JP5225987B2 - シール及びシール構成 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに相対的に動く2つの機械部品間の封止面を封止するためのシールであって、そのシールのシール本体が、機械部品の一方における溝内で溝底部に向って配置された保持部と、溝内で封止面に対向するように配置された封止部と、封止部と保持部との間にある弾性接続部とを有し、そのシールは、保持部及び接続部間にある凹部と接続部及び封止部間にある別の凹部とを有するシールに関し、また、そのシールが、互いに対して動くことができる2つの機械部品のうちの一方にある溝内に配置されるシール構成に関する。
このようなシールはS形又はZ形の基本断面形状を有しており、この基本形状によって凹部が形成される。シールは、通常、例えばポリウレタン又はゴムといったようなゴム弾性材料から一体部品として製造され、半径方向に対称性を有するシールリングとして構成される。この実施の形態では、シールは、例えば空気圧シリンダ又は弁といったような空気圧を用いた用途における封止用のロッドシール又はピストンシールとして使用され、且つ/又は、例えば高圧用途においては回転シールとして使用されてよい。
このようなシールは、通常、互いに相対移動する軸方向に且つ/又は回転するように動く2つの機械部品の間で、これらの機械部品の一方における表面にある溝に挿入され、この表面は、第2の機械部品の表面によって構成される封止面の反対側に配置される。したがって、これらの表面の間には、封止すべきシーリングギャップが存在する。シールリングの場合、2つの表面は互いに同軸的に配置される。通常、ピストンシールの場合には、溝は機械部品の内側に配置され、ロードシールの場合には、溝は機械部品の外側表面上に配置される。弾性接続部は、通常少なくとも1つのシールリップを有する封止部と保持部との間でばねとして機能する。保持部は、可能な限り静止状態である溝の底部上へのシールの着座を可能にするような寸法である。
このようなシールが例えば空気圧シリンダに使用される場合、圧力を受ける媒介物、すなわち、例えばオイル及び/又は空気といったような圧力区画にある流体が、往復動可能にシールに加えられる。所望の封止効果を得るために、シールは予圧縮された状態で溝に挿入される。これにより、封止面に向かうように配置された封止部の表面が接続部の弾性作用によって封止面に押圧される程度までシールを圧縮することができる。シールリングの場合、シールリングは半径方向に圧縮される。媒体が加えられるときにシールの凹部内に圧力がかかる。圧力を受けた媒体が凹部に流れ込むことにより、接続部のばね作用に加えて封止部が封止面に押圧される。この目的のために、このようなシールは、溝の壁に対向している表面(側面)と溝の壁との間に間隔があいた状態で溝内に挿入される。したがって、媒体は、溝の壁と側面との間の凹部に自由に流れ込むことができる。
封止部に隣接する凹部は、例えば空気圧シリンダの作動中に動作不良を起こす場合がある。封止部は、シールによって且つ/又は媒体の交互の圧力によって互いに対して封止された複数の機械部品の作動中にシールに作用する力を受けて溝内で反転する場合がある。そのような場合、これらの側面の一方に圧力p1が作用するとき、反対側、すなわち第2の側面側に第2の圧力p2が加わり、これにより、シールが封止面から持ち上げられて離れる場合がある。このような緩みが発生すると封止効果が得られなくなる。この動作不良はシールのブローバイ(blow−by)と呼ばれる。封止機能は、双方の側面から圧力を取り除くことによってのみ修復され得る。
欧州特許第0906528(B1)号明細書は、シールリングとして構成されたこのような種類のシールを開示しており、このシールでは、ブローバイに対する予防措置が既に取られている。この目的のために、シールリングは半径方向圧力均等化ダクトを有しており、このダクトは、シールリングの両側面上にある媒介物がシールリングの凹部に流れ込むのを可能にする。しかしながら、この半径方向圧力均等化ダクトは封止部が反転するのを防止することができない。
したがって、場合によっては、これらのシールはあるブロック上で押圧された状態で装着される、すなわち、シールリングの場合には、シールは半径方向において強く圧縮され、その結果、凹部が媒体部分で満たされて、すなわちシールが装着状態においてその機能を実質的に果たすことができなくなる、すなわち圧力の作用を許容しなくなる。この場合、動的封止領域においてシールの該当区間が反転するのは防止されるが、シールの機能的挙動が相当な程度まで悪影響を受け、その結果摩擦が強まる。
本発明の目的は、従来技術の欠点を回避する、詳細には、あらゆる装着状態において良好な封止機能を維持しながらブローバイによる動作不良の発生を回避するシール及びシール構成を提供することにある。
