JP2008123017A - 印刷システム、印刷管理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタの多様な使用に対して柔軟な対応が可能な印刷管理を行う。
【解決手段】プリンタに設けられた所定の印刷属性に対する使用制限を予め付与された効力範囲内で解除する電子クーポン(解除文字列)を受け取り、受け取った電子クーポンがプリンタでの印刷属性の使用制限を解除する効力を有することを条件に、プリンタでの使用制限を解除する。
【選択図】図3
【解決手段】プリンタに設けられた所定の印刷属性に対する使用制限を予め付与された効力範囲内で解除する電子クーポン(解除文字列)を受け取り、受け取った電子クーポンがプリンタでの印刷属性の使用制限を解除する効力を有することを条件に、プリンタでの使用制限を解除する。
【選択図】図3
Description
本発明は、端末装置にプリンタが接続された印刷システム等に関する。
近年、一般のオフィス等においては、1または複数の端末装置と1または複数のプリンタとをネットワーク環境下で接続して、1または複数の端末装置から1または複数のプリンタの共有使用または選択使用が可能なように構成された印刷システムが構築されている。
このような印刷システムでは、プリンタの使用が管理できるように構成されたものがある。例えばネットワーク上にプリンタの使用を管理する管理サーバを設置し、この管理サーバにユーザ毎に設定された各種印刷機能の使用可能範囲に関する情報(ユーザ管理情報)を記憶しておく。そして、ユーザが特定の印刷機能を用いた印刷を行う場合には、管理サーバに記憶されたユーザ管理情報に基づいて、その特定の印刷機能の使用が許可され、または制限される(例えば、特許文献1参照)。
その際に、ユーザが設定した特定の印刷機能の使用が制限された場合に、その印刷機能の使用制限を解除するには、例えば印刷システムの管理者がユーザ管理情報を変更する処置を行う必要がある。
このような印刷システムでは、プリンタの使用が管理できるように構成されたものがある。例えばネットワーク上にプリンタの使用を管理する管理サーバを設置し、この管理サーバにユーザ毎に設定された各種印刷機能の使用可能範囲に関する情報(ユーザ管理情報)を記憶しておく。そして、ユーザが特定の印刷機能を用いた印刷を行う場合には、管理サーバに記憶されたユーザ管理情報に基づいて、その特定の印刷機能の使用が許可され、または制限される(例えば、特許文献1参照)。
その際に、ユーザが設定した特定の印刷機能の使用が制限された場合に、その印刷機能の使用制限を解除するには、例えば印刷システムの管理者がユーザ管理情報を変更する処置を行う必要がある。
本発明は、プリンタの多様な使用に対して柔軟な対応が可能な印刷管理を行うことを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の印刷システムは、印刷処理する印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限が設けられた画像形成部と、画像形成部に設けられた印刷属性の使用制限を、予め付与された効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける解除文字列受付部と、解除文字列受付部にて受け付けられた解除文字列が画像形成部での印刷属性の使用制限を解除する効力を有することを条件に、画像形成部での使用制限を解除する使用制限解除部とを備えたことを特徴としている。
ここで、解除文字列受付部にて受け付けられる解除文字列に関する情報と、解除文字列に定められた効力範囲に関する情報とを記憶する情報記憶部をさらに備え、使用制限解除部は、情報記憶部に記憶された情報に基づいて、解除文字列受付部にて受け付けられた解除文字列が画像形成部での印刷属性の使用制限を解除する効力を有するか否かを判定することを特徴とすることができる。その場合に、使用制限解除部は、解除文字列が使用制限を解除する効力を有すると判定された場合に、使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性を適用し、解除文字列が使用制限を解除する効力を有しないと判定された場合に、印刷データに設定された印刷属性を使用制限に対応させて変更することを特徴とすることができる。さらに、使用制限解除部は、画像形成部での印刷属性の使用制限を解除した場合に、情報記憶部に記憶された解除文字列を情報記憶部から抹消するか、または、情報記憶部に記憶された解除文字列に定められた効力範囲を更新することを特徴とすることができる。
また、解除文字列を生成する解除文字列生成部をさらに備えたことを特徴とすることができる。その場合に、解除文字列生成部は、解除文字列を生成するに際して、効力範囲として、解除文字列の使用可能回数、解除文字列の有効期間、解除文字列により解除可能な印刷属性の種類のいずれか1または複数を定めることを特徴とすることができる。加えて、解除文字列生成部にて生成された解除文字列を画像形成部に印刷データを送信する端末に対して送信する解除文字列送信部をさらに備えたことを特徴とすることができる。また、解除文字列生成部は、予め定められた所定の規則に従って、解除文字列を自動的に生成することを特徴とすることができる。
また、本発明を印刷管理装置として捉え、本発明の印刷管理装置は、印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限を、予め付与された所定の効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける解除文字列受付部と、解除文字列に関する情報と解除文字列に定められた効力範囲に関する情報とを記憶する情報記憶部と、情報記憶部に記憶された情報に基づいて、解除文字列受付部にて受け付けた解除文字列が印刷属性に対する使用制限を解除する効力を有するか否かを判定し、解除文字列が使用制限を解除する効力を有する場合に、印刷属性の使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性を適用し、解除文字列が使用制限を解除する効力を有しない場合に、印刷データに設定された印刷属性を使用制限に対応させて変更する制御部とを備えたことを特徴としている。
ここで、制御部は、使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性を適用した場合に、情報記憶部に記憶された解除文字列を抹消するか、または、解除文字列に定められた効力範囲を更新することを特徴とすることができる。また、解除文字列を生成する解除文字列生成部をさらに備えたことを特徴とすることができる。さらに、解除文字列生成部は、予め定められた所定の規則に従って、解除文字列を自動的に生成することを特徴とすることができる。
また、本発明をプログラムとして捉え、本発明のプログラムは、コンピュータに、印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限を、予め付与された所定の効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける機能と、解除文字列に関する情報と解除文字列に定められた効力範囲に関する情報とを記憶する機能と、記憶された情報に基づいて、受け付けた解除文字列が印刷属性に対する使用制限を解除する効力を有するか否かを判定する機能と、解除文字列が使用制限を解除する効力を有すると判定された場合に、印刷属性の使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性を適用し、解除文字列が使用制限を解除する効力を有しないと判定された場合に、印刷データに設定された印刷属性を使用制限に対応させて変更する機能とを実現させることを特徴としている。
ここで、かかるプログラムでは、使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性が適用された場合に、記憶した解除文字列を抹消するか、または、解除文字列に定められた効力範囲を更新する機能をさらに備えたことを特徴とすることができる。また、解除文字列を生成する機能をさらに備えたことを特徴とすることができる。
ここで、かかるプログラムでは、使用制限を解除して印刷データに設定された印刷属性が適用された場合に、記憶した解除文字列を抹消するか、または、解除文字列に定められた効力範囲を更新する機能をさらに備えたことを特徴とすることができる。また、解除文字列を生成する機能をさらに備えたことを特徴とすることができる。
なお、このプログラムは、例えば、ハードディスクやDVD−ROM等の予約領域に格納されたプログラムを、RAMにロードして実行される場合がある。また、予めROMに格納された状態にて、CPUで実行される形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROMを備えている場合には、機器がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROMにインストールされる場合がある。このプログラムの提供に際しては、インターネット等のネットワークを介してデータ記録装置を備えたコンピュータにプログラムが伝送され、データ記録装置の有するROMにインストールされる形態も考えられる。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、プリンタの多様な使用に対して柔軟な対応が可能な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項2によれば、解除文字列の効力範囲の変更に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項3によれば、解除文字列に付与された効力範囲に限った厳密な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項4によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項2によれば、解除文字列の効力範囲の変更に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項3によれば、解除文字列に付与された効力範囲に限った厳密な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項4によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項5によれば、印刷管理の一元化を図ることができる。
また、本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、プリンタの様々な使用態様に合わせた柔軟な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
また、本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
また、本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、プリンタの様々な使用態様に合わせた柔軟な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
また、本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、プリンタの多様な使用に対して柔軟な対応が可能な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項10によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項11によれば、印刷管理の一元化を図ることができる。
