JPH08331091A - 時分割多重通信方式及びcatv通信システム - Google Patents

時分割多重通信方式及びcatv通信システム

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JPH08331091A
JPH08331091A JP7130292A JP13029295A JPH08331091A JP H08331091 A JPH08331091 A JP H08331091A JP 7130292 A JP7130292 A JP 7130292A JP 13029295 A JP13029295 A JP 13029295A JP H08331091 A JPH08331091 A JP H08331091A
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communication
time
catv
communication system
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Osamu Yoshida
治 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼損率の小さいデマンドアサイン方式の時分
割多重通信路を提供する。 【構成】 所定フレーム毎のタイムスロットの総数を
N、タイムスロットの割当/解放を設定するための通信
制御用タイムスロット(Ass−TS)の数をM、通信
制御用タイムスロットの数Mとそのフレーム内の位置を
放送するためのタイムスロット(Brd−TS)の数を
L、情報通信用のタイムスロット(Inf−TS)の数
をU、としたとき、N=L+M+Uの条件下でL,M,
Uの各値を時分割多重通信の管理者が任意に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重通信方式及
びCATV(ケーブルテレビジョン)通信システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル伝送技術、ディジタル
画像圧縮技術及び半導体集積回路技術の発展に伴い、高
度な情報通信サービスの実現が考えられている。CAT
Vは、元来放送の難視聴対策システムであったが、サー
ビスの多様化を目的とする都市形CATVでは、双方向
伝送方式により、放送型サービスに加えて多様な通信型
サービスの提供が考えられている。例えば、契約と課金
のデータ伝送を行うほか、視聴者の番組への参加、情報
検索、防犯防災への利用、ペイ・パー・ビュー方式の有
料テレビジョン、リクエスト対応の動画(ビデオ・オン
・デマンド:VOD)、リクエスト対応の静止画、ホー
ムショッピング、ホームディーリング等のサービスが可
能となる。
【0003】一方では電話会社等でも、伝送路を光ファ
イバ等に置き換えて高レートの伝送容量を確保し、各家
庭に動画像をそれぞれのネットワークで伝送しようとす
る試みがなされており、放送と通信の境界がなくなって
きているのが現状である。
【0004】ここでは、後述する遅延制御とデマンドア
サインを用いた時分割多重通信方式で通信するCATV
通信システムを従来例として取り上げ、このシステム構
成図を図9に示す。
【0005】図9において、センタの送信端局装置であ
るヘッドエンド装置101は、時分割多重通信装置10
2,遅延制御部115、タイムスロット(以下、TSと
省略する)の割り当て管理を行うスロット制御部10
5,データの交換を行う交換機108,交換機108の
制御を行う交換制御部109,映像の配信を行うための
ビデオサーバー111,及びビデオ制御部110から構
成され、さらにシステム全体はシステム制御部112に
よって制御されている。
【0006】このヘッドエンド装置101と各加入者端
末装置(セットトップBOXとも呼ばれる)120と
は、光ファイバー・ケーブル、同軸ケーブルなどを伝送
媒体とするCATV伝送路113で接続されている。
【0007】加入者端末装置120において時分割多重
通信に関する部分は、復調器121,変調器122,時
分割多重通信装置123,端末内部の様々な制御を行う
マイコン126,映像信号を処理する映像処理装置12
9,及び加入者とのユーザーインターフェース装置12
8と整合した通信装置127等から構成される。
【0008】前記ヘッドエンド装置101において、ス
ロット制御部105がデマンドアサインの制御を行う部
分であり、通信を行う端末のみにTSを割り当て、通信
終了時にはそのTSを解放するものであり、必要な加入
者にたいして必要な数だけTSを割り当てるため、シス
テム全体として用意する通信路は加入者数分用意する必
要はなく、システムのコスト削減につながるものであ
る。
【0009】図2(a)は、従来の時分割多重通信シス
テムにおけるTSの構成例を示している。図2(a)中
でInfと表示されたTSは、実際に情報通信を行うT
Sであり、Assと表示されたTSはInfのTSの割
当を決定する通信に使用するTSであり、Brdと表示
されたTSはセンターから各端末への放送として使用す
るTSでAssのTSの位置などを通知するのに用いら
れるTSであるというようにTSの役割分担が行われて
いる。また、Syncと表示されたTSはフレーム同期
用のTSであり、DLCのTSは後述する遅延制御の為
のTSとして使用される。
【0010】図2(a)は、ある時間TF を単位時間と
し、この時間TF を1フレームと定義し、さらに4フレ
ームを一つの単位として1マルチフレームとした構成を
示している。仮にTF =2ms、1TS当たりのビット
数を128ビットとすればマルチフレームで考えると1
TSで16kbpsになり、1フレーム当たり64kb
psの伝送路になり、ISDNにおけるBch、Dch
の伝送が可能になる。また複数のTSをまとめて使用す
れば更に大容量のデータ伝送が可能になる。
【0011】また遅延制御とは、各加入者端末装置12
0が上り伝送路(加入者側からヘッドエンド装置への伝
送路)にデータを送出するタイミングをヘッドエンド装
置から与えられた制御パラメータで制御することであ
る。
【0012】つまり、ヘッドエンド装置から各加入者端
末までのケーブル経路に沿った距離及び中継増幅器の接
続段数はそれぞれ異なるため、各加入者端末から送信さ
れた信号がヘッドエンド装置に到達するまでの伝送遅延
時間はそれぞれ異なる。このため、距離の異なる端末が
互いに異なるTSを使用してそれぞれ送信したとして
も、ヘッドエンド装置で受信したとき異なるTS間のデ
ータの衝突が生じ通信に悪影響を与えてしまうことがあ
る。
【0013】これを回避するため、DLCのTSでヘッ
ドエンド装置から各端末に対してポーリングメッセージ
を順番に送出し、それぞれの端末の応答時間を計測す
る。そしてこの計測に基づいて、それぞれの端末が遅延
時間分だけ早めにデータを送出するように遅延制御パラ
メータをそれぞれの端末に送付して取り込ませる。この
遅延制御の確立以後は、この遅延制御パラメータに従っ
て各端末は送信のタイミング制御を行う。このときシス
