JP2008124998A - パケットエミュレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】TDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号を送受信しながら、更に、受信したパケット信号をTDM(時分割多重)信号に変換して送信しながら、回線の増設および減設を可能にするパケットエミュレーション装置を提供する。
【解決手段】本発明のパケットエミュレーション装置は、パケット信号に次期ポーリング周期における回線の構成情報をヘッダ情報として付加するパケット送信装置と、ポーリング周期の切り替わり時点において、当該構成情報を基に回線の構成情報を更新するパケット受信装置とを含み、当該パケット送信装置と当該パケット受信装置の間で当該パケット信号を送受信する。
【選択図】図2(b)

Description

本発明は、通信ネットワークにおいて、TDM(時分割多重)伝送をパケット交換網上で擬似的に実現するパケットエミュレーション装置に関する。
通信ネットワークにおいて、TDM(時分割多重)伝送をパケット交換網上で擬似的に実現するパケットエミュレーション技術が知られている。TDM伝送技術により伝送されるTDM信号には複数の回線から送信される回線データが多重化されている。パケットエミュレーション技術によりTDM信号をパケット信号化する際には、通常、複数の回線から送信される回線データをまとめてパケット信号に収容する。複数の回線データをまとめて収容したパケット信号を伝送する方が、複数の回線から送信される回線データ毎に生成したパケット信号群を伝送するよりも、パケット信号に収容されるヘッダやトレイラの情報量が少ないため、通信回線における伝送の効率が高い。
例えば、パケットエミュレーション技術に関する発明が、特許文献1に開示されている。ここでは、最終目的地の異なる複数の回線データをまとめて同一パケット信号に収容し、伝送途中のデータネットワーク内において他のパケット信号との間で回線データを組み替える方法が開示されている。組み換え後、最終目的地が同一である複数の回線データを収容しているパケット信号を最終目的地まで転送する方法が開示されている。
特開2005−244470号公報
ところで、TDM信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号を送受信しながら、更に、これをTDM信号に変換して送信しながら、多重化されている既存の回線に他の回線を新規に追加したい、または既存の回線の内のいくつかの回線を削減したいという要望がある。
一般的に、パケットエミュレーション技術において、TDM信号に多重化される複数の回線データを同一パケット信号内に収容し、これをパケットエミュレーション装置間で授受する場合には、TDM信号の送信を停止することなく、回線を追加または削減することはできない。これは、追加後または削減後の回線の構成とパケット信号を受信する側のパケットエミュレーション装置に記録されている追加前または削減前の回線の構成情報との整合が取れなくなるためである。パケットエミュレーション技術においては、回線データはパケット信号から取り出され、TDM信号の各タイムスロットに割り当てられて送信される。しかしながら、回線の構成が変更されると、パケット信号内における回線データの位置も変更されるため、パケット信号に収容される回線データを回線毎に取り出し、適切なタイムスロットに割り当てることができなくなるという問題点がある。
本発明は、上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、TDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号を送受信しながら、更に、これをTDM(時分割多重)信号に変換して送信しながら、回線の増設および減設を可能にするパケットエミュレーション装置を提供することを目的とする。
本発明によるパケットエミュレーション装置は、複数回線からの回線データが多重化されたTDM(時分割多重)信号をパケット信号に変換し、これをパケット交換網に送信するパケット送信装置と、前記複数回線に関する構成情報に基づいて、前記パケット交換網から前記パケット信号を受信し、これをTDM(時分割多重)信号に変換するパケット受信装置とを含み、前記パケット送信装置と前記パケット受信装置とが、ポーリング周期毎に前記パケット信号の一群を送受信することにより、前記パケット交換網上でTDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションを行うパケットエミュレーション装置であって、前記パケット送信装置が、前記パケット信号に次期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報をヘッダ情報として付加するパケット信号生成部を備え、前記パケット受信装置が、前記ヘッダ情報を読み取るヘッダ情報読み取り部と、前記次期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報を更新準備テーブルとして記憶する更新準備情報記憶部と、今期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報を回線構成テーブルとして記憶する回線構成情報記憶部と、前記今期ポーリング周期から前期次期ポーリング周期へ切り替わる時点において、前記回線構成テーブルの情報を前記更新準備テーブルの情報により更新する回線情報更新部と、を備えることを特徴とする。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
