JP2008112238A - バックアップ装置およびバックアッププログラム - Google Patents

バックアップ装置およびバックアッププログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008112238A
JP2008112238A JP2006293600A JP2006293600A JP2008112238A JP 2008112238 A JP2008112238 A JP 2008112238A JP 2006293600 A JP2006293600 A JP 2006293600A JP 2006293600 A JP2006293600 A JP 2006293600A JP 2008112238 A JP2008112238 A JP 2008112238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backup
file group
file
data
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006293600A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hatada
浩司 畠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006293600A priority Critical patent/JP2008112238A/ja
Publication of JP2008112238A publication Critical patent/JP2008112238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】バックアップ後にシステムの変更やシステムのバージョンアップが行われても、バックアップ前の処理結果と同一の処理結果を得ることができるバックアップ装置およびバックアッププログラムを提供する。
【解決手段】バックアップ装置2には、各アプリケーションタイプのデータを処理するために必要な情報が記述された実行環境定義ファイルが用意される。バックアップ処理が実行されると、データバックアップ部252がバックアップ対象のデータファイルをバックアップするとともに、モジュールバックアップ部251が実行環境定義ファイルの記述内容に基づきモジュールファイルをバックアップする。また、リストア処理が実行されると、実行環境定義ファイルの記述内容に基づき、データリストア部255がデータファイルをリストアし、モジュールリストア部254がモジュールファイルをリストアする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ソフトウェアシステムのデータ等を保存するためのバックアップ装置およびバックアッププログラムに関する。
ソフトウェアシステムにおいては、従来より、各種データ(ファイル)を再利用するため或いは機器の障害等に備えるため、データを複写して保存すること(以下、「バックアップ」という。)が行われている。例えば、或る装置(サーバやクライアントパソコン)で作成されたデータを定期的にバックアップ専用の装置にバックアップすることや、データを作成した場所とは異なる場所で当該データに対する処理を行うために当該データをCD−R等の記録媒体にバックアップすることなどが行われている。また、データをバックアップする際に、複数のファイルを1つのファイルにまとめて、かつ、圧縮することも行われている。このように複数のファイルが1つにまとめられた圧縮後のファイルは「アーカイブファイル」と呼ばれている。
このようなソフトウェアシステムにおけるバックアップに関し、印刷製版システムにおいては、従来より以下のような手法によって印刷データのバックアップが行われている。
第1の従来例として、印刷製版システムに与えられるデータ(以下、「入力データ」という。)をそのままバックアップする手法が知られている。例えば、出版物等のデザインをするためのDTP(DeskTop Publishing)ソフトと呼ばれるアプリケーションソフトウェアで生成された面付け処理前のページデータ(ページ記述言語で記述されたデータ)がバックアップされる。また、第2の従来例として、印刷製版システムでTrap処理や面付け処理が行われた後の印刷出力直前のデータをバックアップする手法が知られている。さらに、第3の従来例として、印刷製版システムのパラメータとデータとをジョブの形式でバックアップする手法が知られている。
また、一般的には、複数のファイルをまとめて圧縮した圧縮データと当該圧縮データを解凍するための解凍プログラムとが1つにまとめられた「自己解凍形式のファイル」が広く知られている。
なお、特開2006−191333号公報には、文書データのバックアップ後に(装置構成の)バージョンアップがなされても当該文書データのリストア後の処理を可能とする画像処理装置についての発明が開示されている。
特開2006−191333号公報
第1の従来例によると、入力データが1つのページデータ(ファイル)によって構成されている場合には、バックアップされているデータをリストアして再度の印刷出力(以下、「再印刷」という。)を実行することは比較的容易である。ところが、製版用の処理やRIP処理後の校正等の作業が必要となるので、全体として作業が非効率的となる。また、入力データが複数のページデータからなる場合には、データの管理が複雑になり、オペレーションミスが多くなる。
第2の従来例や第3の従来例によると、バックアップ時のシステムと再印刷時のシステムとが異なる場合には、バックアップ前の出力内容と再印刷による出力内容とが同一の内容とならないことがある。また、バックアップ時のシステムと再印刷時のシステムとが同一のシステムであっても、当該システムのバージョンが異なる場合には、バックアップ前の出力内容と再印刷による出力内容とが同一の内容とならないことがある。
また、自己解凍形式のファイルについては、解凍プログラムが常にデータとともに1つのファイルとしてまとめられる。このため、大規模なシステムで生成されたデータ(ファイル)がバックアップ対象である場合には、バックアップ後のファイルのサイズが著しく大きくなる。
そこで、本発明では、データのバックアップ後にシステムの変更やシステムのバージョンアップが行われても、リストア後に容易にバックアップ前の実行環境を再構築することができ、かつ、バックアップ前の処理結果(例えば、印刷による出力内容)と同一の処理結果を得ることができるバックアップ装置およびバックアッププログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、1以上のファイルからなるバックアップ対象ファイル群に基づいて生成されるファイル群をバックアップファイルとして所定の格納場所に保存するバックアップ装置であって、
前記バックアップ対象ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータファイル群バックアップ手段と、
前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの種類を特定するアプリケーションタイプ毎に予め用意され、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要な1以上のファイルからなるデータ処理用ファイル群の情報が記述された実行情報格納手段と、
