JP2008114626A - 脱落チェーン装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットに装着することを簡単にする。
【解決手段】
スプロケットに着脱可能で、スプロケットの長手方向と直行する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部を有し、前記スプロケットに取り付けられた際前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成された脱落チェーン装着具を前記スプロケットに取り付け、前記スプロケットを回転させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は自転車およびスプロケットに関する。
自転車のスプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットに装着するものはすでにあるが、あらかじめ自転車に取り付けておく必要があり、スプロケットに着脱可能で、前記スプロケットから外れたチェーンを前記スプロットに装着する道具はまだ無い。
このため一般的には、スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに装着するのは、手作業で行われる場合が圧倒的に多い。
例えば自転車のフロントスプロケットから外れているチェーンを、前記スプロケットに装着する場合、一般的には前記チェーンの一部を前記スプロケット歯に噛み合わせ、前記スプロケットを回転させることで、あとに続くチェーンの部分が順に、前記スプロケットの歯に噛み合っていき、前記チェーンを前記スプロケットに装着させるという方法がとられている。
特開2002−308177号公報
しかし、スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに装着する作業は多くの人にとっては、やりにくい作業である。
例えば、自転車のフロントスプロケットから外れているチェーンを前記チェーンに装着する場合、順回転で前記チェーンを装着するには、まず前記スプロケットの上部に前記チェーンの一部をかみ合わるのだが、前記チェーンはたいてい前記スプロケットを軸支している車軸付近まで落ち込んでいるため、前記チェーンを前記スプロケットの歯のあるスプロケットの外周部まで引き上げながら、前記スプロケットの歯に噛み合わせる作業をやらなければならず、前記チェーンを前記スプロケットの歯にかみ合わせ損なうと、前記チェーンはまた、前記車軸付近にまで落ち込んでしまい、同じ作業をやり直すことになり、不便である。
また、逆回転でフロントスプロケットにチェーンを装着する作業もやりにくい場合が多い、前記スプロケットの下部に前記チェーンをかみ合わせて、前記スプロケットを逆回転させても前記チェーンは、重力等によって外れて落ちてしまうので、前記チェーンが外れないように支えながら、前記スプロケットを逆回転させる必要があるが、前記チェーンがはずれないように直に手で支えると、チェーンに触れる時間が多くなり、手がよごれやすいし、やりにくく不便である。
前記課題を解決するため、本発明の一形態では、スプロケットから外れているチェーンの一部を前記スプロケットの歯に噛み合わせた際、前記スプロケットに取り付けられた本発明のチェーン保持部が、前記スプロケットと前記チェーンの一部をかみ合った状態で保持し、その後、前記スプロケットを回転させることによって、前記スプロケットの回転と共に、あとに続く部分も順に、前記スプロケットの歯に噛み合っていき、前記スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに完全に装着できるようにする。
また、前記課題を解決するため本発明の別の形態では、本発明をスプロケットに取り付けたあと回転させることで前記スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットの歯の側面かまたは前記歯の側面近傍に位置させることにより、あとは、前記チェーンの一部を前記スプロケットの歯に噛み合わせ前記スプロケットを回転させるだけで前記チェーンを前記スプロケットに装着する事ができるようにする。
次に、具体的に本発明の脱落チェーン装着具の特徴を以下に述べる。
請求項1の発明は、スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケットの側面に設けられた孔に係止される係止部と、チェーン長手方向と直行する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記係止部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部とを有し、前記結合部は、前記係止部が前記孔に係止された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具である。
また、本発明の一形態として、前記結合部が、前記チェーン保持部の保持するチェーンを前記スプロケットを噛み合せた状態で保つように形成される場合、前記係止部が前記孔に係止されると同時に、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落したチェーンの一部を、前記スプロケットの歯と噛み合わせた状態で保持することができる。
この為、前記スプロケットから外れたチェーンの一部を前記スプロケットと噛み合わせた際、前記スプロケットと噛み合わせたチェーンの一部を前記チェーン保持部で保持すると同時に前記係止部を前記スプロケットの側面に設けられた孔に係止させる事で、前記チェーンの一部が前記スプロケットと噛み合った状態で保持され、その後、前記スプロケットを所定の方向に回転させる事で前記スプロケットの回転と共に、前記チェーンの他の部分も順に前記スプロケットに噛み合っていき、前記チェーンを前記スプロケットに完全に装着する作業が可能となる。
また、これとは別の形態として、前記結合部及び前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落しているチェーンを前記スプロケットの歯の側面または、前記側面近傍に位置するように形成された場合、前記スプロケットを回転させる際、前記チェーン保持部に、前記チェーンが接する事で、前記チェーンを前記チェーン保持部と接した位置よりスプロケット中心方向にいかなくすることが出来る。
この為、本発明を前記スプロケットに取り付けることで、前記脱落しているチェーンが絡まってしまう事を防止する事ができると共に、前記スプロケットから脱落したチェーンの一部を前記スプロケットに噛み合わせる際、本発明を前記スプロケットに取り付けて、前記スプロケットを回転させることで、前記チェーン保持部に保持されたチェーンを、前記スプロケットの歯の側面か、または側面近傍に位置させることが出来る。これにより、前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせる作業が簡単になり、前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせたあと、前記スプロケットをさらに回転させるだけで、前記チェーンを前記スプロケットに完全に装着することが出来る。
