JP2008123420A - 自動販売機管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動販売機の保守作業において、現状では自販機が設置されている現場で自販機の在庫状況や故障の有無などを参照する手段がない。
【解決手段】 電力線通信機能を有する複数の自動販売機が電力線を介して相互に通信可能に構成された自動販売機管理システムであって、各自動販売機は保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、保守情報記憶手段に記憶された保守情報を電力線を介して他の自動販売機に向けて送信しあるいは他の前記自動販売機の保守情報を電力線を介して受信する保守情報通信手段を備え、自動販売機のうち少なくとも1台の自動販売機は外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、外部に保守情報を出力する保守情報出力手段をさらに備えた外部対応自動販売機である自動販売機管理システム。
【選択図】図4
【解決手段】 電力線通信機能を有する複数の自動販売機が電力線を介して相互に通信可能に構成された自動販売機管理システムであって、各自動販売機は保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、保守情報記憶手段に記憶された保守情報を電力線を介して他の自動販売機に向けて送信しあるいは他の前記自動販売機の保守情報を電力線を介して受信する保守情報通信手段を備え、自動販売機のうち少なくとも1台の自動販売機は外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、外部に保守情報を出力する保守情報出力手段をさらに備えた外部対応自動販売機である自動販売機管理システム。
【選択図】図4
Description
本発明は電力線を利用して自動販売機の保守に関する情報を収集する自動販売機管理システムに関する。
ビルやホテルや旅館などのように自動販売機を多数設置しているところでの自動販売機を管理するシステムについて、
例えば各自動販売機の販売物品とその残量及び販売個数等を集計管理するにあたって各自動販売機を子局としてフロント等に設けた集計機で一括管理するシステムについての技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、専用線で接続されている各自動販売機と集計機の建物内での配線の煩わしさを解消するために、上記集計機と各自動販売機間を、商用交流電源を供給する電力線で接続し、集計機と各自動販売機間の情報の交換はこの情報を電力線に流れる商用交流電源の電圧波形に重畳して搬送する自動販売機の集中管理装置が開示されている。
例えば各自動販売機の販売物品とその残量及び販売個数等を集計管理するにあたって各自動販売機を子局としてフロント等に設けた集計機で一括管理するシステムについての技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、専用線で接続されている各自動販売機と集計機の建物内での配線の煩わしさを解消するために、上記集計機と各自動販売機間を、商用交流電源を供給する電力線で接続し、集計機と各自動販売機間の情報の交換はこの情報を電力線に流れる商用交流電源の電圧波形に重畳して搬送する自動販売機の集中管理装置が開示されている。
特許文献2には、設備コストを軽減するために自動販売機とセンタ側端末の各々にモデムを接続してセンタ側端末のモデムと自動販売機のモデムを、電力線を介して接続することで通信を行う自動販売機管理システムが開示されている。
特開昭59−133685号公報
特開平11−167667号公報
前記の2つの特許文献に開示されている自動販売機管理システムを用いると、管理対象である複数の自動販売機(以下自販機と称する)は電力線を介してセンタ側端末と接続されて、電力線を利用したネットワークが構成出来る。センタ側端末を、自販機を管理している事業者の保守センタや管理事務所等に設置すれば、保守作業員は保守センタや管理事務所のセンタ側端末が設置されている場所まで出向いて自販機の保守情報(製品毎の在庫数、製品毎の売上げ額、製品毎の品切れの有無、釣銭残高、貨幣毎の釣銭の有無、自販機内部の機能ブロック毎の異常、正常の状態を示す情報などを示す情報)を参照することになる。この場合、保守情報の参照に手間取ることが考えられる。
また、保守作業員が自販機を巡回する経路は一定ではない。保守作業の内容は、個々の自販機によって異なる事が考えられる為、保守作業にかかる時間の大小によって保守作業員は自販機を巡回する経路を変更することがある。この場合、保守作業員は自販機が設置されている個々の現場から保守情報を参照出来る方が望ましい。しかし、現状では自販機が設置されている現場から保守情報を参照する手段がない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、保守作業員が電力線に接続された自販機から他の自販機の保守情報が参照できる自動販売機管理システムを提供することを目的とする
