JP2008116512A - 表示装置、表示方法および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数色(カラー)表示が可能で、かつコントラストおよび精細度が高い反射型の表示装置、かかる表示装置を備えた電子機器、および優れた表示性能で複数色を表示する表示方法を提供すること。
【解決手段】表示装置20は、表示部となる第1の基板1と、第1の基板1と対向して配置された第2の基板2と、各基板1、2間に設けられ、互いに色彩と電気泳動移動度とが異なる複数種の電気泳動粒子5と、各電気泳動粒子を分散させる液相分散媒6とを含む電気泳動分散液10を封入してなる画素空間71と、各電気泳動粒子5に電界を作用させることにより、各電気泳動粒子5間の電気泳動移動度の差を利用して、各電気泳動粒子5を種類ごとに分離する一対の分離用電極4と、分離された各電気泳動粒子のうちの特定の電気泳動粒子を選別し、電界を作用させることにより、この電気泳動粒子を画素空間71の表示部側に移送する一対の移送用電極3とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示方法および電子機器に関するものである。
一般に、液体中に微粒子を分散させた分散系に電界を作用させると、微粒子は、クーロン力により液体中で移動(泳動)することが知られている。この現象を電気泳動といい、近年、この電気泳動を利用して、所望の情報(画像)を表示させるようにした電気泳動表示装置が新たな表示装置として注目を集めている。
この表示装置は、電圧の印加を停止した状態でも表示内容を維持する表示メモリー性を備えているため、消費電力が低い。また、特に、一般の印刷物のように反射光を利用して表示するため、広視野角性を有し、高コントラストの表示が可能であること等の特徴を備えている。
また、近年、このような表示装置において、カラー表示を実現する技術の開発が行われている。
例えば、1つの画素ごとに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)あるいはレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各表示素子を、それぞれ表示面に対して平行に(並列に)配置してなる電気泳動カラー表示装置が開示されている。
この表示装置では、カラー表示が可能となるが、例えば、白色表示の反射率が低かったり、黒色表示の反射率が高いといった問題がある。このため、表示のコントラストが十分ではない。
また、各画素にY、M、CあるいはR、G、Bの各表示素子を形成する必要があるため、各画素のサイズを縮小することが難しく、表示装置の精細度を十分に高めることができないという問題がある。
一方、各画素において、それぞれY、M、Cが重なり合うように複数の表示素子を積層することにより、カラー表示を可能にした表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この表示装置では、精細度を高めることはできるが、Y、M、Cの各表示素子を透過した光を視認する構造になっているため、視差が発生するとともに、光が減衰してコントラストが低下するという問題が発生する。
また、各表示素子を積層する際に、位置ズレの許容範囲が極めて小さいことから、積層時のアライメントが困難となり、製造コストの高騰を招く。
特開2002−333643号公報
本発明の目的は、複数色(カラー)表示が可能で、かつコントラストおよび精細度が高い反射型の表示装置、かかる表示装置を備えた電子機器、および優れた表示性能で複数色を表示する表示方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明に係る表示装置は、面状の表示部と、
該表示部の片面側に隣接して設けられ、互いに色彩が異なる複数種の色材を封入してなる画素空間と、
該画素空間内に設けられ、前記各色材を集積する集積部と、
前記集積部において、集積された前記各色材をその種類ごとに分離する分離手段と、
分離された前記各粒子のうちの特定の少なくとも1種の色材を選別し、当該色材を前記画素空間の前記表示部側に移送する移送手段とを有し、
前記移送された単一の色材の色彩または前記複数種の色材の色彩が混合された混合色を、前記表示部に表示するよう構成したことを特徴とする。
これにより、複数色(カラー)表示が可能で、かつコントラストおよび精細度が高い反射型の表示装置が得られる。
本発明の表示装置では、前記分離手段は、前記各色材間の特性の差を利用して、前記分離を行うものであることが好ましい。
これにより、色彩の異なる前記各粒子を容易に分離することができ、分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を前記表示部に移送すれば、所定の色彩での表示が容易に可能となる。
本発明の表示装置では、前記特性は、前記各色材の電気泳動移動度であることが好ましい。
これにより、前記各粒子間での特性の差を比較的に容易に制御することができるので、多くの種類の粒子を用いる場合、すなわち多色表示をする場合でも、前記各粒子の製造が容易である。また、前記各粒子間の特性において確実な有意差を確保することもできる。
本発明の表示装置では、前記移送手段は、前記特定の色材に電界を作用させることにより、当該色材の電気泳動を利用して移送するものであることが好ましい。
これにより、前記特定の粒子を容易に移送することができる。
本発明の表示装置では、前記分離手段は、前記集積部に配置された一対の電極と、該一対の電極間に電圧を印加する回路とを有するものであることが好ましい。
これにより、前記分離手段が前記表示部から十分に離れることになり、前記各粒子を分離する際に、前記表示部から前記各粒子の色彩が見えないようになる。その結果、前記表示部の表示において、不本意な色彩の混在を抑制することができ、表示のコントラストの低下を抑えることができる。
本発明の表示装置では、前記移送手段は、前記画素空間を介して、前記表示部側とその反対側とに対向配置された一対の電極と、該一対の電極間に電圧を印加する回路とを有するものであることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、前記特定の粒子を容易に移送可能な前記移送手段が得られる。
本発明の表示装置では、前記集積部に配置された第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加する第1回路と、前記第1の電極と前記画素空間を介して対向配置された第3の電極と、前記第1の電極との間に電圧を印加する第2回路と、を含むことが好ましい。
これにより、前記分離手段が前記表示部から十分に離れることになり、前記各粒子を分離する際に、前記表示部から前記各粒子の色彩が見えないようになる。その結果、前記表示部の表示において、不本意な色彩の混在を抑制することができ、表示のコントラストの低下を抑えることができる。
本発明の表示装置では、複数の画素空間を有し、
該各画素空間に対応して、それぞれ前記分離手段と前記移送手段とを有することが好ましい。
これにより、複数色(カラー)表示が可能となり、表示する情報の情報量が増大し、例えば、カラー写真のような多種多様の情報を表示することができる。
本発明に係る表示装置は、表示部となる第1の基板と、
該第1の基板と対向して配置された第2の基板と、
前記各基板間に設けられ、互いに色彩と電気泳動移動度とが異なる複数種の電気泳動粒子と、前記各電気泳動粒子を分散させる液相分散媒とを含む電気泳動分散液を封入してなる画素空間と、
該画素空間内の前記第2の基板側に設けられ、前記各電気泳動粒子を集積する集積部と、
前記集積部において、集積された前記各電気泳動粒子に電界を作用させることにより、前記各電気泳動粒子間の電気泳動移動度の差を利用して、前記各電気泳動粒子をその種類ごとに分離する一対の分離用電極と、
該一対の分離用電極間に電圧を印加する第1の回路と、
電界を作用させることにより、分離された各電気泳動粒子のうちの特定の少なくとも1種の電気泳動粒子を選別し、当該電気泳動粒子を前記画素空間の前記表示部側に移送する一対の移送用電極と、
該一対の移送用電極間に電圧を印加する第2の回路とを有し、
前記移送された単一の電気泳動粒子の色彩または複数種の電気泳動粒子の色彩が混合された混合色を、前記表示部に表示するよう構成したことを特徴とする。
これにより、複数色(カラー)表示が可能で、かつコントラストおよび精細度が高く、製造が容易な反射型の表示装置が得られる。
本発明の表示装置では、前記一対の分離用電極は、前記第2の基板に沿って、所定の離間距離で設けられていることが好ましい。
これにより、前記分離手段が前記表示部から十分に離れることになり、前記各粒子を分離する際に、前記表示部から前記各粒子の色彩が見えないようになる。その結果、前記表示部の表示において、不本意な色彩の混在を抑制することができ、表示のコントラストの低下を抑えることができる。
本発明の表示装置では、前記一対の移送用電極は、前記第1の基板の片面に設けられた第1の移送用電極と、前記第2の基板の片面に設けられた第2の移送用電極とで構成されていることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、前記特定の電気泳動粒子を容易に移送することができる。
