JP2008119652A - 液体供給装置およびその不具合検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ディスペンサヘッドの液体保持部に保持された液体を加圧された気体により外部に押し出すようにした液体供給装置において、前記液体保持部に所定量の液体を注入する液体注入手段と、 この液体保持部に加圧された気体を送り込む気体送出手段と、前記液体注入手段の不具合を検出する第1の不具合検出手段と前記気体送出手段の不具合を検出する第2の不具合検出手段とのいずれかを有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
収容容器102は液体104が入れられる容器であり、収容容器102の収容口に液体を一定量押出すピストン103が設けられている。液体104の押出し量の調整は、例えば収容容器2に一定間隔にメモリを付与しておき、必要量のメモリの位置までピストン103の下端部を押し下げたり、ピストン103の押し下げ距離を制御するような制御手段を設けることによって行う。
この液体保持部に加圧された気体を送り込む気体送出手段と、
前記液体注入手段の不具合を検出する第1の不具合検出手段と前記気体送出手段の不具合を検出する第2の不具合検出手段との少なくともいずれかを有することを特徴とする。
前記第1の不具合検出手段は、
前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出する液体検出センサと、
この液体検出センサの出力に基づいて前記液体注入手段の不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定部と、
を有することを特徴とする。
前記液体保持部は透過性のある部材で形成され、
前記液体検出センサは、前記液体保持部を挟んで対向する発光側光ファイバと受光側光ファイバとを備えた透過型光ファイバであることを特徴とする。
前記液体検出センサは、前記液体保持部を挟んで対向する電極を備え、前記液体保持部の静電容量を検出する静電容量式センサであることを特徴とする。
前記第2の不具合検出手段は、
加圧された気体が通る通路の圧力を検出する圧力センサと、
この圧力センサの出力に基づいて前記気体送出手段の不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定部と、
を有することを特徴とする。
前記圧力センサは前記加圧された気体が通る通路の複数の位置に設けられたことを特徴とする。
前記第1および第2の不具合検出手段は、不具合検出時に警報信号を出力することを特徴とする。
前記液体保持部に所定量の液体を注入する液体注入ステップと、
この液体保持部に加圧された気体を送り込む気体送出ステップと、
前記液体注入ステップの不具合を検出する第1の不具合検出ステップと前記気体送出ステップの不具合を検出する第2の不具合検出ステップとの少なくともいずれかを有することを特徴とする。
前記第1の不具合検出ステップは、
前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出する液体検出ステップと、
この液体検出ステップの出力に基づいて前記液体注入ステップの不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定ステップと、
を有することを特徴とする。
前記液体検出ステップは、前記液体保持部に光を照射し、その光の透過量に基づいて前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出することを特徴とする。
前記液体検出ステップは、前記液体保持部の静電容量値に基づいて前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出することを特徴とする。
前記第2の不具合検出ステップは、
加圧された気体が通る通路の圧力を検出する圧力検出ステップと、
この圧力検出ステップの出力に基づいて前記気体送出ステップの不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定ステップと、
を有することを特徴とする。
前記圧力検出ステップは、前記加圧された気体が通る通路の複数の位置で圧力を検出することを特徴とする。
前記第1および第2の不具合検出ステップは、不具合検出時に警報信号を出力することを特徴とする。
液体保持部に液体が存在するか否かの検出は、透過型光ファイバを用いて光の透過率の変化として検出してもよいし、電極を用いて静電容量の変化として検出してもよい。
また、加圧された気体が通る通路の圧力を複数の位置で検出すれば、圧力値の比較によって不具合発生箇所の特定が容易となる。
本実施例の液体供給装置は、装置外部に液体を排出するディスペンサヘッド1、ディスペンサヘッド1に液体を供給する液体注入手段2、ディスペンサヘッド1に加圧した気体を送る気体送出手段3、コントローラ4、液体注入手段2の不具合を検出する第1の不具合検出手段6、気体送出手段3の不具合を検出する第2の不具合検出手段7から構成される。溶液ビン5は液体の供給源である。
21aはシリンジ22の先端と切替手段211を結ぶ液体用チューブ、21bは切替手段211とディスペンサヘッド1を結ぶ液体用チューブ、21cは切替手段211と溶液ビン5を結ぶ液体用チューブである。211a、211b、211cは切替手段211内の流路であり、それぞれ21a、21b、21cに接続している。211dは切替手段211内部の弁である。コントローラ4からの信号でこの弁211dを制御し、流路211aを流路211bと流路211cのいずれかに接続する。
例として装置外部へ供給する液体として透明あるいは半透明のものを考える。一つ前の液体供給動作が終了した時には、図4(a)のように、液体用チューブ21bには液体が存在するが、液体保持部11には液体が存在しない。液体保持部11にレーザーを照射すると液体保持部11の流路壁で光が反射し、光の透過率は低くなる。
次に、1回に外部に供給したい容量分だけシリンジピストン23を動かし、交差部14から液体を押し出して液体保持部11に保持させる。供給する容量が大きい場合には液体貯め部13にも液体が貯まる。なお、液体貯め部13の流路断面積を液体排出部12の細管の流路断面積よりも大きくしておけば、管摩擦抵抗の違いにより液体は細管の先端から漏れることなく、液体貯め部13に貯まる。
しかし、液体排出部12の細管が詰まっていたり、気体送出手段3(コンプレッサ31、制御手段32、フィルタ33、気体用チューブ34a〜34c)に不具合が有る場合には、加圧気体が正しく送出されず、液柱15が飛ばされずに液体保持部11内に残る。したがってレーザー透過率は高いままとなる。そのような場合には、不具合判定部72は液体排出部12や気体送出手段3のどこかに不具合があると判定する。