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、保守作業員が電力線に接続された自販機から他の自販機の保守情報が参照できる自動販売機管理システムを提供することを目的とする
本発明の自動販売機管理システムは、電力線通信機能を有する複数の自動販売機が電力線を介して相互に通信可能に構成された自動販売機管理システムであって、各自動販売機は、保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、保守情報記憶手段に記憶された保守情報を電力線を介して他の自動販売機に向けて送信し、あるいは他の前記自動販売機の保守情報を電力線を介して受信する保守情報通信手段を備え、自動販売機のうち少なくとも1台の自動販売機は、外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、外部に保守情報を出力する保守情報出力手段をさらに備えた外部対応自動販売機である自動販売機管理システムである。
本発明により、保守作業員は外部対応の自販機を通じて他の自販機の保守情報を参照することができる。
本発明により、保守作業員は外部対応の自販機を通じて他の自販機の保守情報を参照することができる。
本発明の自動販売機管理システムの外部対応自動販売機は、保守情報出力指示を受付けた場合に、他の自動販売機に対して保守情報の送信を要求する機能を有することを特徴とする自動販売機管理システムである。
本発明により、必要な時に保守情報を更新できるので保守作業者は最新の保守情報を参照することができる。
本発明により、必要な時に保守情報を更新できるので保守作業者は最新の保守情報を参照することができる。
本発明の自動販売機管理システムの外部対応自動販売機は、タイマー機能を有し、予め設定された時間間隔もしくは予め設定された時刻に基づいて、他の自動販売機に対して保守情報の送信を要求する機能を有する自動販売機管理システムである。
本発明により、保守作業者による保守情報の出力指示の入力が無い場合でも自動的に保守情報の更新ができる。
本発明により、保守作業者による保守情報の出力指示の入力が無い場合でも自動的に保守情報の更新ができる。
本発明の自動販売機は、保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、保守情報記憶手段に記憶された保守情報を電力線を介して他の自動販売機に向けて送信し、あるいは他の自動販売機の保守情報を電力線を介して受信する保守情報通信手段と、外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、外部に保守情報を出力する保守情報出力手段を備えたことを特徴とする自動販売機である。
本発明により、保守作業員は他の自販機の保守情報を参照することができる。
本発明により、保守作業員は他の自販機の保守情報を参照することができる。
本発明を実施することにより、保守作業員は外部対応の自販機を通じて他の自販機の保守情報を参照することができる。
図1、図2は例えば工場などの敷地内に構成された本発明の自動販売機管理システムの構成図を示す。
図1の構成例では敷地内の受電設備18に外部の電力線21が接続されており、受電設備18には敷地内の電力線である電力線20が接続されている。電力線20には自販機10から自販機17が各々接続されている。自販機10〜自販機17の各々は電力線20に信号を重畳させることにより他の自販機と通信を行うことができる。
なお、電力線20は物理的に1本の電力ケーブルが分岐されたものに限られるものではなくて、電力線通信が可能なように結ばれていることを概念的に示したものである。
図1の構成例では敷地内の受電設備18に外部の電力線21が接続されており、受電設備18には敷地内の電力線である電力線20が接続されている。電力線20には自販機10から自販機17が各々接続されている。自販機10〜自販機17の各々は電力線20に信号を重畳させることにより他の自販機と通信を行うことができる。
なお、電力線20は物理的に1本の電力ケーブルが分岐されたものに限られるものではなくて、電力線通信が可能なように結ばれていることを概念的に示したものである。
例えば図2の構成例では、受電設備18には敷地内の電力線である電力線22と電力線23が接続されており、電力線22には自販機10、自販機11、自販機16、自販機17が接続されている。電力線23には自販機12、自販機13、自販機14、自販機15が接続されている。この場合も受電設備18において電力線22と電力線23は重畳された情報が、図3に示すような中継用のモデムやカプラを介して相互に通信可能にされることで図1と同様に概念的に1つの電力線で結ばれることとなる。よって自販機10〜自販機17の各々は電力線22に信号を重畳させることにより他の自販機と通信を行うことができる。
