JP2008116133A - 燃料タンク内の水抜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク内に溜まっている水を、誰もが簡単且つ安全に排出することができる燃料タンク内の水抜装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る燃料タンク内の水抜装置は、吸水剤と乾燥剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けている。また、芯部材は、上端部側がケーシング体の吸水剤や乾燥剤の中に配置され、下端部側が燃料タンクの内底部の近傍に配置されている。さらに、芯部材は、ネジ込み固定部材を介してケーシング体の下端部側に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、石油ファンヒータ等の給油用の燃料タンク内に溜まっている水を抜くために使用する、燃料タンク内の水抜装置に関するものである。
石油ファンヒータ等に使用する灯油等の給油用の燃料タンク内においては、温度変化等を原因として、燃料タンク内に微量の水が溜まってしまう場合がある。
また、燃料タンクに灯油等を入れるときに、保存用の灯油タンクの内部に存在した少量の水が、灯油と共に燃料タンク内に入れられたときにも、燃料タンク内に水が溜まってしまう事態が生じる。
このとき、水は灯油よりも比重が重いため、燃料タンクの底近傍に溜まり易い。
そして、このような水が灯油と共にバーナ等の燃焼部に送られると、完全な燃焼が妨げられ、燃焼部における故障の原因となっていた。
そのため、従来においては、特許文献1に開示されているように、給油用の燃料タンク内の水の有無を検知する水検知手段を当該燃料タンクの内底面に設け、運転開始時に、常に燃料タンクの内部に水があるか否かを判定し、水があったときには、水を抜き取るまで燃焼運転ができないように制御した液体燃料燃焼装置が提供されている。
特開2002−39527号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている液体燃料燃焼装置は、機構が複雑であることから、その製造コストが非常に高くなっていた。
また、一般の家庭で使用されている比較的に小型の石油ファンヒータ等に、このような機構が複雑である液体燃料燃焼装置を取り付けるのも好ましいものではない。
そのため、小型の石油ファンヒータ等に使用する燃料タンク内に水が溜まってしまった場合には、給油口の蓋を外し、タンクの上下を逆さにして、給油口から水を排出しなければならず、非常に面倒であった。
このとき、燃料タンク内から水だけを排出することは困難であり、ある程度の量の灯油と共に水を排出しなければならないため、一部の燃料が無駄になっていた。
また、灯油を排出した際に、引火する可能性があり、非常に危険であった。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、燃料タンク内に溜まっている水を、誰もが簡単且つ安全に排出することができる燃料タンク内の水抜装置を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料タンク内の水抜装置は、吸水剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けたことで、上述した課題を解決した。
また、吸水剤と乾燥剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けたことで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、芯部材は、上端部側がケーシング体の吸水剤や乾燥剤の中に配置され、下端部側が燃料タンクの内底部の近傍に配置されることで、同じく上述した課題を解決した。
また、芯部材は、ケーシング体の下端部側に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、芯部材は、ネジ込み固定部材を介してケーシング体に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、ネジ込み固定部材は、その上側に芯部材を保持する筒部を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、芯部材を保持する筒部の周壁に、複数の通水孔を設けたことで、同じく上述した課題を解決した。
また、ケーシング体は、燃料タンク内の燃料の中に配置されることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、ケーシング体は、燃料タンクの給油口に装着されることで、同じく上述した課題を解決した。
