JP2008109091A - シリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラム - Google Patents

シリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】低温下で、良質なシリコン酸化膜を形成することができるシリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】まず、反応管2内にSiソースを供給し、半導体ウエハWの表面にSiを吸着させる。続いて、反応管2内に酸素ラジカルを供給して、吸着したSiを酸化させ、半導体ウエハWにシリコン酸化膜を形成する。この処理を複数回繰り返すことにより所望厚のシリコン酸化膜を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラムに関する。
近年、半導体ウエハにシリコン酸化膜を形成する場合、低温下で処理を行うことが求められており、例えば、プラズマを用いてシリコン酸化膜を形成する方法が検討されている。しかし、このような方法でシリコン酸化膜を形成すると、ステップカバレッジが悪くなってしまうという問題があり、低温下で、ステップカバレッジのよい薄膜を形成できる、ALD(Atomic Layer Deposition)法が採用され始めている。
このようなALD法を用いた薄膜の成形については様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、300℃〜600℃の低温で薄膜を形成する方法が開示されている。
特開2004−281853号公報
ところで、シリコン酸化膜には、さらなる膜質の向上が求められている。このため、低温下で、良質なシリコン酸化膜を形成することができる方法が求められている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、低温下で、良質なシリコン酸化膜を形成することができるシリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るシリコン酸化膜の形成方法は、
被処理体が収容された反応室内に、1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させる吸着ステップと、
前記吸着ステップで吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成するシリコン酸化膜形成ステップと、を備え、
前記吸着ステップと、前記シリコン酸化膜形成ステップとを、複数回繰り返す、ことを特徴とする。
前記反応室内を、例えば、室温〜700℃に設定する。
前記シリコン酸化膜形成ステップでは、前記酸化ガスに、例えば、酸素、オゾン、または、水蒸気が用いられる。
前記吸着ステップでは、例えば、前記反応室内を0.133Pa〜13.3kPaに設定する。
前記吸着ステップでは、例えば、前記反応室内に前記1価のアミノシランを10sccm〜10slm供給する。
前記シリコン酸化膜形成ステップでは、例えば、前記反応室内を0.133Pa〜13.3kPaに設定する。
前記シリコン酸化膜形成ステップでは、例えば、前記反応室に酸化ガスを1sccm〜10slm供給する。
前記シリコン酸化膜形成ステップでは、例えば、0.133Pa〜13.3kPaに設定されたプラズマ発生室に酸化ガスを供給して酸化ガスのラジカルを形成し、形成した酸化ガスのラジカルを前記プラズマ発生室から前記反応室内に供給する。
前記シリコン酸化膜形成ステップでは、例えば、200℃〜600℃に設定された反応室内にオゾンを供給してオゾンを活性化させ、当該活性化されたオゾンを前記吸着されたシリコンに供給して当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する。
本発明の第2の観点に係るシリコン酸化膜の形成装置は、
被処理体を収容する反応室と、
前記反応室内に、1価のアミノシランを供給するアミノシラン供給手段と、
前記被処理体に活性化された酸化ガスを供給する酸化ガス供給手段と、
装置の各部を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記アミノシラン供給手段を制御して、前記反応室内に1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させ、
前記酸化ガス供給手段を制御して、前記吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する、
