JP2008112043A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ローラに記録材の圧痕付着を防止し、記録材及び記録材の搬送状態にかかわらず、定着に係る画像欠陥がある記録材を出力せず、該画像欠陥がない高品質の出力画像を得ることが可能な、生産性を低下させない画像形成装置の提供。
【解決手段】画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有するベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力された場合、前記定着装置で前記記録材の曲がり補正動作を行った後前記定着装置で定着を行なわせる制御手段と、を有すること。
【選択図】図1

Description

画像形成装置、特にベルト式の定着装置を有する画像形成装置に関する。
従来、画像面側に加熱ローラを有し非画面側に記録材を加熱ローラに圧着する圧着ベルトを備えたベルト式の定着装置が知られている。そして、このベルト式の定着装置は、加熱ローラに圧着ベルトを介し記録材を沿わせることが可能となるためニップ時間が長くとれるという長所を有している。
このようなベルト式の定着装置のうち上ベルト式の定着装置は加熱ローラが記録材の非トナー画像面に位置するため加熱ローラへの記録材の巻き込みは発生しにくいが、下ベルト式の定着装置は、画像面に加熱ローラが接するため加熱ローラへの記録材の巻き込みが発生しやすいことが知られている。
そして、この巻き込みを防止するため、加熱ローラと圧着ベルトのニップ部の下流側で局部的に加熱ローラを弾性変形させる圧力パッドを設ける下ベルト式の定着装置(例えば特許文献1参照。)、また、加熱ローラから記録材を分離する分離部材を設ける下ベルト式の定着装置(例えば特許文献2参照。)が知られている。
特許第3298354号公報 特開2002−148972号公報
しかし、特許文献1に記載された形態では、記録材が搬送され、加熱ローラと下ベルトとにより記録材先端部が圧力パッドによる押圧を受けた時、押圧力に応じた応力(押圧力により加熱ローラが変形し変形量に応じた応力)を発生し、記録材の先端部で応力集中が起こる。
この応力集中による応力は、加熱ローラの変形量すなわち記録材の厚さが厚く、圧力パッドの押圧力が大きく、押圧を受ける記録材の面積(記録材の端部の長さ)が小さい程大きくなり、例えば、厚さの厚い記録材の先頭、紙曲がりのため角を先頭にして斜めに搬送される記録材の角部、サイズの小さな記録材(例えば葉書サイズ)の先頭、で応力集中による大きな応力が発生する。
この大きな応力により定着時に加熱ローラに記録材の圧痕が付くと、上述した記録材の定着後に定着を行った記録材上のトナー画像に加熱ローラの圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があるという問題点、及び、加熱ローラに圧痕が付くと圧痕が付いた加熱ローラを交換するメンテナンスが必要となり、交換する間画像形成が行えず生産性が低下してしまうという問題点があった。
また、画像形成部までの搬送経路が複雑な給紙トレイ或いは記録材の位置決めがし難い給紙トレイは給紙時に紙曲がりを発生しやすく、同様な画像欠陥が発生しやすいという問題点があった。
また、特許文献2に記載された形態でも分離部材の押圧力が大きいと同様な理由により、記録材上のトナー画像に加熱ローラ等の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、加熱ローラに記録材の圧痕付着を防止し、記録材及び記録材の搬送状態にかかわらず、定着に係る画像欠陥がある記録材を出力せず、該画像欠陥がない高品質の出力画像を得ることが可能な、生産性を低下させない画像形成装置を提供することを目的とする。
(1)画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力された場合、前記定着装置で前記記録材の曲がり補正動作を行った後前記定着装置で定着を行なわせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検出する搬送状態検出手段を有し、前記制御手段は前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、前記定着装置に前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記定着装置に前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記制御手段は前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記定着装置で前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(5)前記記録材の曲がり補正は、前記記録材を下流方向に付勢しながら、前記加熱ローラの回転を停止させ、ニップ部先端に前記記録材を突き当てて前記記録材の曲がりを補正することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(6)画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検知する搬送状態検出手段と、搬送の異常を警報する警報手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力され、且つ前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、定着以前に前記記録材の搬送を停止させ、前記警報手段に搬送の異常に係る警報を出力させる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(7)前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記記録材の搬送の停止と前記警報手段による警報を出力させることを特徴とする(6)に記載の画像形成装置。
(8)前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記制御手段は前記記録材の搬送の停止と前記警報手段による警報を出力させることを特徴とする(6)又は(7)に記載の画像形成装置。
(9)画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