まず、前述のチェーン保持部に保持されたチェーンを前記スプロケットと噛み合った状態で保つために、形成する場合の前記係止部の形状を以下に挙げる。
前記係止部は、前記結合部と連結された部分から前記スプロケットの側面に設けられた孔に向かってまっすぐのびた形状でもよい。
前記係止部は、外側にふくらんだ円弧状の形状でもよい。
本請求項の発明をスプロケットに取り付ける手順は、前記スプロケットに噛み合わせた部分のチェーンを前記チェーン保持部が保持した状態を保ちながら、前記係止部を前記孔に係止させるという手順で行うため、前記スプロケットと前記チェーンが噛み合った部分を中心軸として、前記係止部は、円弧を描いて前記孔に入っていくため、前記係止部の円弧の形状が前記係止部が前記孔に入る際描く円弧と一致していると、前記係止部を前記孔に係止させやすくなり便利である。
また、前記係止部は、略L字型の形状でもよい。
請求項2の発明は、前記係止部が、前記結合部と略直角に結合されたことを特徴とする請求項1記載の脱落チェーン装着具である。
前記係止部が前記結合部と、略直角に結合されていることにより、スプロケットに設けられた孔に係止する作業が、やりやすくなり、前記スプロケットへの着脱が容易になる。
請求項3の発明は、スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケットの側面に磁力により取り付けられる磁石部と、チェーンの長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記磁石部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部とを有し、前記結合部は前記磁石部がスプロケットの側面に取り付けられた状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具である。
請求項3の発明も、請求項1の発明と同様、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットと噛み合った状態で保持するように形成される場合と、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置するように、形成される場合のふたつの形態がある。
また、前記磁石部は、磁力によって前記スプロケットの側面に取り付けることが出来るため、前記スプロケットに対して、請求項1の発明よりも簡単に前記スプロケットに対して着脱可能である。
請求項4の発明は、スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、チェーンの長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持する断面コの字形状のチェーン保持部を備え、前記チェーン保持部は、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するようにスプロケットの側面に磁力により取り付けられることを特徴とする脱落チェーン装着具である。
本請求項の発明は、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが、前記スプロケットの歯と噛み合った状態で保持するように形成されることで、本請求項の発明を磁力により前記スプロケットに取り付けた際、前記チェーンと前記スプロケットを噛み合った状態で保つ事が出来るものである。
前記チェーン保持部が、磁力により、前記スプロケットと噛み合わせた前記チェーンに取り付けられる事で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットと噛み合った状態を、スプロケット外径方向の外側から支えることが出来る。
また、前記コの字形状の対向する両側の部分のうち少なくとも片方が、磁力を有し、スプロケット側面に接するように形成された場合、前記スプロケットに接する部分が磁力によって前記スプロケットの側面に取り付けられる事で、本請求項の発明を前記スプロケットに着脱可能にする事ができる。
請求項5の発明は、スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケットの側面に吸着する吸盤を有する吸盤部と、チェーン長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記吸盤部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部を有し、前結合部は、前記吸盤部がスプロケットの側面に吸着された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具である。
請求項5の発明も、請求項1の発明と同様、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットと噛み合った状態で保持するように形成される場合と、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置するように、形成される場合のふたつの形態がある。
請求項6の発明は、前記チェーン保持部が、弾性体からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の脱落チェーン装着具である。
前記チェーン保持部がコの字形状である場合、前記コの字形状の対向する両側の部分は弾性変形により前記チェーンを挟み持つことが出来る。
また、前記対向する両側の部分が外力により外側に変形し、外力がなくなると復元する場合、前記チェーン保持部は、前記チェーンを挟み持ったままその状態を保つ事が出来る。
また、前記対向する両側の部分のうち、少なくともどちらか片側が外力によって内側に変形し、外力がなくなると復元するのが好ましい。
これにより、スプロケットから脱落したチェーンの一部を前記スプロケットの歯に噛み合わせる際、前記チェーンを直に手でつかむと、手が汚れてしまい不便だが、前記対向する両側の部分が内側に変形する事で前記チェーンを前記チェーン保持部の対向する両側の部分越しにつかめるため、手を汚すこと無くチェーンをはさんで動かし、前記スプロケットに噛み合わせる事ができるので便利である。
なお、スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに装着するため、外れているチェーンの一部を、前記スプロケットの歯にかみ合わせたあと、前記スプロケットを回転させる際、前記スプロケットと、前記スプロケットと噛み合わせたチェーンの部分は、必ずしも完全に密着して噛み合った状態で保たれていなくともよく、許容範囲であれば遊びをもって噛み合っていてもよい。前記スプロケットの歯の少なくとも1つと、前記チェーンのローラー部の少なくとも1つが接し、前記スプロケットから前記チェーンに力を伝達できれば、前記スプロケットを回転させた際、前記スプロケットの回転が、前記スプロケットの歯と接したチェーンのローラー部を介して、前記チェーンに伝わり、前記チェーンを回すことが出来る為、前記チェーンのあとに続く部分も、順に前記スプロケットに噛み合っていき、前記スプロケットに前記チェーンを完全に装着する事が可能だからである。