テム全体に包括される全加入者端末に対する遅延時間を
吸収しなければならないため、上りのDLC−TSはあ
る程度幅に余裕が必要になる。図10には遅延制御の制
御フローを示しており、これは上記デマンドアサインに
よるTSの管理とは独立に動作する。
【0014】次に、このシステムにおける加入者間の通
信手順を図11を参照して説明する。ここでは遅延制御
による制御が成立しており、通信可能な状態である時の
動作を示す。
【0015】ヘッドエンド装置側ではスロット制御部1
05の制御により、データ多重装置103でAss−T
Sの空き情報を常時Brd−TSに多重し、変調器10
6,CATV伝送路113を通じて各加入者へ伝送す
る。
【0016】一方、加入者側のユーザーインタフェース
装置128は例えば電話であり、加入者が発呼すると通
信装置127を介してマイコン126に発信要求が伝え
られる。このときマイコン126では復調器121を介
して受信した時分割フレームからデータ抽出装置124
で抽出されたBrd−TSに含まれる情報を解析し、A
ss−TSの空き情報を得る。このとき空いているAs
s−TSがない場合は発信不可を加入者に伝え、空いて
いるAss−TSがあればデータ多重装置125、変調
器122を制御してこのAss−TSのタイミングに合
わせて発信要求をヘッドエンド装置に送出する。
【0017】ヘッドエンド装置側ではCATV伝送路1
13を通じて伝送される上りデータを復調器107でベ
ースバンドに復調し、データ抽出装置104で通信制御
データ(Ass−TS)と情報データ(Inf−TS)
とに分けて抽出し、通信制御データはスロット制御部1
05へ送出し、情報データは交換機108に送出する。
スロット制御部105はAss−TSを常時監視するこ
とにより発信要求の有無を判別する。もし発信要求があ
れば、Inf−TSの使用状況と発信者の要求する伝送
路の使用容量に対して割当可能なTSが無い場合はその
旨を示す情報を、割当可能なTSがあればそのTSのフ
レーム内の位置を示す情報をデータ多重装置103に通
知する。
【0018】データ多重装置103ではこの情報を発信
要求のあったAss−TSに対応するAss−TSに多
重する。さらに発信要求により指定される通信の相手が
同じヘッドエンド装置に従属する加入者であればその加
入者に対して他のAss−TSを使用して着信通知の旨
を通知し、通信相手が同じヘッドエンド装置に従属しな
い場合は交換機108を介してヘッドエンド装置外部に
送出される。
【0019】加入者端末装置120におけるマイコン1
26ではこのAss−TSで送られる情報を受信して情
報通信用のTSの割当許可を確認すると、データ抽出装
置124で当該TSを抽出するように制御し、通信装置
127を通信可能な状態にする。
【0020】相手先の加入者端末もAss−TSでこの
着信通知を受けると同様の動作を行い、指示されるTS
を使って通信が可能な状態に自端末を制御することで、
双方の加入者間の通信が成立する。
【0021】この通信が成立するとヘッドエンド装置と
加入者間が行われていたAss−TS上での通信は一旦
解除し、TSを他の加入者の為に解放する。通信終了時
には再度Ass−TSにアクセスし直して情報通信に使
用していたInf−のTSの解放処理を行う。
【0022】このように上記のようなデマンドアサイン
を用いたシステムでは、各加入者数分のTSを用意する
システムに対して通信路の有効利用と経済的効果が得ら
れる反面、TSの割り当て処理を行うための通信手順が
必要になり、この手順で通信制御用TSの数がボトルネ
ックになって呼損率の増加につながることがあるという
問題点がある。つまり情報通信用のTSが多数空いてい
る状態でも複数の加入者が同時に発呼した場合、これら
により通信制御用TSが全て通信状態になり、その次に
発呼した加入者はこの通信制御用TSを使用することが
できないため、通信不可能な状態になってしまうことが
ある。
【0023】また、統計的に見ると全ての加入者が同時
刻に一斉に通信を行うという確率はとても低いが、通信
状態にはある程度偏りは存在する。例えば電話であれば
午後8時55分から9時に集中するという時間な偏りが
あり、ピーク時には全TSが通信でふさがってしまい新
たな呼は呼損になる。この場合の呼損はデマンドアサイ
ンを行う場合にはさけられないものであり、この呼損率
をどのくらい設定するかがシステム設計のポイントであ
り、通信路の総数とその制御アルゴリズムによってこの
値は確定する。
【0024】ここでは電話を例としたがCATVであれ
ば当然放送も行っており、この時分割スロットを使用し
ての映画などのビデオ・オン・デマンドやその他の情報
提供サービスを行うことも考えられる。その場合にはビ
デオを見る時間帯は当然電話とは異なり、さらに占有時
間、占有スロット数も電話等に比べて大きくなる傾向に
ある。このような場合前記のような問題はさらに大きく
なることが予想される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにデマンド
アサインを用いた時分割多重通信においては、時分割ス
ロットに情報通信用のタイムスロットと通信制御用のタ
イムスロットとが存在し、それぞれのタイムスロットの
獲得段階において競争があるため、呼の発生が急に増え
た場合などに対応できず、呼損率の増加を招くという問
題点があった。
【0026】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、情
報通信用のタイムスロットの割合と通信制御用のタイム
スロットの割合とを通信路の使用状態に応じて変更する
ことができ、呼損率の小さいデマンドアサイン方式の時
分割多重通信方式を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の構成を有する。すなわち、請求項1記
載の時分割多重通信方式は、呼の発生によりタイムスロ
ットを通信路として割り当て、前記呼の終了時には前記
タイムスロットを解放するデマンドアサイン方式の時分
割多重通信方式において、所定フレーム毎のタイムスロ
ットの総数をNとしたとき、その内のM個のタイムスロ
ットをタイムスロットの割当及び解放を設定する為の通
信制御用通信路に割り当て、残りN−M個のタイムスロ
ットを情報通信用通信路に割り当て、前記Mの数を時分
割多重通信の管理者が任意に設定することを特徴とす
る。
【0028】また、請求項2記載の時分割多重通信方式
は、請求項1に記載の時分割多重通信方式において、前
記タイムスロットの残りN−M個のうちL個のタイムス
ロットを前記通信制御用通信路のタイムスロットの数M
及び該タイムスロットのフレーム内における位置を示す
ための情報を伝送する為に使用することを特徴とする。
【0029】また、請求項3記載の時分割多重通信方式
は、請求項1または請求項2記載の時分割多重通信方式
において、前記通信制御用通信路のタイムスロットの数
Mは、過去の呼量の統計にもとづいて呼の発生時間帯を
算出し、前記算出された時間帯ではタイムスロットの総
数Nに対して現在情報通信用通信路として使用されてい
るタイムスロットの数Kが少ない状態ではあらかじめ大