また、燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その上端部側に浮き部材を備え、ケーシング体の下端部側にネジ込まれているネジ込み固定部材に重錘を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その側面に、ケーシング体の内部圧力と燃料タンクの内部圧力の差圧を低減させる圧力均整調整部を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、圧力均整調整部は、複数のスリット孔を備えた凹部と、該凹部を覆う可撓性の膜により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明に係る燃料タンク内の水抜装置は、吸水剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けたことから、その構成が簡単であり、燃料タンク内の水を抜く製品を安価に製作することができる。
また、ケーシング体に吸水剤を収容していることから、芯部材により吸収した水を吸水剤に吸着させることができる。
さらに、ケーシング体に吸水剤と乾燥剤を収容したときには、芯部材により吸収した水を吸水剤と乾燥剤に吸着させることができる。
また、芯部材は、上端部側がケーシング体の吸水剤や乾燥剤の中に配置され、下端部側が燃料タンクの内底部の近傍に配置されていることから、燃料タンク内に溜まっている水を芯部材により吸収し、燃料タンク内の水を確実に取り除くことができる。即ち、芯部材における毛細管現象を利用して、燃料タンク内の水を吸い取るのである。
そして、芯部材により吸収した水を、吸水剤や乾燥剤に吸着させることから、芯部材による連続的な水の吸い取りが可能である。
また、芯部材は、ケーシング体の下端部側に取り付けられていることから、ケーシング体の下方から水を吸い取り、この水を上方に移動させることができる。
加えて、芯部材は、ネジ込み固定部材を介してケーシング体に取り付けられているので、芯部材の取り付け・取り外しが容易である。
また、ネジ込み固定部材は、その上側に芯部材を保持する筒部を備えていることから、ケーシング体の内部において、芯部材の直立した状態を維持することができる。
この他、芯部材を保持する筒部の周壁に、複数の通水孔を設けたことから、芯部材により吸収した水を通過させて、吸水剤や乾燥剤に吸着させることができる。
このとき、芯部材が吸水剤や乾燥剤に接触していないことから、芯部材の劣化や変質を防止することができる。
また、ケーシング体は、燃料タンク内の燃料の中に配置されることから、燃料タンクの外側に余計なスペースを設ける必要がない。
一方、小型の石油ファンヒータ等に使用する燃料タンク内に水が溜まってしまった場合には、給油口の蓋を外してケーシング体を燃料タンクの給油口に装着することで、燃料タンク内に溜まっている水を取り除くことができる。
このとき、燃料タンクの上下を逆さにする必要もない。また、燃料タンク内から水だけを排出することが可能となり、燃料の一部を無駄にすることがない。さらに、水だけを排出するので、引火する危険も無く、安全である。
また、燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その上端部側に浮き部材を備え、ケーシング体の下端部側にネジ込まれているネジ込み固定部材に重錘を備えていることから、燃料タンク内の燃料中において、ケーシング体が起立した状態を常に維持して、芯部材による連続的な水の吸い取りが可能である。
加えて、燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その側面に、ケーシング体の内部圧力と燃料タンクの内部圧力の差圧を低減させる圧力均整調整部を備えていることから、芯部材の毛細管現象による吸水能力が、差圧を要因として低下してしまう事態の発生を未然に防止することができる。
また、圧力均整調整部は、複数のスリット孔を備えた凹部と、該凹部を覆う可撓性の膜により形成されていることから、ケーシング体の内部圧力が燃料タンクの内部圧力よりも低い負圧の状態となったときに、可撓性の膜が凹部側に潰れて膜と凹部との間に存在した空気がスリット孔を通じてケーシング体の内部に浸入し、ケーシング体の内部圧力を、燃料タンクの内部圧力と略同圧とすることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る燃料タンク内の水抜装置1は、例えば、石油ファンヒータ等の給油用の燃料タンクP内の燃料である灯油Qの中に溜まっている水Rを抜くために使用するものである。
この水抜装置1は、図1乃至図4に示すように、燃料タンクP内の燃料である灯油Qの中に配置されるものと、図5乃至図7に示すように、燃料タンクPの給油口Sに装着されるものがある。
燃料タンクP内の燃料である灯油Qの中に配置される水抜装置1は、図1乃至図3に示すように、所定の長さの筒状に形成されているケーシング体2に、吸水用の芯部材5を取り付けて構成されている。
ケーシング体2には、所定の吸水剤3や、シリカゲル等の乾燥剤30を収容している。