本発明の表示装置では、前記一対の分離用電極のうちの少なくとも一方は、前記第2の移送用電極の一部と兼用になっていることが好ましい。
これにより、前記兼用しない場合に比べ、前記画素空間のサイズをより小さくすることができるので、当該表示空間の精細度を高めることができる。
本発明の表示装置では、前記複数の画素空間を有し、
該各画素空間に対応して、それぞれ、前記一対の分離用電極と前記一対の移送用電極とを有していることが好ましい。
これにより、複数色(カラー)表示が可能となり、表示する情報の情報量が増大し、例えば、カラー写真のような多種多様の情報を表示することができる。
本発明の表示装置では、前記各電気泳動粒子は、そのゼータ電位の極性が同じであることが好ましい。
これにより、前記各電気泳動粒子を容易に分離することができる。
本発明の表示装置では、前記電気泳動分散液は、さらに、そのゼータ電位の極性が前記各電気泳動粒子と反対であり、かつ、前記各電気泳動粒子と色彩がそれぞれ異なる別の電気泳動粒子を含むことが好ましい。
これにより、前記各電気泳動粒子と前記別の電気泳動粒子とのコントラストが高くなり、より明瞭な表示が可能となる。
本発明の表示装置では、前記液相分散媒の色彩は、前記各電気泳動粒子とそれぞれ異なることが好ましい。
これにより、前記各電気泳動粒子と前記液相分散媒とのコントラストが高くなり、より明瞭な表示が可能となる。
本発明に係る表示装置は、第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との間に位置する共通電極と、
前記第1基板と前記対向電極との間に位置する集積電極、第1画素電極、および第2画素電極と、
前記第1基板と前記第2基板との間に位置する第1の色を有する複数の第1色材および第2の色を有する複数の第2色材と、を有し、
前記集積電極が前記複数の第1色材と前記複数の第2色材とを集積することができ、前記第1画素電極が前記第1色材を配置することができ、前記第2画素電極が前記第2色材を配置することができ、前記共通電極と前記第1画素電極との間に印加される電界で前記第1色材を移動させることができ、前記共通電極と前記第2画素電極との間に印加される電界で前記第2色材を移動させることができる、ことを特徴とする。
これにより、複数色表示が可能な表示装置が得られる。
本発明に係る表示方法は、本発明の表示装置の表示方法であって、
前記分離手段により、前記集積された複数種の粒子をその種類ごとに分離する分離工程と、
前記表示部に表示すべき色彩に応じて、前記移送手段により、前記分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を選別し、当該粒子を前記画素空間の前記表示部側に移送する移送工程とを有することを特徴とする。
これにより、前記表示装置において、優れた表示性能で複数色を表示することができる。
本発明に係る電子機器は、本発明の表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、複数色(カラー)表示が可能で、かつコントラストおよび精細度が高い反射型の表示装置を備えた電子機器が得られる。
以下、本発明の表示装置、表示方法および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態について説明する。
本発明に係る表示装置は、面状の表示部と、この表示部の片面側に隣接して設けられ、互いに色彩が異なる複数種の色材と、これらの各色材を封入してなる画素空間と、画素空間内に設けられ、各色材を集積する集積部と、画素空間内の集積部において、各色材をその種類ごとに分離する分離手段と、表示部に表示する色彩に応じて、分離された各色材のうちの特定の少なくとも1種の色材を選別し、この色材を選択的に、画素空間の表示部側に移送する移送手段とを有するものである。
かかる表示装置では、まず、集積部に集積された複数種の色材を、分離手段により、種類ごとに分離する。次に、表示部に表示すべき色彩に応じて、移送手段により、分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種を選別し、この粒子を画素空間の表示部側に移送する。このようにして、画素空間の表示部側に移送された単一の粒子の色彩、または、複数種の粒子の色彩が混合された混合色が表示部に表示される。
ここで、「集積部」は、画素空間内の表示部と反対側に設けられた部位(画素空間内の表示部近傍以外の部位)であるのが好ましい。これにより、この集積部に位置する各粒子の色彩は、表示部から見ることができなくなる。したがって、集積部において、各粒子を種類ごとに分離し、分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を選別し、その粒子を画素空間の表示部側に移送することで、移送された粒子の色彩が表示部から見えるようになる。
このような表示装置によれば、1つの画素空間で複数色(カラー)の表示が可能になる。このため、従来のように、1つの画素に異なる色(例えば、レッド、グリーン、ブルー)を表示する部位(空間)を並列に配置して複数色表示を可能にした表示装置に比べて、画素サイズを縮小することができるので、表示の精細度を高めることができ、かつ、不本意な混色がないのでコントラストを高めることができる。
また、本発明の表示装置によれば、1つの画素に異なる色を表示する素子を積層して複数色表示を可能にした従来の表示装置のように、素子を積層する必要がない。このため、表示における視差を低減することができ、かつ、光の減衰を防止してコントラストを高めることができる。さらに、素子を積層する必要がないので、表示装置の軽量化・小型化を図ることができる。
<第1実施形態>
まず、本発明の表示装置、表示方法および電子機器の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の表示装置の第1実施形態を模式的に示す縦断面図、図2〜4は、図1に示す表示装置の作動原理を示す模式図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜4中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
図1に示す表示装置20は、第1の基板1と、第1の基板1の下方に離間して設けられた第2の基板2と、各基板1、2の縁部に設けられ、各基板1、2間の間隙を気密的に封止する封止部7とを有している。
また、各基板1、2と封止部7とで画成される気密空間内には、電気泳動分散液10が充填されている。
さらに、前記気密空間は、隔壁72によりマトリックス状に分割されており、複数に分割されてなる各空間は、それぞれが、表示内容を構成する各画素に対応する画素空間71となっている。これらの複数の画素空間71では、それぞれ独立した色彩の表示、すなわち、複数色(カラー)表示が可能なものである。このような表示装置20は、カラーで表示することができるので、表示する情報の情報量が増大し、例えば、カラー写真のような多種多様の情報を表示することができる。
以下、1つの画素空間について取り上げ、各部の構成について順次説明する。なお、複数の画素空間において、以下の各部の構成は同様である。
画素空間71の底面および天井面を画成する第1の基板1および第2の基板2は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配される各部材を支持および保護する機能を有する。
各基板1、2は、それぞれ、可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する各基板1、2を用いることにより、可撓性を有する表示装置20、すなわち、例えば電子ペーパーを構築する上で有用な表示装置20を得ることができる。
また、各基板1、2を可撓性を有するものとする場合、その構成材料としては、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
このような各基板1、2の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、可撓性を有するものとする場合、20〜500μm程度であるのが好ましく、25〜250μm程度であるのがより好ましい。これにより、表示装置20の柔軟性と強度との調和を図りつつ、表示装置20の小型化(特に、薄型化)を図ることができる。
また、基板2は、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)を有している。
これらの各基板1、2のうち、第2の基板2の上面に、層状(膜状)をなす第1の分離用電極41と第2の分離用電極42とが所定の距離だけ離間し、かつ表示部となる第1の基板1とほぼ平行に設けられている。本実施形態では、第1の分離用電極41が図1に示す画素空間71の右端付近に設けられており、第2の分離用電極42が左端付近に設けられている。そして、これらの各分離用電極41、42により、一対の分離用電極4を構成している。本実施形態では、この一対の分離用電極4と、これらの電極に電圧を印加する電源回路(図示せず)とにより、分離手段を構成している。
