JPH04292384A - エレベータ表示器の遠隔情報入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の目的］

【０００２】

【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの情報表
示器の表示内容を遠隔地から設定できるようにしたエレ
ベータ表示器の遠隔情報入力装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】近年、エレベータのかご内や各階ホール
にフリーメッセージが表示できるようなエレベータ情報
表示器を取り付け、そのビルの監視室から表示すべきメ
ッセージを入力してこれらのエレベータ情報表示器に表
示するシステムが増加している。このようなエレベータ
の情報表示システムの従来例として、図２に示すような
構成のものが知られている。

【０００４】この図２に示す従来例のエレベータの情報
表示システムでは、エレベータのかご内情報表示器１及
びホール情報表示器２に情報（メッセージ）を表示させ
る場合、エレベータなどのビル設備の監視室３に設けら
れたエレベータ情報入力装置４から表示情報データを入
力すると、光ファイバーのような伝送回線５を介して、
エレベータ機械室６のエレベータ情報表示インターフェ
ース装置７に当該表示情報データを送信する。そして、
このエレベータ情報表示インターフェース装置７は、受
信した情報表示データを別の伝送回線８を介してかご内
情報表示器１及びホール情報表示器２に伝送し、各情報
表示器１，２にその入力した情報を表示させるようにし
ている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエレベータの情報表示システムでは、伝送回線５
をエレベータ情報表示専用として付設しなければならな
いために、エレベータ情報入力装置４は監視室３または
機械室６のようなエレベータ機械室に近いところに設置
しなければなず、そのために、エレベータ情報入力装置
４に対する情報入力操作はＯＡ機器に不慣れな監視者が
行わなければならず、操作ミスが起こったり、情報表示
入力操作のため監視員に角の労力負担を掛けてしまうと
いう問題点があった。

【０００６】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、エレベータの情報表示器の情報サー
ビスを行う際に、専門家の駐在する遠隔の情報入力セン
ターから情報表示データの入力操作ができるようにし、
操作ミスが少なく、有用な情報を的確に表示サービスす
ることのできるエレベータ表示器の遠隔情報入力装置を
提供することを目的とする。

【０００７】［発明の構成］

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明のエレベータ表
示器の遠隔情報入力装置は、エレベータかご及び各階エ
レベータホールに設置されたエレベータ情報表示器と、
エレベータ機械室に設けられ、前記各エレベータ情報表
示器に対してエレベータ表示情報を伝送回線を介して伝
送するためのエレベータ情報表示インターフェース装置
及びこのエレベータ情報表示インターフェース装置に接
続されたインターフェース装置用通信回線端末装置と、
前記機械室から離れた遠隔地のエレベータ情報入力セン
ターに設けられ、前記インターフェース装置用通信回線
端末装置に通信回線を介して接続された情報入力装置用
通信回線端末装置及びこの情報入力装置用通信回線端末
装置に接続され、前記エレベータ情報表示インターフェ
ース装置に情報を供給して前記各エレベータ情報表示器
に情報を表示させるエレベータ情報入力装置とを備えた
ものである。

【０００９】

【作用】この発明のエレベータ表示器の遠隔情報入力装
置では、エレベータを設置されたビルから遠隔地に設け
られているエレベータ情報入力センターにおいて、エレ
ベータ情報入力装置からエレベータ情報入力を行うと、
情報入力装置用通信回線端末装置、通信回線及びインタ
ーフェース装置用通信回線端末装置を介して、エレベー
タ機械室のエレベータ情報表示インターフェース装置に
エレベータ表示情報を伝送する。そして、このエレベー
タ情報表示インターフェース装置から伝送回線を介して
エレベータかご内の情報表示器及び各階のエレベータホ
ールの情報表示器に対して情報の表示を行うことができ
る。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図１は、この発明の一実施例のブロック図であり
、従来例と同様にエレベータ装置の設置されている各ビ
ルにおいて、エレベータかごにはかご内情報表示器１が
設置され、各階のエレベータホールにはホール情報表示
器２が設置され、これらの情報表示器１，２とエレベー
タ機械室６内に設置されたエレベータ情報表示インター
フェース装置７との間が伝送回線８によって接続されて
いる。そして機械室６には、さらに、インターフェース
装置用通信回線端末装置９が設置され、エレベータ情報
表示インターフェース装置７に伝送回線１０によって接
続されている。