処理を複数回繰り返す、ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
被処理体を収容する反応室内に、1価のアミノシランを供給するアミノシラン供給手段、
前記被処理体に活性化された酸化ガスを供給する酸化ガス供給手段、
前記アミノシラン供給手段を制御して、前記反応室内に1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させ、前記酸化ガス供給手段を制御して、前記吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する、処理を複数回繰り返す制御手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、低温下で、良質なシリコン酸化膜を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るシリコン酸化膜の形成方法、シリコン酸化膜の形成装置及びプログラムについて説明する。本実施の形態では、MLD(Molecular Layer Deposition)法を用いて、シリコン酸化膜を形成する場合を例に説明する。また、本発明のシリコン酸化膜の形成装置として、バッチ式の縦型処理装置を用いる場合を例に説明する。図1に本実施の形態の処理装置の構成を示す。また、図2に本実施の形態の処理装置の断面構成を示す。
図1に示すように、処理装置1は、長手方向が垂直方向に向けられた、有天井で略円筒状の反応管2を備えている。反応管2は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。
反応管2の一側方には、反応管2内のガスを排気するための排気部3が配置されている。排気部3は、反応管2に沿って上方に延びるように形成され、図示しない反応管2の側壁に設けられた開口を介して、反応管2と連通する。排気部3の上端は、反応管2の上部に配置された排気口4に接続されている。この排気口4には図示しない排気管が接続され、排気管には図示しないバルブや後述する真空ポンプ127などの圧力調整機構が設けられている。この圧力調整機構により、反応管2内のガスが、開口、排気部3、排気口4を介して、排気管に排気され、反応管2内が所望の圧力(真空度)に制御される。
反応管2の下方には、蓋体5が配置されている。蓋体5は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。また、蓋体5は、後述するボートエレベータ128により上下動可能に構成されている。そして、ボートエレベータ128により蓋体5が上昇すると、反応管2の下方側(炉口部分)が閉鎖され、ボートエレベータ128により蓋体5が下降すると、反応管2の下方側(炉口部分)が開口される。
蓋体5の上には、ウエハボート6が載置されている。ウエハボート6は、例えば、石英により形成されている。ウエハボート6は、半導体ウエハWが垂直方向に所定の間隔をおいて複数枚、収容可能に構成されている。なお、蓋体5の上部に、反応管2の炉口部分から反応管2内の温度が低下することを防止する保温筒や、半導体ウエハWを収容するウエハボート6を回転可能に載置する回転テーブルを設け、これらの上にウエハボート6を載置してもよい。これらの場合、ウエハボート6に収容された半導体ウエハWを均一な温度に制御しやすくなる。
反応管2の周囲には、反応管2を取り囲むように、例えば、抵抗発熱体からなる昇温用ヒータ7が設けられている。この昇温用ヒータ7により反応管2の内部が所定の温度に加熱され、この結果、反応管2の内部に収容された半導体ウエハWが所定の温度に加熱される。
反応管2の下端近傍の側面には、反応管2内に処理ガスを供給する、処理ガス供給管8、9が挿通されている。処理ガスとしては、ソースガス、酸化ガス、希釈ガス等がある。ソースガスは、被処理体にソース(Si)を吸着させる1価のアミノシランからなるSiソースであり、後述する吸着ステップで用いられる。酸化ガスは、吸着されたソース(Si)を酸化するガスであり、後述する酸化ステップで用いられる。本例では、酸化ガスとして、酸素(O)が用いられている。希釈ガスは、処理ガスを希釈するガスであり、本例では、窒素(N)が用いられている。
