JP6340332B2 - 薄膜形成方法、および、薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成方法、および、薄膜形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、薄膜形成方法、および、薄膜形成装置に関する。
薄膜、例えば、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜の形成方法として、CVD(Chemical Vapor Deposition)法やALD(Atomic Layer Deposition)法を用い、低温下で、被処理体、例えば、半導体ウエハに、良質な簿膜を形成する様々な薄膜形成方法が提案されている。例えば、特許文献1には、300℃〜600℃の低温で薄膜を形成する方法が開示されている。
特開2004−281853号公報
ところで、形成される簿膜は、半導体ウエハの表面だけでなく、例えば、反応管の内壁や各種の治具等の熱処理装置の内部にも堆積(付着)してしまう。特に、低温下でのシリコン窒化膜の形成においては、形成されたシリコン窒化膜から、アウトガスが多く発生し、熱処理装置の内部に付着物が付きやすい。付着物が熱処理装置内に付着した状態で薄膜の形成を行うと、反応管を構成する石英と付着物との熱膨張率の違いにより応力が発生し、この応力によって付着物が割れてしまう。このように、付着物が割れたものがパーティクルとなり、生産性を低下させる原因となる。また、装置内部が腐食してしまうおそれがある、このため、装置内部の腐食やパーティクルの発生を抑制し、生産性を向上させることができる薄膜形成方法等が求められている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、生産性を向上させることができる薄膜形成方法、および、薄膜形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る薄膜形成方法は、
反応室内に被処理体を収容する収容工程と、
前記反応室内に収容された被処理体に薄膜を形成する薄膜形成工程と、
前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出する搬出工程と、を繰り返す薄膜形成方法であって、
前記搬出工程と前記収容工程との間で、前記反応室内に炭素を含むガスを供給し、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端するとともに、前記薄膜から発生して装置内部に残留したガスを炭素終端する炭素パージ工程を備える、ことを特徴とする。
前記炭素パージ工程では、前記反応室内に供給される炭素を含むガスに、例えば、エチレン、プロピレン、または、アセチレンを用いる。
前記薄膜は、例えば、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、ボロンを含むシリコン窒化膜、または、ケイ素とボロンと炭素と窒素を含む膜である。
前記炭素パージ工程では、例えば、前記反応室内の圧力を13.3Pa〜1.33kPaにする。
前記炭素パージ工程では、例えば、前記反応室内に炭素を含むガスを0.1slm〜10slm供給する。
本発明の第2の観点に係る薄膜形成装置は、
被処理体を収容する反応室と、
前記反応室内に、成膜用ガスを供給する成膜用ガス供給手段と、
前記反応室内に、炭素を含むガスを供給する炭素ガス供給手段と、
装置の各部を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記反応室内に被処理体を収容し、前記成膜用ガス供給手段を制御して前記反応室内に収容された被処理体に薄膜を形成し、前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出する工程を繰り返し、
前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出してから前記反応室内に被処理体を収容する間に、前記炭素ガス供給手段を制御して、前記反応室内に炭素を含むガスを供給し、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端するとともに、前記薄膜から発生して装置内部に残留したガスを炭素終端する、ことを特徴とする。
本発明によれば、生産性を向上させることができる。
本発明の実施の形態の薄膜形成装置を示す図である。 図1の制御部の構成を示す図である。 薄膜形成方法を説明する図である。 炭素パージガスとエッチング量との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る薄膜形成方法、および、薄膜形成装置について説明する。本実施の形態では、本発明の薄膜形成装置として、バッチ式の縦型熱処理装置を用いる場合を例に説明する。図1に本実施の形態の熱処理装置の構成を示す。
