JP2008120442A - 水切り収容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】実用性及び量産性に秀れた画期的な水切り収容器を提供する。
【解決手段】格子状の底面形成部1Aと、この底面形成部1Aに複数立設する格子状の側面形成部1Bとで水切容器本体1を形成し、この水切容器本体1は、側面形成部1Bを底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設し、この水切容器本体1の収容空間に上方から他の前記水切容器本体1の下部を収容して水切容器本体1同志をスタッキング可能とし、この水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとの間の角部位置1cは、角部位置1cの略上端から下端まで至る高さ寸法を有する補強板材3を付設して成り、この補強板材3の下部は水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出状態に設け、水切容器本体1を接地する際、補強板材3の下部が接地面に接地し前記底面形成部1Aは接地面に対して浮上状態となるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば小さな加工品や成形品,パーツなどを洗浄し水切りする際に使用される水切り収容器に関するものである。
洗浄作業を頻繁に行うパーツ工場や食品加工工場,研究機関などにおいては、洗浄や水切りを行う際、金属製線材を主材として格子状の底面形成部と側面形成部とにより容器状に構成した水切り収容器(水切りカゴ,水切りバスケット)が頻繁に使用されている。
ところで、このような洗浄や水切りに頻繁に使用される水切り収容器としては、例えば特開平5−97142号公報に開示されているような給食カゴが、コスト安で且つ簡単に手に入るという利点から種々の洗浄作業用の水切り収容器として代用されているのが現状である。
しかし、このような給食カゴはあくまで洗浄作業に使用することを意図せずに製作されたものに過ぎない為、例えば、カゴの側面の角部位置を何かに引っ掛けたり、ぶつけたりしてこの角部位置が変形し易く、これが破損の原因となるなど、強度上の問題がある。
また、このような給食カゴは、カゴ同志をスタッキングできるように底面形成部に対して側面形成部を垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設した形状となっている。従って、カゴの側面角部位置では、底面形成部に対する傾斜角度が互いに異なる側面形成部同志を連結しなければならず、それだけこの側面角部位置は設計や製造が面倒である。
つまり、このような水切り収容器を用いて例えば小さいパーツの洗浄や水切りを行う場合、この小さいパーツが格子目を通過してカゴから落ちないように、カゴの格子目の孔形状(孔サイズ)を小さく形成することが望ましい。しかし、例えばカゴの側面形成部の格子目の孔形状をせっかく小さく形成しても、底面形成部に対する傾斜角度が互いに異なる側面形成部同志を連結するカゴの側面の角部位置では格子目の孔形状が変わってしまい、よって、小さいパーツにも対応できる構成とするには、前記の角部位置を設計に気を使わなければ成らずそれだけ煩わしく製造も面倒など、量産上の問題がある。
特開平5−97142号公報
本発明は、上記問題点を解決すべく完成されたものであって、格子状の底面形成部及び側面形成部により形成した水切容器本体で洗浄や水切り作業を良好に行えることは勿論、この水切容器本体の角部位置に補強板材を付設することで、角部位置の変形や損傷などの強度上の問題を抑止してこの補強板材により強度や耐久性の向上を図り得、しかも、上述した通り設計や製造に気を使い面倒だった角部位置は単に補強板材を付設して構成である為、この角部位置の格子目の孔形状に気を使う必要が無くそれだけ簡単に(ラフな)設計や製造により簡易生産可能で、更にこの補強板材の下部を水切容器本体の底面形成部より下方に突出状態に設けることで水切り作業性の向上も図り得るなど、実用性及び量産性に秀れた画期的な水切り収容器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
