JP2008118344A - 放送伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送に関する信号をフレームにより伝送する放送伝送装置で、効率的な伝送を行う。
【解決手段】設定手段(例えば、操作部4、制御部5、多重処理部1)がフレームに設けられる複数のスロットの各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを設定し、生成手段A1〜AN、1が、設定手段による設定の内容に基づいて、各スロットに当該各スロットに割り当てられた情報通信チャネルについての放送に関する情報が収容され且つ当該情報通信チャネルについての放送に関する情報に当該情報通信チャネルを識別する情報が付加されたフレームを生成し、送信手段2、3が生成手段により生成されたフレームを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送に関する信号を伝送する放送伝送装置に関し、特に、効率的な伝送を行う放送伝送装置に関する。
例えば、ラジオやテレビなどの放送システムでは、放送局(スタジオ)に設置された放送伝送装置から放送所に設置された放送伝送装置へ番組(プログラム)の放送信号を伝送し、放送所の放送伝送装置により受信した当該放送信号を鉄塔から無線により送信することが行われる。これにより無線送信された放送信号は、一般家庭等のラジオ受信機やテレビ受信機により受信されて視聴される。また、放送所と放送局との間に放送信号を中継増幅する中継増幅装置が設けられて、放送局から無線送信された放送信号が当該中継増幅装置を介して放送所へ伝送される場合もある。
このような放送伝送装置は、例えば、図1に示されるような送信機及び図2に示されるような受信機を有するデジタルの無線回線装置を用いて構成される。なお、図1及び図2は、後述する本発明に係る実施例で参照されるものであり、ここでは、説明の便宜上から参照したが、本発明を不要に限定する意図は無い。
このような無線回線装置では、放送音声プログラム信号などのようなワイドバンドの音声信号や、放送番組の映像信号や、放送局と放送所との間の連絡無線信号や、放送所の装置を監視や制御するための信号などを伝送し、これらの信号に関する複数の情報をデジタルデータ処理して遠隔地(ここでは、放送局又は放送所)へ情報を伝送する。また、このような無線回線装置では、複数のデジタル情報信号(デジタルデータ)或いはアナログ情報信号を符号化したデジタルデータを多重して遠隔地へ伝送する。
このような情報伝送を行うに際して、無線回線装置では、予め想定される複数の情報通信チャネルとそれぞれの情報通信チャネルに必要な伝送容量を確保したフレームが使用され、当該無線回線装置が設置される場所(ここでは、放送局又は放送所)の通信状況などに応じて、予め用意された複数の情報通信チャネルの中から当該無線回線装置により伝送すべき情報に必要な情報通信チャネルを選択してそれを使用して運用することが行われる。
図3(a)には、無線回線装置により伝送に使用されるデータストリームの一例を示してある。1フレームはフレーム同期用信号(ユニークワード:UW)21と情報データ22から構成され、同様なフレームが複数繰り返されてデータストリームが構成されている。
図3(b)には、情報データ22を構成するスロットの一例を示してある。
なお、ここでは、説明の便宜上から、後述する本発明の実施例で参照する図3(a)、(b)を用いて説明するが、本発明を不要に限定する意図は無い。
従来では、図3(b)に示されるように、予め、ビット数(スロット幅)が固定された各スロット1、2、3に対して、各情報通信チャネル1、2、3(CH1、CH2、CH3)が固定的に割り当てられていた。
このため、従来の無線回線装置では、データの多重処理部1により符号化されたデータは、図3(b)に示されるような予め決められたフォーマットのデータストリームとなる。
特開2002−204242号公報
しかしながら、上記のような無線回線装置からなる放送伝送装置では、フレームに含まれる各スロットに割り当てられた各情報通信チャネルが固定されていて、各情報通信チャネルのデータが予め決められたスロットのみを使用して伝送されるため、例えば、予め想定された複数の情報通信チャネルの中の一部の情報通信チャネル(一例として、ただ1つの情報通信チャネル)しか使用しないような場合においても、各情報通信チャネルの伝送容量は一定であり、使用していない情報通信チャネルがあったとしても、使用している情報通信チャネルの伝送容量を上げることはできないといった問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、効率的な伝送を行うことができる放送伝送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放送伝送装置では、次のような構成により、放送に関する信号をフレームにより伝送する。
すなわち、設定手段が、前記フレームに設けられる複数のスロットの各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを設定する。
