JP2006301208A - 画像投影装置及び画像投影方法 - Google Patents

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博明 鈴木
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憲寛 大瀬
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Abstract

【課題】広色域な画像投影が可能な画像投影装置及び画像投影方法を提供することを目的とする。
【解決手段】光源51と、この光源1からの光を情報に対応して変調する光変調部52と、光変調部52から出射される光を投影する投影光学部53とを少なくとも有する画像投影装置50であって、光源51を、赤色帯域の光を出射する固体光源1と、放電ランプ2とより構成し、放電ランプ2から出射される赤色帯域の光の光量が調整される調整部53A、54Bを設ける構成とする。赤色帯域の低波長帯域の光の光量を低減又は削除して、赤色光の広色域化を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光を光変調部により変調してスクリーンなどに投影して画像を表示する画像投影装置及び画像投影方法に関する。
液晶パネルやDMD(digital micromirrordevice)素子などの光変調素子を照明装置によって照明し、この空間光変調素子からの透過光、もしくは、反射光を投影レンズによってスクリーン上に投影するように構成された画像投影装置(光学式プロジェクタ)が知られている。この画像投影装置においては、光源からの光を赤、緑、青の波長帯域に分離して上述の光変調素子によってそれぞれ変調し、スクリーンに投射して重ね合わせることによって、カラーの画像表示を行っている。そしてこの画像投影装置に使われる光源としては、可視光領域で発光効率の高い超高圧水銀ランプが使われること多く、これを用いることにより効率良く照明光を出射することができるようになされている。
超高圧水銀ランプのスペクトルは図10にその一例を示すように緑、青色波長帯域のスペクトルは非常にシャープであり、光強度も十分にある一方、赤色は相対的に光量が足りない状況にある。現状では、赤、緑及び青それぞれのカラーフィルタなどを用いて図11に示すように、それぞれS1、S2及びS3で示す個別のスペクトルの光を用いてカラー表示を行っているが、赤色光に合わせて他の色の光の光量を調整しているため、全体として十分高い輝度のカラー表示を行い難い。
一方で、近年このような画像投影装置を含むディスプレイ全般に、広色再現領域を持ち、鮮やかな色彩を表現可能なディスプレイシステムが注目されている。このような広色域ディスプレイを画像投影装置で実現する方法の一例として、例えば以下に示す方法が考えられる。
第1に、光源として超高圧水銀ランプ(UHPランプ)を用い、その赤色のスペクトルのうち波長の短い領域、例えば580nmから610nm付近のブロードなスペクトルを利用せず、それ以上の長波長側の光で色を表現する方法があげられる。しかしこの方法では赤色の光量が減ってしまい、それと色バランスを取るために、緑色、青色波長帯域の光も抑圧する必要があるため、全体の明るさが減少するといったデメリットがある。また、逆に明るさを確保するために高出力のランプを使うことも想定されるが、その場合は光源の寿命が短くなってしまうというデメリットがある。
第2に、可視光領域でスペクトルがブロードなキセノンランプを用いることが考えられる。キセノンランプを用いれば、UHPランプ程明るさを抑圧せずに色域を広げることが可能だが、赤外光と紫外光の一部にも連続したスペクトルがあるため、光利用効率が低く、高い消費電力が必要となるといったデメリットがある。
第3に、RGB3色のLED(発光ダイオード)、もしくは半導体レーザなどの固体光源を用いる方法が考えられる。しかし、LED光源では、近年多く利用される1インチ以下のサイズの光変調素子に十分な光量を与えることは困難であり、また、レーザ光源では、特に青色、緑色波長帯域において、小型、長寿命などといった要素を備え持ち、かつ、低価格であるレーザ光源を入手するのは困難である。
これに対し、赤色波長帯域を有する高出力レーザは、青色、緑色波長帯域をもつものに比べ比較的入手しやすい状況にあることを利用して、この赤色レーザ光源を組み合わせて、いわば2つの光源(主光源と副光源)を用いる画像投影システムが提案されている(例えば特許文献1〜3参照。)。
特開2002−296680号公報 特開2004−226613号公報 特開2004−266813号公報
上記特許文献1〜3に記載の画像投影システムにおいては、光源が主光源と副光源から形成されており、主光源と副光源を単に合成(重畳)することにより、光の効率的な利用や色バランスの調整が図られている。しかし、特に広色域化という観点に立った場合、上述した超高圧水銀ランプなどの主光源に対して単に副光源としてレーザ光の光を合成(重畳)する方法では、その効果が視覚的に容易に認識できず、赤色帯域の色調が十分表示されないという問題がある。