きな値に設定しておき、KがNに近づくにつれて徐々に
値をある一定値まで小さくしていくように制御すること
を特徴とする。
【0030】また、請求項4記載の時分割多重通信方式
は、請求項1または請求項2記載の時分割多重通信方式
において、現在情報通信用通信路として使用されている
タイムスロットの数Kとそれぞれの呼の発生時間の間隔
Tとを常時計測し、Kの値がNの値に対してある程度小
さいが増加傾向にあり、かつTの値が小さくなる傾向に
ある場合はMを大きくする方向に制御し、Kの値がNの
値に近づくかTの値が大きくなる傾向にある場合はMを
ある一定数まで小さくするように制御することを特徴と
する。
【0031】また、請求項5記載の時分割多重通信方式
は、請求項1または請求項2記載の時分割多重通信方式
において、現在発生している呼の種類を識別し、前記識
別された種類が所定時間以上タイムスロットを占有する
ことが予想される第1の種類か、所定時間未満で通信が
終了しタイムスロットの解放が可能になると予想される
第2の種類かに分別し、現在情報通信用通信路として使
用されているタイムスロットの数Kの値がNの値に近づ
いている場合には、前記第1の種類の呼より前記第2の
種類の呼の方を優先的に受け付けるように制御を行うこ
とを特徴とする。
【0032】また、請求項6記載の時分割多重通信方式
は、請求項5記載の時分割多重通信方式において、緊急
時には前記第1の種類の呼についてはKの値の如何に関
わらず新たな受け付けを抑止し、割り当て済みの情報通
信用タイムスロット数Gが情報通信用タイムスロット数
Uに等しくなったときは、緊急の度合いによって既に設
定されている所定時間以上タイムスロットを占有する呼
は強制的に終了させることを特徴とする。
【0033】また、請求項7記載の時分割多重通信方式
は、請求項2記載の時分割多重通信方式において、緊急
通信用のタイムスロットを常時ある一定数あらかじめ確
保し、該タイムスロットが通信中になると、通信制御用
通信路の数M及びそのタイムスロットのフレーム内にお
ける位置を示す情報に用いられる前記L個のタイムスロ
ットを緊急通信用のタイムスロットにし、常時空いてい
る緊急通信用のタイムスロットがある一定数確保するよ
うに制御を行うことを特徴とする。
【0034】また、請求項8記載のCATV通信システ
ムは、伝送媒体をCATVとし、CATVヘッドエンド
装置と各加入者端末装置との間に1対の周波数キャリア
もしくは複数の周波数キャリアによる通信路を構築し、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の時分割多重
通信方式により通信制御が行われることを特徴とする。
【0035】また、請求項9記載のCATV通信システ
ムは、請求項8に記載のCATV通信システムにおい
て、前記L個のタイムスロットは通信制御用通信路の数
M及びそのタイムスロットのフレーム内における位置を
示すための情報を伝送する為の使用に加えて、CATV
ヘッドエンド装置から各加入者端末装置への制御情報、
もしくは加入者への情報提供サービスに利用することを
特徴とする。
【0036】また、請求項10記載のCATV通信シス
テムは、請求項8に記載のCATV通信システムにおい
て、CATVヘッドエンド装置側ではそれぞれの呼に対
して異なるスクランブルをかけて情報通信用通信路のタ
イムスロット上に送出し、各加入者端末装置はタイムス
ロットから抽出した情報を個別に与えられる鍵でデスク
ランブルすることを特徴とする。
【0037】また、請求項11記載のCATV通信シス
テムは、請求項9に記載のCATV通信システムにおい
て、前記制御情報は、各加入者端末装置に個別に与える
鍵であることを特徴とする。
【0038】また、請求項12記載のCATV通信シス
テムは、請求項9に記載のCATV通信システムにおい
て、前記制御情報は、複数の周波数キャリアで開設され
てる通信路の周波数情報であることを特徴とする。
【0039】また、請求項13記載のCATV通信シス
テムは、請求項9に記載のCATV通信システムにおい
て、前記制御情報は、現在情報通信用通信路として使用
されているタイムスロットの数Kとそれぞれの呼の発生
時間の間隔Tとを常時計測し、KとTから算出される現
在発生中の呼量データと、現在発生している呼の種類が
所定時間以上タイムスロットを占有することが予想され
る第1の種類か、所定時間未満で通信が終了しタイムス
ロットの解放が可能になると予想される第2の種類かに
分別した情報と、に基づいて算出される通信路の使用状
況を示す情報とすることを特徴とする。
【0040】また、請求項14記載のCATV通信シス
テムは、請求項9に記載のCATV通信システムにおい
て、加入者への情報提供サービスとは、あらかじめ特定
の加入者集団をグループとして登録し、前記グループの
加入者への共通の告知サービスとすることを特徴とす
る。
【0041】また、請求項15記載のCATVヘッドエ
ンド装置は、請求項8ないし請求項14のいずれかに記
載のCATV通信システムに用いられるCATVヘッド
エンド装置であって、請求項1ないし請求項7のいずれ
かに記載の時分割多重通信方式により制御を行う時分割
多重通信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0042】また、請求項16記載の加入者端末装置
は、請求項8ないし請求項14のいずれかに記載のCA
TV通信システムに用いられる加入者端末装置であっ
て、CATVヘッドエンド装置から各加入者端末装置方
向の下り通信路の任意のタイムスロットから多重されて
いるデータを抽出する手段と、該抽出されたデータの内
容を解釈する手段と、各加入者端末装置からCATVヘ
ッドエンド装置方向の上り通信路の任意のタイムスロッ
トにデータを送出する手段と、前記解釈手段で解釈した
内容から加入者にメッセージを通知する通知手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0043】また、請求項17記載のCATV通信シス
テムは、請求項8に記載のCATV通信システムにおい
て、CATVヘッドエンド装置と各加入者端末装置との
距離によるデータの遅延時間を常時計測し、各加入者端
末装置から上りのタイムスロットへのデータの送出は前
記遅延時間分早くするように制御する遅延制御を行う場
合、フレームの先頭から1つもしくは複数のタイムスロ
ットを1つのまとまりとして遅延計測窓とし、前記遅延
計測窓として使用するタイムスロットの数を前記CAT
Vヘッドエンド装置の制御により任意に可変することを
可能としたことを特徴とする。
【0044】また、請求項18記載のCATV通信シス
テムは、請求項17に記載のCATV通信システムにお
いて、遅延制御の非確立状態では遅延計測窓として使用
するタイムスロット数を多くし、遅延制御の確立状態で
は情報通信用通信路として割当済のタイムスロットの数
が大きくなるにつれて遅延制御に支障が無い程度にまで
に少なくするように制御することを特徴とする。
【0045】また、請求項19記載のCATV通信シス
テムは、請求項17に記載のCATV通信システムにお
