JPH09247532A - 画像合成方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージの出演者の生の画像を背景画像に合
成することにより、スクリーンやテレビなどの表示画像
を出演者ごとに変化させ、使用者や周囲の同席者の興味
を強く引き付けることができ、カラオケ装置に好適な画
像合成方法および装置を提供する。 【解決手段】 背景用画像情報は背景用画像内での出演
者の出演位置を示す出演位置情報を含み、出演者が出演
するステージには出演位置を示すマークを設け、出演位
置情報を出演者に視認可能となるように表示し、出演位
置情報が示す出演位置にいる出演者の出演画像を撮影し
背景用画像と合成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、背景画像と出演者
の生の撮影画像とを合成してスクリーンやテレビなどに
表示可能にした画像合成方法および装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】背景画像や音楽ソフトをビデオテープや
レーザーディスク、ＣＤ（コンパクトディスク）、ＣＤ
−ＲＯＭ（コンパクトディスクを利用した読出し専用メ
モリ）などに予め記憶しておき、演奏者が希望する曲目
の背景画像および音楽ソフトを読出して使用するカラオ
ケ装置が公知である。

【０００３】すなわち背景画像に歌詞を重ねてスクリー
ンやＣＲＴ（テレビ）などに表示すると共に、音楽の伴
奏を出力させるものである。この場合背景画像が複数種
用意されていて、好みのものを選択できるようにしてい
る。またこれら背景画像や音楽ソフトを外部のホストデ
ータベースから通信回線を介して読取り、望みの場所で
使用できるようにした通信カラオケ装置も公知である。

【０００４】一方コンピュータを使ったデジタル信号処
理によって、複数の画像を合成しアニメーション映画を
製作する方法も数多く知られている。たとえば好きな背
景画像の中に他のデジタル信号化した画像を合成して新
しい画像を作るものである。

【０００５】

【従来の技術の問題点】従来のカラオケ装置では、予め
決った１種または複数種の背景画像に歌詞が重ねて表示
されるものであったため、何度か演奏する場合に同じ背
景画像が繰返えし使用されることになる。このため演奏
者が異なっても表示画面に表れる背景が変わらないた
め、同席する他の人々の興味を失わせ、カラオケ会場の
雰囲気が盛り上らないという問題があった。

【０００６】またコンピュータ画像処理で複数の予め用
意した画像ソフトを合成しアニメーション映画を作る場
合には、組合せる画像の寸法や位置などを予め考慮して
用意しておく必要があり、専門的知識を必要とするだけ
でなく準備が面倒である。

【０００７】

【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、ステージの出演者の生の画像を背景画像に
合成することにより、スクリーンやテレビなどの表示画
像を出演者ごとに変化させ、使用者や周囲の同席者の興
味を強く引き付けることができる画像合成方法を提供す
ることを第１の目的とする。またこの方法の実施に直接
使用する画像合成装置を提供することを他の目的とす
る。

【０００８】

【発明の構成】本発明によれば第１の目的は、予め用意
された背景用画像情報と、出演者の生の出演画像とを合
成して表示する画像合成方法であって、前記背景用画像
情報は背景用画像内での出演者の出演位置を示す出演位
置情報を含み、出演者が出演するステージには出演位置
を示すマークを設け、前記出演位置情報を出演者に視認
可能となるように表示し、前記出演位置情報が示す出演
位置にいる出演者の出演画像を撮影することを特徴とす
る画像合成方法により達成される。

【０００９】出演位置を示すマーク（位置マーク）をス
テージに設ける代わりに、出演者の位置を所定位置に予
め決めておき、出演者を撮影するカメラを左右上下に振
ったり移動させて出演者の画像が合成後の画像の所定位
置に入るようにしてもよい。

【００１０】また背景用画像情報に出演者の撮影倍率を
示すズーム情報や、出演者が顔や身体を向ける方向を示
す向き情報を含ませておいてもよい。ズーム情報に基づ
いて撮影カメラはズーム倍率を制御するのがよい。向き
情報はモニタ表示手段などに表示して出演者に視認さ
せ、出演者がこの向き情報が示す方向に顔や身体を向け
ることにより、出演者の画像を背景画像と適切に組合せ
て合成することができる。

【００１１】なお出演者を所定の色（通常は青）の壁や
カーテンの前で撮影し、この壁の色を画像処理により除
いて背景画像と合成する技術、すなわちクロマキーの技
術を用いるのが望ましい。