以上の問題に鑑みて、本発明は、広色域な画像投影が可能な画像投影装置及び画像投影方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、光源と、この光源からの光を情報に対応して変調する光変調部と、光変調部から出射される光を投影する投影光学部とを少なくとも有する画像投影装置であって、光源を、赤色帯域の光を出射する固体光源と、放電ランプとより構成し、放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量が調整される調整部を設ける構成とする。
また本発明の画像投影装置においては、上述の構成において、放電ランプから出射される光のうち、少なくとも固体光源の出射光の波長より短い波長帯域の光を調整部により低減又は削除する構成とする。
更に、本発明の画像投影方法は、赤色帯域の光を出射する固体光源と放電ランプとより光源を構成し、放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量を調整して固体光源から出射される光に重畳し、光変調部により変調して画像を投影する。
上述したように、本発明の画像投影装置及び画像投影方法においては、光源として赤色帯域の光を出射する固体光源と、放電ランプとを用いる構成とし、特に放電ランプの赤色帯域の光の光量を調整して画像投影を行うものであり、従来は赤色帯域の特に深い色を実現するのが困難であった画像投影装置において、後段の実施形態例において詳細に説明するように、広色域化を図ることができる。
特に、上述したように、放電ランプから出射される光のうち、固体光源の出射光の波長より短い波長帯域の光を低減又は削除することによって、確実に赤色帯域における広色域化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の画像投影装置及び画像投影方法によれば、従来に比して赤色帯域において広色域化を図り、色表示性能において優れた画像投影装置、画像投影方法を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態の例を説明するが、本発明は以下の各例に限定されるものではない。
以下の例においては、本発明の画像投影装置及び画像投影方法を、液晶パネルを光変調部に用いた例について説明する。
(1)第1の実施形態例
図1に、本発明の画像投影装置50の第1の実施形態例の概略構成図を示す。
図1に示すように、この画像投影装置50の光源51は、赤色レーザダイオード等より成る固体光源1と、超高圧水銀ランプ等の放電ランプ2より構成される。放電ランプ2には、その反射光がほぼ平行光となる反射曲面を有するリフレクター3が設けられ、この例においては、放電ランプ2は第1のダイクロイックミラー5と対向して、固体光源1の出射光の光軸と例えば90°をなす光軸上に配置される。固体光源1の光出射側の光軸上には、コリメートレンズ4、第1のダイクロイックミラー5、第1フライアイレンズ6、第2フライアイレンズ7、偏光ビームスプリッター8、コンデンサーレンズ9、ダイクロイックミラー10、第2のダイクロイックミラー12、レンズ15、ミラー13がこの順に配置される。なお、第1及び第2のダイクロイックミラー5及び12は、後述するように、それぞれ放電ランプ2からの赤色帯域の光の光量を調整する調整部54A、54Bとして機能する。一方、ダイクロイックミラー10の反射側にミラー11が配置され、ミラー11により例えば90°光路を変換された光軸上にフィールドレンズ17B及び液晶パネル18Bが配置される。第2のダイクロイックミラー12の反射側にも同様にフィールドレンズ17G及び液晶パネル18G、またミラー13の反射側にレンズ16を介してミラー14が配置され、このミラー14により光路を例えば90°変換された光軸上にフィールドレンズ17R、液晶パネル18Rが配置され、光変調部52が構成される。各液晶パネル18R、18G及び18Bの光出射側にクロスプリズム19が配置され、その光出射側に投影レンズ20等より成る投影光学部53が配置される。
このように、本発明の画像投影装置50においては、光源51は第1の光源である赤色レーザダイオード等より成る固体光源1、第2の光源である超高圧水銀ランプ等を利用した放電ランプ2の2つの光源より構成する。ここで、固体光源1の例えば赤色レーザダイオードとしては、例えば発振波長が645nm近傍、半値全幅が1.5nm程度のものを用いることができる。このような赤色レーザダイオードは、非常に単色性の高い光源である。一方、第2の光源として用いる放電ランプ2としては、超高圧水銀ランプが利用可能であり、その出射光は前述の図10において示したように、青色、緑色波長帯域にはシャープなスペクトルを有するが、赤色波長帯域はブロードなスペクトルになっている。
図1に示す構成において、赤色レーザダイオード等より成る固体光源1から出射された光束は、コリメートレンズ4によりほぼ平行光となり、ダイクロイックミラー5に入射し、ダイクロイックミラー5ではその大部分が透過する。超高圧水銀ランプ等の放電ランプ2から出射された光束は、リフレクター3によってほぼ平行光となり、ダイクロイックミラー5に入射する。このダイクロイックミラー5の後述する特性により、一部の光束は透過し、他の光束は反射する。