また、本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
また、本発明の請求項10によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項11によれば、印刷管理の一元化を図ることができる。
また、本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、印刷管理の作業負担の軽減化を図ることができる。
本発明の請求項13によれば、本発明を採用しない場合に比べて、プリンタの多様な使用に対して柔軟な対応が可能な印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項14によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項15によれば、印刷管理の一元化を図ることができる。
また、本発明の請求項14によれば、解除文字列の使用履歴に対応した印刷管理を行うことができる。
また、本発明の請求項15によれば、印刷管理の一元化を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態である印刷システム1の全体構成を示す図である。図1に示した印刷システム1は、例えばユーザの作業スペース(例えば、デスク)等に設置された端末(端末装置)の一例としてのクライアントPC(Personal Computer)2(2A〜2C)と、クライアントPC2にて生成等された文書データを記録紙等の媒体(以下、「用紙」という)に印刷処理する画像形成部(画像形成装置)の一例としてのプリンタ4(4A〜4C)と、クライアントPC2によるプリンタ4の使用を管理する管理サーバ3とが、通信回線やケーブルを利用したLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されて構成されている。通信回線としては、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)を含んでもよい。ここで、本実施の形態の印刷システム1では、ネットワーク5上に複数のクライアントPC2と複数のプリンタ4とが接続可能であるが、図1に示した構成では、一例として、それぞれ3台のクライアントPC2A〜2Cと3台のプリンタ4A〜4Cとが接続されている場合を示している。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態である印刷システム1の全体構成を示す図である。図1に示した印刷システム1は、例えばユーザの作業スペース(例えば、デスク)等に設置された端末(端末装置)の一例としてのクライアントPC(Personal Computer)2(2A〜2C)と、クライアントPC2にて生成等された文書データを記録紙等の媒体(以下、「用紙」という)に印刷処理する画像形成部(画像形成装置)の一例としてのプリンタ4(4A〜4C)と、クライアントPC2によるプリンタ4の使用を管理する管理サーバ3とが、通信回線やケーブルを利用したLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されて構成されている。通信回線としては、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)を含んでもよい。ここで、本実施の形態の印刷システム1では、ネットワーク5上に複数のクライアントPC2と複数のプリンタ4とが接続可能であるが、図1に示した構成では、一例として、それぞれ3台のクライアントPC2A〜2Cと3台のプリンタ4A〜4Cとが接続されている場合を示している。
クライアントPC2は、文書や図形、写真等からなる文書データを作成したり、保存する機能等を有している。そして、クライアントPC2は、作成された文書データや保存された文書データ等を印刷する際には、指定するプリンタ4に対し、管理サーバ3を介して文書データの印刷指示を行う。その際に、印刷指定されるプリンタ4において特定の1または複数の印刷機能に使用制限が設定されている場合には、クライアントPC2は、印刷を実行するに際して、その印刷機能に設定された使用制限を予め定められた所定の効力範囲内で解除する解除文字列(以下、「電子クーポン」という)の入力と、ユーザを識別するユーザ識別情報の入力とを受け付ける。そして、印刷指定するプリンタ4に対して、文書データの印刷指示とともに、電子クーポンとユーザ識別情報とを送信する。
すなわち、本実施の形態の印刷システム1では、電子クーポン毎に特定の印刷機能の使用制限を解除する効力がその範囲を限定されて付与されることで、印刷ジョブ毎に電子クーポンをチケットのように使用して、特定の印刷機能の使用を可能とするように構成されている。
すなわち、本実施の形態の印刷システム1では、電子クーポン毎に特定の印刷機能の使用制限を解除する効力がその範囲を限定されて付与されることで、印刷ジョブ毎に電子クーポンをチケットのように使用して、特定の印刷機能の使用を可能とするように構成されている。
図2は、クライアントPC2の機能構成を説明するブロック図である。図2に示したように、クライアントPC2は、制御部20、文書データ生成部21、記憶部22、プリンタドライバ23、操作入力部24、表示部25、インターフェース26を備えている。
制御部20は、所定の制御プログラムに従って、クライアントPC2全体の動作を制御する。
文書データ生成部21は、所定のアプリケーションソフトに従って文書や図形、写真等からなる文書データを生成したり、記憶部22に保存された文書データの編集等を行う。
記憶部22は、例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて構成され、文書データやプログラム等を記憶(保存)する。
制御部20は、所定の制御プログラムに従って、クライアントPC2全体の動作を制御する。
文書データ生成部21は、所定のアプリケーションソフトに従って文書や図形、写真等からなる文書データを生成したり、記憶部22に保存された文書データの編集等を行う。
記憶部22は、例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて構成され、文書データやプログラム等を記憶(保存)する。
操作入力部24は、例えばキーボードやマウス等のポインティングデバイス等で構成され、ユーザからの各種入力を受け付ける。例えば、印刷時のプリンタ4の指定や各種印刷機能(以下、「印刷属性」ともいう)の設定の入力、特定の印刷機能に対応して設定された使用制限を予め定められた所定の効力範囲内で解除する例えば複数の文字列からなるキーワード等で構成される電子クーポン(解除文字列)の入力、ユーザを識別する文字列(例えば、ユーザIDやパスワード等)等で構成されるユーザ識別情報の入力等を受け付ける。ここで、入力される電子クーポンは、管理サーバ3から各ユーザに対して予め配布されたものであり、各ユーザのユーザ識別情報に対応させて設定される。
表示部25は、表示手段の一例であって、例えば液晶ディスプレイ等で構成され、文書データの表示や、印刷時に各種印刷機能(印刷属性)の設定入力を行う印刷機能設定手段である印刷設定ダイアログボックス等を表示する。
インターフェース26は、ネットワーク5との通信を制御する。
表示部25は、表示手段の一例であって、例えば液晶ディスプレイ等で構成され、文書データの表示や、印刷時に各種印刷機能(印刷属性)の設定入力を行う印刷機能設定手段である印刷設定ダイアログボックス等を表示する。
インターフェース26は、ネットワーク5との通信を制御する。
プリンタドライバ23は、印刷データを生成する印刷データ生成部231、電子クーポン取得部232、ユーザID取得部233を備えている。
電子クーポン取得部232は、操作入力部24から入力された電子クーポンを取得する。ユーザID取得部233は、操作入力部24から入力されたユーザ識別情報を取得する。そして、印刷データ生成部231は、制御部20から印刷指示を受け付けた際に、文書データ生成部21にて生成・編集された文書データや記憶部22にて記憶された文書データ等を、プリンタ4に対する印刷命令に変換して、印刷ジョブとしての印刷データの生成を行う。その際に、電子クーポン取得部232にて取得した電子クーポンと、ユーザID取得部233にて取得したユーザ識別情報とを属性データとして印刷データに付加する。そして、生成された印刷データをインターフェース26を介して管理サーバ3に送信する。
電子クーポン取得部232は、操作入力部24から入力された電子クーポンを取得する。ユーザID取得部233は、操作入力部24から入力されたユーザ識別情報を取得する。そして、印刷データ生成部231は、制御部20から印刷指示を受け付けた際に、文書データ生成部21にて生成・編集された文書データや記憶部22にて記憶された文書データ等を、プリンタ4に対する印刷命令に変換して、印刷ジョブとしての印刷データの生成を行う。その際に、電子クーポン取得部232にて取得した電子クーポンと、ユーザID取得部233にて取得したユーザ識別情報とを属性データとして印刷データに付加する。そして、生成された印刷データをインターフェース26を介して管理サーバ3に送信する。
次に、管理サーバ3は、ネットワーク5に接続されたプリンタ4の使用を管理する機能を有している。すなわち、管理サーバ3は、ユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンや、電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能および電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報の管理を行う。そして、管理サーバ3がクライアントPC2から印刷データを受信した際に、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれるか否かを判定する。受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれる場合には、受信した電子クーポンおよびユーザ識別情報に設定された範囲に限り、印刷データに設定された各種印刷機能の実行を許可する。また、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれない場合や、電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれるが、電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されていないか、または、電子クーポンが有効な効力を有しない場合には、プリンタ4に設定された印刷機能の使用制限に対応させて、印刷データに設定された特定の印刷機能の変更設定を行う。
さらに、管理サーバ3は、ユーザ識別情報に対応させて、各プリンタ4における特定の印刷機能の使用制限を所定の効力範囲内で解除できる電子クーポンを発行する機能を有している。その場合に、本実施の形態の印刷システム1を管理するシステム管理者等が電子クーポンを発行する方法と、予め定められたルールに従って自動的に電子クーポンを発行する方法とにより、電子クーポンが発行される。ここで、電子クーポンそれぞれには、印刷機能の使用制限を解除できる効力範囲として、電子クーポンの有効期間、電子クーポンの使用可能回数、電子クーポンにより制限解除できる印刷機能の制限等が定められる。
さらには、管理サーバ3は、発行された電子クーポンをクライアントPC2を使用する各ユーザに対して、例えばメール等の配信手段によって配布する機能を有している。