【００１２】本発明の第２の目的は、予め用意された背
景用画像情報と出演者の生の出演画像とを合成して表示
する画像合成装置において、背景用画像情報およびこの
背景用画像情報内での出演者の出演位置を示す出演位置
情報を出力する背景画像供給手段と、出演者が出演する
ステージと、この出演者を撮影する撮影手段と、この撮
影手段で撮影した出演画像を前記背景用画像と合成する
合成手段と、この合成画像を表示する主表示手段と、前
記出演位置情報を出演者視認可能に表示する位置情報表
示手段とを備えることを特徴とする画像合成装置により
達成される。

【００１３】背景画像供給手段はカラオケ装置とするこ
とができる。また自分や知人が出演するアニメーション
映画を製作する場合には、この映画の元となるアニメー
ション映画すなわち自分や知人が出演する部分の画像が
抜けた映画を供給する。

【００１４】出演位置情報は、モニタテレビなどのモニ
タ表示手段や大型プロジェクターテレビのスクリーンな
どの主表示手段に表示するのがよい。この場合ステージ
に位置マークを付しておき、出演者は表示手段に表示さ
れた出演位置情報に対応するマークの位置で出演するよ
うにする。

【００１５】これらモニタテレビや大型テレビに代え、
他の位置例えば天井やステージの床にこの出演位置情報
に対応する位置が点灯するマークを付しておき、この点
灯するマークの位置で出演させるようにしてもよい。

【００１６】さらに出演者は予め決った所定位置で出演
させる一方、撮影カメラの首を左右上下に振ったり移動
させることによって撮影した画像内の所定位置（出演位
置情報に対応する位置）に出演者の画像が入るようにし
てもよい。

【００１７】撮影カメラはズーム情報に基づいて出演者
の撮影倍率を変えるようにすることもできる。背景画像
には出演者と共演する人物画像が含まれていたりするか
ら、出演者の顔や身体の向きもこの背景画像に適合させ
る必要がある。そこでこの向きを示す情報を表示して、
出演者がこの向きに顔や身体を向けさせた状態で撮影す
るのが望ましい。

【００１８】

【実施態様】図１は本発明の基本構成を示す図、図２は
出演者の出演画像例を示す図、図３は背景画像例を示す
図、図４はこれらを合成したモニタ表示画面の一例を示
す図、図５は実際のカラオケルームへの適用例を示す図
である。

【００１９】図１、５において符号１０は背景画像供給
手段であり、ここでは通信カラオケ装置である。このカ
ラオケ装置１０では操作盤１２で曲目や用いる背景画像
の種類を選択する。ここで曲目が選択されると、この曲
の音楽データおよび歌詞のデータが外部のホストデータ
ベース１４から電話回線などの通信回路１６を介して受
信部１８に送られる。

【００２０】この受信部１８にはコード化されたデジタ
ル信号として音楽データと歌詞が入力される。この受信
部１８では、音楽データ処理部２０で音楽データを示す
信号をデコードしてアナログ信号に変え、増幅してスピ
ーカ２２から音楽として出力する。このカラオケ装置で
は歌の伴奏音楽が出力される。

【００２１】受信部１８では、歌詞データ処理部２４で
歌詞のデータをデコードして文字列の画像（以下歌詞画
像という）に変える。一方このカラオケ装置１０は、複
数種類の背景画像となる映像ソフトをストック部２６に
記憶している。このストック部２６は、例えば光ディス
ク、光磁気ディスク、ビデオテープ、ＣＤ−ＲＯＭなど
の記憶媒体にデジタル情報としてこの背景画像を記憶す
る。

【００２２】操作盤１２で、使用する背景画像を指定す
ると、その画像がこのストック部２６から読出される。
この読出された背景画像には、前記歌詞データ処理部２
４が出力する歌詞画像が合成部２８で合成される。図３
はこの合成部２８が出力する背景画像を示し、この図３
で３０は歌詞画像（歌詞テロップ）である。

【００２３】この発明で特に重要なのは、この背景画像
には、出演者の画像が入る位置すなわち出演位置３２が
示されている点である。またここでは、出演者が顔を向
ける向きが矢印３４で示されている。これらの出演位置
３２および向きを示す矢印３４は、ストック部２６に背
景画像情報と共に記録されている。

