JP2008119370A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の始動入賞口を設けた場合でも、この始動入賞口ユニットを小型化できること。
【解決手段】遊技球が入賞可能な上始動入賞口302と、下始動入賞口303と、上始動入賞口302、下始動入賞口303別に異なる経路で遊技球を遊技盤101の背面まで導く複数の導出路302b、303bを備えた始動入賞口ユニット300と、遊技盤101の背面に設けられ、複数の導出路302b、303bに接続される複数の導入路と、複数の導入路の経路途中に設けられ、それぞれの導入路を通過する遊技球を個別に検出する複数の近接スイッチと、を備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、役物を搭載した遊技機に関し、特に、複数の始動入賞口を有する遊技機に関する。
従来、遊技機としてパチンコ遊技機においては、特定の始動入賞口に遊技球が入ると、表示部に表示される3列の図柄が上から下に流れるように表示され、あるライン上に同一あるいは関連性のある図柄が揃うと大当たりとなって、大入賞口が開き、大当たり遊技ができる遊技機が広く使用されている。
このような遊技機において、始動入賞口は、遊技球が常に入賞可能なように上方に開口されている。また、始動入賞口部分に開閉自在なチューリップ(電動羽根)が設けられ、抽選等によりこの電動羽根が所定時間だけ開放されたときに、複数の遊技球が始動入賞可能なように構成したものもある(例えば、下記特許文献1参照。)。
電動羽根を設けた始動入賞口は、ユニット化されて遊技盤の表側から取り付けられる構成となっている。この始動入賞口ユニットには、電動羽根を開閉駆動するためのソレノイドと、始動入賞口に入賞された遊技球を検出する近接スイッチ等の検出器が設けられている。
特開2006−175177号公報
上記の始動入賞口について、上方からの入賞と、電動羽根の開放時の入賞とで異なる賞球数とする構成が考えられている。このように2つの始動入賞口別に異なる賞球数とする構成とした場合には、上方から入賞した遊技球と、電動羽根の開放時に入賞した遊技球とをそれぞれ独立して検出する必要が生じ、検出器が2個必要になる。このように検出器が2個になった場合、始動入賞口ユニットの大きさがその分だけ大きくなる問題を生じる。
近年の遊技機は、表示部や役物が大型化しており、これらが遊技盤上のスペースを占める割合が大きくなってきているため、始動入賞口ユニットはできるだけ小型化したいが、上記構成では小型化できなかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、複数の始動入賞口を設けた場合でも、この始動入賞口ユニットを小型化できる遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる遊技機は、遊技図柄の始動用の始動入賞口を備えた遊技機において、遊技球が入賞可能な複数の前記始動入賞口と、当該始動入賞口別に異なる経路で前記遊技球を遊技盤の背面まで導く複数の導出路を備えた始動入賞口ユニットと、前記遊技盤の背面に設けられ、複数の前記導出路に接続される複数の導入路と、複数の前記導入路の経路途中に設けられ、それぞれの導入路を通過する前記遊技球を個別に検出する複数の検出器と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる遊技機は、請求項1に記載の発明において、複数の前記導入路は、それぞれ前記遊技球を導く形状が異なることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる遊技機は、請求項1または2に記載の発明において、複数の前記始動入賞口は、上部に設けられた上始動入賞口と、前記上始動入賞口の直下位置に設けられ、電動羽根の開放時に入賞可能な下始動入賞口とからなり、前記始動入賞口ユニットは、前記電動羽根を開閉駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる遊技機は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記各始動入賞口の入賞口から前記検出器までの経路の長さがほぼ同じ長さに形成されたことを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる遊技機は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記各始動入賞口毎に設けられる前記検出器による前記遊技球の検出に基づいて、前記各始動入賞口毎に異なる賞球数を払い出す制御手段を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、複数の始動入賞口に入賞した遊技球は、それぞれ異なる経路で始動入賞口ユニットの外部に導出され、遊技盤の背面に設けられた検出器で個別に検出できる。これにより、異なる始動入賞口別の賞球数を払い出すことができるようになるとともに、始動入賞口ユニットを小型化できるようになる。
