JP2010078058A - ベルト取付治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】プーリの十分な範囲にベルトを掛けることができない場合にも、プーリを回転させながらベルトを取り付けることができるベルト取付治具の提供。
【解決手段】ベルト取付治具1に、ベルト4の一部をプーリフランジ6よりも半径方向外側に保持する保持面7を形成する。保持面7に、ベルト4のプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止め20を形成する。ベルト取付治具1を小径側や低負荷側のプーリ2に装着する。ベルト取付治具1、プーリ2、3にベルト4を掛け、大径側や高負荷側のプーリ3を回転させる。ベルト4及びベルト取付治具1を介してプーリ2が回転する。ベルト4のうち、保持面7で保持された部位がプーリ軸方向に滑ってプーリ溝5に嵌る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外周面にプーリ溝を有するプーリを回転させながら、周方向に伸長可能なベルトを前記プーリ溝に取り付けるためのベルト取付治具に関するものである。
一般に、外周面にプーリ溝を有するプーリにベルトを掛巻してなるベルト伝動機構には、ベルトをプーリに取り付けてから所定のベルト張力を付与するように、テンションプーリなどの張力調整手段が設けられている。
このような張力調整手段を不要にするため、プーリに取り付ける際に周方向に伸長させてプーリフランジを乗り越えさせるようにしたベルトが出現しており、さらに、特許文献1は、ベルトを周方向に伸長させながらプーリフランジを乗り越えさせてプーリ溝に嵌め込むためのベルト取付治具を開示している。
図5に、特許文献1が開示するベルト取付治具を示す。ベルト取付治具101は、プーリ102に装着して使用するものであり、このベルト取付治具101よりもプーリ回転方向後方のプーリ溝103にベルト104を嵌めると共に、ベルト104を保持面105に掛けて保持するようになっている。さらに、プーリ102のセンターボルト106に工具を装着して回転させて、ベルト取付治具101をプーリ回転方向前方に進め、ベルト104のうちのプーリ溝103に嵌る範囲を徐々に広げることにより、ベルト104がプーリ102に取り付けられる。
特開2006−300172号公報(段落番号0028、0035、0036、0043、0044、図6)
ところが、例えばベルトの取付張力を高く設定するような場合、ベルトの伸び率を高くする分、自由状態におけるベルトの周長を短くすることになり、ベルト取付治具を装着したプーリの十分な範囲にベルトを掛けることができない。この場合、ベルト取付治具を装着したプーリを回転させたときにベルトの滑りを生じやすく、プーリを回転させながらベルトを取り付けることができなくなるおそれがある。
本発明は、プーリの十分な範囲にベルトを掛けることができない場合にも、プーリを回転させながらベルトを取り付けることができるベルト取付治具の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るベルト取付治具は、外周面にプーリ溝を有するプーリを回転させながら、周方向に伸長可能なベルトをプーリ溝に取り付けるためのものであり、少なくともベルトがプーリ溝に嵌るまで、このベルト取付治具をプーリに固定するための固定手段と、ベルトがプーリ軸方向に滑ってプーリ溝に嵌るまで、ベルトの一部を受けてプーリフランジの外周面よりも半径方向外側かつプーリ軸方向外側に保持する保持面とを備え、その保持面に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めを形成したものである。
上記構成によれば、ベルトからの強い力を受ける保持面に滑り止めを形成するので、プーリの十分な範囲にベルトを掛けることができない場合にも、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止することができ、プーリを回転させながらベルトを取り付けることができる。