【００２４】３６はテレビカメラである。このテレビカ
メラ３６はステージ３８に向かって固定されている。ス
テージ３８の床には、出演位置マーク４０が付されてい
る。このマーク４０は例えばＡ、Ｂ…などの文字や、
１、２…の数字などでよい。このステージ３８の背後に
は青い壁４２がある。この壁４２に代えて青いカーテン
を用いてもよい。この壁４２の色（青）は、後記する合
成手段４６でクロマキー処理を行うのに適する色であれ
ばよい。

【００２５】出演者４４はテレビカメラ３６で撮影さ
れ、クロマキー処理によりその背景が消去されて図２に
示す画像（出演画像）となる。この出演画像は合成手段
４６で図３に示した背景画像と合成されて、モニタテレ
ビ４８および大型プロジェクターテレビ５０に出力され
る。この合成された画像は図４に示すものとなる。

【００２６】ここで出演者４４は、モニターテレビ４８
の出演位置３２と向きマーク３４とを見て出演位置と顔
や身体の向きを知る。出演者４４はこの出演位置３２に
対応する位置（この場合は位置Ｃ）をステージ３８上で
探し、その位置マーク４０がＣと書いてある場所で出演
する。

【００２７】この結果出演者４４の撮影画像は背景画像
に適合する位置に入り、図４のように適切な合成画像が
出来上がる。出演中の合成画像はビデオ録画装置５２に
より記憶しておけば、後日好きな時に何度でも楽しむこ
とができる。

【００２８】この実施態様では出演位置３２と向き情報
３４とをモニターテレビ４８に表示したが、これらは他
の位置、例えば操作盤１２の付近に設けたり、天井に設
けた表示装置（図示せず）により表示してもよい。また
ステージ３８に点灯可能な複数のランプなどを埋設し出
演位置に対応する位置のランプだけを点灯させ、出演者
がこの点灯したランプの上あるいは前で出演するように
してもよい。

【００２９】図６は他の実施態様の基本構成図である。
この実施態様は、カメラ３６自身を首振り可能とし、カ
ラオケ装置１０が出力する出演位置情報に基づいてこの
カメラ３６の向きを変化させるものである。すなわちカ
メラ３６の向きを変えることによって、その撮影画面
（出演画像）内に入る出演者４４の画像位置を変化させ
るものである。

【００３０】従って出演者４４は常に一定の位置、例え
ばマーク５４を付した位置で出演すれば、カメラ３６が
回動して出演画像内の適切な位置に出演者の画像が入る
ように自動的に調整されることになる。このため初心者
でも容易に使用できる。またステージ３８が狭くてもよ
いから、狭い場所にこの装置を設置するのに適する。

【００３１】なおこのカメラ３６はその撮影向きを変え
るだけでなく、カメラ３６自身がステージ３８と平行に
あるいは直交方向に移動できるようにしてもよい。例え
ば天井にレールを敷設しておき、カメラ３６がレールに
吊られて移動できるようにすることができる。

【００３２】カメラ３６はズーム可能なカメラとして、
撮影時の撮影倍率を調節可能にしてもよい。すなわち背
景画像情報には出演位置、向き情報の他に、あるいはこ
れらの代りに、撮影倍率情報（ズーム情報）を含ませて
おき、カメラ３６はこのズーム情報に基づいて撮影倍率
を変えるようにする。カメラ自身の倍率を変える代わり
に、固定倍率のカメラ３６で撮影した画像をデジタル画
像処理によって倍率調節してもよいのは勿論である。

【００３３】このように撮影倍率を変化させれば、背景
画像の中に合成される出演者の画像寸法を適切にして、
背景画像との調和をとることができる。この結果一層自
然で現実感および臨場感に富む合成画像を作ることがで
き、一層興趣に富んだ遊戯が可能になる。

【００３４】以上の実施態様では、背景画像情報をカラ
オケ装置１０のストック部２６に記憶しておき、音楽お
よび歌詞が通信回線１６を介して外部のデータベース１
４から送られるようにしている。しかし通信回線１６の
データ伝送容量が増大した場合には、背景画像情報もこ
の通信回線を介して外部から送られるようにしてもよ
い。この場合にはカラオケ装置１０はストック部２６が
不要になるから、その構成は一層単純で安価になる。

