JP2008122723A - 可変形状ミラー及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立て時における薄膜構造体及び薄膜ミラー層の変形を防いで、製造ばらつきが生ずるのを低減させることができる可変形状ミラー及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】電極基板1と可変薄膜部6aの周囲との間の複数箇所に配設され且つ接着剤12で薄膜構造体5と電極基板1に接着固定されたミラー支持用の第1スペーサ11が設けられ、導電性接着剤15の部分に第2スペーサ14を介装して、第2スペーサ14を導電性接着剤15で電極基板1と薄膜構造体5とに接着固定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電力によって薄膜ミラーを変形させるMEMS(Micro Electro−Mechanical System)技術を用いた可変形状ミラー及びその製造方法に関する。
この種の可変形状ミラーとしては、基板上に導電性薄膜(薄膜構造体)を複数のスペーサを介して固定することにより、導電性薄膜が基板上に所定間隔をおいて配設され、複数のスペーサ間に位置するように薄膜ミラー層が導電性薄膜上に形成されていると共に、複数のスペーサ間に位置するように電極が基板上に設けられた構成が知られている。
しかも、上述したスペーサにはガラスやプラスチック製の大きさの揃ったボール(大きさはφ数十μm)が一箇所に多数用いられ、この多数のボールは接着剤により基板と導電性薄膜に接着固定されている。また、薄膜ミラー層の外側に位置させて基板と導電性薄膜との間に導電性接着剤を介装している(例えば特許文献1参照)。
このような可変形状ミラーでは、電極と導電性薄膜との間に導電性接着剤を介して電圧を印加させることにより、導電性薄膜と電極との間に静電引力を発生させて、この静電引力により薄膜ミラー層を変形(可変)させるようにしている。
特開2004−282839号公報
しかし、硬化時における導電性接着剤の収縮のため、導電性薄膜(薄膜構造体)が部分的に引っ張られ変形する。その結果、薄膜ミラーの形状も変形してしまい、可変形状ミラーの性能ばらつきは大きくなるという問題があった。
そこで、本発明では、組立て時における薄膜構造体及び薄膜ミラー層の変形を防いで、製造ばらつきが生ずるのを低減させることができる可変形状ミラー及びその製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、上面に電圧印加用の電極が設けられた電極基板と、変形可能な可変薄膜部が設けられ且つ前記電極基板上に配設された薄膜構造体と、前記可変薄膜部上に形成された薄膜ミラー層と、前記電極基板と前記可変薄膜部の周囲との間の複数箇所に配設され且つ接着剤で前記薄膜構造体と前記電極基板に接着固定されたミラー支持用の第1スペーサと、前記薄膜ミラー層の外側に位置させて前記電極基板と薄膜構造体との間に介装されて硬化させられた導電性接着剤とを備え、前記電極と前記薄膜ミラー層との間に電圧を印加することにより、前記薄膜ミラー層に静電力を作用させて、前記可変薄膜部及び薄膜ミラー層を前記静電力により一体に変形させるようにした可変形状ミラーであって、前記導電性接着剤の部分に第2スペーサを介装して、前記第2スペーサを前記導電性接着剤で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定した可変形状ミラーとしたことを特徴とする。
また、上述した目的を達成するため、請求項2の発明は、上面に電圧印加用の電極が設けられた電極基板と、変形可能な可変薄膜部が設けられ且つ前記可変薄膜部上に薄膜ミラー層が形成された薄膜構造体とを用意して、前記薄膜構造体を電極基板上に配設すると共に、前記可変薄膜部の周囲の複数箇所と前記電極基板の間に接着剤と球状の第1スペーサの混合材料を介装した後、前記薄膜構造体を介して前記第1スペーサを前記電極基板上に押し付けた状態で前記接着剤を硬化させることにより、前記第1スペーサを前記薄膜構造体と前記電極基板とに密着させた状態で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定する一方、前記薄膜ミラー層の外側に位置させて前記電極基板と薄膜構造体との間に導電性接着剤を介装して硬化させるようにした可変形状ミラーの製造方法であって、球状の第2スペーサを前記導電性接着剤で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定することにより、前記導電性接着剤が硬化して収縮する際、前記薄膜構造体が変形するのを防止する可変形状ミラーの製造方法としたことを特徴とする。