これらの処理ガスのうち、酸化ガスが処理ガス供給管8を介して反応管2内に供給される。この処理ガス供給管8は、後述するプラズマ発生部10に挿通されている。このため、処理ガス供給管8から供給された酸化ガスは、プラズマ励起(活性化)される。ソースガスと希釈ガスとは、処理ガス供給管9を介して反応管2内に供給される。また、パージガス(例えば、窒素(N))も処理ガス供給管9を介して反応管2内に供給される。なお、パージガスは、別途、パージガス供給管を介して反応管2内に供給してもよい。処理ガス供給管9は、図2に示すように、反応管2の内壁に配置されている。このため、処理ガス供給管9から供給されたソースガス及びパージガスは、プラズマ励起(活性化)されない。処理ガス供給管9としては、例えば、分散インジェクタが用いられる。
各処理ガス供給管8、9には、垂直方向の所定間隔ごとに供給孔が設けられており、供給孔から反応管2内に処理ガスが供給される。このため、図1に矢印で示すように、処理ガスが垂直方向の複数箇所から反応管2内に供給される。また、各処理ガス供給管8、9は、後述するマスフローコントローラ(MFC)125を介して、図示しない処理ガス供給源に接続されている。なお、図1では、後述するプラズマ処理を行う処理ガスを供給する処理ガス供給管8(本実施の形態では、酸化ガスを供給する処理ガス供給管)のみを図示している。また、図2では、酸化ガスを供給する処理ガス供給管8と、後述するプラズマ処理を行わない処理ガスを供給する処理ガス供給管9(本実施の形態では、ソースガスやパージガスを供給する処理ガス供給管)と、を図示している。
反応管2の他側方、すなわち、排気部3が配置されている反応管2の一側方の反対側には、プラズマ発生部10が設けられている。プラズマ発生部10は、一対の電極11等を備えている。プラズマ発生部10には、一対の電極11間に処理ガス供給管8が挿通されている。一対の電極11は、図示しない高周波電源、整合器等に接続されている。そして、一対の電極11間に高周波電源から整合器を介して高周波電力を印加することにより、一対の電極11間に供給された処理ガスをプラズマ励起(活性化)させ、酸素ラジカル(O )等を生成する。このように生成された酸素ラジカル(O )等がプラズマ発生部10から反応管2内に供給される。
また、反応管2内には、反応管2内の温度を測定する、例えば、熱電対からなる温度センサ122、及び、反応管2内の圧力を測定する圧力計123が複数本配置されている。
また、処理装置1は、装置各部の制御を行う制御部100を備えている。図3に制御部100の構成を示す。図3に示すように、制御部100には、操作パネル121、温度センサ(群)122、圧力計(群)123、ヒータコントローラ124、MFC125、バルブ制御部126、真空ポンプ127、ボートエレベータ128、プラズマ制御部129等が接続されている。
操作パネル121は、表示画面と操作ボタンとを備え、オペレータの操作指示を制御部100に伝え、また、制御部100からの様々な情報を表示画面に表示する。
温度センサ(群)122は、反応管2内及び排気管内などの各部の温度を測定し、その測定値を制御部100に通知する。
圧力計(群)123は、反応管2内及び排気管内などの各部の圧力を測定し、その測定値を制御部100に通知する。
ヒータコントローラ124は、昇温用ヒータ7を個別に制御するためのものであり、制御部100からの指示に応答して、昇温用ヒータ7に通電してこれらを加熱し、また、昇温用ヒータ7の消費電力を個別に測定して、制御部100に通知する。
MFC125は、処理ガス供給管8、9等の各配管に配置され、各配管を流れるガスの流量を制御部100から指示された量に制御するとともに、実際に流れたガスの流量を測定して、制御部100に通知する。
バルブ制御部126は、各配管に配置され、各配管に配置された弁の開度を制御部100から指示された値に制御する。
真空ポンプ127は、排気管に接続され、反応管2内のガスを排気する。
ボートエレベータ128は、蓋体5を上昇させることにより、ウエハボート6(半導体ウエハW)を反応管2内にロードし、蓋体5を下降させることにより、ウエハボート6(半導体ウエハW)を反応管2内からアンロードする。
プラズマ制御部129は、プラズマ発生部10を制御するためのものであり、制御部100からの指示に応答して、プラズマ発生部10を制御し、プラズマ発生部10内に供給された、例えば、酸素を活性化し、酸素ラジカル(O )等を生成させる。
制御部100は、レシピ記憶部111と、ROM112と、RAM113と、I/Oポート114と、CPU115と、これらを相互に接続するバス116とから構成されている。