図1は、本発明であるパケットエミュレーション装置とパケット交換網およびTDM回線との接続を表すブロック図である。パケットエミュレーション装置はパケット送信装置100とパケット受信装置200とを含む。パケット送信装置100はTDM回線300からTDM信号を受信し、これをパケットエミュレーションによりパケット信号化し、パケット交換網400に送信する。パケット受信装置200はパケット交換網400からパケット信号を受信し、これをTDM信号に変換しTDM回線500に送信する。
図2(a)は、パケット送信装置100を表すブロック図である。パケット送信装置100は、TDM信号受信部110と、パケット信号生成部120と、パケット信号送信部130と、を含む。
TDM信号受信部110は、TDM回線300からTDM信号を受信し、これをパケット信号生成部120に与える。パケット信号生成部120は、TDM信号をパケット信号に変換し、これにヘッダを付加する。当該ヘッダには多重化される回線の構成に関する情報が含まれる。以降、ヘッダに含まれる情報をヘッダ情報と呼ぶ。パケット信号送信部130は、パケット信号生成部120からパケット信号を受け取り、これをパケット交換網400に送信する。
図2(b)は、パケット受信装置200を表すブロック図である。パケット受信装置200は、パケット信号受信部210と、バッファメモリ220と、TDM信号送信部230と、ヘッダ情報読み取り部240と、回線情報更新部250と、更新準備情報記憶部260と、回線構成情報記憶部270とを含む。
パケット信号受信部210は、パケット交換網400からパケット信号を受信する。バッファメモリ220は、回線構成情報記憶部270に記憶される回線構成の情報を基に、受信したパケット信号に含まれる回線データを記憶する。TDM信号送信部230はバッファメモリ220より読み出した回線データを、回線構成情報記憶部270に記憶される回線構成の情報を基にTDM信号としてTDM回線500に送信する。ヘッダ情報読み取り部240は、パケット信号受信部210が受信したパケット信号に付加されたヘッダ情報を読み取り、この情報を基に更新準備情報記憶部260の情報を変更する。回線情報更新部250は、ポーリング周期切り替わり時点で回線構成情報記憶部270の情報を更新準備情報記憶部260の情報によりに更新する。更新準備情報記憶部260は、回線構成の情報を更新するための情報を記憶する。回線構成情報記憶部270は、回線構成の情報を記憶する。
図3は、TDM信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号の構成を表す図である。パケット信号の構成は、先頭のヘッダと、最後尾のトレイラと、ヘッダとトレイラに挟まれる回線データ1〜4とから成る。回線データ1〜4はそれぞれTDM信号内の回線1〜4の信号である。パケット内の回線データ部分をまとめてペイロードと呼ぶ。ヘッダは、シーケンス番号、構成情報ポインタ、チャネルエントリビット、新規データフラグビットを含む情報である。なお、ヘッダは上記以外の情報を含んでも良い。本実施例においては、シーケンス番号フィールドは全14桁、構成情報ポインタフィールドは全13桁、チャネルエントリビットは全1桁、新規データフラグビットは全1桁のバイナリビット列である。なお、上記の桁数は一例であり、本発明においては、これらの桁数は上記以外の桁数でも良い。
シーケンス番号は、送信するパケット毎に割り振られる一連の番号である。シーケンス番号は、0から始まり1ずつ増加する番号である。シーケンス番号のバイナリビット全14桁の内、1桁目のビットを[0]と表記する。以降、2桁目のビットを[1]、3桁目のビットを[2]、・・・、14桁目のビットを[13]と表記する。また、[m]〜[n]のビットを[m:n]と表記する。ここで、mおよびnは正整数であり、mはnよりも大きい正整数である。シーケンス番号のビットの内、[m:n]を回線の種類を識別するためのビットとして併用する。本実施例においては、[m:n]を[2:1]とする。本実施例においては、シーケンス番号[2:1]の論理値が、00のときは回線データ1を、01のときは回線データ2を、10のときは回線データ3を、11のときは回線データ4を表す。
シーケンス番号のビットの内、[m+1]をポーリング周期の切り替わりを識別するためのビットとして併用する。本実施例においては、[m+1]を[3]とする。シーケンス番号[3]の論理値が0から1へ、または、1から0へ変化した時点がポーリング周期の切り替わり時点を表す。
シーケンス番号のビットの内、[n−1]を構成情報ポインタの情報種別を識別するためのビットとして併用する。本実施例においては、[n−1]を[0]とする。シーケンス番号[0]の論理値が0のときは、構成情報ポインタの示す内容が、ペイロードにおけるデータの先頭位置の情報であることを示す。シーケンス番号[0]の論理値が1のときは、構成情報ポインタの示す内容が、データのサイズの情報であることを表す。
構成情報ポインタは、パケット内のペイロードにおける各々の回線データの先頭位置の情報、または、回線データのサイズの情報を表す値である。
新規データフラグビットは、構成情報ポインタの示す情報が、直前のポーリング周期における構成情報ポインタの情報と同じ情報であるのか、または、異なる情報であるのかを表すビットである。新規データフラグビットの論理値が0のときは、構成情報ポインタの示す情報が、直前のポーリング周期における構成情報ポインタの情報と同じ情報であることを表す。論理値が1のときは、構成情報ポインタの示す情報が、直前のポーリング周期における構成情報ポインタの情報と異なることを表す。
