JP2008113907A - 遊技盤開発プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤を試作する手間を省くことにより、開発コストを削減することが可能な遊技盤開発プログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る遊技盤開発プログラムは、予め記憶された個々の遊技部材に関するデータに基づいて、遊技盤上に遊技部材を配置することによって遊技盤データを生成する遊技盤データ生成ステップと、生成された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換する変換ステップと、変換された三次元遊技盤データに基づいて、仮想遊技盤を仮想空間上に配置する仮想空間配置ステップと、仮想空間上に配置された仮想遊技盤上に設定されたパラメータに基づいて発射された擬似遊技媒体が流下する軌道を算出する軌道算出ステップと、当該算出結果に基づいて、仮想遊技盤上における擬似遊技媒体の流下態様を表示画面上に表示させる流下態様表示ステップとを実行することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は遊技盤開発プログラムに関し、特に遊技盤を設計する遊技盤開発プログラムに関するものである。
従来より、パチンコ遊技機における遊技盤面に釘(遊技部材)を配置するに際しては、まず、遊技盤形成データ作成装置(CAD)にそれぞれの釘配置情報を個別的に入力し、その後に、それら釘配置情報をNC釘打機に供給していた。
また、近年では、釘の配置データ群をモジュール化しておくことにより、設計者の省力化を図ると同時に設計ミスを低減させることを可能にした釘配置方法も登場している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−320716号公報
しかしながら、特許文献1に示す釘配置方法では、遊技盤形成データ作成装置(CAD)等により釘配置(ゲージ)図面を作成した場合、実際の遊技球の流下態様を確認する必要があるので、作成したゲージ図面に基づいた遊技盤を試作していた。
このように、従来の技術では、ゲージ図面を作成する毎に、遊技盤の試作品を作成していたため、費用と労力の負担が大きかった。
特にゲージ図面の微調整を繰り返す場合等には、何台もの試作品を作成することとなり、開発コストがかさんでしまう。
そこで、本発明は、遊技盤を試作する手間を省くことにより、開発コストを削減することが可能な遊技盤開発プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技盤開発プログラムは、所定の記憶領域(記憶部8)に予め記憶された個々の遊技部材に関するデータに基づいて、遊技盤上に遊技部材を配置することによって遊技盤データを生成する遊技盤データ生成ステップと、遊技部材に対応し、所定の記憶領域に記憶された三次元変換データに基づいて、遊技盤データ生成ステップにて生成された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換する変換ステップと、遊技部材毎に対応してパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、変換された三次元遊技盤データに基づいて、仮想遊技盤を予め設定された仮想空間上に配置する仮想空間配置ステップと、仮想空間上に配置された仮想遊技盤上に設定されたパラメータに基づいて所定の発射速度によって所定の発射位置から発射された擬似遊技媒体が流下する軌道を算出する軌道算出ステップと、軌道算出ステップにおける算出結果に基づいて、仮想遊技盤上における擬似遊技媒体の流下態様を表示画面上に表示させる流下態様表示ステップとを実行することを特徴とする。
本構成によれば、パラメータが設定された遊技部材が配置された遊技盤データが、仮想遊技盤となって仮想空間上に配置されるとともに、当該仮想遊技盤における擬似遊技媒体の軌道が算出され、その態様を表示画面上で確認できるようになっている。
そのため、例えば、遊技盤形成データ作成装置(CAD)等により二次元態様の遊技盤を設計した場合、遊技盤を試作せずとも、当該遊技盤における遊技球の流下態様をシュミレートすることが可能となる。
これにより、遊技盤の開発に際し、遊技盤を試作する手間を省いて開発コストを削減することが可能となる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、パラメータは、擬似遊技媒体と遊技部材との間の摩擦係数または反発係数を含むことを特徴とする。
本構成によれば、請求項1に記載された遊技盤開発プログラムと同様の作用効果が得られるとともに、遊技に直接関連する物理量が軌道算出ステップにおける計算に組み込まれるため、実際のパチンコ遊技機に近い球軌道の計算を効率的且つ有効に行なうことができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、パラメータを変更するパラメータ変更ステップを更に含むことを特徴とする。
本構成によれば、請求項1または請求項2に記載された遊技盤開発プログラムと同様の作用効果が得られるとともに、遊技部材におけるパラメータを変更できるため、あらゆる環境下における球軌道の検証を効率的且つ有効に行うことができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、仮想遊技盤の仮想空間における傾斜角を変更する傾斜角変更ステップを更に含むことを特徴とする。
本構成によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された遊技盤開発プログラムと同様の作用効果が得られるとともに、擬似遊技媒体の仮想遊技盤上における軌道に影響を与える傾斜角を変更できるようになっているため、遊技機の筐体の設計や、遊技機の遊技場における設置状態等を考慮して検証することができ、遊技盤の設計に大きく寄与することができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、擬似遊技媒体の発射速度を変更する発射速度変更ステップを更に含むことを特徴とする。
本構成によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された遊技盤開発プログラムと同様の作用効果が得られるとともに、擬似遊技媒体の仮想遊技盤上における軌道に影響を与える擬似遊技媒体の発射速度を変更できるようになっているため、様々な遊技球の動作を再現でき、遊技盤の設計に大きく寄与することができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、遊技盤データにおける遊技部材の配置を変更する遊技部材配置変更ステップを更に含み、変換ステップでは、遊技部材配置変更ステップにて遊技部材の配置が変更された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換することを特徴とする。
本構成によれば、遊技部材配置変更ステップにて遊技部材の配置が変更された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換することができるので、擬似遊技媒体の流下態様の確認をしながら、遊技部材の配置の微調整等を行うことも可能である。
この場合、ゲージの設計と試作とを繰り返し行いながら遊技盤を開発していた従来の技術に比べて、遊技部材の配置位置の微調整を素早く行うことができ、遊技盤の開発効率を高めることができる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、遊技盤の開発に際し、遊技盤を試作する手間を省いて開発コストを削減することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1には、本実施の形態に係るパチンコ遊技機シミュレータ1の構成が概略的に示されている。なお、このシミュレータ1は、主にパチンコ遊技機の遊技盤の設計のために使用されるが、遊技性を兼ね備えたパチンコゲーム機として製造されても構わない。以下では、便宜上、シミュレータ1がパチンコ遊技機の遊技盤の設計に適用される場合について詳しく説明する。
図1に示されるように、シミュレータ1は、コンピュータを構成するシミュレータ本体3と、入力装置2と、表示装置(表示手段)4とから主に構成されている。なお、図1において、入力装置2および表示装置4は、シミュレータ本体3と分離して示されているが、シミュレータ本体3と一体を成していても良い。また、本実施の形態では、シミュレータ1における各装置(シミュレータ本体3、入力装置2、表示装置4等)の制御時に実行されるプログラムを、「遊技盤開発プログラム」という。
シミュレータ本体3は、シミュレータ1における様々な動作を制御するための主制御部6と、所定の遊技領域を有するパチンコ遊技機の遊技盤およびこの遊技盤上に配置される遊技部材(後述する遊技釘、風車、入賞装置等)の配置位置を示す配置パターンを複数種類記憶する記憶装置としての記憶部8と、主制御部6からの制御信号に基づいて表示装置4の表示制御を行う表示制御部10とを有している。
また、入力装置2は、キーボード、マウス、画像等の読み込みが可能なスキャナ、あるいは、他の任意のスイッチ(様々な家庭用ゲーム機で使用されるようなコントローラを含む)から成り、主制御部6に接続される。
また、表示装置4は、液晶、CRT等の現在知られている様々なディスプレイ装置から成り、後述する仮想空間上に配置された仮想的な遊技盤(以下、「仮想遊技盤」という(図11の仮想遊技盤30を参照))を表示することができる。
ここで、図11を参照しながら、仮想遊技盤30上に配置される遊技部材を、実際のパチンコ遊技機と関連付けて簡単に説明する。図11には、仮想遊技盤の表面側が示されている。この仮想遊技盤30の遊技領域Aの略中央には、遊技部材としてのセンター飾り103,104が設けられている。センター飾り103の左側部分には、入球した遊技球を、仮想遊技盤30の背面側に形成された図示しない通路に導くワープ口123が設けられている。センター飾り104の下方には、遊技部材としての始動入賞装置115が設けられている。なお、実際のパチンコ遊技機において、始動入賞装置115は、当該始動入賞装置115に遊技球が入賞しやすい開状態と始動入賞装置115に入賞しにくい閉状態とに変換可能な可動片115a,115b(所謂「チューリップ」)を有しており、この可動片115a,115bが閉じた閉状態であっても、遊技球が1個程度入賞可能である。そして、遊技球が始動入賞装置115に入賞すると、例えば5個の賞球が払い出される。後述するが、本実施形態のシミュレータ1では、実際に遊技球が打ち出されるものではなく、当該遊技球を模した擬似遊技媒体150により、遊技球の軌道がシミュレートされるだけであるため、始動入賞装置115等への入賞による賞球の払い出しは行なわれず、その代わり、入賞形態に応じた所定のポイント(例えば、入賞に応じて払い出される賞球数)が加算されるようになっている(すなわち、本実施形態のシミュレータ1の処理プログラムには、入賞形態に応じて所定数のポイントを加算するステップが含まれている)。本実施の形態においては、仮想遊技盤30における始動入賞装置18もしくは第2始動入賞装置116に入賞すると5のポイントが、一般入賞装置A〜Dのいずれかに入賞すると10のポイントが、大入賞装置15に入賞すると15のポイントが、それぞれ加算される。また、後述するが、本実施形態のシミュレータ1における入賞とは、仮想遊技盤30上で所定の軌道を流下する擬似遊技媒体150が、通過ゲートA105、通過ゲートB106、一般入賞装置A108、一般入賞装置B109、一般入賞装置C117、一般入賞装置D118、大入賞装置114、始動入賞装置115、第2始動入賞装置116等の入賞用の遊技部材と関連付けられる(具体的には、擬似遊技媒体150の軌道が入賞用の遊技部材に入賞、もしくは当該遊技部材の入賞口を通過する)ことによって成立する(すなわち、本実施形態のシミュレータ1の処理プログラムには、仮想遊技盤30上で所定の軌道を流下する擬似遊技媒体150が所定の遊技部材と関連付けられることによって入賞を成立させるステップが含まれている)。