この目的は独立請求項の構成要素によって達成される。従属請求項は本発明の好適な実施形態を表している。
互いに相対的に動く2つの機械部品の間の封止面を封止するための本発明のシールは、第1の機械部品を第2の機械部品に対して封止するためのシールであって、前記第1の機械部品は封止面を有し、前記第2の機械部品は前記封止面に対向する溝を有し、前記第1の機械部品および前記第2の機械部品は互いに相対的に動き、該シールのシール本体が、前記機械部品の一方における溝内に溝底部に向って配置された保持部と、前記溝内で前記封止面に対向するように配置された封止部と、前記封止部と前記保持部との間に配置された弾性接続部と、前記保持部及び前記接続部間に半径方向に配置された第1の凹部と、前記接続部及び前記封止部間に半径方向に配置された第2の凹部とを有するシールにおいて、S形又はZ形の基本断面形状を有し、前記第1の凹部および前記第2の凹部が前記基本断面形状によって形成されるシールリングとして構成される前記シールは、前記シール本体に関して延在し、且つ前記封止部と前記接続部との間にある前記第2の凹部内に突出する複数の断続リブを備える溝壁スペーサ要素を有し、隣接する前記リブの間の断続部は、前記第2の凹部内の軸方向に延在し、且つ前記シール本体の側面において半径方向に延在する複数の圧力均等化ダクトを画定する。
本発明によれば、シール本体に関して延在する溝壁スペーサ要素は複数の断続リブを備え、隣接するリブの間の断続部は、第2の凹部内の軸方向に延在し、且つシール本体の側面において半径方向に延在する複数の圧力均等化ダクトを画定する
溝壁スペーサ要素の隣接するリブの間の断続部は複数の圧力均等化ダクトを画定するので、たとえシールが装着状態で圧縮されている場合でも、第2の凹部を圧力均等化ダクトによって少なくとも部分的に開いた状態に維持し、封止面に対向しているシールの封止部の表面への圧力作用のための圧力区画から第2の凹部内への媒体の妨げのない流れを可能にする。したがって、封止面に近接する第2の部の空洞に、複数の圧力均等化ダクトを介して、シールリングの圧力を作用させるための媒体を流し込むことができる。これにより、たとえシールが強く圧縮されている場合でも、シールの圧力が確実に作用することになる。また、溝壁スペーサ要素はシールを支持しており、シールが反転するのを防止して、ブローバイの発生に抗して作用することができる。これにより、往復可能に回転運動することができるシールとして本発明のシールを正常に配置することが可能となる
半径方向において対称性を有する、例えばピストンシリンダ機構又は回転シャフトといったような複数の機械部品の間で本発明のシールを使用するために、シールはシールリングとして構成される。シリンダ内を動くピストンの場合、シールリングの封止部は、半径方向外側に配置されてもよく、これにより、通常、シールリングをピストンの溝に挿入することができるようになる。ロッドシールを使用する場合、好ましくは、シールリングの封止部は半径方向内側に配置されなければならない。
スペーサ要素が凹部の長手方向に延びるリブとして構成される場合、すなわちシールリングが半径方向に円弧状に突き出る場合、スペーサ要素は、凹部の内側部分にある空洞をつながった状態で残すように構成されてよく、すなわち、シールリングの場合、その空洞が、好ましくは媒体を接続ダクトを通って流し込むことができるように、周方向に沿って延在する。このようにして、シールの全長に亘って又はその周全体の周りに均等に圧力を作用させることができるようになる。別な方法として、スペーサ要素は、断続的な例えば円錐状の突起部で構成されてもよい。
シールが接続部と保持部との間の凹部の間に少なくとも1つの圧力均等化ダクトを有し、さらにシールの少なくとも1つの表面が溝の壁に向かうように配置される場合、上述した幾何学的条件により、溝底部のところにある保持部へも確実に圧力を作用させることができるようになる。
圧力均等化ダクトは、単純に、スペーサ要素内で断続部として構成されてもよい。圧力均等化ダクトはまたシール本体内で穴として構成されてもよく、これらの穴は凹部と溝の壁に向かうように配置されたシールの表面とを接続する。シールリングの場合、これらの穴は少なくとも部分的に軸方向に延びている。
特に有益な実施の形態では、シールは溝壁スペーサ要素を有しており、この場合、圧力均等化ダクトは、この溝壁スペーサ要素内で少なくとも一部分が断続部として構成される。その結果、これらの圧力均等化ダクトは、少なくとも部分的に、溝底部から封止面に向かう方向に、すなわちシールリングの場合には、半径方向外側延びている。別の凹部上の封止部領域において溝壁スペーサ要素及びスペーサ要素が互いの延長部分である場合、シールの製造が容易になる。
本発明のシール構成では、本発明のシールが、互いに相対的に動く2つの機械部品の一方にある溝内に配置される。