圧着ベルト内側に前記圧着ベルトを前記加熱ローラに圧着させる押圧部材と、前記押圧部材による前記圧着ベルトの加熱部材への押圧力を減少させる押圧力減少手段と、画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検知する搬送状態検出手段と、前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力され、且つ前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(10)前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせることを特徴とする(9)に記載の画像形成装置。
(11)前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記制御手段は前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせることを特徴とする(9)又は(10)に記載の画像形成装置。
(12)前記定着装置は、前記加熱ローラを回転駆動させる駆動手段と、圧着ベルト内側のニップ部に、前記圧着ベルトを前記加熱ローラに圧着させる押圧部材とを有し、前記押圧部材は加熱ローラ側に向かう凸形状をなし、該凸形状は前記記録材の搬送方向上流より下流側が凸となっていることを特徴とする(1)〜(11)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
ここで、曲がりとは、ニップ部Nの上流側の搬送直角方向に対して用紙の搬送直角方向が斜めにずれていることを指し、曲がり補正とはこのずれを無くすように補正することを指し、曲がりの角度とはこのずれのなす角度を指す。
厚さの厚い記録材が曲がって搬送されてきた場合或いは厚さの厚い記録材が曲がって搬送される可能性がある場合に、定着以前に曲がりを補正すること又は定着以前に記録材の搬送を停止させること又は定着時の押圧力を低減することにより、記録材及び記録材の搬送状態にかかわらず、定着に係る画像欠陥がある記録材を出力せず、長期にわたり高品質の出力画像を得ることが可能で生産性を低下させない画像形成装置の提供が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明の構成は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において適宜変更可能である。
本発明の画像形成装置は記録材に画像を形成するものであれば良く、複写機、プリンタ、FAX(ファクシミリ)、複合多機能端末(MFP:Multi−Function Peripheral)等が挙げられる。
以下タンデム型フルカラー複写機と称せられる画像形成装置を例に取り説明する。
図1は、画像形成装置の1例を示す断面構成図である。
画像形成装置の1例であるタンデム型フルカラー複写機1は、原稿画像読取部10と原稿搬送部20と画像形成部30と給紙部40と定着装置50と定着済みの記録材を収納する用紙集積装置60とを有する。
画像形成装置で用いられる記録材は紙、OHPシート等が挙げられ、以下記録材を用紙と記す。
そして、画像の形成を行う画像形成部30の上部には、原稿画像読取部10と原稿搬送部20が配置されており、原稿搬送部20により搬送される原稿dの画像が原稿画像読取部10の光学系によりラインイメージセンサCCD上に結像されて読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)各色毎のデジタル画像データとなる。
Y、M、C、Kの各色に対応する第1の像担持体としてのドラム状の感光体(以下感光体とも記す)1Y、1M、1C、1Kは各色に対応する帯電装置2Y、2M、2C、2Kにより一様に帯電される。
各色に対応する露光装置3Y、3M、3C、3Kは、各色毎のデジタル画像データに基づいて感光体1Y、1M、1C、1Kに潜像を形成する。
新規トナーを補給する各色のトナー補給装置4Y、4M、4C、4Kから各色のトナーが現像装置5Y、5M、5C、5Kに供給され、感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色に対応する潜像はトナーにより顕像化される。
現像装置5Y、5M、5C、5Kは、垂直方向に縦列配置されており、感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方にはローラ71、72、73、74を巻回して回動可能に張架された半導電性エンドレスベルト状の第2の像担持体である中間転写体70が配置されている。
そして、中間転写体70はローラ71によりローラ71に接続された図示しない駆動装置により矢印方向に駆動されている。
1次転写手段としての各色に対応する1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは、図示しない制御手段により画像の種類に応じて選択的に作動され、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1C、1Kに中間転写体70を押圧する。
このようにして、現像装置5Y、5M、5C、5Kにより感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色のトナー画像は、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kにより回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kにより中間転写体70にトナー画像を転写した後、感光体1Y、1M、1C、1Kは、クリーニング手段7Y、7M、7C、7Kにより残留トナーが除去される。
なお、画像の形成に関連する、感光体1Y、1M、1C、1Kと帯電装置2Y、2M、2C、2Kと露光装置3Y、3M、3C、3Kとトナー補給装置4Y、4M、4C、4Kと現像装置5Y、5M、5C、5Kと1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kと、クリーニング手段7Y、7M、7C、7Kと中間転写体70とローラ71、72、73、74と2次転写ローラ75とクリーニング手段77と、を画像形成部30とも記す。
第1の給紙カセット401内に収容された記録媒体としての第1の用紙P1は、給紙ローラ4011により給紙され、複数の中間ローラ42、43、44、45等及びレジストローラ46を経て、2次転写手段としての2次転写ローラ部に搬送され、2次転写ローラ75により中間転写体上の合成されたトナー画像が用紙P1上に一括転写される。
同様にして第2の給紙カセット402内に収容された第2の用紙P2、第3の給紙カセット403内に収容された第3の用紙P3はそれぞれ必要に応じて2次転写ローラ75に搬送され、2次転写ローラ75により中間転写体上の合成された画像が用紙P2又はP3上に一括転写される。
また、2次転写ローラ75は、ここを用紙が通過して2次転写が行われる時にのみ、中間転写体70及び用紙をローラ72に圧接される。