前記実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて前記データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータ処理用ファイル群バックアップ手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記実行情報格納手段は、アプリケーションソフトウェアのバージョン毎に用意されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記データファイル群バックアップ手段または前記データ処理用ファイル群バックアップ手段の少なくとも一方は、前記所定の格納場所にファイル群を保存する際に当該ファイル群を圧縮することを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記データ処理用ファイル群バックアップ手段は、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要なデータ処理用ファイル群を複写することによって生成されるファイル群が前記所定の格納場所に保存されていないときだけ、当該データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存することを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記実行情報格納手段を複写して前記バックアップファイルの一部として前記所定の場所に格納する実行情報バックアップ手段と、
前記バックアップファイルに含まれているファイル群をリストアするリストア手段と、
前記リストア手段によってリストアされたファイル群の処理を実行する再処理実行手段と
を更に備え、
前記実行情報格納手段には、前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報が更に記述され、
前記リストア手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて、前記バックアップファイルから前記バックアップ対象ファイル群と前記データ処理用ファイル群とをリストアし、
前記再処理実行手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づき、前記リストアされたデータ処理用ファイル群を用いて、前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理を実行することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理が前記再処理実行手段によって実行される前に、前記実行情報格納手段に記述されているアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報を外部から編集するための実行環境情報編集手段を更に備えることを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明において、
前記バックアップ対象ファイル群は、印刷製版システムで生成される印刷データを含むファイル群であることを特徴とする。
第8の発明は、1以上のファイルからなるバックアップ対象ファイル群に基づいて生成されるファイル群をバックアップファイルとして所定の格納場所に保存するためにコンピュータを、
前記バックアップ対象ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータファイル群バックアップ手段、
前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの種類を特定するアプリケーションタイプ毎に予め用意された実行情報格納手段であって前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要な1以上のファイルからなるデータ処理用ファイル群の情報が記述された実行情報格納手段を読み取る手段、及び、
前記実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて前記データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータ処理用ファイル群バックアップ手段
として機能させるためのバックアッププログラム。
第9の発明は、第8の発明において、
前記実行情報格納手段は、アプリケーションソフトウェアのバージョン毎に用意されていることを特徴とする。
第10の発明は、第8または第9の発明において、
前記データファイル群バックアップ手段または前記データ処理用ファイル群バックアップ手段の少なくとも一方は、前記所定の格納場所にファイル群を保存する際に当該ファイル群を圧縮することを特徴とする。
第11の発明は、第8から第10までのいずれかの発明において、
前記データ処理用ファイル群バックアップ手段は、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要なデータ処理用ファイル群を複写することによって生成されるファイル群が前記所定の格納場所に保存されていないときだけ、当該データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存することを特徴とする。
第12の発明は、第8から第11までのいずれかの発明において、
前記実行情報格納手段を複写して前記バックアップファイルの一部として前記所定の場所に格納する実行情報バックアップ手段と、
前記バックアップファイルに含まれているファイル群をリストアするリストア手段と、
前記リストア手段によってリストアされたファイル群の処理を実行する再処理実行手段と
を更に含み、
前記実行情報格納手段には、前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報が更に記述され、
前記リストア手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて、前記バックアップファイルから前記バックアップ対象ファイル群と前記データ処理用ファイル群とをリストアし、
前記再処理実行手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づき、前記リストアされたデータ処理用ファイル群を用いて、前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理を実行することを特徴とする。
第13の発明は、第12の発明において、
前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理が前記再処理実行手段によって実行される前に、前記実行情報格納手段に記述されているアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報を外部から編集するための実行環境情報編集手段を更に含むことを特徴とする。
第14の発明は、第8から第13までのいずれかの発明において、
前記バックアップ対象ファイル群は、印刷製版システムで生成される印刷データを含むファイル群であることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、バックアップ装置には、バックアップ対象のファイルの処理の実行に必要な情報が記述された実行情報格納手段が保持されている。そして、データ処理用ファイル群バックアップ手段は、実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて、バックアップ対象のファイルを処理するためのデータ処理用ファイル群を保存(バックアップ)する。このため、バックアップ処理が実行されると、アプリケーションソフトウェアで生成されたデータのみならず、当該データを処理するためのモジュール等も保存(バックアップ)される。これにより、バックアップ済みのデータの再処理を実行する際に当該データとモジュール等とをリストアすれば、当該データがバックアップされた時の実行環境で、当該データの再処理を実行することができる。
