JP2008118414A - 固体撮像装置およびこれを備えた撮像装置 - Google Patents

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健 岡村
Yoshiaki Kato
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Abstract

【課題】4相構造の水平転送部を備える固体撮像装置において、水平転送効率を劣化させること無く順方向及び逆方向の電荷転送駆動を可能とする固体撮像装置を提案する。
【解決手段】独立して信号が印加される転送ゲートH1〜H4の転送ゲートを備えた固体撮像装置の水平転送部の水平転送駆動において、φH1とφH2はほぼ同位相であるが、立ち上がり、立ち下がりのタイミングが若干異なるように設定されている。φH3とφH4との関係もこれと同様であるが、φH1とφH2の組とは逆位相になるよう設定されている。また、HighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、またφH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置およびこれを備えた撮像装置、例えばデジタルスチルカメラ等に関するものである。
従来、固体撮像素子から得た映像信号を静止画像として表示するカメラとしてデジタルスチルカメラ等が知られている。近年では、このような固体撮像素子を用いたカメラでは画質及び機能の更なる向上が要望されており急速な多画素化が進んでいる。
例えば、約500万個の画素を有する固体撮像素子であれば、垂直方向の画素数が約1920画素、水平方向の画素数が約2560画素で、通常のNTSC用の固体撮像素子の16倍程度の画素数を有し、全画素出力時のフレームレートは従来の12MHz程度の画素クロックを用いると0.5秒程度となる。このため、固体撮像素子から出力される映像信号をカメラの表示装置(液晶モニタ等)にそのままのフレームレートで出力できない場合が多くなってきた。
現在、固体撮像素子の信号を表示装置に出力する手法として、電荷転送路上で読み出し電荷を加算する手法でモアレや偽信号を生じることなく100%の画素利用率を実現しつつも高速に映像信号を出力する画素混合技術(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特許文献1に開示された画素混合技術は、フォトダイオードから読み出した電荷を垂直転送路上で混合し、振り分け転送部によって水平転送路上の任意の電荷と混合しており、この水平転送路上で任意の電荷を混合する為に、信号電荷を順方向だけでなく逆方向にも転送することが可能な4相構造の水平転送路を備えている。この駆動を実現する為には異なる2層のポリシリコン層からなる2相構造の電極を備える固体撮像素子の水平駆動電極に、それぞれ1層ずつ駆動電極を設け、別々の駆動パルスを加えることで水平転送路上の任意の電荷を混合することを実現している。
図12は特許文献1に開示された固体撮像装置の概略構成図であり、カラー固体撮像装置中の素子配列を模式的に示す平面図である。第1方向である垂直方向と第2方向である水平方向とに行列状に画素11が配置されており、画素中には光電変換素子とその上に配置されるカラーフィルタとを含んでいる。画素11には、図中Bで表示される青色のフィルタを有するB画素と、図中Rで表示される赤色のフィルタを有するR画素と、図中Gr又はGbで表示される緑色のフィルタを有するGr画素又はGb画素とが含まれており、全体として原色カラーフィルタ配列、いわゆるベイヤー配列構造となっている。ここで、Gr画素とGb画素とは実際には同色(緑色)のフィルタを有する画素であるが、動作の説明の便宜上、水平両サイドをR画素で挟まれる画素をGr画素、水平両サイドをB画素で挟まれる画素をGb画素と表記している。
固体撮像装置は、ゲートV1〜V6を直列に接続して構成される6相の垂直転送段12(12A、12B、…)(第1方向転送段)と、ゲートH1、H2、H3、H4で構成される4相の転送ゲート部W1、W2、…を直列に接続して構成される水平転送段W(第2方向転送段)と、水平転送段Wに蓄積された電荷を出力するための出力アンプ14と、垂直転送の最終段(15A、15B、…)に独立に駆動できるゲート(V3、V3R、V3L、V5、V5R、V5L)を有する垂直−水平転送つなぎ部15とを備えている。また、出力アンプ14は、第1、第2フィールドの画素混合処理で得られた画素の信号をインターレススキャン用の信号として出力する手段として機能する。
ここで、各垂直転送段12A、12B、…中のゲートV1、V3、…などの奇数番号が付されたゲートは、各画素内の光電変換素子に接続されており、各画素からの電荷を読み出し、読み出された電荷は、ゲートV1〜V6により転送される。
また、水平転送段W中の各転送ゲート部W1、W2、…の各ゲートH1、H3は、垂直−水平転送つなぎ部15から転送された電荷を保持する機能を有するストレージゲートであり、ゲートH2、H4は、各ゲートH1、H3の電荷の移動に対する障壁としての機能を有するバリアゲートである。後に説明するように、水平転送段W中の各転送ゲート部W1、W2、…の各ゲートH1、H2、H3、H4は独立に配線されている。
図13は特許文献1に開示された固体撮像装置の水平転送段の電極構成を示した断面模式図である。上記したように各転送ゲートH1、H2、H3、H4にはそれぞれのゲートに対応して転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4が印加され、独立に制御可能である。実際の駆動時には隣接するゲートがペアとなり、同じパルスが印加されている。図13(a)には順転送方向(信号電荷が出力アンプ14に転送される方向)の場合のゲート直下のポテンシャルが示されており、順転送方向に向かって4相周期でゲート直下のポテンシャルが深くなるようにし、信号電荷を転送する。図13(b)には逆転送方向(信号電荷が出力アンプ14に向かうのと反対方向に転送される)の場合のゲート直下のポテンシャルが示されており、逆転送方向に向かって4相周期でゲート直下のポテンシャルが深くなるようにし、信号電荷を転送する。
また、これ以外に4相構造の水平転送路を具備した水平転送路上で画素を加算する駆動方法が特許文献2に開示されている。
また、4相駆動の水平転送路を具備し、各水平転送の位相をずらすことで転送効率を向上させる技術(特許文献3)が公開されている。
特開2005−236975号公報 特開2002−204395号公報 特開2004−146954号公報
しかしながら、上記の構成の固体撮像素子においては、水平電極にかかる駆動パルスのタイミングが必ずしも一致するとは限らず、信号電荷を転送する過程において転送効率の劣化による画質の低下を引き起こすというおそれがあった。
例えば特許文献1によれば、4相駆動構造の水平転送部に印加するφH1〜φH4の転送パルスの内、φH1とφH2、φH3とφH4とには順方向の水平転送時に同じ転送パルスがそれぞれ印加される。しかし、H1〜H4のゲートは全く同一配線構造ではないため、同一パルスが印加されていてもゲート構造に起因する伝搬遅延の差によりゲート部分に到達するパルス電圧はゲート毎に異なる可能性がある。
ストレージゲートH2とバリアゲートH1とにHighレベルの電圧が印加されストレージゲートH2下に電荷が蓄積された状態で、2つのゲートが同時にHighレベルからLowレベルに変化したとしても、ゲート部分において印加される電圧のタイミングがずれてゲートH1よりゲートH2の方に先にLowレベルの電圧が印加されることが起こりえる。
同時に同一の電圧が印加されているときにはゲートH2直下よりもゲートH1直下のポテンシャルが高く、これがバリアとして機能したが、ゲートH1よりも先にゲートH2にLowレベルの電圧が印加されるタイミングになると、実効的にゲートH1直下のバリア高さが低くなり、ゲートH2下に蓄積されていた信号電荷が、ゲートH1直下のポテンシャルバリアを越えて転送方向とは逆方向に漏れてしまうことがありえる。このようなときには転送漏れによるノイズ信号のため出力される画像の品質が損なわれてしまう。
また、特許文献2で提案されている4相駆動方式はすべての水平電極に異なる駆動パルスを印加し、個別に動作させることで電荷を転送するが、画素の混合方式が異なる上、水平転送の基本転送タイミングが2相駆動から4相駆動になるため駆動が複雑になるという課題があった。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、水平転送にて発生しうる転送漏れを防止し良質な映像信号を高速に出力できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の固体撮像装置は、2次元状に配列されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードで光電変換された信号電荷を読み出し且つ垂直方向へ転送する垂直転送部と、前記垂直転送部からの信号電荷を水平方向へ転送する水平転送部とを有する固体撮像装置であって、前記水平転送部は、ストレージゲートおよび前記信号電荷を保持するためのストレージ領域と、バリアゲートおよび前記信号電荷の転送に対する障壁となるバリア領域とを交互に配置してなり、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとは電気的に分離され、かつ各ゲートには周期的にHigh電圧とLow電圧が印加されており、前記ストレージゲートには、前記信号電荷の転送方向の反対側において隣接する前記バリアゲートより遅いタイミングでLow電圧が印加されることを特徴とする。