この為、前記結合部は、前記チェーン保持部に保持されたチェーンと前記スプロケットとを、前記スプロケットから前記チェーンに力を伝達できる範囲内の距離で保つように、形成されていれば、前記チェーンを前記スプロケットに装着する作業は可能であり、必ずしも、前記チェーン保持部の保持するチェーンと前記スプロケットとは、完全に密着して噛み合った状態で保持されていなくともよい。
また、請求項1から請求項6記載のいずれかに記載のチェーン保持部は、外部から視認可能な透明状にしてもよい。これにより、前記チェーン保持部に保持されたチェーンと前記スプロケットの歯が噛み合っているかどうかを外部から視認でき、便利である。
また本発明の脱落チェーン装着具は外側に取っ手を設けると、前記取っ手をもつことができるので、スプロケットに着脱する作業が簡単になり、便利である。
前述したように、本発明の脱落チェーン装着具は、スプロケットから脱落したチェーンを前記スプロケットの外周近傍に保持することで、前記チェーンを前記スプロケットに装着する作業を、簡単にする事ができる。
本発明の脱落チェーン装着具の一形態では、脱落チェーン装着具はスプロケットから外れているチェーンのコマ部とスプロケットの歯とを噛み合った状態で保つよう形成され、前記スプロケットから外れていたチェーンを前記スプロケットに装着することが可能である。
まずこの形態の脱落チェ−ン装着具について説明する。
以下、脱落チェーン装着具の実施例を、図面を参照して説明する。
なお、自転車の進行方向を前方、その反対を後方とし、自転車から見て地面のある方向を下、その反対を上とする。
そして、自転車の前方を向いた時の右側を自転車右側、その反対側を自転車左側とする。
また、これから述べる脱落チェーン装着具は、自転車のフロントスプロケットで外れているチェーンに適用した例として説明する。
まず、図1には、自転車の概略が示されている。同図においては、チェーン2はフロントスプロケット1に装着された状態になっている。
図2には、脱落チェーン装着具の一例として、脱落チェーン装着具の立体図が示されている。同図に示すように、この脱落チェーン装着具3は、係止部3a、結合部3d、チェーン保持部3eからなる。
次に、この脱落チェーン装着具が前記フロントスプロケットに取り付けられた状態を示す為、図3に、フロントスプロケット1付近を自転車左側から見た拡大図を示す。チェーン2は、前記スプロケット1から外れ、垂れ下がっている。自転車のチェーンは、周知のようにコマが連結され、輪になっており、上側にあるチェーンのコマ部2aから順にコマ部2kまで連結され、さらに自転車後方へとコマが連結されている。そして、前記スプロケットに取り付けられた脱落チェーン装着具3が、前記チェーンのコマ部2jと、フロントスプロケット1の歯とを噛み合わせた状態で、保持している。
さらに図3の、脱落チェーン装着具3が前記スプロケット1に取り付けられた部分を分かりやすくするため、拡大図を図4に示した。
次に、図3または図4の切断線A−A'を矢印S及びS'方向から見た断面図を図5に示す。係止部3aが前記スプロケットに設けられた孔に係止され、チェーン保持部3eが前記コマ部2jを包み込むように保持し、前記コマ部2jと前記スプロケット1が外れないように、両者が噛み合った状態で保っている。図に示したチェーンとスプロケットは少しあそびをもって噛み合っている。
ちなみに、この状態から前記スプロケットを回転させれば前記チェーンが前記スプロケットに装着できるのだが、詳しくは後述する。
次に、この脱落チェーン装着具の特徴について述べる。
図2または、図5に示すようにこの脱落チェーン装着具3は、スプロケット側面に設けられた孔に係止される係止部3aと、チェーンの長手方向と直行する方向にチェーンを包み込むように保持するチェーン保持部3eと、一端が前記係止部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部3dとを有し、前記結合部は、前記係止部が前記孔に係止された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンと前記スプロケットとを、噛み合わせた状態で保持するように形成されたことを特徴とする。
さらに本実施例の脱落チェーン装着具についてくわしい特徴を、以下に挙げる。図5および図6を参照されたい。
まず、前記チェーン保持部3eは、弾性体からなるコの字形状をしており、図6に示すように対向する両側の部分のうち、結合部3dと連結した側の反対側の部分3e1が、外力が加わったときに内側に変形し、外力がなくなると復元する。このため、前記コの字形状をしたチェーン保持部3eの内部にチェーンが位置した際、前記対向する両側を外側から指で持ち、力を加えて内側に変形させれば、前記チェーン保持部越しに前記チェーンを手ではさみもつ事ができる。
スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに噛み合わせる際、前記チェーンを直に手でつかむと手が汚れてしまうが、前記チェーン保持部越しに前記チェーンをつかめば、手を汚す事無く前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせる作業が出来、便利である。
次に、前記係止部3aは、前記スプロケットに設けられた孔に係止すべく、図5に示すように前記結合部3dと連結している部分3gから、前記孔に向かって、のびている。
このため、前記チェーン保持部で保持されたチェーンのコマ部を前記スプロケットの歯に噛み合わせたあと、前記係止部を前記孔に係止させると、この脱落チェーン装着具は、前記スプロケットから重力によって落ちる事が無いので、前記スプロケットに取り付けることが可能となる。さらに前記係止部は、前記結合部と略直角に連結し、前記孔に向かってまっすぐのびているため、前記係止部を前記スプロケットの孔に係止する際、図7に示すように前記孔に前記係止部3aをさしいれる作業がやりやすく、加えて、係止された状態を保つのにも適している。
また、前記結合部は、前記係止部が前記孔に係止された状態で、前記チェーン保持部が保持したチェーンと前記スプロケットとを噛み合った状態で保つように、形成されている。
本来、自転車のスプロケットの下部に外れたチェーンの一部を噛み合わせて前記スプロケットを逆回転させても、重力によって前記チェーンは前記スプロケットから外れ、落ちてしまう為、回転中に外れないように手で支える必要があるが、図3及び図4で示めすように脱落チェーン装着具が前記スプロケットの孔に取り付けられている場合、前記スプロケットの回転中も、前記チェーンと前記スプロケットとを噛み合ったまま保つ事が出来るため、あとは前記スプロケットを逆回転させるだけで前記チェーンを前記スプロケットに装着できる。
次に、この脱落チェーン装着具の使用法を、チェーンが自転車のフロントスプロケットから外れた場合で説明する。
すでに述べたように、スプロケットから外れているチェーンを前記スプロケットに完全に装着するには、前記チェーンの一部を前記スプロケットの歯と噛み合わせ、その噛み合った部分が外れないように保持したまま、前記スプロケットを回転させればよい。
そこで、前記スプロケットに着脱可能な道具を用い、前記チェーンのコマ部の少なくとも1つと、前記スプロケットの歯の少なくともひとつとを噛み合わせた状態で保持すれば、前記スプロケットを回転させることにより、前記スプロケットの回転と共に、前記チェーンの他のコマ部が順に前記スプロケットの歯に噛み合っていき、前記チェーンを前記スプロケットに装着することが可能になる。