本発明にかかる遊技機によれば、複数の始動入賞口を有し、異なる経路で遊技球を導くことができる始動入賞口ユニットを小型化できるという効果を奏する。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる遊技機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では遊技機としてパチンコ遊技機を例に説明する。
(パチンコ遊技機の基本構成)
図1は、本発明の遊技機の遊技盤の一例を示す正面図である。遊技盤101の下部位置に配置された発射部(図2参照)の駆動によって発射された遊技球は、レール102a,102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、図示を省略する複数の釘が設けられ、遊技球を各種の方向に向けて落下させるとともに、落下途中の位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や、入賞口が配設されている。
遊技盤101の遊技領域103の中央部分には、図柄表示部104が配置されている。図柄表示部104としては、例えば液晶表示器(LCD)が用いられる。図柄表示部104の下方には、始動入賞させるための始動入賞口105が配設されている。図柄表示部104の左右には、それぞれ入賞ゲート106が配設されている。入賞ゲート106は、遊技球の通過を検出し、始動入賞口105を一定時間だけ開放させる抽選を行うために設けられる。図柄表示部104の側部や下方等には普通入賞口107が配設されている。普通入賞口107に遊技球が入賞すると、普通入賞時の賞球数(例えば10個)の払い出しを行う。遊技領域103の最下部には、どの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口108が設けられている。
上述した図柄表示部104は、特定の入賞口に遊技球が入賞したとき(始動入賞時)に、複数の図柄の表示の変動を開始させ、所定時間後に図柄が停止する。この停止時に特定図柄(例えば「777」)に揃ったとき、大当たり状態となる。大当たり状態のとき、下方に位置する大入賞口109が一定の期間開放を所定ラウンド(例えば15ラウンド)繰り返し、入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す。
図2は、遊技機の制御部の内部構成を示すブロック図である。制御部200は、複数の制御部により構成されている。図示の例では、主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203とを有する。主制御部201は、遊技機の遊技にかかる基本動作を制御する。演出制御部202は、遊技中の演出動作を制御する。賞球制御部203は、払い出す賞球数を制御する。
主制御部201は、ROM212に記憶されたプログラムデータに基づき、遊技内容の進行に伴う基本処理を実行するCPU211と、CPU211の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM213等を備えて構成される。主制御部201は、例えば主基板によってその機能を実現する。
この主制御部201の入力側には、始動入賞口105に入賞した入賞球を検出する始動入賞口検出部221と、入賞ゲート106を通過した遊技球を検出するゲート検出部222と、普通入賞口107に入賞した遊技球を検出する普通入賞口検出部223と、大入賞口109に入賞した入賞球を検出する大入賞口検出部224とが接続されている。これらの検出部としては、近接スイッチ等を用いて構成できる。
この主制御部201の出力側には、大入賞口開閉部231が接続され、この大入賞口開閉部231の開閉を制御する。大入賞口開閉部231は、大当たり時に大入賞口109を一定期間開放する機能であり、ソレノイド等を用いて構成される。この大当たりは、生成した乱数に基づき所定の確率で発生するよう予めプログラムされている。
演出制御部202は、ROM242に記憶されたプログラムデータに基づき、遊技中における演出制御を行う。この演出制御部202は、演出処理を実行するCPU241と、CPU241の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM243等を備えて構成される。演出制御部202は、例えば演出基板によってその機能を実現する。
この演出制御部202は、主制御部201から遊技中である各種データを受け取り、この遊技中における演出制御を行う。演出制御部202の出力側には、上述した図柄表示部(LCD)104と、ランプ制御部251が接続されている。演出制御部202は、図柄表示部(LCD)104に対しては、遊技中における演出内容、例えば、図柄の移動表示や、リーチ(3つの図柄のうち2つが揃った状態)、および大当たり時の各種表示情報を生成して出力する。演出制御部202は、ランプ制御部251に対しては、遊技盤101や台枠等に設けられている各種ランプ262に対する点灯制御等を行うデータを出力する。
賞球制御部203は、ROM282に記憶されたプログラムデータに基づき、賞球制御を行う。この賞球制御部203は、賞球制御の処理を実行するCPU281と、CPU281の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM283等を備えて構成される。賞球制御部203は、例えば賞球基板によってその機能を実現する。
