JP2008110775A - 浮蓋及び溶液収容容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器本体部の内径よりも小さい内径を有する口部を備える容器内に、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、口部の内径よりも大きい浮蓋を簡単に収容できるようにした浮蓋、及び、容器本体部の内径よりも小さい内径を有する口部とを備える容器内に、そのような浮蓋を備える、溶液収容容器を提供する。
【解決手段】溶液Lの液面に浮力の作用で浮く部材で形成され、且つ、部材に,切れ目C1により、帯状部B1を形成した。
【選択図】図2
【解決手段】溶液Lの液面に浮力の作用で浮く部材で形成され、且つ、部材に,切れ目C1により、帯状部B1を形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、浮蓋及び溶液収容容器に関し、特に、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)を備える容器内に、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、くびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい浮蓋を簡単に収容できるようにした浮蓋、及び、容器本体部の上方位置に容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備える容器内に、そのような浮蓋を備える、溶液収容容器に関する。
図5は、従来の、浮蓋を備える容器を概略的に示す部分断面図である。
この液状食品の容器101は、液状食品を収容する筒形の容器本体部102aと、容器本体部102aの内部に、容器本体部102aの横断面の内径形状に合わせた形状の浮蓋103とを備える。
この液状食品の容器101では、浮蓋103により、容器本体部102aの内部に存在する空気と液状食品Lとが、液状食品Lを使用する時間以外の時間においては、遮断状態に保たれるので、この液状食品の容器101には、液状食品の容器101内に収容されている液状食品Lが、空気との接触により変敗するのが防止される、という効果がある。
特開平11−130110号 ところで、プラスチックボトルやガラス瓶は、例えば、ダイレクトブロー成型法や、インジェクションブロー成型法や、ニ軸延伸ブロー成型法などによって製造されているため、内部に、予め、浮蓋のような部材の入ったプラスチックボトルやガラス瓶を製造するのは困難である。
従って、プラスチックボトルやガラス瓶内に、浮蓋を収容するには、口部102bから浮蓋103を容器本体部102a内に収容する必要がある。
しかしながら、図5に示す液状食品の容器101は、口部102bの内径D102biが、容器本体部102aの内径D102aiよりも小さいため、容器101の製造後において、容器本体部102aの内部に、口部102bの内径D102biよりも大きな外径D104oを有する浮蓋103を収容するのが困難である、という問題がある。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)を備える容器内に、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、くびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい浮蓋を簡単に収容できるようにした浮蓋を提供すること、及び、容器本体部の上方位置に容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備える容器内に、そのような浮蓋を備える、溶液収容容器を提供することを目的としている。
請求項1に記載の浮蓋は、溶液の液面に浮力の作用で浮く部材で形成され、且つ、部材に,切れ目により、帯状部を形成した。
尚、「溶液の液面に浮力の作用で浮く部材」は、溶液収容容器内に収容する溶液の比重より軽い材料であれば、特に限定されることはない。
また、この浮蓋を収容する溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋が、溶液収容容器の容器本体部の内径形状に合わせた形状をしており、且つ、この浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりも小さく、且つ、くびれ部(例えば、口部)の内径よちも大きい場合にあっては、部材に切れ目により形成する帯状部の幅は、くびれ部(例えば、口部)の内径よりも小さいことが好ましい。
尚、本明細書で用いる用語、「くびれ部」は、容器本体部の上方位置に容器本体部の内径よりも小さい内径(最小の内径)を有する部分を意味する。
請求項2に記載の浮蓋は、請求項1に記載の浮蓋の、帯状部が、渦巻き形状の切れ目により形成されている。
請求項3に記載の浮蓋は、請求項2に記載の浮蓋の、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっている。
尚、本明細書で用いる用語「渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっている。」は、外側の方の帯状部の幅が内側の帯状部の幅に比べ、全体的に、広くなっている関係がある、という意味であり、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅が、外側端部及びその近傍部や、最外側において、その幅が、必ずしも、その内側に帯状部の幅に比べて狭くなくても良い、ということを意味する。
