JP2008111508A - 往復動軸用密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復動軸用密封装置のシール性を向上させる。
【解決手段】互いに軸方向反対側を向いたオイルリップ12及びダストリップ13を備え、オイルリップ12に、その先端近傍のメインエッジ121と、それより基部123側のサブエッジ122が形成され、ダストリップ13に対ダスト用シールエッジ131が形成され、サブエッジ122と対ダスト用シールエッジ131の間に第二のサブエッジ133が形成される。第二のサブエッジ133におけるサブエッジ122側を向いた斜面133aの軸2に対する接触角度αが、対ダスト用シールエッジ131側を向いた斜面133bの接触角度βよりも大きく、第二のサブエッジ133が、金属環11と接合されたオイルリップ12とダストリップ13との中間部17又はそれよりダストリップ13側に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばピストンロッドなどのような往復動軸の軸周をシールする往復動軸用密封装置に関する。
二輪車における油圧緩衝器(フロントフォーク)のピストンロッド等の軸周シール手段として用いられる往復動軸用密封装置の典型的な従来技術としては、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平11−63072号公報
図4は、上記特許文献1に記載されたものと同種の従来の往復動軸用密封装置を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図、図5は、図4の往復動軸用密封装置の装着状態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。すなわち、この密封装置100は、金属環104の内周部にゴム状弾性材料によって一体的に成形されたオイルリップ101及びダストリップ102と、前記金属環104の外周部にゴム状弾性材料によって一体的に成形された外周シール部103とを有する。
オイルリップ101及びダストリップ102は、外周に、緊迫力を補償するためのエキステンションスプリング105,106がそれぞれ装着され、内周がピストンロッド200の外周面に適当な締め代で密接するものであり、このうちオイルリップ101は、フロントフォークの内部空間Aのオイルが外部空間Bへ流出するのを阻止するものであり、ダストリップ102は、外部空間Bから異物がフロントフォークの内部空間Aへ侵入するのを阻止するものである。また、外周シール部103は、適当なつぶし代をもって、フロントフォークのアウターシェル(不図示)の端部に設けられたシールハウジング300の内周に圧入固定されるものである。
この種の往復動軸用密封装置100は、オイルリップ101が、その外周面に内部空間Aの内圧Pを受けるため、この内圧Pの上昇によって変形して内周面全体がピストンロッド200の外周面に摺接し、早期摩耗や異常発熱を来すおそれがある。そこで従来は、オイルリップ101の内周面を、二段のエッジを有する形状とし、すなわちオイルリップ101の先端近傍の内周面に形成したメインエッジ101aのほかに、それよりダストリップ102側に位置するサブエッジ101bを形成し、このサブエッジ101bをメインエッジ101aと共にピストンロッド200の外周面と摺接させることによって、オイルリップ101の内周面全体がピストンロッド200の外周面に摺接するのを防止している。
また、サブエッジ101bも、メインエッジ101aと同様に全周がピストンロッド200の外周面に摺接することによって、シール機能を奏するものである。すなわち、ピストンロッド200が図5における上方へ移動した場合に、オイルリップ101の下側の内部空間Aから、ピストンロッド200の外周面に付着した状態でメインエッジ101aの摺動部を上方へ向けて通過したオイルを、サブエッジ101bが掻き落とすようになっている。掻き落とされたオイルは、ピストンロッド200が下方へ移動する過程で、メインエッジ101aの摺動部を通過して内部空間Aへ戻される。
しかしながら、ピストンロッド200が図5における上方へ比較的高速で移動した場合は、このピストンロッド200の外周面に付着した状態でオイルリップ101におけるメインエッジ101aの摺動部を上方へ向けて通過したオイルが、さらにサブエッジ101bの摺動部へもクサビのように介入しやすく、しかも摺動部のスティック−スリップ現象などによるオイルリップ101の振動も起こりやすくなる。このため、サブエッジ101bが十分にオイルを掻き落としきれず、外部空間Bへのオイル漏れを発生するおそれがあった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、往復動軸用密封装置のシール性を向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る往復動軸用密封装置は、軸方向相対移動可能な軸の外周を密封する密封装置であって、互いに軸方向反対側を向いたオイルリップ及びダストリップを備え、前記オイルリップに、その先端近傍で前記軸の外周面と密接されるメインエッジと、それより基部側で前記軸の外周面と密接されるサブエッジが形成され、前記ダストリップに前記軸の外周面と密接される対ダスト用シールエッジが形成され、前記サブエッジと対ダスト用シールエッジの間に前記軸の外周面と密接される第二のサブエッジが形成されたものである。