図1に示すように、熱処理装置1は、略円筒状で有天井の反応管2を備えている。反応管2は、その長手方向が垂直方向に向くように配置されている。反応管2は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。
反応管2の下側には、略円筒状のマニホールド3が設けられている。マニホールド3は、その上端が反応管2の下端と気密に接合されている。マニホールド3には、反応管2内のガスを排気するための排気管4が気密に接続されている。排気管4には、後述するバルブ制御部125、真空ポンプ126などからなる圧力調整部5が設けられており、反応管2内を所望の圧力(真空度)に調整する。
マニホールド3(反応管2)の下方には、蓋体6が配置されている。蓋体6は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。また、蓋体6は、後述するボートエレベータ127により上下動可能に構成され、ボートエレベータ127により蓋体6が上昇するとマニホールド3(反応管2)の下方側(炉口部分)が閉鎖され、ボートエレベータ127により蓋体6が下降すると反応管2の下方側(炉口部分)が開口されるように配置されている。
蓋体6の上には、反応管2の炉口部分から反応管2内の温度が低下することを防止する保温筒8が載置されている。保温筒8の上には、ウエハボート9が載置されている。ウエハボート9は、例えば、石英により形成されている。ウエハボート9は、半導体ウエハWが垂直方向に所定の間隔をおいて複数枚、収容可能に構成されている。なお、保温筒8上に、半導体ウエハWを収容するウエハボート9を回転可能に載置する回転テーブルを設け、これらの上にウエハボート9を載置してもよい。これらの場合、ウエハボート9に収容された半導体ウエハWを均一な温度に制御しやすくなる。
反応管2の周囲には、反応管2を取り囲むように、例えば、抵抗発熱体からなるヒータ部10が設けられている。このヒータ部10により反応管2の内部が所定の温度に加熱され、この結果、半導体ウエハWが所定の温度に加熱される。ヒータ部10は、例えば、5段に配置されたヒータ11〜15から構成されている。ヒータ11〜15には、それぞれ、後述する電力コントローラが接続されており、電力コントローラにそれぞれ独立して電力を供給することにより、ヒータ11〜15をそれぞれ独立して所望の温度に加熱することができる。
また、マニホールド3には、反応管2内に処理ガスを供給する複数の処理ガス供給管が設けられている。なお、図1では、マニホールド3に処理ガスを供給する3つの処理ガス供給管21〜23を図示している。
各処理ガス供給管21〜23には、それぞれ、流量調整部24〜26が設けられている。流量調整部24〜26は、後述するように、処理ガス供給管21〜23内を流れる処理ガスの流量を調整するためのマスフローコントローラ(MFC124)などから構成されている。このため、処理ガス供給管21〜23から供給される処理ガスは、流量調整部24〜26により所望の流量に調整されて、それぞれ反応管2内に供給される。
処理ガス供給管21〜23から供給される処理ガスは、形成する薄膜の種類によって異なるが、例えば、シリコン窒化膜を形成する場合、ソースガス、窒化ガス、希釈ガス、パージガス、炭素パージ用ガスがある。
ソースガスは、被処理体にソース(Si)を吸着させるSiソースであり、後述する吸着ステップで用いられる。本例では、Siソースとして、ジクロロシラン(DCS)が用いられている。
窒化ガスは、吸着されたソース(Si)を窒化させるガスであり、後述する窒化ステップで用いられる。本例では、窒化ガスとして、アンモニア(NH)が用いられている。
希釈ガスは、ソースガス、窒化ガス等を希釈するガスであり、例えば、窒素(N)が用いられている。
パージガスは、反応管2内のガスを排気するガスであり、例えば、窒素(N)が用いられている。
炭素パージ用ガスは、形成された簿膜から発生したアウトガスや装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端させ、腐食やパーティクルの発生を抑制するガスであり、例えば、不飽和結合を有する炭化水素化合物等がある。不飽和結合を有する炭化水素化合物としては、エチレン(C)、プロピレン(C)、アセチレン(C)等がある。
また、熱処理装置1は、反応管2内のガス流量、圧力、処理雰囲気の温度といった処理パラメータを制御するための制御部(コントローラ)100を備えている。図2に制御部100の構成を示す。
図2に示すように、制御部100には、操作パネル121、温度センサ122、圧力計123、MFC124、バルブ制御部125、真空ポンプ126、ボートエレベータ127、ヒータコントローラ128等が接続されている。