図5は圧力センサ71a〜71cの測定結果の例を示す図であり、(a)は正常動作時、(b)はディスペンサヘッド1に詰まりが発生している場合、(c)はフィルタ33に詰まりが発生している場合を示している。線Aは圧力センサ71aの測定圧力、線Bは圧力センサ71bの測定圧力、線Cは圧力センサ71cの測定圧力である。縦軸は圧力値、横軸は時間であり、ゼロからtONまでは制御手段32が閉まっている状態、tONからtOFFは制御手段32を開き、加圧気体を送出して液体排出部12から液体の排出を行っている状態、tOFFでは制御手段32を再度閉めた状態である。
もしtON以前に圧力Aが加圧圧力になっていなければ、不具合判定部72はコンプレッサ31が動作していないなどの不具合が発生していると判定することができる。
11 液体保持部
12 液体排出部
13 液体貯め部
14 交差部
2 液体注入手段
21 供給路
21a〜21c 液体用チューブ
211 切替手段
22 シリンジ
23 シリンジピストン
24 ピストン駆動棒
25 短軸駆動スライダ
3 気体送出手段
31 コンプレッサ
32 制御手段
33 フィルタ
34a〜34c 気体用チューブ
4 コントローラ
5 溶液ビン
6 第1の不具合検出手段
61 液体検出センサ
611 透過型光ファイバセンサ
611a 発光側光ファイバ
611b 受光側光ファイバ
612 光ファイバアンプ
613a、613b 電極
62 不具合判定部
7 第2の不具合検出手段
71a〜71c 圧力センサ
72 不具合判定部
Claims (14)
- ディスペンサヘッドの液体保持部に保持された液体を加圧された気体により外部に押し出すようにした液体供給装置において、
前記液体保持部に所定量の液体を注入する液体注入手段と、
この液体保持部に加圧された気体を送り込む気体送出手段と、
前記液体注入手段の不具合を検出する第1の不具合検出手段と前記気体送出手段の不具合を検出する第2の不具合検出手段との少なくともいずれかを有することを特徴とする液体供給装置。 - 前記第1の不具合検出手段は、
前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出する液体検出センサと、
この液体検出センサの出力に基づいて前記液体注入手段の不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。 - 前記液体保持部は透過性のある部材で形成され、
前記液体検出センサは、前記液体保持部を挟んで対向する発光側光ファイバと受光側光ファイバとを備えた透過型光ファイバであることを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。 - 前記液体検出センサは、前記液体保持部を挟んで対向する電極を備え、前記液体保持部の静電容量を検出する静電容量式センサであることを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。
- 前記第2の不具合検出手段は、
加圧された気体が通る通路の圧力を検出する圧力センサと、
この圧力センサの出力に基づいて前記気体送出手段の不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定部と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液体供給装置。 - 前記圧力センサは前記加圧された気体が通る通路の複数の位置に設けられたことを特徴とする請求項5に記載の液体供給装置。
- 前記第1および第2の不具合検出手段は、不具合検出時に警報信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液体供給装置。
- ディスペンサヘッドの液体保持部に保持された液体を加圧された気体により外部に押し出すようにした液体供給装置の不具合検出方法において、
前記液体保持部に所定量の液体を注入する液体注入ステップと、
この液体保持部に加圧された気体を送り込む気体送出ステップと、
前記液体注入ステップの不具合を検出する第1の不具合検出ステップと前記気体送出ステップの不具合を検出する第2の不具合検出ステップとの少なくともいずれかを有することを特徴とする液体供給装置の不具合検出方法。 - 前記第1の不具合検出ステップは、
前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出する液体検出ステップと、
この液体検出ステップの出力に基づいて前記液体注入ステップの不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定ステップと、
を有することを特徴とする請求項8に記載の液体供給装置の不具合検出方法。 - 前記液体検出ステップは、前記液体保持部に光を照射し、その光の透過量に基づいて前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出することを特徴とする請求項9に記載の液体供給装置の不具合検出方法。
- 前記液体検出ステップは、前記液体保持部の静電容量値に基づいて前記液体保持部の内部に液体が存在するか否かを検出することを特徴とする請求項9に記載の液体供給装置の不具合検出方法。
- 前記第2の不具合検出ステップは、
加圧された気体が通る通路の圧力を検出する圧力検出ステップと、
この圧力検出ステップの出力に基づいて前記気体送出ステップの不具合の有無や不具合箇所の判定を行う不具合判定ステップと、
を有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の液体供給装置の不具合検出方法。 - 前記圧力検出ステップは、前記加圧された気体が通る通路の複数の位置で圧力を検出することを特徴とする請求項12に記載の液体供給装置の不具合検出方法。
- 前記第1および第2の不具合検出ステップは、不具合検出時に警報信号を出力することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の液体供給装置の不具合検出方法。
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JP7079352B2 (ja) | 2018-07-03 | 2022-06-01 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド | ピペット装置の近接感知のために無脈動空気流を生成する小型圧電空気ポンプ |
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