いて、複数の周波数キャリアを使用して時分割多重通信
を行う通信路が存在する場合、それぞれの周波数キャリ
ア毎に遅延計測窓として使用するタイムスロット数を任
意に可変制御を行うことを可能にしたことを特徴とす
る。
【0046】また、請求項20記載のCATVヘッドエ
ンド装置は、請求項17ないし請求項19のいずれかに
記載のCATV通信システム用いられるCATVヘッド
エンド装置であって、前記遅延計測窓として使用するタ
イムスロットの数を任意に可変する手段を備えたことを
特徴とする。
【0047】また、請求項21記載の加入者端末装置
は、請求項17ないし請求項19のいずれかに記載のC
ATV通信システム用いられる加入者端末装置であっ
て、請求項20に記載のCATVヘッドエンド装置から
の制御によってデータの送出タイミングを可変する手段
を備えたことを特徴とする。
【0048】
【作用】上記手段により、情報通信用通信路に割り当て
るタイムスロット数と、タイムスロットの割当及び解放
を設定する為の通信制御用通信路に割り当てるタイムス
ロット数との割合を、呼量に応じて変更することができ
るので、呼量が急増した場合には通信制御用通信路に割
り当てるタイムスロットを増加することが可能になる。
これにより限られた通信路をさらにフレキシブルに使用
することができ、呼損率を低く押さえることができる。
【0049】請求項1または請求項2記載の時分割多重
通信方式は、タイムスロットの割り当て及び解放を設定
するための通信制御用通信路に割り当てるタイムスロッ
ト数Mを時分割多重通信の管理者が通信状況に応じて任
意に設定する。
【0050】請求項3記載の時分割多重通信方式は、過
去の呼量の統計に基づいて呼が発生する時間帯に予め通
信制御用のタイムスロット数Mを多く準備して、通信制
御用タイムスロットの獲得を容易にし、情報通信用とし
て使用されるタイムスロット数Kが所定フレーム毎のタ
イムスロットの総数Nに近付くにつれて通信制御用のタ
イムスロット数Mをある一定数まで小さくして情報通信
用のタイムスロット数を多くして、情報通信用タイムス
ロットの獲得を容易にする。
【0051】請求項4記載の時分割多重通信方式は、現
在情報通信用通信路として使用されているタイムスロッ
トの数Kとそれぞれの呼の発生時間の間隔Tとを常時計
測することにより、呼量が増加傾向にあるかそうでない
かを判断することが可能となる。すなわち、Kの値がN
の値に対してある程度小さいが増加傾向にあり、かつT
の値が小さくなる傾向にある場合は、呼量が増加傾向に
あると判断し、通信制御用のタイムスロット数Mを大き
くする。逆に、Kの値がNの値に近づくかTの値が大き
くなる傾向にある場合は、もはや新たな呼の受付の必要
性が低下したと判断し、Mをある一定数まで小さくする
ように制御する。
【0052】請求項5記載の時分割多重通信方式は、現
在発生している呼の種類を識別し、呼の種類によってそ
の呼が所定時間以上タイムスロットを占有するか否かを
予想する。そしてKの値がNの値に近付いている場合に
は、所定時間以上タイムスロットを占有すると予想され
る呼より所定時間内で通信が終了すると予想される呼の
方を優先して受け付けることにより、短時間で終了する
呼を多数処理し呼損率を低下させることができる。
【0053】請求項6または請求項7記載の時分割多重
通信方式は、緊急通信用タイムスロットを確保して、緊
急時に緊急通信を行うことができる。
【0054】請求項8ないし請求項16記載のCATV
通信システム、CATVヘッドエンド装置及び加入者端
末装置は、時分割多重通信方式によるCATV通信シス
テムを構成し、前記L個の放送用タイムスロットにCA
TVヘッドエンド装置から各加入者端末装置への制御情
報の伝送または加入者への情報提供サービスに利用する
ことができる。
【0055】請求項17ないし請求項21記載のCAT
V通信システム、CATVヘッドエンド装置及び加入者
端末装置は、遅延制御の非確立状態では遅延計測窓とし
て使用するタイムスロット数を多くし、遅延制御の確立
状態では情報通信用通信路として割当済のタイムスロッ
トの数が大きくなるにつれて遅延制御に支障が無い程度
にまでに少なくするように制御することにより、通信路
制御用タイムスロット数または情報通信用タイムスロッ
ト数を増加させることができる。
【0056】
【実施例】次に図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明に係る時分割多重通信方式
を適用したCATV通信システムの実施例の構成を示す
システム構成図である。
【0057】図1において、従来技術を示す図9と同じ
構成要素には、同じ符号を付与して重複する説明を省略
する。従来技術との相違は、新たにスロット管理部11
4が加えられており、スロット制御部105は時分割多
重通信装置102を制御するとともに、通信におけるス
ロットの割当に関する情報をスロット管理部114に逐
次通知し、呼の発生によるAssのTSでの通信の開始
/終了時刻、スロットの割当が発生した時刻、割り当て
たスロット数、呼の終了時にスロットの割当を解除した
時刻及び呼の種別がスロット管理部114に記録され
る。
【0058】この通信システムにおいて、使用可能な全
TS数をN、Br−TSの数をL、Ass−TSの数を
M、Inf−TSの数をUとすると、 N=L+M+U …(1) 式(1)となる。
【0059】この式(1)における3つの変数L,M,
Uを、システムの状況に応じて最適に制御することが本
発明の骨子であり、このL,M,Uの値を決定するのが
スロット管理部114の役割となる。
【0060】このスロット管理部114による制御に関
する第1の実施例を以下に説明する。スロット管理部1
14ではスロット制御部105から得られる情報から1
つの呼の発生時刻と次に発生した呼の発生時刻の差Δt
を算出する。また、Ass−TSでの通信の開始/終了
時刻から現在通信中のAss−TSの数をF、すでに割
り当てられたInf−TSの数をGとして、以下の条件
が発生した場合に制御動作を行う。
【0061】(1)Fがある閾値(例えばMに対して8
0%)以上 (2)Δtがある閾値(例えばAss−TSでの通信時
間t1)以下 この2つの条件がそろったときは呼の発生が集中してる
状態であり、さらに、 (3)Fがある閾値(例えばUに対して60%)以下 の場合は、まだTSの総数Nに対して未割当のTSが十
分にある状態であるので、スロット管理部114ではA
ss−TSの数Mを増やすようにスロット制御部105
に通知する。これを受けたスロット制御部105では
L,M,Uの役割割当テーブルを更新し、図2(a)示
すような通常フレームフォーマットから新たにMを増や
した形の図2(b)に示すフレームフォーマットへ変更
し、Ass−TSの数及びそのフレーム内における位置
を示す情報をBr−TSを使用して放送するように時分
割多重通信装置102を制御する。
【0062】このような制御を行うことにより、呼の集
中発生時には、未使用のAss−TSが無いために、こ
の段階で通信が行えず呼損となるというような状態を回
避することができる。
【0063】逆に、既に割り当てられたInf−TSの