ダイクロイックミラー5を透過した固体光源1からの光束、および、ダイクロイックミラー5で反射された放電ランプ2からの光束は、第1フライアイレンズ6、第2フライアイレンズ7に入射する。第1及び第2のフライアイレンズ6及び7は、光源からの入射光に関し、光束の空間分布を均一化する作用を有する。第1及び第2のフライアイレンズ6及び7を透過した光束は、偏光ビームスプリッター8に入射し、ここで偏光方向がある特定の方向にそろえられる。偏光ビームスプリッター8を透過した光束は、コンデンサーレンズ9によって集光されて、ダイクロイックミラー10に入射する。
ダイクロイックミラー10は、青色波長帯域の光束を反射し、緑色、赤色波長帯域の光束を透過する。この透過光の出射側に配置するダイクロイックミラー12では、緑色波長帯域の光束を反射し、赤色波長帯域の光束を透過する。これらの作用によって、固体光源1及び放電ランプ2から出射された光束は、赤、緑及び青色の光に分割される。分割された光束はそれぞれミラー、レンズを介して光変調部52のそれぞれの色を担当する透過型の光変調部、この例では液晶パネル18R、18G及び18Bに入射される。すなわちこの場合、青色の光束はミラー11に反射され、フィールドレンズ13を介して青色光を変調する液晶パネル18Bに入射される。緑色光は、フィールドレンズ17Gを介して緑色光を変調する液晶パネル18Gに入射される。赤色光は、レンズ15、ミラー13、レンズ16を介してミラー14に反射されて、フィールドレンズ17Rを介して赤色光を変調する液晶パネル18Rに入射される。
この透過型の液晶パネルより成る光変調部52によって画像変調された赤色、緑色及び青色波長帯域それぞれの光束は、光を合成するクロスプリズム19によって合成され、投影レンズ20等より成る投影光学部53で例えばスクリーン(図示せず)に投影される。
この実施形態例においては、光源51の第2の光源である放電ランプ2の赤色帯域の光の光量を、第1及び第2のダイクロイックミラー5及び12より構成される調整部54A、52Bにより調整するものである。
この例においては、青色、緑色を担当する光変調部である液晶パネル18B、18Gに対しては、第2の光源である放電ランプ2から発光した光束が入射する構成とする。さらに赤色を担当する光変調部である液晶パネル18Rに対しては、第1光源である固体光源1からの光束のみが入射する構成とする。このような構成とした場合の投影レンズ20を透過後の光束のスペクトルの一例を図2に示す。
このように、赤色を担当する光変調部に対し、超高圧水銀ランプ等の放電ランプ2からの光を入射させず、赤色レーザダイオード等の固体光源1のみの光を入射させる場合は、図2において、青色帯域、緑色帯域、赤色帯域の光のスペクトルをそれぞれSB、SG及びSRで示すように、それぞれ比較的シャープなスペクトルとなる。これらの各色光によりカラー表示を行うことによって、非常に広色域な投影装置を実現することができる。
本実施形態例においては、白色表示時の色温度は9000Kと設定したとき、赤色表示時の色度座標はx=0.723、y=0.277程度となり、従来の超高圧水銀ランプのみを使った画像投影装置や、超高圧水銀ランプの赤色不足分を単色光源(レーザやLED)の光を重畳してカラー表示を行う画像投影装置と比較して、広色域化を図った高性能な画像投影装置を実現することができる。
これに対して、超高圧水銀ランプ等の放電ランプに赤色半導体レーザ等の固体光源からの赤色光を単純に合成する場合について検討した。この結果を以下に示す。
この場合、主光源として超高圧水銀ランプを用いて、副光源として、645nm付近にピーク波長があり、半値全波長幅が1.5nm程度の半導体レーザを用いるとする。超高圧水銀ランプは、緑色波長帯域の光は十分にあるが、相対的に青色波長帯域の光は小さく、更に赤色波長帯域の光の光量が小さい。
これら主光源と副光源の光束を合成(重畳)する場合、645nm以下、現実的には630nm付近に分離波長を有するダイクロイックミラーを利用してこれらの光束を合成する構成となる。この場合のスクリーン上での白色表示時のスペクトルの一例を図3に示す。図3に示すように、青色光、緑色光のスペクトルSB、SGは図2に示す例と同様であるが、赤色帯域の光としては、SRで示す半導体レーザ等の光のスペクトルに加えて、短い波長帯域のスペクトルSR1があらわれる。図3の例は、超高圧水銀ランプと半導体レーザとの光路の合成に用いるダイクロイックミラーとして、透過率50%波長を630nm程度としたものである。また、白色表示時の色温度は9000Kと設定した。
この場合、赤色表示時の色度座標はx=0.665程度、y=0.33程度となる。これらの値は一般に市販されている画像投影装置とそれほど変わらず、色域の広さというにはあまりにも不十分である。またいわゆる広色域ディスプレイと言われるもの、例えば3原色LEDを用いた直視型液晶ディスプレイや、キセノンランプを用いた映写機・画像投影装置と比べても色域が広いというには不十分である。
本発明者等は、この色域の問題が、特に赤色帯域の低波長側の帯域の色の混色によるものであることを究明し、放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量を調整することによって、広色域化が可能となることを見出した。
そして光量を調整する方法としては、例えば第1及び第2のダイクロイックミラーより成る調整部を用いることができる。
