JP2008116816A - 歌唱・演奏用装置及び歌唱・演奏用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配信サーバ1は、演奏前のライブ会場6を撮影した背景映像と背景映像と同じアングルで演奏中のライブ会場を撮影した配信映像とを保持し、歌唱・演奏用装置2に背景映像、配信映像を順に配信する。歌唱・演奏用装置2は、背景映像を自装置内に格納する。歌唱・演奏用装置2は、配信映像を受信すると、配信映像に利用者8が選択したパートが含まれている場合、自装置のカメラ31で撮影した利用者8と背景映像とを合成してモニタ34に表示する。また、配信映像に利用者8が選択したパートが含まれていない場合は、配信映像と背景映像とを合成してモニタ34に表示する。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1のカラオケ映像合成装置は、歌唱者をカメラで撮影し、歌唱者の画像を演奏曲の映像上に合成して、歌詞コードとともにモニタに表示している。これにより、歌唱者は、歌唱中の歌唱者自身が表示されているモニタを見ながら歌唱することができる。この際、演奏曲の映像は、予め設定された画一的なものである。
また、演奏曲の映像に演者が含まれている場合は、演奏曲の映像に歌唱者を合成すると、歌唱者と演者側の歌手との二人が同一モニタ上に表示されるため、同じパートの人物が2名存在してしまう。
これにより、歌唱・演奏用装置は、自装置のカメラで撮影した撮影データをモニタに表示することができるので、利用者は、自身の映像をモニタで見ることができ、高揚感を得ることができる。
これにより、利用者は、自ら指定したパートに該当する映像が配信される際には、歌唱・演奏用装置で利用者自身を撮影した撮影データをモニタに表示することができる。このため、利用者は、自身が演奏者(配信映像に含まれる)と一体化して歌唱・演奏しているような臨場感を得ることがえきる。
これにより、利用者は、自身が演奏者と同じ会場で一緒に歌唱・演奏しているように感じ、より高揚感と臨場感を得ることができる。
これにより、配信サーバは、演奏中の会場を撮影した配信映像を歌唱・演奏用装置に配信することができる。利用者は、演奏者と一緒に歌唱・演奏することができるので、高揚感を得ることができる。
これにより、歌唱・演奏用装置は、配信映像の配信時、背景映像を予め自装置内に保持しているので、配信サーバから随時受信する配信映像のデータ量が少なくてすむ。このため、ネットワークの負荷に関係なく、歌唱・演奏用装置は、配信サーバからスムーズに配信映像を取得することができる。
これにより、歌唱・演奏用装置は、ライブ映像をリアルタイムで取得することができるので、利用者は、リアルタイムで演奏者と一緒に歌唱・演奏することができる。このため、利用者には、より臨場感とより高揚感を与えることができる。
本発明の第1実施形態に係る歌唱・演奏用装置及び歌唱・演奏用システムについて、図1〜4を参照して説明する。
図1は、歌唱・演奏用システムを構成する配信サーバ1及び歌唱・演奏用装置2の機能を示すブロック図である。図2は、ライブ会場6で演奏中の演奏者7(7a〜7d)とカメラ4(4a〜4c)との配置を示す図である。図3は、居室9で演奏中の利用者8とカメラ31との配置を示す図である。図4は、演奏曲の映像データの構成を示す図である。図4(A)は、配信映像12を示す。図4(B)は、パート情報の差し替え後の配信映像12を示す。図4(C)は、モニタに表示する映像を示す。
配信サーバ1のデータベース100には、予めライブ会場で演奏される曲のMPEG2形式の背景映像13とMIDI形式の楽譜・歌詞データ14が格納されている。また、ライブ開始中には、演奏者7を撮影した映像に基づく配信映像12や、演奏者7の演奏を録音した楽曲データ11が随時配信サーバ1のRAM101内に一時的に格納される。そして、配信サーバ1は、これら楽曲データ11及び配信映像12を歌唱・演奏用装置2に随時配信する。
背景映像13は、複数の背景映像データと背景映像データ毎に付与された撮影情報とから構成される。背景映像13は、カメラ番号、カメラの撮影方向、カメラ設置距離の順に並べられており、各背景映像データは、カメラ番号とカメラの撮影方向とカメラ設置距離とが同じものが存在しない。すなわち、それぞれに異なるアングル及び距離で撮影された複数種類の背景映像データが存在する。
