JP2008107400A - 感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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で示される化合物及び/又は一般式
で示される化合物と、電荷輸送性構造を有する1官能のラジカル重合性化合物とを硬化することにより形成された表面層を少なくとも有することを特徴とする。
−COOR15
(式中、R15は、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基、一般式
−COX
(式中、Xは、ハロゲン基である。)
で示される官能基又は一般式
−CONR16R17
(式中、R16及びR17は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基であり、Ar1、Ar2及びAr5は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリーレン基である。Ar3、Ar4、Ar6及びAr7は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリール基である。Xは、単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のシクロアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基、オキシ基、チオ基又はビニレン基である。Z1及びZ2は、それぞれ独立に、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基又は一般式
−COOR18−
(式中、R18は、アルキレン基である。)
で示される官能基である。m及びnは、それぞれ独立に、0以上3以下の整数である。)
で示される化合物からなる群より選択される一種以上であることを特徴とする。
で示される電荷輸送性構造を有さないラジカル重合性モノマー(A)及び一般式
で示される電荷輸送性構造を有さないラジカル重合性モノマー(B)の少なくとも一方を用いることで、表面性が優れ、3次元の網目構造が発達し、架橋密度が非常に高い高硬度の表面層が得られ、高い耐摩耗性が達成される。これは、ラジカル重合性モノマー(A)及び(B)が分子構造中に有する非極性基であるアルキル基が硬化反応時のスペーサー的役割を担って、急激な硬化収縮等により発生する塗膜のシワ及びそれに起因した白抜け等の異常画像を抑制するために、高い表面平滑性と耐摩耗性を得られるものと推定される。
で示される電荷輸送性構造を有さないラジカル重合性モノマー(C)を用いることで、感光層との密着性が高くなり、より一層耐磨耗性の高い表面層を形成することが可能となる。ラジカル重合性モノマー(C)を用いることにより、外部からの埃付着等を抑制し、硬化時の塗膜欠陥及びそれに起因した白ポチ等の異常画像を抑制することが可能となる。これは、ラジカル重合性モノマー(C)が分子内に有するポリオキシアルキレン鎖が最表面の電気抵抗を下げ、外部からの埃の付着等を抑制することが可能になるものと考えられる。
CH2=CH−X1−
(式中、X1は、置換若しくは無置換のフェニレン基、ナフチレン基等のアリーレン基、置換若しくは無置換のアルケニレン基、カルボニル基、オキシカルボニル基、一般式
−CONR1−
(式中、R1は、水素原子、メチル基、エチル基等のアルキル基、ベンジル基、ナフチルメチル基、フェネチル基等のアラルキル基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基である。)
で示される官能基又はチオ基である。)
で示される官能基が挙げられる。具体的に例示すると、ビニル基、スチリル基、2−メチル−1,3−ブタジエニル基、ビニルカルボニル基、アクリロイルオキシ基、アクリロイルアミド基、ビニルチオ基等が挙げられる。
CH2=CY−X2−
(式中、Yは、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のフェニル基、ナフチル基等のアリール基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、一般式
−COOR2
(式中、R2は、水素原子、置換若しくは無置換のメチル基、エチル基等のアルキル基、置換若しくは無置換のベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基又は置換若しくは無置換のフェニル基、ナフチル基等のアリール基である。)
で示される官能基又は一般式
−CONR3R4
(式中、R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは無置換のメチル基、エチル基等のアルキル基、置換若しくは無置換のベンジル基、ナフチルメチル基、フェネチル基等のアラルキル基又は置換若しくは無置換のフェニル基、ナフチル基等のアリール基である。)
で示される官能基である。また、X2は、X1と同一の官能基、単結合又はアルキレン基である。ただし、Y及びX2の少なくとも一方は、オキシカルボニル基、シアノ基、アルケニレン基又は芳香族環を有する)。
で示される官能基が挙げられる。具体的に例示すると、α−塩化アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、α−シアノエチレン基、α−シアノアクリロイルオキシ基、α−シアノフェニレン基、メタクリロイルアミノ基等が挙げられる。
−COOR15
(式中、R15は、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基、一般式
−COX
(式中、Xは、ハロゲン基である。)
で示される官能基又は一般式
−CONR16R17
(式中、R16及びR17は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基であり、Ar1、Ar2及びAr5は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリーレン基である。Ar3、Ar4、Ar6及びAr7は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリール基である。Xは、単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のシクロアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基、オキシ基、チオ基又はビニレン基である。Z1及びZ2は、それぞれ独立に、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基又は一般式
−COOR18−
(式中、R18は、アルキレン基である。)
で示される官能基である。m及びnは、それぞれ独立に、0〜3の整数である。)
で示される化合物からなる群より選択される一種以上を用いると、感度、残留電位等の電気的特性が良好に持続される。
(1)ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基
(2)アルキル基
