JP2008123223A - メール作成サーバおよびメール送信方法 - Google Patents

メール作成サーバおよびメール送信方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 電子メールアドレスと電話番号とを予め登録しておくことなく、電話接続した発信端末宛てに電子メールを送信することができるメール作成サーバおよびメール送信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 メール作成サーバ100のメール作成指示受信部101は、発信端末301の電話番号を含んだメール作成指示を受信すると、加入者情報取得部102は加入者情報蓄積装置305からその電話番号に対応するメールアドレスを取得する。また、付加情報取得部103は付加管理サーバ200から付加情報を取得する。そして、メール作成部104は、取得された付加情報を含んだ電子メールを作成し、メール送信部105は取得されたメールアドレス宛てに送信することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子メールなどのメールデータを送信するメール作成サーバおよびこのメール作成サーバを用いたメール送信方法に関する。
メールマガジンなど電子メールを配信する際、情報提供者は電子メールアドレスなどの宛先を取得しており、情報提供者はその宛先に対して電子メールの配信を行うことができる。通常、情報提供者は、配信先である電子メールアドレスを、その受信者であるユーザが情報提供者に登録することにより、取得することができる。
また、電子メールを配信したい別の方法として、特開2002−14887号公報(特許文献1)に記載の方法が挙げられる。この特許文献1によると、電話により問い合わせを受けた装置は、その電話番号に基づいて電子メールアドレスを検索し、その電子メールアドレス宛てに電子メールを送信することが記載されている。
特開2002−14887号公報
サービス窓口などの代表電話番号に問合せなどの電話があった場合に、その発信者宛に電子メールを配信したいことが考えられる。これは、問合せをしたユーザは、そのサービスに対する関心を持っていると考えられることから、そのユーザに対して何らかの情報提供をすることが営業上有効と考えられているからである。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、問合せを受けた装置は電子メールアドレスと電話番号とを対応付けて記憶しておく必要があり、その登録作業に手間のかかるものであった。また、予め登録しておくことを前提としているものであることから、電子メールアドレスまたは電話番号の登録の誤りなどで、正しい電子メールアドレスを検索することができないことも考えられる。
そこで本発明では、電子メールアドレスと電話番号とを予め登録しておくことなく、電話接続した発信端末宛てに電子メールを送信することができるメール作成サーバおよびメール送信方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明のメール作成サーバは、電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置に対して通信接続するメール作成サーバにおいて、上記発信端末の電話番号を含んだメール作成指示を受信する受信手段と、上記受信手段によりメール作成指示が受信されると、上記加入者情報蓄積装置から上記電話番号に対応するメールアドレスを取得する取得手段と、上記取得手段により取得されたメールアドレス宛てに対して、上記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成する作成手段と、上記作成手段により作成された電子メールを送信する送信手段と、を備えている。
また、本発明のメール送信方法は、電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置に対して通信接続するメール作成サーバのメール送信方法において、上記発信端末の電話番号を含んだメール作成指示を受信する受信ステップと、上記受信ステップによりメール作成指示が受信されると、上記加入者情報蓄積装置から上記電話番号に対応するメールアドレスを取得する取得ステップと、上記取得ステップにより取得されたメールアドレス宛てに対して、上記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加を含んだ電子メールを作成する作成ステップと、上記作成ステップにより作成された電子メールを送信する送信ステップと、を備えている。
この構成により、発信端末の電話番号を含んだメール作成指示が受信されると、加入者情報蓄積装置から電話番号に対応するメールアドレスを取得し、取得されたメールアドレス宛てに対して、上記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成し、送信することができる。
これにより、発信端末からの着信を契機に、電子メールアドレスを知ることなく、また、予め電子メールアドレスと電話番号とを登録しておくことなく、その発信端末に対して電子メールを送信し、情報提供を行うことができる。よって、電子メール配信を効率的に行うことができ、発信者と情報提供との間で情報の共有を図ることができる。特に、加入者情報蓄積装置というキャリア事業者が有している装置から電子メールアドレスを取得することができるようにしたため、第三者である情報提供者が他人の電子メールアドレスおよび電話番号を登録する必要がなくなる。
また、本発明のメール作成サーバ100は、電話番号およびユーザ属性に対応付けて、上記発信端末のユーザに提供される付加情報を記憶する付加管理サーバとさらに通信接続することができ、上記作成手段は、上記付加管理サーバから電話番号およびユーザ属性に対応した付加情報を含んだ電子メールを作成することが好ましい。
この構成により、付加管理サーバから電話番号およびユーザ属性に対応した付加情報を含んだ電子メールを作成することができ、ユーザの嗜好などにあった情報を含んだ電子メールを配信することができる。
また、本発明のメール作成サーバは、発信端末からの発信処理に基づいて着信端末に接続処理を行うとともに、当該接続処理を行った後にメール作成指示を出力する音声交換機に対してさらに通信接続可能にし、上記受信手段は、上記音声交換機からメール作成指示を受信することが好ましい。