なお、第1の給紙カセット401第2の給紙カセット4023の給紙カセット403には、収納されている用紙のサイズを検知する不図示の用紙サイズ検知手段がそれぞれ配設されている。用紙サイズ検知手段は特に限定はなく一般に用いられている例えば用紙の縦横方向のガイド板位置によりサイズを検知する形態で良く、ガイド板位置情報に基づき制御手段が用紙サイズを知ることができる。
カラー画像が転写された用紙は、画像面側に加熱ローラ61と、非画像面側に圧着ベルト6211を有する圧着部62と、を有する下ベルト式の定着装置50(以下下ベルト式の定着装置を単に定着装置と記す)により定着処理され、排紙ローラ76に挟持されて、排出口26から複数の排紙トレイを有する用紙集積装置60に向けて排紙され、用紙集積装置60の中の指定された排紙トレイに集積される。
一方、2次転写ローラ75により用紙にカラー画像を転写した後、用紙を曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段77により残留トナーが除去される。
操作パネル90はタッチパネル等で構成され、各種情報を表示するとともに各種キーを表示し、キーの選択情報が制御手段80に入力される。
図2は、下ベルト式の定着装置の1例を示す断面構成図である。
定着装置50は、加熱ローラ61と圧着ベルト6211を有する圧着部62とを有し、圧着ベルト6211で用紙Pの画像面p1が加熱ローラ61に圧着され定着が行われる。
加熱ローラ61は、加熱源であるヒータランプ611と、駆動手段である駆動モータ612で矢印方向に回転駆動される芯金613と、芯金613の外周に被覆されたシリコンゴム等で構成された弾性層614と、弾性層614の外周に被覆された例えばフッ素樹脂からなる被覆層615とを有している。
ここで、被覆層615を構成するフッ素樹脂としては、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などが挙げられる。
弾性層614を構成する材質としては、ウレタンゴム、シリコンゴムなどの各種軟質ゴムおよびスポンジゴムを挙げることができ、例えばLTV、RTV、HTVなどの耐熱性の良好なシリコンゴムおよびシリコンスポンジゴムなどが挙げられる。
芯金212を構成する材質としては特に限定されるものではないが、アルミニウム、鉄、銅などの金属またはそれらの合金を挙げることができる。
圧着部62は、圧着ベルト部621と、圧着ベルト部621を加熱ローラ61に向けて付勢する付勢部622とを有している。
圧着ベルト部621は、付勢部622に設置されており、圧着ベルト6211と、圧着ベルト6211の幅方向をガイドする複数のガイド部材6212と、押圧部材6213と、を有している。そして押圧部材6213は主として圧着ベルト6211を加熱ローラ61に向けて押圧する押圧パッド6214と、押圧パッド6214より下流に位置し主として用紙Pを加熱ローラ61から曲率分離させる分離部材6215を有している。
分離部材6215は加熱ローラ61に向かう凸形状をなしており、凸形状は上流側より下流側が高くなっている。
即ち、押圧部材6213は圧着ベルト6211の付勢部材6223により所定の押圧で用紙Pを加熱ローラ61に押し当てている。
ここで、付勢部材6223による所定の押圧力は150N〜200Nとなっている。
押圧力が150N以下だと定着不良となりやすく、200N以上だと圧痕による画像欠陥が発生しやすくなる。
なお、押圧パッド6213と分離部材6214とは一体構造としても良く、この場合も加熱ローラ61に向かう凸形状をなしており、凸形状は上流側より下流側が高くなっている。
付勢部622は、圧着ベルト部621を裁置している揺動可能な支持部材6221と、支持部材6221の支軸6222と、支持部材6221を加熱ローラ61方向に向けて付勢するバネ等で構成される付勢部材6223と、圧着ベルト6211の加熱ローラ61への付勢力Fを減少させる付勢力減少手段6224とを有している。
付勢力減少手段6224は偏芯したカム形状をなし、制御手段80により制御される不図示のモータにより位置決めされ、図示のように上凸位置の場合は付勢部材6223に通常の付勢力を発生させ、不図示の下凸位置の場合は付勢部材6223に通常の付勢力に対して減少した付勢力を発生させる。即ち付勢力減少手段6224が押圧力減少手段に相当する。
ここで、付勢力減少手段6224による減少した押圧力は、予期しない記録材及びその搬送状態にあっても確実に圧痕の発生を防止し、これにより加熱ローラの交換による生産性低下を防ぐために45N〜60Nに設定してある。
圧着ベルト6211は複数のガイド部材6212と、押圧部材である押圧パッド6213と分離部材6214と、等により回動可能に支持され、圧着ベルト6211は加熱ローラ61との摩擦で加熱ローラ61により受動的に回転される。
そして、押圧部材6213により押圧を受ける、圧着ベルト6211と加熱ローラ61との接触面がニップ部Nすなわち定着領域を形成している。
画像形成部30と定着装置50の間には用紙Pを搬送する搬送部材47が配設されている。なお、搬送部材47はベルトコンベア等で構成され、用紙の曲がり補正時のように用紙が停止された場合はスリップ可能となっている。
搬送部材部には用紙Pの搬送状態を検知する搬送状態検出手段48が配設されている。
搬送状態検出手段48はガイド部材47の幅方向(図示表裏方向)に、最小用紙の幅より小さい距離離間して少なくとも1対設けられた光電センサ481、482等で構成され、1対の光電センサ481、482の用紙検知タイミングズレ量を検出し、タイミングズレ量を曲がり量情報として制御手段80に入力する。
図3は、画像形成装置のブロック図である。
画像形成装置は制御手段80と、制御手段80に接続された原稿画像読取部10と原稿搬送部20と画像形成部30と給紙部40と定着装置50と用紙集積装置60と操作パネル90と通信手段81とを有している。
そして制御手段80は、CPU(セントラルプロセッシングユニット)802及び、RAM803及び、ROM804及び、原稿画像読取部10と原稿搬送部20と画像形成部30と給紙部40と定着装置50と用紙集積装置60と操作パネル90と通信手段81と搬送状態検出手段48とをCPU802の制御の元にコントロールするI/Oコントローラ806及び、これらを相互に接続するバス801を有している。
ROM804は予め画像形成装置全体を制御するプログラムが記憶されており、CPU802により該プログラムがRAM803に読み出され、後述する制御が行われる。
操作パネル90は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、各種操作画面の表示を行い操作画面上で選択された操作情報(各種キーの選択情報)が制御手段80に入力される。
なお、操作パネル90は用紙の厚さを入力する厚さ入力手段、及び用紙を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段としても機能している。
