抵抗Rs1,Rs2を備えた内容が開示されている。また、その段落(0040)及び図17において電源装置の過電流保護回路にシャント抵抗を備えた内容も開示されている。しかしながら、この特許文献1に開示されたような過電流保護回路には、以下のような問題点がある。
第1の問題点として、大電力用の検出抵抗が必要になるため、電源装置自体のコストアップにつながる。また、第2の問題点として、検出抵抗による電力損失が発生し、電源装置の全体効率が低下する。また、第3の問題点として、検出抵抗の実装されている周辺の回路素子に前記検出抵抗の発熱による悪影響を与えるおそれがある。
本発明の目的は、上述の諸問題を解決する力率改善回路を備えた電源装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電源装置は、
電源装置の力率を改善する力率改善手段を備えた電源装置において、
交流電源から供給される交流電力を直流電力に整流する整流手段と、
前記整流手段から出力される前記直流電力を異なる大きさの直流電力に変換して負荷側に出力する力率改善手段と、
前記力率改善手段が有するスイッチ素子の駆動信号を出力するスイッチ素子駆動手段と、
前記交流電源からの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
前記力率改善手段の出力電圧を検出するPFC電圧検出手段と、
検出された前記出力電圧を入力して、該出力電圧の大きさに応じて前記力率改善手段が有するスイッチ素子のオン/オフ動作を制御するPWM信号を前記スイッチ素子駆動手段に出力するとともに、前記入力電圧を入力し、前記出力電圧の大きさに応じて調整される前記スイッチ素子のオン期間が前記入力電圧に応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超えているときは前記PWM信号の生成を停止させる制御手段と、を備え
過電流から前記電源装置を保護するにあたって、当該過電流であるか否かの判断の閾値を前記入力電圧及び出力電圧の変動に応じて変更することを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の電源装置によると、大電力用の検出抵抗を必要としないため、電源装置全体のコストアップにつながらず、かつ、検出抵抗による電力損失の発生を防止し、電源装置の全体効率の低下を回避することできる。また、検出抵抗を必要としないため、検出抵抗を備えた従来の過電流保護回路のように検出抵抗の実装されている周辺の回路素子に前記検出抵抗の発熱による悪影響を与えるおそれがない。
また、本発明の請求項2に係る電源装置は、請求項1に記載の電源装置において、
前記制御手段は、
検出された前記出力電圧を入力して、該出力電圧の大きさに応じて前記力率改善手段が有するスイッチ素子のオン/オフ動作を制御するPWM信号を前記スイッチ素子駆動手段に出力するPFC制御手段と、
前記入力電圧を入力し、前記出力電圧の大きさに応じて調整される前記スイッチ素子のオン期間が前記入力電圧に応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超えているときは前記PFC制御手段から出力されるPWM信号の生成を停止させる過電流保護手段と、を備えることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の電源装置によると、制御手段がこのようなPFC制御手段と過電流保護手段を有することで、請求項1の作用を確実に発揮できる。
また、本発明の請求項3に係る電源装置は、請求項2に記載の電源装置において、
前記過電流保護手段は、
前記入力電圧をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換部と、
入力電圧に応じたスイッチ素子の前記オン期間の許容範囲を記憶する記憶部を有し、前記デジタル信号の大きさの情報と前記スイッチ素子のオン期間の情報とを入力し、前記スイッチ素子のオン期間と前記オン期間の許容範囲との比較を行い、前記オン期間が前記オン期間の許容範囲を超えているときに前記PWM信号の生成を停止させる信号を前記PFC制御手段に出力する過電流判定部と、