格子状の底面形成部1Aと、この底面形成部1Aを囲繞するようにこの底面形成部1Aの外周縁辺に複数立設する格子状の側面形成部1Bとにより水切容器本体1を形成し、この水切容器本体1は、側面形成部1Bを底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設し、この水切容器本体1の収容空間に上方から他の前記水切容器本体1の下部を収容してこの水切容器本体1同志をスタッキングし得るように形成し、この水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとの間の角部位置1cは、この角部位置1cの略上端から下端まで至る高さ寸法を有する補強板材3を付設して成る構成とすると共に、この補強板材3の下部は前記水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出状態に設け、この水切容器本体1を接地する際、前記補強板材3の下部が接地面aに接地してこの水切容器本体1の底面形成部1Aは前記接地面aに対して浮上状態となるように構成したことを特徴とする水切り収容器に係るものである。
また、前記水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとは、前記角部位置1cにおいて連設しておらず、この隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に前記補強板材3を架設状態に設け、この補強板材3により隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間を連結してこの補強板材3で前記角部位置1cの連結角部を構成したことを特徴とする請求項1記載の水切り収容器に係るものである。
また、前記補強板材3は断面略L字状若しくは略く字状の折曲板状に構成し、前記水切容器本体1の隣り合う一方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右一方側の板面を重合状態に止着し、隣り合う他方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右他方側の板面を重合状態に止着して、この隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に折曲板状の補強板材3を架設状態に設けた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水切り収容器に係るものである。
また、前記水切容器本体1の底面形成部1Aを方形状に形成し、この底面形成部1Aの互いに対向する外周縁辺に対向状態に側面形成部1Bを立設し、この底面形成部1Aの外周縁辺に立設した対向側面形成部1B,1Bはいずれもこの底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立ち上げ形成してこの対向側面形成部1B,1Bを前記底面形成部1Aに対してテーパ面状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水切り収容器に係るものである。
また、前記水切容器本体1の底面形成部1Aと側面形成部1Bとは夫々、線材5を交差状態に配して各格子目の孔形状が略均一な格子状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水切り収容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、水切容器本体の収容空間に収納物を収容して、この収容物の洗浄や水切り作業を行える。特に、本発明は水切り作業時に、水切容器本体を接地面に接地することでこの水切容器本体の角部位置に付設した補強板材の下部が接地面に接地し、一方、この水切容器本体の前記収容物を載置する底面形成部はこの接地面に対して浮上状態となるから、単に水切容器本体を所望の接地面に接地するだけでこの水切容器本体の底面形成部と接地面との間に隙間が生じて、この水切容器本体に収容した収容物の水切りを良好に行える。
また、未使用時には、水切容器本体の収容空間に上方から他の前記水切容器本体の下部を収容して水切容器本体同志をスタッキングでき、多数の本発明品をコンパクトに収容,持ち運びできる。
また、本発明は、水切容器本体の側面形成部は格子状としているが、隣り合う側面形成部間の角部位置は格子状とせず前記補強板材を付設して成る構成としている為、格子状の側面形成部で良好な水切り機能を発揮できながら、角部位置は格子状ではなくこの角部位置が何かに引っ掛ったりぶつかったりして変形し易く破損の原因となり易いといった強度上の問題は生ぜず、強度や耐久性に秀れる。