この構成によれば、電荷が蓄積されているストレージゲートにHigh電圧からLow電圧を印加し蓄積されている電荷を転送するときに、転送方向と逆方向に隣接するバリアゲートとのポテンシャル差を低下することが無く、前記信号電荷の後方への転送劣化を防止することができる。
また、前記ストレージゲートには、前記信号電荷の転送方向の反対側において隣接する前記バリアゲートよりも早いタイミングでHigh電圧が印加されることが好ましい。
この構成によれば、Low電圧が印加されている空のゲートにHigh電圧を印加し、転送されてきた信号電荷を受けるときに、確実に転送ゲートを蓄積できる状態にできて、信号電荷量が多い状況においても転送劣化を防止できる。
また、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長いことが好ましい。
この構成によれば、High電圧の期間が長いことで電荷が蓄積されている期間を長く取ることができ、更に信号量の多い状況においても転送容量を安定的に確保することができる。
また、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことが好ましい。
この構成によれば、Low電圧の期間が長いことで電荷を転送方向に送り出す状態の期間が長くなり、信号量が少ない状況において転送劣化を防止することができる。
また、前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、前記第1のゲート対における前記バリアゲートにLow電圧が印加されるタイミングと前記第1のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングとの中間のタイミングで、前記第2のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることが好ましい。
この構成によれば、信号電荷が蓄積されているストレージゲートの転送後方にあるバリアゲートとその後方のストレージゲートに同時に同一電圧を印加しないことで、ショートチャンネル効果の影響を受けてバリア高さが減少することを抑制し、微細化が進んだデバイスでも転送劣化を防止することができる。
また、前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、前記第1のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングで、前記第2のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることが好ましい。
この構成によれば、信号電荷が蓄積されているストレージゲートの転送後方にあるバリアゲートとその後方のストレージゲートに同時に同一電圧を印加しないことに加え、電荷が蓄積されているストレージゲートが転送状態である期間を最大にすることで、微細化が進みゲート長がフリンジング電界によるショートチャンネル効果の影響を受けやすい状況においても飽和信号、微少信号時双方にて転送劣化を防止することができる。
さらに、前記第2のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングで、前記第1のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることが好ましい。
また、前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、前記第1のゲート対及び前記第2のゲート対において、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが互いに逆位相で同時に変化することが好ましい。
この構成によれば、信号電荷が蓄積されているストレージゲートの転送後方にあるバリアゲートとその後方のストレージゲートに同時に同一電圧を印加しないようにし、電荷が蓄積されているストレージゲートが転送状態である期間を最大にすることに加え、同時に変化するゲートをストレージゲートのみもしくはバリアゲートのみと限定することで、微細化が進みゲート長がフリンジング電界によるショートチャンネル効果の影響を受けやすい状況においても飽和信号、微少信号時双方にて転送劣化を防止することができるだけでなく、転送パルスがばらついて電圧変化の同時性が変動しても上記の特性が確保できる。
また、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算する第1の駆動モードと、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算しない第2の駆動モードとを備え、前記第1の駆動モードでは、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、前記第2の駆動モードでは、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことが好ましい。
この構成によれば、駆動モードによる水平転送部での取り扱い電荷量の差に応じて水平転送部の転送方法を合わせることにより、取り扱い電荷量が変化したときでも最適な方法で転送劣化を防止することができる。
本発明の別の固体撮像装置は、2次元状に配列されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードで光電変換された信号電荷を読み出し且つ垂直方向へ転送する垂直転送部と、前記垂直転送部からの信号電荷を水平方向へ転送する水平転送部と、水平方向に転送された信号電荷を検出するための電荷検出部を有し、前記水平転送部は、ストレージゲートおよび前記信号電荷を保持するためのストレージ領域と、バリアゲートおよび前記信号電荷の転送に対する障壁となるバリア領域とを交互に配置してなり、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとは、前記水平転送部の電荷検出部の直前に配置された水平転送最終段を除いて電気的に切り離されており、前記水平転送最終段には前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが含まれ、これらのゲートは同一転送パルスが印加されるよう共通配線されており、且つ、前記水平転送最終段以外の前記ストレージゲート及び前記バリアゲートとは異なる転送パルスが印加されることを特徴とする。
この構成によれば、上記した本発明の効果に加え、前記水平最終段においてもストレージゲートとバリアゲートとのポテンシャル差を保持して水平最終段での転送劣化を防止するため、転送パルスの追加等構成を複雑化する必要が無く簡単な構成にすることができる。
また、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算する第1の駆動モードと、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算しない第2の駆動モードとを備え、前記第1の駆動モードでは、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、前記第2の駆動モードでは、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことが好ましい。
この構成によれば、駆動モードによる水平転送部での取り扱い電荷量の差に応じて水平転送部の転送方法を合わせることにより、取り扱い電荷量が変化したときでも最適な方法で転送劣化を防止することができる。
本発明の撮像装置は、本発明の固体撮像装置と、前記固体撮像装置に転送パルスを供給するための駆動部と、電荷検出部から出力された信号を入力し、信号処理を行う信号処理部を備えている。
この構成によれば、高速動作が可能であり、かつ、転送によるノイズを抑制した良質な映像を得ることができる。
また、前記信号処理部にて検出された出力レベル最大値が所定レベル以上になるときには、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、前記出力レベル最大値が所定レベルに満たないときには、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことが好ましい。