本発明に使用する自販機は外部から保守作業者が入力した保守情報の出力指示に従ってデータ処理部55が出力した保守情報を表示装置或いは出力装置に出力する外部対応の自動販売機(外部対応自販機)である。
図4に本発明の外部対応自販機のブロック図を示す。図4A)には、保守情報を記憶する記憶部54、保守情報の収集と送受信の制御を行うデータ処理部55、他の自販機との通信を行う通信部56を自販機内に内蔵した場合の構成例を示す。図4B)は、記憶部54、データ処理部55、通信部56を外付けユニットに収納した場合の構成例を示す。
図4に本発明の外部対応自販機のブロック図を示す。図4A)には、保守情報を記憶する記憶部54、保守情報の収集と送受信の制御を行うデータ処理部55、他の自販機との通信を行う通信部56を自販機内に内蔵した場合の構成例を示す。図4B)は、記憶部54、データ処理部55、通信部56を外付けユニットに収納した場合の構成例を示す。
以下の説明では、図4A)を本発明の自販機の構成例として各部の機能・動作を説明する。
自販機には製品の払出しを行う商品処理部50、製品の温度調節を行う温調制御部51、釣り銭の払出しを行う金銭処理部52、製品の売上げや釣り銭の計算を行う演算制御部53が存在する。演算制御部53ではさらに製品の払出し指示、釣り銭の払出し指示等の処理を行う。
さらに商品処理部50、温調制御部51、金銭処理部52を参照して保守情報をまとめるデータ処理部55、自販機の保守情報を記憶する記憶部54がある。また、外部の他の自販機と電力線を伝送路として通信を行う通信部56、保守作業者からの保守情報の出力指示を受け付け、且つデータ処理部40が出力した保守情報を出力する入出力部57が存在する。
自販機には製品の払出しを行う商品処理部50、製品の温度調節を行う温調制御部51、釣り銭の払出しを行う金銭処理部52、製品の売上げや釣り銭の計算を行う演算制御部53が存在する。演算制御部53ではさらに製品の払出し指示、釣り銭の払出し指示等の処理を行う。
さらに商品処理部50、温調制御部51、金銭処理部52を参照して保守情報をまとめるデータ処理部55、自販機の保守情報を記憶する記憶部54がある。また、外部の他の自販機と電力線を伝送路として通信を行う通信部56、保守作業者からの保守情報の出力指示を受け付け、且つデータ処理部40が出力した保守情報を出力する入出力部57が存在する。
温調制御部51は自販機内の製品の温度を一定に保つように温度調節を行うと共に温調制御部51の故障の有無等を示す情報を出力する。
演算制御部53は利用者が選択した商品に対する入力に従って製品を特定し、製品価格テーブルを参照して該当製品の価格を決定する。決定した該当製品の価格と金銭処理部52から得られた利用者が投入した金銭の額から釣り銭額を算出するとともに、商品処理部50に該当製品の払出しの指示を出す。さらに演算制御部53は金銭処理部52に算出した釣り銭を出力すると共に釣り銭の払出しの指示を行う。演算制御部53は該当製品を特定するIDデータと該当製品価格のデータを製品売上げ情報として記憶部54に記憶する。
商品処理部50は演算制御部53の指示に従って選択された製品を利用者に払い出す。また商品処理部50は製品毎の品切れの有無を示す情報、故障の有無等を示す情報を出力する。
金銭処理部52は利用者が投入した金額を演算制御部53に出力すると共に、演算制御部53の指示に従って利用者に釣り銭を払い出す。
金銭処理部52は演算制御部53から出力された釣り銭の払出しの指示を受け取ると、釣り銭の貨幣毎の残量を参照する。次に釣り銭として払い出す各貨幣の数を決定して、釣り銭を払い出す。金銭処理部52は貨幣毎の釣り銭残高を出力する。また金銭処理部52は釣り銭切れの有無、自らの故障の有無等を示す情報が出力する。
金銭処理部52は演算制御部53から出力された釣り銭の払出しの指示を受け取ると、釣り銭の貨幣毎の残量を参照する。次に釣り銭として払い出す各貨幣の数を決定して、釣り銭を払い出す。金銭処理部52は貨幣毎の釣り銭残高を出力する。また金銭処理部52は釣り銭切れの有無、自らの故障の有無等を示す情報が出力する。
データ処理部55は、商品処理部50、温調制御部51、金銭処理部52の各々から出力される各部の故障の有無等と、商品処理部50からの製品毎の品切れの有無、金銭処理部52からの釣り銭切れの有無を示す情報等まとめて記憶部54に記憶する。
データ処理部55は金銭処理部52が出力した貨幣毎の釣り銭残高を記憶部54に記憶する。
データ処理部55はさらに製品の在庫量を算出する。データ処理部55は演算制御部53が記憶した、該当製品の売上げ情報と該当製品の充填数(商品処理部50に収納できる各製品毎の最大個数)から該当製品の在庫量を算出し、製品の在庫量データとして記憶部54に記憶する。上記の充填数は予め記憶部54に記憶されている。
データ処理部55は金銭処理部52が出力した貨幣毎の釣り銭残高を記憶部54に記憶する。