操作パネル121は、表示画面と操作ボタンとを備え、オペレータの操作指示を制御部100に伝え、また、制御部100からの様々な情報を表示画面に表示する。
温度センサ122は、反応管2内及び排気管4内などの各部の温度を測定し、その測定値を制御部100に通知する。
圧力計123は、反応管2内及び排気管4内などの各部の圧力を測定し、その測定値を制御部100に通知する。
MFC124は、処理ガス供給管21〜23等の各配管に配置され、各配管を流れるガスの流量を制御部100から指示された量に制御するとともに、実際に流れたガスの流量を測定して、制御部100に通知する。
バルブ制御部125は、各配管に配置され、各配管に配置された弁の開度を制御部100から指示された値に制御する。
真空ポンプ126は、排気管4に接続され、反応管2内のガスを排気する。
ボートエレベータ127は、蓋体6を上昇させることにより、ウエハボート9(半導体ウエハW)を反応管2内にロードし、蓋体6を下降させることにより、ウエハボート9(半導体ウエハW)を反応管2内からアンロードする。
ヒータコントローラ128は、ヒータ11〜15を個別に制御するためのものであり、制御部100からの指示に応答して、ヒータ11〜15に通電してこれらを加熱し、また、ヒータ11〜15の消費電力を個別に測定して、制御部100に通知する。
制御部100は、レシピ記憶部111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、I/Oポート(Input/Output Port)114と、CPU(Central Processing Unit)115と、これらを相互に接続するバス116とから構成されている。
レシピ記憶部111には、セットアップ用レシピと複数のプロセス用レシピとが記憶されている。熱処理装置1の製造当初は、セットアップ用レシピのみが格納される。セットアップ用レシピは、各処理装置に応じた熱モデル等を生成する際に実行されるものである。プロセス用レシピは、ユーザが実際に行う熱処理(プロセス)毎に用意されるレシピであり、反応管2への半導体ウエハWのロードから、処理済みの半導体ウエハWをアンロードするまでの、各部の温度の変化、反応管2内の圧力変化、各種のガスの供給の開始及び停止のタイミングと供給量などを規定する。
ROM112は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、CPU115の動作プログラム等を記憶する記録媒体である。
RAM113は、CPU115のワークエリアなどとして機能する。
I/Oポート114は、操作パネル121、温度センサ122、圧力計123、MFC124、バルブ制御部125、真空ポンプ126、ボートエレベータ127、ヒータコントローラ128等に接続され、データや信号の入出力を制御する。
CPU115は、制御部100の中枢を構成し、ROM112に記憶された制御プログラムを実行する。また、CPU115は、操作パネル121からの指示に従って、レシピ記憶部111に記憶されているレシピ(プロセス用レシピ)に沿って、熱処理装置1の動作を制御する。すなわち、CPU115は、温度センサ122、圧力計123、MFC124等に反応管2内及び排気管4内などの各部の温度、圧力、流量等を測定させ、この測定データに基づいて、ヒータコントローラ128、MFC124、バルブ制御部125、真空ポンプ126等に制御信号等を出力し、上記各部がプロセス用レシピに従うように制御する。
バス116は、各部の間で情報を伝達する。
次に、以上のように構成された熱処理装置1を用いた薄膜形成方法について、図3に示すレシピ(タイムシーケンス)を参照して説明する。本実施の形態の簿膜形成方法では、ALD法により、半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成する場合を例に本発明を説明する。
本実施のALD法では、図3に示すように、半導体ウエハWの表面にシリコン(Si)を吸着する吸着ステップと、吸着されたSiを窒化する窒化ステップとを備えており、これらのステップがALD法の1サイクルを示している。また、図3に示すように、SiソースガスとしてDCS、窒化ガスとしてアンモニア(NH)、希釈ガスとして窒素(N)、炭酸パージガスとしてメチレン(C)を用いている。この図3のレシピに示すサイクルを複数回、例えば、100サイクル実行する(繰り返す)ことにより、半導体ウエハW上に所望厚のシリコン窒化膜が形成される。
なお、以下の説明において、熱処理装置1を構成する各部の動作は、制御部100(CPU115)により制御されている。また、各処理における反応管2内の温度、圧力、ガスの流量等は、前述のように、制御部100(CPU115)がヒータコントローラ128(ヒータ部10)、MFC124(処理ガス供給管21等)、バルブ制御部125、真空ポンプ126を制御することにより、図3に示すレシピに従った条件に設定される。