数Gの値がある閾値を越えてUに近くなるか等しくなっ
た場合は、Mの数を最小でM=1まで減らし、これをス
ロット制御部105に通知する。これを受けたスロット
制御部105ではL,M,Uの役割割当テーブルを更新
し、図2(c)示すような新たにMを減らした形のフレ
ームフォーマットにし、同様にAss−TSの数及びそ
のフレーム内における位置を示す情報をBr−TSを使
用して放送するように時分割多重通信装置102を制御
する。
【0064】すなわち、G=Uの状態では新たな呼は受
け入れられないため、Ass−TSは存在意義が薄れ、
Ass−TSとして未使用の状態で放置するよりも、こ
れをInf−TSに変更して呼の情報通信に使用するこ
とにより、TSの総数Nを余すことなく利用することが
でき、通信路の有効活用と呼損率の低下が図れる。
【0065】また、最終的に使用可能なTSが存在しな
くなった場合は、使用可能なInf−TSの数が0であ
ることを示す情報をBr−TSで送信するように制御が
行われる。以上の制御フローを図3に示す。
【0066】図3において、まず、1つの呼の発生時刻
と次に発生した呼の発生時刻の差;Δtを計算する(ス
テップS31)。次いで、Δtがある閾値(例えばAs
sのTSでの通信時間t1)より小さいか否か(ステッ
プS32)及びFがMより小さいか否か(ステップS3
3)を判定する。ステップS32及びステップS33の
判定が共にYesであれば、呼の発生が集中している状
態であるので、次いでGが閾値1以下であるか否かを判
定する(ステップS34)。ステップS32またはステ
ップS33の判定のいずれかがNoであれば、呼の発生
が集中している状態ではないので、ステップS36へ移
る。
【0067】ステップS34の判定でYesであれば、
Ass−TSを増加させる余地があるので、スロット制
御部105へAss−TSの数を増やすように通知する
(ステップS35)。ステップS34の判定でNoであ
れば、次いでGが閾値2以上であるか否かを判定する
(ステップS36)。
【0068】ステップS36の判定でYesであれば、
スロット制御部105へAss−TSの数を減らすよう
に通知する(ステップS37)。ステップS36の判定
でNoであれば、現在のTS役割を変更する必要がない
ので、ステップS31へ戻る。
【0069】次に、このスロット管理部114による制
御に関する2番目の実施例を以下に説明する。
【0070】スロット制御部105から得られる呼の発
生時刻を含む呼に関する情報を、1時間、1日、1月な
どある一定の期間で統計を取る。この統計データに基づ
いてあらかじめ呼の集中する時間帯を算出し、 (1)Gがある閾値(例えばUに対して40%)以下 の条件が成立する場合には、この呼が集中する時間帯に
入る前に、図2(b)のようにMの値を大きくしたフレ
ームにしておくものである。これにより、第1の実施例
と同様の制御を行うことで、呼の集中発生時には未使用
のAssのTSが無くなり、この段階で通信が行えず呼
損となるというような状態は回避することが可能にな
る。また、逆にGの値がUに近くなるか等しくなった場
合には、実施例1と同じように制御をおこなうものであ
る。この制御フローを図4に示す。
【0071】図4において、まず呼の発生に関する統計
データを参照する(ステップS41)。次いで、呼の多
く発生する時間帯かどうかを判定する(ステップS4
2)。呼の多く発生する時間帯であれば(ステップS4
2の判定でYes)、スロット制御部105へAss−
TSの数を増やすように通知する(ステップS43)。
【0072】呼の多く発生する時間帯でなければ(ステ
ップS42の判定でNo)、次いでGが閾値2以上であ
るか否かを判定する(ステップS44)。ステップS4
4の判定でYesであれば、スロット制御部105へA
ss−TSの数を減らすように通知する(ステップS4
5)。ステップS44の判定でNoであれば、スロット
制御部105へAss−TSの数を通常の数にするよう
に通知する(ステップS46)。
【0073】次に、発生した呼の種類を判別し、呼の種
類に基づいて制御を行う3番目の実施例について説明す
る。つまりInf−TSをたとえば電話として使用する
場合とVOD等による映像の伝送に用いる場合では、映
像の伝送に使用するTSの数が格段に多くなるのは自明
である。未割当のTSの数が少なくなってきたときに
は、VOD等の大量にTSを使用する呼の要求に応える
だけのTSは存在しないが、電話程度であれば使用でき
るTSが存在する状況が発生する。また、VOD等の場
合はある固定期間(例えば1時間半から2時間程度)T
Sを占有することが予想されるが、電話であれば平均通
話時間は2分程度であるからTSの占有時間にも違いが
存在する。このことを踏まえて、図5に示すように以下
の制御を行うものである。
【0074】図5において、まず呼が発生すると呼の種
類を判別し、VODのような長時間タイムスロットを占
有すると予想される種類:Aタイプと、電話のような短
時間に通信が終了すると予想される種類:Bタイプとに
分ける(ステップS51)。次いで、すでに割り当てら
れたInf−TSの数Gについて、Gがある閾値(例え
ばUに対して80%)以上か否かを判定する(ステップ
S52)。Gがこの閾値未満であれば(ステップS52
の判定がNo)、なにも行わず通常の制御へ移る(ステ
ップS53)。Gがこの閾値以上であれば(ステップS
52の判定がYes)、次いで呼の種類を判定する(ス
テップS54)。
【0075】ステップS54の判定において、タイムス
ロットを長時間占有すると予想されるAタイプであれ
ば、スロット管理部114からスロット制御部105に
VOD等の長時間多数のTSを占有する呼の受付不可通
知を出し、スロット制御部105では上記の要求を受け
た場合には受付不可を呼を発生した加入者に通知する
(ステップS55)。
【0076】ステップS54の判定において、短時間に
通信が終了すると予想されるBタイプであれば、空きタ
イムスロットがあるかどうかが判定され(ステップS5
6)、空きタイムスロットがあれば、スロット制御部1
05から受付可能を呼を発生した加入者に通知する(ス
テップS57)。空きタイムスロットがなければ、スロ
ット制御部105から空きタイムスロットがないことを
呼を発生した加入者に通知する(ステップS58)。
【0077】このように未割り当てのTSが少なくなっ
た場合は、電話等のTSを多数必要としない呼を優先す
ることにより、呼損率を低下させ多数のサービス要求者
を満足させることができる。
【0078】上記1から3の実施例で示した制御方法は
単独で行う効果はもとより、3つを併用することも可能
であり、制御は更に効果的になる。
【0079】次に本発明の他の実施例として、Br−T
Sを利用した情報提供に関する実施例を以下に説明す
る。BrのTSはAssのTSに関する情報を提供する
のが主たる役割であるが、この情報の隙間、もしくは空
きTSが多く存在する場合には、このBrのTSを増や
してその他の情報提供を行うものである。
【0080】まず第1の実施例としてデスクランブルの
鍵をこのBr−TSで配送する例を示す。
【0081】通信サービスや有料放送を行うCATVの