ここで、保持面は、プーリフランジよりもプーリ軸方向外側に位置する面、かつ、プーリフランジの外周面よりも半径方向外側に位置する範囲の面である。この保持面を境にして、プーリ回転方向の後方ではプーリ溝にベルトを嵌め、プーリ回転方向の前方ではプーリの軸方向外側にベルトを通すことにより、ベルトを張力のない状態でプーリおよびベルト取付治具に掛けることができる。さらに、プーリを回転させたとき、これに追随してベルト取付治具も周方向に回転するので、ベルト取付治具よりもプーリ回転方向前方でプーリの軸方向外側を通るベルトが、半径方向外向きに移動して、プーリフランジの外周面よりも半径方向外側に至ったとき、プーリフランジを乗り越えるように滑ってプーリ溝に嵌る。
保持面に連続して、プーリ溝にベルトを滑り込ませる傾斜面を形成すれば、ベルトが保持面からプーリ溝に移動しやすくなり、ベルトをよりスムーズに取り付けることができる。しかも、傾斜面は、ベルトのうち、保持面に保持された部位からプーリ溝に嵌った部位に滑らかに移行させると共に、プーリ溝に嵌った部位の外れ止めとしても機能する。さらに、傾斜面に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めを形成することにより、プーリを回転させながらベルトを取り付ける際、ベルトのプーリ回転方向の滑りをより確実に阻止することができる。
固定手段としては、プーリのボス部に外嵌される取付穴と、保持面からプーリフランジを跨いでプーリ溝に嵌るよう突出する突出片とからなる構造を例示できる。この構造は、取付穴がプーリ軸に直交する方向の移動を規制し、突出片がプーリ軸方向への抜け出しを阻止するものであり、ベルト取付治具を容易に装着しつつ、その脱落を防止することができる。さらに、突出片に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めを形成することにより、プーリを回転させながらベルトを取り付ける際、ベルトのプーリ回転方向の滑りをより確実に阻止することができる。
さらに、取付穴を、突出片がプーリフランジを乗り越えてプーリ溝に嵌る際の移動を許容する長穴とすれば、ベルト取付治具を装着する際、突出片を容易にプーリ溝に嵌めることができ、ベルト取付治具の装着をより簡単にすることができる。しかも、保持面にベルトを掛けた後は、ベルトで押さえられることにより、ベルト取付治具の長穴の長手方向への移動が阻止されるので、ベルト取付治具の脱落を防止することができる。なお、固定手段として、プーリのセンターボルトへのナット締めなど、他の構造も採用可能である。
滑り止めの摩擦係数としては、ベルトのプーリ軸方向の滑りに対する摩擦係数をベルトのプーリ回転方向の滑りに対する摩擦係数よりも小さく設定することができる。この構成によれば、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止しつつ、ベルト取付治具に掛けたベルトをプーリ軸方向にスムーズに滑らせてプーリ溝に嵌めることができる。
滑り止めとしては、溝加工により形成したものや、シボ加工により形成したものを例示できる。特に、溝加工により形成した滑り止めは、その溝の方向をプーリ軸方向に設定することにより、ベルトのプーリ軸方向の滑りに対する摩擦係数をベルトのプーリ回転方向の滑りに対する摩擦係数よりも小さく設定することができる。
上記構成のベルト取付治具を採用することにより、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止することができるので、ベルト取付治具を複数のうちの一のプーリに装着し、ベルトを掛巻した他のプーリを回転させることにより、ベルトを介して一のプーリを回転させながらベルトを取り付けるようにすることができる。
これにより、例えば、小径側あるいは低負荷側のプーリにベルト取付治具を装着したとしても、工具などで大径側あるいは高負荷側のプーリを回転させてベルトを取り付けることができるので、工具などでプーリを直接回転させるのに要する力を小さく、あるいは安定させることができる。特に、他のプーリが二段掛けプーリのものは、ベルト取付治具を装着することができないので、本発明の構成を採用するのが好適である。