厚さの入力は、坪量を入力することで行われる。又、寸法を入力しても、厚紙、普通紙、薄紙等を選択するようにしても良い。
原稿画像読取部10は制御手段80の制御の元、I/Oコントローラ806を介して、操作パネル90から原稿画像読取指示情報が入力されると、原稿画像を読み込み原稿画像情報を制御手段80に入力する。そして、制御手段80は原稿画像読取部10により読み込んだ原稿画像情報を処理してデジタル画像情報とし、該デジタル画像情報をRAM803に記憶させる。
通信手段81はネットワーク811等を介して外部のPC(パーソナルコンピュータ)、画像形成装置、サーバー等812と接続され、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、これらとデジタル画像データ等の情報の送受信を行なう。そして、制御手段80は通信手段81により受信したデジタル画像データ等をRAM803に記憶させる。
画像形成部30は、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、RAM803から読み出されたデジタル画像情報に基づいてトナー画像を形成する。そして、操作パネル90から入力された給紙カセット情報に基づき当該給紙カセットから給紙された用紙上にトナー画像を転写させる。
なお、給紙部40は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、所定の給紙カセットから用紙を給紙する。
定着装置50は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、加熱ローラ61の温度調整及び駆動モータ612のON/OFFを含む速度制御及び付勢力減少手段部材6224の付勢力の減少制御等と、が行われる。
用紙集積装置60は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、複数の集積トレイ601の中所定の集積トレイに定着済み用紙を集積する。
用紙サイズ検知手段815は制御手段80の制御の元、I/Oコントローラ806を介して、各給紙カセットに収納されている用紙のサイズを検知し、用紙のサイズ情報(用紙の縦横方向のガイド板位置情報)を制御手段80に入力する。そして制御手段80は用紙のサイズ情報に基づき各給紙カセットに収納されている用紙のサイズを判別し用紙のサイズ情報をRAM803に記憶させる。
搬送状態検出手段48は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、1対の光電センサ481、482の用紙検知タイミングズレ量を検知する。そして制御手段80は、タイミングズレ量に基づいて用紙Pの曲がり量を算出する。
警告手段100は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、画像形成装置の異常警告を行なう。
制御手段80は、操作パネル90で所定の厚さ以上の用紙(例えば坪量が110g/m2以上、好ましくは120g/m2以上の用紙)が入力されると、用紙上のトナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、定着装置50で用紙の曲がり補正を行わせる。具体的には、搬送部材47を作動させて用紙を下流方向に付勢した状態で、加熱ローラ61の回転を停止させ、ニップ部先端に用紙を突き当てて用紙の曲がりを補正させる。
これにより、所定の厚さ以上の用紙が入力された場合用紙の曲がりを補正するため、曲がって搬送された用紙の角で発生する大きな応力による加熱ローラの圧痕発生を防止可能となり画像欠陥の発生を防止できる。
また、制御手段80は、所定の厚さ以上の用紙が入力され、且つ搬送状態検出手段48が検出したタイミングズレ量に基づいて用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上の場合、斜めとなった用紙先端の角部に応力集中が発生し加熱ローラ61に圧痕を発生させ、トナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、同様にして定着装置50で用紙の曲がり補正を行わせる。
これにより、所定の厚さ以上の用紙が曲がって搬送された場合に用紙の曲がりを補正することで画像欠陥の発生を防止でき、特に曲がって搬送された場合について曲がり補正を行うので生産性を向上できる。
用紙角の応力集中を回避でき加熱ローラに圧痕を発生することがなくなり画像欠陥の発生を防止できる。
また、制御手段80は、サイズ検知手段815が所定のサイズ未満のサイズ(例えば葉書サイズ未満のサイズ)を検出した場合、小サイズの用紙は大サイズの用紙に比べて曲がりやすく、曲がると用紙先端の角部に応力集中が発生し加熱ローラ61に圧痕を発生させ、トナー画像に加熱ローラの圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、同様にして定着装置50で用紙の曲がり補正を行わせる。
これにより、所定のサイズ未満の用紙が搬送された場合に用紙の曲がりを補正することで画像欠陥の発生を防止できる。
また、制御手段80は、所定の厚さ以上の用紙が入力され、且つ操作パネル90で所定の(例えば用紙位置決めがし難く搬送経路で用紙が曲がりやすい)給紙トレイ(例えば葉書や厚紙の裁置に用いられる手差し給紙トレイ)が選択された場合、用紙が搬送中に曲がり、曲がると用紙先端の角部に応力集中が発生し加熱ローラ61に圧痕を発生させ、トナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、同様にして定着装置50で用紙の曲がり補正を行わせる。
これにより、所定の厚さ以上の用紙が所定の給紙トレイから搬送された場合に用紙の曲がりを補正することで画像欠陥の発生を防止できる。
以上説明したように、定着装置のニップ部Nの搬送方向上流側に用紙先端を突き当てて、即ち定着装置50で定着直前に、曲がって搬送された用紙の曲がりを補正するため、レジストローラによる曲がり補正後に発生した曲がりに対しても補正が可能となり画像欠陥の防止が図れる。
また、制御手段80は、操作パネル90で厚さが厚い用紙が入力され、且つ用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上の場合、用紙の搬送異常(例えばジャミング)を起こしやすく、且つ用紙上のトナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、警告手段100に搬送の異常に係る警報を出力させ、且つ定着以前に用紙の搬送を停止させる。
異常警告は例えばブザー等の音響警告、操作パネル90の表示パネル等による目視可能な警告が挙げられる。