チャネルエントリビットは、回線1〜4の各々について回線が使用状態であるのか、または、不使用状態であるのかを表すビットである。チャネルエントリビットの論理値が0のときは、回線が不使用状態であることを示す。論理値が1のときは、回線が使用状態であることを表す。
表1、表2は、回線の使用状態および回線データのサイズを表す表である。
Figure 2008124998
Figure 2008124998
以降、表1の回線使用状態を回線使用状態1、表2の回線使用状態を回線使用状態2と呼ぶ。回線使用状態1は、回線1〜3が使用状態であり、回線4が不使用の状態である。回線使用状態2は、回線1および回線3が使用状態であり、回線2および回線4が不使用の状態である。回線使用状態1から回線2を減設したものが回線使用状態2である。パケット信号に収容される回線1のデータが回線データ1である。同様に、回線2と回線データ2、回線3と回線データ3、回線4と回線データ4が対応する。表1、表2中の「データサイズ」は、回線データ1〜回線データ4の各々のデータサイズを表している。回線データ1のサイズは16、回線データ2のサイズは回線使用状態1のときは8、回線使用状態2のときは0、回線データ3のサイズは24、回線データ4のサイズは0である。
図4(a)は回線使用状態1のときのパケット信号、図4(b)は回線使用状態2のときのパケット信号を表す図である。回線使用状態1のときは、回線4は不使用であり、データサイズが0であるため回線データ4はパケットに収容されない。パケット内における回線データのまとまりをペイロードと呼ぶ。このとき回線データ1はペイロードの領域0〜15に収容され、回線データ2は領域16〜23に収容され、回線データ3は領域24〜47に収容される。回線使用状態2のときは、回線2および回線4は不使用であり、データサイズが0であるため回線データ2および回線データ4はパケットに収容されない。このとき回線データ1はペイロードの領域0〜15に収容され、回線データ3は領域16〜39に収容される。なお、回線データ1〜4はそれぞれTDM信号の回線1〜4にあたるタイムスロットに格納されていた信号である。
表3は、回線使用状態1が継続しているときに、パケット送信装置100が送信するパケット信号であるパケット0〜7に付加されるヘッダ情報である。表4は、回線使用状態1から回線使用状態2へ変更される直前に、パケット送信装置100が送信するパケット信号であるパケット8〜15に付加されるヘッダ情報である。表5は、回線使用状態1から回線使用状態2へ変更された直後に、パケット送信装置100が送信するパケット信号であるパケット16〜23に付加されるヘッダ情報である。
Figure 2008124998
Figure 2008124998
Figure 2008124998
表3〜表5の1行目は、パケット信号の番号を表す。同表の2行目〜8行目は、パケット信号に付加されるヘッダ情報を表す。同表の2行目は、シーケンス番号[13:0]を10進数で表記したものである。同表の3行目はシーケンス番号[3]を、4行目はシーケンス番号[2:1]を、5行目はシーケンス番号[0]をそれぞれ2進数で表記したものである。同表の6行目は新規データフラグビットを、7行目はチャネルエントリビットをそれぞれ2進数で表記したものである。同表の8行目は、構成情報ポインタを10進数で表記したものである。ヘッダ情報は、同表中においてパケット番号毎に表される。例えばパケット0には、表3中のパケット番号0の列の情報がヘッダ情報として付加される。パケット1〜23にも同様に、表3〜表5中のパケット番号毎にヘッダ情報が付加される。パケット信号生成部120がこれらのヘッダ情報をパケット信号に付加する。パケット0〜15の構成は図4(a)に、パケット16〜23の構成は図4(b)に表される。
図5は、パケット信号とポーリング周期の関係を表す図である。パケット0〜7はポーリング周期A内に送信されるパケット信号の一群である。これらのパケット信号におけるシーケンス番号[3]の論理値は0である。パケット8〜15はポーリング周期B内に送信されるパケット信号の一群である。これらのパケット信号におけるシーケンス番号[3]の論理値は1である。パケット16〜23はポーリング周期C内に送信されるパケット信号の一群である。これらのパケット信号におけるシーケンス番号[3]の論理値は0である。シーケンス番号[3]の論理値が0から1に、または1から0に変わる時点がポーリング周期の切り替わり時点である。ここでは、パケット受信装置200がパケット8を受信した時点がポーリング周期の切り替わり時点である。同様に、パケット受信装置200がパケット16を受信した時点がポーリング周期の切り替わり時点である。パケット送信装置100は、パケット0〜23をパケット交換網400に順次、送信する。
図6は、パケット受信装置200がパケット信号を受信してから回線構成テーブルを更新するまでに実行するサブルーチンのフローチャートである。先ず、パケット信号受信部210がパケット信号を受信する(S101)。ヘッダ情報読み取り部240がパケット信号に付加されているパケットヘッダの情報を読み取る(S102)。回線情報更新部250は、ポーリング周期切り替わり時点で(S103)、回線構成テーブルの値を更新準備テーブルの値に更新する(S104)。バッファメモリ220は回線構成テーブルの情報を基に、パケット信号に収容される回線データを記憶する(S105)。TDM信号送信部230は、バッファメモリ220から回線データを取り出し、これをTDM信号に変換して送信する(S106)。新規データフラグビットの論理値が1であれば(S107)、ヘッダ情報読み取り部240は読み取ったヘッダ情報を基に、更新準備情報記憶部260に記憶される更新準備テーブルを更新する(S108)。