すなわち、図1に示す画像投影装置50において、固体光源1と放電ランプ2の光路を合成する第1のダイクロイックミラー5と固体光源1と放電ランプ2の光路を分離する第2のダイクロイックミラー12との透過率特性を、放電ランプ2の出射光の赤色帯域の光の調整量に対応して適切に選定することによって、所望の波長帯域の光を良好に調整して、固体光源1からの赤色光に合成して光変調部に入射させることが可能である。
上記第1の実施形態例においては、第1のダイクロイックミラーの透過率50%波長を565nm、第2のダイクロイックミラーの透過率50%波長を600nmとした。
すなわちこの場合、第1のダイクロイックミラーの透過率50%波長、すなわち分離波長λ1に対し、第2のダイクロイックミラーの透過率50%波長、すなわち分離波長λ2を、
λ1<λ2
と選定する。
つまり、第1のダイクロイックミラーによって、固体光源1及び放電ランプ2から出射される光を合成し、第2のダイクロイックミラーによって、固体光源1から出射される光と放電ランプ2から出射される光を分離する。この場合は、放電ランプ2から出射された光は赤色光を変調する液晶パネルには到達しない構成とするものである。
これにより、前述の図2に示すように、放電ランプ2から出射される赤色帯域の光のうち、固体光源1から出射される光の波長より低波長側の光の光量を低減又は削除、この例においては殆ど削除する構成として、上述したように、従来にない広い色域の表示を実現することができる。なお、削除する場合は、例えば上述の透過率50%波長が565nmの第1のダイクロイックミラーに対して、第2のダイクロイックミラーの透過率50%波長は、この第1のダイクロイックミラーで反射した放電ランプ2からの光を全て反射し、固体光源1からの光は全て透過すればよく、580nm〜630nm程度であればよい。
またこの実施形態例においては、青色、緑色を担当する光変調部である液晶パネルに入射する光束は第2光源である放電ランプ2から、赤色を担当する光変調部である液晶パネルに入射する光束は第1光源である固体光源1からの光しか入射しないにも関わらず、一度第1のダイクロイックミラー5により光路を合成している。このように、一度光路を合成する場合は、光路を合成せず、それぞれの光路から各色を担当する光変調部に入射させる構成とする場合と比べて、より装置が簡略になり、高性能で小型な画像投影装置を実現することが可能となる。
(2)第2の実施形態例
この例においては、上述の第1の実施形態例と同様に、図1に示す構成の画像投影装置50とするもので、第1光源として赤色レーザダイオード等の固体光源1と第2の光源として超高圧水銀ランプ等の放電ランプ2を用いて光源51を構成し、放電ランプ2の赤色帯域の光の調整を、同様に第1及び第2のダイクロイックミラー5及び12より成る調整部54A、54Bにより行う例を示す。
そして本実施形態例においては、ダイクロイックミラー5及び12の透過率特性を上記第1実施形態例とは異ならせて、放電ランプ2から出射される赤色帯域の光を僅かに固体光源1から出射される赤色光に合成して、光変調部52に入射される構成とした例を示す。
図4A〜Cに、本実施形態例の画像投影装置における調整部として利用可能なダイクロイックミラーの各例の透過率特性を示す。
図4Aにおいては、透過率50%波長を570nmとした場合(ダイクロイックミラータイプAとする。)、図4Bにおいては、透過率50%波長を575nmとした場合(ダイクロイックミラータイプBとする。)、図4Cにおいては、透過率50%波長を580nmとした場合(ダイクロイックミラータイプCとする。)の各透過率特性を示す。
ここで、固体光源1と放電ランプ2の光路を合成する第1のダイクロイックミラー5として、透過率50%波長が570nm付近に設定されており、10%透過の波長から90%透過の波長までの波長幅が15nm程度である上述のタイプAに相当するダイクロイックミラーを用いるとする。
また、固体光源1と放電ランプ2の光路を分離するダイクロイックミラー12として、透過率50%波長が575nm付近に設定されており、10%透過の波長から90%透過の波長までの波長幅が同じく15nm程度である上述のタイプBに相当するダイクロイックミラーを用いるとする。
このとき、超高圧水銀ランプより成る放電ランプ2から出射された波長575nmの光束は、第1のダイクロイックミラー5で20%程度が反射し、更に第2のダイクロイックミラー12で50%が透過するため、10%程度が赤色を担当する光変調部、すなわち液晶パネル18Rに入射することになる。また、波長580nmの光を考えた場合、第1のダイクロイックミラー5をほぼすべてが透過するため、赤色担当の光変調部である液晶パネル18Rには入射しない。この場合、第1のダイクロイックミラーにより固体光源1及び放電ランプ2から出射される光が合成され、第2のダイクロイックミラーにより、固体光源1から出射される光及び放電ランプ2から出射される一部の赤色帯域の光と、放電ランプ2から出射される残りの波長帯域の光とが分離される構成となる。
このような構成、すなわち上述の図4Aに示すタイプAのダイクロイックミラーを第1のダイクロイックミラー5として用い、図4Bに示すタイプBのダイクロイックミラーを第2のダイクロイックミラー12として用いる構成とする場合のスペクトルを図5に示す。
