JP2008112009A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、色再現範囲を広くするとともに、色強度にムラが無い投写型表示装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 この発明は、第1の光源10と、第1の光源10からの白色光を赤とシアンの2色に分解する第1の色分解光学系15、18と、第1の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第1、第2の液晶表示素子80a、80bと、第2の光源50と、第2の光源50からの白色光を青と緑の2色に分解する第2の色分解光学系55、58と、第2の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第3、第4の液晶表示素子80c、80dと、第1ないし第4の液晶表示素子80a、80b、80c、80dで変調された変調光を合成する色合成手段61、64、63と、この色合成手段からの合成光を拡大投写する投写レンズ70と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、カラー画像を表示する投写型表示装置に関する。
カラー表示が可能な投写型表示装置の典型的な構成としては、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を用いたものが知られている。図3は、従来の投写型表示装置としての、ダイクロイックプリズム方式の3板式液晶パネル(3LCD)投写型表示装置を示す模式図である。
ダイクロイックプリズム方式の3LCD投写型表示装置について、図3に従い説明する。3LCD投写型表示装置100の光源101は、高圧水銀ランプ101aとこのランプ101aから射出された白色光をほぼ平行光束化するパラボラ形状のリフレクタ101bで構成される。そして、光源100から出射された光は、図示しないUVIRフィルタにて、UVIR成分を除去し、後段光学部材への熱負荷を低減している。
パラボラ形状のリフレクタ100bにて平行光として出射された光は、凸レンズ群で構成された第1、第2のフライアイレンズ103、104からなるいわゆるフライアイインテグレータにて光束分割される。それぞれの光束は収束して偏光変換素子105に入射し、偏光方向が揃えられて出射される。
そして、偏光方向が揃えられた光はコンデンサーレンズ106等を通過した後、ダイクロイックミラー107によって赤から緑色帯域の光は透過し、青色帯域光は反射される。
ダイクロイックミラー107によって反射され、光路を90度変えた青色帯域光は全反射ミラー108によって光路を90度変え、フィールドレンズ109Bを介して青色帯域光成分画像を表示する青色用液晶表示素子120Bに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。
光変調された光は、ダイクロイックプリズム121に入射し、ダイクロイックプリズム121内で光路を90度変えて投写レンズ130に入射し、拡大投影されスクリーン(図示しない)上に結像される。
一方、ダイクロイックミラー107を透過した赤〜緑色帯域光はダイクロイックミラー112に入射する。ダイクロイックミラー112は緑色帯域光を反射する特性を有しているため、ここで緑色帯域光は反射され、その光路を90度変え、フィールドレンズ119Gを介して緑色帯域光成分画像を表示する緑色用液晶表示素子120Gに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調された緑色帯域光はダイクロイックプリズム121、投写レンズ130の順に入射し、拡大投影されスクリーン上に結像される。
ダイクロイックミラー112を透過した赤色帯域光は、レンズ123〜124や全反射ミラー126、127を経てフィールドレンズ129Rから赤色帯域光成分画像を表示する赤色用液晶表示素子120Rに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調された赤色帯域光は、ダイクロイックプリズム121に入射し、ダイクロイックプリズム121で光路を90度変えて投写レンズ130に入射し拡大投影されスクリーン上に結像される。
なお、液晶表示素子120B、120G、120Rの各々は、入射側偏光板PI、液晶LCおよび出射側偏光板POからなる。液晶表示素子には、入射側偏光板PI、出射側偏光板POが設けられている。