センター飾り103の左右には、遊技部材としての通過ゲートA105,通過ゲートB106が設けられている。実際のパチンコ遊技機では、この通過ゲートA105、通過ゲートB106を遊技球が通過すると、図示しない表示手段によって普通図柄表示用の「○、×」の画像が交互に点灯されるようになっており、所定時間経過後、「○」の画像のみが点灯されると、始動入賞装置115における可動片115a,115bが開状態に変換される。
ここで、実際のパチンコ遊技機では、始動入賞装置115に遊技球が入賞(「始動入賞」という)すると、遊技盤の背面側に配置された図示しない図柄表示装置にて、識別図柄の変動表示が開始される。そして、この識別図柄の変動表示が所定の表示態様で停止すると、「大当り」となり、遊技者にとって有利な「特定遊技状態」(大当り遊技)に移行するようになっている。また、図柄表示装置とは、所定の画像信号入力に基づいて、上述した識別図柄(特別図柄・装飾図柄等)の変動表示やその他の演出アニメーションを含む表示が行なわれる装置であり、液晶、CRT等の現在知られている様々なディスプレイ装置から成る。
また、遊技盤は、当該遊技盤の表面側から図柄表示装置の表示画面を視認可能にするために、透光性を有する部材(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂などの合成樹脂等)で構成されていることが望ましい。
通過ゲートB106の下方には、遊技部材としての第2始動入賞装置116が設けられている。この第2始動入賞装置116の構成は、始動入賞装置115と近似しているため詳しい説明を省略するが、当該第2始動入賞装置116の上方には、遊技部材としての障害部材120が配置されており、第1始動入賞装置115と比べて第2始動入賞装置116への入賞が困難となっている。
始動入賞装置115の下方には、遊技者にとって有利な「開状態」と遊技者にとって不利な「閉状態」とに変換可能な扉開閉式の変動入賞装置からなる遊技部材としての大入賞装置114が設けられている。実際のパチンコ遊技機において、この大入賞装置114は、図柄表示装置での識別図柄の変動表示が大当り停止態様で停止したときに、所定時間だけ開状態に維持される。そして、本実施形態においては、例えば、この大入賞装置114に擬似遊技媒体150が入賞すると、所定のポイント数が加算されるように定められている。
前述の「特定遊技状態」とは、大入賞装置114に10以上の擬似遊技媒体150が入賞するまであるいは30秒経過するまで開状態が連続する遊技(以下、「大当り遊技」という)を、15回(ラウンド)行なうことが可能な遊技状態をいう。
大入賞装置114の左右には、遊技部材としてのサイドランプ110,116が設けられている。また、大入賞装置114の下方には、アウト球を回収する遊技部材としてのアウト口113が設けられている。また、仮想遊技盤30の左右には、遊技部材としてのレール122のセットが設けられている。後述する擬似遊技媒体150の軌道は、このレール122に沿って上昇移動し、遊技領域Aに打ち込まれる。
センター飾り103,104の左右には、遊技部材としての図示しない風車が設けられている。実際のパチンコ遊技機において、これらの風車は、遊技球の流下経路を変更するとともに、遊技球が衝突したときに回転して遊技性を増大させる機能を果しているが、本実施形態においても、後述する遊技球の軌道計算において、この機能が加味される。
また、始動入賞装置115の左右側には、遊技部材としての一般入賞装置A108、一般入賞装置B109、一般入賞装置C117、一般入賞装置D118が設けられている。更に、遊技領域A内には、遊技球の流下方向に変化を与える遊技部材である遊技釘107が、多数点在して設けられている。
配置パターン記憶装置である記憶部8は、入賞用の遊技部材である入賞装置(例えば、通過ゲートA105、通過ゲートB106、一般入賞装置A108、一般入賞装置B109、一般入賞装置C117、一般入賞装置D118、大入賞装置114、始動入賞装置115、第2始動入賞装置116等)、および当該入賞装置へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンを、複数種類記憶している(例えば、図9および図10参照)。
図9(a)〜(c)は、一般入賞装置C117と、当該一般入賞装置C117へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示し、図9(d)〜(f)は、通過ゲートA105と、当該通過ゲートA105へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示している。
また、図10(a)〜(c)は、始動入賞装置115と、当該始動入賞装置115へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示し、図10(d)〜(f)は、大入賞装置114と、当該大入賞装置114へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示している。なお、図10(c)では、遊技球の入賞が可能な第3始動入賞装置119が、始動入賞装置115の上方に配置されている例が示されている。
このように、本実施の形態では、遊技釘107の配置位置等が、配置パターン毎に固定化されるため、遊技球の流下経路や入賞率に影響を与える要素も、配置パターン毎に固定化される。
また、配置パターン記憶装置である記憶部8は、配置パターンとして、センター飾り103,104、サイドランプ110,116、アウト口113等の他の遊技部材の配置位置が設定された配置パターンをも記憶している。
ここで、各配置パターンにおける遊技部材は、それぞれ、遊技盤の土台を構成する基盤板31(図6)上の所定の座標位置と関連付けられており、遊技盤データ生成部16(後述)である主制御部6は、配置パターンにおける遊技部材を、それぞれ、当該関連付けられた座標位置に配置している。
さらに、記憶部8は、遊技盤データ生成部16によって生成された遊技盤データを三次元データである三次元遊技盤データに変換するための変換プログラムおよびデータである三次元変換データ51、および変換された三次元遊技盤データを基に仮想遊技盤を生成するための生成プログラムおよびデータである仮想遊技盤生成データ52を、所定の記憶領域に記憶している。
主制御部6は、入力装置2からの信号に基づいて、遊技盤の少なくとも一部に複数の遊技部材の配置位置が設定された上述の配置パターンを、配置パターン記憶装置である記憶部8に複数種類記憶する遊技部材配置パターン記憶制御部29を有している。なお、記憶部8への配置パターンの記憶は、他の装置もしくは手段によって行われてもよい。また、上記複数種類の配置パターンは、予め記憶部8に記憶されるようになっていてももちろんよい。また、当該記憶部8に配置パターンを記憶する処理の実行を、遊技部材配置パターン記憶ステップという。
主制御部6は、入力装置2からの信号に基づいて上記記憶部(配置パターン記憶装置)8に記憶された配置パターンのうち何れかを選択する配置パターン選択部15と、配置パターン選択部15にて選択された配置パターンに従って遊技盤の土台を構成する基盤板31(図6)上に遊技部材(例えば、各種入賞装置や遊技釘107等)を配置することによって、遊技盤データを生成する遊技盤データ生成部16とを有している。
また、遊技盤データ生成部16は、当該配置された遊技部材の配置位置を個別に変更することを可能にする遊技部材配置変更部の機能をも有している。
さらに、主制御部6は、遊技部材に対応し、記憶部8に記憶された三次元変換データ51に基づいて、上記遊技盤データ生成部16にて生成された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換する変換部17と、当該変換された三次元遊技盤データを、記憶部8に記憶された仮想遊技盤生成データ52に基づいて仮想遊技盤を生成するとともに、生成した仮想遊技盤を、予め設定された仮想空間上に配置する仮想空間配置部18とを有している。
ここで、仮想空間とは、三次元の空間を擬似的に表すための仮想空間形成プログラム50により形成された仮想的な空間のことである。なお、この仮想空間形成プログラム50は、記憶部8の所定の領域に記憶されている。
さらに、主制御部6は、入力装置2からの信号に基づいてもしくは主制御部6内で所定のプログラムにしたがって、各部材(遊技部材等)毎に、それぞれ対応するパラメータを設定するパラメータ設定部19を有している。また、パラメータ設定部19は、当該設定されたパラメータを変更するパラメータ変更部の機能をも有している。
ここで、各部材に対応するパラメータとしては、当該部材と遊技球との間の摩擦係数や反発係数等が挙げられる。また、初期状態時における各部材と遊技球との間の摩擦係数および反発係数は、図13に示されている。
また、主制御部6は、主制御部6内で所定のプログラムにしたがって、或いは入力装置2からの信号に基づいて、仮想遊技盤の仮想空間における傾斜角を変更する傾斜角変更部20と、主制御部6内で所定のプログラムにしたがって、或いは入力装置2からの信号に基づいて、当該仮想遊技盤に向けて発射される擬似遊技媒体の発射速度を変更する発射速度変更部21とを更に含んでいる。
ここで、初期状態において、仮想遊技盤は、仮想空間の底面と垂直の状態となっており、そのときにおける傾斜角は0度となっている。また、上記初期位置から仮想遊技盤の下端が3度前方に突出した場合の傾斜角は3度となり、一方、当該初期位置から仮想遊技盤の下端が3度後方に後退した場合の傾斜角は−3度となる。
さらに、主制御部6は、仮想遊技盤上における各部材に設定されたパラメータ(摩擦係数、反発係数等)に基づいて、所定の発射速度によって所定の発射位置から発射された擬似遊技媒体が流下する軌道を算出する軌道算出部12を有している。一方、表示制御部10は、軌道算出部12による算出結果に基づいて、仮想遊技盤上における擬似遊技媒体の流下態様のシミュレートの結果を表示装置4の表示画面上に表示させる流下態様表示制御部22を有している。すなわち、軌道算出部12および流下態様表示制御部22は、協働して、擬似遊技媒体の軌道算出および擬似遊技媒体の流下態様の表示を行なうための演算シミュレート手段を構成している。
また、主制御部6は、擬似遊技媒体の仮想遊技盤上における軌道に影響を与える要素(擬似遊技媒体の発射速度等)を変化させつつ、シミュレートを繰り返すことにより、遊技結果に関する所定の集計値を計算する集計値計算部14を有している。一方、表示制御部10は、集計値計算部14で計算された集計値を表示装置4に表示させる集計値表示制御部24を有している。なお、本実施形態において、集計値計算部14および集計値表示制御部24は、演算シミュレート手段を構成する球軌道算出部12および球軌道表示制御部22と別個に設けられているが、球軌道算出部12および球軌道表示制御部22と協働して演算シミュレート手段を構成していても構わない。
次に、上記構成のシミュレータ1によってパチンコ遊技機の遊技盤の設計を行なう場合について、図2乃至図5のフローチャートを主に参照しながら詳しく説明する。また、図2乃至図5の処理は、シミュレータ1におけるシミュレータ本体3の電源がONされている状態で行われる。
まず、シミュレータ1のメイン制御処理のフローチャート(図2)に示されるように、ステップS1において、詳細については後述する遊技盤設計処理(図3参照)が実行される。当該ステップにおいては、遊技部材が配置された遊技盤を示す遊技盤データを生成する処理等が行われる。