図5から明らかなように、この場合光変調部52に入射する光のスペクトルのうち青色及び緑色は、上述の図2に示す例と同様であり、赤色帯域の光は、赤色レーザダイオード等の固体光源1による実線SRで示すシャープなピークに加え、赤色帯域の比較的低波長側において僅かに強度を有する実線SR2で示すピークが合成されたスペクトルを実現できることとなる。なお、この例においては、前述の第1の実施形態例と同様に、固体光源1として波長は645nm近傍、半値全幅1.5nm程度の赤色レーザダイオードを用いた場合を示す。
この場合、上述の例と同様に、白色表示時の色温度を9000Kと設定したとき、赤色表示時の色度点としてx>0.68を実現することができた。
通常、色純度の高い赤色レーザダイオード等の固体光源に対し、より色純度の低い短波長の光を混ぜた場合、その光量がわずかであっても、xy表色系上での色度は急激に白色側に近づく方向、つまりxが小さく、yが大きくなってしまい、広色域という特徴が出せなくなってしまう。
どの程度の広色域が実現されることが画像投影装置として好ましいかというのは、視聴者の主観に依存する部分であり確固たる目安があるわけではないが、いろいろな色度点を持つ画像投影装置を複数試作し、それにより表示される静止画、動画などを含めた映像を評価した結果、赤色の色度点がx>0.68とされることが1つの目安となるとの結論を得た。
これを実現するために、赤色を表示した場合の超高圧水銀ランプ等の放電ランプの光量(ワット)を、赤色レーザダイオード等の固体光源の光量(ワット)に対しどの程度小さくすべきかは、当然固体光源の出射波長例えば赤色レーザダイオードの発振波長、放電ランプ例えば超高圧水銀ランプのスペクトルなどに依存する。
固体光源の出射波長としては、長波長(例えば650nm以上)では視感度が小さく明るい投影装置を実現することが困難なこと、および短波長(例えば640nm以下)では、例えば高出力レーザダイオードの実現が困難であること、広色域という特徴が得られにくいことなどを考慮すると、赤色光を出射する固体光源、特にレーザダイオードの波長としては640nm以上650nm以下が適している。
そしてこの場合、超高圧水銀ランプ等の放電ランプの光量(ワット)は、赤色レーザダイオード等の固体光源の光量(ワット)に比して低ければ色域の問題を改善することができるが、0%以上50%以下するときに、確実にxy表色系における赤色表示時の色度点をx>0.68とする画像投影装置を実現することができる。
上述したように、放電ランプの光量を調整する調整部として例えば二つのダイクロイックミラーを用い、これら各ダイクロイックミラーの特性を適切に選定することによって、赤色を担当する光変調素子に対し、赤色固体光源と放電ランプの赤色帯域の光の合成量を精度良く調整することが可能である。例えば、上述の図4A〜Cに示す各タイプのダイクロイックミラーを例えば下記の表1に示す組み合わせとして用いる場合、図6に示すように、放電ランプの赤色帯域の光の透過光量、すなわち固体光源の出射光に合成する光量をそれぞれ実線a〜cで示すように調整することができる。
Figure 2006301208
図6から明らかなように、タイプAのダイクロイックミラーを図1の構成において第1のダイクロイックミラーとして用い、タイプBのダイクロイックミラーを第2のダイクロイックミラーとして用いる場合(例1、実線a)と比べ、タイプBのダイクロイックミラーを第1及び第2のダイクロイックミラーに用いる場合(例2、実線b)、さらに、タイプCのダイクロイックミラーを第1のダイクロイックミラーとして用い、タイプBのダイクロイックミラーを第2のダイクロイックミラーとして用いる場合(例3、実線c)を比較すると、例1より例2、また例2より例3の場合のほうが、放電ランプからの赤色帯域光の透過光量、すなわち固体光源の出射光に合成する光量が大となることがわかる。
また、これらの組み合わせに限定されることなく、二つのダイクロイックミラーを用いる場合は、その透過率特性をどのように選定して、またその配置をどの位置にするかによって、放電ランプからの赤色帯域光の調整量を精度良く調整することができる。
上述の第1の実施形態例においては、スクリーン上に赤色を表示した際の放電ランプ2の光の光量は、固体光源1からの出射光の光量に対して、略0%であった。
また、上述の第2の実施形態例においては、スクリーン上に赤色を表示した際の放電ランプ2の光の光量は、固体光源1からの出射光の光量に対して、3%程度であり、各例ともに、x>0.68を達成し、従来に比して広色域化を図ることができた。
なお、前述の図3に示す放電ランプの赤色帯域の光の光量を調整することなく、固体光源からの出射光に合成した例においては、その光量比は、15%程度であり、この場合は上述したように、色度座標はx=0.665程度、y=0.33程度であって、従来の画像投影装置と同程度であり、広色域化には不十分である。
また、第1及び第2のダイクロイックミラーの透過率50%波長を調整して、スクリーン上に赤色を表示した際の放電ランプ2の光の光量を、固体光源1からの出射光の光量に対して9%としたときに、その赤色表示時の色度点はx=0.682であった。
すなわち、上述の各例におけるように、発振波長645nmの赤色レーザダイオードを固体光源として用い、放電ランプとして超高圧水銀ランプを用いる場合においては、放電ランプ2から出射され投影光学部53を透過した後の赤色帯域の光の出力を、固体光源1から出射され投影光学部53を透過した後の出力の0%以上10%以下とするときに、確実に、赤色表示時の色度点x>0.68を実現できることがわかる。