生成手段が、前記設定手段による設定の内容に基づいて、フレームを生成する。このフレームは、前記各スロットに当該各スロットに割り当てられた情報通信チャネルについての放送に関する情報が収容され、且つ、当該情報通信チャネルについての放送に関する情報に当該情報通信チャネルを識別する情報が付加されたものである。
送信手段が、前記生成手段により生成されたフレームを送信する。
従って、放送に関する信号を伝送するフレームに設けられる複数のスロットの各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを任意に設定することが可能であるため、例えば、情報通信チャネルの様々な使用状況に対応して、効率的な伝送を行うことができる。また、スロットに収容される放送に関する情報にはその情報通信チャネルを識別する情報が付加されるため、例えば、送信側で各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを任意に変更しても、受信側で各スロットに収容された放送に関する情報の情報通信チャネルを識別することができる。
ここで、放送に関する情報(或いは、その信号)としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、ラジオやテレビの番組(プログラム)の情報や、連絡通信のための情報や、監視のための情報や、制御のための情報や、監視に対する応答の情報や、制御に対する応答の情報などを用いることができる。なお、各情報通信チャネルの情報は、例えば、外部から入力されてもよく、或いは、内部で生成されてもよい。
また、フレームやスロットの構成としては、種々な構成が用いられてもよく、例えば、1フレームに含まれるスロットの数としては種々な数が用いられてもよい。
また、1フレームに含まれる各スロットに対する情報通信チャネルの割り当ての態様としては、例えば、複数の情報通信チャネルの中で伝送が必要な1つ以上の情報通信チャネルのそれぞれに対して1個以上のスロットを割り当てるような態様を用いることができる。なお、通常、1フレームに含まれる全てのスロットを伝送に使用する方が効率的であるが、一部のスロットのみを伝送に使用するような場合があってもよい。
また、1フレームに含まれる2個以上のスロットに同一の情報通信チャネルを割り当てる場合には、例えば、連続したスロットに割り当てるのが好ましい。
また、各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを設定する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、人(ユーザ)による操作に応じて各スロットに対する情報通信チャネルの割り当ての設定が行われてもよく、或いは、各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを初期的に或いは変更として設定する条件及びその設定の態様を予めメモリに記憶しておいて、その条件が満たされたことに応じてその設定の態様で各スロットに対する情報通信チャネルの割り当ての設定が行われてもよい。なお、このような条件としては、一例として、入力される情報の量が所定の閾値以下(又は、未満)である情報通信チャネルについては情報の伝送が不要であると判定することに基づく条件を用いることができる。
また、情報通信チャネルを識別する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、番号や文字列などの情報を用いることができる。
また、連続した2個以上のスロットに同一の情報通信チャネルが割り当てられる場合には、例えば、各スロット毎に当該情報通信チャネルを識別する情報が付加される態様が用いられてもよく、或いは、先頭のスロットなどの1箇所のみに当該情報通信チャネルを識別する情報が付加される態様が用いられてもよい。
また、信号を伝送(通信)する態様としては、例えば、無線による通信が用いられてもよく、或いは、有線による通信が用いられてもよい。
以上説明したように、本発明に係る放送伝送装置によると、放送に関する信号を伝送するフレームに設けられる複数のスロットの各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを任意に設定することを可能としたため、例えば、情報通信チャネルの様々な使用状況に対応して、効率的な伝送を行うことができる。また、本発明に係る放送伝送装置によると、スロットに収容される放送に関する情報にその情報通信チャネルを識別する情報を付加するようにしたため、例えば、送信側で各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを任意に変更しても、受信側で各スロットに収容された放送に関する情報の情報通信チャネルを識別することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本実施例では、ラジオやテレビなどの放送システムにおいて、放送局(スタジオ)に設置されるSTL(Studio to Transmitter Link)の放送伝送装置或いは放送所に設置されるTSL(Transmitter to Studio Link)の放送伝送装置として用いられるデジタルの無線回線装置を例として説明する。