レシピ記憶部111には、セットアップ用レシピと複数のプロセス用レシピとが記憶されている。処理装置1の製造当初は、セットアップ用レシピのみが格納される。セットアップ用レシピは、各処理装置に応じた熱モデル等を生成する際に実行されるものである。プロセス用レシピは、ユーザが実際に行う熱処理(プロセス)毎に用意されるレシピであり、反応管2への半導体ウエハWのロードから、処理済みの半導体ウエハWをアンロードするまでの、各部の温度の変化、反応管2内の圧力変化、処理ガスの供給の開始及び停止のタイミングと供給量などを規定する。
ROM112は、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、CPU115の動作プログラム等を記憶する記録媒体である。
RAM113は、CPU115のワークエリアなどとして機能する。
I/Oポート114は、操作パネル121、温度センサ122、圧力計123、ヒータコントローラ124、MFC125、バルブ制御部126、真空ポンプ127、ボートエレベータ128、プラズマ制御部129等に接続され、データや信号の入出力を制御する。
CPU(Central Processing Unit)115は、制御部100の中枢を構成し、ROM112に記憶された制御プログラムを実行する。また、CPU115は、操作パネル121からの指示に従って、レシピ記憶部111に記憶されているレシピ(プロセス用レシピ)に沿って、処理装置1の動作を制御する。すなわち、CPU115は、温度センサ(群)122、圧力計(群)123、MFC125等に反応管2内及び排気管内などの各部の温度、圧力、流量等を測定させ、この測定データに基づいて、ヒータコントローラ124、MFC125、バルブ制御部126、真空ポンプ127等に制御信号等を出力し、上記各部がプロセス用レシピに従うように制御する。
バス116は、各部の間で情報を伝達する。
次に、以上のように構成された処理装置1を用いたシリコン酸化膜の形成方法について、図4に示すレシピ(タイムシーケンス)を参照して説明する。本実施の形態のシリコン酸化膜の形成方法では、MLD(Molecular Layer Deposition)法により、半導体ウエハW上にシリコン酸化膜を形成する。
図4に示すように、本実施の形態では、半導体ウエハWの表面にシリコン(Si)を吸着する吸着ステップと、吸着されたSiを酸化する酸化ステップとを備えており、これらのステップがMLD法の1サイクルを示している。また、図4に示すように、本実施の形態では、酸化ガスとして酸素、希釈ガスとして窒素を用いている。この図4のレシピに示すサイクルを複数回、例えば、100サイクル実行する(繰り返す)ことにより、半導体ウエハW上に所望のシリコン酸化膜が形成される。
なお、以下の説明において、処理装置1を構成する各部の動作は、制御部100(CPU115)により制御されている。また、各処理における反応管2内の温度、圧力、ガスの流量等は、前述のように、制御部100(CPU115)がヒータコントローラ124(昇温用ヒータ7)、MFC125(処理ガス供給管8、9)、バルブ制御部126、真空ポンプ127、プラズマ制御部129(プラズマ発生部10)等を制御することにより、図4に示すレシピに従った条件に設定される。
まず、被処理体としての半導体ウエハWを反応管2内に収容(ロード)する。具体的には、昇温用ヒータ7により反応管2内を所定のロード温度に維持し、反応管2内に所定量の窒素を供給する。また、半導体ウエハWを収容したウエハボート6を蓋体5上に載置する。そして、ボートエレベータ128により蓋体5を上昇させ、半導体ウエハW(ウエハボート6)を反応管2内にロードする。
次に、半導体ウエハWの表面にSiを吸着させる吸着ステップを実行する。吸着ステップは、半導体ウエハWにソースガスを供給して、その表面にSiを吸着させる工程である。
吸着ステップでは、昇温用ヒータ7により反応管2内を所定の温度、例えば、図4(a)に示すように、400℃に設定する。また、処理ガス供給管9から反応管2内に所定量の窒素を供給するとともに、反応管2内のガスを排出し、反応管2を所定の圧力、例えば、図4(b)に示すように、66.5Pa(0.5Torr)に設定する。そして、処理ガス供給管9からSiソースを所定量、例えば、図4(d)に示すように、0.3slmと、図4(c)に示すように、所定量の窒素を反応管2内に供給する(フロー工程)。
ここで、反応管2内の温度は、室温(RT)〜700℃にすることが好ましい。室温より低くなると、シリコン酸化膜を成膜することができなくなるおそれが生じ、反応管2内の温度が700℃より高くなると、形成されるシリコン酸化膜の膜質や膜厚均一性等が悪化してしまうおそれが生じるためである。反応管2内の温度は、RT〜700℃とすることがより好ましく、RT〜500℃にすることがさらに好ましい。かかる範囲の温度にすることにより、形成されるシリコン酸化膜の膜質や膜厚均一性等をさらに向上させることができるためである。