この構成により、音声交換機からメール作成指示を受信し、そのメール作成指示に基づいてメール作成を行うことができ、発信端末の通話開始を契機に電子メールの配信処理を行うことができる。
また、本発明のメール作成サーバは、発信端末に対して情報提供を行う情報提供装置と通信接続し、上記受信手段は、上記情報提供装置からメール作成指示を受信することが好ましい。
この構成により、発信端末に対して情報提供を行う情報提供装置からメール作成指示を受信することができ、情報提供装置側での配信制御によって電子メールの配信を行うことができる。
また、本発明のメール作成サーバは、上記発信端末が通話中であることを確認する確認手段をさらに備え、上記作成手段は、上記確認手段により通話中であることが確認された場合に、上記取得手段により取得されたメールアドレス宛てに対して、上記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成することが好ましい。
この構成により、発信端末で通話中であることが確認された場合に、電子メールを作成し、配信することができる。発信端末が通信を行おうしない場合でも、情報提供者側で勝手にメール作成指示を出力することを防止することができ、情報提供者側での電子メール配信の悪用を防止することができる。
また、本発明のメール作成サーバは、上記受信手段は、付加情報を含んだメール作成指示を受信し、上記作成手段は、上記メール作成指示に含まれている付加情報を含んだ電子メールを作成することが好ましい。
この構成により、メール作成指示に含まれている付加情報を用いて電子メールを作成することができ、情報提供者側に配置されているサーバから提供された付加情報を用いた電子メールを作成することができる。
また、本発明のメール配信システムは、電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置と、上記メール作成サーバとを備えている。
本発明は、発信端末からの着信を契機に、電子メールアドレスを知ることなく、また、予め電子メールアドレスと電話番号とを登録しておくことなく、その発信端末に対して電子メールを送信し、情報提供を行うことができる。よって、電子メール配信を効率的に行うことができ、発信者と情報提供との間で情報の共有を図ることができる。特に、加入者情報蓄積装置というキャリア事業者が有している装置から電子メールアドレスを取得することができるようにしたため、第三者である情報提供者が他人の電子メールアドレスおよび電話番号を登録する必要がなくなる。
本発明は、一実施形態のために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態のメール作成サーバ100を用いた通信システム10のシステム構成図である。この通信システム10は、メール作成サーバ100、付加管理サーバ200、音声交換機302、音声交換機303、加入者情報蓄積装置305、パケット交換機306を含んで構成されており、発信端末301と着信端末304とを通信接続することができる。
発信端末301は、例えば携帯電話などの携帯端末であって、音声通話および電子メールによる通信を行うことができる端末であり、着信端末304は、レストランなどの店舗または会社などに配置されている通信端末であって、音声通話および電子メールによる通信を行うことができる端末である。本実施形態では、発信端末301は、着信端末304に対して発信を行う端末としてし、着信端末304は、発信端末301からの発信を受ける端末として説明する。
音声交換機302、303は、発信端末301と着信端末304とを通信接続するための交換機であり、音声交換機302は、発信端末301からの発信信号を受けると、これを音声交換機303に出力するものであって、発信端末301が在圏する交換機である。また、音声交換機303は、この発信信号を着信端末304に出力するものであって、着信端末304が在圏する交換機である。なお、音声交換機302は、音声発信の接続処理が完了すると、メール作成サーバ100に対してメール作成指示を示す指示信号を送信する機能を有している。また、音声交換機302は、接続処理を行う際に、発信信号に含まれている発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号を取り出し、これら電話番号をメール作成指示の指示信号に含めて送信する。
メール作成サーバ100は、音声交換機302からメール作成指示を示す指示信号を受信すると、付加管理サーバ200から付加情報を取得し、また、加入者情報蓄積装置305から発信端末301の電話番号に対応した電子メールアドレスを取得する。そして、取得された付加情報を含んだ電子メールを作成し、取得された電子メールアドレス宛に送信する。詳細の構成については後述する。
付加管理サーバ200は、発信端末301のユーザの属性情報であるユーザ属性(性別、年齢など)とこのユーザ属性に対応した付加情報と着信端末304の電話番号とを対応付けて記憶するサーバであり、メール作成サーバ100からの要求に応じて、ユーザ属性および着信端末304の電話番号に対応する付加情報を送信するサーバである。
加入者情報蓄積装置305は、加入者情報である加入者の電話番号、電子メールアドレス、並びに年齢および性別などのユーザ属性をそれぞれ対応付けて記憶する装置である。この加入者情報蓄積装置305は、キャリア事業者にて構築され、キャリア事業者の通信網内に配置されているものであり、不特定多数の第三者により加入者情報が取り出されることがないようにセキュリティにより保護されている。
パケット交換機306は、メール作成サーバ100から送信された電子メールを受信し、発信端末301に転送する交換機である。このパケット交換機306は、発信端末301が在圏する交換機である。
このように構成された通信システムにおけるメール作成サーバ100についてさらに詳細に説明する。
図2は、メール作成サーバ100の機能を説明するブロック図である。メール作成サーバ100は、メール作成指示受信部101(受信手段)、加入者情報取得部102(取得手段)、付加情報取得部103、メール作成部104(作成手段)、およびメール送信部105(送信手段)を含んで構成されている。