データ処理部55はさらに製品の在庫量を算出する。データ処理部55は演算制御部53が記憶した、該当製品の売上げ情報と該当製品の充填数(商品処理部50に収納できる各製品毎の最大個数)から該当製品の在庫量を算出し、製品の在庫量データとして記憶部54に記憶する。上記の充填数は予め記憶部54に記憶されている。
データ処理部55は他の自販機に自らの保守情報を送る為に記憶部54に記憶された自らの保守情報を通信部56に出力する。
また、データ処理部55は他の自販機から保守情報を通信部56を介して収集する。そして収集した他の自販機の保守情報を記憶部54に記憶する。記憶部54にはデータ処理部55が生成した自らの保守情報の他に、他の自販機から受け取った保守情報が記憶される。こうして各自販機の保守情報が共有される。
データ処理部55はさらに入出力部57からの信号に従って保守情報を入出力部57に出力する。
また、データ処理部55は他の自販機から保守情報を通信部56を介して収集する。そして収集した他の自販機の保守情報を記憶部54に記憶する。記憶部54にはデータ処理部55が生成した自らの保守情報の他に、他の自販機から受け取った保守情報が記憶される。こうして各自販機の保守情報が共有される。
データ処理部55はさらに入出力部57からの信号に従って保守情報を入出力部57に出力する。
通信部56はデータ処理部55が出力した自らの保守情報を含む信号を電力線に重畳して送信する。この信号は他の自販機に対して送信される。また通信部56は他の自販機から受信した信号から他の自販機の保守情報を抽出してデータ処理部55に送る。
入出力部57は、保守作業者が入力した保守情報出力指示をデータ処理部55に送り、データ処理部55が出力した保守情報を受け取り出力する。
保守作業者からの入力を受付けるための押しボタン、タッチパネル、キーボード等の入力装置は入出力部57に含まれていても良いし自販機内部の入出力部57とは別のところにあってもよい。また自販機の外部にあっても良い。
また入出力部57から出力された保守情報はディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の出力装置に送られる。この表示装置や出力装置は入出力部57に含まれていても良いし自販機内部の入出力部57とは別のところにあってもよい。また自販機の外部にあっても良い。
保守作業者からの入力を受付けるための押しボタン、タッチパネル、キーボード等の入力装置は入出力部57に含まれていても良いし自販機内部の入出力部57とは別のところにあってもよい。また自販機の外部にあっても良い。
また入出力部57から出力された保守情報はディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の出力装置に送られる。この表示装置や出力装置は入出力部57に含まれていても良いし自販機内部の入出力部57とは別のところにあってもよい。また自販機の外部にあっても良い。
上記の入力装置や表示装置、出力装置が自販機の外部にある1例として保守I/F58を経由して入出力部57が保守機器と保守情報出力指示の受け付けと保守情報の出力を行う場合がある。
図1および図2の構成例における本発明の自動販売機管理システムの動作について説明する。
以下では保守作業者からの保守情報の出力指示の入力によって、保守情報を収集する場合の自動販売機管理システムの動作について説明する。
以下の説明では図1の自販機10が外部対応自販機であるとする。自販機10から保守作業者が操作をして保守情報を参照する場合について、図4のブロック図を参照しながら説明する。
以下では保守作業者からの保守情報の出力指示の入力によって、保守情報を収集する場合の自動販売機管理システムの動作について説明する。
以下の説明では図1の自販機10が外部対応自販機であるとする。自販機10から保守作業者が操作をして保守情報を参照する場合について、図4のブロック図を参照しながら説明する。
本発明の自動販売機管理システムを構成している自販機の何れか1台は、自販機の送信順を制御する機能を有している。
自販機の送信順を制御する機能を有する自販機では、記憶部54に自販機IDと自販機のアドレスの対応を示す自販機のアドレステーブルを記憶している。この自販機の通信部56は、自販機アドレステーブルを参照して送信権を与える自販機を決定する。そして決定した自販機に送信権を与える。この機能により自販機間の通信が正常に行われる。
本実施例では自販機の送受信を制御する機能は自販機11が備えているものとする。
自販機の送信順を制御する機能を有する自販機では、記憶部54に自販機IDと自販機のアドレスの対応を示す自販機のアドレステーブルを記憶している。この自販機の通信部56は、自販機アドレステーブルを参照して送信権を与える自販機を決定する。そして決定した自販機に送信権を与える。この機能により自販機間の通信が正常に行われる。
本実施例では自販機の送受信を制御する機能は自販機11が備えているものとする。