このような可変形状ミラー及びその製造方法によれば、可変形状ミラーの組立て時における、薄膜構造体及び薄膜ミラー層の変形を防いで、製造ばらつきが生ずるのを低減させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)において、1は電極基板、2は電極基板1の上に設けられ且つ図1(b)のように中央に円形孔2aを有する電圧印加用の第1電極、3は円形孔2a内に位置させて電極基板1上に形成された電圧印加用の第2電極(電極パターン)である。
この図1(b)では、図示の便宜上、第2電極3を単に円形に示している。しかし、実際の第2電極3は図1(a)に示したように複数の電極部3-1,3-2,3-3・・・3-nを有していて、複数の電極部3-1,3-2,3-3・・・3-nは電極パターン(詳細図示せず)を形成している。しかも、第1電極2,第2電極3の複数の電極部3-1,3-2,3-3・・・3-nは駆動回路4に接続されている。
このような電極基板1上には薄膜構造体5が配設されている。この薄膜構造体(ミラー構造体)5にはSOIウエハが用いられている。この薄膜構造体5は、薄膜状のシリコン層6と、シリコン層6の周縁部上に形成された酸化シリコン層7と、この酸化シリコン層7上に一体に形成された厚肉のシリコン層8を有する。
例えば、シリコン層6の厚さは6μm、酸化シリコン層7は1μm、シリコン層8は400μm程度に形成されている。また、シリコン層8の中央部には、第1電極2の円形孔2aに対応する円形孔8aが形成されている。この円形孔8aは、例えば12mm程度に形成されている。
しかも、シリコン層8の円形孔8aに臨む部分は変形可能な可変薄膜部6aとなっている。この可変薄膜部6a上には、アルミニウムを蒸着することにより形成された薄膜ミラー層9が設けられている。
また、第1電極2とシリコン層6との間には間隔保持構造10が設けられている。この間隔保持構造10は、円形孔2aに沿って120°の間隔で等ピッチに設けられていると共に、円形孔2aに近接して設けられている。この間隔保持構造10は、複数の球状の第1スペーサ11と、この第1スペーサ11を第1電極2とシリコン層6とに接着固定している接着剤12を有する。
この第1スペーサ11には、例えば50μmの直径のガラスボールが用いられている。また、各間隔保持構造10の部分にはこのガラスボールが第1スペーサ11として数十個用いられている。これはガラスボールの直径のバラツキを抑えるためである。即ち、複数のガラスボールの最も直径の大きいものにより最も高いところで間隔設定ができるからである。
また、接着剤12にはフィラー等の導電繊維が入っていないタイプのものが用いられている。これにより、球状の第1スペーサ11は、第1電極2とシリコン層6とに接触した状態で固定されている。しかも、接着剤12には、薄膜構造体(ミラー構造体)5と第1電極2との熱膨張率の相違による影響をなくすため、室温硬化タイプのものが用いられる。更に、接着剤12には、接着剤硬化時の薄膜構造体5にかかる応力を低減させるために、低応力タイプ(フレキシブルタイプ)のものが良い。
また、第1電極2とシリコン層6との間には導電保持構造13が設けられている。この導電保持構造13は、複数の球状の第2スペーサ14と、この第2スペーサ14を第1電極2とシリコン層6とに接着固定している導電性接着剤15を有する。しかも、導電保持構造13は、第1電極2のコーナ部と薄膜構造体5のコーナ部との間に設けられている。また、間隔保持構造10の一つは導電保持構造13に近い位置に配置されている。
更に、導電性接着剤15には、薄膜構造体(ミラー構造体)5と第1電極2との熱膨張率の相違による影響をなくすため、室温硬化タイプのものが用いられる。更に、導電性接着剤15には、接着剤硬化時の薄膜構造体5にかかる応力を低減させるために、低応力タイプ(フレキシブルタイプ)のものが良い。
また、この導電性接着剤15の側面とシリコン層6〜8の側面には導電性接着剤15から成る導電性接着剤層16が跨るように接着固定されている。これにより、上下のシリコン層6,8に電圧を印加可能になって、通電時には薄膜構造体(ミラー構造体)5全体を同電位にできる。この結果、上部のシリコン層8が電気的に浮き上がることにより、チャージアップなどによる動作不安定性を除去できる。
更に、導電性接着剤15と共に用いられる第2スペーサ14には、上述したように第1スペーサ12と同じ直径のガラスボールを用いても良いし、薄膜構造体5や電極基板1の制作上での平面度に応じて第1スペーサ12と異なる直径のガラスボールを用いてもよい。
次に、このような構成の可変形状ミラーの作用を説明する。