を備えることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の電源装置によると、過電流保護手段がこのようなA/D変換部と、記憶部と、過電流判定部を有することで、請求項2の作用を確実に発揮できる。
また、本発明の請求項4に係る電源装置は、請求項3に記載の電源装置において、
前記過電流判定部は、
前記PFC制御手段から前記出力電圧の大きさの情報を入力し、該出力電圧の時間的な変動の大きさが予め定めた所定の範囲に入った後に前記比較を実行することを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の電源装置によると、過電流判定部がこのような機能を有することで、過電流判定部の誤作動を確実に防止する。
本発明によると、力率改善回路において従来使用されていた検出抵抗をなくすことで、その分の電源損失をなくし全体効率を高めた電源装置を提供することができる。
本発明に係る電源装置1の基本回路構成を示すブロック図である。 本発明に係る電源装置1の第1実施形態における電源装置1aの回路構成を示すブロック図である。 図2に示す過電流判定部13の記憶部で記憶する、入力電圧Viとスイッチ素子のオン期間との関係に基づく過電流領域を示す図(テーブルメモリ)である。 本発明の第2実施形態における電源装置1bの回路構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る電源装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る電源装置1の基本回路構成を示すブロック図である。
本発明に係る電源装置1は、整流回路(整流手段)2と、力率改善回路(力率改善手段)3と、スイッチ素子ドライブ回路(スイッチ素子駆動手段)4と、入力電圧検出回路(入力電圧検出手段)5と、PFC電圧検出回路(PFC電圧検出手段)6と、PFC制御部(PFC制御手段)8及び過電流保護部(過電流保護手段)9を含む制御回路部(制御手段)7とを有している。
図1に示す整流回路2は、交流電源Vacから供給される交流電力を直流電力に整流する役目を果たす。また、力率改善回路3は、整流回路2から出力される直流電力を異なる大きさの直流電力に変換して負荷100に出力する役目を果たす。また、スイッチ素子ドライブ回路4は、力率改善回路3のスイッチ素子(図1では図示せず)の駆動信号を出力する役目を果たす。また、入力電圧検出回路5は、交流電源Vacからの入力電圧を検出する役目を果たす。また、PFC電圧検出回路6は、電源装置1の力率改善回路3の出力電圧を検出する役目を果たす。また、本発明の特徴的部分をなす制御回路部7は、上述したように、PFC制御手段としてのPFC制御部8と、過電流保護手段としての過電流保護部9を備えている。
制御回路部7のPFC制御部8は、PFC電圧検出回路6で検出された出力電圧Voを入力して、出力電圧Voの大きさに応じて力率改善回路3が有するスイッチ素子のオン/オフ動作を制御するPWM(Pulse Width Modulation)信号をスイッチ素子ドライブ回路4に出力する役目を果たしている。
また、制御回路部7の過電流保護部9は、入力電圧回路5で検出された入力電圧Viを入力して、PFC電圧検出回路6で検出される出力電圧Voの大きさに応じて調整されるスイッチ素子のオン期間が入力電圧Viに応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超えているときはPFC制御部8から出力されるPWM信号の生成を停止させる役目を果たしている。
なお、制御回路部7は、マイコンなどによりソフトウェア処理されるようにしても可能であるが、後述する第1及び第2実施形態の説明においては、ハードウェアから構成された制御回路部として説明する。
続いて、上述した本発明に係る電源装置1の具体的形態及びその動作を第1実施形態及び第2実施形態として説明する。最初に本発明に係る電源装置1の第1実施形態としての電源装置1aについて説明する。図2は、第1実施形態における電源装置1aの回路構成を示すブロック図であるが、図1に示す構成と同等の構成については、図面に対応する符号を付すとともに詳細な説明を省略し、図1と異なる構成について主に説明する。