一方、固体光源として、例えばより長波長の発振波長を有する高出力レーザを用いる場合や、または放電ランプとして超高圧水銀ランプとは異なるスペクトルの光源を用いる場合、更に、投射光学部の構成、スクリーンとして用いるディスプレイのコントラスト等の調整によって、上述の出力比が10%を超える値とされる場合においても、赤色表示時の色度点x>0.68を実現することが可能である。しかしながら、この出力比が50%を超える場合は、放電ランプからの出射光のうち、固体光源からの出射光の波長より短い波長帯域の光の影響を抑制することが難しく、赤色表示時の色度点x>0.68を達成することは難しいと考えられる。
したがって、本発明においては、放電ランプ2から出射され投影光学部53を透過した後の赤色帯域の光の出力を、固体光源1から出射され投影光学部53を透過した後の出力の0%以上50%以下に選定するものである。
なお、このように放電ランプの光の光量を調整する調整部としては、その他ホログラムなど、またダイクロイックミラーとビームスプリッターとの組み合わせなど、種々の光学部品を利用することが可能である。
(3)第3の実施形態例
次に、光変調部として、反射型の液晶パネルを用いた例を示す。
図7においては第3の実施形態例による画像投影装置の一例の概略構成図を示し、図7において、図1と対応する部分には同一符号を付して示す。
この例においても、光源51としては、赤色半導体レーザダイオード等より成る固体光源1と放電ランプ2とを用いる。固体光源1の出射側の光軸上には、コリメートレンズ4、第1フライアイレンズ6A、第2フライアイレンズ7A、コンデンサーレンズ9Aを介して、第1のダイクロイックミラー31が配置される。
放電ランプ2は、その出射光の光軸が固体光源1の出射光の光軸とほぼ平行となるように配置される。放電ランプ2の出射側には、第1フライアイレンズ6B、第2フライアイレンズ7B、変更ビームスプリッター8、コンデンサーレンズ9Bを介して赤色帯域の光を分離して反射する第2のダイクロイックミラー32と、青色光、緑色光を反射するダイクロイックミラー33とが合成されて配置される。
そしてこの場合においても、第1及び第2のダイクロイックミラー31及び32が、放電ランプ2からの赤色帯域の光の光量を調整する調整部54A、54Bとされる。
第1のダイクロイックミラー31の光出射側には、赤色光用フィールドレンズ、偏光分離素子23Rが配置され、偏光分離素子23Rにより光路を例えば90°変換された光軸上に赤色光に対応する反射型の液晶パネル18Rが配置される。
また、放電ランプ2の出射側に配置されるダイクロイックミラー33の反射側に、光軸を例えば90°変換された位置にミラー11が配置され、このミラー11により例えば90°光路を変換された位置に例えば緑色光を反射するダイクロイックミラー34が配置される。このダイクロイックミラー34の反射側にはフィールドレンズ17Gを介して偏光分離素子23Gが配置され、偏光分離素子Gにより光路を例えば90°変換された位置に緑色光に対応する液晶パネル18Gが配置される。
また、ダイクロイックミラー34の透過側にフィールドレンズ17Bを介して偏光分離素子23Bが配置され、偏光分離素子23Bにより光路を例えば90°変換された位置に、青色光に対応する反射型の液晶パネル18Bが配置される。これら液晶表示パネル18R、18G及び18Bによって、画像情報に対応して光を変調する光変調部52が構成される。
各液晶パネル18R、18G及び18Bが反射された光の光軸上の偏光分離素子23R、23G及び23Bを介した位置にクロスプリズム19が配置され、その出射側に投影レンズ20等が配置されて投影光学部53が構成される。
この場合においても、固体光源1の例えば赤色レーザダイオードとしては、例えば発振波長が645nm近傍、半値全幅が1.5nm程度のものを用いることができる。第2の光源として用いる放電ランプ2としては、前述の各実施形態例と同様に、超高圧水銀ランプが利用可能である。
このような構成において、第1光源である固体光源1から出射された光束は、コリメートレンズ4によりほぼ平行光となり、第1及び第2フライアイレンズ6A及び7Aにより光束の空間分布を均一化され、コンデンサーレンズ9Aにより集光されて、第1のダイクロイックミラー31に入射し、この第1のダイクロイックミラー31ではその大部分が透過する。第2光源である超高圧水銀ランプ等の放電ランプ2から出射された光束は、同様にリフレクター3によりほぼ平行光となり、第1及び第2フライアイレンズ6B及び7Bにより光束の空間分布を均一化され、偏光ビームスプリッター8により偏光方向をそろえられ、コンデンサーレンズ9Bにより集光されて第2のダイクロイックミラー31に入射する。この第2のダイクロイックミラー32において、特定の波長帯域の光が透過され、残りの光が反射されて、第1のダイクロイックミラー31に入射される。
ここで、第1のダイクロイックミラー31は、上述したように固体光源1から出射される光に対しては、その大部分を透過し、一方、第2のダイクロイックミラー32から反射されてこの第1のダイクロイックミラー31に入射した光は、特定の波長帯域の光を反射して、残りの光を透過するように調整する。