上記第2の発明によれば、アプリケーションソフトウェアのバージョン毎に実行情報格納手段が用意されている。このため、データのバックアップ後にアプリケーションソフトウェアのバージョンアップが行われていても、バックアップ済みのデータの再処理をバージョンアップ前の実行環境で実行することができる。
上記第3の発明によれば、バックアップ処理の際にファイルの圧縮が行われる。このため、バックアップ装置内の記憶装置の使用容量の増大が抑制される。
上記第4の発明によれば、バックアップ処理の際、データ処理用ファイル群が既に所定の格納場所に保存されているときには当該データ処理用ファイル群の保存は行われない。このため、不必要にデータ処理用ファイル群のバックアップが行われることはなく、バックアップ装置内の記憶装置の使用容量の増大が抑制される。
上記第5の発明によれば、バックアップ処理の際に、実行情報バックアップ手段によってバックアップファイルに実行情報格納手段が複写される。その実行情報格納手段にはバックアップ対象のファイルを処理するアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報が記述されている。また、バックアップ装置には、リストア手段とリストア後のファイルの処理を実行する再処理実行手段とが設けられている。リストア手段と再処理実行手段とは実行情報格納手段の記述内容に基づいて動作する。このため、バックアップ済みのデータの再処理を実行する際に、当該データがバックアップされた時の実行環境が自動的に再構築され、確実かつ容易に当該データの再処理を実行することができる。
上記第6の発明によれば、アプリケーションソフトウェアの実行環境の情報を編集するための実行環境情報編集手段が設けられている。このため、アプリケーションソフトウェアが動作する実行環境(例えば、印刷データを印刷する印刷機)が変化しても、再処理時の実行環境に応じた処理を実行することができる。
上記第7の発明によれば、印刷製版システムで生成される印刷データのバックアップが行われる。このため、バックアップ後にシステムの変更等があってもバックアップ前と同一の印刷結果を得ることのできる、印刷製版システムに効果的なバックアップ装置が実現される。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るバックアップ装置を含むシステム全体のハードウェア構成図である。このシステムは、バックアップ装置2と処理サーバ3とクライアントパソコン4とによって構成されている。バックアップ装置2、処理サーバ3、およびクライアントパソコン4は、LAN5によって互いに接続されている。なお、クライアントパソコン4の数は図示に限定されない。
バックアップ装置2は、処理サーバ3やクライアントパソコン4の記憶装置に保存されているファイルを複製し、その複製された1以上のファイルを圧縮して当該バックアップ装置2の補助記憶装置にアーカイブファイル(バックアップファイル)として格納する。バックアップ装置2の補助記憶装置に格納されたアーカイブファイルは、必要に応じて、当該バックアップ装置2、処理サーバ3、クライアントパソコン4にリストアされ、或いは、CD−R等の記録媒体に複写(コピー)される。
処理サーバ3は、各クライアントパソコン4からの要求に応じた処理の実行や各クライアントパソコン4から共通して参照等可能なファイル、データベース等の格納などを行う。クライアントパソコン4では、文書・画像データ等の編集作業や処理サーバ3に対する各種指示(印刷出力の指示等)が行われる。
なお、本実施形態においては、印刷製版システムが処理サーバ3に導入されており、当該印刷製版システムで生成される印刷データ(ファイル)のバックアップ処理がバックアップ装置2で行われるケースを例に挙げて説明する。
<2.バックアップ装置の構成>
図2は、バックアップ装置2の構成を示すブロック図である。このバックアップ装置2は、補助記憶装置20とCPU21とメモリ22と表示部23と入力部24とを備えている。補助記憶装置20には、プログラム格納部25とモジュール保存部26とデータ保存部27とが含まれている。
CPU21は、与えられた命令に従い演算処理を行う。メモリ22には、CPU21の演算処理に必要なデータが一時的に格納される。表示部23は、オペレータが操作をするための画面等を表示する。入力部24は、マウスやキーボードによるオペレータからの入力を受け付ける。
プログラム格納部25には、バックアッププログラム250が格納されている。このバックアップ装置2でバックアップ処理の実行指示がオペレータによってなされると、バックアッププログラム250はメモリ22にロードされ、CPU21によってバックアッププログラム250に基づくバックアップ処理が実行される。モジュール保存部26には、バックアップ処理によって複製されたモジュールファイルが格納される。なお、モジュールファイルには、コンピュータによる様々な処理のうちの一機能を実現する「実行可能なプログラム」である「モジュール」が含まれている。データ保存部27には、バックアップ処理によって複製されたデータファイル(印刷製版システムで生成された印刷データ)が格納される。
図3は、バックアッププログラム250の構成を示す機能ブロック図である。このバックアッププログラム250には、モジュールバックアップ部251とデータバックアップ部252と実行情報バックアップ部253とモジュールリストア部254とデータリストア部255とパラメータ生成部256とモジュール実行制御部257とパラメータ編集部258とが含まれている。
モジュールバックアップ部251は、処理サーバ3に格納されているファイルのうち印刷出力の実行に必要な1以上のモジュールファイル(データ処理用ファイル群)を複製し、当該複製されたモジュールファイルを圧縮してモジュール保存部26に格納する。データバックアップ部252は、処理サーバ3に格納されているファイルのうちバックアップ対象の印刷データを構成するデータファイル(バックアップ対象ファイル群)の複製を作成し、当該複製されたデータファイルを圧縮してデータ保存部27に格納する。実行情報バックアップ部253は、バックアップ対象の印刷データと対応付けられるべき後述の実行環境定義ファイル(実行情報格納手段)を補助記憶装置20内に格納する。なお、モジュール保存部26に格納されたモジュールファイルとデータ保存部27に格納されたデータファイルと補助記憶装置20内に格納された実行環境定義ファイルとによって印刷データのアーカイブファイルが構成される。
モジュールリストア部254は、バックアップ済みの印刷データに基づく印刷出力(再印刷)の実行の際に、印刷出力の実行に必要なモジュールファイルをアーカイブファイルよりリストアする。なお、リストア先については、後述する実行環境定義ファイルにモジュールファイル毎に記述されている。データリストア部255は、再印刷の実行の際に、印刷出力の実行に必要なデータファイルをアーカイブファイルよりリストアする。
パラメータ生成部256は、再印刷の実行の際に、実行環境定義ファイルの記述内容に基づいてパラメータを生成する。このパラメータは、モジュールが実行される際にCPU21によって読み込まれる。モジュール実行制御部257は、各モジュールの実行を制御する。パラメータ編集部258は、再印刷の実行の際に、オペレータによる各種パラメータの編集を受け付ける。