このメール作成サーバ100における各機能は、図3に示すハードウェアにより実現される。図3は、メール作成サーバ100のハードウェア構成図である。メール作成サーバ100は、物理的には、図3に示すように、CPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール14、ハードディスク等の補助記憶装置15、入力デバイスであるキーボード16、ディスプレイ17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2において説明した各機能は、図3に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで通信モジュール14、キーボード16、ディスプレイ17を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置15におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
メール作成指示受信部101は、音声交換機302から送信されたメール作成指示を示す指示信号を受信する部分である。このメール作成指示受信部101は、メール作成指示の指示信号を受信すると、加入者情報取得部102および付加情報取得部103に対して、それぞれ加入者情報および付加情報を取得するよう指示を出力する。なお、この指示信号には、発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号が含まれており、メール作成指示受信部101は、発信端末301の電話番号に基づいた加入者情報(電子メールアドレスおよびユーザ属性)および着信端末304の電話番号とユーザ属性とに基づいた付加情報を取得するよう指示を、加入者情報取得部102および付加情報取得部103に出力する。
加入者情報取得部102は、発信端末301の電話番号に基づいて電子メールアドレスおよびユーザ属性を加入者情報蓄積装置305から取得する部分である。具体的には、加入者情報取得部102は、加入者情報蓄積装置305に対して加入者情報である発信端末301の電話番号を出力し、その応答として電子メールアドレスおよびユーザ属性を受信する。
付加情報取得部103は、加入者情報取得部102により取得されたユーザ属性および着信端末304の電話番号に基づいて、付加管理サーバ200から付加情報を取得する部分である。付加情報は、着信端末304の電話番号およびユーザ属性に応じて定められた情報であって、その付加情報が付加管理サーバ200に記憶されている。例えば、着信端末304がレストランで配置されているものである場合、そのレストランに関する、ユーザ属性ごとの付加情報が付加管理サーバ200に記憶されている。そして、ユーザ属性に応じた付加情報を含んだ電子メールが配信されることになる。
メール作成部104は、加入者情報取得部102により取得された電子メールアドレス(発信端末301の電子メールアドレス)を送信宛先とし、付加情報取得部103により取得された付加情報をメール本文欄に記述し、または添付ファイルとして付加することにより、電子メールを作成する部分である。
メール送信部105は、メール作成部104により作成された電子メールを、宛先である発信端末301に送信する部分である。
このようにメール作成サーバ100が構成されることにより、発信端末301による発信を契機に、その発信端末301のユーザに有用な情報で、かつその発信先である着信端末304のユーザに関する情報を電子メールで配信することができる。
つぎに、付加管理サーバ200の構成について説明する。図4は、付加管理サーバ200の機能を示すブロック図である。図4に示すように付加管理サーバ200は、送受信部201、付加情報取得部202、およびデータベース203を含んで構成されている。以下、各構成要素について説明する。なお、この付加管理サーバ200も、図3に示されるハードウェアと同等のハードウェアにより各機能が実現される。
送受信部201は、メール作成サーバ100と通信接続する部分であり、メール作成サーバ100から、付加情報の読出指示を受信し、またその指示に応じた付加情報を返信する部分である。この付加情報の読出指示は、着信端末304の電話番号および発信者のユーザ属性を含んだものである。
付加情報取得部202は、送受信部201により受信された付加情報の読出指示に基づいてデータベース203から対応する付加情報を取得する部分であり、着信端末304の電話番号およびユーザ属性に基づいてデータベース203から、その電話番号およびユーザ属性に対応する付加情報を取得する。付加情報取得部202は、取得した付加情報を送受信部201に出力し、送受信部201は、メール作成サーバ100に送信する。
データベース203は、着信端末304の電話番号と付加情報とを対応付けて記憶する部分である。例えば、レストランの電話番号であれば、そのレストランに関する情報(メニュー、アクセスマップまたは、ユーザ属性に応じて女性用プランなど)を記憶している。
このように付加管理サーバ200を構成しておくことにより、着信端末304のユーザおよび発信端末301のユーザ属性に関連する付加情報を記憶しておき、着信端末304宛てに発信があった場合には、対応する付加情報をメール作成サーバ100に送信することができる。よって、メール作成サーバ100は、着信端末304のユーザおよび発信端末301のユーザ属性に対応する付加情報を含んだ電子メールを作成および送信することができる。
このように構成されたメール作成サーバ100および付加管理サーバ200を含んだ通信システム10の動作について説明する。図5は、通信システム10の動作を示すシーケンス図である。なお、ここでは、発信端末301のユーザをユーザA、その電話番号を発信者番号AAAA、その電子メールアドレスをaaaaとし、着信端末304を情報提供者B、その電話番号を着信者番号BBBBとする。
発信端末301により音声発信が行われ、発信端末301と音声交換機302とが接続される(S101)。そして、音声交換機302では、着信者番号BBBBが設定され、電子メールの自動着信の対象であるか否かの問合せが、加入者情報蓄積装置305に対して行われる(S102)。なお、加入者情報蓄積装置305には予め発信端末301のユーザAにより、電子メールの自動着信の対象であるか否かを示すメール自動着信番号テーブルの設定がなされている。
加入者情報蓄積装置305では、メール自動着信番号テーブルから自動着信対象であるか否かが判断され、この加入者情報蓄積装置305からメール自動着信の設定の有無が返信され(S103)、その返信に基づいて音声交換機302により、メール自動着信を行うか否かが判断される(S104)。ここで、メール自動着信の設定がないと判断されると(S104:自動着信なし)、通常着信、すなわち、メール作成指示が行われることなく、音声通話を行うための接続処理のみが行われる(図示せず)。