【００１１】なお、ここでエレベータ情報表示インター
フェース装置７は、従来例と同様にマイクロコンピュー
タなどの電子計算機により構成されるものであって、伝
送路１０を介して通信回線端末装置１０から送られてく
るエレベータ情報表示データに基づいて処理を行うため
のプログラムが格納されており、これによって、エレベ
ータ情報入力装置１５から入力されたエレベータ情報表
示データを、伝送回線８を介してかご内情報表示器１と
ホール情報表示器２に伝送して表示させることができる
。

【００１２】各エレベータ設置ビルから離れた遠隔地に
エレベータ情報入力センター１１が設けられ、各エレベ
ータ設置ビルのエレベータ機械室６のインターフェース
装置用通信回線端末装置９との間を公衆電話回線のよう
な通信回線１２によって接続するために、このエレベー
タ情報入力センター１１にも情報入力装置用通信回線端
末装置１３が備えられている。そして、このエレベータ
情報入力センター１１には、インターフェース装置用通
信回線端末装置１３と伝送回線１４を介して接続された
エレベータ情報入力装置１５が設けられており、このエ
レベータ情報入力装置１５からエレベータ情報表示デー
タを入力するようになっている。

【００１３】次に、上記の構成のエレベータ表示器の遠
隔情報入力装置の動作について説明する。エレベータ情
報入力センター１１から、任意のエレベータの設置され
ビルの機械室６のエレベータ情報表示インターフェース
装置７にエレベータ情報表示データを供給する場合、エ
レベータ情報入力センター１１のエレベータ情報入力装
置１５から、該当するビルの識別番号を入力する。

【００１４】この入力により、エレベータ情報入力セン
ター１１の情報入力装置用通信回線端末装置１３は、入
力されたエレベータ設置ビルの識別番号に対応する電話
番号をメモリから読み出してきて自動的にダイヤルし、
通信回線１２を介して該当するビルの機械室６のインタ
ーフェース装置用通信回線端末装置９を呼び出す。

【００１５】呼び出されたインターフェース装置用通信
回線端末装置９は、通信回線１２、情報入力装置用通信
回線端末装置１３及び伝送回線１４を介して、エレベー
タ情報入力装置１５に応答信号（ＡＣＫ信号）を返送す
る。

【００１６】エレベータ情報入力装置１５は、このＡＣ
Ｋ信号を受信すると表示情報入力モードに入り、各伝送
回線１０，１４、通信回線１２及び各通信回線端末装置
９，１３を介して、機械室６のエレベータ情報表示イン
ターフェース装置７とあたかも直接接続されたように機
能し、情報表示データの入力を行えるようにする。

【００１７】そこで、エレベータ情報入力装置１５から
、例えば「今日は、午後に点検があります。」という情
報表示データを入力すると、情報入力装置用通信回線端
末装置１３は、この入力された情報表示データを通信回
線１２に出力し、通信回線１２は、例えば１２００ｂｐ
ｓの速さの伝送速度で機械室６のインターフェース装置
用通信回線端末装置９に情報表示データを伝送し、この
インターフェース装置用通信回線端末装置９に受信され
る。

【００１８】インターフェース装置用通信回線端末装置
９では、受信した情報表示データを、エレベータ情報表
示インターフェース装置７に適した所定の伝送速度、例
えば９６００ｂｐｓで伝送回線１０を介して出力し、エ
レベータ情報表示インターフェース装置７は、この情報
表示データに対応する処理を行い、かご内情報表示器１
及び各階のエレベータホールのホール情報表示器２に上
記の入力情報を表示させる。

【００１９】そして、エレベータ情報表示インターフェ
ース装置７は、こうして入力された情報の表示と共に、
正常終了を示すＡＣＫ信号を返送する。このＡＣＫ信号
は、各伝送路１０，１４、通院回線１２及び端末装置９
，１３を介してエレベータ情報入力装置１５に伝送され
、エレベータ情報入力装置１５がこのＡＣＫ信号を受信
すると、表示入力モードを解消する。