また、シリコン酸化膜の形成方法においては、成膜シーケンス上、反応管2内の温度を変化させないことが好ましい。このため、本実施の形態では、後述するように、酸化ステップにおいても反応管2内の温度を変化させず、400℃に設定している。
Siソースの供給量は、10sccm〜10slmにすることが好ましい。10sccmより少ないと半導体ウエハWの表面に十分なSiが供給されないおそれが生じ、10slmより多いと反応に寄与しないSiが多くなってしまうおそれが生じるためである。Siソースの供給量は、0.1slm〜3slmにすることがさらに好ましい。かかる範囲にすることにより、半導体ウエハWの表面とSiとの反応が促進されるためである。
反応管2内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜13.3kPa(100Torr)にすることが好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、半導体ウエハWの表面とSiとの反応を促進することができるためである。
図5に半導体ウエハW表面の反応を模式的に示す。反応管2内に供給されたSiソースは、反応管2内で加熱されて活性化する。このため、反応管2内にSiソースが供給されると、図5(a)に示す状態から図5(b)に示すように、半導体ウエハWの表面と活性化されたSiが反応し、半導体ウエハWの表面にSiが吸着する。
ここで、Siソースが1価のアミノシランであるので、吸着工程で吸着された吸着物中に窒素(N)が含まれなくなり、本発明の方法で成膜されるシリコン酸化膜中に窒素が含まれにくくなる。このため、良質なシリコン酸化膜を形成することができる。また、Siソースが1価のアミノシランであるので、Si吸着の際に構造障害が発生しにくく、他の分子の吸着を妨げにくくなる。このため、吸着速度が遅くならず、生産性が低下しなくなる。
半導体ウエハWの表面に所定量のSiが吸着すると、処理ガス供給管9からのSiソース及び窒素の供給を停止する。そして、反応管2内のガスを排出するとともに、例えば、処理ガス供給管9から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出する(パージ、Vacuum工程)。
続いて、半導体ウエハWの表面を酸化する酸化ステップを実行する。酸化ステップは、Siが吸着された半導体ウエハW上に酸化ガスを供給して、吸着されたSiを酸化する工程である。本実施の形態では、半導体ウエハW上に酸素(酸素ラジカル)を供給することにより吸着されたSiを酸化している。
酸化ステップでは、昇温用ヒータ7により反応管2内を所定の温度、例えば、図4(a)に示すように、400℃に設定する。また、処理ガス供給管9から反応管2内に所定量の窒素を供給するとともに、反応管2内のガスを排出し、反応管2を所定の圧力、例えば、図4(b)に示すように、66.5Pa(0.5Torr)に設定する。そして、図4(g)に示すように、電極11間に図示しない高周波電源から整合器を介して高周波電力を印加(RF:ON)するとともに、処理ガス供給管8から酸素を所定量、例えば、図4(e)に示すように、1slmを一対の電極11間(プラズマ発生部10内)に供給する。一対の電極11間に供給された酸素はプラズマ励起(活性化)され、酸素ラジカル(O)を生成する。このように生成された酸素ラジカルがプラズマ発生部10から反応管2内に供給される。また、図4(c)に示すように、処理ガス供給管9から希釈ガスとしての所定量の窒素を反応管2内に供給する(フロー工程)。
ここで、酸素の供給量は、1sccm〜10slmにすることが好ましい。かかる範囲にすることにより、プラズマを問題なく発生できるとともにシリコン酸化膜を形成するのに十分な酸素ラジカルを供給できるためである。酸素の供給量は、0.5slm〜5slmにすることがさらに好ましい。かかる範囲にすることにより、プラズマを安定して発生させることができるためである。
RFパワーは、10W〜1500Wにすることが好ましい。10Wより少ないと、酸素ラジカルが生成しにくくなり、1500Wを超えると、プラズマ発生部10を構成する石英壁がダメージを受けるおそれが生じるためである。RFパワーは、50W〜500Wとすることがさらに好ましい。かかる範囲にすることにより、酸素ラジカルを効率的に生成することができるためである。