以上のとおり、本発明によると、ベルト取付治具の少なくとも保持面に滑り止めを形成するので、プーリにベルトを取り付ける際のベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止することができる。これにより、例えばベルトの自由状態における周長を短くして取付張力を高く設定する場合のように、プーリの十分な範囲にベルトを掛けることができない場合であっても、プーリを回転させながらベルトを取り付けることができる。
以下、本発明に係るベルト取付治具を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係るベルト取付治具の斜視図、図2はプーリに装着したベルト取付治具の正面図、図3はそのA−A断面図である。
ベルト取付治具1は、例えば一対のプーリ2、3のうち、一方のプーリ2のプーリ軸方向外側に装着して使用するものであり、このベルト取付治具1及び他方のプーリ3にベルト4を掛け、他方のプーリ3を回転させることにより、ベルト4及びベルト取付治具1を介して一方のプーリ2を回転させながら、プーリ2の外周面に形成されたプーリ溝5にベルト4を取り付けるようになっている。
このベルト取付治具1は、略楕円状の厚板とされ、一端がプーリ2の回転中心の近傍に、かつ他端がプーリフランジ6の近傍に位置するよう、長手方向をプーリ2の半径方向に合わせて装着される。ベルト取付治具1の肉厚は、周面にベルト4を掛けることのできる大きさに設定され、ベルト取付治具1の周面に、ベルト4の一部を受けて保持する保持面7と、ベルト4を保持面7に案内するガイド面8とが形成され、さらに、その保持面7に、ベルト4のプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止め20が形成されている。
保持面7は、ベルト取付治具1の周面のうち、プーリフランジ6の外周面よりも半径方向外側に位置する範囲とされ、プーリ2の回転に伴って引き伸ばされたベルト4がプーリフランジ6を乗り越えるようプーリ軸方向に滑ってプーリ溝5に嵌るまで、ベルト4の一部をプーリフランジ6の外周面よりも半径方向外側かつプーリ軸方向外側に保持する。この保持面7に連続して、プーリフランジ6を跨いでプーリ溝5に嵌るように突出する突出片9が形成され、この突出片9の基端部に形成された傾斜面10により、ベルト4をプーリ溝5に滑り込ませるようになっている。
滑り止め20は、ベルト取付治具1の保持面7に複数の溝を形成する溝加工を施してなり、さらに、この滑り止め20が、突出片9及び傾斜面10に至る範囲にも形成されている。滑り止め20の溝の方向は、ベルト取付治具1の板厚方向、すなわちプーリ軸方向に設定され、ベルト4のプーリ軸方向の滑りに対する摩擦係数がベルト4のプーリ回転方向の滑りに対する摩擦係数よりも小さく設定されている。これにより、ベルト4のプーリ軸方向の滑りを阻害することなく、ベルト4のプーリ回転方向の滑りを阻止するようになっている。
ガイド面8は、保持面7に連続してプーリ2の回転方向前方に膨らむ曲面状に形成され、プーリフランジ6よりもプーリ軸方向外側でプーリ2の回転方向前方を通るベルト4を保持面7に案内する。このガイド面8は、曲面状に膨らむことによって、プーリ2の回転中心と保持面7の回転方向前端とを結ぶ直線よりもプーリ2の回転方向前方に突出し、案内するベルト4を回転方向に向けることにより、ベルト4の張力によってプーリ2を回転させるようになっている。
ベルト取付治具1の一端付近には、プーリ2の中央に形成されたボス部11に外嵌される取付穴12が形成され、この取付穴12と、保持面7に連続して形成された突出片9とで、ベルト取付治具1をプーリ2に固定するための固定手段が構成される。固定手段は、取付穴12で、ベルト取付治具1のプーリ軸に直交する方向への移動を規制すると共に、プーリ溝5に嵌めた突出片9で、ベルト取付治具1のプーリ軸方向への移動を規制する。
取付穴12は、ベルト取付治具1を装着するときに、突出片9がプーリフランジ6を乗り越えてプーリ溝5に嵌る際の移動を許容するよう長穴とされる。この取付穴12の長径方向へのベルト取付治具1の移動は、プーリ2に装着してベルト4を掛けた後、ベルト取付治具1がベルト4で押さえられることによって規制される。これにより、突出片9がプーリ溝5から外れることによるベルト取付治具1の脱落が阻止され、ベルト4がプーリ溝5に嵌るまで、ベルト取付治具1がプーリ2に固定される。