本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 本発明のシール構成の断面図である。 (a)〜(c)は、本発明のシールリングを示す図であって、斜視図を含む種々の図である。
図面を参照しながら実施の形態を用いて本発明をより詳細に説明する。
これらの図面は、本発明の対象を非常に概略的に示しているものであり、縮尺図ではない。本発明の対象の個々の構成部品を、その構造が明確に認識するように示している。
図1から図4は、基本断面形状がS形である本発明のシール1を備える本発明のシール構成を示しており、ここでは、シール1が、シール1のシール本体内にある穴として構成された圧力均等化ダクト3を有する。シール1は、好ましくは、ゴム弾性材料の単一部品として作られる。
本発明のシール1は、互いに相対的に動く機械部品6,7の間にある封止面5を封止するために、機械部品の一方7における溝8に挿入される。例えば空気圧用のピストンといったような第2の機械部品7の両側には、それぞれ圧力p及びpを受けている媒体が存在する。シール本体は、溝底部に向かうように配置された保持部10と、溝8内で封止面に向かうように配置された封止部11と封止部11及び保持部10間にある弾性接続部12とを有する。シール1のシール本体には、保持部11と接続部12との間に凹部20が構成されている(封止面により近い凹部)。接続部12と封止部10との間には別の凹部21が構成されている(溝底部により近い凹部)。シール1のシール本体上には、凹部20,21内に延びるスペーサ要素25が構成されている。スペーサ要素25は、凹部20,21の長手方向に、すなわちシールリングの場合には半径方向に延びるリブとして構成される。これらの図では、封止面5に対向する封止部11の表面は湾曲している。この湾曲の程度によってシールリップが形成される。
圧力均等化ダクト3は、凹部20,21と溝8の壁、すなわちシール1の側面に対向するように配置されたシール1の対応表面との間にある圧力均等化導管を形成する。
圧力均等化ダクト3は、図示したシール1では、双方の凹部20、21まで延びていることから、圧力の作用により、封止効果及び溝底部上への保持部10の着座の両方を向上させる。後者の特性は、本発明のシール1を回転シールとして使用する場合には特に有益である。
図1では、1つの圧力均等化ダクト3が封止部11内に配置され、1つの圧力均等化ダクト3が保持部10内に配置されている。図1では、スペーサ要素25のリブは、封止部11及び保持部10上に成形されている。
図2では、2つの圧力均等化ダクト3が接続部12内に配置されている。図2では、スペーサ要素25のリブは、封止部11及び保持部10上に成形される。
図3では、2つの圧力均等化ダクト3が接続部12内に配置される。図3では、スペーサ要素25のリブは接続部12上に成形される。
図4では、1つの圧力均等化ダクト3が前記封止部11内と前記保持部10内とに配置されている。図4では、スペーサ要素25のリブは接続部12上に成形される。
図5では、1つの圧力均等化ダクト3が封止部11内に配置されている。図5では、スペーサ要素25のリブは封止部11上に成形される。
図5から図8では、本発明のシール構成が断面図で示されており、シール1が、シール本体内に圧力均等化ダクト3として1つ又は複数の穴を有する。封止部11と接続部12との間の凹部20のみが圧力均等化ダクト3及びスペーサ要素25を有する。図5及び図6では、スペーサ要素25としてリブが封止部11上に成形され、一方、図7及び図8では、スペーサ要素25としてリブが接続部12上に成形される。図5及び図8では、圧力均等化ダクト3として穴が封止部11内に配置され、一方、図6及び図7では、圧力均等化ダクト3として穴が接続部12内に配置される。
図9から図12では、本発明のシール構成が断面図で示されており、ここでは、シール1が、スペーサ要素25として、すなわち凹部20,21の支持部として断続的な、例えば円錐又はリブ状の突起部を有し、さらに、スペーサ要素25間に圧力均等化ダクト3を有する。図5から図9と同様に、図11及び図12では、スペーサ要素25が、封止面により近い凹部20上のみに存在する。圧力均等化ダクト3は、断続的な突起部の間の空間として又はリブ状の突起部の断続部として構成される。各図に示した断面はこれらの空間又は断続部を通るように延びている。図9では、スペーサ要素25は接続部12上に成形されている。図10では、スペーサ要素25は封止部11及び保持部10上に成形されている。図11では、スペーサ要素25は封止部11上に成形されている。図12では、スペーサ要素25は接続部12上に成形されている。