反応管2内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜13.3kPa(100Torr)にすることが好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、酸素ラジカルが発生しやすく、かつ、半導体ウエハWが置かれた空間における酸素ラジカルの平均自由行程が大きくなるためである。反応管2内の圧力は、40Pa(0.3Torr)〜400Pa(3Torr)にすることがさらに好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、反応管2内の圧力制御が容易になるためである。
また、プラズマ発生部10内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜13.3kPa(100Torr)にすることが好ましく、70Pa(0.53Torr)〜400Pa(3Torr)にすることがさらに好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、プラズマを問題なく発生できるとともにシリコン酸化膜を形成するのに十分な酸素ラジカルを供給できるためである。
反応管2内に酸素ラジカルが供給されると、図5(c)に示す状態から図5(d)に示すように、半導体ウエハW上に吸着されたSiが酸化され、半導体ウエハW上にシリコン酸化膜が形成される。半導体ウエハW上に所望のシリコン酸化膜が形成されると、処理ガス供給管8から酸素の供給を停止するとともに、図示しない高周波電源からの高周波電力の印加を停止する。また、処理ガス供給管9からの窒素の供給を停止する。そして、反応管2内のガスを排出するとともに、図4(c)に示すように、処理ガス供給管9から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出する(パージ、Vacuum工程)。
これにより、吸着ステップと、酸化ステップとからなる、MLD法の1サイクルが終了する。
続いて、再び、吸着ステップから始まるMLD法の1サイクルを開始する。そして、このサイクルを所定回数繰り返す。これにより、図5(e)に示すように、半導体ウエハWの表面にSiソースが供給され、図5(f)に示すようにSiを吸着させ、吸着されたSiを酸化することにより、シリコン酸化膜が形成される。この結果、半導体ウエハW上に所望厚のシリコン酸化膜が形成される。
半導体ウエハW上に所望厚のシリコン酸化膜が形成されると、半導体ウエハWをアンロードする。具体的には、処理ガス供給管9から反応管2内に所定量の窒素を供給して、反応管2内の圧力を常圧に戻すとともに、昇温用ヒータ7により反応管2内を所定温度に維持する。そして、ボートエレベータ128により蓋体5を下降させることにより、半導体ウエハWがアンロードされる。
次に、このような方法により形成されたシリコン酸化膜について、X線光電子分光装置(XPS:X-ray Photoelectron Spectrometer)を用い、その組成の確認を行った。その結果、形成されたシリコン酸化膜中には窒素が含まれていないことが確認できた。このため、低温化で良質なシリコン酸化膜が形成されていることが確認できた。
また、形成されたシリコン酸化膜の1サイクル当たり成膜レート(サイクルレート)を求めた。なお、比較のため、ソースガスとして、2価のアミノシラン(BTBAS:SiH(NHC(CH)、3価のアミノシラン(3DMAS:SiH(N(CH)を用いた場合についても、同様に、そのサイクルレートを求めた。図6に、ソースガスに3価のアミノシランを用いた場合のサイクルレートを1としたときの、2価のアミノシラン、及び、1価のアミノシランのサイクルレートを示す。
図6に示すように、ソースガスに1価のアミノシランを用いることにより、そのサイクルレートが向上することが確認できた。これは、Si吸着の際に構造障害が発生しにくく、他の分子の吸着を妨げにくくなるためと考えられる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、1価のアミノシランを用いてSiを吸着させる吸着ステップと、この吸着したSiを酸化させる酸化ステップとからなるサイクルを複数回繰り返すことにより、半導体ウエハWにシリコン酸化膜を形成しているので、膜中には窒素が含まれない良質なシリコン酸化膜を形成することができる。このため、低温下で、良質なシリコン酸化膜を形成することができる。