また、ここで、メール自動着信の設定があると判断されると(S104:自動着信あり)、音声通話を行うための接続処理が、音声交換機302および音声交換機303により行われる(S105)。そして、着信端末304により、音声発信に対する応答処理が行われ、音声交換機302では着信端末304から音声発信に対する応答が受信されると、発信者番号AAAA、着信者番号BBBBを含んだメール作成指示が生成され(S106)、メール作成指示がメール作成サーバ100に送信される(S107)。
メール作成サーバ100では、メール作成指示が受信されると、発信者番号AAAAを用いて、メールアドレスおよびユーザ属性についての問合せが加入者情報蓄積装置305に行われる(S108)。加入者情報蓄積装置305では、発信者番号AAAAに基づいて発信者の電子メールアドレスaaaa、およびユーザ属性が読み出され、そして、メール作成サーバ100に電子メールアドレスおよびユーザ属性が送信される(S109)。
メール作成サーバ100では、着信者番号BBBBおよび発信者のユーザ属性に基づいて、付加管理サーバ200に、電子メールに付加される付加情報についての問合せが行われる(S110)。付加管理サーバ200では、着信者番号BBBBおよび発信者のユーザ属性に基づいて、電子メールに付加される付加情報が検索され、検索された付加情報がメール作成サーバ100に送信される(S111)。
メール作成サーバ100では、付加管理サーバ200から送信された付加情報を含んだ電子メールが作成される(S112)。そしてメール作成サーバ100で作成された電子メールは、パケット交換機306を経由して、発信端末301に送信される(S113)。
以上の通りの動作により、メール作成サーバ100では、加入者情報蓄積装置305および付加管理サーバ200から、発信端末301の電子メールアドレスを取得することができるとともに、発信端末301のユーザAおよび着信端末304に適した付加情報を含んだ電子メールを送信することができる。
つぎに、本実施形態の第1の変形例について説明する。図6は、本実施形態の第1の変形例である、張り出しサーバ400および付加管理サーバ210を含んだ通信システム20のシステム構成図である。
この第1の変形例の通信システム20は、メール作成サーバ100、付加管理サーバ200、210、音声交換機302、音声交換機303、加入者情報蓄積装置305、パケット交換機306および張り出しサーバ400を含んで構成されており、発信端末301と着信端末304とを通信接続することができる。この通信システム20は、通信システム10と比較して、張り出しサーバ400および付加管理サーバ210を含んで構成されている点で相違する。
この張り出しサーバ400は、通信網の外部に配置されているサーバであって、例えば着信端末304を所持する情報提供者側で構築したサーバである。通常の通話も行うことができるように、この張り出しサーバ400は、音声交換機303と着信端末304とを通信接続するための音声通信処理機能を有する。また、張り出しサーバ400は、付加管理サーバ210から電子メールに付加するための情報を取得するよう構成されている。この付加管理サーバ210には、予め発信者の電話番号と付加情報とが対応付けて記憶されており、その機能構成は付加管理サーバ200(図4参照)と同じである。なお、この対応付けは必ずしも必須ではなく、付加情報のみが記憶されていてもよい。
この張り出しサーバ400についてさらに詳細に説明する。図7は、張り出しサーバ400の機能を示すブロック図である。図7に示すとおり、張り出しサーバ400は、音声接続処理部401、記憶部402、メール作成指示受信部403、付加情報取得部404、およびメール作成指示部405を含んで構成されている。以下、各構成要素について説明する。なお、張り出しサーバ400は、図3に示されるハードウェアと同等のハードウェアにより各機能が実現される。
音声接続処理部401は、音声交換機303と着信端末304とを音声による通話を行うための接続処理を行う部分である。また、音声接続処理部401は、音声発信の接続処理を行うに際して、その音声発信時の発信信号に含まれている発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号を抽出し、記憶部402に発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号を記憶させる。そして、音声接続処理部401は、音声発信の接続処理後、メール作成指示受信部403に対してメール作成指示待ち状態とする指示を出力する。
メール作成指示受信部403は、着信端末304から送信されたメール作成指示を受信する部分である。メール作成指示受信部403は、メール作成指示を受信すると、付加情報取得部404に対して付加管理サーバ210から付加情報を取得するよう指示を出力する。
付加情報取得部404は、メール作成指示受信部403から付加情報の取得指示を受けると、発信端末301の電話番号に対応する付加情報を取得する部分である。具体的には、付加情報取得部404は、付加管理サーバ210に対して発信端末301の電話番号を含んだ読み出し指示を出力し、その応答である発信端末301の電話番号に対応する付加情報を受信する。付加情報取得部404は、取得した付加情報をメール作成指示部405に出力する。なお、発信端末301の電話番号は必ずしも読み出し指示に含める必要はない。その場合には、発信端末301のユーザごとに付加情報を変えることなく、付加管理サーバ210からは一義的な付加情報が送信されることになる。
メール作成指示部405は、付加情報取得部404から付加情報を取得すると、この付加情報を含んだ電子メールを作成するようメール作成サーバ100に対して、付加情報を含んだ指示信号を送信する部分である。
このように張り出しサーバ400から送信されたメール作成指示に基づいてメール作成サーバ100は、付加情報を含んだ電子メールを作成することができる。なお、この第1の変形例におけるメール作成サーバ100は、以下の機能を必要とする。すなわち、メール作成サーバ100は、付加情報を含んだ指示信号を受信すると、加入者情報取得部102、付加情報取得部103に指示を出力するとともに、指示信号に含まれている付加情報を抽出し、一次保持する。そして、電子メール作成時に、一次保持された付加情報とともに付加情報取得部103で取得された付加情報とを含んだ電子メールを作成する。