一方、第1の基板1の下面には、層状(膜状)をなす第1の移送用電極31が設けられている。この第1の移送用電極31は、画素空間71を覆うように設けられている。なお、本実施形態では、各画素空間71にそれぞれ設けられた各第1の移送用電極31が一体化している。すなわち、第1の移送用電極31は、第1の基板1の下面全体にわたって設けられており、各画素空間71間で共通になっている。
また、第2の基板2の上面に設けられた一対の分離用電極41、42の間には、図1の右側から順に3つの第2の移送用電極32、33、34が互いに離間して設けられている。
すなわち、第1の移送用電極31と各第2の移送用電極32、33、34とが互いに対向して配置されており、これらの各移送用電極により、一対の移送用電極3を構成している。かかる移送手段は、簡単な構成で、特定の粒子を容易に移送可能なものである。本実施形態では、この一対の移送用電極3と、これらの電極に電圧を印加する電源回路(図示せず)とにより、移送手段を構成している。
一対の分離用電極4間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じ、この電界が電気泳動分散液10に作用する。
また、一対の移送用電極3間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じ、この電界が電気泳動分散液10に作用する。
なお、本実施形態では、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42が、それぞれ第2の移送用電極の機能も担うことができる。すなわち、第1の分離用電極41および第2の分離用電極42は、第2の移送用電極と兼用になっている。換言すれば、本実施形態では、5つの第2の移送用電極41、32、33、34、42が、第2の基板2の上面に配置されていることになる。これにより、前記兼用をしない場合に比べ、画素空間71のサイズをより小さくすることができるので、表示装置20の精細度を高めることができる。
この分極用電極41および42、移送用電極32ないし34は、例えば複数のTFTに接続された複数の画素電極であってもよい。そして、移送用電極31は、これら複数の画素電極に対する共通電極となる。
各電極3、4の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、銅、アルミニウム、ニッケル、コバルト、白金、金、銀、モリブデン、タンタルまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレン等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリ(p−フェニレン)、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリフルオレン、ポリカルバゾール、ポリシランまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレンオキシド、ポリビニルブチラール、ポリビニルカルバゾール、酢酸ビニル等のマトリックス樹脂中に、NaCl、LiClO、KCl、HO、LiCl、LiBr、LiI、LiNO、LiSCN、LiCFSO、NaBr、NaI、NaSCN、NaClO、NaCFSO、KI、KSCN、KClO、KCFSO、NHI、NHSCN、NHClO、NHCFSO、MgCl、MgBr、MgI、Mg(NO、MgSCN、Mg(CFSO、ZnCl、ZnI、ZnSCN、Zn(ClO、Zn(CFSO、CuCl、CuI、CuSCN、Cu(ClO、Cu(CFSO等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム錫酸化物(ITO)、フッ素ドープした錫酸化物(FTO)、錫酸化物(SnO)、インジウム酸化物(IO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
その他、各電極3、4の構成材料としては、それぞれ、例えば、ガラス材料、ゴム材料、高分子材料等の導電性を有さない材料中に、金、銀、ニッケル、カーボン等の導電性材料(導電性粒子)を混合して、導電性を付加したような各種複合材料も使用することができる。
このような複合材料の具体例としては、例えば、ゴム材料中に導電性材料を混合した導電性ゴム、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系等の接着剤組成物中に導電性材料を混合した導電性接着剤または導電性ペースト、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ナイロン(ポリアミド)、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等のマトリックス樹脂中に導電性材料を混合した導電性樹脂等が挙げられる。
このような電極3、4の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、0.05〜10μm程度であるのが好ましく、0.05〜5μm程度であるのがより好ましい。
また、各基板1、2および各電極3、4のうち、表示面側に配置される基板および電極(本実施形態では、第1の基板1および第1の移送用電極31)は、それぞれ、光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。これにより、後述する電気泳動分散液10中における電気泳動粒子の状態、すなわち表示装置20に表示された情報を目視により容易に認識することができる。なお、表示装置20に表示する情報には、例えば、文字、画像、記号、図形、模様等が挙げられる。
また、各電極3、4は、前述したような材料の単体からなる単層構造のものの他、例えば、複数の材料を順次積層したような多層積層構造のものであってもよい。すなわち、各電極3、4は、それぞれ、例えば、ITOで構成される単層構造であってもよく、ITO層とポリアニリン層との2層積層構造とすることもできる。
各基板1、2の間にあって、それらの縁部に沿って枠状の封止部7が設けられている。この封止部7により、電気泳動分散液10を充填してなる空間は、気密的に封止されている。これにより、表示装置20内への水分の浸入を防止して、表示装置20の表示性能の劣化を防止することができる。
また、枠状の封止部7の内側には、マトリックス状(格子状)をなす隔壁72が設けられている。この隔壁72により、各画素空間71が気密的に封止されている。
このような封止部7および隔壁72を構成する材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、封止部7および隔壁72は、その厚さ(高さ)に応じて、各基板1、2間の離間距離を制御することができる。
各基板1、2間の離間距離は、特に限定されないが、10〜500μm程度であるのが好ましく、20〜100μm程度であるのがより好ましい。この程度の離間距離を各基板1、2間に確保していれば、表示装置20の厚さが厚くなり過ぎるのを防止しつつ、表示部側から見たとき、電気泳動分散液10を介して、一対の分離用電極4や、各第2の移送用電極32、33、34の色彩が意図せず見えてしまうのを防止することができる。その結果、表示部の表示のコントラストが低下するのを防止することができる。
また、マトリックス状をなす隔壁72の格子間隔(隣接する隔壁72同士の離間距離)は、表示装置20における画素のサイズ(画素空間71の平面視のサイズ)に等しい。この画素のサイズは、表示の内容に応じて適宜設定され、特に限定されないが、50〜1000μm程度であるのが好ましく、100〜400μm程度であるのがより好ましい。これにより、1つの画素空間71内に、複数の電極を配置する程度の大きさを確保しつつ、表示において十分な精細度を得ることができる。
画素空間71には、電気泳動分散液10が封入されている。
この電気泳動分散液10は、互いに色彩の異なる複数種の電気泳動粒子5を液相分散媒6に分散(懸濁)してなるものである。なお、電気泳動粒子5は染料または顔料を含む色材(粒子)である。染料とは、分散媒に分散する微小の粒子のほか、溶媒に溶解するものであってもよい。
電気泳動粒子5の液相分散媒6への分散は、例えば、ペイントシェーカー法、ボールミル法、メディアミル法、超音波分散法、撹拌分散法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて行うことができる。
本実施形態では、白色粒子5aと互いに色彩の異なる4種の着色粒子5b、5c、5d、5eとの5種の電気泳動粒子5が混在して液相分散媒6に分散している。
ここで、白色粒子5aの色彩は、表示の背景色(地色)として用いられる場合が多く、白色以外に明色も好適に用いられる。
一方、各着色粒子5b、5c、5d、5eの色彩は、表示する情報を構成する色彩として用いられる場合が多く、例えば、暗色が好適に用いられる。
なお、白色粒子5aは、必要に応じて設ければよいが、白色粒子5aを用いることにより、各着色粒子5b、5c、5d、5eと白色粒子5aによる背景色とのコントラストが高くなり、より明瞭な表示が可能となる。
また、白色粒子5aを省略した場合には、液相分散媒6の色彩が、各着色粒子5b、5c、5d、5eの色彩とそれぞれ異なるのが好ましい。この場合でも、前述のように、各着色粒子5b、5c、5d、5eの色彩と液相分散媒6による背景色とのコントラストが高くなり、より明瞭な表示が可能となる。