さらには、管理サーバ3は、発行された電子クーポンをクライアントPC2を使用する各ユーザに対して、例えばメール等の配信手段によって配布する機能を有している。
図3は、管理サーバ3の機能構成を説明するブロック図である。図3に示したように、管理サーバ3は、インターフェース31、データ受信部32、印刷制御部33、印刷データ記憶部34、操作入力部35、電子クーポン発行部36、電子クーポン自動発行部37、管理情報記憶部38、データ送信部39を備えている。
インターフェース31は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部32は、解除文字列受付部の一例であって、ネットワーク5を介してクライアントPC2から送信された印刷データを受け取り、印刷制御部33に出力する。
インターフェース31は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部32は、解除文字列受付部の一例であって、ネットワーク5を介してクライアントPC2から送信された印刷データを受け取り、印刷制御部33に出力する。
印刷データ記憶部34は、印刷制御部33から印刷データを受け取り、受け取った印刷データを一時的に記憶する。
管理情報記憶部38は、情報記憶部の一例であって、ユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報を記憶するユーザ情報管理テーブル381、電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報を記憶する電子クーポン管理テーブル382、プリンタ4にて使用が制限されている印刷機能に関する情報を記憶する印刷制限情報管理テーブル383を備えている。
管理情報記憶部38は、情報記憶部の一例であって、ユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報を記憶するユーザ情報管理テーブル381、電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報を記憶する電子クーポン管理テーブル382、プリンタ4にて使用が制限されている印刷機能に関する情報を記憶する印刷制限情報管理テーブル383を備えている。
ここで、管理情報記憶部38に備えられたユーザ情報管理テーブル381と電子クーポン管理テーブル382とに記憶される各種情報について説明する。本実施の形態の印刷システム1では、ユーザ情報管理テーブル381と電子クーポン管理テーブル382とに記憶された各種情報に基づいて、プリンタ4に設定された特定の印刷機能の使用制限を解除して、印刷データに設定された各種印刷機能の実行を許可するか否かを判定する。
図4は、各ユーザ識別情報毎にそれぞれ付与される電子クーポンに関するものであって、(a)はユーザ情報管理テーブル381に記憶されるユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報の一例を示し、(b)は電子クーポン管理テーブル382に記憶される電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能および電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報の一例を示した図である。
図4(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、ユーザ識別情報であるユーザID「AAAA」およびパスワード「xxxxxxxx」に対応して、電子クーポン「abc0001」、「abc0002」、「efg0003」が付与されていることを記憶している。
図4は、各ユーザ識別情報毎にそれぞれ付与される電子クーポンに関するものであって、(a)はユーザ情報管理テーブル381に記憶されるユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報の一例を示し、(b)は電子クーポン管理テーブル382に記憶される電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能および電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報の一例を示した図である。
図4(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、ユーザ識別情報であるユーザID「AAAA」およびパスワード「xxxxxxxx」に対応して、電子クーポン「abc0001」、「abc0002」、「efg0003」が付与されていることを記憶している。
また、図4(b)に示した例では、電子クーポン管理テーブル382にて、電子クーポン「abc0001」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えばカラー印刷を意味する「xyz」が印刷機能IDとして設定され、電子クーポン「abc0001」にてカラー印刷機能が利用できる回数(利用回数)が「1」回、利用できる期限(利用期限)が「2007年3月31日」まで、と設定されていることが記憶されている。同様に、電子クーポン「abc0002」には、印刷機能ID「xyz」が設定され、電子クーポン「abc0002」でのカラー印刷機能の利用回数が「1」回、利用期限が「2007年3月31日」まで、と設定されていることが記憶されている。さらに、電子クーポン「efg0003」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えば上質紙の使用を意味する「uvw」が印刷機能IDとして設定され、電子クーポン「efg0003」での上質紙の利用回数が「3」回、利用期限が「2007年9月30日」まで、と設定されていることが記憶されている。
このように、各ユーザ識別情報毎にそれぞれ付与される電子クーポンを用いることで、ユーザ識別情報毎にプリンタ4の使用が管理される。それにより、個人ベースでのプリンタ4の使用を厳密に管理することができる。
また、図5は、ユーザ識別情報に対応させずに付与される電子クーポン(「匿名電子クーポン」ともいう)に関するものであって、(a)はユーザ情報管理テーブル381に記憶されるユーザ識別情報が特定されない匿名電子クーポンを管理するための情報の一例を示し、(b)は電子クーポン管理テーブル382に記憶された匿名電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能および電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報の一例を示した図である。
図5(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、いずれのユーザ識別情報であっても使用できる匿名電子クーポン「hji0001」が付与されていることを記憶している。
また、図5(b)に示した例では、電子クーポン管理テーブル382にて、匿名電子クーポン「hji0001」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えばカラー印刷を意味する「xyz」が印刷機能IDとして設定され、匿名電子クーポン「hji0001」では、カラー印刷機能の利用回数は「無制限」であり、利用期限としての「2007年6月30日」までに総利用枚数として「200」枚までのカラー印刷が許可されることが記憶されている。
図5(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、いずれのユーザ識別情報であっても使用できる匿名電子クーポン「hji0001」が付与されていることを記憶している。
また、図5(b)に示した例では、電子クーポン管理テーブル382にて、匿名電子クーポン「hji0001」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えばカラー印刷を意味する「xyz」が印刷機能IDとして設定され、匿名電子クーポン「hji0001」では、カラー印刷機能の利用回数は「無制限」であり、利用期限としての「2007年6月30日」までに総利用枚数として「200」枚までのカラー印刷が許可されることが記憶されている。
このように、ユーザ識別情報の指定が必要とされない匿名電子クーポンを用いることで、匿名電子クーポン毎にプリンタ4の使用が管理される。それにより、ユーザ識別情報が限定されないので、プリンタ4の使用を例えば任意のグループ内で自由に融通することができる。また、特定の印刷機能の使用を総量規制するといった形態により、特定の印刷機能単位での管理を行うこともできる。
また、図6は、複数のユーザ識別情報に対して付与される共通の電子クーポンに関するものであって、(a)はユーザ情報管理テーブル381に記憶されたユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報の一例を示し、(b)は電子クーポン管理テーブル382に記憶された電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能および電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報の一例を示した図である。
図6(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、ユーザ識別情報である例えば3組のユーザID「AAAA」およびパスワード「xxxxxxxx」、ユーザID「BBBB」およびパスワード「yyyyyyyy」、ユーザID「CCCC」およびパスワード「zzzzzzzz」に対応して、共通の電子クーポン「lmn0001」、「lmn0002」が付与されていることを記憶している。
図6(a)に示した例では、ユーザ情報管理テーブル381にて、ユーザ識別情報である例えば3組のユーザID「AAAA」およびパスワード「xxxxxxxx」、ユーザID「BBBB」およびパスワード「yyyyyyyy」、ユーザID「CCCC」およびパスワード「zzzzzzzz」に対応して、共通の電子クーポン「lmn0001」、「lmn0002」が付与されていることを記憶している。
また、図6(b)に示した例では、電子クーポン管理テーブル382にて、電子クーポン「lmn0001」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えばカラー印刷を意味する「xyz」が印刷機能IDとして設定され、電子クーポン「lmn0001」では、カラー印刷機能の利用回数は「無制限」であり、利用期限としての「2007年3月31日」までに総利用枚数として「100」枚までのカラー印刷が許可されることが記憶されている。また、電子クーポン「lmn0002」には、使用制限が解除される印刷機能として、例えば上質紙の使用を意味する「uvw」が印刷機能IDとして設定され、電子クーポン「lmn0002」では、上質紙の利用回数は「無制限」であり、利用期限としての「2007年9月30日」までに総利用枚数として「50」枚までの上質紙の使用が許可されることが記憶されている。
このように、複数のユーザ識別情報に対して付与された共通の電子クーポンを用いることで、複数のユーザが所属する1つのグループ全体としてのプリンタ4の使用が管理される。それにより、プリンタ4の使用を例えば複数のユーザ識別情報が集合したグループ毎に厳密に管理することができる。
次に、印刷制御部33は、データ受信部32から受け取った印刷データを印刷データ記憶部34に記憶する。