尚、ケーシング体2に、吸水剤3のみを収容しても良い。この吸水剤3は、吸水性を有するものであれば、どのようなものであっても差し支えない。また、ケーシング体2に、乾燥剤30のみを収容しても良い。この乾燥剤30は、シリカゲル等に限定されることはなく、どのようなものであっても差し支えない。さらに、ケーシング体2に、吸水剤3と乾燥剤30を混在させて収容しても良い。
図1乃至図3に示すケーシング体2は、円筒状に形成されているが、これに限定されることはなく、例えば、矩形の筒状である等、どのような形状であっても差し支えない。
吸水用の芯部材5としては、例えば、アルコールランプに使われる綿製の芯材等を使用している。
この吸水用の芯部材5は、図2・図3に示すように、ネジ込み固定部材4を介して、ケーシング体2の下端部側に取り付けられている。
ネジ込み固定部材4は、図1に示すように、全体が円筒状に形成され、芯部材5を保持している。このとき、芯部材5における上下の両端部は、所定の長さ分だけ、ネジ込み固定部材4から突出した状態となっている。
芯部材5を保持するネジ込み固定部材4は、下方にフランジ部7を備えている。また、フランジ部7の上方に、所定の長さの雄ネジ部8を設けている。さらに、雄ネジ部8の上方に、比較的に長く形成された筒部11を設けている。この筒部11の周壁には、複数の通水孔10を設けている。また、フランジ部7の上端部に接するようにして、雄ネジ部8にリング状の重錘9を取り付けている。
一方、ケーシング体2の下端部分には、図3・図4に示すように、雌ネジ部6を設けている。そして、ケーシング体2の雌ネジ部6に、ネジ込み固定部材4の雄ネジ部8を螺合させて、ケーシング体2にネジ込み固定部材4を固定している。
このとき、芯部材5は、図3に示すように、筒部11を介して上端部側がケーシング体2の吸水剤3や乾燥剤30の中に配置されている。
また、ネジ込み固定部材4は、ケーシング体2の雌ネジ部6へのネジ込み長さを適宜調整することにより、ケーシング体2の下面から垂下している芯部材5の長さを適宜変えられるようにしている。
さらに、ケーシング体2は、図1乃至図3に示すように、上端部側に中空の球体状に形成された浮き部材12を備えている。この浮き部材12は、キャップ体13を介してケーシング体2に取り付けられている。キャップ体13は、図1・図3に示すように、所定の雄ネジ部27を備え、ケーシング体2の上端部における内周面に設けた雌ネジ部28にキャップ体13の雄ネジ部27を螺合させて、ケーシング体2の上端部に固定されている。浮き部材12は、このキャップ体13に所定の紐部材等を介して固定されているのである。
ネジ込み固定部材4とキャップ体13を備えているケーシング体2は、芯部材5を介して進入してくる水Rを除いて、密封状態が維持されている。
また、ケーシング体2は、燃料タンクP内の燃料である灯油Qの中に配置されたとき、図3に示すように、重錘9の荷重と浮き部材12の浮力とのバランスによって、ケーシング体2が灯油Qの中で常に起立した状態を保てるようにしている。
このとき、図3に示すように、ケーシング体2の下面から垂下している芯部材5の先端部分が、燃料タンクPに溜まっている水Rの中に位置するように、燃料タンクPの内底部に接触するように配置される。即ち、浮き部材12の浮力・ケーシング体2へのネジ込み固定部材4のネジ込み長さ・ネジ込み固定部材4から下方に向けて突出させている芯部材5の長さ等を適宜調節して、このような状態を作り出すのである。
尚、芯部材5の先端部分が燃料タンクPに溜まっている水Rの中に位置していれば、芯部材5が燃料タンクPの内底部に接触していなくても差し支えない。
さらに、ケーシング体2の側面には、図4に示すように、ケーシング体2の内部圧力と燃料タンクPの内部圧力の差圧を低減させる内圧力均整調整部15を設けている。この内圧力均整調整部15は、複数のスリット孔17を備えた凹部16と、該凹部16を覆う可撓性の膜14により形成されている。
即ち、図1・図2に示すように、ケーシング体2の下端部側における周側面に、縦方向に設けた複数のスリット孔17が、互いに隣接した状態で配列されている。このスリット孔17は、図3に示すように、ケーシング体2における凹部16の外周面と内周面を連通状態にしている。
また、凹部16の全面は、若干膨らみを持たせた状態で、例えば、ゴム等の柔軟性のある可撓性の膜14により被覆されている。このとき、凹部16の外周面と可撓性の膜14の内側に、所定量の空気が存在することとなる。
そして、ケーシング体2の内部圧力が、燃料タンクPの内部圧力よりも低い負圧の状態となったとき、図4に示すように、可撓性の膜14が凹部16に接触するように潰れ、可撓性の膜14と凹部16の間に存在した空気が、スリット孔17を通じてケーシング体2の内部に送り込まれる。このようにして、ケーシング体2の内部圧力は、燃料タンクPの内部圧力と略同圧となるようにしている。
尚、内圧力均整調整部15は、ケーシング体2の周面における複数の箇所に設けても良い。また、ケーシング体2の全体における周面に設けても良い。