この様な構成においては、駆動回路4により第2電極3の複数の電極部3-1,3-2,3-3・・・3-nに電圧V1〜Vnを選択的に印加すると共に、駆動回路4により第1電極2,導電性接着剤15,16を介してシリコン層6〜8に電圧を印加することにより、薄膜構造体5の可変薄膜部6a及び薄膜ミラー層9と電極部3-1,3-2,3-3・・・3-nの選択されたものとの間に静電引力が作用し、この静電引力により可変薄膜部6a及び薄膜ミラー層9が変形させられることになる。
また、このような可変形状ミラーを製造するには、上述した第1電極2及び第2電極3が設けられた電極基板1を用意する一方、薄膜構造体5を用意する。
この薄膜構造体5を形成するには、先ず図2(a)に示したように薄肉のシリコン層(下シリコン層)6,酸化シリコン層7,及び厚肉のシリコン層(上シリコン層)8が積層された構造のSOIウエハ20を用意する。そして、図2(b)に示したように上のシリコン層8にエッチングにより円形孔8aを形成した後、図2(c)の酸化シリコン層7の円形孔8a内の部分を除去する。この後、図2(c)のシリコン層8側からアルミニウムを蒸着して、図2(d)の如く円形孔8a内のシリコン層6の上面に薄膜ミラー層9を形成する。
また、図3(a),図3(b)に示したように、多数の球状の第1スペーサ11(例えば、ガラスボール)を混入した接着剤12を円形孔2aに沿って等ピッチに電極基板1の第1電極2上の複数箇所(本例では3箇所)に塗布する。また、多数の球状の第2スペーサ14(例えば、ガラスボール)を混入した導電性接着剤15を電極基板1の第1電極2上のコーナ部に付着させる。
次に、図3(a)に示したように、可変薄膜部6a即ち薄膜ミラー9が第2電極3(電極パターン)に対応するように、薄膜構造体5を電極基板1上に配設し、この薄膜構造体5を第1スペーサ11及び接着剤12上に載置する。この後、各第1スペーサ11及び接着剤12上の位置に、重り22の突起部21が来るように、重り22を加圧手段として載置する。
この重り22は、接着剤12を塗布した部分の複数の球状の第1スペーサ11(例えば、ガラスボール)が重なるのを防ぐ程度の重量があればよく、一箇所当たり数g〜10g程度の加重を作用させることが可能な重量とする。また、この加重は、3箇所の第1スペーサ11にかかればよい。
この状態で、常温で接着剤12及び導電性接着剤15を硬化させる。この導電性接着剤15が硬化する際、導電性接着剤15が収縮して薄膜構造体5を変形させようとする。しかし、導電性接着剤15のある部分には複数の球状の第2スペーサ14(ガラスボール)があるので、導電性接着剤15の収縮に伴う薄膜構造体5の変形を第2スペーサ14が防止することになる。尚、図1(a)における導電性接着剤16を導電性接着剤15の側面からシリコン層8の側面まで跨るように塗布して硬化させる。
このような製造方法で組み立てた可変形状ミラーにおいて、薄膜構造体5のシリコン層8の歪みは図4(a)に示したように狭い幅で小さく、薄膜構造体5の薄膜ミラー層9の歪みは図4(b)に示したように小さく平均的であった。
これに対して、第2スペーサ14がない可変形状ミラーを上述した手順と略同様にして製造した場合、シリコン層8の歪みは図5(a)に示したように広い幅で大きく、薄膜ミラー層9の歪みは図5(b)に示したように大きいものであった。
この結果、この発明における製造方法で組み立てた可変形状ミラーは、薄膜構造体5の歪みを第2スペーサ14がない可変形状ミラーの薄膜構造体の歪みよりも充分に小さくできた。
尚、重り22に代えて油圧シリンダやエアシリンダ等を加圧手段として用いることもできる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の可変形状ミラーは、上面に電圧印加用の電極(第2電極3)が設けられた電極基板1と、変形可能な可変薄膜部6aが設けられ且つ前記電極基板1上に配設された薄膜構造体5と、前記可変薄膜部6a上に形成された薄膜ミラー層9と、前記電極基板1と前記可変薄膜部6aの周囲との間の複数箇所に配設され且つ接着剤12で前記薄膜構造体5と前記電極基板1に接着固定されたミラー支持用の第1スペーサ11と、前記薄膜ミラー層9の外側に位置させて前記電極基板1と薄膜構造体5との間に介装されて硬化させられた導電性接着剤15とを備えている。しかも、前記電極(第2電極3)と前記薄膜ミラー層9との間に電圧を印加することにより、前記薄膜ミラー層9に静電力を作用させて、前記可変薄膜部6a及び薄膜ミラー層9を前記静電力により一体に変形させるようにしている。また、前記導電性接着剤15の部分に第2スペーサ14を介装して、前記第2スペーサ14を前記導電性接着剤15で前記電極基板1と薄膜構造体5とに接着固定している。
このような可変形状ミラーによれば、可変形状ミラーの組立て時における、薄膜構造体5及び薄膜ミラー層9の変形を防いで、製造ばらつきが生ずるのを低減させることができる。