なお、本実施形態においては、モジュールバックアップ部251によってデータ処理用ファイル群バックアップ手段が実現され、データバックアップ部252によってデータファイル群バックアップ手段が実現され、実行情報バックアップ部253によって実行情報バックアップ手段が実現されている。また、モジュールリストア部254とデータリストア部255とによってリストア手段が実現され、パラメータ生成部256とモジュール実行制御部257とによって再処理実行手段が実現されている。さらに、パラメータ編集部258によって実行環境情報編集手段が実現されている。
<3.処理サーバの構成>
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る印刷製版システムを実現するために処理サーバ3の補助記憶装置30に格納されているファイルについて説明する。図4に示すように、処理サーバ3の補助記憶装置30には、印刷製版システムで使用されるファイルとして、演算モジュール301と演算用ファイル302と環境設定ファイル303と入力ファイル304と中間データ305と演算結果ファイル306と制御モジュール307とレコーダ制御モジュール308と通信モジュール309とが格納されている。
演算モジュール301は、印刷製版システムにおける演算処理に必要な各種モジュールである。演算用ファイル302は、形状を表す網点データなどの演算に必要なデータを格納するファイルである。環境設定ファイル303は、上記演算処理の際に参照される、印刷製版システムの環境設定用のファイルである。入力ファイル304は、面付け処理前のページデータ等のファイルである。中間データ305は、ページデータ等を用いて面付け処理が行われた後の(RIP処理前の)データである。演算結果ファイル306は、RIP処理によって生成された網掛け済みの網点データを格納するファイルである。制御モジュール307は、処理サーバ3の全体的な動作を制御するモジュールである。レコーダ制御モジュール308は、CTP(Computer To Plate)出力等を制御するモジュールである。通信モジュール309は、外部との通信を制御するモジュールである。
なお、上記ファイル301〜309のうち演算モジュール301と演算用ファイル302とはモジュールファイルに該当し、環境設定ファイル303と入力ファイル304と中間データ305と演算結果ファイル306とはデータファイルに該当する。
<4.バックアップ処理の動作>
次に、本実施形態においてバックアップ処理が行われる際のバックアップ装置2の動作について説明する。図5は、バックアップ処理の手順を示すフローチャートである。
バックアップ処理が開始すると、オペレータによって、バックアップ対象の印刷データの指示が行われる(ステップS110)。例えば、バックアップ装置2は、バックアップをすることができる印刷データのリスト(一覧表)を表示部23に表示する。そして、オペレータは、表示部23に表示されているリストの中からバックアップ対象の印刷データを入力部24を用いて選択する。ステップS110の終了後、ステップS120に進む。
ステップS120では、バックアップ対象の印刷データについて、当該印刷データの種類(以下、「アプリケーションタイプ」という。)と実行環境定義ファイル201との対応付けが既に行われているかが判定される。ここで、実行環境定義ファイル201とは、各アプリケーションタイプのデータ(ファイル)を処理するために必要な情報(モジュールファイルの保存場所や処理の実行に必要なパラメータなどの実行環境の情報)が記述されたファイルのことである。実行環境定義ファイル201は、典型的には、各ソフトウェアシステム(アプリケーションソフトウェア)のバージョン毎に用意される。図6に、実行環境定義ファイル201に記述される内容の一例を示している。図6に示すように、システムの名称およびバージョン、実行時に動作するモジュールの名称および当該モジュールの保存場所、実行時のパラメータなどが、当該システムによる処理に必要な情報として記述されている。
ステップS120での判定の結果、バックアップ対象の印刷データのアプリケーションタイプと実行環境定義ファイル201との対応付けが既に行われていれば、ステップS140に進む。一方、当該対応付けが未だ行われていなければ、ステップS130に進む。
ステップS130では、オペレータによる実行環境定義ファイル201の指定が行なわれる。例えば、バックアップ装置2は、実行環境定義ファイル201のリスト(一覧表)を表示部23に表示する。そして、オペレータは、表示部23に表示されているリストの中からバックアップ対象の印刷データのアプリケーションタイプと対応付けられるべき実行環境定義ファイル201を入力部24を操作して選択する。ステップS130の終了後、ステップS140に進む。
ステップS140では、バックアップ対象の印刷データのアプリケーションタイプと対応付けられている実行環境定義ファイル201の記述内容がメモリ22に読み込まれる。また、実行環境定義ファイル201がアーカイブファイルの一部を構成するように、実行情報バックアップ部253は実行環境定義ファイル201を補助記憶装置20内に複写する。ステップS140の終了後、ステップS150に進む。ステップS150では、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づいて、バックアップ対象の印刷データを処理するシステムが特定され、当該システム(システムを実現するためのモジュールファイル)がバックアップ済みであるか否かが判定される。判定の結果、当該システムがバックアップ済みであればステップS160に進む。一方、当該システムがバックアップされていなければステップS170に進む。
ステップS160では、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づいて、バックアップ対象の印刷データのバージョンとバックアップ済みのシステムのバージョンとが同一であるか否かが判定される。判定の結果、同一のバージョンであればステップS190に進む。一方、同一のバージョンでなければステップS180に進む。
ステップS170では、バックアップ対象の印刷データを処理するためのモジュールファイルのバックアップが行われる。具体的には、モジュールバックアップ部251が、処理サーバ3の補助記憶装置30に格納されているモジュールファイル(演算モジュール301、演算用ファイル302)の複製を作成し、当該複製を圧縮してアーカイブファイルの一部としてモジュール保存部26に格納する。ステップS170の終了後、ステップS190に進む。
ステップS180では、バックアップ対象の印刷データを処理するためのモジュールファイルのうちバックアップ済みのバージョンのモジュールファイルとの差分のバックアップが行われる。具体的には、モジュールバックアップ部251が、処理サーバ3の補助記憶装置30に格納されているモジュールファイル(演算モジュール301、演算用ファイル302)のうちの上述の差分の複製を作成し、当該複製を圧縮してアーカイブファイルの一部としてモジュール保存部26に格納する。ステップS180の終了後、ステップS190に進む。
ステップS190では、バックアップ対象の印刷データのデータファイルのバックアップが行われる。具体的には、データバックアップ部252が、処理サーバ3の補助記憶装置30に格納されているデータファイル(環境設定ファイル303、入力ファイル304、中間データ305、演算結果ファイル306)の複製を作成し、当該複製を圧縮してアーカイブファイルの一部としてデータ保存部27に格納する。データファイルのバックアップが終了すると、バックアップ処理は終了する。