自販機10のデータ処理部55は出入力部57から保守情報の出力指示の入力を受け付けると、他の自販機に対して保守情報の送信を要求する情報(保守情報送信要求と称する)を生成する。次に同報送信を指示する情報を生成する。そして生成した保守情報送信要求と同報送信を指示する情報を加えて通信部56に送る。
通信部56ではデータ処理部55から同報送信を指示する情報を受け取るとこれに自らのアドレスを加えて他の自販機に同報送信する。
通信部56ではデータ処理部55から同報送信を指示する情報を受け取るとこれに自らのアドレスを加えて他の自販機に同報送信する。
電力線に接続された他の自販機(本実施例では代表して自販機12を例に取る)の通信部56は、自販機10から保守情報送信要求と自販機10のアドレスを受信すると、保守情報送信要求をデータ処理部55に送る。データ処理部55では、保守情報送信要求に従って記憶部54に記憶された自らの保守情報を読み出し自らの自販機IDを加えて通信部56に送る。
通信部56では、受信した自販機10のアドレスを宛先として、データ処理部55から受け取った保守情報と自らの自販機IDを自販機10に送信する。
上記の処理は、電力線(図1では電力線20、図2では電力線22および電力線23を示す)に接続されている自販機12以外の自販機に於いても同様に行われる。
通信部56では、受信した自販機10のアドレスを宛先として、データ処理部55から受け取った保守情報と自らの自販機IDを自販機10に送信する。
上記の処理は、電力線(図1では電力線20、図2では電力線22および電力線23を示す)に接続されている自販機12以外の自販機に於いても同様に行われる。
自販機10では、通信部56が受信した自販機12の保守情報と自販機IDをデータ処理部55に送る。
データ処理部55は、自販機12の保守情報と自販機IDを受け取ると記憶部54に記憶する。データ処理部55は上記の処理で、他の全ての自販機から保守情報を受信したかどうかチェックしてもよい。このチェックにはタイムアウト処理を施してもよい。タイムアウト処理を施す事で保守情報を受信するに際しての待ち時間の無駄を省くことができる。さらに他の自販機との通信異常を検知できる。
データ処理部55は、自販機12の保守情報と自販機IDを受け取ると記憶部54に記憶する。データ処理部55は上記の処理で、他の全ての自販機から保守情報を受信したかどうかチェックしてもよい。このチェックにはタイムアウト処理を施してもよい。タイムアウト処理を施す事で保守情報を受信するに際しての待ち時間の無駄を省くことができる。さらに他の自販機との通信異常を検知できる。
タイムアウト処理が行われている場合、タイムアウトが発生するとデータ処理部55は保守情報受信フラグが追記されていない自販機は通信異常が発生したとみなす。次にデータ処理部55は記憶部54に通信異常の情報を記憶する。
上記の処理は、電力線(図1では電力線20、図2では電力線22および電力線23を示す)に接続されている自販機12以外の自販機から送られた保守情報と自販機IDを受け取る場合に対しても同様に行われる。
データ処理部55は、他の自販機から保守情報と自販機IDを受け取ると、記憶部54に記憶された自販機10〜自販機17までの保守情報と自販機IDを入出力部57に出力する。自販機11〜自販機17の何れかに通信異常が発生した場合は通信異常の情報も含めて入出力部57に出力する。
入出力部57はデータ処理部55から保守情報とこれに対応する自販機IDを受け取るとディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の出力装置に出力する。保守情報の出力例を図6〜図9に示す。
自販機10に保守機器が接続されている場合は、保守情報の出力指示は保守I/F58を介して保守機器から入力される。またデータ処理部55からの保守情報とこれに対応する自販機IDは入出力部57から出力され保守I/F58を介して保守機器に出力される。
また上記の説明では、自販機10が他の自販機に対して保守情報送信要求を同報送信する処理例を示したが、保守情報送信要求報の送信処理として自販機11から自販機17に対して予め定められた順序に従って保守情報送信要求を送信しても良い。
本実施例を実施することによって保守員は自販機を通じて電力線に接続された自販機の保守情報を参照できる。
さらに保守情報の出力指示を受けた時だけ自販機間の通信を行うので、自販機間の通信のデータ量や通信のトラフィック等の通信の負荷を軽減できる。
また、自販機10〜自販機17のうちのいくつかの自販機が外部対応自販機であれば、保守作業中に、製品や釣り銭を急いで補充する必要が生じても対応できる。
また、自販機10〜自販機17のうちのいくつかの自販機が外部対応自販機であれば、保守作業中に、製品や釣り銭を急いで補充する必要が生じても対応できる。
また、敷地内に複数の出入り口がある場合には、各々の出入り口に近い自販機から全体の自販機の保守情報参照出来るので効率の良い保守作業の経路を選択出来る。など、保守作業の経路の自由度が上がる。