また、この発明の実施の形態の可変形状ミラーの製造方法では、上面に電圧印加用の電極(第2電極3)が設けられた電極基板1と、変形可能な可変薄膜部6aが設けられ且つ前記可変薄膜部6a上に薄膜ミラー層9が形成された薄膜構造体5とを用意する。そして、前記薄膜構造体5を電極基板1上に配設すると共に、前記可変薄膜部6aの周囲の複数箇所と前記電極基板1との間に接着剤12と球状の第1スペーサ11の混合材料を介装した後、前記薄膜構造体5を介して前記第1スペーサ11を前記電極基板1上に押し付けた状態で前記接着剤12を硬化させることにより、前記第1スペーサ11を前記薄膜構造体5と前記電極基板1とに密着させた状態で前記電極基板1と薄膜構造体5とに接着固定する。一方、前記薄膜ミラー層9の外側に位置させて前記電極基板1と薄膜構造体5との間に導電性接着剤15を介装して硬化させるようにしている。しかも、球状の第2スペーサ14を前記導電性接着剤15で前記電極基板1と薄膜構造体5とに接着固定することにより、前記導電性接着剤15が硬化して収縮する際、前記薄膜構造体5が変形するのを防止するようにしている。
このような可変形状ミラーの製造方法によれば、可変形状ミラーの組立て時における、薄膜構造体5及び薄膜ミラー層9の変形を防いで、製造ばらつきが生ずるのを低減させることができる。
尚、第1スペーサ11は、第1電極2を介して電極基板1上に間接的に固定されているが、第1電極2を設けずに、電極基板1上に直接接着固定することもできる。また、上述した各部の数値は、一例を示したものであり、その数値に限定されるものではない。
(a)はこの発明に係る可変形状ミラーの概略断面図、(b)は(a)の電極基板の平面図、(c)は(a)の薄膜構造体の平面図である。 (a)〜(d)は図1(a)の薄膜構造体の製造手順を示す説明図である。 (a)は図1(a)の可変形状ミラーの製造方法を示す説明図、(b)は(a)の電極基板の平面図、(c)は(a)の薄膜構造体と荷重伝達部材との関係を示す平面図である。 (a)はこの発明の製造方法で製造した可変形状ミラーのシリコン層の歪みを示す説明図、(b)はその可変形状ミラーの薄膜ミラー層の歪みを示す説明図である。 (a)はこの第2スペーサがない製造方法で製造した可変形状ミラーのシリコン層の歪みを示す説明図、(b)はその可変形状ミラーの薄膜ミラー層の歪みを示す説明図である。
符号の説明
1・・・電極基板
3・・・第2電極(電極)
5・・・薄膜構造体
6・・・シリコン層
6a・・・可変薄膜部
9・・・薄膜ミラー層
11・・・第1スペーサ
12・・・接着剤
14・・・第2スペーサ
15・・・導電性接着剤

Claims (2)

  1. 上面に電圧印加用の電極が設けられた電極基板と、変形可能な可変薄膜部が設けられ且つ前記電極基板上に配設された薄膜構造体と、前記可変薄膜部上に形成された薄膜ミラー層と、前記電極基板と前記可変薄膜部の周囲との間の複数箇所に配設され且つ接着剤で前記薄膜構造体と前記電極基板に接着固定されたミラー支持用の第1スペーサと、前記薄膜ミラー層の外側に位置させて前記電極基板と薄膜構造体との間に介装されて硬化させられた導電性接着剤とを備え、
    前記電極と前記薄膜ミラー層との間に電圧を印加することにより、前記薄膜ミラー層に静電力を作用させて、前記可変薄膜部及び薄膜ミラー層を前記静電力により一体に変形させるようにした可変形状ミラーであって、
    前記導電性接着剤の部分に第2スペーサを介装して、前記第2スペーサを前記導電性接着剤で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定したことを特徴とする可変形状ミラー。
  2. 上面に電圧印加用の電極が設けられた電極基板と、変形可能な可変薄膜部が設けられ且つ前記可変薄膜部上に薄膜ミラー層が形成された薄膜構造体とを用意して、前記薄膜構造体を電極基板上に配設すると共に、前記可変薄膜部の周囲の複数箇所と前記電極基板の間に接着剤と球状の第1スペーサの混合材料を介装した後、前記薄膜構造体を介して前記第1スペーサを前記電極基板上に押し付けた状態で前記接着剤を硬化させることにより、前記第1スペーサを前記薄膜構造体と前記電極基板とに密着させた状態で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定する一方、前記薄膜ミラー層の外側に位置させて前記電極基板と薄膜構造体との間に導電性接着剤を介装して硬化させるようにした可変形状ミラーの製造方法であって、
    球状の第2スペーサを前記導電性接着剤で前記電極基板と薄膜構造体とに接着固定することにより、前記導電性接着剤が硬化して収縮する際、前記薄膜構造体が変形するのを防止することを特徴とする可変形状ミラーの製造方法。
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