<5.リストア処理の動作>
次に、本実施形態においてリストア処理が行われる際のバックアップ装置2の動作について説明する。図7は、リストア処理の手順を示すフローチャートである。
リストア処理が開始すると、オペレータによって、リストア対象の印刷データの指示が行われる(ステップS210)。例えば、バックアップ装置2は、リストアをすることができる印刷データのリスト(一覧表)を表示部23に表示する。そして、オペレータは、表示部23に表示されているリストの中からリストア対象の印刷データを入力部24を用いて選択する。ステップS210の終了後、ステップS220に進む。
ステップS220では、リストア対象の印刷データを含むアーカイブファイル内の実行環境定義ファイル201の記述内容がメモリ22に読み込まれる。ステップS220の終了後、ステップS230に進む。ステップS230では、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づいて、リストア対象の印刷データを処理するシステムが特定され、バックアップ装置2内に当該システムの実行環境が存在するか否かが判定される。判定の結果、当該システムの実行環境が存在すればステップS240に進む。一方、当該システムの実行環境が存在していなければステップS250に進む。
ステップS240では、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づいて、リストア対象の印刷データのバージョンとバックアップ装置2内に存在するシステムのバージョンとが同一であるか否かが判定される。判定の結果、同一のバージョンであればステップS270に進む。一方、同一のバージョンでなければステップS260に進む。
ステップS250では、リストア対象の印刷データを処理するためのモジュールファイルのリストアが行われる。具体的には、モジュールリストア部254が、アーカイブファイル内のモジュールファイル(演算モジュール301、演算用ファイル302)を解凍して、当該解凍されたモジュールファイルを実行環境定義ファイル201に記述されている保存場所に格納する。ステップS250の終了後、ステップS270に進む。
ステップS260では、リストア対象の印刷データを処理するためのモジュールファイルのうち既にリストアされているモジュールファイルとの差分のリストアが行われる。具体的には、モジュールリストア部254が、アーカイブファイル内のモジュールファイル(演算モジュール301、演算用ファイル302)を解凍して、当該解凍されたモジュールファイルのうちの上述の差分を実行環境定義ファイル201に記述されている保存場所に格納する。ステップS260の終了後、ステップS270に進む。
ステップS270では、リストア対象の印刷データのデータファイルのリストアが行われる。具体的には、データリストア部255が、アーカイブファイルに格納されているデータファイル(環境設定ファイル303、入力ファイル304、中間データ305、演算結果ファイル306)を解凍して、当該解凍されたデータファイルを所定の保存場所に格納する。データファイルのリストアが終了すると、リストア処理は終了する。
以上のようにして印刷データのリストアが行われた後、オペレータによって再印刷の指示が行われると、当該印刷データに基づく再印刷が実行される。その際、パラメータ生成部256は、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づいて、各モジュールの実行に必要なパラメータを生成する。そして、モジュール実行制御部257が各モジュールの実行を制御することにより、再印刷が実行される。なお、再印刷の実行に際して、オペレータはパラメータ編集部258によって各種パラメータの編集を行うことができる。これにより、例えばバックアップ時の印刷機の機種と再印刷時の印刷機の機種とが異なる場合にも、再印刷時の機種の特性等に応じた印刷出力を実行することができる。
<6.1 バックアップ処理の具体例>
次に、本実施形態において印刷データのバックアップ処理が行われたときのモジュール保存部26およびデータ保存部27内のファイルの推移について、図8を参照しつつ説明する。ここでは、印刷製版システムの「バージョン1」で印刷データのバックアップ処理が2回実行され、当該システムが「バージョン1.2」にバージョンアップされた後に更に印刷データのバックアップ処理が1回実行されたケースについて説明する。なお、印刷データは「ジョブ」という単位でバックアップされるものとする。
印刷製版システムの「バージョン1」で生成されたジョブ(以下、「JOB1」という。)についてのバックアップ処理が最初に実行されると、モジュール保存部26には「バージョン1」のモジュールファイル261が格納され、データ保存部27には「JOB1」のデータファイル271が格納される。その結果、図8(a)に示すような状態となる。
その後、さらに「バージョン1」で生成されたジョブ(以下、「JOB2」という。)についてのバックアップ処理が実行されると、データ保存部27には「JOB2」のデータファイル272が格納される。このとき、印刷製版システムのバージョンについては最初にバックアップ処理が実行された時と同一であるので、モジュールファイルのバックアップは行われない。その結果、図8(b)に示すような状態となる。
印刷製版システムが「バージョン1」から「バージョン1.2」にバージョンアップされ、その「バージョン1.2」で生成されたジョブ(以下、「JOB3」という。)についてのバックアップ処理が実行されると、モジュール保存部26には「バージョン1.2」のモジュールファイルと「バージョン1」のモジュールファイルとの差分ファイル262が格納され、データ保存部27には「JOB3」のデータファイル273が格納される。その結果、図8(c)に示すような状態となる。
以上のように、印刷データのバックアップ処理を実行した際に、当該印刷データのバージョンと同一のバージョンの実行環境(モジュールファイル)がバックアップ済みであれば印刷データのみがバックアップされ、当該印刷データのバージョンと同一のバージョンの実行環境(モジュールファイル)が未だバックアップされていなければ印刷データと実行環境(モジュールファイル)とがバックアップされる。
<6.2 リストア処理の具体例1>
次に、本実施形態において印刷データのリストア処理が行われたときのバックアップ装置2内における印刷データを出力するための環境(以下、「印刷データ出力用環境」という。)の状態の推移について、図9を参照しつつ説明する。なお、図9における印刷データ出力用環境29とは、説明のために模式的に示したものであって、物理的な構成物があるのではない。また、ここでは、印刷製版システムの「バージョン1」でバックアップされた印刷データのリストア処理が実行された後、更に「バージョン1」でバックアップされた印刷データのリストア処理が実行されたケースについて説明する。なお、最初にリストア処理が実行される前には印刷データ出力用環境29が存在していないものとする。
リストア処理が全く実行されていない時点においては、図9(a)に示すように、印刷データ出力用環境29そのものが存在していない。この状態で、印刷製版システムの「バージョン1」でバックアップされたジョブ(以下、「JOB4」という。)についてのリストア処理が実行されると、アーカイブファイル内のファイルが解凍され、(解凍後の)「バージョン1」のモジュールファイル291と「JOB4」のデータファイル292とによって印刷データ出力用環境29が構築される。その結果、図9(b)に示すような状態となる。