また、制御手段80は、所定の厚さ以上の用紙が入力され、且つ用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上の場合、同様にして用紙上のトナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、付勢力減少手段6224(押圧力減少手段)により押圧部材6213の押圧力を減少させた状態で定着を行わせる。
以上説明したように、定着以前に用紙の搬送を停止させるため或いは押圧力を減少させた状態で定着を行うため、加熱ローラ61に圧痕を発生させることを防止でき、定着に係る画像欠陥がある記録材を出力することもなく、圧痕が発生した加熱ローラの交換メンテナンスを行う必要もなくなり生産性を低下させることも可能となる。
以下、図1、2、及び3、と4又は5又は6又は7又は8又は9又は10を参照して画像形成装置の制御方法について説明する。
図4は、画像形成装置の定着に係る第1のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び4を参照して画像形成装置の第1の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーとを監視し、給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS102に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS101)。
2,用紙厚さ監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙の厚さ設定画面を表示させ、所定の厚さ以上の用紙(例えば坪量が110g/m2以上、好ましくは坪量が120g/m2以上の用紙)が選択されると(yes)、厚紙が曲がって搬送されているかもしれないと判断して用紙の曲がりを補正可能とするためステップS103に歩進し、所定の厚さ以上の用紙以外の選択が行われると(no)曲がり補正必要無しと判断してステップS109にジャンプする(ステップS102)。
3、原稿の読み取り:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して原稿搬送部20に原稿dを搬送させ原稿画像読取部10に原稿画像を読み取らせる。そしてA/D変換等を行い原稿のデジタル画像情報を取得する(ステップS103)。
4、画像形成:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して画像形成部30に原稿のデジタル画像情報に基づいて感光体にトナー画像を形成させる(ステップS104)。
5、用紙の給紙:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して給紙部40にステップS101で記憶された給紙カセットから用紙を給紙させ、トナー画像を用紙に転写する(ステップS105)。
6、用紙の曲がり補正:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して搬送部材47(ベルトコンベア)を作動させ用紙を下流方向に付勢した状態で、定着装置50の駆動モータ612を停止させ加熱ローラの回転を停止させ、ニップ部Nの搬送方向上流側に用紙先端を突き当てて曲がって搬送された用紙の曲がりを補正可能とする(ステップS106)。
7、定着:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して定着装置50により定着を行わせる(ステップS107)。
なお、この場合は付勢力減少手段6224は上凸位置に位置し、通常の押圧が行なわれる。
8、排紙:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して排紙された用紙を用紙集積装置60により集積させる(ステップS108)。
9、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS109)。
10、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS110)。
11、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS111)。
12、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS112)。
13、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS113)。
以上により、曲がりを補正してから用紙を定着するので、所定の厚さ以上の用紙でもキズ等がない高品質の出力画像を得ることが可能となる。
図5は、画像形成装置の定着に係る第2のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び5を参照して画像形成装置の第2の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーとを監視し、選択された給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS202に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS201)。
2、用紙厚さ監視:上述したステップS102と同様なので説明を省略する(ステップS202)
3、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS203)。
4、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS204)。
5、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS205)。
6,搬送状態情報監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して搬送状態検出手段48を監視し、光電センサ481、482の用紙検知タイミングズレ量を検知する。
そして、光電センサ481、482の用紙検知タイミング量に差(タイミングズレ量に基づいて用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上)があるかないかをチェックし、用紙の曲がりが5°以上ある場合(yes)は曲がり有りと判断し、曲がった所定の厚さ以上の用紙は加熱ローラに圧痕を発生してしまう可能性があるため曲がりの補正を行うステップS203に歩進し、無い場合(no)は圧痕を発生しないと判断し定着を行うためステップS210にジャンプする(ステップS206)。
7、用紙の曲がり補正:上述したステップS106と同様なので説明を省略する(ステップS207)。