つぎに、この通信システム20の動作について説明する。図8は、通信システム20の動作を示すシーケンス図である。なお、ここでは、発信端末301のユーザをユーザA、その電話番号を発信者番号AAAA、その電子メールアドレスをaaaaとし、着信端末304を情報提供者B、その電話番号を着信者番号BBBBとする。
S101からS104までは通信システム10と同じ動作を行う。すなわち、発信端末301から音声発信が行われ(S101)、音声交換機302においてメール自動着信の設定の有無が確認され(S103)、自動着信なしと判断されると(S104:自動着信なし)、音声発信の接続処理が行われる。自動着信ありと判断されると(S104:自動着信有り)、音声接続応答後にメール作成指示が出力され、図5におけるS105以降の処理が行われる。
S104にて、音声交換機302において自動着信なしと判断されると、音声発信処理が行われ、引き出しサーバ400を介して音声接続処理が行われる(S105a)。そして、引き出しサーバ400では、音声発信時における発信信号に含まれている発信者番号AAAA、着信者番号BBBBが抽出され、記憶部402に記憶される(S105b)。この記憶処理と並行して、着信端末304にて、着信処理が行われ、発信に対する応答が張り出しサーバ400および音声交換機302を経由して発信端末301に送信される(S105c)。
張り出しサーバ400では、着信端末304から応答を受信すると、音声交換機302に対してその応答を送信するとともに、メール作成指示待ち状態へ移行し、メール作成指示受信部403は指示待ち状態となる(S105d)。そして、着信端末304では、その情報提供者BであるオペレータがユーザAとの通話中に、メール作成指示を行うための指示操作が行われると(S106a)、メール作成指示が張り出しサーバ400に送信される(S107a)。
張り出しサーバ400では、着信端末304からメール作成指示がメール作成指示受信部403により受信されると(S107a)、発信者番号AAAAに対応する、電子メールに含める付加情報について付加管理サーバ210に対して問合せが、付加情報取得部404により行われ、第1の付加情報の読み出しが行われる(S107b)。
張り出しサーバ400では、第1の付加情報の読み出しが行われると、メール作成指示部405により、発信者番号AAAA、着信者番号BBBB、電子メールに付加される第1の付加情報が設定され(S107c)、これら情報を含んだメール作成指示がメール作成サーバ100に送信される(S107d)。
メール作成サーバ100では、張り出しサーバ400から第1の付加情報を含んだメール作成指示を受信すると、その第1の付加情報を抽出し、記憶するとともに、発信者番号AAAAに基づいて電子メールアドレスおよびユーザ属性の問合せが行われる(S108)。以下、図5のS108以降の処理と同じである。すなわち、メール作成サーバ100により、発信者番号AAAAが加入者情報蓄積装置305に送信され、加入者情報蓄積装置305では発信者番号AAAAに対応する電子メールアドレスaaaa、ユーザ属性が読み出され、検索結果として返信される(S109)。
メール作成サーバ100では、返信された結果に含まれるユーザ属性および着信者番号BBBBに基づいて第2の付加情報の問合せが付加管理サーバ200に対して行われる。そして、メール作成サーバ100では、第2の付加情報が取得され(S110、S111)、その後、第2の付加情報が含まれる電子メールが作成され、送信される(S112、S113)。
この第1の変形例における実施形態においては、第1の付加情報は情報提供者B側で適宜変更可能な情報であることから、頻繁に変更される可能性が高い情報が設定されることが好ましく、第2の付加情報は、キャリア事業者内に配置されている付加管理サーバ200に記憶されているものであり、その変更に手間がかかるものであることから、頻繁に変更される可能性が少ない情報が設定されること好ましい。例えば、第1の付加情報としては、レストランにおける季節ごとのメニューが考えられ、第2の付加情報としては、レストランのアクセスマップが考えられる。
以上の構成により、張り出しサーバ400を配置することにより、よりきめ細かく設定された第1の付加情報を電子メールで配信することができ、使い勝手がよく、便利な通信システムを提供することができる。
つぎに、本実施形態における第2の変形例について説明する。図9は、通話状況確認サーバ500を含んだ通信システム30のシステム構成図である。図9に示すとおり、この通信システム30は、メール作成サーバ100a、付加管理サーバ200、210、音声交換機302、音声交換機303、加入者情報蓄積装置305、パケット交換機306、張り出しサーバ400、および通話状況確認サーバ500を含んで構成されており、発信端末301と着信端末304とを通信接続することができる。
この通信システム30においては、音声交換機302は、着信端末304から音声発信に対する応答を受けると、発信端末301に対して音声発信の接続処理を行うとともに、発信端末301は通話中であることを示す通話状況情報を通話状況確認サーバ500に記憶させる。そして、メール作成サーバ100aは、張り出しサーバ400からメール作成指示を受信すると、新たに追加された通話状況確認サーバ500に保持されている通話状況情報に基づいて、発信端末301は通話中であると判断した場合に、付加情報を含んだ電子メールの作成および配信を行う。これにより、着信端末304における操作により電子メールの配信の指示を行うことができる通信システム30においては、発信端末301が通話中である場合にのみ電子メールの配信を許可する構成をとっているため、電子メールの配信の悪用を防止することができる。
この第2の変形例の通信システム30は、第1の変形例の通信システム20と比較して、通話状況確認サーバ500が追加されている点で相違する。また、この通話状況確認サーバ500を追加したことに伴い、音声交換機302aはこの通話状況確認サーバ500に通話状況情報を登録する機能が追加され、メール作成サーバ100aは、この通話状況確認サーバ500に対して通話状況を確認する機能が追加されている。
以下、メール作成サーバ100aおよび通話状況確認サーバ500について説明する。図10は、メール作成サーバ100aの機能を示すブロック図である。なお、メール作成サーバ100aは、図3に示されるハードウェアと同等のハードウェアにより各機能が実現される。