所定レベルとは固体撮像素子の水平転送容量特性に合わせて設定される出力レベルで有るのが望ましい。
この構成によれば、転送される信号量を検知することで駆動モードに依らずに信号量に応じた最適な駆動方法を実現する。
また、前記所定レベルは飽和クリップレベルであることが望ましい。カメラとして飽和クリップレベルは通常設定されており、信号量に応じた駆動設定を簡略化できる。
本発明に係る固体撮像装置によれば、4相駆動の水平転送ゲートに印加される転送パルスを調整し、ストレージゲートとバリアゲート位相関係のバラツキを無くすることで、水平転送の劣化を防止することが出来る。従って、映像信号を高速に、且つ、良好な画質を保ったまま出力できる固体撮像装置を提供することが可能となり、実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態として、信号電荷の水平画素混合を行なう水平転送路の電極構成を電極構成図、各電極に印加するパルスのタイミングについてタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、本実施形態および以降の実施形態において固体撮像装置の全体構成は図12に示したのと同様である。
図1は本発明の第1実施形態における固体撮像装置の水平転送段のゲート電極構成を示す模式図である。図1ではH1〜H4の転送ゲートを2水平転送段とした繰り返し構造の内、最終水平段とその手前2水平転送段を示している。ポリシリコンからなるゲート電極153の下部には絶縁膜152を介してn型領域154が形成されているが、ゲートH1、H3の下部のシリコン基板中には不純物イオン注入によるn-型領域155が形成され、ゲートH1、H3直下の領域がポテンシャルバリア領域となり、ゲートH2、H4直下の領域が信号電荷を保持するストレージ領域となる。なお、本実施形態ではn型基板150に形成されたp型ウェル151内に電荷転送路であるn型領域154及びn-型領域155が形成されている。水平最終段においてはポテンシャルバリア領域直上のゲートとストレージ領域直上のゲートとの2ゲートを共通に接続し、HLとしている。
図2は本実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図2(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図2(b)は図2(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
図2(a)に示すように転送ゲートH1〜H4に対しφH1〜φH4の転送パルスが印加される。φH1とφH2はほぼ同位相であるが、立ち上がり、立ち下がりのタイミングが若干異なるように設定されている。φH3とφH4との関係もこれと同様であるが、φH1とφH2の組とは逆位相になるよう設定されている。
本実施形態においては、HighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、またφH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けている。水平駆動周波数を36MHzとすると、このタイミング差は5nsec以下であることが望ましいが、タイミング差が各φHパルスの周期の20%以内であれば本発明の効果を奏しつつ正常な水平転送動作を行うことができる。このタイミング差の許容範囲は以降の実施形態でも同様である。
以下、図2(a)と図2(b)を参照しながら電荷転送の様子を説明する。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1とφHLとがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3とφH4とがLowレベルからHighレベルに立ち上がる。このときφH2はHighレベルを維持しているため、ゲートH1直下とゲートH2直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH2直下からゲートH1直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH4a直下に流れ込むのを防止できる。また、信号電荷はゲートH2直下に保持される。
時刻t2でφH2がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、先にHighレベルになっているゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ電荷が転送される。
次に時刻t3でφH1、φH2、φHLがそれぞれLowレベルからHighレベルに立ち上がりφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。このとき、φH4はHighレベルを維持しているため、ゲートH3直下とゲートH4直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH4の直下からゲートH3直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH2直下に流れ込むのを防止できる。また、信号電荷はゲートH4直下に保持される。次に時刻t4でφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これにより、H4で保持されている電荷は第2ゲートのバリアを越えて次段の転送ゲートH2あるいはHLへ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
従来の技術によれば4相独立駆動のゲート構成であっても、φH1とφH2、その逆位相であるφH3とφH4はそれぞれ同一のタイミングで立ち上がり、また立ち下がる駆動となっていた。
しかし、転送ゲートH1〜H4が電気的に独立の構造でありそれぞれが完全に同一の負荷にならないことがあり、入力した転送パルスが同一タイミングであっても、実際にゲートに印加されるパルスのタイミングがずれる可能性があった。
例えば、φH1とφH2の立ち下がりタイミングが入力時は同一であっても、ゲート部ではφH2が先にLow電圧となり、実質の印加電圧がφH2<φH1もしくは、φH4<φH3となるタイミングが存在すると、不純物濃度差で形成されているバリア高さが印加電圧差により小さくなって、バリア高さが低下したゲートH1もしくはゲートH3を越えてそれぞれゲートH2直下もしくはゲートH4直下に蓄積されている電荷が転送方向とは逆方向に位置するゲートH4直下もしくはゲートH2直下に逆流してしまうことがある。
本実施形態によれば、ストレージゲートの立ち下がりタイミングをバリアゲートの立ち下がりタイミングより意図的に遅らせることで、転送路内に電荷が蓄積された状態においてストレージゲートにバリアゲートより低い電圧が印加されることが無くなり、その結果、ゲートH1直下もしくはゲートH3直下のポテンシャルバリアが低下して信号電荷が逆流する現象を防止できる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図3(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図3(b)は図3(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態では、LowレベルからHighレベルへの立ち上がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ早くなるように差を設けており、且つHighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4が遅くなるように差を設けている。上記のタイミング差は第1の実施形態と同様に5nsec以下になるよう設定している。
以下、図3(a)と図3(b)を参照しながら電荷転送の様子を説明する。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。このときφH2はHighレベルを維持しているため、ゲートH1直下とゲートH2直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH2直下からゲートH1直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH4a直下に流れ込むのを防止できる。これは第1実施形態に示したのと同様である。また、信号電荷はゲートH2直下に保持される。
時刻t2でφH2とφHLとがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。時刻t1でゲートH2直下に蓄積した信号電荷はこのとき先にHighレベルになっているゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。φH2をLowレベルにし、同時にφH3をHighレベルにすることにより、ゲートH2直下とゲートH3直下とのポテンシャル差を小さくでき、信号電荷の転送をスムーズに行うことができる。また、φH4がHighレベルの状態でφHLをLowレベルにしているため、H4直下とHL直下とのポテンシャルバリアを高くすることができ、最終段への電荷こぼれを防止できる。