8、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS208)。
9、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS209)。
10、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS210)。
11、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS211)。
12、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS212)。
13、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS213)。
14、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS214)。
15、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS215)。
16、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS216)。
図6は、画像形成装置の定着に係る第3のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び6を参照して画像形成装置の第3の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーとを監視し、選択された給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS302に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS301)。
2、用紙厚さ監視:上述したステップS102と同様なので説明を省略する(ステップS302)
3、用紙サイズ監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙のサイズ設定画面を表示させ、サイズと搬送経路との影響で曲がりやすい予め決められたサイズの用紙(例えば葉書サイズ)が選択されると(yes)、小サイズの用紙は大サイズの用紙に比べて搬送中に曲がりやすく、前述したように曲がると斜めとなった用紙先端の角部に応力集中が発生し、トナー画像に加熱ローラの圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、用紙の曲がりを補正可能とするためステップS304に歩進し、例えば葉書サイズ以外の選択が行われると(no)曲がり補正必要無しと判断してステップS309にジャンプする(ステップS303)。
4、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS304)。
5、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS305)。
6、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS306)。
7、用紙の曲がり補正:上述したステップS106と同様なので説明を省略する(ステップS307)。
8、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS308)。
9、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS309)。
10、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS310)。
11、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS311)。
12、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS312)。
13、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS313)。
14、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS314)。
15、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS315)。
16、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS316)。
17、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS317)。
18、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS318)。
19、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS319)。
なお、トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択され且つ厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力された時に定着装置で記録材の曲がり補正を行なう場合も、図6を参照して説明したサイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力され且つ厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力された時に定着装置で記録材の曲がり補正を行う場合と同様にして制御可能となる。なお、この時は、例えばステップS303の用紙サイズ監視工程が給紙トレイの選択工程となる。
図7は、画像形成装置の定着に係る第4のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び7を参照して画像形成装置の第4の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーと、を監視し、選択された給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS402に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS401)。
2、給紙トレイ監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙の給紙トレイ選択画面を表示させ、所定のトレイ(即ち用紙位置決めがし難く搬送経路で用紙が曲がりやすい給紙トレイ〔例えば手差しトレイ〕)が選択されると(yes)、用紙が搬送中に曲がってしまい、前述したように曲がると斜めとなった用紙先端の角部に応力集中が発生し、用紙上のトナー画像に加熱ローラ61の圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断して、用紙の曲がりを補正可能とするためステップS403に歩進し、例えば手差しトレイ以外の選択が行われると(no)曲がり補正必要無しと判断してステップS409にジャンプする(ステップS402)。