まず、ヒータ部10により反応管2内を所定のロード温度、例えば、図3(a)に示すように、450℃に維持する。次に、半導体ウエハWを収容したウエハボート9を蓋体6上に載置する。そして、ボートエレベータ127により蓋体6を上昇させてロードし、半導体ウエハW(ウエハボート9)を反応管2内に収容する(ウエハチャージ工程)。
続いて、半導体ウエハWにシリコン窒化膜を形成するシリコン窒化膜形成工程を実施する。まず、ヒータ部10により反応管2内を所定の温度、例えば、図3(a)に示すように、630℃に設定する。また、処理ガス供給管21等から反応管2内に所定量の窒素を供給するとともに、反応管2内のガスを排出し、反応管2を所定の圧力、例えば、図3(b)に示すように、133Pa(1Torr)に設定する(安定化工程)。
次に、半導体ウエハWの表面にSiを吸着させる吸着ステップを実行する。吸着ステップは、半導体ウエハWにソースガスを供給して、その表面にSiを吸着させる工程である。
吸着ステップでは、処理ガス供給管21等からSiソースとしてのDCSを所定量、例えば、図3(d)に示すように、0.3slmと、図3(c)に示すように、所定量の窒素を反応管2内に供給する(フロー工程)。
ここで、反応管2内の温度は、450℃〜630℃にすることが好ましい。450℃より低くなると、シリコン窒化膜を成膜することができなくなるおそれが生じ、反応管2内の温度が630℃より高くなると、形成されるシリコン窒化膜の膜質や膜厚均一性等が悪化してしまうおそれが生じるためである。
DCSの供給量は、10sccm〜10slmにすることが好ましい。10sccmより少ないと半導体ウエハWの表面に十分なSiが供給されないおそれが生じ、10slmより多いと反応に寄与しないSiが多くなってしまうおそれが生じるためである。DCSの供給量は、0.1slm〜3slmにすることがさらに好ましい。かかる範囲にすることにより、半導体ウエハWの表面とSiとの反応が促進されるためである。
反応管2内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜13.3kPa(100Torr)にすることが好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、半導体ウエハWの表面とSiとの反応を促進することができるためである。反応管2内の圧力は、40Pa(0.3Torr)〜400Pa(3Torr)にすることがさらに好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、反応管2内の圧力制御が容易になるためである。
反応管2内に供給されたDCSは、反応管2内で加熱されて活性化する。このため、反応管2内にDCSが供給されると、半導体ウエハWの表面と活性化されたSiが反応し、半導体ウエハWの表面にSiが吸着する。
半導体ウエハWの表面に所定量のSiが吸着すると、処理ガス供給管21等からのDCS及び窒素の供給を停止する。そして、反応管2内のガスを排出するとともに、例えば、図3(c)に示すように、処理ガス供給管21等から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出する(パージ、Vacuum工程)。
続いて、ヒータ部10により反応管2内を所定の温度、例えば、図3(a)に示すように、630℃に設定する。また、図3(c)に示すように、処理ガス供給管21等から反応管2内に所定量の窒素を供給するとともに、反応管2内のガスを排出し、反応管2を所定の圧力、例えば、図3(b)に示すように、133Pa(1Torr)に設定する。
次に、半導体ウエハWの表面を窒化する窒化ステップを実行する。窒化ステップは、Siが吸着された半導体ウエハW上に窒化ガスを供給して、吸着されたSiを窒化する工程である。本実施の形態では、半導体ウエハW上にアンモニア(NH)を供給することにより吸着されたSiを窒化する。
窒化ステップでは、処理ガス供給管21等から反応管2内にアンモニアを所定量、例えば、図3(e)に示すように、10slm供給する。また、図3(c)に示すように、処理ガス供給管21等から希釈ガスとしての所定量の窒素を反応管2内に供給する(フロー工程)。
ここで、アンモニアの供給量は、1sccm〜50slmにすることが好ましく、0.1slm〜20slmにすることがさらに好ましく、1slm〜10slmにすることが最も好ましい。かかる範囲にすることにより、シリコン窒化膜を形成するのに十分な窒化をさせることができるためである。