上記構成において、オイルリップのメインエッジは、最も内側(密封対象空間側)でオイルに対するシールを行うものであり、サブエッジは、オイルリップの中腹を内周側から支承すると共に、メインエッジの摺動部を外側へ向けて通過したオイルを掻き落とすものであり、ダストリップの対ダスト用シールエッジは、外部からの異物の侵入を遮断するものである。また、第二のサブエッジは、軸が軸方向外側へ比較的高速で相対移動したような場合に、サブエッジの摺動部を外側へ向けて通過したオイルを掻き落とすものである。
上記構成における好ましい例としては、第二のサブエッジにおけるサブエッジ側を向いた斜面が軸の外周面に対してなす接触角度を、対ダスト用シールエッジ側を向いた斜面が前記軸の外周面に対してなす接触角度よりも大きくする。このようにすることで、オイルに対する掻き落とし機能を一層有効にできる。
上記構成における他の好ましい例としては、第二のサブエッジが、金属環と接合されたオイルリップとダストリップとの中間部の内周又はそれよりダストリップ側の内周に形成される。第二のサブエッジをオイルリップ側に形成した場合は軸が軸方向外側へ向けて相対移動している時に、メインエッジ、サブエッジ及び第二のサブエッジの摺動抵抗によって、オイルリップに圧縮方向の引きずり変形や振動が発生しやすくなるが、第二のサブエッジを金属環との接合部であるオイルリップとダストリップとの中間部の内周あるいはそれよりダストリップ側に形成することで、このような振動の発生を抑制できる。
請求項1の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、軸が軸方向外側へ比較的高速で移動することによって、メインエッジの摺動部から更にサブエッジの摺動部も通過した軸外周面のオイルを、第二のサブエッジが掻き落とすため、シール性を向上させることができる。
請求項2の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、第二のサブエッジにおけるサブエッジ側を向いた斜面の接触角度が対ダスト用シールエッジ側を向いた斜面の接触角度よりも大きいため、オイルに対する有効な掻き落とし機能を得ことができる。
請求項3の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、第二のサブエッジがダストリップ側に形成されるので、その摺動抵抗によってオイルリップに圧縮方向の引きずり変形や振動を発生することがなく、オイルリップの耐久性及びシール性を向上することができ、オイルリップの軸方向長さを長くする必要もない。
以下、本発明に係る往復動軸用密封装置の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る往復動軸用密封装置を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図、図2は、本発明に係る往復動軸用密封装置の装着状態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図、図3は、図2の要部を拡大して示す断面図である。
本発明に係る往復動軸用密封装置(以下、単に密封装置という)1は、図1に示されるように、金属環11と、その内周部にゴム状弾性材料によって一体的に成形され、互いに軸方向反対側を向いたオイルリップ12及びダストリップ13と、金属環11の外周部にゴム状弾性材料によって一体的に成形された外周シール部14と、オイルリップ12及びダストリップ13の外周に装着されたエキステンションスプリング15,16とを備える。オイルリップ12、ダストリップ13及び外周シール部14は、不図示の金型内に、予め加硫接着剤を塗布した金属環11を位置決めセットし、型締め状態においてこの金属環11と金型内面との間に画成された環状のキャビティ内に、成形用未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することにより、加硫成形と同時に金属環11と加硫接着されたものである。
金属環11は、金属のプレス成形品であって、外周筒部11aと、その軸方向一端(図2の装着状態において外側を向く端部)から内周側へ断面略U字形に折り返された形状に延びる折り返し部11bと、更にそこから、軸心Oと直交する平面状をなして内周側へ延びる内周フランジ部11cとからなる。
オイルリップ12は、金属環11の内周フランジ部11cから折り返し部11bと反対側へ向けて、先端が小径となる略円錐筒状をなして延び、内周に、先端近傍に位置するメインエッジ121と、それより基部123側の、オイルリップ12の中腹部に位置するサブエッジ122が、それぞれ略V字形の断面形状をなして円周方向へ連続して突出形成されている。
ダストリップ13は、基部132が金属環11の内周フランジ部11cの内周側に加硫接着された中間部17を介して、オイルリップ12の基部123と連続しており、前記基部132から、オイルリップ12と反対側(折り返し部11bが向いた側)へ向けて、先端がやや小径となる略円錐筒状をなして延び、先端近傍の内周に、アール状の凸面をなす対ダスト用シールエッジ131が円周方向へ連続して突出形成されている。