ステップS2において、詳細については後述する仮想遊技盤生成処理(図4参照)が実行される。当該ステップにおいては、上記ステップS1にて生成された遊技盤データを基にして仮想遊技盤を生成する処理等が行われる。
ステップS3において、詳細については後述するシミュレート処理(図5参照)が実行される。当該ステップにおいては、上記ステップS2にて生成された仮想遊技盤における球軌道のシミュレートが、仮想空間にて行われる。
次に、上記ステップS1の遊技盤設計処理について、図3を参照しながら説明する。なお、図3は図1のシミュレータの遊技盤設計処理を示すフローチャートである。
ステップS1−1において、記憶部8に記憶された基盤板31を示すデータを読み込む。これは、入力装置2の所定のキーまたはスイッチを操作することにより行なわれる。あるいは、入力装置2がマウスである場合には、表示装置4上の画面に表示される所定の項目にポインタを合わせて左クリックすることにより、当該データを読み込ませることができる。無論、記憶部8に記憶されているアプリケーションプログラムを立ち上げて、所定のファイルから当該データをロードする形態も考えられる。または、入力装置2を構成するスキャナから、基盤板を示すデータを読み込んでもよい。例えば、基盤板を示すデータが記された紙媒体等がセットされたスキャナから、当該紙媒体に記されたデータを読み込んでもよい。本実施の形態においては、例えば、基盤板31(図6)を示すデータを読み込む。
続いて、ステップS1−2において、配置パターン選択部15は、入力装置2からの信号に基づいて、配置パターン記憶装置である記憶部8に記憶された遊技部材の配置パターンのうち何れかを選択する処理を行なう(配置パターン選択ステップ)。例えば、入力装置2がマウスである場合には、表示装置4上の画面に表示される項目のうち、選択を希望する配置パターンを示す項目にポインタを合わせて左クリックすることにより、配置パターンを選択することができる。
例えば、始動入賞装置パターン1(図10(a))を選択したい場合であれば、当該配置パターンを示す項目にポインタを合わせて左クリックすればよい。
ステップS1−3では、遊技盤データ生成部16が、ステップS1−2にて選択された配置パターンに応じて基盤板31に遊技部材を配置することにより、遊技盤データを生成する(遊技盤データ生成ステップ)。例えば、ステップS1−2にて、始動入賞装置パターン1(図10(a))が選択された場合には、当該始動入賞装置パターン1に応じて、基盤板31に始動入賞装置115や遊技釘107等の遊技部材を配置することにより、遊技盤データを生成する(図7参照)。
ステップS1−4において、遊技部材の配置を終了させるための操作がなされたか否かが判断される。遊技部材の配置を終了させるための操作がなされた旨の判断は、例えば入力装置2を構成するキーボード上の所定のキーが操作された場合や、表示装置4上の画面に表示される項目のうち、遊技部材の配置を終了させる旨を示す項目がマウス等により左クリックされた場合等になされる。そして、遊技部材の配置を終了させるための操作がなされた場合には遊技盤設計処理を終了し、一方、当該操作がなされていない場合には遊技部材の配置を継続させるためにステップS1−2の処理に戻る。
次に、上記ステップS2の仮想遊技盤生成処理について、図4を参照しながら説明する。なお、図4は本実施の形態に係る仮想遊技盤生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS2−1では、変換部17が、上記遊技盤設計処理(図3)にて生成された遊技盤データを三次元のデータである三次元遊技盤データに変換する処理を行う(変換ステップ)。当該変換は、記憶部8に記憶された三次元変換データ51に基づいて行われる。これにより、基盤板31に遊技部材が配置された状態を示す遊技盤データが、三次元のデータとなる。また、三次元遊技盤データにおける遊技釘107は、上方に向って5度傾斜した状態に設定されているが、当該遊技釘107の角度は、後述するステップS2−4にて個別に変更することが可能である。
また、当該ステップにて用いられる遊技盤データは、再度の編集を可能にするために、所定の記憶領域にバックアップされることが望ましい。
ステップS2−2では、仮想空間配置部18が、ステップS2−1にて変換された三次元遊技盤データを基にして、仮想遊技盤を生成する処理を行う。当該処理は、記憶部8に記憶された仮想遊技盤生成データ52に基づいて行われる。これにより、三次元の遊技盤データが、仮想空間に配置することが可能な仮想遊技盤となる。
ステップS2−3では、仮想空間配置部18が、ステップS2−2にて生成された仮想遊技盤を、予め設定された仮想空間上に配置する(仮想空間配置ステップ)。
ステップS2−4では、パラメータ設定部19が、入力装置2からの信号に基づいてもしくは主制御部6内で所定のプログラムにしたがって、上記生成された仮想遊技盤における各部材に、当該部材に対応するパラメータ(擬似遊技媒体150に対する反発係数・摩擦係数)を設定する処理を行う(パラメータ設定ステップ)。例えば、擬似遊技媒体150に対するレール122の反発係数、摩擦係数は、それぞれ(0.2)、(0.05)に設定し、擬似遊技媒体150に対する各遊技釘107の反発係数、摩擦係数は、それぞれ(0.85)、(0.007)に設定する。また、擬似遊技媒体150に対する始動入賞装置115の反発係数、摩擦係数は、それぞれ(0.4)、(0.003)に設定する。また、擬似遊技媒体150の他の擬似遊技媒体150に対する反発係数、摩擦係数は、それぞれ、(0.4)、(0.05)に設定する(図13参照)。
また、パラメータ設定部19は、入力装置2からの信号に基づいて、上記値とは異なるパラメータ(反発係数、摩擦係数)を、各部材に設定してもよい。
さらに、パラメータ設定部19は、入力装置2からの信号に基づいて、各遊技釘107の角度等を変更する。例えば、パラメータ設定部19は、各遊技釘107の傾斜角度を7度に変更する旨の操作がなされた旨を示す信号を入力装置2から受けた場合(すなわち、入力装置2に、各遊技釘107の傾斜角度を7度に変更する旨の操作がなされた場合)には、各遊技釘107の傾斜角度を7度に変更する。
ステップS2−5において、仮想空間上に配置された仮想遊技盤を表示装置4の画面上に表示させる。これにより、生成された仮想遊技盤(例えば、図11に示す仮想遊技盤30)が、表示装置4に表示される。
次に、上記ステップS3のシュミレート処理について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は図1のシミュレータのシュミレート処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS3−1では、仮想空間に配置された仮想遊技盤情報の設定処理を行なう。具体的には、傾斜角変更部20が、入力装置2からの信号に基づいて、仮想遊技盤の傾斜角を変更する(傾斜角変更ステップ)とともに、発射速度変更部21が、主制御部6内で所定のプログラムにしたがって、或いは入力装置2からの信号に基づいて、当該仮想遊技盤に向けて発射される擬似遊技媒体の発射速度を変更する(発射速度変更ステップ)。
例えば、傾斜角変更部20は、仮想遊技盤の傾斜角を3度にする旨の操作がなされた旨を示す信号を入力装置2から受けた場合(すなわち、入力装置2に、仮想遊技盤の傾斜角を3度に変更する旨の操作がなされた場合)には、当該仮想遊技盤の傾斜角を3度に設定する。
また、発射速度変更部21は、入力装置2からの信号に基づいて、擬似遊技媒体の発射の初速度(擬似遊技媒体の発射速度)等を変更する。
また、当該ステップでは、仮想遊技盤における遊技部材の位置や、仮想遊技盤の表面側の形状、遊技部材の大きさや形状、重力加速度(初期状態においては、(9.8m/s2)に設定されている)、遊技釘107の角度、仮想遊技盤における基盤板31や各遊技部材の材質、擬似遊技媒体と遊技部材との間の摩擦係数や反発係数、遊技環境の温度や湿度等の設定についても、入力装置2からの信号に基づいて変更可能であってもよい。
ステップS3−2において、仮想遊技盤における球軌道のシミュレートを開始するための操作がなされたか否かが判断される。具体的には、スタートボタンがONされたか否かが判断される。スタートボタンは、例えば入力装置2を構成するキーボード上の所定のキーであっても良い。この判断がYESの場合には、ステップS3−3に移行し、NOの場合には、再び遊技盤情報の設定を行うことが可能な状態にするために、ステップS3−1の処理に戻る。
ステップS3−3では、第1発目の擬似遊技媒体の遊技領域Aへの発射がセットされる(n←1)。具体的には、ステップS3−1で最終的に設定・変更された遊技盤情報(重力加速度、仮想遊技盤の傾斜角、遊技釘107の角度、反発係数、摩擦係数等)を固定した状態で、擬似遊技媒体の発射の初速度(遊技球の発射速度)を各打ち出し毎に無作為に変化させて、仮想遊技盤30上における擬似遊技媒体の各軌道(1〜n発目の各軌道)にばらつきを持たせるため、擬似遊技媒体の発射の初速度を、ステップS3−1で設定・変更された擬似遊技媒体の初速度を中心とする所定の変動幅内の所定値に設定する。
続いて、ステップS3−4において、この第1発目(n=1)の擬似遊技媒体の仮想遊技盤30上における軌道が、ステップS3−1で最終的に設定・変更された遊技盤情報に基づいて計算される(n=1発目の球軌道シミュレーションが行なわれる(軌道算出ステップ))とともに、ステップS3−5において、算出された擬似遊技媒体の軌道が、表示装置4に表示された仮想遊技盤30上に表示される(n=1発目の擬似遊技媒体を発射する(流下態様表示ステップ)。なお、このような処理は、主制御部6の軌道算出部12および表示制御部10の球軌道表示制御部22により所定のプログラムにしたがって行なわれる。また、擬似遊技媒体150の軌道表示の一例が図12に示されている。
ステップS3−5における擬似遊技媒体の軌道表示が終了すると、続いて、集計処理が行なわれる(ステップS3−6(集計値計算ステップ))。この処理は、前述したように仮想遊技盤30上における擬似遊技媒体の軌道に影響を与える遊技盤情報(先の例では、擬似遊技媒体の発射の初速度)を変化させながら、後述するステップS3−7〜S3−9を含むループ処理経路Lに沿ってステップS3−4およびステップS3−5を繰り返す(nを1から所定の数まで変化させる(擬似遊技媒体を所定数nだけ発射させる))ことにより、遊技結果に関する所定の集計値(本実施形態では、後述する入賞率または出玉率)を計算するものであるため、第1発目の擬似遊技媒体の場合には、遊技結果のデータのみが記憶され、実質的な集計処理が行なわれない。すなわち、ステップS3−6における集計処理は、実質的には、少なくとも第2発目(n=2)以降から行なわれるものである。
ここで、集計値の計算方法について、図14(a),(b)を参照しながら簡単に説明する。この図14(a)は、1000発の擬似遊技媒体を発射した(上記ループ処理において、nを1から1000まで変化させた)シミュレーションにおける入賞率リスト(集計結果)の一例を示している。この入賞率リストには、各入賞装置と、シミュレーションにおいてこれらの各入賞装置に入賞した擬似遊技媒体の個数とが示されている。無論、これらは、集計値データとして記憶部8に記憶されている。
この入賞率リストにおいて、ポイントが加算される入賞装置が始動入賞装置115だけであるとすると、集計値としての出玉率(仮想遊技盤上に対する擬似遊技媒体の発射回数に対するポイント累積数の比率)は、以下の式から、48.0%となる。
賞球数=(始動入賞装置に入賞時のポイント加算値)×(始動入賞装置への入賞数)=5×96=480
出玉率=賞球数/発射数=480/1000×100=48.0(%)
一方、各入賞装置に対する入賞率(仮想遊技盤上に対する擬似遊技媒体の発射回数に対する入賞回数の比率)は、以下の式から計算される(各入賞装置における入賞率は、図14の入賞率リストの「入賞数」の項目中に括弧書きで示されている)。