図2に示す電源装置1aは、第1昇圧回路P1と第2昇圧回路P2を含む昇圧型力率改善回路であって整流回路の機能も兼ね備えた昇圧型力率改善回路3aと、スイッチ素子ドライブ回路4と、入力電圧検出回路5と、PFC電圧検出回路6と、PFC制御部8と過電流保護部9を含む制御回路部7を備えている。なお、PFC制御部8は、A/D変換部10とPWM信号生成回路部11を有している。また、過電流保護部9は、A/D変換部12と過電流判定部13を有している。
ここで、本発明の第1実施形態に係る電源装置1aにおいて、整流機能を含んだ昇圧型力率改善回路3aの回路構成について具体的に説明する。交流電源Vacの一方の端子には、第1コイルL1の一方の端子が接続されるとともに、第2ダイオードD2のカソードが接続されている。また、交流電源Vacの他方の端子には、第2コイルL2の一方の端子が接続されるとともに、第1ダイオードD1のカソードが接続されている。
第1コイルL1の他方の端子には、第3ダイオードD3のアノードが接続されるとともに、第1スイッチ素子をなす第1FET(電界効果トランジスタ)Q1のドレインが接続されている。また、第3ダイオードD3のカソードには、第1コンデンサC1の一方の端子が接続されている。なお、第1コンデンサC1の他方の端子は接地されている。
第1FETQ1のゲートは、スイッチ素子ドライブ回路4に接続され、このゲートにスイッチ素子ドライブ回路4の信号VQ1が入力されるようになっている。また、第1FETQ1のソースは接地されている。
第2コイルL2の他方の端子には、第4ダイオードD4のアノードが接続されるとともに、第2スイッチ素子をなす第2FET(電界効果トランジスタ)Q2のドレインが接続されている。また、第4ダイオードD4のカソードには、第3ダイオードD3のカソードが接続されている。
第2FETQ2のゲートは、スイッチ素子ドライブ回路4に接続され、このゲートにスイッチ素子ドライブ回路4の信号VQ2が入力されるようになっている。また、第2FETQ2のソースは接地されている。なお、第1ダイオードD1のアノード及び第2ダイオードD2のアノードは接地されている。
続いて、本発明の第1実施形態に係る電源装置1aの各構成要素の動作について説明する。最初に基本的な動作について説明する。PFC電圧検出回路6は、昇圧型力率改善回路3aの出力電圧を検出してそれに応じた大きさの直流電圧VoをPFC制御部8のA/D変換部10に出力する。A/D変換部10は、アナログ信号である直流電圧Voをデジタル信号S1に変換してPWM信号生成回路部11に出力する。PWM信号生成回路部11は、デジタル信号S1の大きさに応じて決定されるスイッチ素子をなすFETQ1,Q2のオン期間Tonを制御するPWM信号S2を生成して、スイッチ素子ドライブ回路4に出力する。また、PWM信号生成回路部11は、スイッチ素子のオン期間Tonの情報S3を過電流保護部9の過電流判定部13に出力する。
スイッチ素子ドライブ回路4は、PWM信号S2に応じた駆動信号VQ1を第1FETQ1に、駆動信号VQ2を第2FETQ2に、それぞれ出力する。即ち、スイッチ素子ドライブ回路4は、PWM信号生成回路部11からのPWM信号S2に基づき、パルス幅を変えながら第1FETQ1と第2FETQ2を切り替える役目を果たしている。
続いて、この第1実施形態の特徴的な動作について説明する。入力電圧検出回路5は、交流電源Vacからの電源電圧(入力電圧)を検出してそれに応じた大きさの交流電圧Viを過電流保護部9のA/D変換部12に出力する。また、A/D変換部12は、アナログ信号である交流電圧Vacをデジタル信号S4に変換して過電流判定部13に出力する。
過電流判定部13は、その内部に記憶部(図2では図示せず)入力電圧とスイッチ素子のオン期間との関係に基づく過電流領域を特定したテーブル(図3参照)を記憶している。そして、この記憶部を介して、PWM信号生成回路部11より入力される情報S3に含まれるスイッチ素子のオン期間Tonが入力電圧Viに応じたスイッチ素子のオン期間Tonの許容範囲内か否かを判断する。即ち、過電流判定部13は、入力電圧Viに応じたデジタル信号S4とスイッチ素子のオン期間Tonの情報S3と入力して、スイッチ素子のオン期間Tonが記憶された許容範囲を超えていると判定したときは、PWM信号S2の生成を停止させる停止信号B1をPFC制御部8のPWM信号生成回路部11に出力するようになっている。
ここで、上述した過電流判定部13における過電流の判定の仕方について説明する。図3は、過電流判定部13の記憶部で記憶する、入力電圧Viとスイッチ素子のオン期間との関係に基づく過電流領域を示す図(テーブルメモリ)である。