ようなヘッドエンドと各加入者がマルチポイント接続さ
れている時分割多重通信においては、個々のTS上での
通信を第3者に傍受されないようにしなければならな
い。そこで割り当てたTS上での通信毎に異なるスクラ
ンブルをかけ、加入者は個々に配送される鍵データを使
用してデスクランブルするという手法がとられる。この
ときのスクランブルの方式は様々な方式が考えられる
が、ここではスクランブルの方式には依存しないので特
に規定しない。
【0082】Ass−TS上でのInf−TS割り当て
のための加入者とヘッドエンドとの通信において、スロ
ット制御部105は、割り当てるTSの情報とスクラン
ブルを解く鍵をスロット管理部114から受け取り、加
入者端末装置に通知する。Inf−TSは、この鍵で解
くことが可能なスクランブルをかけて伝送され、加入者
は鍵を使用してスクランブルを解く。このように鍵の配
送を通信路の設定時に行うため、鍵の更新が容易であ
り、隠匿性の高いスクランブルをかけることができる。
【0083】また、第2の実施例としてシステム全体に
関わる情報をBr−TSを使用して提供する例を以下に
示す。
【0084】まず、複数のキャリアを使って通信路を設
定している場合などには、Br−TSを使用してこの周
波数情報を提供する。これは上記のような時分割多重通
信路が複数の周波数に存在する場合、通常1つの送受信
機しか持たない加入者端末では、変復調器の周波数を随
時使用する周波数に切り替える必要がある。この切り替
えの際に、ヘッドエンド装置から送られた周波数に関す
る情報を参照することにより切り替えが容易になる。
【0085】さらに、加入者端末装置のセットアップや
保守のために、常時システムに関する情報をBr−TS
を使用して放送する。そして、これから設置される加入
者端末装置には、Br−TSをアクセスするようにプロ
グラムした初期設定用プログラムを予め格納しておく。
これにより、新規にCATV回線に端末装置を接続する
場合、図6に示すように、端末装置の初期設定用プログ
ラムが動作して、自動的にBr−TSをアクセスし、端
末装置の初期設定に必要な情報は、このBr−TSから
すべてダウンロードし、自身の書き換え可能なブートR
OMにデータを記録し、以後電源投入時はこのブートR
OMから端末装置を起動するようにすることができる。
このようなプラグイン端末装置を提供することで、加入
者に端末装置を設置する際の作業が非常に簡単になり、
また作業時間も大幅に短縮することができる。
【0086】さて、呼の発生率が急激に変化するのは統
計的に特定される場合とそうでない場合がある。上記は
統計的に特定される場合を想定とした制御であるが、災
害の発生時など緊急時には別の制御が必要となる。この
緊急時の制御フローを図7に示す。
【0087】図7において、まず、緊急時を認識したス
ロット管理部114からスロット制御部105へ、長時
間、多数のTSを占有すると予想されるAタイプの呼
は、新たに受け付けないことを通知する(ステップS7
1)。次いで、すでに割り当てられたInf−TSの数
Gについて、Gが閾値1以下か否かを判定する(ステッ
プS72)。Gが閾値1以下であれば、緊急時の呼の急
増に応じられるように、スロット管理部114からスロ
ット制御部105へ、Ass−TSの数を増やすように
通知する(ステップS73)。Gが閾値1より大きけれ
ば、Gが閾値2以上か否かを判定する(ステップS7
4)。Gが閾値2未満であれば、特になにも制御は行わ
ずに終了する。
【0088】Gが閾値2以上であれば、次いで緊急度が
大きいか否かを判定する(ステップS75)。緊急度が
大きければ、緊急通信用のタイムスロットを確保するた
め、Aタイプの呼を強制的に切断する(ステップS7
6)。緊急度が小さければ、スロット管理部114から
スロット制御部105へ、Ass−TSの数を減らすよ
うに通知する(ステップS77)。
【0089】このように緊急時には電話等の最低限必要
な呼を優先する制御をかけることでシステムとしての信
頼度が増す。
【0090】また、110,119等への緊急通報も考
慮したTSの構成例を図2(d)に示す。ここではAs
s−TSの内2つを緊急通信用のTS(Em−TS)と
して設定している。これは緊急時のTS要求専用のTS
であり、このTSで要求は他のAss−TSでの要求よ
り優先的に許可され、このEm−TSで指定された相手
先に優先的に接続できるようにするものである。また、
このTSは常に一定数空いている必要があり、1つの呼
がEm−TSを使用している間は、更に別のAss−T
SをEm−TSに役割を変更し、使用可能なEm−TS
が常に一定数存在している状態にしておくように制御が
なされる。
【0091】また、このBr−TSにIDをつけ、ID
によって受信可能な受信者に限定することにより、あら
かじめ定められた加入者に必要な情報を提供するサービ
スが行える。例えば各加入者で特定のグループIDを設
定(例えば学校のクラス、学年など)し、このID毎に
情報を提供することにより、従来行われていた緊急連絡
網などの電話連絡は必要無くなり、情報発信者(学校な
ど)がヘッドエンド装置に連絡内容とIDを付加して送
信するとこのデータがヘッドエンド装置に登録され、あ
る一定期間Br−TSでこのグループIDと情報を提供
したりするものである。このようなCATV上の通信で
は掲示板や伝言板サービスを行うことが容易であり、サ
ービスの拡充は新規加入者の促進にもつながる。
【0092】さて、遅延制御のTSの使用については従
来例で説明したが、このTSの必要とする幅は、各端末
装置の制御の状態によって変わってくる。全く制御され
ていない状態では、ヘッドエンド装置からのポーリング
メッセージに対する各端末装置の応答がどの程度の遅延
時間で行われるかわからないため、上りの遅延制御用の
タイムスロット:DLC−TSはある程度大きくしてお
く必要があり、全ての端末装置に対して制御がかかって
いる状態では、最長の応答時間を示す端末装置からの応
答が受信できる程度の幅があればよいことになる。
【0093】そこで図8(a)に示すように、遅延制御
が未確立の状態では、1フレーム中でDLC−TSとし
て使用する幅を広くし、遅延制御が確立した段階では、
同図(b)に示すように、DLC−TSの幅を狭くし、
通信路として使用可能な全TS数Nを増やすように制御
する。このように、遅延制御の状態によって1フレーム
中でDLC−TSとして使用する幅を可変とすることに
より、全体として通信路として使用可能なTSが増える
ため、その分だけ呼損率は低下する。
【0094】ただし、突然遅延制御からはずれる端末が
存在する可能性もあるため、DLC−TSを減らすと、
制御下にない端末からの応答により、他のTSでの通信
に悪影響を与える可能性がある。そこでDLC−TSを
減らして得たTSは、Ass−TSやBr−TSとして
使用し、その分だけAss−TSやBr−TSをInf
−TSとして使用することにより、実際の情報通信で使
用しているTSに影響を与えないようにする。さらに図
8(c)に示すように、TSの割当は1フレーム中でD
LC−TSの反対側から順次割り当てることにより、遅
延制御未確立の端末装置からの悪影響を極めて少なくす