【００３５】以上の説明はカラオケ装置に適用したもの
であるが、本発明は他の画像合成装置にも適用できる。
例えばアニメーション映画を作る際に、自分自身をその
中に合成して出演させることが簡単に行える。すなわち
或る登場人物の画像を消した映画ソフトを用意してお
き、この映画をモニタテレビに映し出し、そこに表示さ
れる出演者の出演位置、向きに応じて出演者を撮影する
ことにより、出演画像を作成する。そしてこの出演画像
を背景画像と合成してビデオ装置などに録画すればよ
い。

【００３６】

【発明の効果】請求項１の発明は以上のように、背景画
像情報に出演者が入る出演位置を示す情報を含まてお
き、出演者がこの出演位置情報を見て、ステージ上の対
応する出演位置マークの場所で出演するのを撮影し、こ
の画像（出演画像）を背景画像と合成して出力するもの
である。

【００３７】このため出演者自身を背景画像の中に登場
させることができ、楽しくかつ同席者などの関心を強く
引きつける画像を提供できる。このため興趣に富み飽き
ることがない遊戯が可能ある。またその操作も非常に簡
単である。

【００３８】請求項２の発明によれば、出演者が一定の
位置で出演し、撮影手段でこの出演者の画像位置を適正
な出演位置に移すものであるから、ステージが狭くて足
りることになる。従って前記請求項１の発明と同様な効
果の他に、狭い場所に設置するものに適するという効果
も得られる。

【００３９】この場合撮影手段はカメラ自身の向きを変
えたり移動させて出演者の画像位置を変化させることが
できる。カメラを移動させる代わりに、カメラを固定し
デジタル画像処理によって出演者の画像位置を変えても
よい。

【００４０】背景画像情報には、撮影倍率を示すズーム
情報や、出演者の顔や身体の向きを示す向き情報を含ま
せ、撮影倍率を調節したり、出演者が向きを自分で変え
られるようにしてもよい（請求項３、４）。

【００４１】請求項５の発明によれば、請求項１および
２の発明の実施に直接使用する画像合成装置が得られ
る。ここに出演位置情報は合成画像を表示する主表示手
段に表示してもよいが（請求項６）、これとは別に設け
たモニタ表示手段に表示して出演者が視認できるように
してもよい（請求項７）。この場合主表示手段には出演
位置情報は表示しなくてもよいし、表示してもよい。

【００４２】ステージに出演位置情報に対応する複数の
位置マークを付し、このマーク上で出演する出演者を撮
影するようにすれば、請求項１の方法を実施する装置が
得られる（請求項８）。カメラを首振り可能にしておい
て、一定位置にいる出演者を撮影するようにすれば、請
求項２の方法を実施する装置が得られる（請求項９）。

【００４３】また背景用画像情報にズーム情報や向き情
報を含ませ、出演者の画像の倍率を変えたり、出演者が
向きを適切に変えられるようにすれば、出演画像と背景
画像とを一層きめ細かく適合させることができる（請求
項１０、１１）。

【００４４】この装置はカラオケ装置に適用することが
でき、この場合に背景用画像供給手段は、カラオケ用背
景画像を出力し、ここには歌詞の画像（テロップ）が含
まれる（請求項１２）。この場合カラオケ装置はいわゆ
る通信カラオケ装置とすることができる（請求項１
３）。すなわち音楽ソフトを電話回線などを介して外部
のホストデータベースから読込み、カラオケ装置自身に
ストックした背景画像を組合せて用いるものである。

【００４５】この装置はアニメーション映画の製作装置
に適用することもできる。この場合には背景用画像供給
手段はアニメーション映画を出力する。このアニメーシ
ョン映画ソフトには、出演者の画像を消した画像が背景
画像として含まれる。本発明の装置にはビデオ録画装置
を接続して、合成画像を録画しておくのが望ましい。こ
のようにすれば自分自身や知人が出演した合成が画像を
何度も繰り返えして楽しむことができ、一層興趣に富む
遊戯が可能になる（請求項１５）。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施態様の基本構成を示す図

【図２】出演者の出演画像の一例を示す図

【図３】背景画像の一例を示す図

【図４】合成画像の一例を示す図

【図５】この装置の使用例を示す図

【図６】本発明の他の実施態様を示す図

【符号の説明】

１０ 背景用画像供給手段としてのカラオケ装置 １２ 操作盤 １４ ホストデータベース １６ 通信回線 ２６ 映像ソフトストック部 ３０ 歌詞画像（テロップ） ３２ 出演位置情報 ３４ 向き情報 ３６ 撮影手段としてのテレビカメラ ３８ ステージ ４０ 出演位置マーク ４２ 壁 ４４ 出演者 ４６ 合成手段 ４８ モニタ表示手段としてのモニタテレビ ５０ 主表示手段としてのプロジェクターテレビ ５２ ビデオ録画装置 ５４ 出演位置マーク