【００２０】こうして、この実施例のエレベータ表示器
の遠隔情報入力装置では、エレベータの設置されている
ビルから遠く離れた遠隔地のエレベータ情報入力センタ
ー１１において、エレベータ情報入力装置１５によって
、いずれのビルのエレベータに対してもその情報表示器
１，２に対して必要な表示情報を伝送して表示させるこ
とができるのである。

【００２１】なお、図２に示した従来のエレベータの情
報表示システムでは、エレベータ情報入力装置４と情報
表示インターフェース装置７との間では、情報入力装置
４から送られてくるデータに対して、正常終了を示すＡ
ＣＫ信号を返送する処理を行っているが、この発明の実
施例では、情報入力センタ１１の端末装置１３とエレベ
ータ情報入力装置１５との接続、及び機械室６のエレベ
ータ情報表示インターフェース装置７と端末装置９との
接続を行っている伝送回線１４，１０の伝送速度は、電
話回線である通信回線１　２の伝送速度よりも数段速い
ものであるために、ＡＣＫ返送処理を従来のように行う
と通信回線１２の伝送速度で制限され、情報入力装置１
５の応答待ち時間が長くなってしまうため、これを避け
るべく、次の対策をとっているのである。

【００２２】すなわち、遠隔地のエレベータ情報入力セ
ンター１１側では、情報入力装置１５から通信回線端末
装置１３に送られてきた情報表示データに対しては、こ
の通信回線端末装置１３がＡＣＫ信号を返送し、また機
械室６の通信回線端末装置９からエレベータ情報表示イ
ンターフェース装置７に送られてきた情報表示データに
対しては、このエレベータ情報表示インターフェース装
置７がＡＣＫ信号を返送するようにしているのである。

【００２３】

【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、遠隔地
のエレベータ情報入力センターから各エレベータ設置ビ
ルの機械室に設けられているエレベータ情報表示インタ
ーフェース装置に対して通信回線を介してエレベータ情
報表示データを伝送し、このインターフェース装置を介
してかご内情報表示器及び各エレベータホールのホール
情報表示器に必要な情報を表示させるようにしているた
め、従来のように各ビルごとにその監視室において監視
員がエレベータ表示情報を入力して表示器に表示させる
場合のように、不慣れな監視員に負担を掛けることなく
、熟練したオペレータにより遠隔地にいながら各地のエ
レベータ設置ビルにおけるエレベータの表示器に必要情
報を表示させるように操作することができ、エレベータ
情報表示を効率良く行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例のブロック図。

【図２】従来例のブロック図。

【符号の説明】

１　　かご内情報表示器 ２　　ホール情報表示器 ６　　機械室 ７　　エレベータ情報表示インターフェース装置８　　
伝送回線 ９　　インターフェース装置用通信回線端末装置１０　
　伝送回線 １１　　エレベータ情報入力センター １２　　通信回線 １３　　情報入力装置用通信回線端末装置１４　　伝送
回線 １５　　エレベータ情報入力装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　エレベータかご及び各階のエレベータ
   ホールに設置された情報表示器と、エレベータ機械室に
   設けられ、前記各エレベータ情報表示器に対してエレベ
   ータ表示情報を伝送回線を介して伝送するためのエレベ
   ータ情報表示インターフェース装置及びこのエレベータ
   情報表示インターフェース装置に接続されたインターフ
   ェース装置用通信回線端末装置と、前記機械室から離れ
   た遠隔地のエレベータ情報入力センターに設けられ、前
   記インターフェース装置用通信回線端末装置に通信回線
   を介して接続された情報入力装置用通信回線端末装置及
   びこの情報入力装置用通信回線端末装置に接続され、前
   記エレベータ情報表示インターフェース装置に情報を供
   給して前記各情報表示器に情報を表示させるエレベータ
   情報入力装置とを備えて成るエレベータ表示器の遠隔情
   報入力装置。