次に時刻t3でφH2がLowレベルからHighレベルに立ち上がりφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。このとき、φH4はHighレベルを維持しているため、ゲートH3直下とゲートH4直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH4の直下からゲートH3直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH2直下に流れ込むのを防止できる。また、信号電荷はゲートH4直下に保持される。次に時刻t4でφH1、φHLがそれぞれLowレベルからHighレベルに立ち上がりφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これにより、H4で保持されている電荷はHLへ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば、ストレージゲートの立ち下がりタイミングをバリアゲートの立ち下がりタイミングより意図的に遅らせることに加え、ストレージゲートの立ち上がりタイミングをバリアゲートの立ち上がりタイミングより意図的に早めることで、Low電圧が印加されている空のゲートにHighレベルの電圧を印加し転送されてきた信号電荷を受けるときに、確実に信号電荷を蓄積することができ、転送電荷量の多い場合においても逆方向への電荷こぼれ等の転送不良を防止することができる。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図4(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図4(b)は図4(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態では、LowレベルからHighレベルへの立ち上がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ早くなるように差を設けており、且つφHighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けている。さらに、1転送周期内でストレージゲートとバリアゲートに印加する電圧、例えばφH1とφH2が同時にLowレベルになっている期間よりも同時にHighレベルになっている期間が長くなるようにタイミング設定している。
なお、図4に示した1転送周期の中間点が時刻t5の時点にあたる。
以下、図4(a)と図4(b)を参照しながら電荷転送の様子を説明する。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
時刻t2でφH1とφHLとがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。また、φH2はHighレベルを維持しているため、ゲートH1直下とゲートH2直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH2直下からゲートH1直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH4a直下に流れ込むのを防止できる。これは第1、第2実施形態に示したのと同様である。また、信号電荷はゲートH2直下に保持される。
時刻t3でφH2がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これによって、電荷転送方向にゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。
時刻t4でφH2がLowレベルからHighレベルに立ち上がり、ついで時刻t5でφH1とφHLとがLowレベルからHighレベルに立ち上がり、φH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。このとき、φH4はHighレベルを維持しているため、ゲートH3直下とゲートH4直下とで大きなポテンシャル段差が生じており、ゲートH4の直下からゲートH3直下のポテンシャルを越えて信号電荷が漏れ出し、転送方向と逆方向のゲートH2直下に流れ込むのを防止できる。また、信号電荷はゲートH4直下に保持される。
時刻t6でφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これによって、電荷転送方向にゲートH4直下からゲートHL直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートHLの直下へ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば、ストレージゲートの立ち下がりタイミングをバリアゲートの立ち下がりタイミングより意図的に遅らせることに加え、ストレージゲートの立ち上がりタイミングをバリアゲートの立ち上がりタイミングより意図的に早め、さらに同位相で印加される駆動パルスφH1、φH2とそれらの逆位相で印加される駆動パルスφH3、φH4がHigh側でクロスとなるように設定することで、第1、第2実施形態で示した効果に加え、以下の効果を奏することができる。
つまり、ストレージゲートであるゲートH4直下のポテンシャルを下げた後、バリアゲートであるゲートH3直下のポテンシャルを下げることで、時刻t3でゲートH2直下のポテンシャルを上げてゲートH2直下からゲートH4直下へ電荷を転送する際にバリアゲートの立ち下がり遅れ等で電荷転送が妨げられるのを防止できる。これはゲートH4直下からゲートHL直下への電荷転送時も同様である。
また、本実施形態では1転送周期内でストレージゲートとバリアゲートに印加する電圧、例えばφH1とφH2が同時にLowレベルになっている期間(時刻t3〜t4)よりも同時にHighレベルになっている期間(時刻t5〜周期の終わり)が長くなるように設定している。両方が同時にHighである状態であれば、これらのゲート直上のポテンシャルが深くなり、両方が同時にLowである状態であれば、ポテンシャルが浅くなるので、前者の期間を後者に比べて長く保てば、第1、第2実施形態の場合に比べてストレージゲート下でそれだけ長い間電荷を保持することができる。これによって、転送容量を十分に確保できるため、転送電荷量の多い場合でも電荷残り等の転送不良を防止できる。
(第4実施形態)
図5は本発明の第4実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図5(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図5(b)は図5(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態では、LowレベルからHighレベルへの立ち上がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ早くなるように差を設けており、且つHighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けている。さらに、1転送周期内でストレージゲートとバリアゲートに印加する電圧、例えばφH1とφH2が同時にHighレベルになっている期間よりも同時にLowレベルになっている期間が長くなるようにタイミング設定している。上記のタイミング差は第1〜第4実施形態と同様に5nsec以下になるよう設定している。
なお、図4に示した5転送周期の中間点が時刻t5の時点にあたる。
以下、図5(a)と図5(b)を参照しながら電荷転送の様子を説明する。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。
時刻t2でφH2とφHLとがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
時刻t3でφH3がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。これによって、電荷転送方向にゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。
時刻t4でφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、ついで時刻t5でφH2とφHLとがLowレベルからHighレベルに立ち上がり、φH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これによって、電荷転送方向にゲートH4直下からゲートHL直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートHLの直下へ転送される。