更に、この角部位置は格子状ではないので、この角部位置における格子目の孔形状(孔サイズ)を一々気にすることなく簡易に設計製造できる。つまり、小さい収容物を収容したい場合、格子目を通過してこの小さい収容物が水切容器本体から落ちないように、底面形成部や側面形成部の格子目を小さく形成しても、隣り合う側面形成部間の角部位置が格子状の場合にはこの角部位置の格子目の孔形状も気を使って設計し製造しなければならずそれだけ面倒であるが、本発明においてはこの角部位置は単に補強板材の付設で構成するので設計上や製造上の煩わしさが無くそれだけ生産容易にして量産性に秀れる。
よって、本発明は、水切容器本体の角部位置に付設した補強板材が、この種の水切り収容器において破損の原因となり易い水切容器体の角部位置の補強機能を発揮することは勿論、水切容器体の底面形成部を接地面に対して浮上状態とする接地脚として機能を発揮し、更にこの水切容器体の角部位置を簡易に設計製造できそれだけ量産性に秀れるなど生産上の秀れた機能をも発揮でき、実用性及び量産性に極めて秀れた画期的な水切り収容器となる。
また、請求項2記載の発明においては、隣り合う側面形成部の側縁部間は補強板材によって連結するので、例えば隣り合う側面形成板部の互いの側縁部同志を湾曲させ、角部位置にて連設するといった面倒な製造はいらず、単に底面形成部に対して外方に傾斜状態の傾斜平面状に側面形成部を立設し、隣り合う側面形成部の側縁部間の連結は単に補強板材の架設により簡易に達成でき、一層量産性に秀れた水切り収容器となる。
また、請求項3記載の発明においては、水切容器本体の側面形成部の側縁部間に架設状態に配してこの水切容器本体の角部位置を構成する前記補強板材を、単に板材を折曲して簡易に製造実現でき、簡易に設計実現可能な構成故に量産性に秀れ安価に構成可能となるなど、一層実用性に秀れた水切り収容器となる。
また、請求項4記載の発明においては、底面形成部を方形状として各対向縁辺にテーパ面状に対向側面形成部を立設する簡単な構造で、それだけ難しい設計や製造は不要で簡易にこの種の水切り収容器として一般的な方形体形状の実用度の高い水切り収容器を製造実現できるなど、一層実用性に秀れた水切り収容器となる。
また、請求項5記載の発明においては、例えば小さいパーツ(収容物)を水切容器本体に収容したい場合、格子目が略均一な底面形成部や側面形成部の格子目を前記小さいパーツが通過し得ない程度に小さい孔形状に設定すれば、前記小さいパーツを落とすことなく良好に水切容器本体に収容して洗浄や水切り作業を良好に行える。即ち、本発明は上述の通り、水切容器本体の側面形成部間の角部位置は、補強板材で構成しているので格子目の孔形状を考慮する必要はなく、また底面形成部や側面形成部は線材により格子目が略均一な格子状に形成しているから、水切容器本体に落とさず良好に収容できるパーツ(収容物)の大きさ設定を良好に行え、一層実用性に秀れた水切り収容器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
水切容器本体1は、格子状の底面形成部1Aと、この底面形成部1Aを囲繞するようにこの底面形成部1Aの外周縁辺に複数立設する格子状の側面形成部1Bとにより形成された格子状の容器である為、この水切容器本体1の収容空間に収容物を収容して水切り作業を行える。
また、この水切容器本体1は、側面形成部1Bを底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設している。
即ち、水切容器本体1は、下部から上方に向けて広がる台形のような形状となり、よって、この水切容器本体1の収容空間に上方から他の前記水切容器本体1の下部を収容することでこの水切容器本体1同志をスタッキングでき、例えば未使用時に水切容器本体1を多数スタッキングして、本発明を多数コンパクトに収納、持ち運びできることとなる。
また、この水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとの間の角部位置1cは、この角部位置1cの略上端から下端まで至る高さ寸法を有する補強板材3を付設して成る構成している。
従って、従来においては、このような水切り収容器においては、その側面の角部位置が何かに引っ掛ったりぶつかったりして変形や破損が生ずる懸念があるが、本発明においては水切容器本体1の角部位置1cを補強板材3で補強している為、このような変形や破損を防ぎ強度や耐久性の向上を図り得ることとなる。
しかも、水切容器本体1の角部位置1cは補強板材3を付設して成る構成の為、この角部位置1cは格子目の孔形状(孔サイズ)などを一切気にせず単に補強板材3を付設するだけで構成でき、よって、設計製造を非常に簡易に行え、ひいては量産性の向上を図り得るもとなる。