ることができる。
【0095】以上、本発明に係る時分割多重通信方式の
例として、CATV通信システムにおけるタイムスロッ
トの割当制御に関する好ましい実施例をいくつか説明し
たが、これらは本発明の範囲を限定するものではなく、
デマンドアサインを行う時分割多重通信システムではど
のような伝送媒体においても本発明を適用することがで
きるのは明らかである。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信路の使用状態により通信制御用のタイムスロットと情
報通信用のタイムスロットの割合を任意に可変する制御
をおこなうため、タイムスロットを余すことなく使用で
き、呼損率を低下させることが可能になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時分割多重通信方式を用いたCA
TV通信システムの実施例の構成を示す機能ブロック図
である。
【図2】本発明の実施例のスロット構成を示す図であ
る。
【図3】スロット管理装置による呼の集中時のスロット
役割変更制御のフローチャートである。
【図4】スロット管理装置による統計データに基づく時
間帯別のスロット役割変更制御のフローチャートであ
る。
【図5】スロット管理装置による呼の種別で受付制御を
おこなう制御フローチャートである。
【図6】プラグオン端末装置の初期設定動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】緊急時におけるスロット管理装置による制御フ
ローチャートである。
【図8】本発明の実施例における遅延制御によるスロッ
ト構成の変更を示す図である。
【図9】従来例の時分割多重通信方式を用いたCATV
通信システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図10】ヘッドエンド装置から各加入者端末装置に対
する遅延制御の制御フローチャートである。
【図11】デマンドアサインを行う時分割多重通信方式
のCATVシステムにおける通信手順を示す制御フロー
図である。
【符号の説明】
101 CATVヘッドエンド装置 102 時分割
多重通信装置 103 データ多重装置 104
データ抽出装置 105 スロット制御部 106 変調器 107 復調器 108 交換機
109 交換制御部 110 ビデオ制御部
111 ビデオサーバー 112 システム制御部
113 CATV伝送路 120 加入者端末装置
121 復調器 122 変調器 123 時
分割多重通信装置 124 データ抽出装置 12
5 データ多重装置 126 マイコン 127
通信装置 128 ユーザーインターフェース装置 129 映
像処理装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼の発生によりタイムスロットを通信路
    として割り当て、前記呼の終了時には前記タイムスロッ
    トを解放するデマンドアサイン方式の時分割多重通信方
    式において、所定フレーム毎のタイムスロットの総数を
    Nとしたとき、その内のM個のタイムスロットをタイム
    スロットの割当及び解放を設定する為の通信制御用通信
    路に割り当て、残りN−M=U個のタイムスロットを情
    報通信用通信路に割り当て、前記Mの数を時分割多重通
    信の管理者が任意に設定することを特徴とする時分割多
    重通信方式。
  2. 【請求項2】 呼の発生によりタイムスロットを通信路
    として割り当て、前記呼の終了時には前記タイムスロッ
    トを解放するデマンドアサイン方式の時分割多重通信方
    式において、所定フレーム毎のタイムスロットの総数を
    Nとしたとき、その内のM個のタイムスロットをタイム
    スロットの割当及び解放を設定する為の通信制御用通信
    路に割り当て、U個のタイムスロットを情報通信用通信
    路に割り当て、L個のタイムスロットを少なくとも前記
    通信制御用通信路のタイムスロットの数M及び該タイム
    スロットのフレーム内における位置を示すための情報を
    伝送する放送用タイムスロットに割り当て、N=L+M
    +Uを満足させながら前記L,M,Uの値を時分割多重
    通信の管理者が任意に設定することを特徴とする時分割
    多重通信方式。
  3. 【請求項3】 前記通信制御用通信路のタイムスロット
    の数Mは、過去の呼量の統計にもとづいて呼の発生時間
    帯を算出し、前記算出された時間帯ではタイムスロット
    の総数Nに対して現在情報通信用通信路として使用され
    ているタイムスロットの数Kが少ない状態ではあらかじ
    め大きな値に設定しておき、KがNに近づくにつれて徐
    々に値をある一定値まで小さくしていくように制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の時分割
    多重通信方式。
  4. 【請求項4】 現在情報通信用通信路として使用されて
    いるタイムスロットの数Kとそれぞれの呼の発生時間の
    間隔Tとを常時計測し、Kの値がNの値に対してある程
    度小さいが増加傾向にあり、かつTの値が小さくなる傾
    向にある場合はMを大きくする方向に制御し、Kの値が
    Nの値に近づくかTの値が大きくなる傾向にある場合は
    Mをある一定数まで小さくするように制御することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の時分割多重通信
    方式。
  5. 【請求項5】 現在発生している呼の種類を識別し、前
    記識別された種類が所定時間以上タイムスロットを占有
    することが予想される第1の種類か、所定時間未満で通
    信が終了しタイムスロットの解放が可能になると予想さ
    れる第2の種類かに分別し、現在情報通信用通信路とし
    て使用されているタイムスロットの数Kの値がNの値に
    近づいている場合には、前記第1の種類の呼より前記第
    2の種類の呼の方を優先的に受け付けるように制御を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の時分
    割多重通信方式。
  6. 【請求項6】 緊急時には前記第1の種類の呼について
    はKの値の如何に関わらず新たな受け付けを抑止し、割
    り当て済みの情報通信用タイムスロット数Gが情報通信
    用タイムスロット数Uに等しくなったときは、緊急の度
    合いによって既に設定されている所定時間以上タイムス
    ロットを占有する呼は強制的に終了させることを特徴と
    する請求項5記載の時分割多重通信方式。
  7. 【請求項7】 緊急通信用のタイムスロットを常時ある
    一定数あらかじめ確保し、該タイムスロットが通信中に
    なると、通信制御用通信路の数M及びそのタイムスロッ
    トのフレーム内における位置を示す情報に用いられる前
    記放送用タイムスロットを緊急通信用のタイムスロット