また、本実施の形態によれば、ソースガスに1価のアミノシランを用いているので、Si吸着の際に構造障害が発生しにくく、他の分子の吸着を妨げにくくなる。このため、吸着速度が遅くならず、生産性が低下しなくなる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、プラズマにより酸素ラジカルを発生させた場合を例に本発明を説明したが、本発明は、酸化ガスを活性化させることができるものであればよく、例えば、触媒、UV、熱、磁力などを用いてもよい。例えば、熱により、酸化ガスを活性化させる場合には、図7に示すような熱処理装置を用いることができる。例えば、このような熱処理装置を用いる場合には、所定の温度に加熱された反応管2内に酸素を導入することにより酸素を活性化させることができる。反応管2内の温度は供給された酸素を活性化できる温度であればよく、例えば、550℃程度にすることが好ましい。反応管2内の圧力は133Pa(1Torr)程度にすることが好ましく、酸素供給量は100sccm〜1slmにすることが好ましい。
上記実施の形態では、酸化ガスとして酸素を用いた場合を例に本発明を説明したが、酸化ガスは、半導体ウエハW上に吸着されたSiを酸化できるものであればよく、例えば、オゾン(O)、水蒸気(HO)等であってもよい。例えば、酸化ガスとしてオゾンを用いる場合には、反応管2内の温度200℃〜600℃、圧力133Pa(1Torr)とし、オゾンを10slm、O/Oを250g/Nm程度とすることが好ましい。
上記実施の形態のSiソースは、1価のアミノシランであれば、種々のアミノシランを用いることができる。1価のアミノシランとしては、例えば、SiH(NHC(CH)、SiH(N(CH)などがある。
上記実施の形態では、100サイクル実行することにより、半導体ウエハW上にシリコン酸化膜を形成した場合を例に本発明を説明したが、例えば、50サイクルのように、サイクル数を少なくしてもよい。また、200サイクルのように、サイクル数を多くしてもよい。この場合にも、サイクル数に応じて、例えば、Siソース及び酸素の供給量、RFパワー等を調整することにより、所望の厚さのシリコン酸化膜の形成が可能である。
上記実施の形態では、処理ガス供給時に希釈ガスとしての窒素を供給する場合を例に本発明を説明したが、処理ガス供給時に窒素を供給しなくてもよい。ただし、窒素を希釈ガスとして含ませることにより処理時間の設定等が容易になることから、希釈ガスを含ませることが好ましい。希釈ガスとしては、不活性ガスであることが好ましく、窒素の他に、例えば、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)が適用できる。
上記実施の形態では、プラズマ処理を行う処理ガスを供給する処理ガス供給管8と、プラズマ処理を行わない処理ガスを供給する処理ガス供給管9が設けられている場合を例に本発明を説明したが、例えば、処理ガスの種類毎に処理ガス供給管が設けられていてもよい。また、複数本から同じガスが供給されるように、反応管2の下端近傍の側面に、複数本の処理ガス供給管8、9が挿通されていてもよい。この場合、複数本の処理ガス供給管8、9から反応管2内に処理ガスが供給され、反応管2内に処理ガスをより均一に供給することができる。
本実施の形態では、処理装置1として、単管構造のバッチ式の処理装置の場合を例に本発明を説明したが、例えば、反応管2が内管と外管とから構成された二重管構造のバッチ式の縦型処理装置に本発明を適用することも可能である。また、バッチ式の横型処理装置や枚葉式の処理装置に本発明を適用することも可能である。また、被処理体は半導体ウエハWに限定されるものではなく、例えば、LCD用のガラス基板であってもよい。
本発明の実施の形態にかかる制御部100は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する制御部100を構成することができる。
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
本発明の実施の形態の処理装置を示す図である。 図1の処理装置の断面構成を示す図である。 図1の制御部の構成を示す図である。 シリコン酸化膜の形成方法を説明する図である。 半導体ウエハ表面の反応を説明するための図である。 ソースガスを変えた場合のサイクルレートを示す図である。 本発明の他の実施の形態の処理装置を示す図である。
符号の説明
1 処理装置
2 反応管
3 排気部
4 排気口
5 蓋体
6 ウエハボート
7 昇温用ヒータ
8、9 処理ガス供給管
10 プラズマ発生部
11 電極
100 制御部
111 レシピ記憶部
112 ROM
113 RAM
114 I/Oポート
115 CPU
116 バス
121 操作パネル
122 温度センサ