請求項4に記載の浮蓋は、請求項1に記載の浮蓋の、帯状部が、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成されている。
請求項5に記載の浮蓋は、請求項4に記載の浮蓋の、他方端までの途中の位置及び一方端までの途中の位置の各々には、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目、及び、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目に交差するように切れ目を備える。
請求項6に記載の溶液収容容器は、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部とを備える容器と、容器本体部内に、容器本体部の内径形状に合わせた形状の、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の浮蓋とを備え、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、くびれ部の内径よりも大きく、且つ、浮蓋に切れ目により形成されている帯状部の幅が、くびれ部の内径よりも小さくされている。
請求項1に記載の浮蓋は、溶液の液面に浮力の作用で浮く部材に、切れ目により、帯状部を形成しているので、この浮蓋は、例えば、この浮蓋を収容する溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、帯状部を、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
請求項2に記載の浮蓋は、請求項1に記載の浮蓋の、帯状部を、渦巻き形状の切れ目により形成しているので、この浮蓋は、例えば、この浮蓋を収容する溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、渦巻き形状の帯状部を解いた状態にして、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
請求項3に記載の浮蓋は、請求項2に記載の浮蓋の、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっているので、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅を同じ幅又は概ね同じ幅にしているものより、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の巻き数を少なくできる。
即ち、この浮蓋は、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅を同じ幅又は概ね同じ幅にしている浮蓋に比べ、巻き数を少なくできた分だけ、容器本体部と、容器本体部の上方位置に容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備える容器内に、容易に収容できる。
請求項4に記載の浮蓋は、請求項1に記載の浮蓋の、帯状部を、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成しているので、この浮蓋は、例えば、この浮蓋を収容する溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部を解いた状態にして、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
請求項5に記載の浮蓋は、請求項4に記載の浮蓋の、他方端までの途中の位置及び一方端までの途中の位置の各々には、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目、及び、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目に交差するように切れ目を形成している。
この結果、この浮蓋は、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部を解いた状態にした際に生じる、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目との間の引きつれ現象が、この浮蓋に設けられている、他方端までの途中の位置及び一方端までの途中の位置の各々には、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目、及び、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目に交差するように設けられている切れ目により緩和される。
この結果、この浮蓋は、例えば、この浮蓋を収容する溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部を解いた状態にして、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
請求項5に記載の溶液収容容器は、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、くびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きくされているものの、浮蓋に切れ目により形成されている帯状部の幅が、くびれ部(例えば、口部)の内径よりも小さくされているので、浮蓋を切れ目に従って解いた状態にすることで、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