ここで、表示装置20では、透明な第1の基板1および第1の移送用電極31(表示部)を通して、電気泳動分散液10が呈する色彩の反射光により、表示面に表示を行う。電気泳動分散液10が呈する色彩は、画素空間71の第1の基板1(表示部)側に存在する各電気泳動粒子5の色彩や液相分散媒6の色彩で構成されるものである。
各画素空間71では、表示部に表示する内容が含む色彩に応じて、後述する方法(本発明の表示方法)により、電気泳動分散液10が呈する色彩を制御する。具体的には、1つの画素空間71では、白色粒子5aと、各着色粒子5b、5c、5d、5eとが混在する電気泳動分散液10の中で、各粒子をその種類ごとに分離するとともに、分離された各粒子にうち、特定の少なくとも1種の粒子を選別し、この粒子を選択的に、第1の移送用電極31付近、すなわち画素空間71の表示部側に引き寄せることにより、所定の色彩を画素に表示する。
以下、電気泳動粒子5について詳述する。
電気泳動粒子5は、電荷を有し、電界が作用することにより、液相分散媒6中を電気泳動し得る粒子(帯電粒子)であれば、いかなるものをも用いることができ、特に限定はされないが、顔料粒子、樹脂粒子またはこれらの複合粒子のうちの少なくとも1種が好適に使用される。これらの粒子は、製造が容易であるとともに、帯電の制御を比較的容易に行うことができるという利点を有している。
顔料粒子を構成する顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料、酸化チタン、酸化アンチモン、硫酸バリウム、硫化亜鉛、亜鉛華、酸化珪素、酸化アルミニウム等の白色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、チタンイエロー、アンチモン等の黄色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、紺青、群青、コバルトブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、樹脂粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料や他の顔料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
顔料粒子の表面を他の顔料で被覆した粒子としては、例えば、酸化チタン粒子の表面を、酸化珪素や酸化アルミニウムで被覆したものを例示することができ、かかる粒子は、白色粒子5aとして好適に用いられる。
また、カーボンブラック粒子またはその表面を被覆した粒子は、各着色粒子5b、5c、5d、5eとして好適に用いられる。
また、電気泳動粒子5の形状は、特に限定されないが、球形状であるのが好ましい。
なお、電気泳動粒子5の帯電量は、電気泳動粒子5の表面に高分子を含むポリマーグラフト層を形成し、この層に導入する極性基の密度を調整すること等により制御することができる。この場合、ポリマーグラフト層が含む高分子は、液相分散媒6と相溶性の高いものが好ましい。これにより、電気泳動粒子5の液相分散媒6に対する親和性が向上するため、電気泳動粒子5の液相分散媒6中における泳動時に受ける抵抗力を減少させることができる。このような高分子としては、例えば、各種カップリング剤等が挙げられる。
ここで、本実施形態では、各電気泳動粒子5のうち、各着色粒子5b、5c、5d、5eは、それぞれ、色彩と電気泳動移動度とが互いに異なる。
具体的には、各着色粒子5b、5c、5d、5eは、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の組み合わせとされる。これにより、コントラストや演色性に優れたカラー表示が可能となる。
また、各着色粒子5b、5c、5d、5eは、それぞれゼータ電位の極性が同じである。一方、白色粒子5aのゼータ電位の極性は、各着色粒子5b、5c、5d、5eと反対である。
なお、白色粒子5aは、帯電していなくてもよい。この場合、電界が作用しても、白色粒子5aは電気泳動しないで、液相分散媒6中に分散した状態を維持する。このため、各着色粒子5b、5c、5d、5eが、画素空間71の第1の移送用電極31付近(画素空間71の表示部側)に存在しないときには、表示部において白色表示がなされることとなる。
着色粒子5b、5c、5d、5eの平均粒径は、0.01〜10μm程度であるのが好ましく、0.05〜7.5μm程度であるのがより好ましい。また、白色粒子5aは、0.05〜10μm程度であるのが好ましく、0.1〜3μm程度であるのがより好ましい。着色粒子5b、5c、5d、5eや白色粒子5aのような電気泳動粒子5の平均粒径を前記範囲とすることにより、電気泳動粒子5同士の凝集や、液相分散媒6中における沈降を確実に防止することができ、その結果、表示装置20の表示品質の劣化を好適に防止することができる。
液相分散媒6としては、比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。かかる液相分散媒6としては、例えば、各種水(蒸留水、純水、イオン交換水、RO水等)、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等のアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、フェニルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ギ酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンのような長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン、ピラジン、フラン、ピロール、チオフェン、メチルピロリドン等の芳香族復素環類、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、カルボン酸塩またはその他の各種油類等が挙げられ、これらを単独または混合物として用いることができる。
また、液相分散媒6(電気泳動分散液10)中には、必要に応じて、例えば、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。
さらに、液相分散媒6には、必要に応じて、アントラキノン系染料、アゾ系染料、インジゴイド系染料、トリフェニルメタン系染料、ピラゾロン系染料、スチルベン系染料、ジフェニルメタン系染料、キサンテン系染料、アリザリン系染料、アクリジン系染料、キノンイミン系染料、チアゾール系染料、メチン系染料、ニトロ系染料、ニトロソ系染料等の各種染料を溶解するようにしてもよい。
なお、液相分散媒6は、気相の分散媒で代替するようにしてもよい。
次に、このような表示装置20の作用(動作)、すなわち本発明の表示方法の第1実施形態について説明する。
ここでは、表示装置20の動作の一例として、白色表示の初期状態から、各着色粒子5c、5dの混合色を表示する表示状態に移行するまでの動作について、1つの画素空間71を取り上げて説明する。
なお、この例では、白色粒子5aが負に帯電しており、各着色粒子5b、5c、5d、5eがそれぞれ正に帯電しているものとする。
<1>まず、初期状態では、第1の分離用電極41が第1の移送用電極31より低電位になるように、第1の移送用電極31と第1の分離用電極41との間に電圧を印加する。これにより、画素空間71内に、第1の移送用電極31から第1の分離用電極41に向かう電界が発生する。そして、この電界の作用により、図2(a)に示すように、白色粒子5aは第1の移送用電極31付近に集合し、各着色粒子5b、5c、5d、5eは第1の移送用電極41付近に集合する。この状態では、表示部において白色粒子5aを見ることができるので、白色表示となる。
<2>次に、第2の分離用電極42が第1の分離用電極41より低電位になるように、一対の分離用電極4間に電圧を印加する。これにより、画素空間71内に、第1の分離用電極41から第2の分離用電極42に向かう電界が発生する。そして、この電界の作用により、図2(b)に示すように、第1の分離用電極41付近に集合していた各着色粒子5b、5c、5d、5eが、それぞれ第2の分離用電極42に向かって泳動を開始する。
ここで、本実施形態では、各着色粒子5b、5c、5d、5eのゼータ電位の極性が同じである。このため、一対の分離用電極4の間に電圧を印加して電界を作用させると、各着色粒子は、それぞれの電気泳動移動度の差に応じて、互いに異なる速度で同じ方向に泳動する。
また、各着色粒子5b、5c、5d、5eの泳動速度は、それぞれの電気泳動移動度の差に応じて異なっている。このため、一対の分離用電極4間に所定の時間だけ電圧を印加すると、各着色粒子5b、5c、5d、5eは、泳動が進むにつれて、互いに離間し始める。これにより、各着色粒子5b、5c、5d、5eを容易に分離することができる。本実施形態では、一例として、各着色粒子5b、5c、5d、5eの電気泳動移動度が、5b<5c<5d<5eの関係を満たしている。