以下、前記スプロケットの左側にしゃがんで脱落したチェーンの装着作業を行う場合の手順を説明する。
また、自転車のフロントスプロケットにチェーンを装着する作業は順回転より逆回転で行うほうがやりやすいため逆回転で装着する場合で説明するが順回転で装着してもよい。
はじめに、前記スプロケットから外れ、前記スプロケット後方の下部近傍にあるチェーンのコマ部をチェーン保持部越しに挟み持ち、動かすことで前記スプロケットの下部後方にある歯に噛み合わせる。
このとき、図6に示したように前記チェーンのコマ部2jを、前記コの字形状をしたチェーン保持部3eの内側に収容し、前記チェーンを前記チェーン保持部で挟み持つ。
前述のように、前記チェーン保持部は、弾性体からなり、前記対向する部分の片側3e1が外力によって変形するので、前記チェーンを前記チェーン保持部越しに手で挟み持つことができ、前記チェーンに手で直に触れる事無く脱落しているチェーンを動かし、前記スプロケットに噛み合わせる事ができる。
なお、前記チェーンを前記チェーン保持部が収容する際の脱落チェーン装着具の向きは、図3のように結合部が使用者の手前(自転車左側)に向くようにする方が着脱作業がやりやすく、好ましい。
また、ここまでの作業で、前記チェーンに直に手で触れることはない。
次に、前記チェーン保持部が保持しているチェーンのコマ部が前記スプロケットの歯と噛み合った状態を保つべく、前記スプロケットの側面に設けられた孔に前記係止部を係止させることで、脱落チェーン装着具を前記スプロケットに取り付ける。この際、図7にしめすように前記チェーン保持部が保持しているチェーンが前記スプロケットと噛み合った状態を保ちながら、前記係止部を矢印の方向に前記孔に差し入れていき、係止させる。
これにより、図3または図4に示すように、前記チェーン保持部が保持しているチェーンが前記スプロケットの歯と噛み合ったまま保った状態で脱落チェーン装着具を前記スプロケットに取り付けることができる。
次に、ペダルを回すなどして、前記スプロケットを逆回転させる(図3の矢印G方向に回転させる)。
前記スプロケットが逆回転すると、回転と共に前記チェーンの他のコマ部も順に前記スプロケットの歯と噛み合っていき、前記チェーンを前記スプロケットに完全に装着することが出来る。
脱落チェーン装着具が取り付けられた部分は、前記スプロケットの回転と共に、円弧を描いて上昇していくが、スプロケットの最上部近傍に位置したら前記脱落チェーン装着具を取り外す。前記係止部を前記孔から抜いて外し、前記チェーン保持部を前記チェーンから、取り外せばよい。
そして、前記脱落チェーン装着具を取り外したあと、さらに逆回転させて、前記チェーンの装着を確実にする。
また、ここまで示してきた図には、前記コマ部2jと前記スプロケット1の歯は完全に密着して噛み合っているのではなくある程度のあそびをもって噛み合った状態で描かれているが、前記コマ部2jと前記スプロケット1の歯は完全に密着して噛み合った状態で保持してもよい。
あそびをもって噛み合った状態のあそびの許容範囲は、前記スプロケットの回転時、前記チェーンのローラー部と前記スプロケットの歯が接し、前記スプロケットから前記チェーンに力を伝達可能な範囲内である。前記スプロケットを回転させた際、前記スプロケットの歯が、前記チェーンのローラー部と接し、前記スプロケットから前記チェーンに力が伝達され、前記スプロケットの回転と共に、前記チェーンを回転させる事が出来れば、前記チェーンのあとに続く部分も順に前記スプロケットの歯に噛み合っていく為、前記チェーンを前記スプロケットに装着することができるからである。
次に、この脱落チェーン装着具の別の形状を以下に挙げる。
まず、前記係止部の別の形状を挙げる。
前記係止部は、スプロケットの側面に設けられた孔に出し入れでき、係止可能な形状であればよいので、図8に示した脱落チェーン装着具の立体図の係止部3aに示すように、略L字形状でもよい。また図8の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態の断面図を図9に示す。
また、係止部は、図10にしめした脱落チェーン装着具の立体図の係止部3aのように外側にふくらんだ円弧形状にしてもよい。また、図10に示した脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を図5と同じ方向からみた断面図を図11に示す。前記係止部は係止する際円弧を描いてスプロケットの孔に入っていくので円弧形状にすることでより、係止する作業がやりやすくなる。
また、図12の脱落チェーン装着具の立体図と図13の断面図に示すように、前記係止部3aは、前記孔の縁部の断面に略対応した断面コの字形状を有し、その縁部の断面に前記係止部が、はめ込まれることによって、係止できるように形成してもよい。さらに、前記係止部は、前記孔から前記スプロケット両面を挟みこむ弾性体にしてもよい。
次に、前記チェーン保持部の別の態様について述べる。
前記チェーン保持部は、脱落チェーン装着具が前記スプロケットに取り付けられた際、前記チェーンの一部と前記スプロケットが噛み合った状態で保てるよう、前記チェーンを外側から保持できる形状であればよいので、図8の脱落チェーン装着具の立体図のチェーン保持部3eのように略L字形状でもよい。またこの形状のチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態の断面図はすでに図9に示したとおりである。
また、前記チェーン保持部は、図14の脱落チェーン装着具の立体図のチェーン保持部3eのように、チェーンのプレート部2pと直行する方向に、前記プレート部を包み込むように保持する断面コの字形状でもよい。同図はこの形状のチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。
また、前記チェーン保持部は、図10または図11に示した脱落チェーン装着具のチェーン保持部3eのように、チェーンの長手方向と直行する方向から、チェーンを包み込むように保持するU字形状でもよい。
なお、図10に示した脱落チェーン装着具を前記スプロケットに取り付けるのは、前記チェーン保持部がU字形状であることを利用して図15に示したように前記チェーン保持部が内部でスライドしながら取り付られるので取り付け作業が簡単である。
また、前記チェーン保持部がコの字形状のような両側に対向する部分を有する形状の場合、前記チェーン保持部を弾性体にするのが好ましい。
前記チェーン保持部が弾性変形する場合、前記対向する両側の部分のうち少なくとも片方が前記チェーンを挟むべく外力によって内側に変形し、外力がなくなると復元するのがより好ましい。この場合、前述したように、前記対向する両側の部分越しに前記チェーンをつかむ事ができる。
また、前記対向する両側の部分のうち少なくとも片方が外力により外側に変形し、外力がなくなると復元するようにしてもよい。
この場合、前記チェーン保持部は、前記チェーンを挟み持つと、その状態を保つ事が出来る。
また、前記チェーン保持部は、外部から視認可能な透明状にしてもよい。これにより、前記チェーン保持部の内部に保持されたチェーンと前記スプロケットの歯が噛み合っているかどうかを外部から視認でき、便利である。