例えば、第1のダイクロイックミラー31は、例えば分離波長を575nmとし、これより長波長側の光を透過させ、短波長側の光を反射する構成とする。つまりこの場合、固体光源1側の面においては、赤色レーザダイオード等の645nm近傍の光を透過させ、第2のダイクロイックミラー32と対向する側の面においては、575nm程度以上の波長の光を反射する特性とする。
また、第2のダイクロイックミラー32においては、例えば分離波長を570nm程度とし、570nm程度以上の赤色光を反射する構成とする。
このように、調整部54A、54Bを構成する第1及び第2のダイクロイックミラー31及び32の透過ないしは反射波長特性、すなわち分離波長を適宜選定することによって、最終的に赤色光に対応する光変調部に達する赤色帯域の光の放電ランプ2から出射される光の光量を良好に調整することができる。
そして、上述したように光量を調整された赤色光は、赤色光を変調するフィールドレンズ17R、偏光分離素子23Rを介して液晶パネル17Rによって、画像情報に対応して変調される。
一方、放電ランプ2から出射される光のうち緑色光、青色光は、ダイクロイックミラー33により反射され、ミラー11により反射されてダイクロイックミラー34により各色光が分離されて、それぞれ緑色光、青色光を変調するフィールドレンズ17G及び17B、偏光分離素子23G及び23Bを介して液晶パネル18G、18Bにより画像情報に対応して変調される。変調された各色光がクロスプリズム19において合成され、投影レンズ20等より成る投影光学部53で例えばスクリーン(図示せず)に投影される。
本実施形態例においても、上述したように、第1及び第2のダイクロイックミラー31及び32の分離特性を選定して構成することによって、上述の第2の実施形態例と同様に、赤色の色度点としてx>0.68を実現することができた。
また、この場合においては、放電ランプの赤色帯域の光の光量比は、3%程度であった。
また、この第3の実施形態例は、固体光源1及び放電ランプ2からの出射光はそれぞれその光軸上に第1及び第2フライアイレンズ、コンデンサーレンズを配置し、これらの光学系を別個に構成した例である。
一般に、放電ランプには200℃程度の温度が要求されるのに対して、レーザダイオード等においては20℃程度が要求されるため両者の熱設計が難しくなる。本実施形態例においては、第1及び第2フライアイレンズ、コンデンサーレンズを別個に配置することによって、第1フライアイレンズと第2フライアイレンズとの距離をある程度保つ設計が必要であるが、その分各光源の距離を十分取ることができるので、熱設計は分離して行えるという利点を有する。
以上説明したように、本発明の画像投影装置及び画像投影方法によれば、第1光源である固体光源と、第2光源である放電ランプとの赤色帯域の光の光量を調整して合成することによって、従来困難であったより広い色域のカラー画像投影が可能となる。
さらに、本発明構成の画像投影装置及び画像投影方法においては、以下の利点を有する。
一般に、従来の画像投影装置に用いられる超高圧水銀ランプは、赤色帯域の光を十分反射させるために、そのリフレクター3の反射特性は特殊な構造とされる。図8に従来の放電ランプのリフレクターの一例における反射率特性を示す。図8においては、実線Sは超高圧水銀ランプから出射される光のスペクトル、実線R1は、リフレクターの反射特性を示す。図8に示すように、従来は反射膜の反射率は波長670nm〜680nm程度まで十分高い反射率を有し、波長680nm程度において急激に反射率が低減する特性とするために、その膜構造はきわめて複雑な構造であり、高価なものとなっている。
これに対し、本発明の画像投影装置、画像投影方法に用いる放電ランプとしては、その赤色帯域の光は調整部において所望の光量比に調整する構成とされ、またその光量比も10%程度以下と比較的低い光量で十分であり、放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量、すなわちリフレクターによる反射光量を大とする必要はない。
したがって、本発明の画像投影装置、画像投影方法に用いる放電ランプのリフレクターの反射特性としては、少なくとも一部の赤色帯域の光の反射率を、他の波長帯域、すなわち青色帯域及び緑色帯域の光の反射率に比して低く選定することができ、例えば図9において実線R2で示すように、赤色帯域において比較的なだらかに反射率が低下する特性であっても問題がない。
このため、従来のリフレクターの反射膜においては30層程度以上必要であった層数が、本発明の画像投影装置に用いるリフレクターにおいては、20数層で反射膜を構成することができる。また、膜質の管理も従来に比して非常に簡易化することができ、大幅なコストの低減化を実現することができる。
以上述べたように、本発明の画像投影装置、画像投影方法によれば、光源として、赤色レーザダイオード等の固体光源と、超高圧水銀ランプ等の放電ランプとを用い、青色、緑色光を担当する光変調部には超高圧水銀ランプからの光束、赤色光を担当する光変調部には固体光源からの光束に、放電ランプからの赤色帯域の光の光量を削除又は低減して調整した光束が合成された光が入射することにより、広色域で性能の優れた画像投影装置を実現することができる。
なお、本発明の画像投影装置及び画像投影方法は、上述の各実施形態例に限定されるものではなく、光源の構成、また光源と各光学部品の配置構成等において種々の変更が可能であり、また光変調部としては、透過型及び反射型の液晶パネルに限定されるものではなく、DMDなどの反射型光変調素子など、種々の光変調部を利用することができる。