本例の無線回線装置では、ラジオやテレビの番組(プログラム)の放送信号を放送局から放送所へ伝送することや、放送局と放送所との間の連絡無線信号を放送局から放送所へ或いは放送所から放送局へ伝送することや、放送局により放送所を監視や制御するための信号を放送局から放送所へ伝送することや、放送所から放送局へ監視や制御の応答を行うための信号を放送所から放送局へ伝送することなどが行われる。
ここで、番組の放送信号としては、複数の番組を放送する場合には、複数の放送信号が用いられる。
また、通常、放送局から遠隔地にある放送所は無人で運用されるため、放送局から放送所に対して監視や制御を行う。放送所では、放送局からの監視の信号に応じて、正常に運用している旨の信号或いは異常が発生した旨の信号(警報信号)などを放送局へ送信し、また、放送局からの制御の信号に応じて、当該制御の結果を通知するための信号を放送局へ送信する。
各放送局或いは各放送所では、無線回線装置により伝送する対象となる信号が異なり得る。例えば、或る放送局から或る放送所へは第1の番組の放送信号、第2の番組の放送信号、監視及び制御のための信号を伝送し、また、他の或る放送局から他の或る放送所へは第1の番組の放送信号、第3の番組の放送信号、監視及び制御のための信号を伝送するなどといった状況があり、また、1つ又は複数の番組の放送信号のみを伝送する場合や、1つ又は複数の監視や制御のための信号のみを伝送する場合もあり得る。
以下で、本発明の一実施例に係る無線回線装置について説明する。
図1には、本例の無線回線装置に設けられた送信機の構成例を示してある。
本例の送信機は、複数であるN(Nは自然数)個の情報信号1〜Nに対応したN個の符号化部A1〜ANと、多重処理部(多重化部)1と、変調部2と、送信部3と、操作部4と、制御部5を備えている。
図2には、本例の無線回線装置に設けられた受信機の構成例を示してある。
本例の受信機は、受信部11と、復調部12と、多重分離部13と、複数であるN個の情報信号1〜Nに対応したN個の復号化部B1〜BNを備えている。
本例の送信機において行われる動作の一例を示す。
N個の情報信号1〜Nとしては、それぞれ、種々な情報の信号が用いられてもよく、例えば、番組の音声或いは映像の情報や、連絡通信の情報や、監視や制御のための情報や、監視や制御に対する応答の情報などが用いられる。
また、N個の情報信号1〜Nとしては、必ずしも全て(N個)が用いられなくともよく、1つ以上の情報信号が用いられればよい。本例では、最大でN個の情報信号1〜Nを入力することができる。
また、本例では、それぞれの情報信号1〜Nがそれぞれ異なる情報通信チャネルの情報信号であるとする。
各情報信号1〜Nは、各符号化部A1〜ANに入力される。
各符号化部A1〜ANは、入力された各情報信号1〜Nを符号化してデジタルデータへ変換して多重処理部1へ出力する。
ここで、各符号化部A1〜ANは、各情報信号1〜Nを符号化する機能を有しており、例えば、入力される情報信号1〜Nが音声などのアナログ信号である場合には、当該アナログ信号をA/D(Analog to Digital)変換し、必要に応じて圧縮して、多重処理部1へ出力する。
他の構成例として、情報信号1〜Nとして、画像データや文字コードなどのデジタル信号が用いられてもよい。この場合、各符号化部A1〜ANは、入力される情報信号1〜N(デジタル信号)のデータのフォーマット変更やタイミング変更などのデータ変換を行って多重処理部1へ出力する。或いは、情報信号1〜Nがデジタル信号である場合には、それに対応した符号化部A1〜ANを備えずに、デジタル信号である情報信号1〜Nをそのまま多重処理部1に入力する構成を用いることもできる。
多重処理部1は、符号化部A1〜ANから入力された符号化データが複数の情報通信チャネルについて存在する場合には、これら複数の情報通信チャネルのデータを多重して1つのデータストリームを生成して変調部2へ出力する。また、多重処理部1は、符号化部A1〜ANから入力された符号化データが1つの情報通信チャネルについてのみ存在する場合には、当該情報通信チャネルのデータから1つのデータストリームを生成して変調部2へ出力する。
変調部2は、多重処理部1から入力されたデータストリームについてデジタル変調処理を行い、その結果の信号を送信部3へ出力する。
送信部3は、変調部2から入力された信号に対して周波数変換や電力増幅などの処理を行い、その結果の信号をアンテナから無線により送信して伝送路へ送出する。この無線信号は、放送局の無線回線装置から送信された場合には伝送先となる放送所の無線回線装置へ伝送され、放送所の無線回線装置から送信された場合には伝送先となる放送局の無線回線装置へ伝送される。
操作部4は、人(ユーザ)により操作されて、各種の指示や情報などを受け付けて制御部5へ出力する。
制御部5は、操作部4から入力された指示や情報に従って、例えば、入力された指示に応じた制御や処理を実行することや、或いは、入力された情報をメモリに記憶することなどを行う。