賞球制御部203は、接続される払出部291に対して入賞時の賞球数を払い出す制御を行う。また、発射部292に対する遊技球の発射の操作を検出し、遊技球の発射を制御する。払出部291は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すためのモータ等からなる。賞球制御部203は、この払出部291に対して、各入賞口(始動入賞口105、普通入賞口107、大入賞口109)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御を行う。発射部292は、遊技のための遊技球を発射するものであり、遊技者による遊技操作を検出するセンサと、遊技球を発射させるソレノイド等を備える。賞球制御部203は、発射部292のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイド等を駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤101の遊技領域103に遊技球を送り出す。
上記構成の主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203は、それぞれ異なるプリント基板(主基板、演出基板、賞球基板)に設けられる。これに限らず、例えば、賞球制御部203は、主制御部201と同一のプリント基板上に設けることもできる。
(パチンコ遊技機の基本動作)
上記構成による遊技機の基本動作の一例を説明する。主制御部201のCPU211により遊技中の制御が行われ、各入賞口に対する遊技球の入賞状況を賞球制御部203に出力し、賞球制御部203は、入賞状況に対応した賞球数の払い出しを行う。
また、始動入賞口105に遊技球が入賞する毎に、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、図柄表示部104の図柄を変動表示させ、停止させることを繰り返す。大当たりの発生が決定しているときには、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、所定の図柄で揃えて停止させる。このとき同時に、大入賞口109を開放する制御を行う。演出制御部202は、大当たり発生期間中、および大当たり発生までの間のリーチ時や、リーチ予告時等には、図柄表示部104に対して、図柄の変動表示に加えて各種の演出表示を行う。このほか、各種役物に対して特定の駆動を行ったり、ランプ262の表示状態を変更する等の演出を行う。
そして、大当たり発生時には、大入賞口109が複数回開放される。1回の開放が1ラウンドとして、例えば15回のラウンドが繰り返し実行される。1ラウンドの期間は、遊技球が例えば10個入賞したとき、あるいは所定期間(例えば30秒)とされている。この際、賞球制御部203は、大入賞口109に対する遊技球1個の入賞あたり15個の賞球数で払い出しを行う。大当たり終了後は、この大当たり状態が解除され、通常の遊技状態に復帰する。
(始動入賞口ユニットの構成)
図3は、本発明の遊技機に設けられる始動入賞口ユニットを示す斜視図である。図3に示す始動入賞口ユニット300は、図1に示す始動入賞口105部分の拡大図である。この始動入賞口ユニット300は、上下に2つの独立した始動入賞口を有しており、遊技球の入賞によっていずれの始動入賞口であっても図柄表示部104の始動を開始させる。また、それぞれの始動入賞口への入賞別に異なる賞球数を払い出す。
この始動入賞口ユニット300は、遊技盤101に開口された取付口101aに前面から取り付けられ、ネジ等により固定される。始動入賞口ユニット300は、本体301の上部に上始動入賞口302が設けられ、下部に下始動入賞口303が設けられる。
上始動入賞口302は、平面で見て略コ字型の受け部302aを有し、この受け部302aは、入賞した遊技球を遊技盤101の背面まで導く導出路302bに接続されている。導出路302bは、上方が開口され断面がコ字状を有して形成されたものであり、遊技盤101の盤面と直交する方向に遊技盤101の背面まで導出され、遊技盤101の背面にて遊技盤101の盤面に沿うよう進路がほぼ直角に曲げられている。曲がった直後の位置に導出路302bの端面302baが位置しており、遊技球は、この端面302baから落下する。L1aは、始動入賞口ユニット300に設けられている上始動入賞口302の導出路302bの長さである。
下始動入賞口303は、一対の開閉自在な電動羽根313を有している。この電動羽根313は、本体301の裏面に設けられた駆動部(ソレノイド、図示略)の駆動により開閉自在である。この下始動入賞口303は、遊技球が遊技盤101上に設けられる特定の入賞口に入賞した後、抽選等によりソレノイドが動作し、電動羽根313が所定時間開放される。下始動入賞口303は、電動羽根313が開放されている間に、遊技球を所定個数入賞可能とされている。
下始動入賞口303に入賞した遊技球は、本体301に開口された開口部303aaを介して遊技盤101の背面まで導く導出路303bに導かれる。導出路303bは、上方が開口され、断面が略U字状を有して形成されたものであり、遊技盤101の盤面と直交する方向に遊技盤101の背面まで導出され、遊技球は端面303baから落下する。L2aは、始動入賞口ユニット300に設けられている下始動入賞口303の導出路303bの長さである。