配信映像12は、図2に示すように、ライブ会場6のステージ61上で演奏している演奏者7を撮影して、映像データを生成する。複数台のカメラ4は、固定位置に設置され、ズーム等の処理を行いながら、演奏者7を撮影する。映像データは、カメラ4の撮影画像から、背景を取り除き演奏者7のみを抽出して作成される。映像データには、撮影した演奏者のパートがパート情報として付与され、撮影したカメラ番号(4a〜4c)とカメラの撮影方向(x1〜x3)とカメラ設置距離(d1〜d4)とが撮影情報として付与される。
なお、第1実施形態では、3台のカメラ4を用いて演奏者7(7a〜7d)の撮影を行っているが、これに限らず、より多くの台数のカメラ4を用いて撮影を行ってもよい。更に、カメラ4をパート毎に設けて撮影を行ってもよい。
また、パートに「ギター」を選択した場合、ミキサ27には、CPU20から入力された楽曲データ11、及び、マイク25、A/D変換部26を介して利用者が演奏したギターのギター音からなる音声信号が入力される。更に、ミキサ27は、CPU20から入力された楽曲データ11から「ギター」の楽曲データ11を消去し、必要に応じて「ギター」のガイドメロディの消去を行う。
データ合成部33は、配信映像12の映像データに付与されたパート情報に基づいて、背景映像13の背景映像データの上に合成する映像(配信映像12の映像データ又は利用者8の撮影データ)を選択する。パート情報が「カメラ撮影」の場合は、利用者8の撮影データを利用して、それ以外の場合は映像データを利用する。データ合成部33は、背景映像13の上に、配信映像12の映像データ及び利用者8の撮影データのいずれか一方と楽譜・歌詞データ14と種々のOSDとを合成して、映像信号を生成する。この合成された映像信号は、モニタ34に表示される。
次に、演奏時、モニタ34に表示されるデータの処理の流れについて、図5を参照して説明する。なお、スピーカ29から放音される音声信号については、説明を省略する。
図5は、演奏時の映像に関する処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
なお、説明を簡単化するため、利用者8が、図2に示すライブ会場での演奏曲を選択し、「ボーカル」のパートを選択した場合について説明する。この際、配信サーバ1から歌唱・演奏用装置2が受信する配信映像12は、図4(A)に示す映像データの構成とする。
以上で、歌唱・演奏用装置2による演奏処理を終了する。
また、第1実施形態では、歌唱・演奏用装置2は、自装置のカメラ31の設置位置の移動や撮影時のズーム等の処理を行っている。しかしながら、これに限らず、歌唱・演奏用装置2は、自装置のカメラ31の制御を行わず、一定の方向から利用者8と一定の距離を設けて撮影を行ってもよい。この際、歌唱・演奏用装置2のモニタ34に出力する映像信号は、一定方向からステージ61まで一定の距離を設けて撮影した背景映像13の背景映像データに利用者8の撮影データ等を合成して生成される。
また、歌唱・演奏用装置2は、利用者8の演奏前に、予め背景映像13を配信サーバ1から取得して自装置内に格納する。これにより、利用者8の演奏時、ライブ会場から配信される映像が演奏者7のみから構成されるため、歌唱・演奏用装置2は、一度に配信サーバ1から受信するデータ量を少なくすることができる。このため、歌唱・演奏用装置2は、ネットワーク5の負荷の影響を受けにくく、ライブ会場6の演奏者7の映像をリアルタイムに受信することができ、利用者8は、リアルタイムでライブ会場6の演奏者7と一緒に演奏する感覚を享受することができる。
本発明の第2実施形態に係る歌唱・演奏用装置2について、図6を参照して説明する。
図6は、配信サーバ1及び歌唱・演奏用装置2の機能を示すブロック図である。
第1実施形態では、ライブ会場6の演奏をリアルタイムに配信するが、第2実施形態では、ライブ会場6の演奏を予め配信サーバ1内に格納しておき、利用者の要求により配信する。これにより、利用者8は好きなタイミングで、ライブ会場6の演奏者7と一緒に演奏することができる。