以降、回線使用状態1から回線使用状態2への変更過程において、パケット受信装置200がパケット信号を受信してから回線構成テーブルを更新するまでに実行する各処理について説明する。なお、回線使用状態1から回線使用状態2への変更によって回線2が減設される。回線使用状態1から回線使用状態2への変更過程において、パケット受信装置200は、パケット送信装置100が送信したパケット0〜パケット23をパケット交換網400から順次、受信する。
表6はパケット受信装置200がパケット0を受信したときの回線構成テーブルおよび更新準備テーブルを表す。
Figure 2008124998
表6中の「回線使用状態」の値は、回線1〜4の各々が使用状態であるか、または、不使用状態であるかを表す値である。使用状態の時の論理値を1、不使用状態のときの論理値を0とする。同表中の「構成情報」は、「先頭位置情報」と「データサイズ」から成る。「先頭位置情報」の値はパケット信号内内のペイロードにおける回線データ1〜回線データ4の先頭位置を表す値である。「データサイズ」の値は回線データ1〜回線データ4のデータサイズを表す値である。
パケット信号受信部210がパケット0を受信する(S101)。パケット0の構成は図4(a)に表される。ヘッダ情報読み取り部240がパケット信号に付加されるヘッダの情報を読み取る(S102)。パケット0に付加されるヘッダ情報は表4のパケット番号0の列に示される。シーケンス番号[3]の論理値が、パケット0の直前に受信されたパケット信号のヘッダ情報に示されるシーケンス番号[3]の論理値と異なる場合は(ポーリング周期が切り替わった場合は)(S103)、回線情報更新部250が回線構成テーブルの値を更新準備テーブルの値に更新する(S104)。パケット0に付加されるヘッダ情報の示すシーケンス番号[3]の論理値は0である。
バッファメモリ220は表6に示される回線構成テーブルの情報を基に、パケット信号に収容される回線データ1〜3を記憶する(S105)。ここで、表6中における回線番号1の回線使用状態の論理値が1であり、回線番号1の先頭位置情報が0、データサイズが16である。バッファメモリ220は、この情報を基にパケット信号に収容されるペイロード内の領域0〜15(データサイズは16)の回線データ1を取り出して記憶する。また、同表中における回線番号2の回線使用状態の論理値が1であり、回線番号2の先頭位置情報が16、データサイズが8である。バッファメモリ220は、この情報を基にパケット信号に収容されるペイロード内の領域16〜23(データサイズは8)の回線データ2を取り出して記憶する。バッファメモリ220は、同様にパケット信号に収容される回線データ3を回線構成テーブルの情報を基に取り出して記憶する。
TDM信号送信部230は、バッファメモリ220から回線データ1〜3を順次、取り出し、回線構成テーブルの情報を基に、これらをTDM信号のタイムスロットに割り当てTDM回線500に送信する(S106)。TDM信号送信部230は、先ず、回線構成テーブルの回線番号1における回線使用状態が1(回線1が使用状態)であることから、回線データ1を読み出しこれをタイムスロット1及び2に割り当てる。次にTDM信号送信部230は、回線構成テーブルの回線番号2における回線使用状態が1(回線2が使用状態)であることから、回線データ2を読み出しこれをタイムスロット3に割り当てる。同様にTDM信号送信部230は、回線データ3を読み出しこれをタイムスロット4〜6に割り当てる。
パケット0におけるシーケンス番号[2:1]が00である。これは、当該ヘッダ情報が回線1に関する情報であることを示す。同パケットにおけるシーケンス番号[0]の論理値が0である。これは、当該ヘッダ情報に含まれる構成情報ポインタの値0が、ペイロード内におけるデータの先頭位置の情報であることを示す。この値0は、更新準備テーブルの回線番号1の先頭位置情報の値0に対応する。また、チャネルエントリビットの論理値は1である。これは、回線1が使用状態であることを示す。この論理値1は、更新準備テーブルの回線番号1の回線使用状態の論理値1に対応する。
新規データフラグビットの論理値が1であれば(S107)、ヘッダ情報読み取り部240は、これら読み取ったヘッダ情報を基に、更新準備情報記憶部260に記憶される更新準備テーブルを更新する(S108)。パケット0における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの値を変更しない。なお、新規データフラグビットの論理値が0であることは、構成情報ポインタの値0が、直前のポーリング周期における構成情報ポインタの値と同じであることを示す。
以降、パケット受信装置200が、パケット1〜23までの各パケットを受信したときの処理をパケット番号順に説明する。
パケット信号受信部210はパケット0の受信に続いて、パケット1〜7を順次、受信する。なお、パケット1〜7の各々の構成は図4(a)に、ヘッダ情報は表4のパケット番号1〜7の列にそれぞれ表される。パケット信号受信後の各処理は、パケット0受信後の各処理と同様である。受信したパケット1〜パケット7におけるシーケンス番号[3]の論理値は0であるため、回線情報更新部250は回線構成テーブルの値を更新しない。TDM信号送信部230は、パケット1〜パケット7の各々に収容される回線データ1〜3を回線構成情報記憶部250に記憶されている回線構成テーブルの情報をもとにTDM信号に変換して送信する。パケット1〜パケット7における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの値を変更しない。