反応管2内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜13.3kPa(100Torr)にすることが好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、半導体ウエハW表面のSiの窒化を促進することができるためである。反応管2内の圧力は、40Pa(0.3Torr)〜400Pa(3Torr)にすることがさらに好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、反応管2内の圧力制御が容易になるためである。
反応管2内にアンモニアが供給されると、半導体ウエハW上に吸着されたSiが窒化され、半導体ウエハW上にシリコン窒化膜が形成される。半導体ウエハW上に所望厚のシリコン窒化膜が形成されると、処理ガス供給管21等からアンモニアの供給を停止する。また、処理ガス供給管21等からの窒素の供給を停止する。そして、反応管2内のガスを排出するとともに、図3(c)に示すように、処理ガス供給管21から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出する(パージ、Vacuum工程)。
これにより、吸着ステップと、酸化ステップとからなる、ALD法の1サイクルが終了する。続いて、再び、吸着ステップから始まるALD法の1サイクルを開始する。そして、このサイクルを所定回数繰り返す。これにより、半導体ウエハW上に所望厚のシリコン窒化膜が形成される。
半導体ウエハW上に所望厚のシリコン窒化膜が形成されると、ヒータ部10により反応管2内を所定のロード温度、例えば、図3(a)に示すように、450℃に維持するとともに、処理ガス供給管21等から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出し、反応管2内を常圧へと戻す(常圧復帰工程)。
そして、ボートエレベータ127により蓋体6を下降させることにより、半導体ウエハWをアンロードし、半導体ウエハWをウエハボート9から回収する(ウエハディスチャージ工程)。
次に、ヒータ部10により反応管2内を所定の温度、例えば、図3(a)に示すように、630℃に設定する。また、処理ガス供給管21等から反応管2内に所定量の窒素を供給するとともに、反応管2内のガスを排出し、反応管2を所定の圧力、例えば、図3(b)に示すように、1064Pa(8Torr)に設定する(スタンバイ工程)。
反応管2内の温度は、450℃〜800℃であることが好ましい。かかる範囲にすることにより、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端処理しやすくなり、腐食やパーティクルの発生を抑制することができるためである。
反応管2内の圧力は、0.133Pa(0.001Torr)〜1.33kPa(10Torr)にすることが好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端処理しやすくなり、腐食やパーティクルの発生を抑制することができるためである。反応管2内の圧力は、13.3Pa(0.1Torr)〜1.33kPa(10Torr)にすることがさらに好ましく、133Pa(1Torr)〜1064Pa(8Torr)にすることが最も好ましい。かかる範囲の圧力にすることにより、反応管2内の圧力制御が容易になるためである。
続いて、図3(f)に示すように、処理ガス供給管21等から反応管2内に1slmのエチレン(C)を供給する(炭素パージ工程)。
エチレンの供給量は、10sccm〜10slmにすることが好ましい。10sccmより少ないと装置内部に付着した付着物の表面を十分に炭素終端処理できないおそれが生じ、10slmより多いと反応に寄与しないエチレンが多くなってしまうおそれが生じるためである。エチレンの供給量は、0.1slm〜10slmにすることがさらに好ましく、0.1slm〜5slmにすることが最も好ましい。かかる範囲にすることにより、付着物の表面の炭素終端処理が促進されるためである。
反応管2内にエチレンが供給されると、装置内部に付着した付着物の表面が炭素終端される。これにより、装置内部が腐食しにくくなる。また、付着物の表面が炭素終端されているので、装置内部から付着物が剥がれにくくなり、パーティクルの発生を抑制することができる。さらに、装置内部に残留していたシリコン窒化膜から発生したアウトガスが炭素終端され、装置内部に付着しにくくなる。
炭素パージ工程が終了すると、処理ガス供給管21等からエチレンの供給を停止する。そして、反応管2内のガスを排出するとともに、図3(c)に示すように、処理ガス供給管21から反応管2内に所定量の窒素を供給して反応管2内のガスを反応管2外に排出し(パージ、Vacuum工程)、この処理を終了する。そして、前述のシリコン窒化膜の形成工程を、再び、実行することができる。