配信サーバ1のデータベース100には、複数の演奏曲が格納され、演奏曲毎に、MIDI形式の楽曲データ11とMPEG2形式の配信映像12とMPEG2形式の背景映像13とMIDI形式の楽譜・歌詞データ14が設けられる。
音源35では、CPU20により入力された楽曲データ(ノートイベントデータ等)11に応じて楽音信号を形成する。形成した楽音信号はミキサ27に入力される。
また、ミキサ27では、音源35が発生した複数の楽音信号、及び、マイク25、A/D変換部26を介して入力された利用者8からの音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ここで、ミキサ27が各音声信号に付与する効果及びミキシングのバランスはCPU20によって制御される。ミキシングされたデジタルの音声信号はサウンドシステム28に入力される。この際、CPU20からの指示を受け、音源35から入力された複数の楽音信号のうち、パートに該当する楽音信号を消去する。また、ミキサ27は、他のパートのガイドメロディを消去する。ミキサ27は、必要に応じて該当するパートのガイドメロディについても消去する。
また、歌唱・演奏用装置2は、演奏中の利用者8を撮影し、利用者8と同じパートの演奏者7の映像を利用者8の映像に差し替えて自装置のモニタ34に表示する。これにより、利用者8に対してライブ会場6で演奏者7と一緒に演奏しているような感覚を与え、利用者8に高揚感をもたらす。
Claims (6)
- 複数の演奏者の各々の演奏パートを特定するパート情報及び前記演奏者の撮影情報が映像データ毎に付与されている配信映像と、歌唱用データとを受信する受信手段と、
装置本体に接続されたカメラと、
前記受信手段で受信した映像データのパート情報と予め指定した指定パートとに基づいて、該指定パートに対応する映像データを前記カメラで撮影した撮影データに差し替えて表示用映像データを形成する表示用映像データ形成手段と、
前記表示用映像データ形成手段で形成された表示用映像データを出力するモニタと、
を備えた歌唱・演奏用装置。 - 撮影情報が背景映像データ毎に付与されている背景映像を記憶する背景映像記憶手段を更に備え、
前記表示用映像データ形成手段は、前記受信手段で受信した映像データのパート情報に予め指定した指定パートが含まれるとき、前記カメラで撮影した撮影データと前記背景映像データとを合成し、前記受信手段で受信した映像データのパート情報に予め指定した指定パートが含まれないとき、受信した映像データと前記背景映像データとを合成する請求項1に記載の歌唱・演奏用装置。 - 前記表示用映像データ形成手段は、前記受信手段で受信した映像データの撮影情報に基づき、前記カメラの撮影位置と撮影方向を決定する請求項1又は請求項2に記載された歌唱・演奏用装置。
- 配信サーバと、該配信サーバとネットワーク接続された複数の請求項1〜請求項3のいずれかに記載の歌唱・演奏用装置と、を備え、
前記配信サーバは、前記配信映像を前記歌唱・演奏用装置に配信し、
該歌唱・演奏用装置は、該配信映像を受信するとともに、前記表示用映像データ形成手段により表示用映像データを形成し、前記モニタに出力する歌唱・演奏用システム。 - 配信サーバと、該配信サーバとネットワーク接続された複数の請求項2又は請求項3のいずれかに記載の歌唱・演奏用装置と、を備え、
前記配信サーバは、前記背景映像を自装置内に格納し、第一の段階で、背景映像を前記歌唱・演奏用装置に配信し、第二の段階で、配信映像を該歌唱・演奏用装置に配信し、
該歌唱・演奏用装置は、第一の段階で、前記背景映像を受信すると、前記背景映像記憶手段により該背景映像を記憶し、第二の段階で前記配信映像を受信するとともに、前記表示用映像データ形成手段により表示用映像データを形成し、モニタに出力する歌唱・演奏用システム。 - 前記配信サーバは、第二の段階において、ライブ映像を取得して、歌唱用データ及び映像データを順次生成し、前記歌唱・演奏用装置に配信する請求項4又は請求項5の歌唱・演奏用システム。
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