入賞率=入賞数/発射数
以上のような計算処理は、主制御部6の集計値計算部14により所定のプログラムにしたがって行なわれ、計算された集計値は、主制御部6の集計値表示制御部24により所定のプログラムにしたがって表示装置4の画面上に表示される(ステップS3−7)。
また、図14(b)は、1000発の擬似遊技媒体を発射した(上記ループ処理において、nを1から1000まで変化させた)シミュレーションにおける通過率リスト(集計結果)の一例を示している。この通過率リストには、各入賞装置(通過ゲートA105、通過ゲート106)と、シミュレーションにおいてこれらの各入賞装置を通過した擬似遊技媒体の個数とが示されている。無論、これらは、集計値データとして記憶部8に記憶されている。
ステップS3−7の処理が完了すると、今度は、ステップS3−8において、第2発目の擬似遊技媒体の遊技領域Aへの発射がセットされる(n←n+1)。この場合も、前述したステップS3−3と同様に、遊技媒体の発射の初速度が、ステップS3−1で設定・変更された擬似遊技媒体の初速度を中心とする所定の変動幅内の所定値に設定される。そして、その後、ステップS3−9において、仮想遊技盤における球軌道のシミュレートを終了するための操作がなされたか否かが判断される。具体的には、ストップボタンがONされたか否かが判断される。ストップボタンは、例えば入力装置2を構成するキーボード上の所定のキーであってもよい。この判断がYESの場合には、ステップS3−10へ移行して、擬似遊技媒体の遊技領域Aへの発射が停止される(nが0にセットされる)。一方、NOの場合には、ステップS3−4に戻り、前述したステップS3−4〜ステップS3−8の処理が第2発目の擬似遊技媒体に関して繰り返される。
ステップS3−10の処理が完了すると、次は、ステップS3−11において、シミュレート処理を再び繰り返すための操作がなされたか否かが判断される。具体的には、再シミュレートを行うための操作が、入力装置2に対して行われたか否かが判断される。この判断がYESの場合には、ステップS3−1に戻り、仮想遊技盤における球軌道のシミュレートを再度実行可能となる。一方、NOの場合には、シミュレート処理が終了する。
ここで、シミュレート処理が終了した場合には、ステップS1の遊技盤設計処理やステップS2の仮想遊技盤生成処理等が再び実行されるようになるため(図2参照)、これにより、上記ステップS2−1(図4)にて所定の記憶領域にバックアップされた遊技盤データを基にして、当該遊技盤データにて配置された遊技部材の配置位置を個別に変更する処理(遊技部材配置位置変更ステップ)や、仮想遊技盤におけるパラメータ(擬似遊技媒体と遊技部材との間の摩擦係数または反発係数)を変更する処理(パラメータ変更ステップ)や、仮想遊技盤の仮想空間における傾斜角を変更する処理(傾斜角変更ステップ)や、擬似遊技媒体の発射速度を変更する処理(発射速度変更ステップ)等を行うことができるとともに、これらの処理を経て生成された仮想遊技盤に対して、再度、球軌道のシミュレートを行うことが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これは本発明を具体的に例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
例えば、ステップS1−1(図3)では、遊技部材が配置されていない基盤板31(図6)を示すデータが読み込むようになっていたが、これに限られず、一部の遊技部材が予め配置された基盤板32を示すデータを読み込むようになっていてもよい(図8参照。同図においては、センター飾り103,104、サイドランプ110,116、アウト口113、第2始動入賞装置116、障害部材120、レール122等の遊技部材が予め配置されている)。この場合、遊技部材を配置する手間を削減することができる。
また、ステップS1−1(図3)にて読み込まれる基盤板には、各入賞装置が予め配置され(図15参照。同図においては、通過ゲートA105、通過ゲートB106、一般入賞装置A108、一般入賞装置B109、一般入賞装置C117、一般入賞装置D118、大入賞装置114、始動入賞装置115、第2始動入賞装置116等の入賞装置が、予め基盤板33に配置されている)、そして、配置パターン記憶装置である記憶部8には、これら各入賞装置へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置のみが設定された配置パターンを、複数種類記憶するようになっていてもよい(図16および図17参照)。
図16(a)〜(c)は、図15に示す一般入賞装置C117へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示し、図16(d)〜(f)は、図15に示す通過ゲートA105へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示している。
また、図17(a)〜(c)は、図15に示す始動入賞装置115へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示し、図17(d)〜(f)は、図15に示す大入賞装置114へ遊技球を誘導する複数の遊技釘107の配置位置が設定された配置パターンの例を示している。また、図16および図17では、予め基盤板33に配置されている入賞装置の位置を、点線にて表示している。
また、本実施の形態における配置パターンには、主に入賞装置への入賞率に影響を与える遊技釘の配置位置が設定されていたが、これに限られず、入賞装置の入賞率とは無関係な遊技釘の配置位置が設定されていていもよいし、他の遊技部材の配置位置が設定されていてもよい。
また、本実施の形態では、配置パターンを選択することで、複数の遊技釘の配置位置を一度に決定することができるようになっていたが、遊技釘の配置位置は、個別に決定可能であってももちろんによい。
さらに、本実施の形態においては、遊技部材毎に、パラメータ(反発係数、摩擦係数等)が設定されていたが、当該パラメータは、素材(樹脂や金属の種類)に応じて設定されるようになっていてもよい。これによれば、異なる種類の遊技部材であっても、素材が同一であれば、同一のパラメータが設定される場合がある。
また、本実施の形態においては、各遊技部材に設定されるパラメータ(反発係数、摩擦係数等)、仮想遊技盤の傾斜角、擬似遊技媒体の発射速度等の設定変更を任意に行うことが可能であったが、当該設定変更ができないプログラムに本発明を適用してももちろんよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、遊技盤データ生成ステップでは、遊技部材配置パターン選択ステップにて選択された配置パターンに従って遊技部材を遊技盤上に配置しているため、当該遊技部材配置パターン選択ステップにて選択する配置パターンの組み合わせを調整することにより、意図する入賞率を実現させることができる。
そして、本発明では、遊技球の流下経路や入賞率に影響を与える要素は、配置パターン毎に固定化されているので、多数の遊技部材の配置位置を個別に決定する従来の技術に比べて、遊技球の流下経路や入賞率等を予測することが容易となる。
これにより、試作品の作成負担や遊技部材の配置位置を調整する手間等を削減することができ、製作者の意図する入賞率の実現を容易にすることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、入賞装置と、当該入賞装置へ遊技球を誘導する遊技釘とは、予め配置位置が対応して設定されているので、当該入賞装置へ遊技球を誘導する遊技釘の配置位置を個別に決定する従来の技術に比べて、当該入賞装置の入賞率等を予測することが容易となる。
これにより、試作品の作成負担や遊技釘の配置位置を調整する手間等をより削減することができ、製作者の意図する入賞率の実現がより容易となる。
また、本実施の形態によれば、遊技盤データ生成ステップにて配置された入賞装置に遊技球を誘導する遊技釘は、予め配置位置が設定されているので、入賞装置に遊技球を誘導する遊技釘の配置位置を個別に決定する従来の技術に比べて、当該入賞装置の入賞率等を予測することが容易となる。
これにより、試作品の作成負担や遊技釘の配置位置を調整する手間等をより削減することができ、製作者の意図する入賞率の実現がより容易となる。
また、本実施の形態によれば、遊技盤データ生成ステップにて配置された遊技部材の配置位置を、個別に変更することができるので、遊技球の流下経路や入賞率等の微調整が可能となり、製作者の意図する入賞率の実現がより容易となる。
さらに、配置パターンに従って遊技部材を配置した後に、当該遊技部材の配置位置の微調整を行う本発明によれば、多数の遊技部材の配置位置を予め個別に決定する従来の技術に比べて、遊技部材の配置位置を決定する手間を削減することができ、開発コストを軽減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、パラメータが設定された遊技部材が配置された遊技盤データが、仮想遊技盤となって仮想空間上に配置されるとともに、当該仮想遊技盤における擬似遊技媒体の軌道が算出され、その態様を表示装置4の表示画面上で確認できるようになっている。
そのため、例えば、遊技盤形成データ作成装置(CAD)等により二次元態様の遊技盤を設計した場合、遊技盤を試作せずとも、当該遊技盤における遊技球の流下態様をシュミレートすることが可能となる。
これにより、遊技盤の開発に際し、遊技盤を試作する手間を省いて開発コストを削減することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、パラメータは、擬似遊技媒体と遊技部材との間の摩擦係数または反発係数を含んでいるので、遊技に直接関連する物理量が軌道算出ステップにおける計算に組み込まれるようになり、実際のパチンコ遊技機に近い球軌道の計算を効率的且つ有効に行なうことができる。
さらに、本実施の形態によれば、パラメータ変更ステップにて、遊技部材におけるパラメータを変更できるため、あらゆる環境下における球軌道の検証を効率的且つ有効に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、傾斜角変更ステップにて、擬似遊技媒体の仮想遊技盤上における軌道に影響を与える傾斜角を変更できるため、遊技機の筐体の設計や、遊技機の遊技場における設置状態等を考慮して検証することができ、遊技盤の設計に大きく寄与することができる。
さらに、本実施の形態によれば、発射速度変更ステップにて、擬似遊技媒体の仮想遊技盤上における軌道に影響を与える擬似遊技媒体の発射速度を変更できるため、様々な遊技球の動作を再現でき、遊技盤の設計に大きく寄与することができる。
また、本実施の形態によれば、遊技部材配置変更ステップにて遊技部材の配置が変更された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換することができるので、擬似遊技媒体の流下態様の確認をしながら、遊技部材の配置の微調整等を行うことも可能である。
この場合、ゲージの設計と試作とを繰り返し行いながら遊技盤を開発していた従来の技術に比べて、遊技部材の配置位置の微調整を素早く行うことができ、遊技盤の開発効率を高めることができる。
さらに、パチンコ遊技機シミュレータ1は、以下の機能を有している。以下では、便宜上、シミュレータ1がパチンコ遊技機の遊技盤の製造に適用される場合について詳しく説明する。
また、ここでは、シミュレータ1における各装置(シミュレータ本体3、入力装置2、表示装置4等)の制御時に実行されるプログラムを、「遊技盤製造プログラム」という。