図4は、遊技盤の背面図である。遊技盤101の背面には、図3に示した始動入賞口ユニット300の上始動入賞口302の導出路302bの端面302baと、下始動入賞口303の導出路303bの端面303baとがそれぞれ面している。導出路302bの端面302baは、横方向に遊技球を落下させ、導出路303bの端面303baは下方に遊技球を落下させる。
導出路302bの端面302baは、遊技盤101の背面に設けられた導入路402に接続されている。導入路402は、上下が開口された筒状に形成される。この導入路402は、傾斜部402aと、直線落下部402bと、傾斜部402cとからなる。傾斜部402aの端部402aaは、導出路302bの端面302baに面しており、導出路302bから移動する遊技球を導入路402に導く。直線落下部402bの中途位置には、遊技球を検出する検出部(近接スイッチ)411が設けられている。近接スイッチ411により検出された遊技球は、傾斜部402cを介して排出される。L1bは、導入路402の始端(端部402aa)から近接スイッチ411までの間の長さである。
これら導入路402と、導入路403は、いずれも遊技盤101の背面に沿って異なる経路となるように配置されている。そして、これら導入路402と、導入路403は、一つのユニットとして形成することができる。図4では、異なる経路として記載したが、異なる経路を有し、互いがプラスチック等の樹脂により一つにユニット化して形成することができる。
導出路303bの下方には、導出路303bの端面303baから落下する遊技球を受ける導入路403が設けられている。この導入路403は、導出路303bの位置(図4の左右方向の位置)と同じ位置に設けられ、上下が開口された筒状の直線落下部403aにより形成されている。導入路403の中途位置には、遊技球を検出する検出部(近接スイッチ)411が設けられ、近接スイッチ411により検出された遊技球は、導入路403の下方の端部(図示略)から排出される。L2bは、導入路403の始端から近接スイッチ412までの間の長さである。
図2の説明では、一つの始動入賞口検出部221を記載したが、図4に示すように、具体的には、2つの近接スイッチ411、412により、上下それぞれの始動入賞口に入賞した遊技球をそれぞれ個別に検出するようになっている。
図4に示すように、導入路403は、上下に直線状に形成され、導入路402は、導入路403と重ならない位置まで経路をずらして配置されている。これにより、2つの近接スイッチ411,412を遊技盤101の背面でそれぞれ異なる位置に配置できる。
次に、始動入賞口へ入賞した遊技球の流れおよび検知について、図3および図4を用いて説明する。図3の上始動入賞口302に入賞した遊技球は、導出路302bに沿って遊技盤101の背面に移動した後、導出路302bの端面302baから落下し、図4に示す導入路402内に移り、落下途中に近接スイッチ411によって検出される。この検出結果は、主制御部201(図2参照)に出力され、上始動入賞口302に設定されている賞球数を払い出すとともに、図柄表示部104における図柄表示を開始させる回数を1回分増加させる。
また、図3の下始動入賞口303に入賞した遊技球は、導出路303bに沿って遊技盤101の背面に移動した後、導出路303bの端面303baから落下し、図4に示す導入路403内に移り、落下途中に近接スイッチ412によって検出される。この検出結果は、主制御部201に出力され、下始動入賞口303に設定されている賞球数を払い出すとともに、図柄表示部104における図柄表示を開始させる回数を1回分増加させる。なお、上記の賞球を実際に払い出す制御は、賞球制御部203が行っている。
上記構成によれば、2つの始動入賞口である上始動入賞口302と、下始動入賞口303とを有するユニットを小型化することができる。すなわち、始動入賞口ユニット300自体に検出部を設けず、遊技盤101側に検出部(近接スイッチ411、412)を設ける構成としたので、遊技盤101の表面側から取り付ける始動入賞口ユニット300を小型化でき、取り付けも容易に行えるようになる。
また、始動入賞口ユニット300の2つの始動入賞口である上始動入賞口302と、下始動入賞口303に入賞した遊技球は、それぞれ異なる導出路を介して遊技盤101の背面まで導かれ、遊技盤101の背面に設けられた検出部(近接スイッチ411,412)によりそれぞれ個別に入賞を検出できる。これら2つの近接スイッチ411、412は、配置位置をずらしているため、いずれも遊技盤101に対して簡単に取り付けることができる。そして、2つの始動入賞口である上始動入賞口302と、下始動入賞口303に対する遊技球の入賞をそれぞれ個別に検出できるため、異なる賞球数を払い出すことができるようになる。
2つの近接スイッチ411、412の互いが重ならない位置にするために、導入路402と、導入路403の形状を工夫してある。導入路403側は、遊技球が端に上下落下する直線状に形成し、導入路402側は、導入路403から離れた位置にずらして遊技球を落下させている。これにより近接スイッチ411はやや上方に、近接スイッチ412は下方に配置され、互いを異なる位置に設けることができる。近接スイッチ411、412は、これら導入路402,403それぞれの中途位置に設けるだけでよい。