図13は、軸方向及び半径方向の圧力均等化ダクト3を構成するためのリブ状の突起部を備える本発明のシール1が種々の視点で示しており、図13(a)では、装着前の本発明のシールリング1の半断面図を示しており、図13(b)では、互いに相対的に動く機械部品6,7間の溝8に装着されたシールリング1を含む本発明のシール構成の半断面図を示し、図13(c)は、切断されたシールリング1の部分立体図を示している。各断面図は圧力均等化ダクト3の一方を通っている。放射状の周溝壁スペーサ要素30が、シールリング1上に成形される。シールリング1における半径方向の対称性の故に、凹部20,21も半径方向に対称性を有するように構成される。封止面により近い凹部20上の溝壁スペーサ要素30は、断続的なリブ状の突起部20として封止面により近い凹部内に延びており、これにより、溝壁スペーサ要素30がスペーサ要素25としても機能することができる。したがって、溝壁スペーサ要素30及びスペーサ要素25は互いの延長部分であり、凹部20上、すなわち封止面により近い凹部20上にある封止部11の表面領域内に配置されるか、又は封止部11上に成形される。圧力均等化ダクト3は、これらの溝壁スペーサ要素30の断続部で構成される。シールリング1上の圧力均等化ダクト3は、封止面により近い凹部20内でスペーサ要素25として機能する溝壁スペーサ要素30の領域内を軸方向に延び、さらに、シールリング1の側面上を半径方向に、すなわち溝底部から封止面5に向かう方向に延びる。したがって、半径方向に延びる圧力均等化ダクト3は、軸方向に延びる圧力均等化ダクト3と結合される。図13(b)では、シールリング1が装着状態において半径方向に圧縮され、その結果、封止部11上に成形されたスペーサ要素25の自由端部が、接続部12によって形成された、封止面により近い凹部20の一部の表面に接触するようになることが分かる。圧縮状態であっても、封止面により近い凹部によって空洞が構成され、その空洞にはシールリング1に圧力を作用させるための媒体が流れ込むことができる。
シール1は、互いに相対的に動く2つの機械部品6,7の間の封止面5を封止するためのものとして提案され、ここでは、シール1のシール本体が、機械部品の一方7における溝8内で溝底部に向かうように配置された保持部10と、溝8内で封止面に向かうように配置された封止部11と封止部及び保持部10間にある弾性接続部12とを有し、さらに、シール1が、保持部10と接続部12との間に構成される凹部21と、接続部12と封止部11との間に構成される別の凹部20とを有する。シール1はスペーサ要素25を有しており、このスペーサ要素25は、凹部20,21のうちの少なくとも一方、好ましくは、少なくとも封止部11と接続部12との間に構成される凹部20内に延びる。
本発明は上述した実施の形態に限定されない。基本的な設計は異なるが本発明の特徴を使用した多くの変形例が構想され得る。例えば、説明したS形の基本断面形状の代わりにZ形の基本断面形状が使用され得る。
1 シール
3 圧力均等化ダクト
5 封止面
6,7 機械部品
8 溝
10 保持部
11 封止部
12 弾性接続部
20,21 凹部
25 スペーサ要素

Claims (3)

  1. 第1の機械部品(6)を第2の機械部品(7)に対して封止するためのシール(1)であって、前記第1の機械部品(6)は封止面(5)を有し、前記第2の機械部品(7)は前記封止面(5)に対向する溝(8)を有し、前記第1の機械部品(6)および前記第2の機械部品(7)は互いに相対的に動き、該シール(1)のシール本体が、前記機械部品の一方(7)における溝(8)内に溝底部に向って配置された保持部(10)と、前記溝(8)内で前記封止面(5)に対向するように配置された封止部(11)と、前記封止部(11)と前記保持部(10)との間に配置された弾性接続部(12)と、前記保持部(10)及び前記接続部(12)間に半径方向に配置された第1の凹部(21)と、前記接続部(12)及び前記封止部(11)間に半径方向に配置された第2の凹部(20)とを有するシール(1)において、
    S形又はZ形の基本断面形状を有し、前記第1の凹部(21)および前記第2の凹部(20)が前記基本断面形状によって形成されるシールリングとして構成される前記シール(1)は、前記シール本体に関して延在し、且つ前記封止部(11)と前記接続部(12)との間にある前記第2の凹部(20)内に突出する、複数の断続リブを備える溝壁スペーサ要素(25)を有し、隣接する前記リブの間の断続部は、前記第2の凹部(20)内の軸方向に延在し、且つ前記シール本体の側面において半径方向に延在する複数の圧力均等化ダクト(3)を画定することを特徴とするシール(1)。
  2. 前記溝壁スペーサ要素(25)は、前記第2の凹部(20)の軸方向の全長に亘って該第2の凹部(20)内に突出することを特徴とする請求項1記載のシール。
  3. 前記シール(1)は、前記第1の機械部品(7)の前記溝(8)内に配置される請求項1又は2記載のシールを備えるシール構成。
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