以下、本発明に係る浮蓋、及び、そのような浮蓋を備える溶液収容容器を実施例に基づいて、例示的に、更に、詳しく説明する。
(実施例1)
図1は、本発明に係る溶液収容容器の一例をその一部を切り欠いて概略的に示す部分断面図である。
(実施例1)
図1は、本発明に係る溶液収容容器の一例をその一部を切り欠いて概略的に示す部分断面図である。
この溶液収容容器1は、図1に示すように、容器本体部2aと、容器本体部2aの上方位置に容器本体部2aの内径D2aiよりも小さい内径D2bi(D2bi<<D2ai)を有するくびれ部(この例では、口部)2bとを備える容器2と、容器本体部2a内に、容器本体部2aの内径形状に合わせた形状の浮蓋3とを備える。
尚、溶液収容容器1内に収容される溶液Lは、例えば、醤油、ソースその他の液体調味料、食用油、ワイン、日本酒その他の酒類、コーヒー、紅茶のような液体食品であっても、また、例えば、感光材料を現像処理する自動現像機に付設する補充液のようなものであっても、化粧水、香水その他の液状の化粧品であってもよい。
図2は、浮蓋(本発明に係る浮蓋の一例)3を概略的に示す平面図である。
浮蓋3は、溶液収容容器1内に収容される溶液の液面に浮力の作用で浮く部材で形成されている。
浮蓋3は、例えば、溶液収容容器1内に収容される溶液が、例えば、醤油、ソースその他の液体調味料食用油、ワイン、日本酒その他の酒類、コーヒー、紅茶のような液体食品や、また、例えば、感光材料を現像処理する自動現像機に付設する補充液のようなものであっても、そのような溶液よりも比重が小さい材料で製されておれば、特に限定されることはなく、例えば、PP樹脂や、発泡させたPET樹脂その他の発泡樹脂その他の樹脂であってもよく、また、コルクのような木質のものであっても良い。
また、浮蓋3の厚みD3は、特に限定されることはないが、例えば、0.2mm以上10mm以下、より好ましくは、0.3mm以上5mm以下であれば、充分な厚さである。
尚、この例では、浮蓋3は、PP樹脂で製されており、厚さが0.4mmのものを例示している。
この浮蓋3は、溶液収容容器1の容器本体部2aの内径形状に合わせた形状(平面形状)を有する。
この例では、溶液収容容器1の容器本体部2aの内径形状が筒状であるので、浮蓋3は、平面視した場合、円形形状(円形の平面形状)を有している。
浮蓋3は、容器本体部2aの内径D2aiに等しいかこれよりやや小さい外径D3oを有する(D3o≦D2ai)。
且つ、浮蓋3は、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biよりかなり大きい外径D3oを有する(D3o>>D2bi)。
また、この浮蓋3には、切れ目C1により、帯状部B1が形成されている。
浮蓋3の切れ目C1は、例えば、カッター(切削道具)を用いて形成することができる。
この例では、浮蓋3の帯状部B1は、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている。
帯状部B1は、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biより小さい幅Db1を有する(Db1<D2bi)。
即ち、この浮蓋3は、一体となっている際には、溶液収容容器1の容器本体部2aの内径形状に合わせた形状(平面形状)を有し、且つ、容器本体部2aの内径D2aiに等しいかこれよりやや小さい外径D3oを有する(D3o≦D2ai)。
一方、この浮蓋3は、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている帯状部B1を解いた状態にすると、その幅を、帯状部B1の幅Dbにすることができる。
即ち、この溶液収容容器1は、浮蓋3の外径D3oが、容器本体部2aの内径D2aiよりやや小さく、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biよりも大きくされているものの、浮蓋3に渦巻き形状の切れ目Cにより形成されている帯状部B1の幅Db1が、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biよりも小さくされているので、浮蓋3を渦巻き形状の切れ目C1に従って解いた状態にすることで、順次、その一端e3aから他端e3bにかけて、くびれ部(この例では、口部)2bを介して、容器本体部2a内に入れていくことで、溶液収容容器1の容器本体部2a内に、浮蓋3を、簡単に、収容することができる。
尚、この浮蓋3には、浮蓋3の外径D3oが、容器本体部2aの内径D2aiよりも大きい場合、帯状部B1が、渦巻き形状の切れ目C1により形成されているので、浮蓋3の外径D3oが、容器本体部2aの内径D2aiよりもやや小さくなるように、その外延部を所定の幅分を切り取って使用できる、という効果もある。
なお、上記した実施例1では、浮蓋3の、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている帯状部B1の幅が、同じ幅又は概ね同じ幅にされているものを例示したが、これは、単に例示であって、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている帯状部B1の幅は、必ずしも、同じ幅又は概ね同じ幅にする必要はない。
図3は、本発明に係る浮蓋の他の一例を概略的に示す平面図である。
この浮蓋3Aは、渦巻き形状の切れ目C2により形成されている帯状部B2の幅Db2が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっている。
帯状部B2は、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biより小さい幅Db2を有する(Db2<D2bi)。