なお、各着色粒子5b、5c、5d、5eのうち、いずれか1種の着色粒子のゼータ電位の極性が異なっていてもよい。この場合、この1種の着色粒子は他の着色粒子と異なる方向に泳動するが、隔壁72に移動を阻まれて第1の分離用電極41付近に滞留するとともに、他の着色粒子は上述のようにして互いに分離する。したがって、このような場合でも、各着色粒子を分離することができる。
ここで、前述したように、一対の分離用電極4は、第2の基板2の上面に沿って、所定の距離だけ離間した状態で設けられている。このように、一対の分離用電極4が第2の基板2に沿って設けられていて、第1の基板1(表示部)から十分に離れていることから、前述のようにして各着色粒子5b、5c、5d、5eを互いに分離する過程において、表示装置20の表示部側から、これらの各粒子の色彩が見えないようになっている。したがって、表示部の表示において、不本意な色彩の混在を抑制することができ、表示のコントラストの低下を抑えることができる。
なお、本実施形態では、画素空間71の第2の基板2側の領域を「集積部710」と言う。この集積部710は、前記<1>の過程において、各粒子を集積させたり、前記<2>の過程において、各粒子を種類ごとの分離して、それぞれ集積する部位である。そして、この集積部710に位置する各粒子の色彩が、前述したように、表示装置20の表示部側から見たときに透けて見えないようにするため、集積部は、画素空間71の表示部から離れた領域に位置している。すなわち、集積部710において、集積された各粒子をその種類ごとに分離する過程は表示部から見えないが、分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を選別し、後述する過程において、その粒子を画素空間71の表示部側に移送することで、移送された粒子の色彩が表示部に表示されることとなる。
<3>次に、各着色粒子5b、5c、5d、5eの中で最も泳動速度が速い粒子(本実施形態では、着色粒子5e)が第2の分離用電極42付近に到達した時点で、一対の分離用電極4間への電圧の印加を終了する。
このとき、各着色粒子5b、5c、5dも、それぞれの電気泳動移動度に応じて、異なる位置に到達する。ここでは、図3(c)に示すように、着色粒子5bが第2の移送用電極32付近に、着色粒子5cが第2の移送用電極33付近に、着色粒子5dが第2の移送用電極34付近に、それぞれ到達した場合を例に説明する。このようにして、各着色粒子5b、5c、5d、5eは、その種類ごとに分離される。
なお、各着色粒子5b、5c、5dが上述したような位置に到達するように、各第2の移送用電極32、33、34の配置を予め考慮するのが好ましい。具体的には、各着色粒子5b、5c、5dの移動距離は、それぞれの電気泳動移動度にほぼ比例するので、この関係を考慮して各第2の移送用電極32、33、34の位置を決定するようにすればよい。
また、図1に示す5つの第2の移送用電極41、32、33、34、42のそれぞれの間隔が大きい程、この<2>の過程において、粒子同士の混在を抑制しつつ、各着色粒子5b、5c、5d、5eを互いに確実に分離することができる。したがって、各第2の移送用電極41、32、33、34、42同士の間隔は、この分離性能と、前述の画素のサイズとを考慮して決定される。
<4>次に、画素空間71が表示する色彩(本実施形態では、着色粒子5cと5dの混合色)に応じて、各着色粒子5c、5dに対応する電極、すなわち各第2の移送用電極33、34と、第1の移送用電極31との間に、第1の移送用電極31が低電位になるように電圧を印加する。これにより、画素空間71内に、各第2の移送用電極33、34から第1の移送用電極31に向かう電界が発生する。そして、この電界の作用により、図3(d)に示すように、各着色粒子5b、5c、5d、5eのうち、着色粒子5cと着色粒子5dとが、第1の移送用電極31に向かって選択的に泳動を開始する。すなわち、分離された各着色粒子5b、5c、5d、5eのうちの特定の少なくとも1種の粒子を選別し、その粒子を画素空間71の表示部側に移送する。これにより、特定の粒子を容易に移送することができる。
一方、この電界の作用により、白色粒子5aが下方に向かって泳動を開始する。
なお、このとき、付近に粒子が存在しない電極(本実施形態では、第1の分離用電極41)には、各第2の移送用電極33、34と同様に、第1の移送用電極31との間に電圧を印加するのが好ましい。これにより、白色粒子5aおよび各着色粒子5c、5dが不本意な方向に泳動するのをより確実に防止することができる。
<5>次に、白色粒子5aが第1の分離用電極41付近や各第2の移送用電極33、34付近に到達し、各着色粒子5c、5dが第1の移送用電極31付近に到達した時点で、<4>における電圧の印加を終了する。これにより、着色粒子5cと着色粒子5dとを、図4(e)に示すように、第1の移送用電極31付近に集めることができる。集められた各着色粒子5c、5dは、第1の基板1および第1の移送用電極31(表示部)を通して視認することができる。すなわち、画素空間71において、各着色粒子5c、5dの混合色を表示する表示状態とすることができる。
そして、複数の画素空間71において、それぞれの表示色を独立して制御することにより、表示装置20の表示部に、所望の情報(画像)が表示される。
なお、電気泳動粒子5の比重は、液相分散媒6の比重とほぼ等しくなるように設定されているのが好ましい。これにより、電気泳動粒子5は、<4>における電圧の印加を終了した後においても、液相分散液6中において一定の位置に長時間滞留することができる。すなわち、表示装置20に表示された情報が長時間保持されることとなる。
また、この表示状態から、前記<1>の動作を行うことにより、再び初期状態に復帰することができる。
なお、本実施形態では、各粒子間(各電気泳動粒子間)の電気泳動移動度の差を利用して、各粒子をその種類ごとに分離する分離手段について説明しているが、分離手段は上記のものに限定されない。
すなわち、分離手段は、いかなる原理で各粒子を種類ごとに分離するものであってもよいが、各粒子間の特性の差を利用して分離するものが好ましい。これにより、色彩の異なる各粒子を容易に分離することができ、分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を表示部に移送すれば、所定の色彩での表示が容易に可能となる。
この各粒子の特性としては、例えば、前述した各粒子の電気泳動移動度のほか、粒径、重量・比重(沈降速度)、物体への吸着され易さ、物体からの脱離し易さ(吸着脱着速度)、粒子の形状等が挙げられ、これらの1つまたは2つ以上を組み合わせたものが挙げられる。
特に、分離手段は、本実施形態のように、各粒子間の電気泳動移動度の差を利用して、各粒子の分離を行うのが好ましい。電気泳動移動度の差を利用すれば、各粒子間での特性の差を比較的容易に制御することができるので、多くの種類の粒子を用いる場合、すなわち多色表示をする場合でも、各粒子の製造が容易である。また、各粒子間の特性において確実な有意差を確保することができるという利点も有する。
なお、白色表示は、無色透明な粒子5aが光を散乱することによっても得られる。この場合、電気泳動分散液10中の粒子5aの濃度(含有率)が十分に高いことが好ましい。また、画素空間71の厚さ(各基板1、2の離間距離)が十分に大きいことが好ましい。これにより、画素空間71内の粒子5aが表示部付近から遠ざかることにより、表示部には高い白色度の白色表示がなされる。したがって、本実施形態では、一対の分離用電極4(分離手段)が、画素空間71の第2の基板2側に位置する集積部710に設けられているが、この集積部710は、画素空間71の表示部近傍以外の箇所にあれば、どこに設けるようにしてもよい。このようにすれば、表示部に白色表示をすることが可能となる。
以上のような表示装置20によれば、1つの画素空間で複数色(カラー)の表示が可能になる。このため、画素サイズをより縮小することができ、表示の精細度およびコントラストを高めることができる。
また、表示装置20は、視差の低減を図りつつ、軽量化・小型化をも図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の表示装置の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の表示装置の第2実施形態を模式的に示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図5中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
以下、第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図5に示す表示装置20’は、隔壁72が省略され、各基板1、2と封止部7とで画成される気密空間内に、電気泳動分散液10をカプセル本体(殻体)401内に封入した複数のマイクロカプセル40とバインダ材45とが充填されている以外は、前記第1実施形態と同様である。
複数のマイクロカプセル40は、図5に示すように、各基板1、2間に、縦横に並列するように単層で(厚さ方向に重なることなく1個ずつ)配設されている。
本実施形態では、マイクロカプセル40を上下方向から狭持することにより、マイクロカプセル40が圧縮され、水平方向に拡がった扁平形状となっている。