その後、さらに「バージョン1」でバックアップされたジョブ(以下、「JOB5」という。)についてのリストア処理が実行されると、印刷データ出力用環境29に「JOB5」のデータファイル273が追加される。このとき、「バージョン1」のモジュールファイル291は既に印刷データ出力用環境29として存在しているので、モジュールファイルについてのリストアは行われない。その結果、図9(c)に示すような状態となる。
<6.3 リストア処理の具体例2>
次に、印刷製版システムの「バージョン1.2」でバックアップされた印刷データのリストア処理が既に実行されている状態で、印刷製版システムの「バージョン1」でバックアップされた印刷データのリストア処理が実行されたケースについて、図10を参照しつつ説明する。
図10(a)は、印刷製版システムの「バージョン1.2」でバックアップされたジョブ(以下、「JOB7」という。)が既にリストアされている印刷データ出力用環境29の状態を示している。この状態で、印刷製版システムの「バージョン1」でバックアップされたジョブ(以下、「JOB6」という。)についてのリストア処理が実行されたとき、データファイルのみをリストアすることもできるし、データファイルと「バージョン1」のモジュールファイルとをリストアすることもできる。
上述のケースでデータファイルのみがリストアされると、バックアップ装置2内の印刷データ出力用環境29は、図10(b)に示すような状態となる。この場合、「JOB6」のデータファイル295についての再印刷は、「バージョン1.2」のモジュールによって実行される。一方、上述のケースでデータファイルと「バージョン1」のモジュールファイルとがリストアされると、バックアップ装置2内の印刷データ出力用環境29は、図10(c)に示すような状態となる。この場合、「JOB6」のデータファイル295についての再印刷は、「バージョン1」のモジュールによって実行される。
<7.効果>
従来、印刷データのバックアップ処理が実行されると、図11に示すように、データファイル303〜306はバックアップされていたが、モジュールファイル301、302はバックアップされていなかった。このため、アーカイブファイル6から印刷データがリストアされても、図12に示すようにシステムのバージョンアップ(演算モジュール301が「バージョン1」から「バージョン2」にバージョンアップされている)が行われていれば、バックアップ前の出力内容とリストア後の出力内容とが同一の内容とならないことがあった。また、印刷製版システムの実行環境が構築されていない装置にバックアップ済みの印刷データがリストアされた場合には、図13に示すようにデータファイル303〜306がリストアされるだけであり、再印刷を実行することはできなかった。
一方、本実施形態によると、各ソフトウェアシステム(アプリケーションソフトウェア)のバージョン毎に用意された実行環境定義ファイル201に、バックアップ対象のデータを処理するために必要な情報が記述されている。そして、バックアップ処理が実行されると、データファイルがバックアップされるとともに、実行環境定義ファイル201の記述内容に基づきモジュールファイルもバックアップされる。このため、印刷データのバックアップ処理が実行されると、図14に示すように、印刷データを構成するデータファイル303〜306がバックアップされるとともに、当該印刷データを処理するためのモジュールファイル301、302もバックアップされる。このようにデータファイルとモジュールファイルとがバックアップされるので、それらをリストアすることによって、バックアップ処理が実行された時の実行環境で当該データファイルに基づく処理を再実行することができる。
また、モジュールバックアップ部251は、バックアップ対象のデータを処理するためのシステム(当該システムのモジュールファイル)が既にバックアップ済みである場合には、当該システムのバックアップを行わない。このため、不必要にモジュールファイルのバックアップが行われることはなく、バックアップ装置2内の補助記憶装置20等の使用容量の増大を抑制することができる。
さらに、バックアッププログラム250にはモジュールリストア部254とデータリストア部255とが含まれている。このため、図15に示すように、アーカイブファイル6からデータファイルとモジュールファイルとを確実かつ容易にリストアすることができる。このため、バックアップ時の実行環境と再印刷時の実行環境との違いにかかわらず、容易にバックアップ時の実行環境が再構築され、その再構築された実行環境で再印刷を実行することができる。これにより、システムの変更やシステムのバージョンアップがあっても、バックアップ前の出力結果と同一の出力結果を得ることができる。
さらにまた、バックアッププログラム250には、再印刷時に各種パラメータを編集することができるパラメータ編集部258が含まれている。このため、印刷機等のハードウェア環境が変化した場合にも、パラメータを編集することによって、再印刷時のハードウェア環境に応じた印刷出力を実行することができる。
<8.その他>
上述のバックアップ装置2は、メモリ22や補助記憶装置20等のハードウェアの存在を前提として、CPU21によって実行されるバックアッププログラム250に基づき実現される。このようなバックアッププログラム250の一部または全部は、例えば、そのプログラム250を記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供される。使用者は、上記プログラム250の記録媒体としてのCD−ROMを購入して、CD−ROM駆動装置(図示せず)に装着し、そのCD−ROMからそのプログラム250を読み出してバックアップ装置2の補助記憶装置20にインストールすることができる。このように、フローチャート(図5、図7)で示した各ステップをコンピュータに実行させるプログラムの形態として提供することもできる。
また、上記実施形態においては、印刷製版システムで使用される印刷データがバックアップされるケースを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。バックアップ対象のデータのアプリケーションタイプと対応付けられる実行環境定義ファイルが提供されれば、例えば文書作成システムで生成されるデータ等のバックアップにも本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に係るバックアップ装置を含むシステム全体のハードウェア構成図である。 上記実施形態において、バックアップ装置の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、バックアッププログラムの構成を示す機能ブロック図である。 上記実施形態において、印刷製版システムを実現するために処理サーバの補助記憶装置に格納されているファイルについて説明するための図である。 上記実施形態において、バックアップ処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、実行環境定義ファイルに記述される内容の一例を示す図である。 上記実施形態において、リストア処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、バックアップ処理の具体例について説明するための図である。 上記実施形態において、リストア処理の具体例について説明するための図である。。 上記実施形態において、リストア処理の別の具体例について説明するための図である。 従来例について説明するための図である。 従来例について説明するための図である。 従来例について説明するための図である。 上記実施形態における効果について説明するための図である。 上記実施形態における効果について説明するための図である。