このように、半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成する工程と、新たな半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成する工程との間に、炭素パージ工程を実施することにより、装置内部から付着物が剥がれにくくなり、パーティクルの発生を抑制することができる。また、装置内部が腐食しにくくなる。さらに、装置内部に残留していたシリコン窒化膜から発生したアウトガスが装置内部に付着しにくくなる。この結果、装置内部の腐食やパーティクルの発生を抑制し、生産性を向上させることができる。
次に、本発明の効果を確認するため、上記実施の形態によりシリコン窒化膜を形成した後の反応管2内部をBHF(バッファードフッ酸:Buffered Hydrogen Fluoride)を用いて10秒間エッチングした場合のエッチング量を測定した(実施例1)。また、炭素パージ工程において反応管2内の圧力を133Pa(1Torr)とした以外は、同様の方法によりシリコン窒化膜を形成した後の反応管2内部をBHFを用いて10秒間エッチングした場合のエッチング量を測定した(実施例2)。さらに比較のため、炭素パージ用ガスに窒素ガスを用いた場合(比較例1)、炭素パージ工程を行わなかった場合(比較例2)についても、同様に、エッチング量を測定した。結果を図4に示す。
図4に示すように、炭素パージ工程を行うことにより、エッチング量を減少できることが確認できた。特に、反応管2内の圧力を1064Pa(8Torr)にすることにより、エッチング量を大きく低下することが確認できた。これは、装置内部に付着した付着物の表面が炭素終端され、付着物が装置内部から剥がれにくくなっているためである。さらに、装置内部に残留していたシリコン窒化膜から発生したアウトガスが炭素終端され、装置内部に付着しにくくなっているためである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、窒化膜形成工程後に、炭素パージ工程を行うことにより、装置内部に付着した付着物の表面が炭素終端され、付着物が装置内部から剥がれにくくなる。さらに、装置内部に残留していたシリコン窒化膜から発生したアウトガスが炭素終端され、装置内部に付着しにくくなる。この結果、装置内部の腐食やパーティクルの発生を抑制し、生産性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、シリコン窒化膜を形成する場合を例に本発明を説明したが、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)、ボロンを含むシリコン窒化膜(SiBN膜)、ケイ素とボロンと炭素と窒素を含む膜(SiBCN膜)等の各種の薄膜に適用することが可能である。
上記実施の形態では、シリコン窒化膜を形成する工程の間に炭素パージ工程を実施する場合を例に本発明を説明したが、本発明は同一種類の薄膜を複数回形成する場合に限定されるものではなく、例えば、SiBN膜を形成した後に炭素パージ工程を実施し、その後シリコン窒化膜を形成するように、異なる種類の薄膜を形成する工程に炭素パージ工程を実施してもよい。
上記実施の形態では、SiソースとしてDCS、窒化ガスとしてアンモニアを用いた場合を例に本発明を説明したが、Siソースおよび窒化ガスはシリコン窒化膜を形成可能な有機ソースガスであればよく、各種のガスを使用することが可能である。
上記実施の形態では、100サイクル実行することにより、半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成した場合を例に本発明を説明したが、例えば、50サイクルのように、サイクル数を少なくしてもよい。また、200サイクルのように、サイクル数を多くしてもよい。この場合にも、サイクル数に応じて、例えば、Siソース及びアンモニアの供給量等を調整することにより、所望の厚さのシリコン窒化膜の形成が可能である。
上記実施の形態では、ALD法を用いて半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成した場合を例に本発明を説明したが、本発明はALD法を用いた場合に限定されるものではなく、CVD法を用いて半導体ウエハW上にシリコン窒化膜を形成してもよい。
上記実施の形態では、ソースガス及び窒化ガス供給時に希釈ガスとしての窒素を供給した場合を例に本発明を説明したが、ソースガス及び窒化ガス供給時に窒素を供給しなくてもよい。ただし、窒素を希釈ガスとして含ませることにより処理時間の設定等が容易になることから、希釈ガスを含ませることが好ましい。希釈ガスとしては、不活性ガスであることが好ましく、窒素の他に、例えば、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)が適用できる。