次に、パケット信号受信部210はパケット8を受信する。パケット8の構成は図4(a)に、ヘッダ情報は表4のパケット番号8の列に表される。なお、続いて順次、受信するパケット9〜15の各々の構成も図4(a)に、ヘッダ情報は表4のパケット番号9〜15の列にそれぞれ表される。
ヘッダ情報読み取り部240は受信したパケット8に付加されるヘッダ情報を読み取る。パケット8におけるシーケンス番号[3]の論理値1が、パケット8の直前に受信されたパケット7におけるシーケンス番号[3]の論理値0と異なるため、回線情報更新部250が回線構成テーブルの値を更新準備テーブルの値に更新する。更新後の回線構成テーブルは表6に表される。パケット8に収容される回線データは、回線構成テーブル(表6)の情報をもとにバッファメモリ220に一旦記憶され、TDM信号送信部230からTDM信号として送信される。なお、続いて順次、受信するパケット9〜15の各々に収容される回線データも、回線構成テーブル(表6)の情報をもとにバッファメモリ220に一旦記憶され、TDM信号送信部230からTDM信号として送信される。パケット8における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号1に関する情報は変更しない。
次に、パケット信号受信部210はパケット9を受信する。シーケンス番号[3]の論理値1が、パケット9の直前に受信されたパケット8におけるシーケンス番号[3]の論理値1と同じであるため、回線情報更新部250は回線構成テーブルの値を更新しない。パケット9における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号1に関する情報は変更しない。
次に、パケット信号受信部210はパケット10を受信する。新規データフラグビットの論理値が1であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号2の先頭位置情報の値を、当該ヘッダ情報における構成情報ポインタの値0に変更する。また、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号2の回線使用状態の論理値を、当該ヘッダ情報におけるチャネルエントリビットの論理値0に変更する。これら回線番号2の値の変更は、次期(次の)ポーリング周期においてデータ回線2が不使用状態に変更されることを示している。
次に、パケット信号受信部210はパケット11を受信する。新規データフラグビットの論理値が1であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号2のデータサイズ値を、当該ヘッダ情報における構成情報ポインタの値0に変更する。また、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号402の回線使用状態の論理値を、当該ヘッダ情報におけるチャネルエントリビットの論理値0に変更する。これら回線番号2の値の変更は、次期ポーリング周期においてデータ回線2が不使用状態に変更されることを示している。
次に、パケット信号受信部210はパケット12を受信する。新規データフラグビットの論理値が1であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号3の先頭位置情報の値を、当該ヘッダ情報における構成情報ポインタの値16に変更する。また、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号3の回線使用状態の論理値を、当該ヘッダ情報におけるチャネルエントリビットの論理値1に変更する。これら回線番号3の値の更新は、次期ポーリング周期においてパケット内のペイロードにおけるデータ3の領域が変更されることを示している。
次に、パケット信号受信部210はパケット13を受信する。新規データフラグビットの論理値が1であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号3のデータサイズの値を、当該ヘッダ情報における構成情報ポインタの値24に変更する。また、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号3の回線使用状態の論理値を、当該ヘッダ情報におけるチャネルエントリビットの論理値1に変更する。これら回線番号3の値の変更は、次期ポーリング周期において回線データ3のデータサイズが変更されることを示している。
次に、パケット信号受信部210はパケット14、パケット15を順次、受信する。パケット14、パケット15における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号4に関する情報は変更しない。表7はヘッダ情報読み取り部240がパケット8〜パケット15に付加されるヘッダ情報を読み取って変更した後の更新準備テーブルを表す。
Figure 2008124998
次に、パケット信号受信部210はパケット16を受信する。パケット16の構成は図4(b)に、ヘッダ情報は表5のパケット番号16の列に表される。なお、続いて順次、受信するパケット17〜23の各々の構成も図4(b)に、ヘッダ情報は表5のパケット番号17〜23の列にそれぞれ表される。パケット送信装置100がパケット16〜パケット23を送信する時点においては、回線2は不使用状態になっているため、回線データ2はパケット16〜パケット23に収容されない。