123 圧力計
124 ヒータコントローラ
125 MFC
126 バルブ制御部
127 真空ポンプ
128 ボートエレベータ
129 プラズマ制御部
W 半導体ウエハ

Claims (11)

  1. 被処理体が収容された反応室内に、1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させる吸着ステップと、
    前記吸着ステップで吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成するシリコン酸化膜形成ステップと、を備え、
    前記吸着ステップと、前記シリコン酸化膜形成ステップとを、複数回繰り返す、ことを特徴とするシリコン酸化膜の形成方法。
  2. 前記反応室内を室温〜700℃に設定する、ことを特徴とする請求項1に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  3. 前記シリコン酸化膜形成ステップでは、前記酸化ガスに、酸素、オゾン、または、水蒸気を用いる、ことを特徴とする請求項1または2に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  4. 前記吸着ステップでは、前記反応室内を0.133Pa〜13.3kPaに設定する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  5. 前記吸着ステップでは、前記反応室内に前記1価のアミノシランを10sccm〜10slm供給する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  6. 前記シリコン酸化膜形成ステップでは、前記反応室内を0.133Pa〜13.3kPaに設定する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  7. 前記シリコン酸化膜形成ステップでは、前記反応室に酸化ガスを1sccm〜10slm供給する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  8. 前記シリコン酸化膜形成ステップでは、0.133Pa〜13.3kPaに設定されたプラズマ発生室に酸化ガスを供給して酸化ガスのラジカルを形成し、形成した酸化ガスのラジカルを前記プラズマ発生室から前記反応室内に供給する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  9. 前記シリコン酸化膜形成ステップでは、200℃〜600℃に設定された反応室内にオゾンを供給してオゾンを活性化させ、当該活性化されたオゾンを前記吸着されたシリコンに供給して当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する、ことを特徴とする請求項1、4乃至7のいずれか1項に記載のシリコン酸化膜の形成方法。
  10. 被処理体を収容する反応室と、
    前記反応室内に、1価のアミノシランを供給するアミノシラン供給手段と、
    前記被処理体に活性化された酸化ガスを供給する酸化ガス供給手段と、
    装置の各部を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記アミノシラン供給手段を制御して、前記反応室内に1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させ、
    前記酸化ガス供給手段を制御して、前記吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する、
    処理を複数回繰り返す、ことを特徴とするシリコン酸化膜の形成装置。
  11. コンピュータを、
    被処理体を収容する反応室内に、1価のアミノシランを供給するアミノシラン供給手段、
    前記被処理体に活性化された酸化ガスを供給する酸化ガス供給手段、
    前記アミノシラン供給手段を制御して、前記反応室内に1価のアミノシランを供給し、前記被処理体にシリコンを吸着させ、前記酸化ガス供給手段を制御して、前記吸着されたシリコンに活性化された酸化ガスを供給し、当該シリコンを酸化させ、前記被処理体にシリコン酸化膜を形成する、処理を複数回繰り返す制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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