時刻t6でφH1がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。これによって、電荷転送方向に前段のゲートH4直下からゲートH2直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH2の直下へ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば、ストレージゲートの立ち下がりタイミングをバリアゲートの立ち下がりタイミングより意図的に遅らせることに加え、ストレージゲートの立ち上がりタイミングをバリアゲートの立ち上がりタイミングより意図的に早め、さらに1転送周期内でストレージゲートとバリアゲートに印加する電圧、例えばφH1とφH2が同時にHighレベルになっている期間(時刻t6〜周期の終わり)よりも同時にLowレベルになっている期間(時刻t2〜t5)が長くなるように設定している。これによって、以下の効果を奏することができる。
まず、電荷転送時にストレートゲート直下のポテンシャルを持ち上げてから電荷転送方向にある隣接するバリアゲート直下のポテンシャルを下げるようにするので、ストレージゲート直下に蓄積された信号電荷が次のゲートに転送可能な状態を長く保つことができ、微少信号の転送効率を上げるのに有効である。また、上述したように、ストレートゲートとバリアゲートの両方の電位が同時にHighである状態(ゲート直上のポテンシャルが深い)よりも同時にLowである状態(ゲート直上のポテンシャルが浅い)を長く保っているので、次段への電荷転送可能な状態をより長く保持できる。特に水平転送段の転送ゲート長が1μm以上の構造の固体撮像素子に対しては、ゲート間の電圧差によるフリンジング電界効果があまり期待できないので、転送効率はゲート長が1μm以下の場合と比べて多くならないが、本実施形態によれば、その点の改善が期待できる。
(第5実施形態)
図6は本発明の第5実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図6(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図6(b)は図6(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態においては、HighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けており、且つ、Highレベルの2つのゲートがLowレベルに立ち下がる中間の時刻に逆位相であるLowレベルの2つのゲートがHighレベルに立ち上がるように設定しているが、上記の設定タイミング差は上記の実施形態と同様にφHパルスの周期の20%以内で調整してもよい。
以下、図6(a)と図6(b)を参照しながら電荷転送の様子を説明する。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。
時刻t2でφHLがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3とφH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
時刻t3でφH2がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これによって、電荷転送方向にゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。また、時刻t1ですでにφH1はLowレベルに立ち下がっているため、ゲートH2直下とこのゲートと転送方向の逆方向で隣接するゲートH1直下とではポテンシャルバリアが高く設定されており、転送方向と逆方向への信号電荷漏れを防止できる。
時刻t4でφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、ついで時刻t5でφH1とφH2とφHLとがLowレベルからHighレベルに立ち上がる。これによって、電荷転送方向にゲートH4直下からゲートHL直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートHLの直下へ転送される。
時刻t6でφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。これによって、電荷転送方向に前段のゲートH4直下からゲートH2直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH2の直下へ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば以下の効果を奏することができる。
まず、前提と課題点について述べる。
不純物濃度差を設けることでゲートへの印加電圧が同じであってもストレージゲート直下とバリアゲート直下とではポテンシャル差がもともと生じている。しかし、バリアゲート直下のポテンシャルはその両側に位置するストレージゲートからのフリンジング電界の影響を受けて低下する場合がある。特に転送ゲート長が1μm以下になると上記電界によるショートチャンネル効果の影響が顕著になってくる。
このようなときに隣接するストレージゲートに飽和近傍の信号電荷が存在すると、バリア高さが低くなっているバリアゲートを越えて電荷漏れを起こす可能性がある。
しかし、本実施形態によれば、電荷が蓄積されているストレージゲートH2の両側に位置するバリアゲートH1、H3直下のポテンシャルを見ると、転送方向と逆に位置するゲートH1にはLowレベルの電圧が印加されているためその直下のポテンシャルは持ち上げられており、一方、転送方向に位置するゲートH3にはHighレベルの電圧が印加されているためその直下のポテンシャルは引き下げられている。その結果、転送方向と逆方向への電荷漏れを防止できる。このとき、転送方向ではゲートH3直下のポテンシャルを越えて次段のストレージゲートH4へ信号電荷が漏れ出す可能性があるが、次の時刻t3でゲートH2直下のポテンシャルが引き上げられてゲートH2直下からゲートH4直下への電荷転送が行われ、もとの信号電荷との再加算が起こるため転送動作による信号電荷の減少等は起こらない。
上記については時刻t5からt6での動作時にもあてはまる。
また、本実施形態では時刻t1からt3までの動作、あるいは時刻t4からt6までの動作に示したように、バリアゲート直下のポテンシャルが持ち上がってから隣接するストレージゲート直下のポテンシャルが持ち上がる(次段への電荷転送が行われる)までの間に転送方向にある次段のバリアゲートおよびバリアゲート直下のポテンシャルが引き下げられる必要があるが、Highレベルの2つのゲートがLowレベルに立ち下がる中間の時刻に逆位相であるLowレベルの2つのゲートがHighレベルに立ち上がることが望ましい。次段のバリアゲートおよびバリアゲート直下のポテンシャルが引き下げられるタイミングが遅すぎると転送残りを生じ、早すぎると逆方向でのバリアと十分な差が得られず逆方向への転送漏れを生じるおそれがあるからである。
(第6実施形態)
図7は本発明の第6実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図7(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図7(b)は図7(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態においては、HighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けており、且つ、φH2がLowレベルに立ち下がる時刻に、逆位相であるφH3、φH4がHighレベルに立ち上がり、φH3がLowレベルに立ち下がると、逆位相であるφH1、φH2がHighレベルに立ち上がるように設定しているが、上記の設定タイミング差は上記の実施形態と同様にφHパルスの周期の20%以内で調整してもよい。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。
時刻t2でφH2とφHLがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3とφH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
これによって、電荷転送方向にゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。また、時刻t1ですでにφH1はLowレベルに立ち下がっているため、ゲートH2直下とこのゲートと転送方向の逆方向で隣接するゲートH1直下とではポテンシャルバリアが高く設定されており、転送方向と逆方向への信号電荷漏れを防止できる。