本例では、無線回線装置が設置される放送局或いは放送所の人などが当該無線回線装置を設置するときなどに操作部4を操作することにより、送信機から送信するデータストリームを構成するフレーム内の各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを指示することができ、制御部5はその指示に従って多重処理部1に対してその情報通信チャネルの割り当てを設定し、多重処理部1は設定された情報通信チャネルの割り当てに従ってデータストリームを生成する。これにより、例えば、無線回線装置が設置される場所が初期的に決まった場合或いは場所が変更される場合に、設置される場所における情報通信チャネルの使用状況に応じて、送信機に対して設定を行うことができる。
他の構成例として、データストリームを構成するフレーム内の各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを切り替えるための条件及びその条件が満たされた場合に行う切り替えの態様を制御部5や多重処理部1などのメモリに予め記憶しておいて、制御部5や多重処理部1が、各情報信号1〜Nの入力の有無などを検出して、その検出結果に基づいて前記条件が満たされるか否かを判定して、前記条件が満たされた場合にはそれに対応した態様で多重処理部1に対して情報通信チャネルの割り当てを切り替えるといったように、自動的な制御を行う構成を用いることも可能である。
ここで、本例の無線回線装置により伝送されるデータストリームについて説明する。
図3(a)には、本例の無線回線装置により伝送に使用されるデータストリームの一例を示してある。
1フレームはフレーム同期用信号(ユニークワード:UW)21と情報データ22から構成され、同様なフレームが複数繰り返されてデータストリームが構成されている。
データストリームに付加されたフレーム同期用信号21は、受信側における多重分離時に、フレームの区切りの位置を識別する同期処理に使用される。
また、本例では、付加データとしてフレーム同期用信号21のみを示したが、他にも、暗号化処理などを行う場合には伝送路符号化コードなどが付加される。
本例では、時分割多重のデータストリームのフォーマットを用いており、具体的には、フレームと呼ばれる一定のデータ列の繰り返しからデータストリームを構成して、各フレーム内に設けられる時分割の固定スロットに各情報通信チャネルのデータを割り当てていくことで、複数の情報通信チャネルのデータを1つのデータストリームに多重する。なお、1つの情報通信チャネルのデータのみが用いられる場合には、その情報通信チャネルのデータのみからデータストリームを生成する。
本例では、1つのフレーム内の情報データ22は、3個のスロット1、2、3から構成される。また、各スロット1〜3のビット数(スロット幅)は同一であり、本例では、固定的に設定されている。
図3(b)には、情報データ22を構成するスロットの一例を示してある。
この例では、スロット1に情報通信チャネル1(CH1)の情報信号が割り当てられており、スロット2に情報通信チャネル2(CH2)の情報信号が割り当てられており、スロット3に情報通信チャネル3(CH3)の情報信号が割り当てられており、これら3つの情報通信チャネル1〜3のデータが多重される。
図3(c)には、一部のスロットが未使用である場合における各スロット1〜3の使用状況の一例を示してある。
この例では、無線回線装置により使用することが可能な3個のスロット1〜3のうちで、実際には1個(スロット1)しか使用していない場合を示してある。残りの2個のスロット2、3については使用されていないが、例えば従来のように予め決められた情報通信チャネルの割り当てに基づいてデータの多重や多重分離を行う構成では、使用されていない情報通信チャネル2、3に対応するスロット2、3に多重されるデータは使用されていない情報通信チャネル2、3のデータとなってしまうことから、そのデータの内容には意味は無く、データ伝送の効率が悪くなってしまう。
そこで、本例では、人が操作部4を操作することにより又は自動的に多重処理部1における各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを初期的或いは変更として設定することができる構成とした。
図3(d)には、2個のスロット1、2に同一の情報通信チャネル1(CH1)が割り当てられ、残りの1個のスロット3が未使用である場合の一例を示してある。
この例では、使用している情報通信チャネル1のデータに対する符号化を高精度なものへ変更したことにより、それまではスロット1のみで伝送することができたデータ量であったのが、データ量が増えてスロット1のみでは伝送することができなくなった場合を示してあり、例えば、情報入力が無い情報通信チャネル(ここでは、情報通信チャネル2)があることに基づく人による操作或いはそのような情報通信チャネルが自動的に検出されたことに応じて、空きチャネルであるスロット2にも情報通信チャネル1のデータを多重することで、伝送容量を増加して伝送可能としている。
図4(a)には、情報データ22を構成する3個のスロットの一例を示してあり、図4(b)には、1個のスロットの構成例を示してある。
本例では、各スロット1〜3には、各情報通信チャネルを識別するためのチャネル識別コードからなるチャネル情報31と、符号化データ32が収容される。