さらに自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合は保守作業員はどの自販機からでも保守情報を参照することが出来る。
さらに自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合は保守作業員はどの自販機からでも保守情報を参照することが出来る。
外部対応自販機である自販機10にタイマーが内蔵されている場合の本発明の自動販売機管理システムの動作について以下に説明する。
自販機10にタイマーが内蔵されている場合、タイマーには予め値が設定されている。タイマーは設定値に基づいて一定の時間間隔で時期を知らせる時報信号を出力している。
自販機10のデータ処理部55はタイマーから時報信号が出力されると、他の自販機に対して保守情報の送信を要求する情報(保守情報送信要求と称する)を生成する。次に同報送信を指示する情報を生成する。そして生成した保守情報送信要求と同報送信を指示する情報を加えて通信部56に送る。
通信部56ではデータ処理部55から同報送信を指示する情報を受け取るとこれに自らのアドレスを加えて他の自販機に同報送信する。
以降の、自販機10が他の自販機から保守情報を収集する処理については前述したのでここでは繰り返さない。
なお、タイマーはデータ処理部55の外部にあっても良いし、データ処理部55に内蔵されていても良い。
以降の、自販機10が他の自販機から保守情報を収集する処理については前述したのでここでは繰り返さない。
なお、タイマーはデータ処理部55の外部にあっても良いし、データ処理部55に内蔵されていても良い。
自販機10のデータ処理部55は出入力部57から保守情報の出力指示の入力を受け付けると、記憶部54に記憶された自販機10〜自販機17までの保守情報と自販機IDを入出力部57に出力する。自販機11〜自販機17の何れかに通信異常が発生した場合は通信異常の情報も含めて入出力部57に出力する。
入出力部57の自販機10〜自販機17までの保守情報、自販機IDの表示や通信異常の情報の表示の処理についても前述したのでここでは繰り返さない。
入出力部57の自販機10〜自販機17までの保守情報、自販機IDの表示や通信異常の情報の表示の処理についても前述したのでここでは繰り返さない。
上記の説明では、外部対応自販機にタイマーが内蔵されている場合を説明したが、タイマーは自販機の送受信を制御する機能は自販機11に内蔵されていても良い。この場合は、自販機11はタイマーからの時報信号に従って、保守情報送信要求の出力を許可する情報を自販機10に送る。
自販機10のデータ処理部55は、通信部56が受信した自販機11からの保守情報送信要求の出力を許可する情報を通信部56から受け取ると、他の自販機に対して保守情報の送信を要求する情報(保守情報送信要求と称する)を生成する。次に同報送信を指示する情報を生成する。そして生成した保守情報送信要求と同報送信を指示する情報を加えて通信部56に送る。
通信部56ではデータ処理部55から同報送信を指示する情報を受け取るとこれに自らのアドレスを加えて他の自販機に同報送信する。
以降の、自販機10が他の自販機から保守情報を収集する処理については前述したのでここでも繰り返さない。
通信部56ではデータ処理部55から同報送信を指示する情報を受け取るとこれに自らのアドレスを加えて他の自販機に同報送信する。
以降の、自販機10が他の自販機から保守情報を収集する処理については前述したのでここでも繰り返さない。
自販機にタイマーが内蔵されている場合、保守作業者による保守情報の出力指示の入力が無い場合でも自動的に保守情報の更新ができる。
自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合は、全ての自販機の保守情報の更新が自動的にできるので、保守作業員はどの自販機からでも最新の保守情報を参照することが出来る。
また、本発明の自動販売機管理システムは、自販機11にタイマーが内蔵されている場合の別の例として、自販機11から外部対応自販機以外の自販機に、外部対応自販機である自販機10に保守情報の送信を指示することで自販機10が他の自販機からの保守情報を収集するという処理を行っても良い。
この場合も、自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合は、全ての自販機の保守情報の更新が自動的にできるので、保守作業員はどの自販機からでも最新の保守情報を参照することが出来る。
この場合も、自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合は、全ての自販機の保守情報の更新が自動的にできるので、保守作業員はどの自販機からでも最新の保守情報を参照することが出来る。
自販機10〜自販機17の全てが外部対応自販機である場合、1台の自販機から他の自販機に向けて保守情報を同報送信することで通信の負荷を軽減することができる。
