JP6556996B2 - 商品陳列什器 - Google Patents
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Description
この問題に対処しうる従来の商品陳列什器としては、格子状のワイヤネットよりなる側面部材を連結して箱状の収納体を形成し、互いに対向するワイヤネットにおける所望の高さの横ワイヤに、陳列板の両側端部に設けたフックを上方より掛止することにより、陳列板の高さを変更しうるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、ワイヤネットよりなる側面部材の上下複数の横ワイヤに、複数のブラケットの基部に設けた係止片を着脱可能に選択的に係止することにより、ブラケットにより支持された陳列板の高さを変更しうるようにした商品陳列什器もある(例えば特許文献2参照)。
(1)少なくとも左右1対の側面部材を備える商品収納体の内部に陳列板を収容してなる商品陳列什器であって、前記左右の側面部材に、上下方向に連続する縦長の開口部を設けるとともに、前記開口部を横断して仕切る支持部材を、上下位置変更可能かつ着脱自在に取付け、前記開口部を挿通して前記商品収納体の外部に突出するように前記陳列板に設けられた把持部材を、前記支持部材により支持する。
また、陳列板に商品を残置した状態のまま、把持部材を把持して陳列板の高さを変更しうるので、開店中においても、商品陳列什器を、商品量に合わせた最適な陳列形態に容易に変更することができる。
また、平面視コ字状をなす把持部材が、商品陳列什器を移動するときの手掛け部にもなるので、店舗の内外での商品陳列什器の移動が容易となる。
また、ワイヤネットの上下複数の横ワイヤを利用して、支持部材を、側面部材の上下方向の所望の位置に、商品収納体の外部から極めて容易に取付けることができるので、開店中においても、商品陳列什器を、商品量に合わせた最適な陳列形態に迅速に変更することができる。
図1〜図5は、本実施形態に係る商品陳列什器を示す。なお、便宜上、図1の斜め左下方を前方、斜め右下方を右方として説明する。
図5及び図6に拡大して示すように、左右の支持部材(左右対称につき右方のみ図示する)21は、その前後寸法が、把持部材18の前後寸法よりも長く、かつ側面部材7の前後の開口部13、13を横断して同時に仕切りうるように、両開口部13、13の前後の離間寸法よりも大とされている。
この例では、陳列板5の下向折曲片5aに、左右方向を向く短寸の支持筒22を、溶接等により固着し、この支持筒22に、把持部材18の内向杆18aを摺動可能に嵌合するとともに、内向杆18aの開口端部内に固着したナット19に、ボルト20を、支持筒22よりも大径のワッシャ23を介して螺合することにより、陳列板5に、把持部材18を、商品収納体4の内部へ押込み可能として取付けたものである。
この例では、把持部材18の内向杆18aを、陳列板5に固着された基部側の第1内向杆24と、商品収納体4より外側の第2内向杆25との2分割構造とし、第1内向杆24の外側端部に突設した板状の連結片24aに、第2内向杆25の内側端部に設けた、内方と上下両方向に開口するすり割り状の嵌合溝26を嵌合し、第1内向杆24と第2内向杆25とを、前後方向のヒンジ軸27をもって上下方向に相対回動可能に連結するとともに、第2内向杆25の内側端部の上面に、連結片24aの上面に当接可能なストッパ片28を固着したものである。
上記実施形態では、把持部材18の前後の内向杆18aの下面を、支持部材21の支持部21aの上端に当接させて、陳列板5を支持するようにしたが、図13に示すように、陳列板5の左右両側の下向折曲片5aの下端部を支持するようにしてもよい。この際には、支持部材21に、係止部21bの下端と連続する正面視L字状断面の支持部21cを、内上向きに折曲して設け、この支持部21cにより、陳列板5の下向折曲片5aの下端部を支持するようにすればよい。なお、陳列板5は、下向折曲片5aのない平板またはワイヤネット状のものとしてもよいが、この際には、支持部21cを内方に向かって水平に折曲して、陳列板5の側端部下面を支持するようにすればよい。
このように、陳列板5の下面を支持部材21により直接支持する場合には、必ずしも側面部材7の開口部13を、長寸の支持部材21により横断して仕切る必要がないので、短寸の支持部材21を複数用意し、それらを、開口部13と隣接する横ワイヤ12bに係止して、陳列板5の側端部下面の前後複数箇所を支持するようにしてもよい。
2 キャスタ
3 ベース台
4 商品収納体
5 陳列板
5a 下向折曲片
6、7 側面部材
8 枠状フレーム
9 ワイヤネット
9a 縦ワイヤ
9b 横ワイヤ
10 枠状フレーム
11 補強用縦ワイヤ
12 ワイヤネット
12a 縦ワイヤ
12b 横ワイヤ
13 開口部
14 連結金具
14a 連結ピン
15 被連結金具
16 下向きピン
17 嵌合孔
18 把持部材
18a 内向杆
19 ナット
20 ボルト
21 支持部材
21a 支持部
21b 係止部
21c 支持部
22 支持筒
23 ワッシャ
24 第1内向杆
24a 連結片
25 第2内向杆
26 嵌合溝
27 ヒンジ軸
28 ストッパ片
Claims (6)
- 少なくとも左右1対の側面部材を備える商品収納体の内部に陳列板を収容してなる商品陳列什器であって、
前記左右の側面部材に、上下方向に連続する縦長の開口部を設けるとともに、前記開口部を横断して仕切る支持部材を、上下位置変更可能かつ着脱自在に取付け、
前記開口部を挿通して前記商品収納体の外部に突出するように前記陳列板に設けられた把持部材を、前記支持部材により支持したことを特徴とする商品陳列什器。 - 開口部を、互いに平行に離間させて前後1対設け、両開口部に、平面視コ字状をなす把持部材における前後の内向杆を挿通したことを特徴とする請求項1に記載の商品陳列什器。
- 左右の側面部材の外側面に設けた支持部材により、把持部材の下面または陳列板の側端部を支持しうるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の商品陳列什器。
- 左右の側面部材を、複数の縦ワイヤと横ワイヤとを格子状に結合したワイヤネットよりなるものとし、互いに隣接する2本の縦ワイヤ間を、横ワイヤの結合されていない開口部とするとともに、支持部材に設けた係止部を、前記上下複数の横ワイヤのいずれかに、商品収納体の外側より選択的に係止しうるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の商品陳列什器。
- 開口部を形成する2本の縦ワイヤの直径を、他の縦ワイヤの直径よりも大としたことを特徴とする請求項4に記載の商品陳列什器。
- 把持部材を、商品収納体の内部へ押込み可能または商品収納体の外部において折り畳み可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の商品陳列什器。
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JP2014219859A JP6556996B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 商品陳列什器 |
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Family Applications (1)
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