主制御部6は、入力装置2からの信号に基づいて、遊技盤に開設される開設孔が設定された板状部材データを読み込む板状部材データ読込部25を有している。板状部材データとは、CADデータであり、例えば、図19に示すように、基盤板34を示す板状部材データに、釘下孔170,170a、ビス孔180,180a、位置決め孔190,190a、係止孔200,200a、取付孔210〜221等の開設孔の位置が示されたCADデータが挙げられる。
また、板状部材データ読込部25は、上記板状部材データを記憶部8から読み出すようになっていてもよいし、入力装置2を構成するスキャナ等から読み出すようになっていてもよい。
ここで、釘下孔170,170aは、遊技釘107を取り付けるための孔であり、ビス孔180は、センター飾り103,104、通過ゲートA105、通過ゲートB106等の遊技部材をビス止めするための孔である。また、位置決め孔190は、センター飾り103,104、通過ゲートA105、通過ゲートB106等の遊技部材の取付位置を位置決めするための位置決め突起を挿入するための孔であり、係止孔200は、遊技部材を遊技盤に係止させるための係止片が挿入される孔である。
そして、取付孔210は、ワープ口123が挿入されて取り付けられる孔、取付孔211は、通過ゲートA105が挿入されて取り付けられる孔、取付孔212は、通過ゲートB106が挿入されて取り付けられる孔、取付孔213は、センター飾り104が挿入されて取り付けられる孔、取付孔214は、第2始動入賞装置116が挿入されて取り付けられる孔、取付孔215は、始動入賞装置115が挿入されて取り付けられる孔、取付孔216は、一般入賞装置A108が挿入されて取り付けられる孔、取付孔217は、一般入賞装置B109が挿入されて取り付けられる孔、取付孔218は、一般入賞装置C117が挿入されて取り付けられる孔、取付孔219は、一般入賞装置D118が挿入されて取り付けられる孔、取付孔220は、大入賞装置114が挿入されて取り付けられる孔、取付孔221は、アウト口113が挿入されて取り付けられる孔である。
さらに、主制御部6は、上記板状部材データ読込部25により読み込まれた板状部材データの示す開設孔の種類を判別する判別部26を有している。この判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、当該開設孔の種類を判別している。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が2.24〜2.26平方ミリメートルの範囲の開設孔に対しては釘下孔と判別し、当該表面積が3.99〜4.01平方ミリメートルの範囲の開設孔に対してはビス孔と判別し、当該表面積が6.24〜6.26平方ミリメートルの範囲の開設孔に対しては位置決め孔と判別する(図27参照)。また、図27に示すように、表面積が56.00〜133.00平方ミリメートルの範囲の開設孔に対しては係止孔と判別し、表面積が135.00平方ミリメートル以上の開設孔に対しては取付孔と判別する。
また、主制御部6は、板状部材(遊技盤)に開設孔を開設するルータ加工装置に用いられる加工用データを複数種類生成する加工用データ生成部27と、板状部材データの基準位置を特定する基準位置特定部40と、当該基準位置特定部40により特定された基準位置に対する開設孔の座標を特定する座標特定部41と、上記加工用データ生成部27にて生成される加工用データにおける基準位置を設定する基準位置設定部42とをさらに有している。
基準位置特定部40は、板状部材データ読込部25により読み込まれた板状部材データにおける基盤板34に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図20参照)。そして、図20に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Wとして特定する。また、基準位置特定部40は、当該基準位置Wの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りHが設定されている。座標特定部41は、開設孔の中心位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Wに対する開設孔の座標を特定することができるようになっている。
例えば、釘下孔170aの中心位置に対応する目盛りHの値は、軸xにおいては「20」、軸yにおいては「69」となっているため、当該釘下孔170aの基準位置Wに対する座標は、(20,69)となる。
加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを開設孔の種類毎に生成し、そして、基準位置設定部42は、加工用データ生成部27により生成された加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
さらに、主制御部6は、判別部26にて判別された開設孔を、その種類に対応する加工用データに割り付ける割付部28を有している。この割付部28は、上記基準位置設定部42にて設定された基準位置を基準として、座標特定部41にて特定された開設孔の座標に対応する位置にて開設孔の割付を行っている。
例えば、割付部28は、座標(20,69)の釘下孔170aの場合、当該釘下孔に対応する加工用データ(以下、「釘下孔加工用データ」という)の示す基盤板35のうち、板状部材データにおける釘下孔170aの座標(20,69)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該釘下孔170aを割り付ける(図22参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(20,69)となる位置が特定され、当該位置に釘下孔170aが割り付けられている)。
次に、上記構成のシミュレータ1によって加工用データの生成を行なう場合について、図18のフローチャートを主に参照しながら詳しく説明する。また、図18の処理は、シミュレータ1におけるシミュレータ本体3の電源がONされている状態で行われる。
まず、シミュレータ1のデータ変換処理のフローチャート(図18)に示されるように、ステップS100において、板状部材データ読込部25が、入力装置2を構成するスキャナから、板状部材データを読み込む(板状部材データ読込ステップ)。具体的には、板状部材データ読込部25は、板状部材データが記された紙媒体等がセットされたスキャナから、当該紙媒体に記された板状部材データを読み取る。例えば、当該紙媒体に、図19に示すような基盤板34が記された場合、当該基盤板34を示す板状部材データを読み込む。
続いて、ステップS101において、基準位置特定部40は、板状部材データの基準位置を特定する(基準位置特定ステップ)。具体的には、基準位置特定部40は、板状部材データ読込部25により読み込まれた板状部材データにおける基盤板34に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図20参照)。そして、図20に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Wとして特定する。また、基準位置特定部40は、当該基準位置Wの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りHが設定されている。
ステップS102において、座標特定部41は、ステップS101において基準位置特定部40により特定された基準位置Wに対する開設孔の座標を特定する(座標特定ステップ)。具体的には、座標特定部41は、開設孔の中心位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Wに対する開設孔の座標を特定する。
例えば、釘下孔170a(図20)の場合、当該釘下孔の中心位置に対応する目盛りHの値は、軸xにおいては「20」、軸yにおいては「69」となっているため、座標特定部41は、当該釘下孔170aの基準位置Wに対する座標を(20,69)に特定する。また、座標特定部41は、他の開設孔の座標も、同様の手順にて特定する。
ステップS103において、判別部26は、読み込まれた板状部材データの示す開設孔の中から、釘下孔を判別する(判別ステップ)。具体的には、判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、釘下孔を判別する。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が2.24〜2.26平方ミリメートルの範囲の開設孔を釘下孔と判別する(図27参照)。
ステップS104において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを、釘下孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成された釘下孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS105において、割付部28は、ステップS103にて判別された釘下孔を、ステップS104にて生成された釘下孔加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、判別された釘下孔を、ステップS104にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS102にて特定された釘下孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(20,69)の釘下孔170aの場合、釘下孔加工用データの示す基盤板35のうち、板状部材データにおける釘下孔170aの座標(20,69)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該釘下孔170aを割り付ける(図22参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(20,69)となる位置が特定され、当該位置に釘下孔170aが割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図22に示すように釘下孔が割り付けられた釘下孔加工用データは、釘下孔を開設する釘下孔ルータ加工装置320(図29)に用いられるようになっている。この釘下孔ルータ加工装置320は、当該釘下孔加工用データに基づいて釘下孔を開設する。
このように、釘下孔を割り付けるための割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定された釘下孔の座標に対応する位置にて釘下孔の割り付けを行っているので、釘下孔の位置を正確に設定することができる。
ここで、釘下孔ルータ加工装置320は、図29に示すにように、アーム部322、支持部材323、カッタヘッド部324を備えており、当該カッタヘッド部324にて、載置台310に載置された遊技盤300を切削するようになっている。
アーム部322は、図示しない本体部から突出して設けられており、上下左右に移動可能となっている。また、支持部材323は、アーム部322の突出端に設けられ、その下端にカッタヘッド部324を搭載している。カッタヘッド部324は、支持部材323の下端から下方を向いて設けられ、高速回転することによって、当該カッタヘッド部324に接触する部材を切削することが可能となっている。
そのため、当該カッタヘッド部324にて遊技盤300の切削を行うことができ、この切削により、遊技盤300に開設孔等を開設することができる。
ここで、開設孔の切削は、上記切削して加工する部分に、高速回転するカッタヘッド部324を挿入することにより行われるが、切削する開設孔の種類によって、その挿入角度が異なるようになっている。例えば、釘下孔を開設する場合には、カッタヘッド部324を遊技盤300の垂直方向から所定の角度(例えば、5度)傾斜した方向から挿入する(図30(b))、一方、釘下孔以外の開設孔を開設する場合(すなわち、釘下孔ルータ加工装置320以外のルータ加工装置にて開設孔を開設する場合)には、カッタヘッド部324を遊技盤300の垂直方向から挿入する(図30(a))。つまり、開設する開設孔の種類に応じて、切削手法が異なっている。