本発明の画像投影装置の一実施形態例の概略構成図である。 本発明の画像投影装置の一実施形態例の光変調部に入射する光束のスペクトルを示す図である。 比較例による画像投影装置の光変調部に入射する光束のスペクトルを示す図である。 Aはダイクロイックミラーの一例の透過率特性を示す図である。Bはダイクロイックミラーの一例の透過率特性を示す図である。Cはダイクロイックミラーの一例の透過率特性を示す図である。 本発明の画像投影装置の一実施形態例の光変調部に入射する光束のスペクトルを示す図である。 ダイクロイックミラーの組み合わせの各例に対する透過率特性を示す図である。 本発明の画像投影装置の一実施形態例の概略構成図である。 放電ランプの一例のスペクトル及びリフレクターの反射特性を示す図である。 放電ランプの一例のスペクトル及びリフレクターの反射特性を示す図である。 放電ランプの一例のスペクトルを示す図である。 放電ランプの一例のカラーフィルタ通過後のスペクトルを示す図である。
符号の説明
1.固体光源、2.放電ランプ、3.リフレクター、4.コリメートレンズ、5.第1のダイクロイックミラー、6.第1フライアイレンズ、7.第2フライアイレンズ、8.偏光ビームスプリッター、9.コンデンサーレンズ、10.ダイクロイックミラー、11.ミラー、12.第2のダイクロイックミラー、13.ミラー、14.ミラー、15.レンズ、16.レンズ、17R.フィールドレンズ、17G.フィールドレンズ、17B.フィールドレンズ、18R.液晶パネル、18G.液晶パネル、18B.液晶パネル、19.クロスプリズム、20.投影レンズ、31.第1のダイクロイックミラー、32.第2のダイクロイックミラー、33.第3のダイクロイックミラー、50.画像投影装置、51.光源、52.光変調部、53.投影光学部、54A.調整部、54B.調整部

Claims (10)

  1. 光源と、上記光源からの光を情報に対応して変調する光変調部と、上記光変調部から出射される光を投影する投影光学部とを少なくとも有する画像投影装置であって、
    上記光源は、赤色帯域の光を出射する固体光源と、放電ランプとより成り、
    上記放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量が調整される調整部が設けられて成る
    ことを特徴とする画像投影装置。
  2. 上記放電ランプから出射される光のうち、少なくとも上記固体光源の出射光の波長より短い波長帯域の光が上記調整部により低減又は削除される
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  3. 上記放電ランプから出射され上記投影光学部を透過した後の赤色帯域の光の出力が、上記固体光源から出射され上記投影光学部を透過した後の出力の0%以上50%以下とされて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  4. 上記調整部が、少なくとも第1及び第2のダイクロイックミラーより成る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  5. 上記第1及び第2のダイクロイックミラーの分離波長がそれぞれλ1、λ2とされ、
    λ1<λ2
    とされて成る
    ことを特徴とする請求項4記載の画像投影装置。
  6. 上記第1及び第2のダイクロイックミラーのうち少なくとも一方により、上記固体光源から出射される光と上記放電ランプから出射される光が合成され、
    残りのダイクロイックミラーによって、上記固体光源から出射される光と、上記放電ランプから出射される光が分離される構成とされた
    ことを特徴とする請求項4記載の画像投影装置。
  7. 上記第1及び第2のダイクロイックミラーのうち少なくとも一方により、上記固体光源から出射される光と上記放電ランプから出射される光が合成され、
    残りのダイクロイックミラーによって、上記固体光源から出射される光及び上記放電ランプから出射される一部の赤色帯域の光と、上記放電ランプから出射される残りの波長帯域の光とが分離される構成とされた
    ことを特徴とする請求項4記載の画像投影装置。
  8. 上記固体光源が赤色レーザダイオードより成り、
    その発振波長が640nm以上650nm以下とされる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  9. 上記放電ランプはリフレクターを有し、
    上記リフレクターは、少なくとも一部の赤色帯域の反射率が、他の波長帯域の反射率に比して低く選定されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  10. 赤色帯域の光を出射する固体光源と放電ランプとより光源を構成し、
    上記放電ランプから出射される赤色帯域の光の光量を調整して上記固体光源から出射される光に重畳し、光変調部により変調して画像を投影する
    ことを特徴とする画像投影方法。


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