力率改善回路3において、入力電圧Viとスイッチ素子のオン期間Tonの関係から力率改善回路3の出力に流れる電流の大きさが予測できることから、入力電圧Viに対して、過電流となるスイッチ素子のオン期間Tonの下限値を求めることで、過電流領域を設定することができる。なお、この過電流領域は、電源の種類ごとに、負荷条件などを考慮し、予め得られる実証データなどをもとに適切に決定される。
図3に示すように、過電流領域の下限値(閾値)未満が入力電圧Viに応じたスイッチ素子のオン期間Tonの許容範囲となる。たとえば、入力電圧Viが100VではTon=t7(μS)以上となる場合、入力電圧Viが120VではTon=t6(μS)以上となる場合、入力電圧Viが160VではTon=t4(μS)以上となる場合、過電流領域として判定され、過電流判定部13よりPWM信号生成回路部11に停止信号B1が出力される。この停止信号B1に基づき、PMW信号生成回路部11からスイッチ素子ドライブ回路4へのPMW信号S2の伝達を強制的に停止する。その後は、交流電源Vacからの電源電圧の供給を停止し、再度、電源電圧を供給することにより、再起動を行う。
このように、制御回路部7は、PFC電圧検出回路6によって検出される直流電圧Voを入力し、直流電圧Voの大きさに応じて昇圧型力率改善回路3aが有するスイッチ素子をなすFETQ1,Q2のオン/オフ動作を制御するPWM信号をスイッチ素子ドライブ回路4に出力するとともに、入力電圧Viを入力し、直流電圧Voの大きさに応じて調整されるFETQ1,Q2のオン期間Tonが入力電圧Viに応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超える(=過電流の下限値以上となる)場合は、上述した方法で過電流判定部13がPWM信号生成回路部11に停止信号B1を送ることで、入力電圧Viに応じたPWM信号S2が図3に示す過電流領域に入り込まないようにする。
本発明の第1実施形態に係る電源装置1aが上述した構成及び機能を有することで、先行技術文献で紹介したような従来型の電源装置において過電流を検出するために必要であった大電力用の検出抵抗が不要になる。その結果、電源装置自体のコスト低減が図れるとともに、検出抵抗が不要となることでこの検出抵抗による電力損失がなくなり、電源装置の全体効率を向上させることができる。また、検出抵抗が不要となることで、従来の検出抵抗を備えた過電流保護回路のように検出抵抗の実装されている周辺の回路素子に前記検出抵抗の発熱による悪影響を与えるおそれがなくなる。
続いて、本発明の第2実施形態に係る電源装置1bについて説明する。なお、この説明にあたっては、第1実施形態に対応する部分については図面に対応する符号を付すとともにその具体的説明を省略し、第1実施形態と相違する部分のみについて説明する。
図4は、本発明の第2実施形態における電源装置1bの回路構成を示すブロック図である。図4に示す電源装置1bは、第1実施形態における電源装置1aとは以下の点で異なっている。第1の相違点として、制御回路部7aに含まれるPFC制御部8aのA/D変換部10は、デジタル信号S1をPWM信号生成回路部11に出力するとともに、制御回路部7aに含まれる過電流保護部9aの過電流判定部13にも出力するようになっている。また、第2の相違点として、過電流判定部13は、デジタル信号S1の時間的な変動の大きさが予め定められた所定の範囲に入ったことが確認された後に、スイッチ素子をなす第1FETQ1や第2FETQ2のオン期間Tonが記憶された許容範囲を超えているかどうかの判定を行うようになっている。
交流電源Vacをオンした瞬間あるいは急激な負荷の増大など、入出力条件が急激に変化した場合、PFC電圧の大きさが不安定になることがあるが、第2実施形態に係る電源装置1bがこのような特別な構成を有することによって、PFC電圧の大きさが安定したときに過電流判定部13が判定を行うことができるようになる。その結果、過電流に対する判定の精度が向上する(誤判定がなくなる)という追加的効果を生じさせることができる。
なお、本発明における整流回路、力率改善回路の回路構成は、本発明の作用を発揮し得る範囲内であれば、上述した各実施形態における態様に特に限定されない。即ち、たとえば整流回路は、上述した各実施形態のように力率改善回路の中に含まれる必要はなく、独立して構成されていても良い。