図10に示すように、このメール作成サーバ100aは、メール作成指示受信部101(受信手段)、加入者情報取得部102(取得手段)、付加情報取得部103、メール作成部104(作成手段)、メール送信部105(送信手段)、通話状況確認部106(確認手段)、通話状況判断部107、および応答部108を含んで構成されており、通話状況確認部106、通話状況判断部107、および応答部108が追加されている点で、メール作成サーバ100と相違している。以下、相違している点について詳細に説明する。
通話状況確認部106は、メール作成指示受信部101からメール作成指示を受信すると、通話状況確認サーバ500に対して通話状況、すなわち発信端末301が通話中であるか否かの確認の問合せを行う部分である。すなわち、通話状況確認部106は、通話状況確認サーバ500に対して通話中の確認問合せ信号を送信し、その応答として通話状況確認サーバ500から通話状況情報を受信する。なお、通話中の確認問合せ信号には、発信端末301の電話番号と、着信端末304の電話番号とが含まれている。また、この通話状況情報には、発信端末301が通話中である場合には、その発信端末301が着信端末304と通話中である旨の情報が含まれており、通話中でなければ通話中ではない旨の情報が含まれている。通話状況確認部106は、通話状況情報を通話状況判断部107に出力する。
通話状況判断部107は、通話状況確認部106から受信した通話状況情報に基づいて発信端末301が着信端末304と通話中であるか否かを判断する部分である。この通話状況判断部107が、発信端末301が着信端末304と通話中であると判断すると、応答部108にその旨を出力し、加入者情報取得部102および付加情報取得部103に加入者情報の取得および付加情報の取得をするよう指示を出力する。また、通話状況判断部107は、発信端末301が通話中ではないことを判断すると、その旨を応答部108に出力する。
応答部108は、通話状況判断部107から発信端末301が通話中であるか否かを示す情報を受けると、その旨を張り出しサーバ400に送信する。張り出しサーバ400では、必要に応じて着信端末304に電子メールの送信の有無が通知される。
その他の加入者情報取得部102、付加情報取得部103、メール作成部104、およびメール送信部105は、上述の通信システム10で説明した機能と同じ機能を有していることから、ここではその説明を省略する。
つぎに、通話状況確認サーバ500について説明する。図11は、通話状況確認サーバ500の機能を示すブロック図である。図11に示すとおり、通話状況確認サーバ500は、通話状況登録部501、記憶部502、送受信部503、および通話状況情報取得部504を含んで構成されている。なお、通話状況確認サーバ500は、図3に示されるハードウェアと同等のハードウェアにより各機能が実現される。
通話状況登録部501は、発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号を含んだ通話開始報告情報を音声交換機302から受信する部分である。通話状況登録部501は、この受信した通話開始報告情報を記憶部502に登録する。
記憶部502は、通話開始報告情報を記憶する部分であり、発信端末301の電話番号と着信端末304の電話番号とを対応付けて、通話中である旨を示す情報とともに記憶する部分である。
送受信部503は、メール作成サーバ100から、発信端末301が着信端末304と通話中であるか否かの確認問合せを受信する部分であり、この確認問合せを受けると、通話状況情報取得部504に通話状況を取得するよう指示を出力する。具体的には、送受信部503は、発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号を受信し、これら電話番号を通話状況情報取得部504に出力する。
通話状況情報取得部504は、送受信部503を介して確認問合せを受けると、発信端末301および着信端末304の通話状況を、記憶部502を参照することにより取得する部分である。具体的には、通話状況情報取得部504は、記憶部502を参照して、確認対象である発信端末301の電話番号および着信端末304の電話番号が記憶部502に記憶されているか否かを判断し、いずれかが対応付けて記憶されていない場合には、発信端末301は通話中ではないと判断し、それぞれ対応付けて記憶されていれば通話中であると判断し、通話状況情報として取得する。通話状況情報取得部504は、このように取得した通話状況情報を、送受信部503を介してメール作成サーバ100に返信する。なお、通話状況情報取得部504は、発信端末301の電話番号のみが記憶部502に記憶されている場合には、発信端末301は通話中であると判断するようにしても良い。
このように通話状況確認サーバ500は構成されることにより、発信端末301が着信端末304と通話中であるか判断することができ、その旨をメール作成サーバ100に送信することができる。
つぎに、このように構成されたメール作成サーバ100aおよび通話状況確認サーバ500を含んだ通信システム30の動作について説明する。図12、図13は、通信システム30の動作を示すシーケンス図であり、図12が通話中状態を保持するところまでの動作を示し、図13は通話中状態を確認して処理を行う動作を示す。なお、ここでは、発信端末301のユーザをユーザA、その電話番号を発信者番号AAAA、その電子メールアドレスをaaaaとし、着信端末304を情報提供者B、その電話番号を着信者番号BBBBとする。
まず、図12におけるS101からS107dまでは通信システム20と同じ動作を行う。すなわち、発信端末301から音声発信が行われ(S101)、音声交換機302においてメール自動着信の設定の有無が確認され(S102、S103)、自動着信なしと判断されると(S104:自動着信なし)、音声発信の接続処理が行われる。自動着信ありと判断されると(S104:自動着信有り)、音声接続応答後にメール作成指示が出力され、図5におけるS105以降の処理が行われる。
S104にて、音声交換機302において自動着信なしと判断されると、音声発信処理が行われ、引き出しサーバ400を介して音声発信に対する接続処理が行われる(S105a)。そして、引き出しサーバ400では、音声発信時におけるに発信信号に含まれている発信者番号AAAA、着信者番号BBBBが抽出され、記憶部402に記憶される(S105b)。この記憶処理と並行して、着信端末304にて、着信処理が行われ、発信に対する応答が張り出しサーバ400および音声交換機302を経由して発信端末301に送信される(S105c)。