次に、脱落チェーン装着具の係止部を係止部とは別のものによってスプロケットに取り付ける場合について述べる。
前述した係止部は、脱落チェーン装着具を前記スプロケットに着脱可能にする為に、前記スプロケットの側面に設けられた孔を利用するが、これとは別に磁力により、前記スプロケットの側面に磁石を取り付けることで着脱を可能にすることもできる。
そこで、前記係止部に変えて、前記スプロケット側面に磁力によって取り付けられる磁石部を有する脱落チェーン装着具について以下に述べる。
図16は、前記磁石部3bを有する脱落チェーン装着具の立体図である。前記係止部を有する脱落チェーン装着具と異なる点は、前記係止部3aが無く、代わりに前記磁石部3bが結合部3dに連結されていることである。
次に、この磁石部を有する脱落チェーン装着具がフロントスプロケットに取り付けられた状態を示すため、図17に前記スプロケット付近を自転車左側からみた状態を示す。
次に同図において脱落チェーン装着具が前記スプロケットに取り付けられた状態の切断線B−B'の断面を矢印TおよびT'方向から見た断面図を図18に示す。同図にしめすように、前記磁石部3bが前記スプロケット1の側面に磁力によって着き、取り付けられている。
また、この磁石部を有する脱落チェーン装着具は、前記磁石部を前記スプロケットの側面に近づけると、前記磁石部が磁力により前記スプロケットの側面に着くため、前記係止部を前記孔に係止させるより簡単に取り付けることが出来、便利である。
また、この磁石部を有する脱落チェーン装着具は、前記スプロケットの側面の取り付け位置を変えることで、前記チェーン保持部が保持するチェーンを前記スプロケットの歯と、より厳密に噛み合った状態で保つよう調節する事が可能である。
さらに脱落チェーン装着具を前記スプロケットに着脱可能にする別の方法として、前記スプロケットの側面に吸着する吸盤を用いる方法もある。
前記係止部または、前記磁石部に変えて、前記スプロケットの側面に吸盤が吸着する事によって取り付けられる吸盤部を有する脱落チェーン装着具の立体図を図19に示す。
図20は、前記吸盤部を有する脱落チェーン装着具が前記スプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。同図にしめすように、この脱落チェーン装着具は前記係止部や、前記磁石部が無く、代わりに前記吸盤部3cが前記結合部3dに連結されている。そして、前記吸盤部が前記スプロケット1の側面に吸着して取り付けられている。
この吸盤部を有する脱落チェーン装着具の前記スプロケットへの取り付け方法は、前記結合部に連結された吸盤部の吸盤を前記スプロケットに押し付け、吸着させればよい。これにより、重力などによって前記スプロケットから外れる事無く、前記チェーンと前記スプロケットとを噛み合ったまま保つ事が出来る。
また、前記吸盤部や、前記磁石部や、前記係止部は、前記スプロケットの片面から取り付けるだけでもよいが、前記スプロケットの両面に取り付けるようにしてもよい。ただしその場合前記チェーン保持部と前記結合部のうちの少なくともどれかを任意に変形可能にする事で前記チェーンを前記磁チェーン保持部に収容する事ができるようにする。一例として図21の脱落チェーン装着具をあげる。同図は前記磁石部を前記スプロケットの両面に取り付けられるように形成した脱落チェーン装着具の立体図である。前記磁石部が前記スプロケット両面に取り付けられるように形成されており、前記結合部の一部3d1が弾性体からなり変形が可能である。
また図22は、この脱落チェーン装着具が前記スプロケットに取り付けられる際の状態を示す断面図である。前記結合部の一部分が弾性体からなることで、前記スプロケットにとりつける際、前記結合部が外側に変形できることを示している。矢印X方向に前記磁石部を動かすことで前記スプロケットの側面に取り付けることができる。また、図23は、この脱落チェーン装着具が前記スプロケットに取り付けられた状態を示した断面図である。前記チェーン保持部3eと連結されている前記結合部3dが前記スプロケットの両側にあり、その両側にある結合部にそれぞれ前記磁石部が連結され、前記磁石部が前記スプロケット1の両面に磁力によって取り付けられている。また前記磁石部に変えて、前記吸盤部を、前記スプロケットの両側に取り付けられるように、前記結合部の端部に連結させてもよい。
つぎに、チェーン保持部が磁力を有する場合についてのべる。
これまで述べてきたチェーン保持部3eが磁力を有することで、前述の結合部や係止部や磁石部や吸盤部がなくとも、前記チェーン保持部のみで、チェーンの一部とスプロケットとを噛み合わせた状態で保つ事が出来る。
一例として図24にこの場合の脱落チェーン装着具の斜視図を示す。
つぎに、この脱落チェーン装着具を前記スプロケットに取り付けた状態を示す断面図を図25に示す。
同図に示す脱落チェーン装着具は、チェーンの長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持する断面コの字形状のチェーン保持部を備えており、前記チェーン保持部は、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの歯と噛み合った状態で前記スプロケットに磁力により取り付けられることを特徴としている。
同図に示すように、磁力を有する前記チェーン保持部3eが、前記スプロケット1との間に前記チェーン2jを挟んだ状態で前記スプロケットと引き合う事により、前記チェーンと前記スプロケットとを噛み合わせた状態で保っている。
図26はこの脱落チェーン装着具のさらに好ましい形状を示す斜視図である。前記チェーン保持部の内側の形状が略ひょうたん形状をなすチェーンのコマ部の山部、谷部に略対応した曲面を有している。これにより、前記チェーン保持部は前記コマ部と接する面積が増え、より密着してくっつく事ができる。
また、前記チェーン保持部の形状は断面コの字形状でもよいが断面四角形状の板体でもよい。
図27は板体の前記チェーン保持部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。図26の脱落チェーン装着具の曲面と同じようにコマ部の形状に略対応した曲面を有している。次に、この脱落チェーン装着具が、前記チェーンと前記スプロケットとを噛み合わせたまま保った状態を示すため、図28に自転車左方向から見た前記スプロケットの外周部付近の拡大図を示す。前記チェーン保持部3eが磁力により、前記チェーンのコマ部2jと前記スプロケット1をかみ合った状態で保持している。
なお、前記チェーン保持部が磁力を有する場合、前記チェーン保持部をチェーンに近づけると磁力により前記チェーンとくっつかせる事が出来る。このため前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせる際、前記チェーンを直に手でつかむと手がよごれるが、前記チェーン保持部は磁力によって前記チェーンを前記チェーン保持部の内側にくっつけることができるので、前記チェーン保持部を動かすことで、前記チェーン保持部越しに前記チェーンを動かすことができ、前記チェーンに直に触れる事無く前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせる作業が可能となり便利である。