オイルリップ12のサブエッジ122と、ダストリップ13の対ダスト用シールエッジ131の間には、第二のサブエッジ133が略V字形の断面形状をなして円周方向へ連続して突出形成されている。この第二のサブエッジ133は、金属環11の内周フランジ部11cよりもダストリップ13側、すなわちダストリップ13の基部132の内周に位置している。
外周シール部14は、金属環11の外周筒部11aと折り返し部11bを埋設した状態で成形されたものであって、外周筒部11aの外周面を覆う筒状部分14aにおいて固定シールをなし、内周部は金属環11の内周フランジ部11cに沿って延びて、オイルリップ12及びダストリップ13の基部123,132と連続している。
エキステンションスプリング15,16は、ガータスプリングとも呼ばれ、金属製の長いコイルスプリングを環状に繋げたものであって、オイルリップ12におけるメインエッジ121の外周側に形成された環状溝124、及びダストリップ13における対ダスト用シールエッジ131の外周側に形成された環状溝134にそれぞれ嵌着され、オイルリップ12及びダストリップ13の緊迫力及び径方向追随性を補償するものである。
上述の構成を備える密封装置1は、図2に示されるように、例えば二輪車における油圧緩衝器(フロントフォーク)のピストンロッド2の軸周シール手段として用いられる。そして、フロントフォークのアウターシェル(不図示)の端部に設けられたシールハウジング3の内周面に、オイルリップ12が内部空間Aを向くようにして、外周シール部14が適当なつぶし代をもって圧入固定され、オイルリップ12及びダストリップ13の内周に形成されたメインエッジ121、サブエッジ122、第二のサブエッジ133及び対ダスト用シールエッジ131が、シールハウジング2の内周からフロントフォーク内部へ挿通されて軸方向相対移動可能なピストンロッド2の外周面に、摺動可能に密接されるものである。なお、ピストンロッド2は、請求項1に記載された軸に相当する。
オイルリップ12は、内周に形成されたメインエッジ121がピストンロッド2の外周面に適当な締め代をもって摺動可能に密接することによって、フロントフォークの内部空間Aのオイルを封止するものである。また、ダストリップ13は、対ダスト用シールエッジ131がピストンロッド2の外周面に適当な締め代をもって摺動可能に密接することによって、外部空間Bから異物がフロントフォークの内部空間Aへ侵入するのを阻止するものである。
オイルリップ12は、内部空間Aの圧力(内圧)によって内周面全体がピストンロッド2の外周面にベタ当たりするようなことがないように、中腹部が、ピストンロッド2の外周面に摺動可能に密接されたサブエッジ122によって支承される。
ここで図3に示されるように、第二のサブエッジ133におけるサブエッジ122側を向いた斜面133aが、ピストンロッド2の外周面に対してなす接触角度αは、この第二のサブエッジ133における対ダスト用シールエッジ131側を向いた斜面133bがピストンロッド2の外周面に対してなす接触角度βよりも大きいものとなっている(α>β)。
一方、メインエッジ121及びサブエッジ122も、図2に示されるように、それぞれ内部空間A側を向いた斜面121a,122aがピストンロッド2の外周面に対してなす接触角度は、その反対側の斜面121b,122bがピストンロッド2の外周面に対してなす接触角度よりも大きいといった、第二のサブエッジ133の両側斜面133a,133bと同様の角度関係が設定されている。
また、サブエッジ122は、上述のような、オイルリップ12に対する支承機能に加えて、オイル掻き落とし機能を奏する。すなわち、ピストンロッド2が図2における上方へ移動した場合に、オイルリップ12の下側の内部空間Aから、ピストンロッド2の外周面に付着した状態でメインエッジ121の摺動部を上方へ向けて通過したオイルを、サブエッジ122が掻き落とすようになっている。掻き落とされたオイルは、ピストンロッド2が下方へ移動する過程で、ピストンロッド2の外周面に対する接触角度の小さい斜面121bからメインエッジ121の摺動部へ容易に介入して下方へ通過し、内部空間Aへ戻される。
ピストンロッド2が図2における上方へ比較的高速で移動した場合は、このピストンロッド2の外周面に付着したオイルが、オイルリップ12におけるメインエッジ121の摺動部を上方へ向けて通過した後、更にサブエッジ122の摺動部へもクサビのように介入し、しかも摺動部のスティック−スリップ現象などによるオイルリップ12の振動も起こりやすくなって、サブエッジ122によるオイルの掻き落としが十分になされなくなることがある。したがって、このような場合は、ピストンロッド2の外周面に付着したオイルの一部がサブエッジ122の摺動部を更に上方へ通過することになるが、このオイルは、第二のサブエッジ133によって有効に掻き落とされる。
これについて、更に詳しく説明すると、先に述べたように、第二のサブエッジ133は、ピストンロッド2の外周面に対するサブエッジ122側の斜面133aの接触角度αが、対ダスト用シールエッジ131側を向いた斜面133bの接触角度βよりも大きいため、ピストンロッド2が図3における上方へ移動するのに伴ってオイルが斜面133aの内周(第二のサブエッジ133の摺動部)へ介入するクサビ効果が小さくなる。