張り出しサーバ400では、着信端末304から応答を受信すると、音声交換機302に対してその応答を送信するとともに、メール作成指示待ち状態へ移行し、メール作成指示受信部403は指示待ち状態となる(S105d)。そして、着信端末304では、その情報提供者BであるオペレータがユーザAとの通話中に、メール作成指示を行うための指示操作が行われると(S106a)、メール作成指示が張り出しサーバ400に送信される(S107a)。
張り出しサーバ400では、着信端末304からメール作成指示がメール作成指示受信部403により受信されると(S107a)、発信者番号AAAAに対応する、電子メールに付加される付加情報について付加管理サーバ210に問合せが、付加情報取得部404により行われ、第1の付加情報の読み出しが行われる(S107b)。
張り出しサーバ400では、第1の付加情報の読み出しが行われると、メール作成指示部405により、発信者番号AAAA、着信者番号BBBB、電子メールに付加される情報である第1の付加情報が設定され(S107c)、これら情報を含んだメール作成指示がメール作成サーバ100に送信される(S107d)。
上述の処理と並行して、音声交換機302では、その内部に備えられている通話開始報告部(図示せず)により、着信端末304から音声発信に対する応答が受信されると、通話状況確認サーバ500に、発信端末301と着信端末304との通話が開始された旨、および発信者番号AAAAおよび着信者番号BBBBを含んだ通話開始報告情報が出力される(S201)。通話状況確認サーバ500では、この通話開始報告情報が受信されると、通話状況登録部501により記憶部502に、発信者番号AAAAと着信者番号BBBBとが対応付けて記憶される(S202)。
つぎに、図13に基づいて、メール作成サーバ100aが通話中確認を行ってからの動作について説明する。その後、メール作成指示を受けたメール作成サーバ100では、通話状況確認部106により発信端末301と着信端末304とが通話中であるか否かの確認問合せが、通話状況確認サーバ500に対して行われる(S107e)。通話状況確認サーバ500では、送受信部503を介してこれを受け付け、通話状況情報取得部504により、記憶部502を参照することにより、発信端末301と着信端末304とが通話中であるか否かは、その発信者番号AAAAおよび着信者番号BBBBが対応付けて登録されているか否かが判断されることにより、判断される。
そして、その判断結果が通話状況確認サーバ500からメール作成サーバ100に送信され、メール作成サーバ100では、通話状況判断部107により、その結果に基づいて通話中であると判断された場合には(S107f:OK)、応答部108により、メール作成が可である旨を含んだメール作成指示応答が張り出しサーバ400に送信される(S107g)。また、通話状況判断部107により、通話中ではないと判断された場合には(S107f:NG)、メール作成は不可であると判断され、その旨が、応答部108により張り出しサーバ400に送信される。
このように発信端末301および着信端末304が通話中であると判断された場合には、第1の付加情報および第2の付加情報を含んだ電子メールの作成が行われ(S108〜S112)、発信端末301に作成した電子メールの送信が行われる(S113)。これらS108からS113の処理は、図5または図8における処理と同じである。
以上の本実施形態、第1の変形例および第2の変形例におけるメール作成サーバ100および通信システム10から30の作用効果について説明する。
本実施形態のメール作成サーバ100は、メール作成指示受信部101にて発信端末301の電話番号を含んだメール作成指示が受信されると、加入者情報取得部102にて加入者情報蓄積装置305から電話番号に対応するメールアドレスを取得する。そして、取得されたメールアドレス宛てに対して、メール作成部104は、発信端末301のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成し、メール送信部105は送信することができる。ここで、付加情報は、付加情報取得部103により付加管理サーバ200から取得された情報であり、発信端末301のユーザ属性および着信端末304の電話番号に基づいて予め登録された情報である。
これにより、発信端末301からの着信を契機に、電子メールアドレスを知ることなく、また、予め電子メールアドレスと電話番号とを登録しておくことなく、その発信端末301に対して電子メールを送信し、付加情報等の情報提供を行うことができる。よって、電子メール配信を効率的に行うことができ、発信者と情報提供との間で情報の共有を図ることができる。特に、加入者情報蓄積装置305というキャリア事業者が有している装置から電子メールアドレスを取得することができるようにしたため、第三者である情報提供者が他人の電子メールアドレスおよび電話番号を登録する必要がなくなる。
また、メール作成サーバ100は、付加情報取得部103にて付加管理サーバ200から、着信端末304の電話番号およびユーザ属性に対応した付加情報を取得し、付加管理サーバ200から電話番号およびユーザ属性に対応した付加情報を含んだ電子メールを作成することができ、ユーザの嗜好などにあった情報を含んだ電子メールを配信することができる。
また、メール作成サーバ100は、音声交換機302からメール作成指示を受信し、メール作成部104は、そのメール作成指示に基づいてメール作成を行うことができ、発信端末301の通話開始を契機に電子メールの配信処理を行うことができる。
また、メール作成サーバ100は、発信端末301に対して情報提供を行う情報提供装置である張り出しサーバ400からメール作成指示を受信することができ、情報提供装置側での配信制御によって電子メールの配信を行うことができる。
また、メール作成サーバ100は、通話状況確認サーバ500に対して確認処理を行い、発信端末301と着信端末304とが通話中であることが確認された場合に、メール作成部104は、付加情報を含んだ電子メールを作成し、メール送信部105は送信することができる。発信端末301が通信を行おうしない場合において情報提供者側で勝手にメール作成指示を出力することを防止することができ、情報提供者側での電子メール配信の悪用を防止することができる。発信端末301と情報提供者である着信端末304との通話があったときに電子メールの配信を許可するようにしたため、情報提供者側での電子メールの悪用防止に効果がある。なお、発信端末301が通話中であることのみ(その通話相手は着信端末304に限らない)に電子メールの配信を許可するようにしてもよい。