時刻t3でφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がる。
時刻t4でφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH1、φH2、φHLがLowレベルからHighレベルに立ち上がる。これによって、電荷転送方向にゲートH4直下からゲートHL直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートHLの直下へ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば、バリアゲートの両側のストレージゲートに同時にHighレベルの電圧が印加される状態は無くなるため、第5実施形態にて説明したフリンジング電界の影響による逆方向への電荷漏れ等の転送劣化は基本的に起こらない。よって、ストレートゲージ直下に転送路の飽和量に近い信号電荷が蓄積されていても転送残り等を防止できる。
また、図7(a)からわかるように、本実施形態ではストレージゲートH2、H4がLowレベルである期間が1転送周期の1/2になるよう設定しており、上記第1〜第6実施形態に示した中で最も長くなっている。
ストレージゲートがLowレベルにある期間は、いわば電荷転送が可能な期間であるから、本実施形態によれば、微少信号の転送においてもその転送時間を最大化することで十分な転送時間を確保でき、転送劣化を抑制することが出来る。
すなわち、本実施形態によれば、微細化が進みゲート長がフリンジング電界によるショートチャンネル効果の影響を受けやすい状況においても飽和量に近い信号電荷を転送する場合、あるいは微少な信号電荷を転送する場合双方にて転送劣化を防止することができる。しかも、実質の印加電圧タイミングにバラツキが生じうる場合でも安定して転送することが可能である。
(第7実施形態)
図8は本発明の第7実施形態における水平転送動作を説明するための模式図である。図8(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャートであり、図8(b)は図8(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図である。また、図8(c)は図7(b)における時刻t2においてφH2とφH3との変化タイミングずれが生じた場合の電荷転送状態を示す模式図である。
なお、水平転送段のゲート電極構成は第1実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態においては、HighレベルからLowレベルへの立ち下がりタイミングがφH1よりφH2、φH3よりφH4がそれぞれ遅くなるように差を設けており、且つ、ストレージゲート同士、バリアゲート同士が互いに逆位相にて同時に変化するように設定している。また、上記の設定タイミング差は上記の実施形態と同様にφHパルスの周期の20%以内で調整してもよい。
時刻t0ではφH1、φH2、φHLがそれぞれHighレベルでφH3とφH4がそれぞれLowレベルにある。このとき、信号電荷はゲートH2の直下に蓄積されている。次に、時刻t1でφH1とφHLがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
時刻t2でφH2がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
これによって、電荷転送方向にゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートH4(H2よりも信号電荷転送方向で見て前方に位置する)の直下へ転送される。
時刻t3でφH3がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH1とφHLがLowレベルからHighレベルに立ち上がる。
時刻t4でφH4がHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH2がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。これによって、電荷転送方向にゲートH4直下からゲートHL直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷はゲートHLの直下へ転送される。
上記の転送を繰り返して信号電荷の水平転送動作が行われる。
本実施形態によれば、第6実施形態と同様にバリアゲートの両側のストレージゲートに同時にHighレベルの電圧が印加される状態は無くなるため、第5実施形態にて説明したフリンジング電界の影響による逆方向への電荷漏れ等の転送劣化は基本的に起こらない。よって、ストレートゲージ直下に転送路の飽和量に近い信号電荷が蓄積されていても転送残り等を防止できる。
さらに、転送パルスの実際のタイミングが各ゲートの負荷のバラツキによりゲート部にて同時のタイミングにならない場合があることは既に述べたが、本実施形態によれば、その場合にフリンジング電界によってバリア高さが低下しても転送効率等にその影響は現れないようになっている。以下、この点について説明する。
例えば、第6実施形態において時刻t2においてφH2とφHLがHighレベルからLowレベルに立ち下がり、φH3とφH4がLowレベルからHighレベルに立ち上がる。この動作によってゲートH2直下からゲートH4直下に向かうポテンシャル勾配が生じ、信号電荷がゲートH2直下からゲートH4直下へ転送される。しかし、ゲート負荷のバラツキの影響でゲートH2に印加される電圧がHighレベルからLowレベルに変化するタイミングよりもゲートH3に印加される電圧がLowレベルからHighレベルに変化するタイミングが遅くなるケースが考えられる。
図8(c)はその場合の模式図を示している。このときゲートH2から見て転送方向と逆方向に位置するゲートH4aがHighレベルとなっているため、ゲートH1直下のポテンシャルバリア高さがフリンジング電界の影響を受け低下している。また、φH2がLowレベルに立ち下がって直下のポテンシャルが持ち上がっているにもかかわらず、φH3がまだLowレベルにあるのでゲートH3直下のポテンシャルは引き下げられず、ゲートH2直下に蓄積された信号電荷を前方に転送することができない。さらに、バリア高さが低下したゲートH1直下のポテンシャルを越えて転送方向と逆方向に電荷漏れが発生する可能性がある。
それに対して、本実施形態によれば、ストレージゲート同士、およびバリアゲート同士が互いに逆位相で同時に変化するため、図8(c)に示したような状態、すなわち電荷が蓄積されたストレージゲートの両側でバリアゲート直下のポテンシャルが引き下げられるような状態は起こらず、印加電圧タイミングがばらついた場合でもフリンジング電界による影響を排除することができる。
また、本実施形態によれば、第6実施形態と同様にストレージゲートH2、H4がLowレベルである期間が1転送周期の1/2になるよう設定しているため、微細化が進みゲート長がフリンジング電界によるショートチャンネル効果の影響を受けやすい状況においても飽和量に近い信号電荷を転送する場合、あるいは微少な信号電荷を転送する場合双方にて転送劣化を防止することができる。しかも、実質の印加電圧タイミングにバラツキが生じうる場合でも安定して転送することが可能である。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態として、図9、図10を参照しながら説明する。
図9は本発明の第8実施形態における水平転送路の構成及びその駆動タイミングを示す模式図であり、図9(a)はゲート電極構成を示す断面模式図であり、図9(b)は水平駆動時のパルス波形を示す模式図である。また、図10は図9に示した構成と対比するための参考となる従来の模式図であり、図10(a)はゲート電極構成を示す断面模式図であり、図10(b)は水平駆動時のパルス波形を示す模式図である。
図9に示した構成では、水平転送部の最終部にストレージゲートとバリアゲートからなり、ゲートH1〜H4とは異なる独立した電極を有するゲートHL1、HL2を設けている。ゲートH1〜H4はそれぞれ独立にパルスが印加される構成であるが、ゲートHL1、HL2が共通接続されており、両方にφHLが印加される構成となっている。
また、OGはHLとの電位差が生じるように形成された固定の電位を与えられたゲートであり、FDは信号電荷を検出するフローティングディフュージョンであり、ここに蓄積された電荷がアンプによって電圧に変換される。
図9(b)に示すように、ゲートH1〜H4に印加される転送パルスφH1〜φH4は、水平転送段数分の容量負荷があるために本来矩形のパルスであるところが立ち上がり、立ち下がりが鈍った波形になっている。特に高画素のCCDで転送段数が多くまた、水平転送周波数が高い場合にこのようなパルス波形になりやすい。