ステップS106において、判別部26は、読み込まれた板状部材データの示す開設孔の中から、ビス孔を判別する(判別ステップ)。具体的には、判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、ビス孔を判別する。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が3.99〜4.01平方ミリメートルの範囲の開設孔をビス孔と判別する(図27参照)。
ステップS107において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを、ビス孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成されたビス孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS108において、割付部28は、ステップS106にて判別されたビス孔を、ステップS107にて生成されたビス孔加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、判別されたビス孔を、ステップS107にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS106にて特定されたビス孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(110,105)のビス孔180aの場合、ビス孔加工用データの示す基盤板35のうち、板状部材データにおけるビス孔180aの座標(110,105)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置にビス孔180aを割り付ける(図23参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(110,105)となる位置が特定され、当該位置にビス孔180aが割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図23に示すようにビス孔が割り付けられたビス孔加工用データは、ビス孔を開設するビス孔ルータ加工装置(図示せず)に用いられるようになっている。このビス孔ルータ加工装置は、当該ビス孔加工用データに基づいてビス孔を開設する。
このように、ビス孔を割り付けるための割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定されたビス孔の座標に対応する位置にてビス孔の割り付けを行っているので、ビス孔の位置を正確に設定することができる。
ステップS109において、判別部26は、読み込まれた板状部材データの示す開設孔の中から、位置決め孔を判別する(判別ステップ)。具体的には、判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、位置決め孔を判別する。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が6.24〜6.26平方ミリメートルの範囲の開設孔を位置決め孔と判別する(図27参照)。
ステップS110において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを、位置決め孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成された位置決め孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS111において、割付部28は、ステップS109にて判別された位置決め孔を、ステップS110にて生成された位置決め孔加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、判別された位置決め孔を、ステップS110にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS109にて特定された位置決め孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(111,99)の位置決め孔190aの場合、位置決め孔加工用データの示す基盤板35のうち、板状部材データにおける位置決め孔190aの座標(111,99)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該位置決め孔190aを割り付ける(図24参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(111,99)となる位置が特定され、当該位置に位置決め孔190aが割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図24に示すように位置決め孔が割り付けられた位置決め孔加工用データは、位置決め孔を開設する位置決め孔ルータ加工装置(図示せず)に用いられるようになっている。この位置決め孔ルータ加工装置は、当該位置決め孔加工用データに基づいて位置決め孔を開設する。
このように、位置決め孔を割り付けるための割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定された位置決め孔の座標に対応する位置にて位置決め孔の割り付けを行っているので、位置決め孔の位置を正確に設定することができる。
ステップS112において、判別部26は、読み込まれた板状部材データの示す開設孔の中から、係止孔を判別する(判別ステップ)。具体的には、判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、係止孔を判別する。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が56.00〜133.00平方ミリメートルの範囲の開設孔を係止孔と判別する(図27参照)。
ステップS113において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを、係止孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成された係止孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS114において、割付部28は、ステップS112にて判別された係止孔を、ステップS113にて生成された係止孔加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、判別された係止孔を、ステップS113にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS112にて特定された係止孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(10,9)の係止孔200aの場合、係止孔加工用データの示す基盤板35のうち、板状部材データにおける係止孔200aの座標(10,9)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該係止孔200aを割り付ける(図25参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(10,9)となる位置が特定され、当該位置に係止孔200aが割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図25に示すように係止孔が割り付けられた係止孔加工用データは、係止孔を開設する係止孔ルータ加工装置(図示せず)に用いられるようになっている。この係止孔ルータ加工装置は、当該係止孔加工用データに基づいて係止孔を開設する。
このように、係止孔を割り付けるための割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定された係止孔の座標に対応する位置にて係止孔の割り付けを行っているので、係止孔の位置を正確に設定することができる。
ステップS115において、判別部26は、読み込まれた板状部材データの示す開設孔の中から、取付孔を判別する(判別ステップ)。具体的には、判別部26は、読み込まれた板状部材データにおける開設孔の大きさを判別することにより、取付孔を判別する。例えば、判別部26は、各開設孔における表面積を測定し、当該表面積が135.00平方ミリメートル以上の開設孔を取付孔と判別する(図27参照)。
ステップS116において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(図21)を示す加工用データを、取付孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成された取付孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS117において、割付部28は、ステップS115にて判別された取付孔を、ステップS116にて生成された取付孔加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、判別された取付孔を、ステップS116にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS115にて特定された取付孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(46,32)の取付孔217の場合、取付孔加工用データの示す基盤板35のうち、板状部材データにおける取付孔217の座標(46,32)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該取付孔217を割り付ける(図26参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(46,32)となる位置が特定され、当該位置に取付孔217が割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図26に示すように取付孔が割り付けられた取付孔加工用データは、取付孔を開設する取付孔ルータ加工装置(図示せず)に用いられるようになっている。この取付孔ルータ加工装置は、当該取付孔加工用データに基づいて取付孔を開設する。
このように、取付孔を割り付けるための割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定された取付孔の座標に対応する位置にて取付孔の割り付けを行っているので、取付孔の位置を正確に設定することができる。
以上、シミュレータ1が遊技盤製造プログラムに基づいてパチンコ遊技機の遊技盤を製造する例を説明したが、これは本発明を具体的に例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
例えば、判別部26によって開設孔の大きさが判別されることによって、当該開設孔の種類が判別されるようになっていたが、これに限られず、他の手法により開設孔の種類が判別されるようになっていてもよい。
また、シミュレータ1に前述した処理を行わせる遊技盤開発プログラムや遊技盤製造プログラム等は、フロッピーディスク(登録商標)やCD等の記憶媒体に記憶されていても良い。その場合には、図28に示されるように、例えばパーソナルコンピュータ270によって記憶媒体272上のデータを読み取って実行し、コンピュータ270のディスプレイ274の画面上に前述した仮想遊技盤等を表示することができる。