上記した3LCD投写型表示装置においては、ダイクロイックプリズムにより3原色の合成を行うため、1原色の光路長が他の2原色の光路長と異なる。上記した例においては、G光の光路長が他の2原色の光路長と異なり、リレー光学系を必要となる。また、色再現範囲も3原色色度座標により規定される色三角形の内部に限定され、x−y色度図の再現範囲より大幅に狭いのが現状である。図2にx−y色度図(CIE色度図)の模式図を示す。この図において、黒四角で従来の色分解によるR、G、B原色の色度を示している。
上記のように、3色に色分解する従来の投写型表示装置においては、色再現性が良好ではない。この問題点を解決するために、青、エメラルド、緑、赤の4色に色分解した投写型表示装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−241904号公報
上記した投写型表示装置においては、青、エメラルド、緑、赤の4色を用いているので、色再現範囲が3原色の色度範囲より広くなり、色再現性が良好になる。しかしながら、上記した投写装置においては、1つの光源からの光を色分解系で4つの色に分解している。このため、4つの原色の色範囲をそれぞれ適した色強度に規定するのが困難である。さらに、2色原色の光路長が他の2色原色の光路長とは相違し、色強度にムラが生じるおそれがある。
この発明は、上記した従来の問題点に鑑みなされたものにして、色再現範囲を広くするとともに、色強度にムラが無い投写型表示装置を提供することを課題とする。
この発明は、第1の光源と、この第1の光源からの白色光を第1色、第2色の2色に分解する第1の色分解光学系と、第1の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第1、第2の光変調素子と、第2の光源と、この第2の光源からの白色光を第3色、第4色の2色に分解する第2の色分解光学系と、第2の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第3、第4の光変調素子と、前記第1ないし第4の光変調素子で変調された変調光を合成する色合成手段と、この色合成手段からの合成光を拡大投写する投写手段と、を備えることを特徴とする。
前記第1の色分解系は、白色光を赤とシアンの2色に分解し、前記第2の色分解系は青と緑または黄の2色に分解するように構成することができる。
また、前記第1、第2の色分解系はそれぞれカットオフ周波数の異なる2つのダイクロイックミラーで構成することができる。
また、前記色合成手段は、赤の帯域光を反射しシアンの帯域光を透過する特性を有する第1のダイクロイックプリズムと、緑または黄の帯域光を反射し青の帯域光を透過する特性を有する第2のダイクロイックプリズムと、第1、第2のダイクロイックプリズムからの光を入射する偏向ビープスプリッタと、で構成することができる。
さらに、この発明は、前記第1のダイクロイックプリズムと偏向ビームスプリッタとの間に設けられる赤色からシアンまでの波長域の偏向面を回転させる第1のカラーローテータと、前記第2のダイクロイックプリズムと偏向ビームスプリッタとの間に設けられる青色から黄色までの波長域の偏向面を回転させる第2のカラーローテータと、を備えることを特徴とする。
この発明は、2つの光源を用い、各光源から2色ずつに色分解光学系で分割した後、映像変調素子で、各色の色信号で変調し、変調された光を色合成手段で合成するので、1灯に対する光量比を約1.5から約1.8倍程度に向上させることができる。また、2つの光源で、各光源で2つの色に分解するので、光路長を等しくて、光強度のムラを無くすことができる。
また、4つの色の色度を選択することにより、色再現範囲の大幅な拡大が可能となり、3色の構成では再現不可であった中間色の再現が可能となるとともに、2つの光源を用いているので、希望する色再現範囲の選択が容易になる。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明の第1の実施形態に係る投写型表示装置の構成を示す模式図である。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
この発明は、図1に示すように、2つの光源10、50を有し、第1の光源10の光は色分解光学系で赤(R)とシアン(Cy)の2色に分解し、それぞれの光を光変調素子に与えて、各色の色信号で変調した後、色合成手段に与える。また、第2の光源50は色分解光学系で青(B)と緑(G)の2色に分解し、それぞれの光を光変調素子に与えて、各色の色信号で変調した後、色合成手段に与える。光合成手段にて、4色の映像光を合成して、投射レンズ70からスクリーンに投影するものである。即ち、この実施形態においては、2つの光源10、50を用い、各光源から2色ずつに色分解光学系で分割した後、映像変調素子で、各色の色信号で変調するものである。