また、印刷制御部33は、使用制限解除部の一例であって、受け取った印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれるか否かを判断する。そして、電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれる場合には、管理情報記憶部38に記憶されたユーザ情報管理テーブル381および電子クーポン管理テーブル382を参照して、電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されており、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれるか否かを判定する。
電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されており、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれる場合には、データ受信部32から受け取った印刷データに設定された印刷属性をそのまま適用する。
また、受け取った印刷データに電子クーポンが含まれない場合や、電子クーポンが含まれる場合であっても、電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されていないか、または、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれない場合には、印刷データにより設定された印刷属性をプリンタ4にて使用制限された印刷機能の範囲内の設定に変更する。
さらに、印刷制御部33は、データ送信部39からプリンタ4に対して行われる印刷データの送信や、データ送信部39からクライアントPC2に対して行われる電子クーポンの送信等を制御する。
また、印刷制御部33は、使用制限解除部の一例であって、受け取った印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれるか否かを判断する。そして、電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれる場合には、管理情報記憶部38に記憶されたユーザ情報管理テーブル381および電子クーポン管理テーブル382を参照して、電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されており、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれるか否かを判定する。
電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されており、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれる場合には、データ受信部32から受け取った印刷データに設定された印刷属性をそのまま適用する。
また、受け取った印刷データに電子クーポンが含まれない場合や、電子クーポンが含まれる場合であっても、電子クーポンがユーザ識別情報に対応して設定されていないか、または、印刷データにより設定された印刷属性が電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲に含まれない場合には、印刷データにより設定された印刷属性をプリンタ4にて使用制限された印刷機能の範囲内の設定に変更する。
さらに、印刷制御部33は、データ送信部39からプリンタ4に対して行われる印刷データの送信や、データ送信部39からクライアントPC2に対して行われる電子クーポンの送信等を制御する。
操作入力部35は、本実施の形態の印刷システム1を管理するシステム管理者等が、各プリンタ4における特定の印刷機能の使用制限を解除するための電子クーポンを発行する際の電子クーポン入力手段として用いられる。すなわち、操作入力部35は、システム管理者等によって行われる電子クーポンの入力、電子クーポンが付与されるユーザ識別情報の入力、電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲等の入力等を受け付ける。
電子クーポン発行部36は、解除文字列生成部の一例であって、操作入力部35から入力されるユーザ識別情報や電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲等に基づいて、電子クーポンを発行する。発行された電子クーポンに関する情報は管理情報記憶部38に送られ、ユーザ情報管理テーブル381および電子クーポン管理テーブル382に記憶される。また、印刷制御部33による制御の下で、発行された電子クーポンはデータ送信部39に送られ、インターフェース31を介してクライアントPC2に送信される。
電子クーポン自動発行部37は、解除文字列生成部の一例であって、本実施の形態の印刷システム1を管理するシステム管理者等により予め設定された規則(ルール)に基づいて、電子クーポンを発行する。発行された電子クーポンに関する情報は管理情報記憶部38に送られ、ユーザ情報管理テーブル381および電子クーポン管理テーブル382に記憶される。また、印刷制御部33による制御の下で、発行された電子クーポンはデータ送信部39に送られ、インターフェース31を介してクライアントPC2に送信される。
具体的には、電子クーポン自動発行部37は、予め設定された規則(ルール)として、例えば特定のユーザ識別情報を有するユーザやグループに対して、例えば1ヶ月に3回のカラー印刷を認める電子クーポンを毎月定期的に発行する。
電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンは、クライアントPC2により電子クーポンに対応するユーザ識別情報を所有するユーザやグループ等に配布される。
具体的には、電子クーポン自動発行部37は、予め設定された規則(ルール)として、例えば特定のユーザ識別情報を有するユーザやグループに対して、例えば1ヶ月に3回のカラー印刷を認める電子クーポンを毎月定期的に発行する。
電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンは、クライアントPC2により電子クーポンに対応するユーザ識別情報を所有するユーザやグループ等に配布される。
データ送信部39は、印刷制御部33からの送信指示に基づいて、印刷データ記憶部34に記憶された印刷データのプリンタ4に対する送信や、電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンのクライアントPC2に対する送信等を行う。
次に、プリンタ4は、管理サーバ3から送信された印刷データに基づいて、用紙に対して文書データを指定された形式で印刷する。図7は、プリンタ4(4A〜4C)の機能構成を説明するブロック図である。図7に示したように、プリンタ4は、インターフェース41、データ受信部42、描画処理実行部43、ページメモリ44、記憶部45、出力制御部46、操作入力部47、プリンタエンジン70を備えている。
インターフェース41は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部42は、ネットワーク5を介して管理サーバ3から受け取った印刷データを、描画処理実行部43および出力制御部46に出力する。
インターフェース41は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部42は、ネットワーク5を介して管理サーバ3から受け取った印刷データを、描画処理実行部43および出力制御部46に出力する。
描画処理実行部43は、データ受信部42から印刷データを受け取り、印刷データに含まれる文書データにおける文字やイメージ、グラフィックス等の各オブジェクトをページメモリ44に逐次展開するとともに、ページメモリ44に展開する際に、符号化されたイメージデータ等に対するデータ復号化処理を行う。
記憶部45は、複数の文書データをそれぞれ格納する複数の格納領域を備えた例えばハードディスク(Hard Disk Drive)で構成されており、ページメモリ44に展開された文書データを受け取って記憶する。
記憶部45は、複数の文書データをそれぞれ格納する複数の格納領域を備えた例えばハードディスク(Hard Disk Drive)で構成されており、ページメモリ44に展開された文書データを受け取って記憶する。
出力制御部46は、管理サーバ3から送信された印刷データに基づいて、データ受信部42から受け取った印刷データに合わせた各種印刷機能の設定を行う。加えて、出力制御部46は、記憶部45からプリンタエンジン70へ文書データの送信や印刷処理の開始等の動作等を制御する。
操作入力部47は、例えば操作パネルで構成され、例えばユーザによる印刷開始入力等を受け付ける。
プリンタエンジン70は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等からなる画像形成部で構成され、文書データを用紙に印刷する。
操作入力部47は、例えば操作パネルで構成され、例えばユーザによる印刷開始入力等を受け付ける。
プリンタエンジン70は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等からなる画像形成部で構成され、文書データを用紙に印刷する。
続いて、本実施の形態の印刷システム1にて行われる印刷処理について説明する。
図8は、本実施の形態の印刷システム1での印刷処理の流れの一例を示したフローチャートである。図8に示したように、まず、クライアントPC2では、ユーザにより操作入力部24から例えば文書データ生成部21にて生成された所定の文書データや記憶部22に記憶されている所定の文書データ等についての印刷指示が行われると(S101)、制御部20は、プリンタドライバ23に対してかかる文書データについての印刷命令を出力する(S102)。
制御部20から印刷命令を受けたプリンタドライバ23では、印刷指定されたプリンタ4において特定の印刷機能に使用制限が設定されている場合であって、ユーザがその使用制限を解除した上で印刷処理を行おうとする場合には、電子クーポン取得部232が電子クーポンを取得する(S103)。また、ユーザID取得部233がユーザ識別情報を取得する(S104)。
図8は、本実施の形態の印刷システム1での印刷処理の流れの一例を示したフローチャートである。図8に示したように、まず、クライアントPC2では、ユーザにより操作入力部24から例えば文書データ生成部21にて生成された所定の文書データや記憶部22に記憶されている所定の文書データ等についての印刷指示が行われると(S101)、制御部20は、プリンタドライバ23に対してかかる文書データについての印刷命令を出力する(S102)。
制御部20から印刷命令を受けたプリンタドライバ23では、印刷指定されたプリンタ4において特定の印刷機能に使用制限が設定されている場合であって、ユーザがその使用制限を解除した上で印刷処理を行おうとする場合には、電子クーポン取得部232が電子クーポンを取得する(S103)。また、ユーザID取得部233がユーザ識別情報を取得する(S104)。
具体的には、ステップ103およびステップ104においては、プリンタドライバ23は、制御部20から印刷命令を受けると、制御部20に対して、プリンタ4における各種印刷機能の設定を行うための印刷設定ダイアログボックス(印刷機能設定手段)を表示するように要求する。制御部20は、プリンタドライバ23からの要求を受けて、表示部25に印刷設定ダイアログボックスを表示させる。