ヘッダ情報読み取り部240は受信したパケット16に付加されるヘッダ情報を読み取る。パケット16におけるシーケンス番号[3]の論理値0が、パケット16の直前に受信されたパケット15に収容されるシーケンス番号[3]の論理値1と異なるため、回線情報更新部250が回線構成テーブルの値を更新準備テーブルの値に更新する。表8は更新後の回線構成テーブルを表す。
Figure 2008124998
パケット16に収容される回線データは、回線構成テーブル(表8)の情報をもとにバッファメモリ220に一旦記憶され、TDM信号送信部230からTDM信号として送信される。バッファメモリ220は表8に示される回線構成テーブルの情報を基に、パケット信号に収容される回線データ1および回線データ3を記憶する。ここで、表8中における回線番号1の回線使用状態の論理値が1であり、回線番号1の先頭位置情報が0、データサイズが16である。バッファメモリ220は、この情報を基にパケット信号に収容されるペイロード内の領域0〜15(データサイズは16)の回線データ1を取り出して記憶する。同表中における回線番号2の回線使用状態の論理値が0であり、回線番号2の先頭位置情報が0、データサイズが0である。バッファメモリ220は、この情報を基に回線データ2の取り出しは行わない。また、同表中における回線番号3の回線使用状態の論理値が1であり、回線番号1の先頭位置情報が16、データサイズが24である。バッファメモリ220は、この情報を基にパケット信号に収容されるペイロード内の領域16〜39(データサイズは24)の回線データ3を取り出して記憶する。
TDM信号送信部230は、バッファメモリ220から回線データ1および回線データ3を順次、取り出し、回線構成テーブルの情報を基に、これらをTDM信号のタイムスロットに割り当てTDM回線500に送信する。TDM信号送信部230は、先ず、回線構成テーブルの回線番号1における回線使用状態が1(回線1が使用状態)であることから、回線データ1を読み出しこれをタイムスロット1及び2に割り当てる。次にTDM信号送信部230は、回線構成テーブルの回線番号2における回線使用状態が0(回線2が不使用状態)であることから、TDM信号のタイムスロット3には回線データを割り当てない。続いて、回線構成テーブルの回線番号3における回線使用状態が1(回線3が使用状態)であることから、回線データ3を読み出しこれをタイムスロット4〜6に割り当てる。なお、続いて順次、受信するパケット17〜23の各々に収容される回線データも、回線構成テーブル(表8)の情報をもとにバッファメモリ220に一旦記憶され、TDM信号送信部230からTDM信号として送信される。
パケット16における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号1に関する情報は変更しない。
次に、パケット信号受信部210はパケット17を受信する。シーケンス番号[3]の論理値0が、パケット17の直前に受信されたパケット16におけるシーケンス番号[3]の論理値0と同じであるため、回線情報更新部250は回線構成テーブルの値を更新しない。パケット17における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号1に関する情報は変更しない。
続いて、パケット信号受信部210はパケット18〜パケット23を順次、受信する。パケット14、パケット15における新規データフラグビットの論理値は0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、更新準備テーブルの回線番号4に関する情報は変更しない。
図7(a)はパケット0〜7の各々に収容される回線データが順次、タイムスロットに割り当てられて送信されるTDM信号を表す図である。同様に、図7(b)はパケット8〜15の各々に収容される回線データが、図7(c)はパケット16〜23の各々に収容される回線データが、順次、タイムスロットに割り当てられて送信されるTDM信号を表す図である。同図中のパケット信号の番号は、各回線データが収容されていたパケット信号の番号を表す。TDM方式を用いて送信される回線データは、一連のタイムスロットに割り当てられる。同図中に示すように、一連のタイムスロットに番号を割り振り、順番にタイムスロット1、タイムスロット2、・・・と呼ぶ。本実施例においては、回線データ1はタイムスロット1及び2に、回線データ2はタイムスロット3に、回線データ3はタイムスロット4〜6に割り当てられる。
パケット送信装置100が、パケット信号0〜15を送信した時点においては、回線1〜3が使用状態、回線4が不使用状態であり、図7(a)および図7(b)に示されるTDM信号においては、パケット信号に収容される回線データ1がタイムスロット1及び2に、回線データ2がタイムスロット3に、回線データ3がタイムスロット4〜6にそれぞれ割り当てられている。パケット送信装置100が、パケット信号16〜23を送信した時点においては、回線1及び3が使用状態、回線2及び4が不使用状態であり、図7(c)に示されるTDM信号においては、パケット信号に収容される回線データ1がタイムスロット1及び2に、回線データ3がタイムスロット4〜6にそれぞれ割り当てられており、タイムスロット3には回線データが割り当てられていない。