この発明のように、2つの光源10、50を用いることにより、1灯に対する光量比が約1.8倍程度になる。また、分解する色を緑(G)を黄色(Y)側にシフトすると色再現範囲を広げることができるが、この場合には、1灯に対する光量比が約1.5倍程度になる。そして、2つの光源を用いているので、希望する色再現範囲の選択が容易になる。
上記のことから、光量を優先するか色再現範囲を優先するかにより、色分解する4色を選択すればよい。以下、この発明の具体的実施形態につき、図1に従い更に説明する。
第1の光源10は、高圧水銀ランプまたはキセノンランプで構成されるランプ10aとこのランプ10aから射出された白色光をほぼ平行光束化するパラボラ形状の金属製リフレクタ10bで構成される。リフレクタとして金属リフレクタ10bを用いているので、破損が防止され、またリフレクタ10bの冷却特性が向上し、ランプ10aの再点灯可能な時間を短縮化できる。なお、金属製リフレクタ10bは、可視光以外のUVIR成分も全て前方へ反射させることになる。このため、図示はしないが、UVIR成分を除去するフィルタやコールドミラーなどを設け、UVIR成分を光路外に放出し、後段光学部材への熱負荷を低減するように構成している。
パラボラ形状のリフレクタ10bにて平行光として出射された光は、凸レンズ群で構成された第1、第2のフライアイレンズ11、12からなるいわゆるフライアイインテグレータにて光束分割される。
第1のフライアイレンズ11は、矩形状の輪郭を有する微小な小レンズが、縦方向にM行、横方向にN列のマトリクス状に配列されたものである。透過型液晶パネル80aおよび80bの形状とほぼ相似形をなすように設定されている。
第1のフライアイレンズ11によって分割された部分光束は、第2のフライアイレンズ12の複数のレンズによって、それぞれの光束は収束して偏光変換素子13に入射し、偏光方向が揃えられて出射される。
偏光変換素子13は、偏光ビームスプリッタアレイと、偏光ビームスプリッタアレイの光射出面の一部に選択的に配置されたλ/2位相差板と、を備えて構成されている。偏光ビームスプリッタアレイは、それぞれ断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性部材が、順次貼り合わされた形状を有している。透光性部材の界面には、偏光分離膜と反射膜とが交互に形成されている。λ/2位相差板は、偏光分離膜による透過光あるいは反射膜による反射光の射出面に選択的に貼り付けられる。
この入射光は、偏光分離膜によってS偏光とP偏光とに分離される。S偏光は、偏光分離膜によってほぼ垂直に反射され、反射膜によってさらに反射されて射出される。一方、P偏光は、偏光分離膜をそのまま透過する。偏光分離膜を透過したP偏光が射出される射出面には、λ/2位相差板が配置されており、偏光分離膜を透過したP偏光は、λ/2位相差板によってS偏光に変換されて射出される。したがって、偏光変換素子13を通過した光は、そのほとんどがS偏光となって射出される。また、偏光変換素子13から射出される光をP偏光としたい場合は、λ/2位相差板を、反射膜によって反射されたS偏光が射出される射出面に配置すればよい。
そして、偏光方向が揃えられた光はコンデンサーレンズ14等を通過した後、第1のダイクロイックミラー15に与えられる。この第1のダイクロイックミラー15は、この実施形態においては、カットオフ周波数が560nmのものを用いている。このため、黄から赤色(R)帯域の光は反射し、緑から紫色帯域の光は透過する。
ダイクロイックミラー15によって反射され、光路を90度変えた赤色帯域光を含む光は全反射ミラー16によって光路を90度変え、R光路コンデンサレンズ17aを介して赤色帯域光成分画像を表示する赤色用液晶表示素子80aに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。なお、R光路コンデンサレンズ17aには、カットオフ周波数605nmのRフィルタが成膜されており、赤色用液晶表示素子80aには、赤色帯域光成分が与えられる。
光変調された光は、ダイクロイックプリズム61に入射する。このダイクロイックプリズム61は、この実施形態においては、カットオフ周波数が580nmのものを用いている。このため、ダイクロイックプリズム61に入射された赤色光は反射され、光路を90度代えて、R−Cyカラーローテータ62を経て偏光ビームスプリッタ63に与えられる。この偏光ビームスプリッタ63は、この実施形態においては、P偏光は透過し、S偏光は反射する特性を有している。カラーローテータは、入射光の所定波長域の偏光面のみを90度回転させる板状の光学要素である。この所定波長域は自由に設定することができる。、R−Cyカラーローテータ62は、赤色からシアンまでの所定波長域の偏光面のみを90度回転させる板状の光学要素である。