さらに、本実施の形態においては、一のルータ加工装置は、一種類の開設孔を開設するようになっているため、複数種類の開設孔を遊技盤に開設する場合には、複数のルータ加工装置を用いる必要があったが、これに限られず、一台のルータ加工装置にて複数種類の開設孔を開設できるようになっていてもよい。この場合、当該ルータ加工装置により開設孔を開設する工程は、釘下孔を開設する工程、ビス孔を開設する工程等、開設孔の種類毎に分かれていることが望ましい。
また、図18に示すデータ変換処理では、釘下孔、ビス孔、位置決め孔、係止孔、取付孔の順に、加工用データに割付けられるようになっていたが、これに限られず、当該割り付けは、他の順序で行われるようになっていてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、判別ステップにて判別された開設孔の種類別に、当該種類の開設孔に対応する加工用データが割付られるようになっている。
これによれば、複数種類の開設孔を開設する場合であっても、開設孔の種類別に加工用データを割り付けることができるので、ルータ加工装置にて開設孔を開設する毎にその開設孔の種類等を判別して当該開設孔の種類毎に開設方法を変更する処理を省くことができ、複数種類の開設孔が開設される遊技盤の製造効率を向上させることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、割付ステップでは、基準位置設定ステップにて設定された基準位置を基準として座標特定ステップにて特定された開設孔の座標に対応する位置にて開設孔の割付を行っているので、開設孔の位置を正確に設定することができる。
また、本実施の形態によれば、開設孔は、その大きさに基づいて種類が判別されるようになっているので、開設孔の種類を判別する処理負担を軽減させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態における遊技盤製造プログラムが実行されるシミュレータ1は、実施の形態1の機能の一部に変更を加え、以下に示す機能を有する。
記憶部8における所定の記憶領域には、遊技部材に対応する開設孔の種類および開設位置に関するデータ(開設孔データ)を複数種類の遊技部材毎に記憶されている。例えば、始動入賞装置115(図32(a))に対応する開設孔データとしては、開設孔(取付孔215、ビス孔180、位置決め孔190)が図32(b)に示すように配置された状態を示すデータが挙げられる。図32(b)においては、始動入賞装置115が挿入されて取り付けられる取付孔215の左右に、当該始動入賞装置115をビス止めするためのビス孔180,180と、当該始動入賞装置115の取付位置を固定する部材を挿入するための位置決め孔190,190とが配置されている。
さらに、記憶部8は、所定の記憶領域に、遊技部材の輪郭を示す輪郭データを、遊技部材毎に記憶している。例えば、記憶部8は、センター飾り103の輪郭を示すセンター飾り輪郭データ、通過ゲートA105の輪郭を示す通過ゲートA輪郭データ、始動入賞装置115の輪郭を示す始動入賞装置輪郭データ等を記憶している。
主制御部6は、板状部材に複数種類の遊技部材を配置することによって生成された遊技盤データを読み込む遊技盤データ読込部251を有している。遊技盤データとしては、例えば、遊技盤データ生成部16により生成された遊技盤データ(図11)や、基盤板34(図19)を示す板状部材データに、大入賞装置114や始動入賞装置115等の遊技部材が予め配置されたCADデータが挙げられる。なお、本実施の形態における基準位置特定部40は、当該遊技盤データ読込部251により読み込まれた遊技盤データにおける基盤板に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図31参照)。そして、図31に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Qとして特定する。また、基準位置特定部40は、当該基準位置Qの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りHが設定されている。後述する位置特定部252は、遊技部材の所定位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Qに対する遊技部材の座標を特定することができるようになっている。
また、主制御部6は、遊技盤データにおける基盤板に配置された遊技部材および当該遊技部材の配置位置を特定する位置特定部252を有している。具体的には、位置特定部252は、遊技部材の輪郭を確認することにより当該遊技部材の種類を特定するとともに、当該遊技部材の所定位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Qに対する遊技部材の座標を特定する。
例えば、始動入賞装置115の所定位置(例えば、始動入賞装置115の中心位置)に対応する目盛りHの値は、軸xにおいては「73」、軸yにおいては「42」となっているため、当該始動入賞装置115の配置位置は、(73,42)の座標である旨を特定する。
ここで、位置特定部252は、遊技部材の輪郭を確認することにより当該遊技部材の種類を特定していたが、これに限られず、当該特定を他の手法によって行ってもよい。例えば、遊技部材の大きさを確認することにより行ってもよい。
さらに、主制御部6は、記憶部8における所定の記憶領域から、位置特定部252にて特定した遊技部材に対応する開設孔データを読み出すとともに、特定した当該遊技部材の配置位置に基づいて開設孔の種類および位置を設定する開設孔設定部253を有している。
例えば、位置特定部252にて、始動入賞装置115を特定した場合には、当該始動入賞装置115(図32(a))に対応する開設孔データ(図32(b)に示す情報を含むデータ)を読み出すとともに、当該開設孔データに基づいて、開設孔の種類および位置を設定する。
また、本実施の形態における割付部28は、上記開設孔設定部253にて設定された開設孔を、その種類に対応する加工用データに割り付ける。
例えば、設定された開設孔が釘下孔170であれば当該釘下孔170を釘下孔加工用データに、設定された開設孔がビス孔180であれば当該ビス孔180をビス孔加工用データに、設定された開設孔が位置決め孔190であれば当該位置決め孔190を位置決め孔加工用データに、それぞれ割り付ける。
次に、上記構成のシミュレータ1によって加工用データの生成を行なう場合について、図33のフローチャートを主に参照しながら詳しく説明する。また、図33の処理は、シミュレータ1におけるシミュレータ本体3の電源がONされている状態で行われる。
まず、シミュレータ1のデータ変換処理のフローチャート(図33)に示されるように、ステップS200において、遊技盤データ読込部251が、入力装置2を構成するスキャナから、遊技盤データを読み込む(遊技盤データ読込ステップ)。具体的には、遊技盤データ読込部251は、遊技盤データが記された紙媒体等がセットされたスキャナから、当該紙媒体に記された遊技盤データを読み取る。例えば、当該紙媒体に、図11に示すような基盤板31が記された場合、当該基盤板31を示す遊技盤データを読み込む。但し、これに限られず、遊技盤データ読込部251は、遊技盤データ生成部16により生成された遊技盤データ(実施の形態1参照)を読み込んでもよい。
続いて、ステップS201において、基準位置特定部40は、遊技盤データの基準位置を特定する(基準位置特定ステップ)。具体的には、基準位置特定部40は、遊技盤データ読込部251により読み込まれた遊技盤データにおける基盤板31に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図31参照)。そして、図31に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Qとして特定する。また、基準位置特定部40は、当該基準位置Qの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りHが設定されている。
ステップS202において、位置特定部252は、遊技盤データにおける基盤板に配置された遊技部材の中から遊技釘を特定する(位置特定ステップ)。具体的には、位置特定部252は、遊技釘の輪郭を示す釘輪郭データを所定の記憶領域から読み込むとともに、当該読み込んだ釘輪郭データと遊技盤データにおける各遊技部材とを照合し、適合する遊技部材を遊技釘として特定する。
次に、ステップS203において、位置特定部252は、ステップS202にて特定した遊技釘の配置位置を全て特定する(位置特定ステップ)。具体的には、位置特定部252は、特定した遊技釘の所定位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Qに対する遊技釘の座標を特定する。
例えば、遊技釘107a(図31)の所定位置(例えば、遊技釘107aの中心位置)に対応する目盛りHの値は、軸xにおいては「42」、軸yにおいては「37」となっているため、当該遊技釘107aの配置位置は、(42,37)の座標である旨を特定する。
次に、ステップS204において、開設孔設定部253は、記憶部8における所定の記憶領域から、上記位置特定部252にて特定した遊技釘に対応する開設孔データを読み出すとともに、当該開設孔データに基づいて、開設孔の種類および位置を設定する(開設孔設定ステップ)。
具体的には、開設孔の種類として釘下孔を設定するとともに、遊技釘の座標に応じて、当該釘下孔の位置を設定する。例えば、遊技釘の座標が(42,37)である場合には、釘下孔の位置を、座標(42,37)に設定する。
ステップS205において、加工用データ生成部27は、開設孔が開設されていない状態の基盤板35(例えば、図21参照)を示す加工用データを、釘下孔加工用データとして生成する(加工用データ生成ステップ)。
また、当該ステップにおいて、基準位置設定部42は、当該生成された釘下孔加工用データにおける基盤板35に対し、その左側の辺に沿って仮想的に軸yを引くとともに、下側の辺に沿って仮想的に軸xを引く(図21参照)。そして、図21に示すように、左側に仮想的に引いた軸yと、下側の辺に沿って仮想的に引いた軸xとの交点を基準位置Pとして設定する。また、基準位置設定部42は、当該基準位置Pの座標を(x,y)=(0,0)に設定する。ここで、軸xおよび軸yには、所定距離毎に目盛りIが設定されている。
ステップS206において、割付部28は、ステップS204にて設定された釘下孔を、ステップS205にて生成された釘下孔加工用データに割付ける。具体的には、割付部28は、設定された釘下孔を、ステップS205にて設定された基準位置Pを基準として、ステップS204にて設定された釘下孔の座標に対応する位置に割り付ける(割付ステップ)。
例えば、割付部28は、座標(20,69)の釘下孔170aの場合、釘下孔加工用データの示す基盤板35のうち、遊技盤データにおける釘下孔170aの座標(20,69)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該釘下孔170aを割り付ける(図22参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(20,69)となる位置が特定され、当該位置に釘下孔170aが割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図22に示すように釘下孔が割り付けられた釘下孔加工用データは、釘下孔を開設する釘下孔ルータ加工装置320(図29)に用いられるようになっている。この釘下孔ルータ加工装置320は、当該釘下孔加工用データに基づいて釘下孔を開設する。