図5はビル等の建物に本発明の自動販売機管理システムを使用した場合の例を示す図である。図5の例にはビルの各階に自販機10〜自販機14が配置されている。自販機10〜自販機14は電力線24に各々接続されている。
図1、図2の例と同様に図5の場合も、電力線24物理的に1本の電力ケーブルが分岐されたものに限られるものではなくて、電力線通信が可能なように結ばれていることを概念的に示したものである。
図1、図2の例と同様に図5の場合も、電力線24物理的に1本の電力ケーブルが分岐されたものに限られるものではなくて、電力線通信が可能なように結ばれていることを概念的に示したものである。
図5の場合も、受電設備18において電力線24に重畳された情報が、中継用のモデムやカプラを介して自販機10〜自販機14の間で相互に通信可能にされることで概念的に1つの電力線で結ばれることとなる。よって自販機10〜自販機14の各々は電力線24に信号を重畳させることにより他の自販機と通信を行うことができる。
以下では、本発明の自動販売機管理システムをビルに使用した場合の効果と比較するために図5を用いて、従来の管理人室に自動販売機を一括管理するための端末が設置されている場合の保守作業を考えてみる。従来であれば保守作業員は管理人室に設置されている端末で自動販売機の保守情報を参照してから階下の保守作業車4に戻って保守作業の準備をしてから、自販機10、自販機12、自販機13、自販機14等の階上の自販機の保守作業を行うので手間がかかる。
さらに、保守作業員が自販機14の保守作業をしていた時に、自販機12に緊急度の高い重大な故障や、直ぐに補充する必要のある品切れ或いは釣り銭切れ等のトラブルが発生しても、保守作業員にはこのトラブルの発生を認識できない。仮にこの時に保守作業員が作業中に自販機の保守情報を確認するために管理人室に出向いたとしても、端末で保守情報を参照して初めて、トラブルの発生を認識する。そして自販機12のトラブルの対応に向かうことになる。
ここで仮に自販機14のフロアーに保守用の道具類や補充用品が置いてあれば、保守作業員は一旦、自販機12が設置されているフロアーを通過して、自販機14の設置されているフロアーに保守用の道具類や補充用品を取りに行ってから、自販機12が設置されているフロアーに下って保守作業を行うことになる。
また、管理人室の端末でトラブルの発生を認識した時に保守用の道具類や補充用品に不足品があれば、保主作業員は一旦保守作業車4に戻って不足品を補ってから自販機12のトラブル対応に向かうことになる。
上記のように従来であれば、管理人室の端末で保守情報を確認するので、保守作業に手間がかかる。特に保守作業中に緊急度の高いトラブルが他の自販機で発生した場合、ビルに置いては特に保守作業員はトラブル対応中に何度もフロアーを上下に移動する必要がありトラブル対応に多大な時間と手間がかかる。
本発明の自動販売機管理システムをビルに使用した場合、図5で自販機11が外部対応自販機であれば、管理人室の端末に依らなくても、保守作業員は保守作業車4に近い自販機11で他の自販機の保守情報を参照できる。このため保守作業に必要な保守用の道具類や補充用品を把握して保守作業にかかるまでの手間が従来に比べて軽減できる。
さらに自販機10〜自販機14の全てが外部対応自販機であれば、保守作業員はどの自販機からでも保守情報を参照することができるので、保守作業中に別の自販機でトラブルが発生した場合でもトラブル対応にかかる時間と手間を減らすことができる。
図1や図2のように自販機が平面的に設置された場合であれば、保守作業員は自販機にトラブルが発生した場合、保守作業車4を使用してトラブルに対応する。図5のようにビルの場合は、フロアーの上下に移動するにはエレベータや階段、エスカレータが用いられるがこれらはスペースが限られていたり、上下する速度が遅いのでフロアーを上下する回数が増えると作業にかかる時間が大幅に増加する。
本発明の自動販売機管理システムをビルに使用した場合、上記のようにトラブルが発生しても、トラブル対応の為にフロアーを上下に移動する回数を減らすことができるので、トラブル対応にかかる時間を大幅に減らすことができる。このため本発明の自動販売機管理システムをビルに使用することは特に効果がある。
以上に開示された実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態および実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての修正や変形を含むものと意図される。
1、2、3・・・門
4・・・保守作業車
10、11、12、
13、14、15、
16、17・・・自販機
18・・・受電設備
181、182・・・カプラ
19・・・中継ユニット
21・・・外部の電力線
20、22、23、24・・・電力線
31・・・モデム
50・・・商品処理部
51・・・温調制御部
52・・・金銭処理部
53・・・演算制御部
54・・・記憶部
55・・・データ処理部