このR−Cyカラーローテータ62を経た赤色光はP偏光となり、偏光ビームスプリッタ63を透過し、投写レンズ70に入射し、拡大投影されスクリーン(図示しない)上に結像される。
一方、第1のダイクロイックミラー15を透過した緑から紫色帯域の光は第2のダイクロイックミラー18に入射する。第2のダイクロイックミラー18は、この実施形態においては、カットオフ周波数が470nmのものを用いている。このため、シアン色の帯域光は反射し、青色帯域の光は透過する。ここでシアン色帯域光は反射され、その光路を90度変え、コンデンサレンズ17bを介してシアン色帯域光成分画像を表示するシアン色用液晶表示素子80bに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調されたシアン色帯域光はダイクロイックプリズム61に入射する。このダイクロイックプリズム61をシアン色帯域光が透過し、R−Cyカラーローテータ62を経て偏光ビームスプリッタ63に与えられる。このR−Cyカラーローテータ62を経たシアン色光はP偏光となり、偏光ビームスプリッタ63を透過し、投写レンズ70に入射し、拡大投影されスクリーン上に結像される。
上記した赤色(R)、シアン色(Cy)の2原色の色度は、R(685,315)、Cy(201,557)である。この赤色(R)とシアン色(Cy)を図に示す色度図上に黒丸で表示している。この2色の合成色度は、(302,522)となる。
次に、第2の光源50は、第1の光源10と同様に、高圧水銀ランプまたはキセンノンランプで構成されるランプ50aとこのランプ50aから射出された白色光をほぼ平行光束化するパラボラ形状の金属製リフレクタ50bで構成される。この第2の光源50部分にも図示はしないが、UVIR成分を除去するフィルタやコールドミラーなどを設け、UVIR成分を光路外に放出し、後段光学部材への熱負荷を低減するように構成している。
パラボラ形状のリフレクタ50bにて平行光として出射された光は、第1の光源10の照明系と同様に、凸レンズ群で構成された第1、第2のフライアイレンズ51、52からなるいわゆるフライアイインテグレータにて光束分割される。
第1のフライアイレンズ51は、透過型液晶パネル80cおよび80dの形状とほぼ相似形をなすように設定されている。
第1のフライアイレンズ51によって分割された部分光束は、第2のフライアイレンズ52の複数のレンズによって、それぞれの光束は収束して偏光変換素子53に入射し、偏光方向が揃えられて出射される。
そして、偏光方向が揃えられた光はコンデンサーレンズ54等を通過した後、第3のダイクロイックミラー55に与えられる。この第3のダイクロイックミラー55は、この実施形態においては、カットオフ周波数が520nmのものを用いている。このため、緑(G)から赤色(R)帯域の光は透過し、青から紫色帯域の光は反射する。
ダイクロイックミラー55によって反射され、光路を90度変えた青色帯域光を含む光は全反射ミラー56によって光路を90度変え、B光路コンデンサレンズ57cを介して青色帯域光成分画像を表示す青緑色用液晶表示素子80cに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。
光変調された光は、ダイクロイックプリズム64に入射する。このダイクロイックプリズム64は、この実施形態においては、カットオフ周波数が500nmのものを用いている。このため、ダイクロイックプリズム64に入射された青色光は透過し、B−Yeカラーローテータ65を経て偏光ビームスプリッタ63に与えられる。B−Yeカラーローテータ65は、青色から黄色までの所定波長域の偏光面のみを90度回転させる板状の光学要素である。
このB−Yeカラーローテータ65を経た赤色光はS偏光となり、偏光ビームスプリッタ63で反射され,光路を90度変えて、投写レンズ70に入射し、拡大投影されスクリーン(図示しない)上に結像される。
一方、第3のダイクロイックミラー55を透過した緑(G)から赤色(R)帯域の光は第4のダイクロイックミラー58に入射する。第4のダイクロイックミラー58は、この実施形態においては、カットオフ周波数が585nmのものを用いている。このため、緑色の帯域光は反射し、赤色帯域の光は透過する。ここで緑色帯域光は反射され、その光路を90度変え、コンデンサレンズ57dを介して緑色帯域光成分画像を表示する緑色用液晶表示素子80dに入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調された緑色帯域光はダイクロイックプリズム64に入射する。このダイクロイックプリズム64で緑色帯域光が反射し、B−Yeカラーローテータ65を経て偏光ビームスプリッタ63に与えられる。このB−Yeカラーローテータ65を経た緑色光はS偏光となり、偏光ビームスプリッタ63で反射し、投写レンズ70に入射し、拡大投影されスクリーン上に結像される。