図9は、表示部25にて表示される印刷設定ダイアログボックスの一例を示した図である。ユーザは、プリンタ4において特定の印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を行おうとする場合には、各種印刷機能の設定を行うのに加えて、図9の印刷設定ダイアログボックスの「基本」タブから、「制限機能の解除(U)」欄をクリックして、「制限機能の解除」ダイアログボックスを表示させる。そして、図9の「制限機能の解除」ダイアログボックスが表示されると、ユーザは操作入力部24から、ステップ103に対応する「解除コード(C)」欄への電子クーポンの入力、さらに、ステップ104に対応する「ユーザID(O)」欄へのユーザID、「パスワード(N)」欄へのパスワードの入力をそれぞれ行う。
図9は、表示部25にて表示される印刷設定ダイアログボックスの一例を示した図である。ユーザは、プリンタ4において特定の印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を行おうとする場合には、各種印刷機能の設定を行うのに加えて、図9の印刷設定ダイアログボックスの「基本」タブから、「制限機能の解除(U)」欄をクリックして、「制限機能の解除」ダイアログボックスを表示させる。そして、図9の「制限機能の解除」ダイアログボックスが表示されると、ユーザは操作入力部24から、ステップ103に対応する「解除コード(C)」欄への電子クーポンの入力、さらに、ステップ104に対応する「ユーザID(O)」欄へのユーザID、「パスワード(N)」欄へのパスワードの入力をそれぞれ行う。
なお、ユーザ識別情報としてのユーザIDやパスワードには、例えばクライアントPC2にログインする際に使用されるユーザIDやパスワード、ネットワーク5にアクセスする際に使用されるアカウントIDやパスワード等を用いることができる。その場合に、クライアントPC2にログインする際のユーザIDやパスワード等を印刷処理時の制限機能の解除の際に使用するユーザIDやパスワードとして予め設定登録しておくこともできる。それにより、「制限機能の解除」ダイアログボックスでは、「解除コード(C)」欄に電子クーポンだけを入力するように設定し、ユーザ識別情報としてのユーザIDやパスワードは自動的に入力されるように構成することもできる。
また、「制限機能の解除」ダイアログボックスは、複数の電子クーポンを同時に入力することが可能に構成することができる。それにより、異なる複数の印刷機能を同時に解除するように設定することもできる。
また、「制限機能の解除」ダイアログボックスは、複数の電子クーポンを同時に入力することが可能に構成することができる。それにより、異なる複数の印刷機能を同時に解除するように設定することもできる。
次いで、プリンタドライバ23では、印刷データ生成部231により、文書データや、電子クーポン、ユーザIDおよびパスワード(ユーザ識別情報)、ユーザにより印刷設定ダイアログボックスから入力された各種印刷形式(印刷機能)を設定する属性データ等からなる印刷データの生成が行われる(S105)。
そして、ステップ105にて生成された印刷データは、プリンタドライバ23からインターフェース26を介して管理サーバ3に送信される(S106)。
そして、ステップ105にて生成された印刷データは、プリンタドライバ23からインターフェース26を介して管理サーバ3に送信される(S106)。
管理サーバ3は、クライアントPC2から印刷データを受信すると(S201)、データ受信部32は印刷データを印刷制御部33に送る。そして、印刷制御部33は、印刷データを印刷データ記憶部34に一時的に記憶する(S202)。
さらに、印刷制御部33は、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれているか否かを判定する(S203)。
さらに、印刷制御部33は、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれているか否かを判定する(S203)。
ステップ203において、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれていると判定された場合には、受信した電子クーポンおよびユーザ識別情報に基づいて、印刷データに設定された各種印刷機能の実行を許可するか否かを判定する。すなわち、印刷制御部33は、管理情報記憶部38に記憶されるユーザ情報管理テーブル381と電子クーポン管理テーブル382とを参照して、受信した電子クーポンは、受信したユーザ識別情報に対応して設定されており、プリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除して、印刷データに設定された各種印刷機能の実行を可能とする有効な効力を有するか否かを判定する(S204)。
ステップ204において、電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されており、電子クーポンが有効な効力を有すると判定された場合には、印刷制御部33は、印刷データに設定された各種印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する(S205)。
ステップ204において、電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されており、電子クーポンが有効な効力を有すると判定された場合には、印刷制御部33は、印刷データに設定された各種印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する(S205)。
一方、ステップ203において、受信した印刷データに電子クーポンおよびユーザ識別情報が含まれていないと判定された場合、または、ステップ204において、電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されていないか、または電子クーポンが有効な効力を有しないと判定された場合には、印刷制御部33は、管理情報記憶部38の印刷制限情報管理テーブル383を参照して、プリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限に対応させるように、印刷データに設定された印刷属性の変更設定を行う(S206)。すなわち、印刷制御部33は、印刷データ記憶部34に記憶された印刷データを読み出し、読み出された印刷データをプリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限に合わせた印刷属性に強制的に変更する。
次いで、印刷制御部33は、印刷データを所定のタイミングで印刷データ記憶部34から読み出し、データ送信部39からインターフェース31を介してプリンタ4に送信する(S207)。その際に、印刷データ記憶部34に複数の印刷データが記憶されている場合には、印刷制御部33は、それぞれの印刷データの出力順序を定める。
また、印刷制御部33は、ステップ205にて電子クーポンによりプリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除した場合には、管理情報記憶部38のユーザ情報管理テーブル381において、使用した電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行う(S208)。例えば、電子クーポンに設定された効力範囲として利用回数が1回と設定されている場合には、すでに利用回数を超えることとなるので、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル381から抹消する。一方、利用回数が3回と設定されている場合には、今回の使用により利用回数を1回だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル381に記憶された電子クーポンの内容を変更する。同様に、電子クーポンに設定された効力範囲として総利用枚数が設定されている場合には、総利用枚数に達する枚数の印刷が行われた場合には、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル381から抹消し、総利用枚数の範囲内の印刷が行われた場合には、使用した枚数だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル381に記憶された電子クーポンの内容を変更する。
このように電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行うことで、次回の印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、当初に電子クーポンに付与された効力範囲内で、プリンタ4の使用が制限されることとなり、電子クーポンの使用履歴を反映させることができる。
このように電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行うことで、次回の印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、当初に電子クーポンに付与された効力範囲内で、プリンタ4の使用が制限されることとなり、電子クーポンの使用履歴を反映させることができる。
続いて、プリンタ4では、ネットワーク5を介して管理サーバ3から印刷データを取得すると(S301)、データ受信部42は、印刷データを描画処理実行部43に出力する。描画処理実行部43では、印刷データの中の文書データにおける文字やイメージ等の各オブジェクトをページメモリ44に逐次展開する(S302)。文書データをページメモリ44に展開する際には、符号化されたイメージデータに対するデータ復号化処理を行う。そして、ページメモリ44に展開された文書データを記憶部45に記憶する(S303)。
また、データ受信部42は、印刷データを出力制御部46にも出力する。出力制御部46は、印刷データの中の属性データ(印刷属性)に基づいて印刷形式を設定する。そして、記憶部45に記憶された文書データを読み出し、設定された印刷形式にて文書データをプリンタエンジン70にて印刷処理する(S304)。
また、データ受信部42は、印刷データを出力制御部46にも出力する。出力制御部46は、印刷データの中の属性データ(印刷属性)に基づいて印刷形式を設定する。そして、記憶部45に記憶された文書データを読み出し、設定された印刷形式にて文書データをプリンタエンジン70にて印刷処理する(S304)。
以上説明したように、本実施の形態の印刷システム1においては、印刷指定されるプリンタ4にて特定の1または複数の印刷機能に使用制限が設定されている場合には、印刷を実行するに際して、予め付与された電子クーポン(解除文字列)が入力される。入力された電子クーポンが、プリンタ4において設定されている特定の1または複数の印刷機能に関する使用制限を解除する有効な効力を有する場合には、その使用制限を解除して、印刷データに設定された印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する。一方、入力された電子クーポンが有効な効力を有しない場合等には、プリンタ4に設定されている印刷機能の使用制限に対応させるように、印刷データに設定された印刷属性の変更設定を行う。
そして、有効に使用された電子クーポンは、電子クーポンに付与された効力範囲に応じて、管理情報記憶部38から抹消されるか、または内容変更が行われる。それにより、次回の印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、プリンタ4の使用は、電子クーポンに付与された当初の効力範囲内に制限される。
そして、有効に使用された電子クーポンは、電子クーポンに付与された効力範囲に応じて、管理情報記憶部38から抹消されるか、または内容変更が行われる。それにより、次回の印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、プリンタ4の使用は、電子クーポンに付与された当初の効力範囲内に制限される。