3、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS403)。
4、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS404)。
5、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS405)。
6、用紙の曲がり補正:上述したステップS106と同様なので説明を省略する(ステップS406)。
7、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS407)。
8、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS408)。
9、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS409)。
10、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS410)。
11、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS411)。
12、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS412)。
13、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS413)。
図8は、画像形成装置の定着に係る第5のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び8を参照して画像形成装置の第5の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーと、を監視し、選択された給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS502に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS501)。
2、用紙厚さ監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙の厚さ設定画面を表示させ、所定の厚さ以上の用紙が選択されると(yes)、ステップS503に歩進し、例えば所定の厚さ以上の用紙以外の選択が行われると(no)曲がり補正必要無しと判断してステップS509にジャンプする(ステップS502)。また、厚紙でない場合、ステップS506にジャンプして搬送状態が曲がっている場合は警告を出力するようにしても良い。
3、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS503)。
4、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS504)。
5、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS505)。
6、搬送状態情報監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して送状態検出手段48を監視し、光電センサ481、482の用紙検知タイミングズレ量を検知する。
そして、光電センサ481、482の用紙検知タイミングに差(タイミングズレ量に基づいて用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上)があるかないかをチェックし、ある場合(yes)は前述したように曲がると斜めとなった用紙先端の角部に応力集中が発生し、トナー画像に加熱ローラの圧痕による画像欠陥を発生してしまう可能性があると判断しステップS507に歩進し、無い場合(no)は圧痕による画像欠陥の発生可能性なしと判断し定着を行うためステップS509にジャンプする。(ステップS506)
7、用紙搬送停止(定着中止):制御手段80はI/Oコントローラ806を介して搬送部材47の搬送を停止し用紙のニップ部Nへの搬送を停止し、定着を中止する(ステップS507)。
8、警報出力:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙搬送異常の警報表示を行う(ステップS508)。
なお、警報はブザー等による音声警報、また両者の混合警報でも良い。
9、定着:上述したステップS107と同様なので説明を省略する(ステップS09)。
10、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS510)。
図9は、画像形成装置の定着に係る第6のフロー図である。
以下、図1、2、3、及び9を参照して画像形成装置の第6の制御方法について説明する。なお特に記載がなければ下記の制御は制御手段80により行われる。
1、起動監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90の起動キーと用紙を給紙する給紙カセットキーと、を監視し、選択された給紙カセットキー情報をRAM803に記憶させ、起動を検知すると(yes)ステップS602に歩進し、起動キーが設定されるまで(no)待つ(ステップS601)。
2、用紙厚さ監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して操作パネル90に用紙の厚さ設定画面を表示させ、厚さの厚い用紙(例えば薄紙及び普通紙より厚さの厚い厚紙)が選択されると(yes)、ステップS603に歩進し、例えば厚紙以外の選択が行われると(no)定着時の押圧減少の必要無しと判断してステップ610にジャンプする(ステップS602)。
3、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS603)。
4、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS604)。
5、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS605)。
6、搬送状態情報監視:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して送状態検出手段48を監視し、光電センサ481、482の用紙検知タイミングズレ量を検知する。