即ち、上述した従来例のように、小さい収容物を収容し水切りしたい場合には、格子目から収用物が落ちないように各格子目の孔形状を小さく設定する必要があるが、ここで、せっかく底面形成部1Aや側面形成部1Bの格子目の孔形状(孔サイズ)を小さく設定しても、傾斜角度が異なる側面形成部1b間の角部位置1cで格子目の孔形状が変化してしまう(大きくなってしまう)と意味が無いため、それだけこの角度位置1cの設計や製造には気を使わなければならず面倒であるが、この点、本発明では、この角部位置1cの格子目の孔形状を気にする必要は一切無く、それだけ設計や製造が容易となる。
従って、例えば、前記水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとは、前記角部位置1cにおいて連設しておらず、この隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に前記補強板材3を架設状態に設け、この補強板材3により隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間を連結してこの補強板材3で前記角部位置1cの連結角部を構成すれば、隣り合う側面形成部1B同志は連設させる必要はないため、各側面形成部1Bの設計製造がそれだけ容易となり、また角部位置1cの設計製造も容易となり、ひいては、量産性の向上を確実に図り得る秀れた構造となる。
尚且つ本発明では、この補強板材3の下部は前記水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出状態に設け、この水切容器本体1を接地する際、前記補強板材3の下部が接地面aに接地してこの水切容器本体1の底面形成部1Aは前記接地面aに対して浮上状態となる。
即ち、この水切容器本体1を単に接地面aに接地するだけで、底面形成部1Aと接地面aとに隙間が生じ、この水切容器本体1に収容した収容物の水切りを良好に達成できることとなる。
また、例えば、補強板材3は断面略L字状若しくは略く字状の折曲板状に構成し、前記水切容器本体1の隣り合う一方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右一方側の板面を重合状態に止着し、隣り合う他方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右他方側の板面を重合状態に止着してこの隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に折曲板状の補強板材3を架設状態に設けた構成とした場合には、補強板材3により、隣り合う側面形成部1B同志を確実に連結でき、本発明の強度や耐久性、簡易設計製造性に秀れた水切容器本体1の角部位置1cを補強板材3により確実に構成でき、は簡易製造可能な一層秀れた水切り収容器となる。
従って、本発明は、水切容器本体1に収容した収容物の水切り作業を良好に行えることは勿論、この水切容器本体1の角部位置1cに付設した補強板材3により、この角部位置1cの強度や耐久性の向上を図り得、更に設計や製造が面倒なこの水切容器本体1の角部位置1cを簡単に(ラフに)設計製造できるなど量産性に秀れ、更にこの補強板材1を接地した際に接地面aに対して底面形成部1Aを浮上状態にせしめて、これにより水切り作業性の向上をも図り得るなど画期的な水切り収容器となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、格子状の底面形成部1Aと、この底面形成部1Aを囲繞するようにこの底面形成部1Aの外周縁辺に複数立設する格子状の側面形成部1Bとにより水切容器本体1を形成し、この水切容器本体1は、側面形成部1Bを底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設し、この水切容器本体1の収容空間に上方から他の前記水切容器本体1の下部を収容してこの水切容器本体1同志をスタッキングし得るように形成し、この水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとの間の角部位置1cは、この角部位置1cの略上端から下端まで至る高さ寸法を有する補強板材3を付設して成る構成とすると共に、この補強板材3の下部は前記水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出状態に設け、この水切容器本体1を接地する際、前記補強板材3の下部が接地面aに接地してこの水切容器本体1の底面形成部1Aは前記接地面aに対して浮上状態となるように構成した水切り収容器である。
本実施例の水切り収容器の各部を具体的に詳述する。