この浮蓋3Aは、渦巻き形状の切れ目C2により形成されている帯状部B2の幅Db2が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっているので、図2に示す、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている帯状部B1の幅を同じ幅又は概ね同じ幅Db1にしているものより、渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部B2の巻き数を少なくできる。
即ち、この浮蓋3Aは、渦巻き形状の切れ目C1により形成されている帯状部B2の幅を同じ幅又は概ね同じ幅Db1にしている浮蓋3に比べ、巻き数を少なくできた分だけ、容器本体部2aと、容器本体部2aの上方位置に容器本体部2aの内径D2aiよりも小さい内径D2biを有するくびれ部(例えば、口部)2bとを備える容器2内に、容易に収容できる。
(実施例2)
図4は、本発明に係る浮蓋の他の一例を概略的に示す平面図である。
(実施例2)
図4は、本発明に係る浮蓋の他の一例を概略的に示す平面図である。
この浮蓋3Bは、浮蓋3とは、切れ目の設け方が異なる以外は、浮蓋3と同様の構成であるので、説明を容易とするため、浮蓋3Bの構成部材中、浮蓋3の構成部材に相当する構成部材については、浮蓋3の構成部材に付した参照符号を付して、その説明を省略する。
この浮蓋3Bは、帯状部B3を、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・とを交互に設けることによりにより形成している。
帯状部B3は、くびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biより小さい幅Db2を有する(Db3<D2bi)。
従って、この浮蓋3Bは、例えば、この浮蓋3Bを収容する溶液収容容器が、溶液収容容器1と同様の構造、即ち、容器本体部2aと、容器本体部2aの上方位置に、容器本体部2aの内径D2aiよりも小さい内径D2b1を有するくびれ部(この例では、口部)2bとを備えるものである場合にあって、この浮蓋3Bの形状が、容器本体部2aの内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋3Bの外径D3oが、容器本体部2aの内径D2aiよりやや小さく、且つ、容器2のくびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biよりも大きい場合であっても、浮蓋3Bを溶液収容容器1内に収容する際に、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部B2を解いた状態にして、順次、その一端e3aから他端e3bにかけて、くびれ部(例えば、口部)2bを介して、容器本体部2a内に入れていくことで、溶液収容容器1の容器本体部2a内に、浮蓋3Bを、簡単に、収容することができる。
更に、この浮蓋3Bは、他方端までの途中の位置P1・・・及び一方端までの途中の位置P2・・・の各々には、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・及び、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・に交差するように切れ目C4・・・を備える。
この結果、この浮蓋3Bは、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部B3を解いた状態にした際に生じる、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・との間の引きつれ現象が、この浮蓋3Bに設けられている、他方端までの途中の位置P1・・・及び一方端までの途中の位置P2・・・の各々に、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・、及び、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・に交差するように設けられている切れ目C4・・・により緩和される。
この結果、この浮蓋3Bは、例えば、この浮蓋3Bを収容する溶液収容容器が、溶液収容容器1と同様の構造、即ち、容器本体部2aと、容器本体部2aの上方位置に、容器本体部2aの内径D2iよりも小さい内径D2biを有するくびれ部(この例では、口部)2bとを備えるものである場合にあって、この浮蓋3Bの形状が、容器本体部2aの内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋3Bの外径D3oが、容器本体部2aの内径D2aiよりやや小さく、且つ、容器2のくびれ部(この例では、口部)2bの内径D2biよりも大きい場合であっても、浮蓋3Bを溶液収容容器1内に収容する際に、部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3a・・・と、部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目C3b・・・とを交互に設けることによりにより形成した形状の帯状部B2を解いた状態にして、順次、その一端e3aから他端e3bにかけて、くびれ部(この例では、口部)2bを介して、容器本体部2a内に入れていくことで、溶液収容容器1の容器本体部2a内に、浮蓋3Bを、簡単に、収容することができる。