また、電源装置1の少なくとも一部は、上述したようにハードウェアで構成しても良いし、上述と異なりソフトウェアで構成しても良い。
また、上述した各実施形態のアナログ回路は本発明を説明する上でのあくまで一例を示したものに過ぎず、本発明の発揮する作用を逸脱しない範囲で様々なアナログ回路を適用可能であることは言うまでもない。
1,1a,1b 電源装置
2 整流回路
3,3a (昇圧型)力率改善回路
4 スイッチ素子ドライブ回路
5 入力電圧検出回路
6 PFC電圧検出回路
7,7a 制御回路部
8,8a PFC制御部
9,9a 過電流保護部
11 PWM信号生成回路部
13 過電流判定部
100 負荷
B1 停止信号
P1 第1昇圧回路
P2 第2昇圧回路
Q1 第1FET(スイッチ素子)
Q2 第2FET(スイッチ素子)
S1 デジタル信号
S2 PWM信号
S3 情報
S4 デジタル信号
Ton スイッチ素子のオン期間
Vac 交流電源
Vi 入力電圧
Vo 出力電圧(直流電圧)
VQ1,VQ2 駆動信号

Claims (4)

  1. 電源装置の力率を改善する力率改善手段を備えた電源装置において、
    交流電源から供給される交流電力を直流電力に整流する整流手段と、
    前記整流手段から出力される前記直流電力を異なる大きさの直流電力に変換して負荷側に出力する力率改善手段と、
    前記力率改善手段が有するスイッチ素子の駆動信号を出力するスイッチ素子駆動手段と、
    前記交流電源からの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
    前記力率改善手段の出力電圧を検出するPFC電圧検出手段と、
    検出された前記出力電圧を入力して、該出力電圧の大きさに応じて前記力率改善手段が有するスイッチ素子のオン/オフ動作を制御するPWM信号を前記スイッチ素子駆動手段に出力するとともに、前記入力電圧を入力し、前記出力電圧の大きさに応じて調整される前記スイッチ素子のオン期間が前記入力電圧に応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超えているときは前記PWM信号の生成を停止させる制御手段と、を備え
    過電流から前記電源装置を保護するにあたって、当該過電流であるか否かの判断の閾値を前記入力電圧及び出力電圧の変動に応じて変更することを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、
    検出された前記出力電圧を入力して、該出力電圧の大きさに応じて前記力率改善手段が有するスイッチ素子のオン/オフ動作を制御するPWM信号を前記スイッチ素子駆動手段に出力するPFC制御手段と、
    前記入力電圧を入力し、前記出力電圧の大きさに応じて調整される前記スイッチ素子のオン期間が前記入力電圧に応じて予め定められたオン期間の許容範囲を超えているときは前記PFC制御手段から出力されるPWM信号の生成を停止させる過電流保護手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記過電流保護手段は、
    前記入力電圧をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換部と、
    入力電圧に応じたスイッチ素子の前記オン期間の許容範囲を記憶する記憶部を有し、前記デジタル信号の大きさの情報と前記スイッチ素子のオン期間の情報とを入力し、前記スイッチ素子のオン期間と前記オン期間の許容範囲との比較を行い、前記オン期間が前記オン期間の許容範囲を超えているときに前記PWM信号の生成を停止させる信号を前記PFC制御手段に出力する過電流判定部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記過電流判定部は、
    前記PFC制御手段から前記出力電圧の大きさの情報を入力し、該出力電圧の時間的な変動の大きさが予め定めた所定の範囲に入った後に前記比較を実行することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
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