プーリ2、3は、そのボス部11にプーリ軸を挿通して回転自在に支持され、例えばVリブドベルトを掛巻するよう、外周面のプーリ溝5に複数の溝が形成されている。プーリ2、3のうち、プーリ3は、プーリ2よりも大径、あるいは高負荷のプーリとされ、しかも、二段掛けプーリの小径かつ奥側のプーリなどのように、ベルト取付治具1を取り付けることのできないプーリである。
ベルト4は、テンショナーなどの張力調整手段を不要にするよう、周方向に伸長可能とされたものであり、例えばベルト本体にポリアミドからなる心線を埋設した構造とすることによって周方向の伸び率を2〜3%に設定される。なお、ベルト4として、Vリブドベルトを例示しているが、平ベルトなどのVリブドベルト以外のベルトであってもよい。
次に、ベルト取付治具1を用いて一対のプーリ2、3にベルト4を取り付ける手順を説明する。図4はベルト取付治具を用いて一対のプーリにベルトを取り付ける手順を示す図である。
まず、図4(a)に示すように、ベルト取付治具1を小径側のプーリ2に装着し、適宜プーリ2を回転させて、ベルト取付治具1を、プーリ2、3の回転中心を結ぶラインよりも回転方向後方に位置させる。ここで、ベルト取付治具1をプーリ2に装着するとき、取付穴12をプーリ2のボス部11に外嵌しつつ、ベルト取付治具1を取付穴12の長径方向に移動させることにより、突出片9を、プーリフランジ6を乗り越えさせてプーリ溝5に嵌めて固定する。
また、ベルト4を大径側のプーリ3に掛巻すると共に、プーリ2のうち、ベルト取付治具1よりもプーリ回転方向後方のプーリ溝5にベルト4を嵌める。さらに、ベルト取付治具1の近傍で、ベルト4をベルト幅方向に曲げるように、かつ突出片9の傾斜面10に沿わせてプーリフランジ6を跨ぐようにする。ベルト取付治具1の保持面7及びガイド面8にベルト4を掛けて、ベルト取付治具1よりもプーリ回転方向前方でプーリ2よりもプーリ軸方向外方にベルト4を通す。この状態ではベルト4に張力は作用しておらず、ベルト取付治具1およびプーリ2、3に容易にベルト4を掛けることができる。
次いで、図4(b)、(c)に示すように、大径側のプーリ3のセンターボルト13に例えば市販の工具14を装着してプーリ3を回転させることにより、ベルト4及びベルト取付治具1を介してプーリ2を回転させる。このとき、ベルト4は、滑り止め20によってプーリ回転方向の滑りを阻止されると共に、ガイド面8によってプーリ2の回転方向に案内されているので、ベルト4の張力によってプーリ2を回転させることができる。また、大径側のプーリ3を原動側として回転させ、小径側のプーリ2を従動側として回転させるので、回転に要する力を小さくすることができる。
これにより、ベルト4を伸長させながら、ベルト取付治具1がプーリ回転方向前方に進み、ベルト4のうちのプーリ溝5に嵌る範囲が広がっていく。このとき、保持面7にベルト反力が作用して、ベルト取付治具1を押さえるので、取付穴12の長径方向への移動が阻止されて、少なくともベルト4がプーリ溝5に嵌るまで、ベルト取付治具1の脱落が防止され、片手でのベルト取付作業を可能にする。
ベルト取付治具1よりもプーリ回転方向後方でベルト4がプーリ溝5に嵌ってプーリ軸方向の移動を規制されているので、プーリ回転方向前方では、ベルト幅方向に曲がったベルト4の復元力によって、ベルト4をプーリ溝5に向かって移動させる力が作用する。なお、ベルト4の復元力は、ベルト張力の分力としてのスラスト力や、ベルト4の弾性力である。
ベルト取付治具1よりもプーリ回転方向前方で、ベルト4がプーリ2の中心付近から半径方向外向きに移動して、徐々にプーリフランジ6の外縁に近づいていく。やがて、ベルト4の復元力により、ベルト4がプーリフランジ6を乗り越えるようにして、保持面7から傾斜面10及び突出片9を滑ってプーリ溝5に嵌る。このとき、滑り止め20のベルト4のプーリ軸方向の滑りに対する摩擦係数が小さく設定されているので、ベルト4のプーリ軸方向の滑りが滑り止め20によって阻害されることがない。これにより、図4(d)に示すように、ベルト4が完全にプーリ2に取り付けられる。