なお、本発明である脱落チェーン装着具は、外側に取っ手を有するのが好ましい。一例として図29に取っ手3fのついた脱落チェーン装着具を示す。取っ手がある事で脱落チェーン装着具が持ちやすくなり、スプロケットへの着脱作業がより簡単になる。
ところで、これまで述べてきた脱落チェーン装着具のチェーン保持部、及び結合部は、すべて、前記スプロケットに取り付けられる際、前記スプロケットと前記チェーンが噛み合った状態を保つように形成されるものであったが、以下に述べるチェーン保持部及び、結合部は、前記スプロケットに取り付けられた際、スプロケットから外れたチェーンを、前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させるように形成されたものである。
この場合のチェーン保持部及び結合部で、前記スプロケットから外れたチェーンを前記スプロケットに装着する方法について以下に述べる。
また、この場合のチェーン保持部及び結合部を有する脱落チェーン装着具が係止部を有する場合、前記係止部は、前記スプロケットの両面を挟み込む断面コの字形状の弾性体を有し、外力によって対向する両側が外側に開き、外力がなくなると復元するように形成されるものとする。
なお、図面を参照しながら以下に説明する脱落チェーン装着具は前記係止部を有するが、前記係止部に変えて前記磁石部や、前記吸盤部を有していてもよい。
また、この場合の脱落チェーン装着具は複数個使う場合と1つだけ使う場合の2種類がある。
まず、この脱落チェーン装着具をひとつだけ使用する場合について説明する。
すでに述べたが、一般的に自転車のフロントスプロケットから外れているチェーンを装着するには、前記チェーンの一部を前記スプロケットの上部に噛み合わせ前記スプロケットを順回転させる方法がとられている(この順回転で装着する方法の方が、逆回転で装着する方法よりも、より一般的である)が、前記スプロケットから外れているチェーンは、前記スプロケットの車軸付近に落ち込んでしまう為、この車軸付近に落ち込んだチェーンを前記スプロケットの上部の歯に噛み合わせる為には、前記チェーンを前記車軸付近から引き上げ、落ちないように維持しながら、前記スプロケットの歯に噛み合わせるという作業を行わねばならず、前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせ損なうなどして、落としてしまうと、前記チェーンはまた車軸付近に落ち込んでしまい、再び同じ作業をやり直すことになる。これが外れたチェーンを装着する作業を困難なものにしている。
そこで、スプロケットに取り付けられた際、前記チェーン保持部及び、前記結合部が、前記スプロケットから外れたチェーンを、前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させるように形成された脱落チェーン装着具を使用する。例として図30にこの脱落チェーン装着具の立体図を示す。同図で示すようにこの脱落チェーン装着具は前記係止部3aと前記結合部3dと前記チェーン保持部3eからなる。この脱落チェーン装着具は、スプロケット側面に設けられた孔に係止される係止部3aと、チェーンを保持するチェーン保持部3eと、一端が前記係止部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部3dとを有し、前記結合部は、前記係止部が前記孔に係止された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの歯の側面か前記歯の側面近傍に位置するように形成された脱落チェーン装着具である。
次に、この脱落チェーン装着具の使用法を以下に説明する。
まず最初に、この脱落チェーン装着具を前記スプロケットの下部の後方に取り付ける。前記係止部が、スプロケットに設けられた孔からスプロケット両面を挟み込むことで係止させて取り付ける。
この脱落チェーン装着具が前記スプロケット1に取り付けられた状態を示す為、図31に前記スプロケット1付近を自転車左方向からみた図を示す。この時点では前記チェーン2は前記スプロケットから完全に脱落しており、前記スプロケットの車軸付近に垂れ下がっている。
次に、同図の切断線C−C'の断面を矢印UおよびU'方向から見た断面図が図32である。同図に示すように、前記係止部3aが前記スプロケットの側面に設けられた孔から前記スプロケットの両面を挟み込むことで取り付けられている。
この脱落チェーン装着具の使用手順では、図4で述べた脱落チェーン装着具とは異なり、前記チェーン保持部で前記チェーンを保持する前に、先に前記スプロケットに脱落チェーン装着具を取り付けるので、図4の脱落チェーン装着具で述べたような単にまっすぐのびた形状の係止部では簡単に外れてしまい、前記スプロケットに取り付けることができないため、図30の脱落チェーン装着具の係止部3aのようなスプロケット両面を挟み込む弾性体を有する係止部を使用する。
次に前記スプロケットを順回転させる。言い換えると図31の矢印J方向に回転させる。前記スプロケットを順回転させると回転と共に前記スプロケットに取り付けられた脱落チェーン装着具は円弧を描いて上昇し、前記チェーン保持部が、前記スプロケットから外れているチェーンに、チェーンの内側から接触する。これにより車軸付近にあったチェーンは前記スプロケットの外周部へ引き上げられ前記脱落チェーン装着具がスプロケット最上部に位置するまで回転させると図33に示すように、前記スプロケット1に取り付けられた脱落チェーン装着具3が前記チェーン2を前記スプロケットの歯の側面の位置で保持した状態にすることができる。
なお、図33に示した切断線D−D'を矢印方向からみた断面図を図34に示す。同図に示すように前記係止部3aが前記スプロケットの孔に係止されると同時に前記チェーン保持部3eが前記チェーン2を前記スプロケットの歯の側面で保持している。
これにより、前記スプロケット車軸付近に落ち込んでいた前記チェーンは前記スプロケットの歯の側面まで移動し、あとは前記スプロケットの歯に前記チェーンを噛み合わせ、前記スプロケットをさらに順回転させるだけで前記外れていたチェーンを前記スプロケットに装着する事が可能となる。
また、前記結合部は、前記チェーン保持部が保持するチェーンを前記スプロケットの歯の側面に位置するように形成するのが好ましいが、前記歯の側面の近傍に位置するよう形成されていてもよい。
前記結合部は、図35に示すように、前記チェーン保持部が保持するチェーンを、前記スプロケットの歯の側面の位置より、スプロケット中心方向(矢印I)に位置するよう形成してもよい。しかし、前記チェーン保持部は前記チェーンをスプロケット中心方向に位置するように形成すればするほど、前記チェーンを前記スプロケットに噛み合わせる際、前記チェーンを手で動かさなくてはいけない距離が長くなる為、好ましくはない。
また反対にスプロケット外径方向(矢印O)に前記チェーンが位置するように前記チェーン保持部を形成させる場合は、図36のように前記チェーンを前記スプロケットと噛み合わせる際に前記チェーン保持部が邪魔にならないよう、スプロケットの歯の周辺に間隔をあけて形成する。また、前記チェーン保持部がスプロケットの歯先円直径を越える位置で前記チェーンを保持するように形成しても前記チェーンを噛み合わせる作業はやりにくくなるため好ましくは無い。