このように、本実施の形態の印刷システム1では、プリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限を、電子クーポンに設定された効力範囲内で解除することができる。そのため、印刷システム1の管理を行うシステム管理者等は、ユーザによるプリンタ4の多様な使用に対応させて、印刷機能の使用制限を解除する範囲を電子クーポンにより個別に設定することで、印刷システム1の柔軟な管理を行うことが可能となる。
さらには、使用制限を解除する単位として、ユーザ単位、特定のグループ単位、さらには特定の印刷機能単位といったような様々な態様で設定することができるので、プリンタ4の様々な使用態様に合わせた柔軟な管理を行うことができる。
また、システム管理者等により定められた一定のルールの下に、電子クーポンを自動的に配布することができるので、印刷システム1をシステム管理者等が常時直接監視する必要がなくなり、管理負担の軽減を図ることができる。加えて、プリンタ4にて設定される使用制限の内容を容易に変更することができるので、管理の容易化を図ることができる。さらに、管理サーバ3にて電子クーポンの発行と電子クーポンの管理とを同時に行うことで、管理の一元化を図ることができる。
さらには、使用制限を解除する単位として、ユーザ単位、特定のグループ単位、さらには特定の印刷機能単位といったような様々な態様で設定することができるので、プリンタ4の様々な使用態様に合わせた柔軟な管理を行うことができる。
また、システム管理者等により定められた一定のルールの下に、電子クーポンを自動的に配布することができるので、印刷システム1をシステム管理者等が常時直接監視する必要がなくなり、管理負担の軽減を図ることができる。加えて、プリンタ4にて設定される使用制限の内容を容易に変更することができるので、管理の容易化を図ることができる。さらに、管理サーバ3にて電子クーポンの発行と電子クーポンの管理とを同時に行うことで、管理の一元化を図ることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1の印刷システム1では、クライアントPC2にて入力された電子クーポンが、管理サーバ3に記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等を参照した結果、プリンタ4の特定の印刷機能の使用制限を解除する効力を有する場合に、その印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を可能とする構成について説明した。本実施の形態の印刷システム2では、複写機6やプリンタ4に電子クーポンの効力範囲に関する情報等を記憶させておき、複写機6やプリンタ4に入力された電子クーポンが、記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等を参照した結果、特定の印刷機能の使用制限を解除する効力を有する場合に、複写機6やプリンタ4においてその印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を可能とする構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
実施の形態1の印刷システム1では、クライアントPC2にて入力された電子クーポンが、管理サーバ3に記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等を参照した結果、プリンタ4の特定の印刷機能の使用制限を解除する効力を有する場合に、その印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を可能とする構成について説明した。本実施の形態の印刷システム2では、複写機6やプリンタ4に電子クーポンの効力範囲に関する情報等を記憶させておき、複写機6やプリンタ4に入力された電子クーポンが、記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等を参照した結果、特定の印刷機能の使用制限を解除する効力を有する場合に、複写機6やプリンタ4においてその印刷機能の使用制限を解除した印刷処理を可能とする構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図10は、本実施の形態である印刷システム2の全体構成を示す図である。図10に示した印刷システム2は、端末装置の一例としてのクライアントPC(Personal Computer)2と、クライアントPC2にて生成等された文書データを用紙に印刷処理する画像形成装置の一例としてのプリンタ4(4A〜4C)と、文書を用紙に複写処理する画像形成装置の一例としての複写機6と、複写機6の使用およびクライアントPC2によるプリンタ4の使用を管理する管理サーバ3とがネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されて構成されている。すなわち、本実施の形態の印刷システム2では、実施の形態1での構成に加えて、ネットワーク5上に複写機6を接続した構成を採用する。なお、図10では、クライアントPC2や複写機6をそれぞれ1台配置した構成を示しているが、それぞれ複数を配置することもできる。
本実施の形態の印刷システム2では、複写機6および各プリンタ4A〜4Cは、ユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報と、電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報と、複写機6や各プリンタ4にて使用が制限されている特定の印刷機能に関する情報とを記憶している。そして、複写機6での複写処理や各プリンタ4A〜4Cでの印刷処理を行う場合には、複写機6やプリンタ4に入力された電子クーポンが、上記した電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報等を参照した結果、特定の印刷機能の使用制限を解除する効力を有する場合に、複写機6やプリンタ4においてその印刷機能の使用制限を解除した複写処理や印刷処理を可能とする。
図11は、本実施の形態の複写機6の機能構成を説明するブロック図である。図11に示したように、複写機6は、イメージスキャナ60、インターフェース61、データ受信部62、画像処理部63、ページメモリ64、記憶部65、出力制御部66、操作入力部67、管理情報記憶部68、プリンタエンジン70を備えている。
イメージスキャナ60は、画像読取手段であって、原稿から各色成分の反射率データを読み取る機能を有している。具体的には、不図示のプラテンガラスに置かれた原稿を照明して、原稿から反射された反射光をCCD等の撮像素子によりR(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分の反射率データとして読み取る。そして、読み取られた各色成分の反射率データを画像処理部63に出力する。
インターフェース61は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部62は、ネットワーク5を介して管理サーバ3から受け取った電子クーポンに関する情報を管理情報記憶部68に出力する。
データ受信部62は、ネットワーク5を介して管理サーバ3から受け取った電子クーポンに関する情報を管理情報記憶部68に出力する。
画像処理部63は、イメージスキャナ60により読み取られた各色成分の反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正等の所定の画像処理を施し、画像データを生成する。そして、画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の画像データに変換され、ページメモリ64に展開される。
記憶部65は、複数の画像データをそれぞれ格納する複数の格納領域を備えた例えばハードディスク(Hard Disk Drive)で構成されており、ページメモリ64に展開された画像データを受け取って記憶する。
記憶部65は、複数の画像データをそれぞれ格納する複数の格納領域を備えた例えばハードディスク(Hard Disk Drive)で構成されており、ページメモリ64に展開された画像データを受け取って記憶する。
操作入力部67は、例えば操作パネルで構成され、例えばユーザによる電子クーポンの入力や各種印刷機能の設定入力等を受け付ける。
出力制御部66は、操作入力部67から受け取った設定入力に従って、各種印刷機能の設定を行う。加えて、出力制御部66は、記憶部65からプリンタエンジン70へ画像データの送信や印刷処理の開始等の動作等を制御する。
プリンタエンジン70は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等からなる画像形成部で構成され、文書データを用紙に印刷する。
出力制御部66は、操作入力部67から受け取った設定入力に従って、各種印刷機能の設定を行う。加えて、出力制御部66は、記憶部65からプリンタエンジン70へ画像データの送信や印刷処理の開始等の動作等を制御する。
プリンタエンジン70は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等からなる画像形成部で構成され、文書データを用紙に印刷する。
管理情報記憶部68は、ユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報を記憶するユーザ情報管理テーブル681、電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報を記憶する電子クーポン管理テーブル682、複写機6にて使用が制限されている特定の印刷機能に関する情報を記憶する印刷制限情報管理テーブル683を備えている。
管理情報記憶部68には、実施の形態1における管理情報記憶部38に記憶されている情報と同様の情報が記憶されている(図4〜6参照)。
管理情報記憶部68には、実施の形態1における管理情報記憶部38に記憶されている情報と同様の情報が記憶されている(図4〜6参照)。
なお、本実施の形態のプリンタ4の構成に関する説明は省略するが、本実施の形態のプリンタ4は、基本的に実施の形態1にて説明したプリンタ4の構成と同様であるが、実施の形態1のプリンタ4の構成に加えて、本実施の形態の複写機6と同様の管理情報記憶部68が備えられている。
次に、管理サーバ3は、ユーザ識別情報に対応させて、複写機6や各プリンタ4における特定の印刷機能の使用制限を、定められた効力範囲内で解除できる電子クーポンを発行する機能を有している。その場合に、本実施の形態の印刷システム2を管理するシステム管理者等が電子クーポンを発行する方法と、予め定められたルールに従って自動的に電子クーポンを発行する方法とにより、電子クーポンが発行される。ここで、電子クーポンそれぞれには、印刷機能の使用制限を解除できる効力範囲として、電子クーポンの有効期間、電子クーポンの使用可能回数、電子クーポンにより制限解除できる印刷機能の制限等が定められる。
さらには、管理サーバ3は、クライアントPC2を介して各ユーザに対し、発行された電子クーポンを例えばメール等の配信手段によって配布する機能を有している。
さらには、管理サーバ3は、クライアントPC2を介して各ユーザに対し、発行された電子クーポンを例えばメール等の配信手段によって配布する機能を有している。
図12は、管理サーバ3の機能構成を説明するブロック図である。図12に示したように、管理サーバ3は、インターフェース31、データ受信部32、印刷制御部33、印刷データ記憶部34、操作入力部35、電子クーポン発行部36、電子クーポン自動発行部37、データ送信部39を含んで構成されている。