このような場合、図10に示すように、水平最終段のゲートHL1、HL2ゲートを独立に配線する構成ではφHLのタイミング調整が難しくなる。図10に示す構成では、水平最終段の2つのゲートの内バリアゲートであるHL1にはφH1パルスが、ストレージゲートであるHL2にはφHLパルスが独立に印加されているが、φHLは立ち上がり、立ち下がりスピードが早い矩形パルスであるのに対し、φH1は鈍った波形のパルスである。よって、φH1との関係でφHLのタイミング調整が必要になってくる。
例えばバリアゲートHL1ではストレージゲートHL2より早くHigh電圧からLow電圧に変化させる必要があるが、この例の場合、図10(b)に示すように、ゲートHL1に実際にLowレベルの電圧が印加されるのは、1転送周期の25%程度の期間遅れてからであるため、φHLパルスも同程度遅らせる必要がある。しかし、ゲートHL2にLowレベルの電圧が印加されている間にゲートHL1に印加される電圧はHighレベルに変化していくので、転送途中に後方のバリアが低くなることとなり転送劣化の要因となる。従って、このような場合、水平最終段でのパルス位相調整は困難になってくる。
これに対して、図9に示す本実施形態の構成によれば、水平最終段のゲートHL1、HL2に印加される転送パルスφHLは負荷容量が合計2ゲート分と小さく、理想的な矩形パルスが印加できるため、印加する電圧φHLのタイミング調整は不要である。
以上のように本実施形態によれば、最終段に印加する電圧パルスの位相を調整する必要がなく、簡便に転送劣化を防止することができる。
(第9実施形態)
図11は、本発明の第9実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
固体撮像素子101は、受けた光を電気信号に変換し、電気信号を信号変換部113に出力する。固体撮像素子駆動部112は、制御用信号を出力することにより、固体撮像素子101を制御する。また、固体撮像素子101は図12に示す構成になっており、信号電荷を水平転送路で画素混合せずにそのまま順次出力部へ転送する通常転送モードと複数の画素を水平転送路で混合して出力する画素混合モードを実現することが可能となる。
固体撮像素子101とその駆動部112により上記の第1〜第8実施形態に係る動作が実現できる構成となっている。
信号変換部113は、固体撮像素子101の水平転送段につながる出力アンプから入力された各画素の電荷である電気信号に対し、CDS(Correlated Double Sampling)、AGC(Auto Gain Control)、A/D(Analog/Digital)変換の各処理を施す。CDSでは、固体撮像素子101から出力された電気信号のノイズ除去を行う。AGCでは、CDS処理によるノイズ除去後の信号の出力レベルを調整する。A/D変換は、AGC後のレベル調整された固体撮像データを、デジタル信号に変換する。
信号変換部113は、変換後のデジタル信号を3ライン分一括して再配列部115に対し出力する。
SSG(Sync Signal Generator)114は、固体撮像素子101及び信号処理部119の駆動タイミングを決める基準信号を生成する。つまり、図12に示す垂直転送段,延長段,水平転送段の各ゲートに印加する信号のタイミングを決定する。SSG114は、フィールド(画面)の開始と水平ラインの開始のタイミングを決める基準信号を再配列部115に対し出力する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)116は、再配列部115によって再配列されたデジタルデータを保持する。
DRAM制御部117は、DRAM116から、並び替え後の画素の電荷に関するデータを読み出し、出力信号生成部118に出力する。
出力信号生成部118は、並び替えブロックを通過後の電荷に関するデータを入力として、輝度信号を生成・出力するY信号処理と、色差信号を生成・出力するC信号処理とを行う。出力信号生成部118は、Y信号処理において輝度信号を生成・出力するが、画素の電荷に関するデータからY信号への変換後の映像は、画像の鮮明感にかける場合があるので、さらに輪郭補正を行うことにより、輪郭強調を行う。
再配列部115は、SSG114から出力された基準信号に従い、信号変換部113から出力されるデジタル信号の再配列処理を行う。また、本実施形態の撮像装置は、撮像後の信号処理において、固体撮像素子101における中心画素の垂直転送段がずれている複数の画素混合エリア基本単位A1〜A8の画素を混合するいわゆるジグザグの混合処理を行っているので、再配列部115において、画像信号を再生する際に、重心の補正も合わせて行っている。
駆動部112では通常転送モードと画素混合モードにて水平転送段の転送パルスの位相関係を調整することができる。すなわち、転送モードに合わせて、第1〜第8実施形態で示した駆動パルスのタイミング調整を行い、転送電荷量が多い場合に適した水平転送を選択することが出来る。
例えば、画素混合モードであれば、第3実施形態あるいは第5実施形態のタイミングを選択し、通常転送モードであれば、第4実施形態あるいは第7実施形態のタイミングを選択し、転送電荷量が少ない場合に適した水平転送動作を行うことができる。すなわち、取り扱い電荷量に合わせて最適な駆動方法を選択することで転送劣化を効率よく防止することが出来る。
なお、本発明の実施形態としては上記の選択に限らず、転送電荷量に合わせた転送方法を選択すればよい。
また、固体撮像装置より出力された信号レベルを信号処理部119にて検出し、その信号出力レベルに合わせて水平転送駆動を選択しても良い。
例えば信号出力所定レベル以上となる場合は第3実施形態あるいは第5実施形態のタイミングを選択し、信号出力レベルが所定レベルに満たない場合は第4実施形態あるいは第7実施形態のタイミングを選択して使用することができる。この所定レベルはCCDの水平転送特性に合わせて設定するのが望ましく、低信号・高信号の出力レベルを確認して駆動方法を切り替えることができる。所定レベルは複数設定しても良く、その場合にはさらに確実に転送劣化を防止できる。
また、所定レベルは信号処理部にて設定している飽和クリップレベルとしても良く、このときはカメラの通常設定条件を増加する必要が無くなる。
なお、本実施の形態では信号レベルの判定を信号処理部119にて行ったが、AGCを含んだ信号変換部であっても同様の効果が得られる。
以上のような駆動方法を有する固体撮像装置によれば、高速動作が可能であり、かつ、転送によるノイズを抑制した良質な映像信号を得ることができる。
なお、本発明の第1から第8実施形態において、4相独立駆動構造の水平転送部を備える固体撮像装置について説明したが、例えば6相、8相の独立駆動構造であってもよい。
また、本発明の第1から第8実施形態において、水平転送部内の転送方向として出力側へ転送される順方向転送のみにて説明したが、逆方向の転送時、または順方向と逆方向の転送が入れ替わるタイミングにおいても、信号の転送方向に対してのバリアゲート、ストレージゲートのポテンシャル関係が転送方向の後方に適切なポテンシャルバリアを形成し、後方への電荷漏れを防止する上で、同様な設定が有効であることは言うまでもない。
本発明に係る固体撮像装置は、水平転送時の転送効率を向上させ、高速に良質の画像信号を出力することができ、デジタルスチルカメラやムービーカメラ等に利用する上で特に有効である。
本発明の第1実施形態における固体撮像装置の水平転送段のゲート電極構成を示す模式図 本発明の第1実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図2(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第2実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図3(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第3実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図4(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第4実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図5(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第5実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図6(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第6実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図7(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図 本発明の第7実施形態における水平転送動作を説明するための模式図であり、(a)は4相の水平転送パルスφH1、φH2、φH3、φH4および高速転送パルスφHLのタイミングチャート、(b)は図8(a)の各時刻における各ゲート下での電荷転送状態を示す模式図、(c)は図7(b)における時刻t2においてφH2とφH3との変化タイミングずれが生じた場合の電荷転送状態を示す模式図 本発明の第8実施形態における水平転送路の構成及びその駆動タイミングを示す模式図であり、(a)はゲート電極構成を示す断面模式図、(b)は水平駆動時のパルス波形を示す模式図 図9に示した構成と対比するための参考となる従来の模式図であり、(a)はゲート電極構成を示す断面模式図、(b)は水平駆動時のパルス波形を示す模式図 本発明の第9実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 従来の固体撮像装置の概略構成図 従来の固体撮像装置の水平転送段の電極構成を示した断面模式図