なお、図示はしていないが、上記した液晶表示素子には、入射側偏光板、液晶層、出射側偏光板が設けられている。
上記した緑色(G)、青色(B)の2原色の色度は、G(362,621)、青(142,053)である。この緑色(G)と青色(B)を図2に示す色度図上に黒丸で表示している。この2色の合成色度は、(256,346)となる。
この実施形態における4原色の合成色度(272,405)の状態では、1灯に対する光量比は約1.8倍となる。y色度を0.35近傍まで低下させた状態では、1灯に対する光量比は約1.5倍となる。
光量を優先するか色再現範囲を優先するかにより、色分解する色度を選択すれば、用途、好みにあった投写型表示装置が提供できる。
上記した実施形態においては、高圧水銀ランプのスペクトルに準拠して、4原色の色度等を算出したが、第1の光源10の色分解光学系、第2の光源50の色分解光学系に対して,最適化した分光特性のランプ或いは発光ダイオードアレイ、レーザアレイ等の固体光源を用いると緑(G)及びシアン(Cy)色度座標を更に外側に設定することが可能となり、色再現範囲の大幅な拡大が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、プロジェクタ、リアプロジェクタなどの投写型表示装置に利用できる。
この発明の第1の実施形態に係る照明光学系をU字型配置にした投写型表示装置の構成を示す模式図である。 x−y色度図(CIE色度図)の模式図である。 従来のダイクロイックプリズム方式の3LCD投写型表示装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
10 第1の光源、11、12 フライアイレンズ、13 偏向変換素子、15 第1のダイクロイックミラー、18 第2のダイクロイックミラー、50 第2の光源、51、52 フライアイレンズ、53 偏向変換素子、55 第3のダイクロイックミラー、58 第4のダイクロイックミラー、61 第1のダイクロイックプリズム、64 第2のダイクロイックプリズム、62、65 カラーローテータ、63 偏向ビープスプリッタ、80a、80b、80c、80d 液晶表示素子、70 投写レンズ。

Claims (5)

  1. 第1の光源と、この第1の光源からの白色光を第1色、第2色の2色に分解する第1の色分解光学系と、第1の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第1、第2の光変調素子と、第2の光源と、この第2の光源からの白色光を第3色、第4色の2色に分解する第2の色分解光学系と、第2の色分解光学系で分解されたそれぞれの色を色信号に対応して変調する第3、第4の光変調素子と、前記第1ないし第4の光変調素子で変調された変調光を合成する色合成手段と、この色合成手段からの合成光を拡大投写する投写手段と、を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 前記第1の色分解系は、白色光を赤とシアンの2色に分解し、前記第2の色分解系は青と緑または黄の2色に分解することを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。
  3. 前記第1、第2の色分解系はそれぞれカットオフ周波数の異なる2つのダイクロイックミラーで構成したことを特徴とする請求項2に記載の投写型表示装置。
  4. 前記色合成手段は、赤の帯域光を反射しシアンの帯域光を透過する特性を有する第1のダイクロイックプリズムと、緑または黄の帯域光を反射し青の帯域光を透過する特性を有する第2のダイクロイックプリズムと、第1、第2のダイクロイックプリズムからの光を入射する偏向ビープスプリッタと、で構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の投写型表示装置。
  5. 前記第1のダイクロイックプリズムと偏向ビームスプリッタとの間に設けられる赤色からシアンまでの波長域の偏向面を回転させる第1のカラーローテータと、前記第2のダイクロイックプリズムと偏向ビームスプリッタとの間に設けられる青色から黄色までの波長域の偏向面を回転させる第2のカラーローテータと、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の投写型表示装置。
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