次にスプロケットから外れたチェーンを、前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させるように形成された脱落チェーン装着具を複数個使用する必要がある場合について説明する。
スプロケットの周辺に、なんらかの部品があることにより、その部品と前記スプロケットの間をチェーンが通り抜ける際、引っ掛かりが生じ、外れたチェーンを装着する作業がやりにくくなる場合がある。このような場合に、前述の脱落チェーン装着具を複数個、使用することで、前記チェーンを装着する際、前記チェーンが当たって引っかかることを防ぐ為に使うことができる。
例えばチェーンケースステーの付いている自転車のフロントスプロケットの車軸付近には自転車左側に、前記チェーンケースステーと前記スプロケットとの間隔が狭い部分があり、その間を前記チェーンが通りにくい場合が多い。
図37はチェーンケースステー5がついた自転車のフロントスプロケット1付近を自転車左側から見た図である。同図に示すように前記チェーンケースステー5が前記スプロケット1の自転車左側を覆っている。
そして同図に示した切断線E−E'の切断面を矢印の方向からみた断面の拡大図が図38である。図38の矢印Wが示すように前記スプロケットの車軸10の付近以外の部分では前記スプロケット1と前記ステー5との間隔は広いのだが矢印Nが示すように車軸付近では前記スプロケットと前記ステーの間隔が狭く引っ掛かりがおこりやすい。
このような自転車のフロントスプロケットで自転車左側に外れたチェーンが前記スプロケットの円の中心にある車軸付近にまで落ち込んでしまう場合には、前記チェーンを前記スプロケットの歯にかみ合わせる前にまず、前記チェーンを、間隔の広い位置まで移動させておくのが好ましい、いきなり前記チェーンの一部と前記スプロケットとを噛み合わせて回転させても、前述の間隔の狭い部分Nで引っ掛かりが生じ、前記スプロケットが回転しにくくなる事態に陥ってしまう。
力ずくで前記スプロケットをまわせば、前記チェーンをはめることは出来るが、前記チェーンや前記スプロケットが傷つくことにもなり、この不具合が、自転車のチェーンをはめる作業の中でも最も困難な問題といえる。
重要なのは、この不具合が、あらかじめ外れているチェーンを、チェーンケースステーとスプロケットとの間の引っ掛かりが起こりやすい位置よりスプロケット外径方向に移動させる作業をせずに前記チェーンを装着する作業を行った場合に多発し、あらかじめ外れているチェーンを、前記引っかかりがおこりやすい位置より円の外側(外径方向)に移動させたあとで前記チェーンを装着する作業を行った場合には起こらない点である。
この違いは、おそらく前記チェーンの一部が噛み合った事で、前記チェーンに傾きが生じるためだと思われる。
前記チェーンが完全に外れている場合、前記チェーンが前記スプロケットと前記ステーの間を通り抜ける際、引っかからず通り抜けられるのは、図38に示すように前記スプロケット1と前記チェーンのプレート部2pが平行な位置関係で保つ事ができるからである。
しかし、前記チェーンの一部を前記スプロケットに噛み合わせた場合、図39に示すように前記チェーンは前記チェーンの一部が噛み合ったことによって車軸付近にあるチェーン2が前記スプロケット1に対して傾き、前記チェーンのプレート部2pと前記スプロケットが傾いた位置関係になるため、前記チェーンが前記スプロケットと前記ステー5の間を通り抜ける際、引っ掛かってしまう。このためチェーンケースステーのある自転車ではチェーンを装着する際、前記ステー5と前記スプロケット1の間で引っ掛かりが多発するようだ。
このような理由から、自転車のチェーンケースステーのように、スプロケットの周辺に、狭い間隔で部品が設けられている場合には、外れたチェーンをスプロケットにかみ合わせる作業の前に、あらかじめ、前記チェーンを前記部品との引っかかりがおこる場所より、スプロケット外径方向に移動させておく必要がある。
そこで、外れたチェーンを歯に噛み合わせる前に、チェーンをスプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させるように形成された脱落チェーン装着具を複数個使用することにより、前記チェーンを前記スプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させた後、前記チェーンの一部と前記スプロケットを噛み合わせ、前記スプロケットを回転させる。これにより、前記チェーンケースステーに途中で引っかかることなく、スムーズに、前記チェーンを装着することが可能となる。
具体例として、図30の脱落チェーン装着具を複数個用いる方法をのべる。チェーンケースステーのある自転車のフロントスプロケットで脱落したチェーンを装着する場合で説明する。まず、前記フロントスプロケットの下部の後方に、この脱落チェーン装着具を、ひとつずつ一定の間隔で3つ、前記スプロケットを、順回転、あるいは逆回転の、どちらか一方に回転させながら、順に取り付けていく。そしてさらに同じ方向に、前記スプロケットを、回転させると、前記スプロケットの回転と共に、前記チェーンは、前記スプロケットに取り付けられた脱落チェーン装着具のチェーン保持部に順に接触していき、前記チェーンを前記引っかかりの生じる間隔の狭い部分より、円の外側に移動させることができる。これにより、図40のような状態になる。同図は前記スプロケットに取り付けられた3つの脱落チェーン装着具3が前記チェーン2を前記スプロケット1の外周付近の位置で保持していることを示している。前記3つの脱落チェーン装着具がそれぞれ前記スプロケットの孔に係止され、それぞれのチェーン保持部が前記チェーン2を保持している。なお、図を見やすくするため、あえてチェーンケースステーは図に描かなかった。
この状態にする事ができればあとは、前記チェーンを前記スプロケットの歯にはめ、前記スプロケットを回転させるだけの作業で、前記チェーンを前記チェーンケースステーに途中で引っかかることなく、装着することが出来る。
そして、前記チェーンが前記スプロケットに完全に装着されたら、脱落チェーン装着具をとりはずし、作業は完了である。
なお、このように脱落チェーン装着具を複数個使用する場合、前記チェーン保持部が前記チェーンに接する部分はスプロケット面上の歯底円直径と一致する事が好ましい。
前記チェーン保持部の前記チェーンと接している面が、前記歯底円直径を円の外側に超えた場合、前記スプロケットを回転させる際、前記チェーンが前記スプロケットと噛み合うのを妨げ、前記チェーンのテンションを不必要に強める可能性があるので、好ましくはない。
また、前述したチェーンをスプロケットと噛み合った状態で保つよう形成された脱落チェーン装着具と、チェーンをスプロケットの歯の側面か前記側面近傍に位置させるように形成された脱落チェーン装着具を、両方使用するのが好ましいばあいがある。
例えば、前述したようなチェーンケースステーのついた自転車のフロントスプロケットで、チェーンが外れた場合、まず、図30の脱落チェーン装着具を複数個用い、前記チェーンを前記スプロケットの歯の側面に位置させ図40のような状態にし、その後、図2に示した脱落チェーン装着具を使用すれば、前記スプロケットの回転中、前記チェーンが前記ステーに引っかかる事も無く、かつ、じかに手で前記チェーンに触れる事も無く前記チェーンを前記スプロケットに装着でき、非常に便利である。
自転車に適用できる。