また、ピストンロッド2が図3における上方へ移動する過程では、ダストリップ13には、摺動部のスティック−スリップ現象による振動が発生しにくいため、ダストリップ13の基部132の内周に位置する第二のサブエッジ133の摺動部が、このような振動によって開いてしまうこともない。しかも、第二のサブエッジ133は、金属環11の内周フランジ部11cよりもダストリップ13側に存在するので、オイルリップ12にそのメインエッジ121やサブエッジ122の摺動部のスティック−スリップ現象などによって振動を生じても、この振動は前記内周フランジ部11cで遮断され、第二のサブエッジ133には殆ど伝達されない。
したがって、ピストンロッド2の外周面に付着したオイルの一部がサブエッジ122の摺動部を上方へ通過しても、このオイルは、第二のサブエッジ133の摺動部を上方へ容易に通過することができずに掻き落とされることになる。そして、掻き落とされたオイルは、ピストンロッド2が下方へ移動する過程で、ピストンロッド2の外周面に対する接触角度の小さい斜面122bからサブエッジ122の摺動部へ容易に介入して下方へ通過し、更に、接触角度の小さい斜面121bからメインエッジ121の摺動部へ容易に介入して下方へ通過し、内部空間Aへ戻される。
そして例えば、第二のサブエッジ133をオイルリップ12側に形成した場合は、その分、オイルリップ12の軸方向長さを長くする必要があり、しかもこの場合は、ピストンロッド2が図2における上方へ移動する時に、メインエッジ121、サブエッジ122及び第二のサブエッジ133の摺動部に作用する摺動抵抗が、すべてオイルリップ12の圧縮方向に作用するので、オイルリップ12に引きずり変形や振動が発生しやすくなる。これに対し、本発明によれば、第二のサブエッジ133がダストリップ13の基部132の内周に位置して形成されていることから、オイルリップ12の長さを長くする必要はなく、その耐久性及びシール性も向上することができる。
また、α>βであるため、ピストンロッド2が図2における下方へ向けて移動する過程で生じる第二のサブエッジ133の摺動抵抗は、比較的小さなものとなり、しかもこの第二のサブエッジ133は、金属環11の内周フランジ部11cと接合された基部132の内周に位置しているため、第二のサブエッジ133の摺動抵抗によるダストリップ13の圧縮方向の引きずり変形の増大も抑制することができる。
なお、上述した実施の形態では、第二のサブエッジ133を、ダストリップ13の基部132の内周に形成したが、オイルリップ12とダストリップ13との互いの連続部であって金属環11の内周フランジ部11cの内周に位置する中間部17の内周面に、第二のサブエッジ133を形成しても、同様の効果を得ることができる。
本発明に係る往復動軸用密封装置を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。 本発明に係る往復動軸用密封装置の装着状態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 従来の往復動軸用密封装置を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。 図4の往復動軸用密封装置の装着状態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す片側断面図である。
符号の説明
1 往復動軸用密封装置
11 金属環
12 オイルリップ
121 メインエッジ
122 サブエッジ
123 基部
13 ダストリップ
131 対ダスト用シールエッジ
132 基部
133 第二のサブエッジ
133a,133b 斜面
14 外周シール部
15,16 エキステンションスプリング
17 中間部
2 ピストンロッド(軸)
3 シールハウジング
A 内部空間
B 外部空間

Claims (3)

  1. 軸方向相対移動可能な軸(2)の外周を密封する密封装置(1)であって、互いに軸方向反対側を向いたオイルリップ(12)及びダストリップ(13)を備え、前記オイルリップ(12)に、その先端近傍で前記軸(2)の外周面と密接されるメインエッジ(121)と、それより基部(123)側で前記軸(2)の外周面に密接されるサブエッジ(122)が形成され、前記ダストリップ(13)に前記軸(2)の外周面と密接される対ダスト用シールエッジ(131)が形成され、前記サブエッジ(122)と対ダスト用シールエッジ(131)の間に前記軸(2)の外周面と密接される第二のサブエッジ(133)が形成されたことを特徴とする往復動軸用密封装置。
  2. 第二のサブエッジ(133)におけるサブエッジ(122)側を向いた斜面(133a)が軸(2)の外周面に対してなす接触角度(α)が、対ダスト用シールエッジ(131)側を向いた斜面(133b)が前記軸(2)の外周面に対してなす接触角度(β)よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用密封装置。
  3. 第二のサブエッジ(133)が、金属環(11)と接合されたオイルリップ(12)とダストリップ(13)との中間部(17)の内周又はそれよりダストリップ(13)側の内周に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用密封装置。
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