なお、2個以上の連続したスロットに同一の情報通信チャネルのデータが割り当てられる場合には、例えば、各スロット毎に当該情報通信チャネルを識別するチャネル情報31を付加する構成を用いることができ、この構成では、送信側が、データの単位をスロットの長さに応じて区切ってその先頭にチャネル情報31を付加し、チャネル情報31がフレーム内に一定の間隔で設定されるため、受信側は、フレーム同期用信号21の検出によって受信したフレームの同期を確立することにより、そのフレームに含まれる各チャネル情報31の位置を把握することができる。他の構成例として、2個以上の連続したスロットに同一の情報通信チャネルのデータが割り当てられる場合に、例えば、先頭のスロットのみに当該情報通信チャネルを識別するチャネル情報31を付加する構成とすると、データに割り当てられる領域をより多くすることができる。
本例では、各符号化部A1〜ANが、各情報信号1〜Nの符号化データを生成する際に、その情報通信チャネルに対応したチャネル情報31を符号化データ32に付加する。
この場合、例えば、多重処理部1では、各符号化部A1〜ANから入力された符号化データ32に付加されたチャネル情報31に基づいてその情報通信チャネルのデータが伝送されるべきものであるか或いは伝送されるべき情報では無いものであるかを判断することが可能であり、一例として、チャネル情報31が付加されていれば伝送すべきであり付加されていなければ伝送する必要が無いとする態様を用いることができ、他の一例として、チャネル情報31に伝送の必要の有無の情報を含めるような態様を用いることができる。
このように符号化データ32にチャネル識別コードを付加する構成では、互いに通信する装置の間(送信機と受信機との間)で、各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを予め固定的に決めて設定しておく必要が無く、送信側で各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを任意に切り替えることが可能となる。
図5(a)には、スロット1及びスロット2に情報通信チャネル1(CH1)が割り当てられ、スロット3に情報通信チャネル2(CH2)が割り当てられている場合の一例を示してある。
図5(b)には、スロット1及びスロット2の構成例を示してある。この例では、2個分のスロット1、2の領域に、情報通信チャネル1(CH1)のチャネル識別コードからなるチャネル情報31aと、情報通信チャネル1(CH1)の符号化データ32aが収容されている。なお、他の構成例として、各スロット1、2毎に、情報通信チャネル1(CH1)のチャネル識別コードからなるチャネル情報31aを設けてもよい。
図5(c)には、スロット3の構成例を示してある。この例では、1個分のスロット3の領域に、情報通信チャネル2(CH2)のチャネル識別コードからなるチャネル情報31bと、情報通信チャネル2(CH2)の符号化データ32bが収容されている。
このように、データの容量が多い情報通信チャネル1のデータをスロット1及びスロット2に割り当て、データの容量が少ない情報通信チャネル2のデータをスロット3に割り当てて伝送することができ、自由度が高く効率の良いデータ伝送が可能となる。
本例の受信機において行われる動作の一例を示す。
通信相手となる無線回線装置の送信機から無線送信されて伝送路を伝播してきた信号がアンテナにより受信されて受信部11に入力される。
受信部11は、受信信号を検波してその結果の信号を復調部12へ出力する。
復調部12は、受信部11から入力された信号についてデジタル復調処理を行い、その結果の信号を多重分離部13へ出力する。
多重分離部13は、復調部12から入力された信号(データストリーム)に対して、伝送路復号処理を行い、フレームに含まれるフレーム同期用信号21の検出によりフレーム同期処理を行い、データストリームを構成するフレームの区切りの位置を識別することで各フレーム上における各情報通信チャネルのデータの位置を検出する。そして、多重分離部13は、同期したフレームから各情報通信チャネル1〜Nのデータを分離して、各情報通信チャネル1〜Nのデータを各復号化部B1〜BNへ出力する。
各復号化部B1〜BNは、多重分離部13から入力されたデータに対してD/A(Digital to Analog)変換などの復号化処理を行い、その結果の信号を各情報信号1〜Nとして出力する。
ここで、本例では、送信側において、図4(b)に示されるように各情報通信チャネル1〜Nの符号化データ32に各情報通信チャネル1〜Nを識別するチャネル識別コードからなるチャネル情報31が付加されるため、受信側では、フレームに含まれる情報通信チャネル1〜Nの割り当てに関する情報を多重分離部13などに予め設定しておく必要が無い。本例では、多重分離部13において、受信したフレームに含まれる符号化データ32に付加されているチャネル情報31のチャネル識別コードを検出することで、当該チャネル識別コードに基づいて、各フレームに含まれる各情報通信チャネル毎に符号化データ32を分離して、それをまとめて、データを復元することができる。