符号の説明
11 画素
12 垂直転送段(第1方向転送段)
W 水平転送段(第2方向転送段)
W1〜W12 転送ゲート部
14 出力アンプ
15 垂直−水平転送つなぎ部
15A〜15L 垂直転送最終段
V1〜V6 垂直転送ゲート
H1〜H4a 水平転送ゲート
A1〜A8 画素混合エリア単位
101 固体撮像素子
112 固体撮像素子駆動部
113 信号変換部
114 SSG
115 再配列部
116 DRAM
117 DRAM制御部
118 出力信号生成部
150 n型基板
151 p型ウェル
152 絶縁膜
153 ポリシリコンゲート電極
154 n型領域
155 n-領域

Claims (18)

  1. 2次元状に配列されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードで光電変換された信号電荷を読み出し且つ垂直方向へ転送する垂直転送部と、前記垂直転送部からの信号電荷を水平方向へ転送する水平転送部とを有する固体撮像装置であって、
    前記水平転送部は、ストレージゲートおよび前記信号電荷を保持するためのストレージ領域と、バリアゲートおよび前記信号電荷の転送に対する障壁となるバリア領域とを交互に配置してなり、
    前記ストレージゲートと前記バリアゲートとは電気的に分離され、かつ各ゲートには周期的にHigh電圧とLow電圧が印加されており、
    前記ストレージゲートには、前記信号電荷の転送方向の反対側において隣接する前記バリアゲートより遅いタイミングでLow電圧が印加されることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記ストレージゲートには、前記信号電荷の転送方向の反対側において隣接する前記バリアゲートよりも早いタイミングでHigh電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、
    前記第1のゲート対における前記バリアゲートにLow電圧が印加されるタイミングと前記第1のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングとの中間のタイミングで、前記第2のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、
    前記第1のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングで、前記第2のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第2のゲート対における前記ストレージゲートにLow電圧が印加されるタイミングで、前記第1のゲート対における前記ストレージゲート及び前記バリアゲートにHigh電圧が印加されることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第1のゲート対を形成し、別の前記ストレージゲートと前記信号電荷の転送方向の反対側においてそれに隣接する前記バリアゲートとが第2のゲート対を形成し、
    前記第1のゲート対及び前記第2のゲート対において、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが互いに逆位相で同時に変化することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 2次元状に配列されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードで光電変換された信号電荷を読み出し且つ垂直方向へ転送する垂直転送部と、前記垂直転送部からの信号電荷を水平方向へ転送する水平転送部と、水平方向に転送された信号電荷を検出するための電荷検出部を有し、
    前記水平転送部は、ストレージゲートおよび前記信号電荷を保持するためのストレージ領域と、バリアゲートおよび前記信号電荷の転送に対する障壁となるバリア領域とを交互に配置してなり、
    前記ストレージゲートと前記バリアゲートとは、前記水平転送部の電荷検出部の直前に配置された水平転送最終段を除いて電気的に切り離されており、
    前記水平転送最終段には前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが含まれ、これらのゲートは同一転送パルスが印加されるよう共通配線されており、且つ、前記水平転送最終段以外の前記ストレージゲート及び前記バリアゲートとは異なる転送パルスが印加されることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 隣接する前記ストレージゲートと前記バリアゲートとの対を1組とし、隣接する2組で1単位をなし、前記1単位に含まれるゲートにはそれぞれ独立して電圧が印加されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の固体撮像装置。
  11. 前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算する第1の駆動モードと、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算しない第2の駆動モードとを備え、
    前記第1の駆動モードでは、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、
    前記第2の駆動モードでは、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  12. 前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算する第1の駆動モードと、前記垂直転送部からの前記信号電荷を前記水平転送部にて加算しない第2の駆動モードとを備え、
    前記第1の駆動モードでは、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、
    前記第2の駆動モードでは、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項10に記載の固体撮像装置。
  13. 少なくとも請求項1に記載の固体撮像装置と、前記固体撮像装置に転送パルスを供給するための駆動部と、電荷検出部から出力された信号を入力し、信号処理を行う信号処理部を備えた撮像装置。
  14. 前記信号処理部にて検出された出力レベル最大値が所定レベル以上になるときには、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、
    前記出力レベル最大値が所定レベルに満たないときには、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 少なくとも請求項10に記載の固体撮像装置と、前記固体撮像装置に転送パルスを供給するための駆動部と、電荷検出部から出力された信号を入力し、信号処理を行う信号処理部を備えた撮像装置。
  16. 前記信号処理部にて検出された出力レベル最大値が所定レベル以上になるときには、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間の方が長く、
    前記出力レベル最大値が所定レベルに満たないときには、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にHigh電圧に保持される期間よりも、前記水平転送最終段を除く前記ストレージゲートと前記バリアゲートとが同時にLow電圧に保持される期間の方が長いことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記所定レベルは飽和クリップレベルであることを特徴とする請求項14または16に記載の撮像装置。
  18. 少なくとも請求項2〜7、10〜12に記載の固体撮像装置と、前記固体撮像装置に転送パルスを供給するための駆動部と、電荷検出部から出力された信号を入力し、信号処理を行う信号処理部を備えた撮像装置。
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