自転車の概略図である。 脱落チェーン装着具の一実施例を示した立体図である。 自転車のスプロケット付近を自転車の左方向から見た拡大図である。 スプロケットに図2の脱落チェーン装着具が取り付けられた状態を示す拡大図である。 スプロケットに図2の脱落チェーン装着具が取り付けられた状態を示す断面図である。 チェーン保持部が弾性変形によりチェーンをはさむことを示す断面図である。 図2の脱落チェーン装着具の係止部をスプロケットに係止する際の動きを表した断面図である。 脱落チェーン装着具の一実施例を示した立体図である。 スプロケットに図8の脱落チェーン装着具が取り付けられた状態を示す断面図である。 脱落チェーン装着具の一実施例を示した立体図である。 スプロケットに図10の脱落チェーン装着具が取り付けられた状態を示す断面図である。 脱落チェーン装着具の一実施例を示した立体図である。 スプロケットに図12の脱落チェーン装着具が取り付けられた状態を示す断面図である。 チェーンのプレート部を包み込むように保持するチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態をしめす断面図である。 図10の脱落チェーン装着具の係止部をスプロケットに係止する際の動きを表した断面図である。 磁石部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 磁石部を有する脱落チェーン装着具の取り付けられたスプロケットを自転車左側からみた図である。 磁石部を有する脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 吸盤部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 吸盤部を有する脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 両側に磁石部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 図21の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられる際の状態を示す断面図である。 図21の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 断面コの字形状のチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 図24の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 曲面を有する場合のチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 断面四角のチェーン保持部を有する脱落チェーン装着具の立体図である。 図27の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 取っ手のついた脱落チェーン装着具の立体図である。 スプロケットの歯の側面でチェーンを保持するよう形成された脱落チェーン装着具の立体図である。 図30の脱落チェーン装着具が取り付けられたスプロケットの付近を自転車左側から見た状態を示している。 図30の脱落チェーン装着具がスプロケットに取り付けられた状態を示す断面図である。 図31の状態のスプロケットを順回転させた後の状態を表わしている。 図33の切断線を矢印の方向から見た断面図である。 チェーン保持部が図32の脱落チェーン装着具よりスプロケット中心方向に形成されている脱落チェーン装着具を示す断面図である。 チェーン保持部が図32の脱落チェーン装着具より外径方向に形成されている脱落チェーン装着具を示す断面図である。 チェーンケースステーが設けられた自転車のフロントスプロケットからチェーンが外れた際の前記スプロケット付近を自転車左側から見た図である。 図37の切断線を矢印方向からみた断面図である。 チェーンの一部を前記スプロケットに噛み合わせたことで前記チェーンが傾いた状態を示す断面図である。 複数個の脱落チェーン装着具によって脱落したチェーンがスプロケットの歯の側面で保持されている状態をしめす図である。
符号の説明
3 脱落チェーン装着具
3a 係止部
3b 磁石部
3c 吸盤部
3d 結合部
3d1 結合部の弾性変形する部分
3e チェーン保持部
3e1 チェーン保持部の対向する部分の片側
3f 取っ手
3g 結合部と係止部の連結部分

Claims (6)

  1. スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケット側面に設けられた孔に係止される係止部と、チェーンの長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記係止部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部とを有し、前記結合部は、前記係止部が前記孔に係止された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具。
  2. 係止部は、結合部と略直角に結合されたことを特徴とする請求項1記載の脱落チェーン装着具。
  3. スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケットの側面に磁力により取り付けられる磁石部と、チェーン長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記磁石部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部を有し、前記結合部は、前記磁石部がスプロケットの側面に取り付けられた状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具。
  4. スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、チェーンの長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持する断面コの字形状のチェーン保持部を備え、前記チェーン保持部は、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するようにスプロケットの側面に磁力により取り付けられることを特徴とする脱落チェーン装着具。
  5. スプロケットから脱落したチェーンを装着する脱落チェーン装着具であって、スプロケットの側面に吸着する吸盤を有する吸盤部と、チェーン長手方向と直交する方向に、チェーンを包み込むように保持するチェーン保持部と、一端が前記吸盤部と連結され、他端が前記チェーン保持部と連結された結合部を有し、前結合部は、前記吸盤部がスプロケットの側面に吸着された状態で、前記チェーン保持部に保持されたチェーンが前記スプロケットの外周近傍に位置するように形成されたことを特徴とする脱落チェーン装着具。
  6. 前記チェーン保持部は、弾性体からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の記載の脱落チェーン装着具。
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