56・・・通信部
57・・・入出力部
58・・・保守I/F
4・・・保守作業車
10、11、12、
13、14、15、
16、17・・・自販機
18・・・受電設備
181、182・・・カプラ
19・・・中継ユニット
21・・・外部の電力線
20、22、23、24・・・電力線
31・・・モデム
50・・・商品処理部
51・・・温調制御部
52・・・金銭処理部
53・・・演算制御部
54・・・記憶部
55・・・データ処理部
56・・・通信部
57・・・入出力部
58・・・保守I/F
Claims (4)
- 電力線通信機能を有する複数の自動販売機が電力線を介して相互に通信可能に構成された自動販売機管理システムであって、
前記各自動販売機は、保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、
該保守情報記憶手段に記憶された保守情報を前記電力線を介して他の前記自動販売機に向けて送信し、あるいは他の前記自動販売機の保守情報を前記電力線を介して受信する保守情報通信手段を備え、
前記自動販売機のうち少なくとも1台の自動販売機は、
外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、
外部に保守情報を出力する保守情報出力手段をさらに備えた外部対応自動販売機であることを特徴とする自動販売機管理システム。 - 前記外部対応自動販売機は、
保守情報出力指示を受付けた場合に、他の前記自動販売機に対して保守情報の送信を要求する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機管理システム。 - 前記外部対応自動販売機は、タイマー機能を有し、予め設定された時間間隔もしくは予め設定された時刻に基づいて、他の前記自動販売機に対して保守情報の送信を要求する機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機管理システム。
- 保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、
該保守情報記憶手段に記憶された前記保守情報を電力線を介して他の自動販売機に向けて送信し、あるいは他の前記自動販売機の前記保守情報を前記電力線を介して受信する保守情報通信手段と、
外部からの保守情報出力指示を受付ける保守情報出力指示入力手段と、
外部に前記保守情報を出力する保守情報出力手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309000A JP2008123420A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動販売機管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309000A JP2008123420A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動販売機管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008123420A true JP2008123420A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39508082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006309000A Withdrawn JP2008123420A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 自動販売機管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008123420A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011238208A (ja) * | 2010-05-03 | 2011-11-24 | G-Mode Co Ltd | 自動販売機の遠隔管理システム及びその方法 |
JPWO2018066693A1 (ja) * | 2016-10-07 | 2019-04-04 | 住友電気工業株式会社 | 判定装置および監視装置 |
-
2006
- 2006-11-15 JP JP2006309000A patent/JP2008123420A/ja not_active Withdrawn
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JPWO2018066693A1 (ja) * | 2016-10-07 | 2019-04-04 | 住友電気工業株式会社 | 判定装置および監視装置 |
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