以下に、上述のように構成された燃料タンク内の水抜装置1について、使用・組立・動作の一例を説明する。
先ず、図1に示すように、ネジ込み固定部材4における筒部11内に芯部材5の一端を挿入し、芯部材5における上下の両端部が、所定の長さ分だけネジ込み固定部材4から突出した状態にする。
また、図2に示すように、フランジ部7の上端部に接するように雄ネジ部8に重錘9を取り付け、ネジ込み固定部材4の雄ネジ部8をケーシング体2の雌ネジ部6に螺合させて、ケーシング体2にネジ込み固定部材4を固定する。
そして、ケーシング体2の中に吸水剤3と乾燥剤30を入れる。このとき、芯部材5は、図3に示すように、筒部11を介して上端部側がケーシング体2の吸水剤3や乾燥剤30の中に配置されている。
その状態で、ケーシング体2の上端部における内周面に設けた雌ネジ部28にキャップ体13の雄ネジ部27を螺合させ、浮き部材12を連結しているキャップ体13をケーシング体2の上端部に固定する。
このようにして組み立てられたケーシング体2を、燃料タンクPの灯油Q中に投入すると、図3に示すように、重錘9の荷重と浮き部材12の浮力とのバランスによって、ケーシング体2が灯油Qの中で起立した状態となる。また、ケーシング体2の下面から垂下している芯部材5の先端部分が、図3に示すように、燃料タンクPに溜まっている水Rの中に位置するように配置される。
この状態で、芯部材5における毛細管現象を利用して、燃料タンクP内の水Rを吸い取り、ケーシング体2の中に配置されている筒部11の上方まで水Rを移動させる。この過程において、芯部材5により吸い取った水Rを通水孔10からケーシング体2の中に流し込み、ケーシング体2に収容している吸水剤3や乾燥剤30に水Rを吸着させる。
また、ケーシング体2の内部圧力が、燃料タンクPの内部圧力よりも低い負圧の状態となったとき、図4に示すように、可撓性の膜14が凹部16に接触するように潰れ、可撓性の膜14と凹部16の間に存在した空気が、スリット孔17を通じてケーシング体2の内部に送り込まれる。
そのため、ケーシング体2の内部圧力は、燃料タンクPの内部圧力と略同圧となる。
次に、燃料タンクPの給油口Sに装着される水抜装置1について説明する。
尚、前記した灯油Qの中に配置される水抜装置1の構成と略同じ部分には、同じ符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
この水抜装置1は、図5・図6に示すように、四角形の箱状に形成されたケーシング体2に、吸水用の芯部材5を取り付けて構成されている。
ケーシング体2には、所定の吸水剤3や、シリカゲル等の乾燥剤30を収容している。
尚、ケーシング体2の形状は、どのようなものであっても差し支えない。
ケーシング体2は、底部の中央から下方に向けて、ネジ筒部21が一体的に延設されている。また、ネジ筒部21には、燃料タンクPの給油口Sを塞ぐために、ボルト状の蓋部材22が取り付けられている。具体的には、ネジ筒部21に設けた雄ネジ部に、蓋部材22の雌ネジ部23を螺合させて、ネジ筒部21にボルト状の蓋部材22を取り付けるのである。
また、蓋部材22の下面には、図6・図7に示すように、燃料タンクPの給油口Sに合致する栓部材26が設けられている。
さらに、ネジ筒部21の内周には、図6に示すように、雌ネジ部が設けられている。
また、ケーシング体2は、上方開口部を閉じる蓋体25を備えている。
一方、吸水用の芯部材5は、図6に示すように、ネジ込み固定部材4を介して、ケーシング体2の底部に取り付けられている。
ネジ込み固定部材4は、図5に示すように、全体が所定の長さの円筒状に形成され、外周面の全体に雄ネジ部8を設けている。そして、ネジ込み固定部材4は、芯部材5を保持している。
このとき、芯部材5における上下の両端部は、所定の長さ分だけ、ネジ込み固定部材4から突出した状態となっている。
尚、芯部材5を突出させる長さは、下端部側が燃料タンクPに溜まっている水Rの中に位置し、上端部側がケーシング体2に収容している吸水剤3や乾燥剤30の中に位置していれば、どのような長さであっても差し支えない。
但し、ネジ込み固定部材4の上端部側から突出した芯部材5は、吸い取った水Rを吸水剤3や乾燥剤30に吸着し易くするため、図6に示すように、長めである方が好ましいものとなる。
また、ネジ込み固定部材4は、下方にフランジ部7を備えている。
尚、ケーシング体2が比較的に細長く形成されているときには、ネジ込み固定部材4における上端部に、複数の通水孔を設けた所定の長さの筒部を取り付けても良い。
そして、図6に示すように、ケーシング体2のネジ筒部21に、芯部材5を保持しているネジ込み固定部材4を取り付ける。
具体的には、ネジ筒部21の内周に設けた雌ネジ部に、ネジ込み固定部材4の雄ネジ部8を螺合させて、ケーシング体2にネジ込み固定部材4を固定するのである。
以下に、上述のように構成された燃料タンク内の水抜装置1について、使用・組立・動作の一例を説明する。