尚、溶液収容容器1では、浮蓋3、3A、3Bにより、容器本体部2aの内部に存在する空気と溶液Lとが、溶液Lを使用する時間以外の時間においては、遮断状態に保たれるので、この溶液収容容器1には、溶液収容容器1内に収容されている溶液Lが、空気との接触により変敗するのが防止される、という効果がある。
本発明に係る浮蓋を用いれば、溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、帯状部を解いた状態にして、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
この結果、本発明に係る浮蓋を用いれば、容器本体部の内部に存在する空気と溶液とが、溶液を使用する時間以外の時間においては、遮断状態に保たれ、溶液収容容器内に収容されている溶液が、空気との接触により変敗するのが防止される、という効果がある溶液収容容器を簡単に作ることができるので、産業上の利用可能性が高い。
また、本発明に係る溶液収容容器は、溶液収容容器が、容器本体部と、容器本体部の上方位置に、容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部(例えば、口部)とを備えるものである場合にあって、この浮蓋の形状が、容器本体部の内径形状に合わせた形状にされており、且つ、浮蓋の外径が、容器本体部の内径よりやや小さく、且つ、容器のくびれ部(例えば、口部)の内径よりも大きい場合であっても、浮蓋を溶液収容容器内に収容する際に、帯状部を解いた状態にして、順次、その一端から他端にかけて、くびれ部(例えば、口部)を介して、容器本体部内に入れていくことで、溶液収容容器の容器本体部内に、浮蓋を、簡単に、収容することができる。
この結果、本発明に係る溶液収容容器は、容器本体部の内部に存在する空気と溶液とが、溶液を使用する時間以外の時間においては、遮断状態に保たれ、溶液収容容器内に収容されている溶液が、空気との接触により変敗するのが防止される、という効果がある溶液収容容器を簡単に作ることができるので、産業上の利用可能性が高い。
1 溶液収容容器
2 容器
2a 容器本体部
2b くびれ部
3、3A、3B 浮蓋
B1、B2、B3 帯状部
C1、C2、C3a、C3b、C4 切れ目
2 容器
2a 容器本体部
2b くびれ部
3、3A、3B 浮蓋
B1、B2、B3 帯状部
C1、C2、C3a、C3b、C4 切れ目
Claims (6)
- 溶液の液面に浮力の作用で浮く部材で形成され、且つ、
前記部材に,切れ目により、帯状部を形成した、浮蓋。 - 前記帯状部が、渦巻き形状の切れ目により形成されている、請求項1に記載の浮蓋。
- 前記渦巻き形状の切れ目により形成されている帯状部の幅が、外側が概ね広く、内側に行くに従って、幅が狭くなっている、請求項2に記載の浮蓋。
- 前記帯状部が、前記部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目と、前記部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目とを交互に設けることによりにより形成されている、請求項1に記載の浮蓋。
- 前記他方端までの途中の位置及び前記一方端までの途中の位置の各々には、
前記部材の一方端から他方端までの途中の位置まで設けられた切れ目、及び、前記部材の他方端から一方端までの途中の位置まで設けられた切れ目に交差するように切れ目を備える、請求項4に記載の浮蓋。 - 容器本体部と、前記容器本体部の上方位置に、前記容器本体部の内径よりも小さい内径を有するくびれ部とを備える容器と、
前記容器本体部内に、前記容器本体部の内径形状に合わせた形状の、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の浮蓋とを備え、
前記浮蓋の外径が、前記容器本体部の内径よりやや小さく、前記くびれ部の内径よりも大きく、且つ、
前記浮蓋に切れ目により形成されている帯状部の幅が、前記くびれ部の内径よりも小さくされている、溶液収容容器。
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---|---|---|---|
JP2006293918A JP2008110775A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | 浮蓋及び溶液収容容器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184204A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体収納壜容器用浮き蓋体 |
JP2011527975A (ja) * | 2008-07-16 | 2011-11-10 | クリエイテッド バイ ブレインウェーブ プロプライエタリー リミテッド | 容器内の液体用保護部材 |
JPWO2017082383A1 (ja) * | 2015-11-13 | 2017-11-24 | 株式会社バリューサーチ | 劣化防止部材 |
EP3702398A1 (en) * | 2019-02-26 | 2020-09-02 | World Link Industry Engineering GmbH | Floating roof for tanks, fire resistant coating thereof, and method for their manufacture |
-
2006
- 2006-10-30 JP JP2006293918A patent/JP2008110775A/ja active Pending
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