インターフェース31は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部32は、ネットワーク5を介してクライアントPC2から送信された印刷データを受け取り、印刷制御部33に出力する。
印刷データ記憶部34は、印刷制御部33から印刷データを受け取り、受け取った印刷データを一時的に記憶する。
インターフェース31は、ネットワーク5との通信を制御する。
データ受信部32は、ネットワーク5を介してクライアントPC2から送信された印刷データを受け取り、印刷制御部33に出力する。
印刷データ記憶部34は、印刷制御部33から印刷データを受け取り、受け取った印刷データを一時的に記憶する。
印刷制御部33は、データ受信部32から受け取った印刷データを印刷データ記憶部34に記憶する。また、印刷制御部33は、データ送信部39からプリンタ4に対して行われる印刷データの送信や、データ送信部39から複写機6およびプリンタ4に対して行われる電子クーポンに関する情報の送信、データ送信部39からクライアントPC2に対して行われる電子クーポンの送信等を制御する。
操作入力部35は、本実施の形態の印刷システム2を管理するシステム管理者等が、複写機6や各プリンタ4における特定の印刷機能の使用制限を解除するための電子クーポンを発行する際の電子クーポン入力手段として用いられる。すなわち、操作入力部35は、システム管理者等によって行われる電子クーポンの入力、電子クーポンが付与されるユーザ識別情報の入力、電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲等の入力等を受け付ける。
電子クーポン発行部36は、操作入力部35から入力されるユーザ識別情報や電子クーポンで使用制限が解除される効力範囲等に基づいて、電子クーポンを発行する。発行された電子クーポンおよび電子クーポンに関する情報はデータ送信部39に送られる。そして、印刷制御部33による制御の下で、発行された電子クーポンは、データ送信部39からインターフェース31を介してクライアントPC2に送信される。また、電子クーポンに関する情報は、データ送信部39からインターフェース31を介して複写機6およびプリンタ4に送信される。
電子クーポン自動発行部37は、本実施の形態の印刷システム2を管理するシステム管理者等により予め設定された規則(ルール)に基づいて、電子クーポンを発行する。発行された電子クーポンおよび電子クーポンに関する情報はデータ送信部39に送られる。そして、印刷制御部33による制御の下で、発行された電子クーポンは、データ送信部39からインターフェース31を介してクライアントPC2に送信される。また、電子クーポンに関する情報は、データ送信部39からインターフェース31を介して複写機6およびプリンタ4に送信される。
具体的には、電子クーポン自動発行部37は、予め設定された規則(ルール)として、例えば特定のユーザ識別情報を有するユーザやグループに対して、例えば1ヶ月に3回のカラー印刷を認める電子クーポンを毎月定期的に発行する。
電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンは、クライアントPC2により電子クーポンに対応するユーザ識別情報を所有するユーザやグループ等に配布される。
具体的には、電子クーポン自動発行部37は、予め設定された規則(ルール)として、例えば特定のユーザ識別情報を有するユーザやグループに対して、例えば1ヶ月に3回のカラー印刷を認める電子クーポンを毎月定期的に発行する。
電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンは、クライアントPC2により電子クーポンに対応するユーザ識別情報を所有するユーザやグループ等に配布される。
データ送信部39は、印刷制御部33からの送信指示に基づいて、印刷データ記憶部34に記憶された印刷データのプリンタ4に対する送信や、電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて発行された電子クーポンのクライアントPC2に対する送信、電子クーポンに関する情報の複写機6およびプリンタ4に対する送信等を行う。
続いて、本実施の形態の印刷システム2にて行われる印刷処理について説明する。ここでは、一例として、複写機6での複写処理について述べる。
図13は、本実施の形態の印刷システム2での印刷処理の流れの一例を示したフローチャートである。図13に示したように、まず、管理サーバ3は、電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて電子クーポンを発行する(S401)。そして、発行された電子クーポンに関する情報を、複写機6およびプリンタ4に送信する(S402)。
複写機6は、管理サーバ3から発行された電子クーポンに関する情報を取得すると(S501)、電子クーポンに関する情報を管理情報記憶部68に記憶する(S502)。具体的には、ユーザ情報管理テーブル681にユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報を記憶し、電子クーポン管理テーブル682に電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報を記憶する。
図13は、本実施の形態の印刷システム2での印刷処理の流れの一例を示したフローチャートである。図13に示したように、まず、管理サーバ3は、電子クーポン発行部36や電子クーポン自動発行部37にて電子クーポンを発行する(S401)。そして、発行された電子クーポンに関する情報を、複写機6およびプリンタ4に送信する(S402)。
複写機6は、管理サーバ3から発行された電子クーポンに関する情報を取得すると(S501)、電子クーポンに関する情報を管理情報記憶部68に記憶する(S502)。具体的には、ユーザ情報管理テーブル681にユーザ識別情報に対応して付与された電子クーポンを管理するための情報を記憶し、電子クーポン管理テーブル682に電子クーポンによって使用制限が解除される印刷機能や電子クーポンに設定された効力範囲に関する情報を記憶する。
次に、複写機6にて、ユーザにより操作入力部67から原稿の複写開始指示が行われると(S503)、出力制御部66は、複写機6において特定の印刷機能に使用制限が設定されている場合であって、操作入力部67から設定入力された印刷機能に使用制限が設定された印刷機能が含まれる場合には、電子クーポンおよびユーザ識別情報の入力を要求する表示を表示部69にて行う(S504)。
そして、ユーザにより操作入力部67から電子クーポンおよびユーザ識別情報の入力が行われると(S505)、出力制御部66は、入力された電子クーポンおよびユーザ識別情報に基づいて、操作入力部67から設定された各種印刷機能の実行を許可するか否かを判定する。すなわち、出力制御部66は、管理情報記憶部68に記憶されるユーザ情報管理テーブル681と電子クーポン管理テーブル682とを参照して、入力された電子クーポンは、入力されたユーザ識別情報に対応して設定されており、複写機6に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除して、入力された各種印刷機能の実行を可能とする有効な効力を有するか否かを判定する(S506)。
ステップ506において、電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されており、電子クーポンが有効な効力を有すると判定された場合には、出力制御部66は、操作入力部67から入力された各種印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する(S507)。
そして、ユーザにより操作入力部67から電子クーポンおよびユーザ識別情報の入力が行われると(S505)、出力制御部66は、入力された電子クーポンおよびユーザ識別情報に基づいて、操作入力部67から設定された各種印刷機能の実行を許可するか否かを判定する。すなわち、出力制御部66は、管理情報記憶部68に記憶されるユーザ情報管理テーブル681と電子クーポン管理テーブル682とを参照して、入力された電子クーポンは、入力されたユーザ識別情報に対応して設定されており、複写機6に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除して、入力された各種印刷機能の実行を可能とする有効な効力を有するか否かを判定する(S506)。
ステップ506において、電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されており、電子クーポンが有効な効力を有すると判定された場合には、出力制御部66は、操作入力部67から入力された各種印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する(S507)。
一方、ステップ506において、操作入力部67から入力された電子クーポンはユーザ識別情報に対応して設定されていないか、または電子クーポンが有効な効力を有しないと判定された場合には、出力制御部66は、管理情報記憶部68の印刷制限情報管理テーブル683を参照して、複写機6に設定されている特定の印刷機能の使用制限に対応させるように、入力された印刷属性の変更設定を行う(S508)。すなわち、操作入力部67から入力された印刷属性を使用制限に合わせた印刷機能に強制的に変更する。
次いで、出力制御部66は、記憶部65に記憶された画像データをプリンタエンジン70にて印刷処理する(S509)。
また、出力制御部66は、ステップ506にて電子クーポンにより複写機6に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除した場合には、管理情報記憶部68のユーザ情報管理テーブル681において、使用した電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行う(S510)。例えば、電子クーポンに設定された効力範囲として利用回数が1回と設定されている場合には、すでに利用回数を超えることとなるので、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル681から抹消する。一方、利用回数が3回と設定されている場合には、今回の使用により利用回数を1回だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル681に記憶された電子クーポンの内容を変更する。同様に、電子クーポンに設定された効力範囲として総利用枚数が設定されている場合には、総利用枚数に達する枚数の印刷が行われた場合には、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル681から抹消し、総利用枚数の範囲内の印刷が行われた場合には、使用した枚数だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル681に記憶された電子クーポンの内容を変更する。
また、出力制御部66は、ステップ506にて電子クーポンにより複写機6に設定されている特定の印刷機能の使用制限を解除した場合には、管理情報記憶部68のユーザ情報管理テーブル681において、使用した電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行う(S510)。例えば、電子クーポンに設定された効力範囲として利用回数が1回と設定されている場合には、すでに利用回数を超えることとなるので、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル681から抹消する。一方、利用回数が3回と設定されている場合には、今回の使用により利用回数を1回だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル681に記憶された電子クーポンの内容を変更する。同様に、電子クーポンに設定された効力範囲として総利用枚数が設定されている場合には、総利用枚数に達する枚数の印刷が行われた場合には、電子クーポンをユーザ情報管理テーブル681から抹消し、総利用枚数の範囲内の印刷が行われた場合には、使用した枚数だけ減らすように、ユーザ情報管理テーブル681に記憶された電子クーポンの内容を変更する。