符号の説明
2…バックアップ装置
3…処理サーバ
4…クライアントパソコン
20…補助記憶装置
25…プログラム格納部
26…モジュール保存部
27…データ保存部
250…バックアッププログラム
251…モジュールバックアップ部
252…データバックアップ部
253…実行情報バックアップ部
254…モジュールリストア部
255…データリストア部
256…パラメータ生成部
257…モジュール実行制御部
258…パラメータ編集部

Claims (14)

  1. 1以上のファイルからなるバックアップ対象ファイル群に基づいて生成されるファイル群をバックアップファイルとして所定の格納場所に保存するバックアップ装置であって、
    前記バックアップ対象ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータファイル群バックアップ手段と、
    前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの種類を特定するアプリケーションタイプ毎に予め用意され、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要な1以上のファイルからなるデータ処理用ファイル群の情報が記述された実行情報格納手段と、
    前記実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて前記データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータ処理用ファイル群バックアップ手段と
    を備えることを特徴とする、バックアップ装置。
  2. 前記実行情報格納手段は、アプリケーションソフトウェアのバージョン毎に用意されていることを特徴とする、請求項1に記載のバックアップ装置。
  3. 前記データファイル群バックアップ手段または前記データ処理用ファイル群バックアップ手段の少なくとも一方は、前記所定の格納場所にファイル群を保存する際に当該ファイル群を圧縮することを特徴とする、請求項1または2に記載のバックアップ装置。
  4. 前記データ処理用ファイル群バックアップ手段は、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要なデータ処理用ファイル群を複写することによって生成されるファイル群が前記所定の格納場所に保存されていないときだけ、当該データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のバックアップ装置。
  5. 前記実行情報格納手段を複写して前記バックアップファイルの一部として前記所定の場所に格納する実行情報バックアップ手段と、
    前記バックアップファイルに含まれているファイル群をリストアするリストア手段と、
    前記リストア手段によってリストアされたファイル群の処理を実行する再処理実行手段と
    を更に備え、
    前記実行情報格納手段には、前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報が更に記述され、
    前記リストア手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて、前記バックアップファイルから前記バックアップ対象ファイル群と前記データ処理用ファイル群とをリストアし、
    前記再処理実行手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づき、前記リストアされたデータ処理用ファイル群を用いて、前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理を実行することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載のバックアップ装置。
  6. 前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理が前記再処理実行手段によって実行される前に、前記実行情報格納手段に記述されているアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報を外部から編集するための実行環境情報編集手段を更に備えることを特徴とする、請求項5に記載のバックアップ装置。
  7. 前記バックアップ対象ファイル群は、印刷製版システムで生成される印刷データを含むファイル群であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載のバックアップ装置。
  8. 1以上のファイルからなるバックアップ対象ファイル群に基づいて生成されるファイル群をバックアップファイルとして所定の格納場所に保存するためにコンピュータを、
    前記バックアップ対象ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータファイル群バックアップ手段、
    前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの種類を特定するアプリケーションタイプ毎に予め用意された実行情報格納手段であって前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要な1以上のファイルからなるデータ処理用ファイル群の情報が記述された実行情報格納手段を読み取る手段、及び、
    前記実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて前記データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存するデータ処理用ファイル群バックアップ手段
    として機能させるためのバックアッププログラム。
  9. 前記実行情報格納手段は、アプリケーションソフトウェアのバージョン毎に用意されていることを特徴とする、請求項8に記載のバックアッププログラム。
  10. 前記データファイル群バックアップ手段または前記データ処理用ファイル群バックアップ手段の少なくとも一方は、前記所定の格納場所にファイル群を保存する際に当該ファイル群を圧縮することを特徴とする、請求項8または9に記載のバックアッププログラム。
  11. 前記データ処理用ファイル群バックアップ手段は、前記バックアップ対象ファイル群の処理の実行に必要なデータ処理用ファイル群を複写することによって生成されるファイル群が前記所定の格納場所に保存されていないときだけ、当該データ処理用ファイル群を複写し、当該複写によって生成されたファイル群を前記バックアップファイルの一部として前記所定の格納場所に保存することを特徴とする、請求項8から10までのいずれか1項に記載のバックアッププログラム。
  12. 前記実行情報格納手段を複写して前記バックアップファイルの一部として前記所定の場所に格納する実行情報バックアップ手段と、
    前記バックアップファイルに含まれているファイル群をリストアするリストア手段と、
    前記リストア手段によってリストアされたファイル群の処理を実行する再処理実行手段と
    を更に含み、
    前記実行情報格納手段には、前記バックアップ対象ファイル群を処理するアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報が更に記述され、