このような構成により、表示装置20’では、マイクロカプセルが扁平形状になっていない場合に比べ、有効表示領域が増大し、コントラストが向上する。
本実施形態では、1つの画素に1つのマイクロカプセル40が対応するように、各マイクロカプセル40を配設する。すなわち、各画素に対応して設けられた各電極3、4に対応して、各マイクロカプセル40を配設する。これにより、隔壁72を省略しても、画素空間において複数色の表示を確実に行うことができる。
なお、本実施形態において、画素空間とは、マイクロカプセル40と各電極3、4とを含む部分を意味する。
カプセル本体(殻体)401の構成材料としては、例えば、ゼラチン、アラビアゴムとゼラチンとの複合材料、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、尿素樹脂、ポリアミド、ポリエーテルのような各種樹脂材料が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、カプセル本体401の構成材料には、架橋剤により架橋(立体架橋)を形成するようにしてもよい。これにより、カプセル本体401の柔軟性を維持しつつ、強度を向上させることができる。その結果、マイクロカプセル40が容易に崩壊するのを防止することができる。
このようなマイクロカプセル40は、その大きさがほぼ均一であることが好ましい。これにより、表示装置20’では、表示ムラの発生が防止または低減され、より優れた表示性能を発揮することができる。
また、バインダ材45は、例えば、第1の基板1と第2の基板2とを接合する目的、第1の基板1および第2の基板2とマイクロカプセル40を固定する目的、各電極3、4間の絶縁性を確保する目的等により供給される。これにより、表示装置20’の耐久性および信頼性をより向上させることができる。
このバインダ材45には、各電極3、4およびカプセル本体401(マイクロカプセル40)との親和性(密着性)に優れ、かつ、絶縁性に優れる樹脂材料が好適に使用される。
このようなバインダ材45としては、例えば、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリプロピレン、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルアクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、エチレン−ビニルアルコール−塩化ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、セルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリスルホン、ポリアミドイミド、ポリアミノビスマレイミド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアリレート、グラフト化ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド等の高分子、ポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化エチレンプロピレン、四フッ化エチレン−パーフロロアルコキシエチレン共重合体、エチレン−四フッ化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリ三フッ化塩化エチレン、フッ素ゴム等のフッ素系樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム等のシリコーン系樹脂、ポリウレタン等のウレタン系樹脂、その他として、メタクリル酸−スチレン共重合体、ポリブチレン、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体等の各種樹脂材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、バインダ材45は、その誘電率が前記液相分散媒6の誘電率とほぼ等しくなるよう設定されているのが好ましい。このため、バインダ材45中には、例えば、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールのようなアルコール類、ケトン類、カルボン酸塩等の誘電率調節剤を添加するのが好ましい。
<第3実施形態>
次に、本発明の表示装置の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の表示装置の第3実施形態を模式的に示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図6中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
以下、第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態にかかる表示装置は、分離手段の構成が異なる以外は、前記第1実施形態と同様である。
図6に示す分離手段は、互いに色彩と粒径とが異なり、同一の極性を有する4種類の粒子5f、5g、5h、5iを、粒径の差を利用して、分離するものである。なお、各粒子5f、5g、5h、5iの粒径は、5f<5g<5h<5iなる関係を満たしている。
本実施形態にかかる分離手段は、第2の基板2の上面にそれぞれ設けられた、第1の分離用電極41、移送用電極32、移送用電極33、第2の分離用電極42、および各フルイ構造62、63、64により構成される。
図6に示す分離手段で各粒子5f、5g、5h、5iを互いに分離する場合、まず、第1の分離用電極41に各粒子5f、5g、5h、5iを全て集める。次に、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に電圧を印加して、集めた各粒子5f、5g、5h、5iを図6に示すように左側へ移動させる。
ここで、第2の基板2の上面には、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に、各移送用電極32、33が設けられている。また、第1の分離用電極41と移送用電極32との間には、フルイ構造61が、移送用電極32と移送用電極33との間には、フルイ構造62が、移送用電極33と第2の分離用電極42との間には、フルイ構造63がそれぞれ設けられている。
これらのフルイ構造61、62、63は、それぞれ、互いに異なる粗さの網目を有する平板で構成されている。そして、各フルイ構造62、63、64の網目の粗さは、それぞれ、粒径の差を利用して、粒子同士を種類ごとにふるい分けることができるサイズに調整されている。
具体的には、フルイ構造61の網目の粗さは、粒子5iの粒径より小さく、粒子5hの粒径より大きい。また、フルイ構造62の網目の粗さは、粒子5hの粒径より小さく、粒子5gの粒径より大きい。さらに、フルイ構造63の網目の粗さは、粒子5gの粒径より小さく、粒子5fの粒径より大きい。
そして、このような各フルイ構造61、62、63が、それぞれ、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に設けられていると、各粒子5f、5g、5h、5iは、各分離用電極41、42間に発生した電界の作用により、各フルイ構造61、62、63を通過しようとする。このとき、各粒子5f、5g、5h、5iは、各フルイ構造61、62、63によって、ふるい分けられることとなる。
このふるい分けの結果、粒子5fは、第2の分離用電極42上に、粒子5gは、移送用電極33上に、粒子5hは、移送用電極32上に、粒子5iは、第1の分離用電極41上にそれぞれ分離される。なお、各粒子5f、5g、5h、5iが分離されたときの位置をあらかじめ想定し、この位置に、第1の分離用電極41、移送用電極32、移送用電極33、および第2の分離用電極42をそれぞれ配置しておくのが好ましい。
また、各フルイ構造61、62、63は、上記のように網目を有する平板で構成されていてもよいが、第2の基板2上に所定の間隔で複数本の針を配列させた剣山状のもので代替することもできる。この場合、針同士の間隔を変えることにより、前述の各フルイ構造61、62、63の網目の粗さを変えるのと同等の作用が得られる。すなわち、針同士の間隔を、各粒子5f、5g、5h、5iの粒径に応じて調整することにより、互いに粒径の異なる各粒子5f、5g、5h、5iを分離することができる。
なお、各粒子5f、5g、5h、5iを分離する過程で、各粒子5f、5g、5h、5iが網目に詰まってしまい、各フルイ構造61、62、63のふるい分けの機能が低下するおそれがある。そこで、一対の分離用電極41、42間に印加する電圧の極性を周期的にスイッチングするのが好ましい。これにより、各粒子5f、5g、5h、5iの移動方向を周期的に変えることができる。その結果、各粒子5f、5g、5h、5iが各フルイ構造61、62、63の網目に詰まるのを効果的に抑制または防止することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の表示装置の第4実施形態について説明する。
図7は、本発明の表示装置の第4実施形態を模式的に示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図7中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