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め用意された背景用画像情報と、出演
   者の生の出演画像とを合成して表示する画像合成方法で
   あって、前記背景用画像情報は背景用画像内での出演者
   の出演位置を示す出演位置情報を含み、出演者が出演す
   るステージには出演位置を示すマークを設け、前記出演
   位置情報を出演者に視認可能となるように表示し、前記
   出演位置情報が示す出演位置にいる出演者の出演画像を
   撮影することを特徴とする画像合成方法。
2. 【請求項２】 予め用意された背景用画像情報と出演者
   の生の出演画像とを合成して表示手段に表示する画像合
   成方法において、前記背景用画像情報は背景用画像内で
   の出演者の出演位置を示す出演位置情報を含み、出演者
   の生の出演画像を作る撮影手段はこの出演位置情報に対
   応する位置に出演者の撮影位置を移動させつつ出演画像
   を出力することを特徴とする画像合成方法。
3. 【請求項３】 背景用画像情報は出演者の撮影倍率を示
   すズーム情報を含み、出演者の生の出演画像を作る撮影
   手段はこのズーム情報に基づいて撮影倍率を制御する請
   求項１または２の画像合成方法。
4. 【請求項４】 背景用画像情報は、出演者の出演方向を
   示す向き情報を含み、この向き情報を出演者に視認可能
   に表示する請求項１または２または３の画像合成方法。
5. 【請求項５】 予め用意された背景用画像情報と出演者
   の生の出演画像とを合成して表示する画像合成装置にお
   いて、背景用画像情報およびこの背景用画像情報内での
   出演者の出演位置を示す出演位置情報を出力する背景画
   像供給手段と、出演者が出演するステージと、この出演
   者を撮影する撮影手段と、この撮影手段で撮影した出演
   画像を前記背景用画像と合成する合成手段と、この合成
   画像を表示する主表示手段と、前記出演位置情報を出演
   者視認可能に表示する位置情報表示手段とを備えること
   を特徴とする画像合成装置。
6. 【請求項６】 出演位置情報は前記主表示手段に表示さ
   れる請求項５の画像合成装置。
7. 【請求項７】 主表示手段とは別に出演者が視認可能な
   モニタ表示手段を備え、前記出演位置情報は前記モニタ
   表示手段に表示される請求項５または６の画像合成装
   置。
8. 【請求項８】 前記ステージには前記出演位置情報に対
   応する出演位置を示す位置マークが付され、前記撮影手
   段は前記出演位置情報に対応する位置マークに移動した
   出演者を撮影する請求項５、６、７のいずれかの画像合
   成装置。
9. 【請求項９】 撮影手段は首振り可能なカメラを備え、
   ステージ上の所定位置にいる出演者を撮影画像範囲内の
   出演位置情報に対応する位置に入れるようにカメラの撮
   影方向を変える請求項５、６、７のいずれかの画像合成
   装置。
10. 【請求項１０】 背景用画像情報は、出演者の撮影倍率
    を示すズーム情報を含み、撮影手段はこのズーム情報に
    基づいて撮影倍率を制御する請求項５〜９いずれかの画
    像合成装置。
11. 【請求項１１】 背景用画像情報は、出演者の出演向き
    を示す向き情報を含み、この向き情報を主表示手段およ
    びモニタ表示手段の少なくとも一方に表示する請求項６
    〜１０のいずれかの画像合成装置。
12. 【請求項１２】 背景用画像供給手段はカラオケ用背景
    画像を出力し、この背景画像には歌詞が含まれている請
    求項５〜１１のいずれかの画像合成装置。
13. 【請求項１３】 背景用画像供給装置はカラオケ用背景
    画像を出力し、この画像には通信回線を介してホストデ
    ータベースから供給されるカラオケ用音楽ソフトの歌詞
    が含まれている請求項１２の画像合成装置。
14. 【請求項１４】 背景用画像供給装置はアニメーション
    映画を出力する請求項５〜１１いずれかの画像合成装
    置。
15. 【請求項１５】 合成手段には合成画像を録画するビデ
    オ録画装置が接続されている請求項５の画像合成装置。