このように電子クーポンの抹消処理または内容変更処理を行うことで、次回の複写時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した複写処理ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される複写処理が行われることとなる。そのため、当初に電子クーポンに付与された効力範囲内で、複写機6の使用が制限されることとなり、複写機6の使用が電子クーポンによって確実に管理されることとなる。
なお、プリンタ4での印刷処理は、クライアントPC2との間の印刷データの送受信等を除いて、ほぼ同様に行われる。
上記したように、本実施の形態の印刷システム2においては、複写機6や印刷指定されるプリンタ4にて特定の1または複数の印刷機能に使用制限が設定されている場合には、印刷を実行するに際して、予め付与された電子クーポン(解除文字列)が入力される。入力された電子クーポンは、複写機6やプリンタ4において記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等が参照されて、複写機6やプリンタ4に設定されている特定の1または複数の印刷機能に関する使用制限を解除する有効な効力を有するか否かが判定される。そして、入力された電子クーポンが有効な効力を有する場合には、その使用制限を解除して、設定入力された印刷機能(印刷属性)をそのまま適用する。一方、入力された電子クーポンが有効な効力を有しない場合等には、複写機6やプリンタ4に設定されている印刷機能の使用制限に対応させるように、印刷データに設定された印刷属性の変更設定を行う。
そして、有効に使用された電子クーポンは、電子クーポンに付与された効力範囲に応じて、管理情報記憶部68から抹消されるか、または内容変更が行われる。それにより、次回の複写時や印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、複写機6やプリンタ4の使用は、電子クーポンに付与された当初の効力範囲内に制限される。
そして、有効に使用された電子クーポンは、電子クーポンに付与された効力範囲に応じて、管理情報記憶部68から抹消されるか、または内容変更が行われる。それにより、次回の複写時や印刷時には、電子クーポンは抹消されて使用できないために印刷機能の使用制限を解除した印刷ができないか、または内容変更された電子クーポンにて設定された効力範囲に限度される印刷が行われることとなる。そのため、複写機6やプリンタ4の使用は、電子クーポンに付与された当初の効力範囲内に制限される。
このように、本実施の形態の印刷システム2では、複写機6やプリンタ4に設定されている特定の印刷機能の使用制限を、複写機6やプリンタ4において記憶された電子クーポンの効力範囲に関する情報等を参照して、電子クーポンに設定された効力範囲内で解除することができる。そのため、印刷システム2の管理を行うシステム管理者等は、ユーザによる複写機6やプリンタ4の多様な使用に対応させて、印刷機能の使用制限を解除する範囲を電子クーポンにより個別に設定することで、印刷システム2の柔軟な管理を行うことが可能となる。
さらには、使用制限を解除する単位として、ユーザ単位、特定のグループ単位、さらには特定の印刷機能単位といったような様々な態様で設定することができるので、プリンタ4の様々な使用態様に合わせた柔軟な管理を行うことができる。
また、システム管理者等により定められた一定のルールの下に、電子クーポンを自動的に配布することができるので、印刷システム2をシステム管理者等が常時直接監視する必要がなくなり、管理負担の軽減を図ることができる。加えて、複写機6やプリンタ4にて設定される使用制限の内容を容易に変更することができるので、管理の容易化を図ることができる。
さらには、使用制限を解除する単位として、ユーザ単位、特定のグループ単位、さらには特定の印刷機能単位といったような様々な態様で設定することができるので、プリンタ4の様々な使用態様に合わせた柔軟な管理を行うことができる。
また、システム管理者等により定められた一定のルールの下に、電子クーポンを自動的に配布することができるので、印刷システム2をシステム管理者等が常時直接監視する必要がなくなり、管理負担の軽減を図ることができる。加えて、複写機6やプリンタ4にて設定される使用制限の内容を容易に変更することができるので、管理の容易化を図ることができる。
1,2…印刷システム、2(2A〜2C)…クライアントPC(Personal Computer)、3…管理サーバ、4(4A〜4C)…プリンタ、5…ネットワーク、6…複写機、20…制御部、23…プリンタドライバ、38,68…管理情報記憶部、33…印刷制御部、36…電子クーポン発行部、37…電子クーポン自動発行部、231…印刷データ生成部、232…電子クーポン取得部、233…ユーザID取得部、381,681…ユーザ情報管理テーブル、382,682…電子クーポン管理テーブル、383,683…印刷制限情報管理テーブル
Claims (15)
- 印刷処理する印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限が設けられた画像形成部と、
前記画像形成部に設けられた前記印刷属性の使用制限を、予め付与された効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける解除文字列受付部と、
前記解除文字列受付部にて受け付けられた前記解除文字列が前記画像形成部での前記印刷属性の使用制限を解除する効力を有することを条件に、当該画像形成部での使用制限を解除する使用制限解除部と
を備えたことを特徴とする印刷システム。 - 前記解除文字列受付部にて受け付けられる前記解除文字列に関する情報と、当該解除文字列に定められた前記効力範囲に関する情報とを記憶する情報記憶部をさらに備え、
前記使用制限解除部は、前記情報記憶部に記憶された前記情報に基づいて、前記解除文字列受付部にて受け付けられた前記解除文字列が前記画像形成部での前記印刷属性の使用制限を解除する効力を有するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - 前記使用制限解除部は、前記解除文字列が前記使用制限を解除する効力を有すると判定された場合に、当該使用制限を解除して前記印刷データに設定された印刷属性を適用し、当該解除文字列が当該使用制限を解除する効力を有しないと判定された場合に、当該印刷データに設定された印刷属性を当該使用制限に対応させて変更することを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 前記使用制限解除部は、前記画像形成部での前記印刷属性の使用制限を解除した場合に、前記情報記憶部に記憶された前記解除文字列を当該情報記憶部から抹消するか、または、当該情報記憶部に記憶された当該解除文字列に定められた前記効力範囲を更新することを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 前記解除文字列を生成する解除文字列生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記解除文字列生成部は、前記解除文字列を生成するに際して、前記効力範囲として、当該解除文字列の使用可能回数、当該解除文字列の有効期間、当該解除文字列により解除可能な前記印刷属性の種類のいずれか1または複数を定めることを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
- 前記解除文字列生成部にて生成された前記解除文字列を前記画像形成部に前記印刷データを送信する端末に対して送信する解除文字列送信部をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
- 前記解除文字列生成部は、予め定められた所定の規則に従って、前記解除文字列を自動的に生成することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
- 印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限を、予め付与された所定の効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける解除文字列受付部と、
前記解除文字列に関する情報と当該解除文字列に定められた前記効力範囲に関する情報とを記憶する情報記憶部と、
前記情報記憶部に記憶された前記情報に基づいて、前記解除文字列受付部にて受け付けた前記解除文字列が前記印刷属性に対する使用制限を解除する効力を有するか否かを判定し、当該解除文字列が当該使用制限を解除する効力を有する場合に、当該印刷属性の使用制限を解除して前記印刷データに設定された印刷属性を適用し、当該解除文字列が当該使用制限を解除する効力を有しない場合に、当該印刷データに設定された当該印刷属性を当該使用制限に対応させて変更する制御部と
を備えたことを特徴とする印刷管理装置。 - 前記制御部は、前記使用制限を解除して前記印刷データに設定された前記印刷属性を適用した場合に、前記情報記憶部に記憶された前記解除文字列を抹消するか、または、当該解除文字列に定められた前記効力範囲を更新することを特徴とする請求項9記載の印刷管理装置。
- 前記解除文字列を生成する解除文字列生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の印刷管理装置。
- 前記解除文字列生成部は、予め定められた所定の規則に従って、前記解除文字列を自動的に生成することを特徴とする請求項11記載の印刷管理装置。
- コンピュータに、
印刷データに設定された所定の印刷属性に対する使用制限を、予め付与された所定の効力範囲内で解除する解除文字列の入力を受け付ける機能と、
前記解除文字列に関する情報と当該解除文字列に定められた前記効力範囲に関する情報とを記憶する機能と、
記憶された前記情報に基づいて、受け付けた前記解除文字列が前記印刷属性に対する使用制限を解除する効力を有するか否かを判定する機能と、
前記解除文字列が前記使用制限を解除する効力を有すると判定された場合に、前記印刷属性の使用制限を解除して前記印刷データに設定された印刷属性を適用し、当該解除文字列が当該使用制限を解除する効力を有しないと判定された場合に、当該印刷データに設定された当該印刷属性を当該使用制限に対応させて変更する機能と
を実現することを特徴とするプログラム。 - 前記使用制限を解除して前記印刷データに設定された前記印刷属性が適用された場合に、記憶した前記解除文字列を抹消するか、または、当該解除文字列に定められた前記効力範囲を更新する機能をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載のプログラム。
- 前記解除文字列を生成する機能をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載のプログラム。
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