水切容器本体1は、線材5として、さびにくく、熱にも強く例えば洗浄時に高温殺菌も可能なステンレス製のワイヤーを主材に形成している。
また、水切容器本体1の底面形成部1Aは方形状(長方形状)に形成し、この方形状の底面形成部1Aの外周縁辺から夫々側面形成部1Bを立設している。
具体的には、十字状に形成した底面形成部1Aの前後左右の四片を上方に向けて立ち上げ折曲して、方形状の底面部1Aの外周縁部に立設状態に四体の側面形成部1Bを立設した構成としている。従って、後述の通り、隣り合う側面形成部1B同志は側縁部4を連設していない構成である(図4参照)。
また、この底面形成部1Aから立設する複数の各側面形成部1Bは、図6に図示したように水切容器本体1同志をスタッキングできるように水切容器本体1の収容空間が上方ほど拡開し、上部開口部側がこの水切容器本体1の底面形成部1Aより広くなるように形成すれば良い。従って、この底面形成部1Aから立設する複数の各側面形成部1B全てを、この底面形成部1Aに対して外方に傾斜状態としなくとも良いが、図示した本実施例では、側面形成部1B全てを底面形成部1Aに対して外方に傾斜状態に形成している。
即ち、図1〜図3に図示した通り、方形状の底面形成部1Aの互いに対向する外周縁辺に対向状態に立設した対向側面形成部1B,1Bの双方がこの底面形成部1Aに対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立ち上げ形成して、図2及び図3に図示したように、対向側面形成部1B,1Bが底面形成部1Aに対してテーパ面状となるように形成する。
また、この水切容器本体1の底面形成部1Aと側面形成部1Bとは夫々、前記線材5を交差状態に配して各格子目の孔形状が略均一な格子状に形成している。即ち、図2及び図3に図示したように、多数の線材5を十字状に交差状態に配して形成している。
具体的には、本実施例においてはこの格子状の底面形成部1Aと側面形成部1Bとを、通常の金網のように交差する線材5同志を交互に編み込み状態に配するのではなく、図5に図示したように、多数並設した線材5(縦ワイヤー)と、この線材5と直交する方向に多数並設した線材5(横ワイヤー)とを重合し、例えば溶接などの止着手段によりこれら重合した多数の線材5同志を止着連結して格子状に前記底面形成部1Aと側面形成部1Bとを構成している。
従って、通常の金網の場合は、網目に汚れが残り易く、しかも、網のヘタリやめくれが生じ易くこれにより金網の破損や、剥離した金属片が水切容器本体の収容空間や収納物に混入するといった種々の問題が生ずる懸念があるが、本実施例は、この金網とは異なり、図5に図示したように、並設状態の多数の線材5(縦ワイヤーと横ワイヤー)同志を十字状に交差状態に重合配設して固定したものなので、金網に比して汚れが残りにくく、また前記ヘタリやめくれによる破損の問題なども生じ得ない。
また、この底面形成部1Aと側面形成部1Bの格子目の孔形状は、水切容器体1に小さい収容物も収容できるよう細かい孔形状に設定している。具体的には、図5に図示したように並設状態に多数配した線材5のワイヤーピッチ(並設間隔)を10mm程度としている(一般的な市販の食器洗浄カゴは、ワイヤーピッチが40mm程度である。)。
従って、本実施例品は、線材5のワイヤーピッチが細かい故に、底面形成部1Aや側面形成部1Bの耐久性が向上することは勿論、ワイヤーピッチが10mmの縦ワイヤーと横ワイヤーとで構成される格子状の底面形成部1Aや側面形成部1Bは、その格子目の孔形状(孔サイズ)も細かくなり、略8mm以上の大きさの収容物であればこの底面形成部1Aや側面形成部1Bの格子目を通過させず、水切容器本体1に良好に収容できるものである。
また、図4に図示したように、この水切容器本体1の側面形成部1Bと隣り合う他の側面形成部1Bとは、前記角部位置1cにおいて連設しておらず互いに離間した形状としている。
本実施例では、この隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に前記補強板材3を架設状態に設け、この補強板材3により隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間を連結し、図4に図示したように、この補強板材3で前記角部位置1cの連結角部を構成している。
従って、各側面形成部1Bを、角部位置1cにおいて側縁部4を湾曲させて隣り合う他の側面形成部1Bの側縁部4と連結させる製造が面倒な形状とせず、単に底面形成部1Aから平面状に側面形成部1Bを立設し、隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に補強板材3を付設することでこの側縁部4間をこの補強板材3で連結し角部位置1cを簡易に構成できる。