ベルト4が完全にプーリ2に取り付けられた後は、保持面7にベルト4の反力が作用しなくなるので、ベルト取付治具1は、再び取付穴12の長径方向に移動させることができる。これにより、突出片9をプーリ溝5から外して、ベルト取付治具1を容易に取り外すことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、滑り止め20は、溝加工を施したものだけでなく、ざらざらの表面を形成するためのシボ加工を施したものや、複数の凸条を形成したものであってもよい。
また、ガイド面8は、必ずしも、回転方向前方に膨らむ曲面状に形成する必要はない。つまり、滑り止め20でベルト4のプーリ回転方向の滑りを阻止する分、ベルト4に強い張力を加えることができるので、ガイド面8を膨らませない場合であっても、他方のプーリ3を回転させることにより、ベルト4及びベルト取付治具1を介して一方のプーリ2を回転させることができる。
本発明に係るベルト取付治具の斜視図 プーリに装着したベルト取付治具の正面図 図2のA−A断面図 ベルト取付治具を用いて一対のプーリにベルトを取り付ける手順を示す図 従来のベルト取付治具を示す斜視図
符号の説明
1 ベルト取付治具
2、3 プーリ
4 ベルト
5 プーリ溝
6 プーリフランジ
7 保持面
8 ガイド面
9 突出片
10 傾斜面
11 ボス部
12 取付穴
13 センターボルト
14 工具
20 滑り止め

Claims (8)

  1. 外周面にプーリ溝を有するプーリを回転させながら、周方向に伸長可能なベルトを前記プーリ溝に取り付けるためのベルト取付治具であって、
    少なくとも前記ベルトがプーリ溝に嵌るまで、当該ベルト取付治具を前記プーリに固定するための固定手段と、前記ベルトがプーリ軸方向に滑ってプーリ溝に嵌るまで、前記ベルトの一部を受けてプーリフランジの外周面よりも半径方向外側かつプーリ軸方向外側に保持する保持面とを備え、
    前記保持面に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めが形成されたことを特徴とするベルト取付治具。
  2. 前記保持面に連続して、前記プーリ溝にベルトを滑り込ませる傾斜面が形成され、該傾斜面に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めが形成されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト取付治具。
  3. 前記固定手段は、プーリのボス部に外嵌される取付穴と、前記保持面からプーリフランジを跨いでプーリ溝に嵌るよう突出する突出片とからなり、前記突出片に、ベルトのプーリ回転方向の滑りを阻止する滑り止めが形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト取付治具。
  4. 前記滑り止めは、ベルトのプーリ軸方向の滑りに対する摩擦係数がベルトのプーリ回転方向の滑りに対する摩擦係数よりも小さく設定されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のベルト取付治具。
  5. 前記滑り止めは、溝加工により形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のベルト取付治具。
  6. 前記滑り止めは、シボ加工により形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のベルト取付治具。
  7. 複数のうちの一のプーリに装着され、前記ベルトを掛巻した他のプーリを回転させることにより、ベルトを介して前記一のプーリを回転させながらベルトを取り付けることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のベルト取付治具。
  8. 前記他のプーリは、二段掛けプーリとされたことを特徴とする請求項7に記載のベルト取付治具。
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