そして、光電センサ481、482の用紙検知タイミングに差(タイミングズレ量に基づいて用紙の曲がりを算出し、算出値が5°以上)があるかないかをチェックし、ある場合(yes)は曲がっていると判断しステップS607に歩進し、無い場合(no)は曲がっていないと判断し定着を行うためステップS608にジャンプする(ステップS606)。
7、押圧部押圧減少:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して付勢力減少手段6224を駆動する駆動モータを駆動させて、偏芯したカム形状をした付勢力減少手段6224を、上凸位置から下凸位置まで回転させて付勢部材6223に通常の付勢力に対して減少した付勢力を発生させる(ステップS607)。
8、定着:制御手段80はI/Oコントローラ806を介して定着装置50により定着を行わせる。なお、この場合は付勢部材6223が下凸状態に位置しているので減少した付勢力(押圧力)で定着が行われる(ステップS608)。
9、排紙:上述したステップS108と同様なので説明を省略する(ステップS609)。
10、原稿の読み取り:上述したステップS103と同様なので説明を省略する(ステップS610)。
11、画像形成:上述したステップS104と同様なので説明を省略する(ステップS611)。
12、用紙の給紙:上述したステップS105と同様なので説明を省略する(ステップS612)。
画像形成装置の1例を示す断面構成図である。 下ベルト式の定着装置の1例を示す断面構成図である。 画像形成装置のブロック図である。 画像形成装置の定着に係る第1のフロー図である。 画像形成装置の定着に係る第2のフロー図である。 画像形成装置の定着に係る第3のフロー図である。 画像形成装置の定着に係る第4のフロー図である。 画像形成装置の定着に係る第5のフロー図である。 画像形成装置の定着に係る第6のフロー図である。
符号の説明
1 タンデム型フルカラー複写機
10 原稿画像読取部
20 原稿搬送部
30 画像形成部
40 給紙部
47 ガイド部材
48 搬送状態検出手段
50 定着装置
60 用紙集積装置
61 加熱ローラ
62 圧着部
90 操作パネル
100 警告手段
621 圧着ベルト部
6211 圧着ベルト
6213 押圧部材
6214 押圧パッド
6215 分離部材
6223 付勢部材
6224 付勢力減少手段
N ニップ部

Claims (12)

  1. 画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
    前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力された場合、前記定着装置で前記記録材の曲がり補正動作を行った後前記定着装置で定着を行なわせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検出する搬送状態検出手段を有し、前記制御手段は前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、前記定着装置に前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記定着装置に前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記制御手段は前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記定着装置で前記記録材の曲がり補正を行なわせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録材の曲がり補正は、前記記録材を下流方向に付勢しながら、前記加熱ローラの回転を停止させ、ニップ部先端に前記記録材を突き当てて前記記録材の曲がりを補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
    前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検知する搬送状態検出手段と、搬送の異常を警報する警報手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力され、且つ前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、定着以前に前記記録材の搬送を停止させ、前記警報手段に搬送の異常に係る警報を出力させる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記記録材の搬送の停止と前記警報手段による警報を出力させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記制御手段は前記記録材の搬送の停止と前記警報手段による警報を出力させることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 画像面側に加熱ローラを有し、非画像面側に記録材を前記加熱ローラに圧着可能な圧着ベルトを有する下ベルト式の定着装置を有する画像形成装置において、
    圧着ベルト内側に前記圧着ベルトを前記加熱ローラに圧着させる押圧部材と、前記押圧部材による前記圧着ベルトの加熱部材への押圧力を減少させる押圧力減少手段と、画像形成部で画像形成された前記記録材を前記定着装置に搬送する搬送部における前記記録材の曲がりを検知する搬送状態検出手段と、前記記録材の厚さを入力する厚さ入力手段と、前記厚さ入力手段で所定の厚さ以上の記録材が入力され、且つ前記搬送状態検出手段が前記記録材の曲がりを検出した場合、前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記記録材のサイズを入力するサイズ入力手段を有し、前記サイズ入力手段で所定のサイズ未満のサイズが入力された場合、前記制御手段は前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録材を給紙する給紙トレイを選択するトレイ選択手段を有し、前記トレイ選択手段により所定の給紙トレイが選択された場合、前記制御手段は前記押圧力減少手段により前記押圧部材の押圧力を減少させて定着を行わせることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記定着装置は、前記加熱ローラを回転駆動させる駆動手段と、圧着ベルト内側のニップ部に、前記圧着ベルトを前記加熱ローラに圧着させる押圧部材とを有し、前記押圧部材は加熱ローラ側に向かう凸形状をなし、該凸形状は前記記録材の搬送方向上流より下流側が凸となっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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