また、メール作成サーバ100、100aは、付加管理サーバ210で読み出された第1の付加情報を用いて電子メールを作成することができ、情報提供者B側から提供された第1の付加情報を用いた電子メールを作成することができる。
また、通信システム10から30においても、上述のメール作成サーバ100を備えていることから、上述の作用効果を奏するものとなる。
本実施形態のメール作成サーバ100を用いた通信システム10のシステム構成図である。 メール作成サーバ100の機能を説明するブロック図である。 メール作成サーバ100のハードウェア構成図である。 付加管理サーバ200の機能を示すブロック図である。 通信システム10の動作を示すシーケンス図である。 本実施形態の第1の変形例である、張り出しサーバ400および付加管理サーバ210を含んだ通信システム20のシステム構成図である。 張り出しサーバ400の機能を示すブロック図である。 通信システム20の動作を示すシーケンス図である。 本実施形態の第2の変形例である、通話状況確認サーバ500を含んだ通信システム30のシステム構成図である。 メール作成サーバ100aの機能を示すブロック図である。 通話状況確認サーバの機能を示すブロック図である。 通信システム30の通話中状態を保持するところまでの動作を示すシーケンス図である。 通信システム30の通話中状態を確認して処理する動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10、20、30…通信システム、100…メール作成サーバ、100a…メール作成サーバ、101…メール作成指示受信部、102…加入者情報取得部、103…付加情報取得部、104…メール作成部、105…メール送信部、106…通話状況確認部、107…通話状況判断部、108…応答部、200…付加管理サーバ、201…送受信部、202…付加情報取得部、203…データベース、210…付加管理サーバ、301…発信端末、302…音声交換機、302a…音声交換機、303…音声交換機、304…着信端末、305…加入者情報蓄積装置、306…パケット交換機、400…サーバ、401…音声接続処理部、402…記憶部、403…メール作成指示受信部、404…メール作成指示受信部、404…付加情報取得部、404…付加情報取得部、405…メール作成指示部、500…通話状況確認サーバ、501…通話状況登録部、502…記憶部、503…送受信部、504…通話状況情報取得部。

Claims (8)

  1. 電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置に対して通信接続するメール作成サーバにおいて、
    前記発信端末の電話番号を含んだメール作成指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段によりメール作成指示が受信されると、前記加入者情報蓄積装置から前記電話番号に対応するメールアドレスを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたメールアドレス宛てに対して、前記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された電子メールを送信する送信手段と、
    を備えるメール作成サーバ。
  2. 電話番号およびユーザ属性に対応付けて、前記発信端末のユーザに提供される付加情報を記憶する付加管理サーバとさらに通信接続することができ、
    前記作成手段は、前記付加管理サーバから電話番号およびユーザ属性に対応した付加情報を含んだ電子メールを作成することを特徴とする請求項1に記載のメール作成サーバ。
  3. 発信端末からの発信処理に基づいて着信端末に接続処理を行うとともに、当該接続処理を行った後にメール作成指示を出力する音声交換機に対してさらに通信接続可能にし、
    前記受信手段は、前記音声交換機からメール作成指示を受信することを特徴とする請求項1または2に記載のメール作成サーバ。
  4. 発信端末に対して情報提供を行う情報提供装置と通信接続し、
    前記受信手段は、前記情報提供装置からメール作成指示を受信することを特徴とする請求項1または2に記載のメール作成サーバ。
  5. 前記発信端末が通話中であることを確認する確認手段をさらに備え、
    前記作成手段は、前記確認手段により通話中であることが確認された場合に、前記取得手段により取得されたメールアドレス宛てに対して、前記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加情報を含んだ電子メールを作成することを特徴とする請求項4に記載のメール作成サーバ。
  6. 前記受信手段は、付加情報を含んだメール作成指示を受信し、
    前記作成手段は、前記メール作成指示に含まれている付加情報を含んだ電子メールを作成することを特徴とする請求項5に記載のメール作成サーバ。
  7. 電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置と、請求項1から6のいずれか1項に記載のメール作成サーバとを備えるメール配信システム。
  8. 電話番号と電子メールアドレスとを関連付けて記憶する加入者情報蓄積装置に対して通信接続するメール送信サーバのメール送信方法において、
    前記発信端末の電話番号を含んだメール作成指示を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによりメール作成指示が受信されると、前記加入者情報蓄積装置から前記電話番号に対応するメールアドレスを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得されたメールアドレス宛てに対して、前記発信端末のユーザに提供される予め定められた付加を含んだ電子メールを作成する作成ステップと、
    前記作成ステップにより作成された電子メールを送信する送信ステップと、
    を備えるメール送信方法。

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