上記したように、パケット受信装置200がパケット信号を受信し、これをTDM信号に変換して送信しているときに回線2が減設されても、パケット信号に収容される回線データを適切に取り出し、また、取り出したデータを適切なタイムスロットに割り当てTDM信号として送信することができる。これは、本実施例に示したように、次期ポーリング周期における回線に関する構成情報を今期(現在の)ポーリング周期において送受信されるパケット信号に付加されるヘッダ情報に含めたことにより実現されるものである。本実施例はデータ回線が減設される時の例であるが、本発明によればデータ回線の増設も可能である。また、ヘッダ情報読み取り部240が、パケット信号毎に付与されるシーケンス番号の一部を回線の種類を識別するための情報などとして読み取ることにより、ヘッダ情報に含める回線構成に関する情報量の増加を抑制することができ、通信ネットワークにおける伝送効率を向上させることができる。本実施例においてはシーケンス番号のビットの内、[3:0]の4ビットを回線の増減設用に併用したが、併用するビット数をこれよりも増やすことにより、本実施例におけるよりも回線数が多い場合にも容易に対応することが可能である。
以上に示したように、本発明のパケットエミュレーション装置よれば、TDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号を送受信しながら、更に、これをTDM(時分割多重)信号に変換して送信しながら、多重化回線を増設および減設することが可能である。
以下に実施例1と異なる部分についてのみ詳述する。
シーケンス番号のビットの内、[m+1]を通常のパケット信号であるかヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号であるかを識別するためのビットとして併用する。本実施例においては、[m+1]を[3]とする。ここで、シーケンス番号[3]の論理値が0のときは通常のパケット信号であることを表し、論理値が1のときはヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号であることを表す。通常のパケット信号は実施例1と同様に回線データを収容するパケット信号である。ヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号はペイロード部分に通常の回線データを収容しており、通常用のパケット信号に続いて送信される。また、ヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号に付加されるヘッダ情報の内、構成情報ポインタ、チャネルエントリビット、新規データフラグビットは通常のパケット信号のそれと同一である。
シーケンス番号のビットの内、[m+2]をポーリング周期の切り替わりを識別するためのビットとして併用する。本実施例においては、[m+2]を[4]とする。シーケンス番号[4]の論理値が0から1へ、または、1から0へ変化した時点がポーリング周期の切り替わり時点を表す。
表9は、回線使用状態1が継続しているときに、パケット送信装置100が送信するパケット信号であるパケット0〜7に付加されるヘッダの情報である。
Figure 2008124998
これらのパケット信号には実施例1と同様に回線データ1〜3が収容される。シーケンス番号[3]の論理値が0であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、これらのパケットが通常のパケット信号であることを判別できる。
表10は、パケット0〜7に続いてパケット送信装置100が送信するパケット信号であるパケット8〜15に付加されるヘッダの情報である。なお、パケット8〜15には通常通り回線データ1〜3が収容されている。
Figure 2008124998
シーケンス番号[3]の論理値が1であるため、ヘッダ情報読み取り部240は、これらのパケットが冗長用のパケット信号であることを判別できる。パケット0〜15の各々におけるシーケンス番号[4]の論理値は全て0であるため、回線情報更新部250は回線構成テーブルの値を更新しない。実施例1においては、パケット0〜7が1つのポーリング周期(ポーリング周期A)内に送受信されるが、本実施例においてはパケット0〜15が1つのポーリング周期内に送受信されるため、ポーリング周期は実施例1に比較して2倍となる。以降、同様に、8つの通常のパケット信号と、それらに続く8つのヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号が繰り返し送信される。
例えば、パケット交換網400においてパケット信号が消失すると、それに付加されるヘッダ情報も共に消失し、更新準備情報記憶部260に記憶される更新準備テーブルが更新されない事態が生じる。本実施例によれば、仮に通常のパケット信号が消失したとしても、パケット受信装置200にはヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号を受信する機会があり、より確実に回線に関する情報を更新し得る。本実施例においては、シーケンス番号のビットの内、[3]の1ビットを通常のパケットと冗長用のパケットの識別用に併用したが、併用するビット数をこれよりも増やすことにより、本実施例におけるよりもヘッダ部の冗長化を図ったパケット数を増やすことが可能であり、より確実に回線に関する情報を更新し得る。
本実施例に示したように、TDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションにより生成されたパケット信号を送受信しながら、更に、これをTDM(時分割多重)信号に変換して送信しながら、多重化回線を増設および減設することが本発明において更に確実に可能である。