先ず、図6に示すように、ケーシング体2のネジ筒部21に、芯部材5を保持しているネジ込み固定部材4を固定する
そして、ケーシング体2の中に吸水剤3と乾燥剤30を入れる。このとき、芯部材5は、吸い取った水Rを吸水剤3や乾燥剤30に吸着し易くするため、図6に示すように、長めに配置されている。
その状態で、ケーシング体2の上方開口部に、蓋体25を取り付ける。
このようにして、ネジ込み固定部材4を固定したケーシング体2を、図7に示すように、燃料タンクPの給油口Sに装着する。具体的には、蓋部材22の栓部材26を、燃料タンクPの給油口Sに嵌め込むのである。
尚、蓋部材22と給油口Sの間に、所定のパッキン等を介在させると、給油口Sからの灯油Qの漏れを確実に防止できる。また、燃料タンクPの給油口Sに装着したケーシング体2が、不意に外れてしまうような事態の発生も防止できる。
さらに、ケーシング体2の下面から垂下している芯部材5の先端部分は、図7に示すように、燃料タンクPに溜まっている水Rの中に位置するように配置される。
この状態で、芯部材5における毛細管現象を利用して、燃料タンクP内の水Rを吸い取り、ケーシング体2に収容している吸水剤3や乾燥剤30に水Rを吸着させるのである。
本発明に係る燃料タンクの水抜装置は、石油ファンヒータ等の給油用の燃料タンク以外に、種々の形態を備えている燃料タンク内に溜まった水を排出するために、幅広く利用することができる。
燃料タンク内の燃料の中に配置される水抜装置の構成を示す分解斜視図である。 燃料タンク内の燃料の中に配置される水抜装置の構成を示す斜視図である。 燃料タンク内の燃料の中に配置される水抜装置の使用状態を示す断面図である。 燃料タンク内の燃料の中に配置される水抜装置における圧力均整調整部の構成を示す拡大断面図である。 燃料タンクの給油口に装着される水抜装置の構成を示す分解斜視図である。 燃料タンクの給油口に装着される水抜装置の構成を示す分解断面図である。 燃料タンクの給油口に装着される水抜装置の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
P…燃料タンク
Q…灯油
R…水
S…給油口
1…水抜装置
2…ケーシング体
3…吸水剤
4…ネジ込み固定部材
5…芯部材
6…雌ネジ部
7…フランジ部
8…雄ネジ部
9…重錘
10…通水孔
11…筒部
12…浮き部材
13…キャップ体
14…膜
15…内圧力均整調整部
16…凹部
17…スリット孔
21…ネジ筒部
22…装着用蓋体
23…雌ネジ部
25…キャップ体
26…パッキン
27…雄ネジ部
28…雌ネジ部
30…乾燥剤

Claims (12)

  1. 吸水剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けたことを特徴とする燃料タンク内の水抜装置。
  2. 吸水剤と乾燥剤を収容しているケーシング体に、吸水用の芯部材を取り付けたことを特徴とする燃料タンク内の水抜装置。
  3. 芯部材は、上端部側がケーシング体の吸水剤や乾燥剤の中に配置され、下端部側が燃料タンクの内底部の近傍に配置される請求項1または2に記載の燃料タンク内の水抜装置。
  4. 芯部材は、ケーシング体の下端部側に取り付けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料タンク内の水抜装置。
  5. 芯部材は、ネジ込み固定部材を介してケーシング体に取り付けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料タンク内の水抜装置。
  6. ネジ込み固定部材は、その上側に芯部材を保持する筒部を備えている請求項5に記載の燃料タンク内の水抜装置。
  7. 芯部材を保持する筒部の周壁に、複数の通水孔を設けた請求項6に記載の燃料タンク内の水抜装置。
  8. ケーシング体は、燃料タンク内の燃料の中に配置される請求項1乃至7のいずれかに記載の燃料タンク内の水抜装置。
  9. ケーシング体は、燃料タンクの給油口に装着される請求項1乃至7のいずれかに記載の燃料タンク内の水抜装置。
  10. 燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その上端部側に浮き部材を備え、ケーシング体の下端部側にネジ込まれているネジ込み固定部材に重錘を備えている請求項8に記載の燃料タンク内の水抜装置。
  11. 燃料タンク内の燃料の中に配置されるケーシング体は、その側面に、ケーシング体の内部圧力と燃料タンクの内部圧力の差圧を低減させる圧力均整調整部を備えている請求項8または10に記載の燃料タンク内の水抜装置。
  12. 圧力均整調整部は、複数のスリット孔を備えた凹部と、該凹部を覆う可撓性の膜により形成されている請求項11に記載の燃料タンク内の水抜装置。
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