また、この補強板材3は、金属製板材(本実施例ではステンレス:SUS304)を、図4に図示したように、断面略L字状若しくは略く字状の折曲板状に形成して構成している。また、本実施例では、図1及び図4に図示したように、縦長な逆三角形状(下方が縮幅する台形状)の平板材を略直角にL字状に折曲形成しているが、この折曲角部は緩やかに湾曲したL字状でも良いし、側面形成部1Bの側縁部4間に架設できて角部位置1cの略上端から下端までをカバーできる形状であればどのような形状にこの補強板材3を形成しても良い。
この補強板材3を、図1及び図1に図示したように、水切容器本体1の隣り合う一方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右一方側の板面を重合状態に止着し、隣り合う他方の側面形成部1Bの側縁部4に外方からこの補強板材3の左右他方側の板面を重合状態に止着(本実施例では、溶接により固着)して、この隣り合う側面形成部1Bの側縁部4間に折曲板状の補強板材3を架設状態に設ける。
従って、この補強板材3により水切容器本体1の角部位置1cを構成している為、この角部位置1cも格子状に形成した従来の水切りカゴのように角部位置1cがどこかに引っ掛ったりぶつかったりして変形することを防ぎ、破損を減らし強度や耐久性の向上を図れる。
また、水切容器本体1の四箇所の全角部位置1cに夫々この補強板材3を付設した構成とし、更にこの全ての補強板材3を水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出状態となる高さ寸法(補強板材3の上端を水切容器本体1の角部位置1cの上端に合わせた際にこの補強板材3の下端が水切容器本体1の底面形成部1Aより下方へ突出するような上下方向長さ寸法)としている。
従って、図5に図示下通り、水切容器本体1を接地面aに接地した際、四箇所の角部位置1cから下方突出する各補強板材3が接地脚となって接地面aに接地し、この水切容器本体1を安定性良く接地面aに接地できることは勿論、この接地面aと底面形成部1Aとの間に隙間が生じ、水切容器本体1に収容した収容物の水切りを良好に行える。
また、図1に図示したように、本実施例では水切容器本体1の収納空間の上部開口部、即ち、側面形成部材1Bの上縁部位置に一対のハンドル部6を設けている。
具体的には、図1に図示したように、底面形成部1Aの長手方向に両側に立設した対向側面形成部1B,1Bの上縁部に夫々、この側面形成部1Bの上縁辺に沿った軸方向にハンドル部6の握持部6Aを回動自在に設けている。
更に具体的には、水切容器本体1の上部開口部にフランジ部7を(例えば四体の側面形成部1Bの上縁部に略長方形環状のフランジ部7を溶接固定するなどして)設け、このフランジ部7から水切容器本体1の外方に突出状態に設けた環状の軸支承部8に、金属製線材で形成した環状の握持部6Aの一辺を抱込み状態に配して対向側面形成部1B,1Bの上面部に夫々回動自在に握持部6Aを設ける。
従って、このハンドル部6の握持部6Aを握持して水切容器本体1を良好に持ち運び可能である。
また、このハンドル部6の握持部6Aは、水切容器本体1の外方から内方に切替え回動自在であり、この握持部6Aを水切容器本体1の内方へ回動した際には、この握持部6Aの回動軸方向端部が水切容器本体1の収容空間の上部開口部(フランジ部7)に当接して回動係止する。
本実施例では、このハンドル部6の握持部6Aを回動操作し水切容器本体1の上部開口部に回動係止する位置まで回動せしめた状態で、この水切容器本体1とは別の水切容器本体1の下部(底面形成部1A若しくは補強板材3の下部)をこの握持部6Aに支承保持して、図7に図示したようにこの水切容器本体1A同志を上下に段積み状態とすることができるように形成している。
従って、本実施例は、図6に図示したように、水切容器本体1のハンドル部6の握持部6Aを回動操作してこの水切容器本体1の外方に退避回動した場合にはこの水切容器本体1の収容空間に上方から他の水切容器本体1の下部を収容してこの水切容器本体1同志をコンパクトにスタッキングでき、一方、図7に図示したように、握持部6Aを回動操作してこの水切容器本体1の内方の上部開口部位置に回動した場合にはこの水切容器体1の握持部6Aに上方から他の水切容器本体1の下部を支承保持して水切容器本体1同志を段積みでき、この握持部6Aの回動操作だけでスタッキング状態や段積み状態を簡易に切替えを簡単に行える。