以下、第4実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態にかかる表示装置は、分離手段の構成が異なる以外は、前記第1実施形態と同様である。
図7に示す分離手段は、互いに色彩と吸着脱着速度(吸着能)とが異なり、同一の極性を有する3種類の粒子5j、5k、5mを、吸着脱着速度の差を利用して、分離するものである。
本実施形態にかかる分離手段は、第2の基板2の上面にそれぞれ設けられた、第1の分離用電極41、移送用電極32、移送用電極33、第2の分離用電極42、および各吸着フルイ73、74、75により構成される。
図7に示す分離手段で各粒子5j、5k、5mを互いに分離する場合、まず、第1の分離用電極41に各粒子5j、5k、5mを全て集める。次に、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に電圧を印加して、集めた各粒子5j、5k、5mを図7の左側に向けて移動させる。
ここで、第2の基板2の上面には、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に、各移送用電極32、33が設けられている。また、第1の分離用電極41と移送用電極32との間には、吸着フルイ73が、移送用電極32と移送用電極33との間には、吸着フルイ74が、移送用電極33と第2の分離用電極42との間には、吸着フルイ75がそれぞれ設けられている。
これらの吸着フルイ73、74、75は、それぞれ、互いに異なる(または同一の)表面状態を有する。なお、この表面状態は、例えば、分散力、極性、水素結合の種類・強さ等である。
一方、各粒子5j、5k、5mの表面も、それぞれの種類ごとに表面状態が異なっていて、各吸着フルイ73、74、75に対する親和性に差がある。このため、例えば、極性の高い表面処理を施した吸着フルイに対して、極性の高い粒子は、親和性が高いため、吸着され易く、脱離され難い。したがって、このような吸着フルイと粒子との組み合わせでは、粒子が吸着フルイを通過するのに比較的長時間を要することとなる。これに対し、上記の同じ吸着フルイに、極性の低い粒子を通過させると、比較的短時間で通過することができる。
したがって、例えば、各吸着フルイ73、74、75の表面状態を同一にしておき、種類ごとの各粒子5j、5k、5mの極性の差と、各粒子5j、5k、5mの移動方向における各吸着フルイ73、74、75の長さとを異ならせる。これにより、各吸着フルイ73、74、75を通過するのに要する時間を、各粒子5j、5k、5m間で互いに異ならせることができる。
ここで、本実施形態では、各吸着フルイ73、74、75の表面状態を同一にし、各粒子5j、5k、5mの極性が5j<5k<5mなる関係を満たすようになっている。
このように各吸着フルイ73、74、75の表面状態(および/または長さ)と、各粒子5j、5k、5mの極性とを設定した状態で、第1の分離用電極41と第2の分離用電極42との間に電圧を印加すると、各粒子5j、5k、5mは図7の左側に向かって移動する。このとき、極性が相対的に小さな粒子5jが最も短時間で吸着フルイ73を通過し、極性が相対的に大きな粒子5mが最も長時間で吸着フルイ73を通過することとなる。吸着フルイ73を通過した粒子5jは、続いて、各吸着フルイ74、75を順次通過する。
その結果、電圧の印加から一定時間後には、粒子5jは、第2の分離用電極42上に、粒子5kは、移送用電極33上に、粒子5mは、移送用電極32上にそれぞれ分離される。なお、各粒子5j、5k、5mが分離されたときの位置をあらかじめ想定し、この位置に、移送用電極32、移送用電極33、および第2の分離用電極42をそれぞれ配置しておくのが好ましい。
なお、各吸着フルイ73、74、75の表面状態を互いに異ならせるようにしてもよい。これにより、特定の表面処理を施された粒子のみが、各吸着フルイ73、74、75のいずれかに選択的に吸着するようになる。その結果、各吸着フルイ73、74、75に、互いに異なる種類の粒子を吸着させることができる。
このように、各吸着フルイ73、74、75に、種類ごとに分離させた粒子をそれぞれ吸着させたら、各粒子を移送用の電極に移動させるために、各電極間に電圧を印加する。例えば、第1の分離用電極41と移送用電極32との間に十分な大きさの電圧を印加することにより、吸着フルイ73に吸着した粒子を移送用電極32上へと移動させることができる。その結果、上述したように、粒子5jは、第2の分離用電極42上に、粒子5kは、移送用電極33上に、粒子5mは、移送用電極32上にそれぞれ分離することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の表示装置の第5実施形態について説明する。
図8は、本発明の表示装置の第5実施形態を模式的に示す縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図8中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。
以下、第5実施形態について説明するが、前記第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態にかかる表示装置は、分離手段の構成が異なる以外は、前記第1実施形態と同様である。
図8に示す分離手段は、互いに色と沈降速度とが異なり、同一の極性を有する3種類の粒子5p、5q、5rを、沈降速度の差を利用して、分離するものである。なお、各粒子5p、5q、5rの沈降速度は、5p>5q>5rなる関係を満たしている。
本実施形態にかかる表示装置は、図8の上下に設けられた第1の基板1および第2の基板2と、この一対の基板1、2間に設けられた2つの隔壁72、72とで画成された画素空間71を有する。
そして、本実施形態にかかる分離手段は、第2の基板2の画素空間71に臨む面に設けられた、分離用電極41、移送用電極32、移送用電極33および移送用電極34と、第1の基板1の画素空間71に臨む面に設けられた移送用電極31とにより構成される。なお、本実施形態にかかる表示装置は、図8に示すように、一対の基板1、2が鉛直方向に平行となる状態で使用されるものである。
図8に示す分離手段で各粒子5p、5q、5rを互いに分離する場合、まず、第1の分離用電極41に各粒子5p、5q、5rを全て集める。次に、第1の分離用電極41と移送用電極31との間に、電圧パルスを印加する。これにより、第1の分離用電極41から各粒子5p、5q、5rが脱離する。この場合、各粒子5p、5q、5rが移送用電極31に到達することがないように、電圧パルスの印加時間は、十分に短くする。
第1の分離用電極41から脱離した各粒子粒子5p、5q、5rは、重力の作用により下方に沈降する。このとき、各粒子5p、5q、5rの沈降速度は、それぞれの比重、分散性および粒径を適宜設定することにより、前述の関係を満たすように調整されている。このため、沈降速度の差に基づいて、各粒子5p、5q、5rを互いに分離することができる。
その結果、粒子5pは、移送用電極34付近に、粒子5qは、移送用電極33付近に、粒子5rは、移送用電極32付近にそれぞれ分離される。なお、各粒子5p、5q、5rが分離されたときの位置をあらかじめ想定し、この位置に、各移送用電極32、33、34をそれぞれ配置しておくのが好ましい。
<電子機器>
以上のような各表示装置は、それぞれ、各種電子機器に組み込むことができる。以下、各表示装置を備える本発明の電子機器について説明する。
<<電子ペーパー>>
まず、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態について説明する。
図9は、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
図9に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような各表示装置で構成されている。
<<ディスプレイ>>
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図10は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図10中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図10に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図9に示す構成と同様のものである。
本体部801は、その側部(図10中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図10(a)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図10中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
また、このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600が、前述したような表示装置20で構成されている。