    に順次変更し、常時空いている緊急通信用のタイムスロ
    ットがある一定数確保されるように制御を行うことを特
    徴とする請求項2記載の時分割通信方式。
  8. 【請求項8】 伝送媒体をCATVとし、CATVヘッ
    ドエンド装置と各加入者端末装置との間に1対の周波数
    キャリアもしくは複数の周波数キャリアによる通信路を
    構築し、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の時
    分割多重通信方式により通信制御が行われることを特徴
    とするCATV通信システム。
  9. 【請求項9】 L個のタイムスロットは、通信制御用通
    信路の数M及びそのタイムスロットのフレーム内におけ
    る位置を示すための情報を伝送する為の使用に加えて、
    CATVヘッドエンド装置から各加入者端末装置への制
    御情報、もしくは加入者への情報提供サービスに利用す
    ることを特徴とする請求項8に記載のCATV通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 CATVヘッドエンド装置側ではそれ
    ぞれの呼に対して異なるスクランブルをかけて情報通信
    用通信路のタイムスロット上に送出し、各加入者端末装
    置はタイムスロットから抽出した情報を個別に与えられ
    る鍵でデスクランブルすることを特徴とする請求項8に
    記載のCATV通信システム。
  11. 【請求項11】 前記制御情報は、各加入者端末装置に
    個別に与える鍵であることを特徴とする請求項9に記載
    のCATV通信システム。
  12. 【請求項12】 前記制御情報は、複数の周波数キャリ
    アで開設されてる通信路の周波数情報であることを特徴
    とする請求項9に記載のCATV通信システム。
  13. 【請求項13】 前記制御情報は、現在情報通信用通信
    路として使用されているタイムスロットの数Kとそれぞ
    れの呼の発生時間の間隔Tとを常時計測し、KとTから
    算出される現在発生中の呼量データと、現在発生してい
    る呼の種類が所定時間以上タイムスロットを占有するこ
    とが予想される第1の種類か、所定時間未満で通信が終
    了しタイムスロットの解放が可能になると予想される第
    2の種類かに分別した情報と、に基づいて算出される通
    信路の使用状況を示す情報とすることを特徴とする請求
    項9に記載のCATV通信システム。
  14. 【請求項14】 加入者への情報提供サービスとは、あ
    らかじめ特定の加入者集団をグループとして登録し、前
    記グループの加入者への共通の告知サービスとすること
    を特徴とする請求項9に記載のCATV通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし請求項14のいずれか
    に記載のCATV通信システムに用いられるCATVヘ
    ッドエンド装置であって、 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の時分割多重
    通信方式により制御を行う時分割多重通信制御手段を備
    えたことを特徴とするCATVヘッドエンド装置。
  16. 【請求項16】 請求項8ないし請求項14のいずれか
    に記載のCATV通信システムに用いられる加入者端末
    装置であって、 CATVヘッドエンド装置から各加入者端末装置方向の
    下り通信路の任意のタイムスロットから多重されている
    データを抽出する手段と、 該抽出されたデータの内容を解釈する手段と、 各加入者端末装置からCATVヘッドエンド装置方向の
    上り通信路の任意のタイムスロットにデータを送出する
    手段と、 前記解釈手段で解釈した内容から加入者にメッセージを
    通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする加入者端末装置。
  17. 【請求項17】 CATVヘッドエンド装置と各加入者
    端末装置との距離によるデータの遅延時間を常時計測
    し、各加入者端末装置から上りのタイムスロットへのデ
    ータの送出は前記遅延時間分早くするように制御する遅
    延制御を行う場合、フレームの先頭から1つもしくは複
    数のタイムスロットを1つのまとまりとして遅延計測窓
    とし、前記遅延計測窓として使用するタイムスロットの
    数を前記CATVヘッドエンド装置の制御により任意に
    可変することを可能としたことを特徴とする請求項8に
    記載のCATV通信システム。
  18. 【請求項18】 遅延制御の非確立状態では遅延計測窓
    として使用するタイムスロット数を多くし、遅延制御の
    確立状態では情報通信用通信路として割当済のタイムス
    ロットの数が大きくなるにつれて遅延制御に支障が無い
    程度にまでに少なくするように制御することを特徴とす
    る請求項17に記載のCATV通信システム。
  19. 【請求項19】 複数の周波数キャリアを使用して時分
    割多重通信を行う通信路が存在する場合、それぞれの周
    波数キャリア毎に遅延計測窓として使用するタイムスロ
    ット数を任意に可変制御を行うことを可能にしたことを
    特徴とする請求項17に記載のCATV通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項17ないし請求項19のいずれ
    かに記載のCATV通信システム用いられるCATVヘ
    ッドエンド装置であって、 前記遅延計測窓として使用するタイムスロットの数を任
    意に可変する手段を備えたことを特徴とするCATVヘ
    ッドエンド装置。
  21. 【請求項21】 請求項17ないし請求項19のいずれ
    かに記載のCATV通信システム用いられる加入者端末
    装置であって、 請求項20に記載のCATVヘッドエンド装置からの制
    御によってデータの送出タイミングを可変する手段を備
    えたことを特徴とする加入者端末装置。
JP7130292A 1995-05-29 1995-05-29 時分割多重通信方式及びcatv通信システム Pending JPH08331091A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008507210A (ja) * 2004-07-14 2008-03-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド 鍵を送付するための方法および装置
JP2008118344A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Kokusai Electric Inc 放送伝送装置

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