    前記リストア手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づいて、前記バックアップファイルから前記バックアップ対象ファイル群と前記データ処理用ファイル群とをリストアし、
    前記再処理実行手段は、前記バックアップファイルに複写された実行情報格納手段に記述されている情報に基づき、前記リストアされたデータ処理用ファイル群を用いて、前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理を実行することを特徴とする、請求項8から11までのいずれか1項に記載のバックアッププログラム。
  13. 前記リストアされたバックアップ対象ファイル群の処理が前記再処理実行手段によって実行される前に、前記実行情報格納手段に記述されているアプリケーションソフトウェアの実行環境の情報を外部から編集するための実行環境情報編集手段を更に含むことを特徴とする、請求項12に記載のバックアッププログラム。
  14. 前記バックアップ対象ファイル群は、印刷製版システムで生成される印刷データを含むファイル群であることを特徴とする、請求項8から13までのいずれか1項に記載のバックアッププログラム。
JP2006293600A 2006-10-30 2006-10-30 バックアップ装置およびバックアッププログラム Pending JP2008112238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293600A JP2008112238A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 バックアップ装置およびバックアッププログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293600A JP2008112238A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 バックアップ装置およびバックアッププログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008112238A true JP2008112238A (ja) 2008-05-15

Family

ID=39444737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006293600A Pending JP2008112238A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 バックアップ装置およびバックアッププログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008112238A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061605A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Nec Corp 環境生成装置、環境生成システム、環境生成プログラム、および、環境生成方法
JP2015149019A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 富士通株式会社 ファイル管理プログラム、ファイル管理方法、及びファイル管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061605A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Nec Corp 環境生成装置、環境生成システム、環境生成プログラム、および、環境生成方法
JP2015149019A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 富士通株式会社 ファイル管理プログラム、ファイル管理方法、及びファイル管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8804172B2 (en) Non-transitory computer readable recording medium stored with printer driver updating program and printer driver updating method
US20060187479A1 (en) Printing system and document management system
JP2007109021A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP5783731B2 (ja) 画像形成装置
US20100309519A1 (en) Printer driver program product and information processing apparatus
US8520243B2 (en) Image forming apparatus, computer-readable recording medium on which print data processing program code is recorded, and print data processing method
JP2003131836A (ja) スプールファイル加工装置、プログラム及び記録媒体
US8189223B2 (en) Image processing apparatus
JP3772517B2 (ja) 印刷システム、印刷方法、印刷処理プログラムが記録された記録媒体、印刷システムに用いられる印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムが記録された記録媒体
JP2008112238A (ja) バックアップ装置およびバックアッププログラム
US8107098B2 (en) Apparatus for controlling printing, method for the same, printing system, and computer program
JP3709696B2 (ja) 印刷システム、プリンタサーバ装置、プリンタサーバの処理方法およびプリンタサーバ処理プログラムが記録された記録媒体
JP2015204056A (ja) 印刷制御装置、印刷制御装置のデータ処理方法、及びプログラム、プリンタドライバ
JP2008027217A (ja) 情報処理装置および印刷装置を備える印刷システム
JP2017022656A (ja) 印刷制御装置、印刷装置、制御方法、及びプログラム
JP2011039678A (ja) 印刷制御装置、方法及びプログラム
JP3963867B2 (ja) 製版印刷用の画像処理装置および製版印刷システム
JP2006146314A (ja) セキュリティ設定付ファイルの作成方法
JP7003402B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP4137485B2 (ja) 印刷方法および印刷システム
JP2010244319A (ja) 印刷設定補助プログラム、装置および方法
JP2022038090A (ja) 印刷システム
JP2005327003A (ja) ディスクリカバリ方法
JP2008282330A (ja) 画像形成装置、情報処理装置印刷刷設定更新方法
JP5375216B2 (ja) 画像形成装置