ステップS207において、位置特定部252は、遊技盤データにおける基盤板に配置された遊技部材のうち何れかを選択し、当該選択した遊技部材の種類を特定する(位置特定ステップ)。具体的には、位置特定部252は、選択した遊技部材の輪郭が、記憶領域に記憶された輪郭データのうち何れかと適合するか否かを確認し、そして、適合する輪郭データがある場合には、当該輪郭データの示す遊技部材を特定する。
例えば、位置特定部252は、選択した遊技部材の輪郭が、センター飾り103の輪郭を示すセンター飾り輪郭データと適合した場合にはセンター飾りを特定する。また、通過ゲートA105の輪郭を示す通過ゲートA輪郭データと適合した場合には通過ゲートAを特定し、始動入賞装置115の輪郭を示す始動入賞装置輪郭データと適合した場合には始動入賞装置を特定する。
次に、ステップS208において、位置特定部252は、ステップS207にて特定した遊技部材の配置位置を特定する(位置特定ステップ)。具体的には、位置特定部252は、特定した遊技部材の所定位置に対応する目盛りHの値を確認することにより、基準位置Qに対する遊技部材の座標を特定する。
例えば、特定した遊技部材が始動入賞装置115(図31)である場合には、当該始動入賞装置115の所定位置(例えば、始動入賞装置115の中心位置)に対応する目盛りHの値が軸xにおいては「73」、軸yにおいては「42」となっているため、当該始動入賞装置115の配置位置は、(73,42)の座標である旨を特定する。
ステップS209において、開設孔設定部253は、記憶部8における所定の記憶領域から、上記位置特定部252にて特定した遊技部材に対応する開設孔データを読み出すとともに、当該開設孔データに基づいて、開設孔の種類および位置を設定する(開設孔設定ステップ)。
例えば、位置特定部252の特定した遊技部材が始動入賞装置115である場合には、開設孔の種類として、取付孔215、ビス孔180,180、位置決め孔190,190を設定するとともに、各開設孔の位置を、図32(b)に示す位置に設定する。ここで、各開設孔の座標位置は、ステップS208にて特定された遊技部材の配置位置を基にして設定される。例えば、座標(73,42)に位置する始動入賞装置115が取り付けられる取付孔217の座標は、(78,48)に設定される(図26(参照))。
ステップS210において、割付部28は、ステップS209にて設定された開設孔を、当該開設孔の種類に対応する加工用データに割付ける(割付ステップ)。具体的には、割付部28は、設定された開設孔を、当該加工用データに設定された基準位置P(図26)を基準として、ステップS209にて設定された開設孔の座標に対応する位置に割り付ける。
例えば、割付部28は、座標(78,48)の取付孔217の場合、取付孔加工用データの示す基盤板35のうち、遊技盤データにおける取付孔217の座標(78,48)と対応する位置を特定し、そして、特定した位置に当該取付孔217を割り付ける(図26参照。同図においては、基盤板35のうち基準位置Pに対する座標が(78,48)となる位置が特定され、当該位置に取付孔217が割り付けられている)。
ここで、当該ステップにおいて、例えば、図26に示すように取付孔217が割り付けられた取付孔加工用データは、取付孔を開設する取付孔ルータ加工装置に用いられるようになっている。この取付孔ルータ加工装置は、当該取付孔加工用データに基づいて取付孔217等を開設する。
ステップS211において、主制御部6は、読み込んだ遊技盤データにおいて、未だ特定していない遊技部材が存在するか否かを確認する。そして、まだ特定していない遊技部材が存在する場合には、再度ステップS207からステップS210までの処理を繰り返す一方、全ての遊技部材の種類を特定した場合には、データ変換処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、開設孔は、取り付けられる遊技部材の種類および位置を基にして判別されるようになっているので、当該遊技部材の種類および位置を判別することで、開設孔の種類および位置を容易に特定することができ、開設孔の種類を判別する作業の負担をより軽減させることができる。
また、本発明によれば、開設孔設定ステップにて設定された開設孔を、当該種類の開設孔に対応する加工用データに割付けるようになっている。
これによれば、複数種類の開設孔を開設する場合であっても、開設孔の種類別に加工用データを割付ることができるので、ルータ加工装置にて開設孔を開設する毎にその開設孔の種類等を判別して当該開設孔の種類毎に開設方法を変更する処理を省くことができ、複数種類の開設孔が開設される遊技盤の製造効率を向上させることが可能となる。
本発明は、パチンコ遊技機以外の様々な遊技機の設計や製造に応用することが可能であるとともに、遊技に応用することも可能である。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機シミュレータの概略構成を示すブロック図である。 図1のシミュレータのメイン制御処理を示すフローチャートである。 図1のシミュレータの遊技盤設計処理を示すフローチャートである。 図1のシミュレータの仮想遊技盤生成処理を示すフローチャートである。 図1のシミュレータのシュミレート処理を示すフローチャートである。 基盤板のレイアウト画像の一例を示す図である。 図6に示す基盤板に始動入賞装置パターン1に応じた遊技部材が配置された状態を示す図である。 基盤板のレイアウト画像の他の一例を示す図である。 記憶部に記憶された配置パターンの一例を示す図である。 記憶部に記憶された配置パターンの他の一例を示す図である。 表示装置の画面上に表示される仮想遊技盤のレイアウト画像の一例を示す図である。 図11のレイアウト画像上に表示される擬似遊技媒体の軌道の一例を示す図である。 入賞率リストの一例を示している。 遊技球と各種部材との反発係数および摩擦係数の設定表示例を示している。 所定の遊技部材が予め配置された基盤板のレイアウト画像の一例を示す図である。 入賞装置を含まない配置パターンの一例を示す図である。 入賞装置を含まない配置パターンの他の一例を示す図である。 図1のシミュレータのデータ変換処理を示すフローチャートである。 板状部材データにおける基盤板のレイアウト画像の一例を示す図である。 板状部材データにおける基盤板のレイアウト画像の一例を示す図である。をコンピュータで読み取って実行する形態の一例を示す概略図である。 加工用データにおける基盤板のレイアウト画面の一例を示す図である。 釘下孔加工用データにおける基盤板に、釘下孔を割り付けた状態を示す図である。 ビス孔加工用データにおける基盤板に、ビス孔を割り付けた状態を示す図である。 位置決め孔加工用データにおける基盤板に、位置決め孔を割り付けた状態を示す図である。 係止孔加工用データにおける基盤板に、係止孔を割り付けた状態を示す図である。 取付孔加工用データにおける基盤板に、取付孔を割り付けた状態を示す図である。 開設孔の表面積の一例を示す図である。 図1のシミュレータの処理プログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータで読み取って実行する形態の一例を示す概略図である。 釘下孔ルータ加工装置の一例を示す概念図である。 遊技盤の切削技術の一例を示す説明図である。 遊技盤データにおける基盤板のレイアウト画面の一例を示す図である。 始動入賞装置に対応する開設孔データの一例を示す図である。 実施の形態2に係るデータ変換処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技機シミュレータ
2 入力装置
3 シミュレータ本体
4 表示装置(表示手段)
6 主制御部
8 記憶部(配置パターン記憶装置)
12 軌道算出部
14 集計値計算部
15 配置パターン選択部
16 遊技盤データ生成部
17 変換部
18 仮想空間配置部
19 パラメータ設定部
20 傾斜角変更部
21 発射速度変更部
22 流下態様表示制御部
24 集計値表示制御部
25 板状部材データ読込部
26 判別部
27 加工用データ生成部
28 割付部
29 遊技部材配置パターン記憶部
30 仮想遊技盤
31,32,33,34,35 基盤板
40 基準位置特定部
41 座標特定部
42 基準位置設定部
50 仮想空間形成プログラム
51 三次元変換データ
52 仮想遊技盤生成データ
103,104 センター飾り
105 通過ゲートA
106 通過ゲートB
107 遊技釘
108 一般入賞装置A
109 一般入賞装置B
117 一般入賞装置C
118 一般入賞装置D
110,116 サイドランプ
113 アウト口
114 大入賞装置
115 始動入賞装置
115a,115b 可動片
116 第2始動入賞装置
119 第3始動入賞装置
120 障害部材
122 レール
123 ワープ口
150 擬似遊技媒体
170 釘下孔
180 ビス孔
190,190a,190b 位置決め孔
200 係止孔
210〜221 取付孔
251 遊技盤データ読込部
252 位置特定部
253 開設孔設定部
300 遊技盤
310 載置台
320 釘下孔ルータ加工機
322 アーム部
323 支持部材
324 カッタヘッド部
x,y 軸
W 基準位置
P 基準位置
Q 基準位置
H,I 目盛り

Claims (6)

  1. 所定の記憶領域に予め記憶された個々の遊技部材に関するデータに基づいて、遊技盤上に遊技部材を配置することによって遊技盤データを生成する遊技盤データ生成ステップと、
    前記遊技部材に対応し、所定の記憶領域に記憶された三次元変換データに基づいて、前記遊技盤データ生成ステップにて生成された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換する変換ステップと、
    前記遊技部材毎に対応してパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、
    前記変換された三次元遊技盤データに基づいて、仮想遊技盤を予め設定された仮想空間上に配置する仮想空間配置ステップと、
    前記仮想空間上に配置された前記仮想遊技盤上に設定された前記パラメータに基づいて所定の発射速度によって所定の発射位置から発射された擬似遊技媒体が流下する軌道を算出する軌道算出ステップと、
    前記軌道算出ステップにおける算出結果に基づいて、前記仮想遊技盤上における擬似遊技媒体の流下態様を表示画面上に表示させる流下態様表示ステップと、
    を実行することを特徴とする遊技盤開発プログラム。
  2. 前記パラメータは、前記擬似遊技媒体と前記遊技部材との間の摩擦係数または反発係数を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技盤開発プログラム。
  3. 前記パラメータを変更するパラメータ変更ステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技盤開発プログラム。
  4. 前記仮想遊技盤の仮想空間における傾斜角を変更する傾斜角変更ステップを更に含む、 ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技盤開発プログラム。
  5. 前記擬似遊技媒体の発射速度を変更する発射速度変更ステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技盤開発プログラム。
  6. 前記遊技盤データにおける遊技部材の配置を変更する遊技部材配置変更ステップを更に含み、
    前記変換ステップでは、前記遊技部材配置変更ステップにて遊技部材の配置が変更された遊技盤データを三次元遊技盤データに変換する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技盤開発プログラム。
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