なお、本発明の電子機器は、以上のようなものへの適用に限定されず、例えば、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、これらの各種電子機器の表示部に、本発明の表示装置を適用することが可能である。
以上、本発明の表示装置、表示方法および電子機器を、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものでない。
また、本発明の表示方法では、必要に応じて、任意の工程を追加することもできる。
本発明の表示装置の第1実施形態を模式的に示す縦断面図である。 図1に示す表示装置の作動原理を示す模式図である。 図1に示す表示装置の作動原理を示す模式図である。 図1に示す表示装置の作動原理を示す模式図である。 本発明の表示装置の第2実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の表示装置の第3実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の表示装置の第4実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の表示装置の第5実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。
符号の説明
1……第1の基板 2……第2の基板 3……一対の移送用電極 31……第1の移送用電極 32、33、34……第2の移送用電極 4……一対の分離用電極 41……第1の分離用電極 42……第2の分離用電極 5……電気泳動粒子 5a……白色粒子 5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k、5m、5p、5q、5r……着色粒子 6……液相分散媒 7……封止部 71……画素空間 710……集積部 72……隔壁 10……電気泳動分散液 20、20’……表示装置 40……マイクロカプセル 401……カプセル本体 45……バインダ材 61、62、63……フルイ構造 73、74、75……吸着フルイ 600……電子ペーパー 601……本体 602……表示ユニット 800……ディスプレイ 801……本体部 802a、802b……搬送ローラ対 803……孔部 804……透明ガラス板 805……挿入口 806……端子部 807……ソケット 808……コントローラー 809……操作部

Claims (19)

  1. 面状の表示部と、
    該表示部の片面側に隣接して設けられ、互いに色彩が異なる複数種の色材を封入してなる画素空間と、
    該画素空間内に設けられ、前記各色材を集積する集積部と、
    前記集積部において、集積された前記各色材をその種類ごとに分離する分離手段と、
    分離された前記各粒子のうちの特定の少なくとも1種の色材を選別し、当該色材を前記画素空間の前記表示部側に移送する移送手段とを有し、
    前記移送された単一の色材の色彩または前記複数種の色材の色彩が混合された混合色を、前記表示部に表示するよう構成したことを特徴とする表示装置。
  2. 前記分離手段は、前記各色材間の特性の差を利用して、前記分離を行うものである請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記特性は、前記各色材の電気泳動移動度である請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記移送手段は、前記特定の色材に電界を作用させることにより、当該色材の電気泳動を利用して移送するものである請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記分離手段は、前記集積部に配置された一対の電極と、該一対の電極間に電圧を印加する回路とを有するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記移送手段は、前記画素空間を介して、前記表示部側とその反対側とに対向配置された一対の電極と、該一対の電極間に電圧を印加する回路とを有するものである請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記集積部に配置された第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加する第1回路と、前記第1の電極と前記画素空間を介して対向配置された第3の電極と、前記第1の電極との間に電圧を印加する第2回路と、を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置。
  8. 複数の画素空間を有し、
    該各画素空間に対応して、それぞれ前記分離手段と前記移送手段とを有する請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 表示部となる第1の基板と、
    該第1の基板と対向して配置された第2の基板と、
    前記各基板間に設けられ、互いに色彩と電気泳動移動度とが異なる複数種の電気泳動粒子と、前記各電気泳動粒子を分散させる液相分散媒とを含む電気泳動分散液を封入してなる画素空間と、
    該画素空間内の前記第2の基板側に設けられ、前記各電気泳動粒子を集積する集積部と、
    前記集積部において、集積された前記各電気泳動粒子に電界を作用させることにより、前記各電気泳動粒子間の電気泳動移動度の差を利用して、前記各電気泳動粒子をその種類ごとに分離する一対の分離用電極と、
    該一対の分離用電極間に電圧を印加する第1の回路と、
    電界を作用させることにより、分離された各電気泳動粒子のうちの特定の少なくとも1種の電気泳動粒子を選別し、当該電気泳動粒子を前記画素空間の前記表示部側に移送する一対の移送用電極と、
    該一対の移送用電極間に電圧を印加する第2の回路とを有し、
    前記移送された単一の電気泳動粒子の色彩または複数種の電気泳動粒子の色彩が混合された混合色を、前記表示部に表示するよう構成したことを特徴とする表示装置。
  10. 前記一対の分離用電極は、前記第2の基板に沿って、所定の離間距離で設けられている請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記一対の移送用電極は、前記第1の基板の片面に設けられた第1の移送用電極と、前記第2の基板の片面に設けられた第2の移送用電極とで構成されている請求項9または10に記載の表示装置。
  12. 前記一対の分離用電極のうちの少なくとも一方は、前記第2の移送用電極の一部と兼用になっている請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記複数の画素空間を有し、
    該各画素空間に対応して、それぞれ、前記一対の分離用電極と前記一対の移送用電極とを有している請求項9ないし12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 前記各電気泳動粒子は、そのゼータ電位の極性が同じである請求項9ないし13のいずれかに記載の表示装置。
  15. 前記電気泳動分散液は、さらに、そのゼータ電位の極性が前記各電気泳動粒子と反対であり、かつ、前記各電気泳動粒子と色彩がそれぞれ異なる別の電気泳動粒子を含む請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記液相分散媒の色彩は、前記各電気泳動粒子とそれぞれ異なる請求項9ないし15のいずれかに記載の表示装置。
  17. 第1基板と、
    第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に位置する共通電極と、
    前記第1基板と前記対向電極との間に位置する集積電極、第1画素電極、および第2画素電極と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に位置する第1の色を有する複数の第1色材および第2の色を有する複数の第2色材と、を有し、
    前記集積電極が前記複数の第1色材と前記複数の第2色材とを集積することができ、前記第1画素電極が前記第1色材を配置することができ、前記第2画素電極が前記第2色材を配置することができ、前記共通電極と前記第1画素電極との間に印加される電界で前記第1色材を移動させることができ、前記共通電極と前記第2画素電極との間に印加される電界で前記第2色材を移動させることができる、ことを特徴とする表示装置。
  18. 請求項1ないし8のいずれかに記載の表示装置の表示方法であって、
    前記分離手段により、前記集積された複数種の粒子をその種類ごとに分離する分離工程と、
    前記表示部に表示すべき色彩に応じて、前記移送手段により、前記分離された各粒子のうちの特定の少なくとも1種の粒子を選別し、当該粒子を前記画素空間の前記表示部側に移送する移送工程とを有することを特徴とする表示方法。
  19. 請求項1ないし17のいずれかに記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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