パケットエミュレーション装置とパケット交換網およびTDM回線との接続を表すブロック図である。 パケット送信装置を表すブロック図である。 パケット受信装置を表すブロック図である。 パケット信号の構成を表す図である。 パケット信号を表す図である。 パケット信号を表す図である。 パケット信号とポーリング周期の関係を表す図である。 パケット受信装置が実行するサブルーチンのフローチャートである。 TDM信号を表す図である。 TDM信号を表す図である。 TDM信号を表す図である。
符号の説明
100 パケット送信装置
110 TDM信号受信部
120 パケット信号生成部
130 パケット信号送信部
200 パケット受信装置
210 パケット信号受信部
220 バッファメモリ
230 TDM信号送信部
240 ヘッダ情報読み取り部
250 回線情報更新部
260 更新準備情報記憶部
270 回線構成情報記憶部
300 TDM回線
400 パケット交換網
500 TDM回線

Claims (10)

  1. 複数回線からの回線データが多重化されたTDM(時分割多重)信号をパケット信号に変換し、これをパケット交換網に送信するパケット送信装置と、
    前記複数回線に関する構成情報に基づいて、前記パケット交換網から前記パケット信号を受信し、これをTDM(時分割多重)信号に変換するパケット受信装置とを含み、
    前記パケット送信装置と前記パケット受信装置とが、ポーリング周期毎に前記パケット信号の一群を送受信することにより、前記パケット交換網上でTDM(時分割多重)信号のパケットエミュレーションを行うパケットエミュレーション装置であって、
    前記パケット送信装置が、前記パケット信号に次期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報をヘッダ情報として付加するパケット信号生成部を備え、
    前記パケット受信装置が、
    前記ヘッダ情報を読み取るヘッダ情報読み取り部と、
    前記次期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報を更新準備テーブルとして記憶する更新準備情報記憶部と、
    今期ポーリング周期における複数回線に関する構成情報を回線構成テーブルとして記憶する回線構成情報記憶部と、
    前記今期ポーリング周期から前記次期ポーリング周期へ切り替わる時点において、前記回線構成テーブルの情報を前記更新準備テーブルの情報により更新する回線情報更新部と、を備えることを特徴とするパケットエミュレーション装置。
  2. 前記構成情報が、前記複数回線の各々が使用されているか否かを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のパケットエミュレーション装置。
  3. 前記構成情報が、前記パケット信号内における回線データの位置を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のパケットエミュレーション装置。
  4. 前記構成情報が、前記パケットに収容される回線データのサイズを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のパケットエミュレーション装置。
  5. 前記ヘッダ情報が、前記今期ポーリング周期と前記次期ポーリング周期において前期構成情報が異なるか否かを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のパケットエミュレーション装置。
  6. 前記ヘッダ情報が、前記パケット信号毎に割り振られる一連のシーケンス番号を含み、前記シーケンス番号は0から始まり1ずつ増加するバイナリビット列であるとき、
    前記ヘッダ情報読み取り部が、前記バイナリビット列の内のn桁目からm桁目までのビット(nは2以上の整数。mはnより大きい整数。)を読み取り、前記複数回線の各々を識別することを特徴とする請求項1記載のパケットエミュレーション装置。
  7. 前記構成情報が、前記パケット信号内における回線データの位置を示す情報と前記パケットに収容される回線データのサイズを示す情報とを含み、前記回線データの位置を示す情報と前記回線データのサイズを示す情報とが、前記ヘッダ情報内において同一の領域に格納され得るとき、
    前記ヘッダ情報読み取り部が、請求項6記載のバイナリビット列の内のn−1桁目のビットを読み取り(nは請求項6記載のn)、前記領域に格納されている情報が、前記回線データの位置を示す情報であるのか、前記回線データのサイズを示す情報であるのかを識別することを特徴とする請求項6記載のパケットエミュレーション装置。
  8. 前記ヘッダ情報読み取り部が、請求項6記載のバイナリビット列の内のm+1桁目のビットを読み取り(mは請求項6記載のm)、前記ポーリング周期が切り替わる時点を識別することを特徴とする請求項6記載のパケットエミュレーション装置。
  9. 前記ヘッダ情報読み取り部が、請求項6記載のバイナリビット列の内のm+1桁目のビットを読み取り(mは請求項6記載のm)、前記パケット信号が通常のパケット信号として送信されたものであるのか、ヘッダ部の冗長化を図ったパケット信号として送信されたものであるのかを識別することを特徴とする請求項6記載のパケットエミュレーション装置。
  10. 前記ヘッダ情報読み取り部が、請求項6記載のバイナリビット列の内のm+2桁目のビットを読み取り(mは請求項6記載のm)、前記ポーリング周期が切り替わる時点を識別することを特徴とする請求項6記載のパケットエミュレーション装置。
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