本実施例は上述のように構成したから、洗浄や水切り作業を良好に行えることは勿論、水切容器本体1の角部位置1cに付設した補強板材3により、この角部位置1cの変形や破損を防ぎ強度や耐久性に秀れた構成であり、更にこの水切容器本体1の角部位置1cを簡単に(ラフに)設計,製造できそれだけ量産性に秀れた構成であり、更に未使用時には水切容器本体1をスタッキングしてコンパクトに収納や持ち運びでき、且つ水切り作業時には水切容器本体1を段積みして少ない設置スペースにて効率的に水切り作業を実施でき、このスタッキング状態と段積み状態との切替えは、水切容器本体1のハンドル部6の握持部6Aの回動操作により簡単に切替えできるなど極めて実用性に秀れた画期的な水切り収容器となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る水切り収容器の説明斜視図である。 本実施例に係る水切り収容器の説明正面図である。 本実施例に係る水切り収容器の説明側面図である。 本実施例に係る水切り収容器の要部説明平断面図である。 本実施例に係る水切り収容器の要部説明拡大図である。 本実施例に係る水切り収容器の水切容器本体1同志をスタッキングした状態を示す説明図である。 本実施例に係る水切り収容器の水切容器本体1同志を段積みした状態を示す説明図である。
符号の説明
1 水切容器本体
1A 底面形成部
1B 側面形成部
1c 角部位置
3 補強板材
4 側縁部
5 線材
a 接地面

Claims (5)

  1. 格子状の底面形成部と、この底面形成部を囲繞するようにこの底面形成部の外周縁辺に複数立設する格子状の側面形成部とにより水切容器本体を形成し、この水切容器本体は、側面形成部を底面形成部に対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立設し、この水切容器本体の収容空間に上方から他の前記水切容器本体の下部を収容してこの水切容器本体同志をスタッキングし得るように形成し、この水切容器本体の側面形成部と隣り合う他の側面形成部との間の角部位置は、この角部位置の略上端から下端まで至る高さ寸法を有する補強板材を付設して成る構成とすると共に、この補強板材の下部は前記水切容器本体の底面形成部より下方へ突出状態に設け、この水切容器本体を接地する際、前記補強板材の下部が接地面に接地してこの水切容器本体の底面形成部は前記接地面に対して浮上状態となるように構成したことを特徴とする水切り収容器。
  2. 前記水切容器本体の側面形成部と隣り合う他の側面形成部とは、前記角部位置において連設しておらず、この隣り合う側面形成部の側縁部間に前記補強板材を架設状態に設け、この補強板材により隣り合う側面形成部の側縁部間を連結してこの補強板材で前記角部位置の連結角部を構成したことを特徴とする請求項1記載の水切り収容器。
  3. 前記補強板材は断面略L字状若しくは略く字状の折曲板状に構成し、前記水切容器本体の隣り合う一方の側面形成部の側縁部に外方からこの補強板材の左右一方側の板面を重合状態に止着し、隣り合う他方の側面形成部の側縁部に外方からこの補強板材の左右他方側の板面を重合状態に止着して、この隣り合う側面形成部の側縁部間に折曲板状の補強板材を架設状態に設けた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水切り収容器。
  4. 前記水切容器本体の底面形成部を方形状に形成し、この底面形成部の互いに対向する外周縁辺に対向状態に側面形成部を立設し、この底面形成部の外周縁辺に立設した対向側面形成部はいずれもこの底面形成部に対して垂直上方ではなく外方に傾斜状態に立ち上げ形成してこの対向側面形成部を前記底面形成部に対してテーパ面状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水切り収容器。
  5. 前記水切容器本体の底面形成部と側面形成部とは夫々、線材を交差状態に配して各格子目の孔形状が略均一な格子状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水切り収容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019099359A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社新井製作所 パレット支持枠
JP2021116065A (ja) * 2020-01-22 2021-08-10 プラスワン株式会社 包装用容器

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