本実施の形態では、薄膜形成装置として、単管構造のバッチ式の処理装置の場合を例に本発明を説明したが、例えば、二重菅単管構造のバッチ式の処理装置に本発明を適用することも可能である。また、バッチ式の横型処理装置や枚葉式の処理装置に本発明を適用することも可能である。また、被処理体は半導体ウエハWに限定されるものではなく、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)用のガラス基板であってもよい。
本発明の実施の形態にかかる制御部100は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)など)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する制御部100を構成することができる。
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS:Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
本発明は、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜のような薄膜形成方法、および、薄膜形成装置に有用である。
1 熱処理装置
2 反応管
3 マニホールド
4 排気管
5 圧力調整部
6 蓋体
8 保温筒
9 ウエハボート
10 ヒータ部
11〜15 ヒータ
21〜23 処理ガス供給管
24〜26 流量調整部
100 制御部
111 レシピ記憶部
112 ROM
113 RAM
114 I/Oポート
115 CPU
116 バス
121 操作パネル
122 温度センサ
123 圧力計
124 MFC
125 バルブ制御部
126 真空ポンプ
127 ボートエレベータ
128 ヒータコントローラ
W 半導体ウエハ

Claims (6)

  1. 反応室内に被処理体を収容する収容工程と、
    前記反応室内に収容された被処理体に薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出する搬出工程と、を繰り返す薄膜形成方法であって、
    前記搬出工程と前記収容工程との間で、前記反応室内に炭素を含むガスを供給し、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端するとともに、前記薄膜から発生して装置内部に残留したガスを炭素終端する炭素パージ工程を備える、ことを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 前記炭素パージ工程では、前記反応室内に供給される炭素を含むガスに、エチレン、プロピレン、または、アセチレンを用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成方法。
  3. 前記薄膜は、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、ボロンを含むシリコン窒化膜、または、ケイ素とボロンと炭素と窒素を含む膜である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜形成方法。
  4. 前記炭素パージ工程では、前記反応室内の圧力を13.3Pa〜1.33kPaにする、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄膜形成方法。
  5. 前記炭素パージ工程では、前記反応室内に炭素を含むガスを0.1slm〜10slm供給する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄膜形成方法。
  6. 被処理体を収容する反応室と、
    前記反応室内に、成膜用ガスを供給する成膜用ガス供給手段と、
    前記反応室内に、炭素を含むガスを供給する炭素ガス供給手段と、
    装置の各部を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記反応室内に被処理体を収容し、前記成膜用ガス供給手段を制御して前記反応室内に収容された被処理体に薄膜を形成し、前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出する工程を繰り返し、
    前記薄膜が形成された被処理体を前記反応室外に搬出してから前記反応室内に被処理体を収容する間に、前記炭素ガス供給手段を制御して、前記反応室内に炭素を含むガスを供給し、装置内部に付着した付着物の表面を炭素終端するとともに、前記薄膜から発生して装置内部に残留したガスを炭素終端する、ことを特徴とする薄膜形成装置。
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