以上のように、本例の放送伝送装置を構成する無線回線装置では、フレーム内の各スロットで伝送する情報通信チャネルを任意に切り替えることができるため、効率的な伝送を実現することができる。このような情報通信チャネルの切り替えは、例えば、無線回線装置が設置されるときに行われてもよく、或いは、無線回線装置が運用中であるときに行われてもよい。
例えば、伝送対象となる或る情報通信チャネルに空きが発生した場合には、フレーム内における未使用の領域(本例では、スロット)を伝送対象となる他の情報通信チャネルに割り当てることで、その情報通信チャネルの伝送容量を増加させることができる。一例として、各領域(本例では、スロット)に対してその時点における情報通信チャネルの割り当てが為されている場合に、割り当てられている情報通信チャネルの中で未使用となるものが発生したときには、その未使用チャネルの該当領域(本例では、スロット)を他の情報通信チャネルに割り当てることができる。これにより、例えば、使用している情報通信チャネルの情報信号について、より高精度な符号化を施して伝送することや、より高品質な情報信号を伝送することや、より高速度で情報信号を伝送することなどが可能となる。
また、本例の無線回線装置では、フレームに各情報通信チャネルの領域(本例では、スロット)を固定的に設定せずに、フレームに含める各情報通信チャネルのデータに当該各情報通信チャネルを識別するチャネル識別コードを付加することにより、受信側でフレーム内のデータに対応する情報通信チャネルを識別することを可能としてある。これにより、例えば、必要な情報通信チャネルのみで、或いは、必要な情報通信チャネルのデータ容量を増加させて、フレームを構成して、一部の情報通信チャネルの伝送容量を増加させることが可能である。
このように各情報通信チャネルの符号化データ32にチャネル情報31を付加する構成では、例えば、固定的なフレーム構造を設定せずに、1フレーム内で入力した情報容量に応じた可変なデータ長のデータを伝送することも可能となり、効率の良い伝送を行うことができる。
また、例えば、従来では、空きチャネルに割り当てられた領域(本例では、スロット)を別の情報通信チャネルに使用するような場合、つまりフレームに対する情報通信チャネルの割り当てを変更する場合には、無線回線装置で起動されるソフトウエア(プログラムなど)を人為的に外部から書き換えるなどして、情報通信チャネルのデータを生成する符号化部A1〜ANに対して多重処理部1から出しているスロット位置のタイミング(フレームタイミング)の情報を人為的に変更するような必要があったが、本例では、例えば、チャネル識別コードを用いることにより、このような作業の負担を低減することを可能とすることができる。
なお、本例の放送伝送装置を構成する無線回線装置の送信機では、操作部4や制御部5や多重処理部1の1つ以上によりフレームに含まれる各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを初期的或いは変更として設定する機能により設定手段が構成されており、当該設定の内容に合うように符号化部A1〜ANや多重処理部1により送信対象となるフレームを生成する機能により生成手段が構成されており、生成されたフレーム(本例では、複数のフレームからなるデータストリーム)を変調部2や送信部3により処理してアンテナから無線送信する機能により送信手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る無線回線装置の送信機の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る無線回線装置の受信機の構成例を示す図である。 データフレームの構成例を示す図である。 チャネル情報を付加した符号化データの構成例を示す図である。 チャネル情報を付加した符号化データによるスロットへのチャネル割り当ての一例を示す図である。
符号の説明
A1〜AN・・符号化部、 1・・多重処理部、 2・・変調部、 3・・送信部、 4・・操作部、 5・・制御部、 11・・受信部、 12・・復調部、 13・・多重分離部、 B1〜BN・・復号化部、 21・・フレーム同期用信号、 22・・情報データ、 31、31a、31b・・チャネル情報、 32、32a、32b・・符号化データ、

Claims (1)

  1. 放送に関する信号をフレームにより伝送する放送伝送装置において、
    前記フレームに設けられる複数のスロットの各スロットに対する情報通信チャネルの割り当てを設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定の内容に基づいて、前記各スロットに当該各スロットに割り当てられた情報通信チャネルについての放送に関する情報が収容され且つ当該情報通信チャネルについての放送に関する情報に当該情報通信チャネルを識別する情報が付加されたフレームを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたフレームを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする放送伝送装置。
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