ところで、始動入賞口ユニット300は、2つの始動入賞口である上始動入賞口302と、下始動入賞口303とを備えており、それぞれに入賞した遊技球は、異なる経路に導かれ、独立して検出される。この際、上記構成では、遊技球が入賞口に入賞した位置から検出されるまでの位置がほぼ等しい長さとされている。上始動入賞口302に入賞した遊技球が近接スイッチ411によって検出されるまでの経路の長さ(L1)=L1a+L1bである。一方、下始動入賞口303に入賞した遊技球が近接スイッチ412によって検出されるまでの経路の長さ(L2)=L2a+L2bである。そして、L1とL2とがほぼ同じ長さとなるよう構成した。
上記の構成例では、図3に示す導出路302bの長さL1a>導出路303bの長さL2aであるが、図4に示す導入路402の長さL1b<導入路403の長さL2bとして調整してある。
したがって、上始動入賞口302に入賞した場合であっても、下始動入賞口303に入賞した場合であっても、入賞してから検出されるまでのタイミングを一致させることができるようになる。これにより、複数の始動入賞口を設ける場合であっても、始動入賞口別に入賞してから検出されるまでのタイミングが異なることがなく、どの始動入賞口に入賞した場合であっても同様のタイミングで入賞を検知できる。そして、同様のタイミングで賞球の払い出しおよび遊技回数を増加できるようになるため、遊技上の不公平感や不快感を防止できるようになる。
上記実施の形態では、始動入賞口の数が2つの例を説明したが、3つ以上複数とすることもでき、遊技盤101の背面にて各経路を独立して設け、経路毎に近接スイッチを配置すればよい。これにより、始動入賞口ユニット300そのものに検出部を設けずとも各始動入賞口別の検出が行え、異なる賞球数の払い出し等が行えるとともに、始動入賞口ユニット300を小型化できるようになる。
ところで、上記の始動入賞口ユニット300は、下始動入賞口303の電動羽根313を開閉させるソレノイドを背面に有している。このソレノイドの占有により検出部を設けることがより困難となっていたが、上記のように検出部を遊技盤101側に設けることにより、始動入賞口ユニット300に電動ソレノイドを設けてもできるだけ小型化できるようになる。
そして、複数の始動入賞口を有し、異なる経路で遊技球を導くことができる始動入賞口ユニットを小型化できるため、遊技盤上に占める始動入賞口ユニットの割合を小さくでき、図柄表示部104等の占有面積が大きい他の構成物があっても、上記のような複数の始動入賞口を有する始動入賞口ユニット300を遊技盤上に設けることができるようになる。
以上のように、本発明にかかる遊技機は、遊技球が入賞される複数の始動入賞口を有する遊技機に用いることができるものであり、パチンコ遊技機に限らず各種遊技機に適している。
本発明の遊技機の遊技盤の一例を示す正面図である。 遊技機の制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の遊技機に設けられる始動入賞口ユニットを示す斜視図である。 遊技盤の背面図である。
符号の説明
101 遊技盤
104 図柄表示部
105 始動入賞口
107 普通入賞口
109 大入賞口
200 制御部
201 主制御部
202 演出制御部
203 賞球制御部
300 始動入賞口ユニット
301 本体
302 上始動入賞口
302b 導出路
303 下始動入賞口
303b 導出路
313 電動羽根
402 導入路
403 導入路
411、412 検出部(近接スイッチ)

Claims (5)

  1. 遊技図柄の始動用の始動入賞口を備えた遊技機において、
    遊技球が入賞可能な複数の前記始動入賞口と、当該始動入賞口別に異なる経路で前記遊技球を遊技盤の背面まで導く複数の導出路を備えた始動入賞口ユニットと、
    前記遊技盤の背面に設けられ、複数の前記導出路に接続される複数の導入路と、
    複数の前記導入路の経路途中に設けられ、それぞれの導入路を通過する前記遊技球を個別に検出する複数の検出器と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の前記導入路は、それぞれ前記遊技球を導く形状が異なることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 複数の前記始動入賞口は、上部に設けられた上始動入賞口と、
    前記上始動入賞口の直下位置に設けられ、電動羽根の開放時に入賞可能な下始動入賞口とからなり、
    前記始動入賞口ユニットは、前記電動羽根を開閉駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記各始動入賞口の入賞口から前記検出器までの経路の長さがほぼ同じ長さに形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 前記各始動入賞口毎に設けられる前記検出器による前記遊技球の検出に基づいて、前記各始動入賞口毎に異なる賞球数を払い出す制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技機。
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