C1〜C12、好ましくは、C1〜C8、さらに好ましくは、C1〜C4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、これらのアルキル基は、フルオロ基、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェニル基又はハロゲン基、C1〜C4のアルキル基若しくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル基をさらに有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、n−ブチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−プロピル基、トリフルオロメチル基、2−ヒドロキエチル基、2−エトキシエチル基、2−シアノエチル基、2−メトキシエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−フェニルベンジル基等が挙げられる。
(3)アルコキシ基(−OR1)
R1は、(2)で定義したアルキル基である。具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、イソブトキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、ベンジルオキシ基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
(4)アリールオキシ基
アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が挙げられ、これらのアリール基は、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基又はハロゲン基をさらに有してもよい。具体的には、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、4−メトキシフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基等が挙げられる。
(5)アルキルメルカプト基又はアリールメルカプト基
具体的には、メチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ基、p−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。
(6)アミノ基(−NR2R3)
R2及びR3は、それぞれ独立に、水素原子、(2)で定義したアルキル基又はアリール基である。アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基又はナフチル基が挙げられ、これらは、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基又はハロゲン基をさらに有してもよい。また、R2及びR3は、共同で環を形成してもよい。具体的には、アミノ基、ジエチルアミノ基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N,N−ジトリールアミノ基、ジベンジルアミノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基等が挙げられる。
(7)アルキレンジオキシ基又はアルキレンジチオ基
具体的には、メチレンジオキシ基、メチレンジチオ基等が挙げられる。
(8)置換又は無置換のスチリル基、置換又は無置換のβ−フェニルスチリル基、ジフェニルアミノフェニル基、ジトリルアミノフェニル基
Ar1、Ar2及びAr5のアリーレン基としては、Ar3、Ar4、Ar6及びAr7のアリール基から誘導されるアリーレン基が挙げられる。
−COOR18−
(式中、R18は、アルキレン基である。)
で示される官能基としては、カプロラクトン変性基が挙げられる。
で示される化合物からなる群より選択される一種以上であることがさらに好ましい。このとき、R20及びR21は、それぞれ独立に、メチル基又はエチル基であることが好ましい。なお、sが2又は3である場合及びtが2又は3である場合は、R20及びR21は、それぞれ複数存在するが、複数のR20及び複数のR21は、それぞれ同一であってもよいし、異なっていてもよい。
(1)ヒドロキシル基置換トリアリールアミン化合物の合成
(1)で得られたヒドロキシル基置換トリアリールアミン化合物82.9g(0.227mol)をテトラヒドロフラン400mlに溶解させ、窒素気流中で水酸化ナトリウム水溶液(NaOH12.4g+水100ml)を滴下した。この液を5℃に冷却し、アクリル酸塩化物25.2g(0.272mol)を40分かけて滴下した。その後、5℃で3時間撹拌した。この液を水に注ぎ、トルエンで抽出した。この抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液と水で繰り返し洗浄した。その後、このトルエン溶液から溶媒を除去し、カラムクロマト処理(吸着媒体:シリカゲル、展開溶媒:トルエン)により精製した。得られた無色のオイルにn−ヘキサンを加え、結晶を析出させた。このようにして、ラジカル重合性化合物(D)(No.54)の白色結晶80.73g(収率84.8%)を得た。なお、融点は、117.5〜119.0℃であり、表2に、元素分析値(単位は%)を示す。
[実施例1]
アルミニウムシリンダー上に、下記組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液及び電荷輸送層塗工液を、浸漬塗工によって順次塗布、乾燥し、膜厚3.5μmの下引き層、膜厚0.2μmの電荷発生層及び膜厚23μmの電荷輸送層を形成した。
(下引き層塗工液)
アルキッド樹脂ベッコゾール1307−60−EL(大日本インキ化学工業社製)6部
メラミン樹脂スーパーベッカミン G−821−60(大日本インキ化学工業社製)4部
酸化チタン40部
メチルエチルケトン50部
(電荷発生層塗工液)
下記構造式で示されるビスアゾ顔料2.5部
シクロヘキサノン200部
メチルエチルケトン80部
(電荷輸送層塗工液)
ビスフェノールZ型ポリカーボネートのパンライトTS−2050(帝人化成社製)10部
下記構造式で示される電荷輸送物質7部
1重量%のシリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液KF50−100CS(信越化学工業社製)1部
電荷輸送層上に、下記組成の表面層塗工液をスプレー塗工し、メタルハライドランプを用いて、照射強度500mW/cm2の光を20秒間照射した後、130℃で30分間乾燥し、膜厚4.0μmの表面層を形成し、感光体を作製した。
(表面層塗工液)
アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートKAYARAD D−310(日本化薬社製)(R1〜R6のうち、5個がアクリロイル基であるラジカル重合性モノマー(A))80部
下記構造式で示されるポリエチレングリコールジアクリレートのライトアクリレート4EG−A(共栄社化学社製)15部
光重合開始剤イルガキュア184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)(
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)10部
テトラヒドロフラン1200部
[実施例2]
表面層塗工液のアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートをアルキル変性ジペンタエリスリトールテトラアクリレートKAYARAD D−320(日本化薬社製)(R1〜R6のうち、4個がアクリロイル基であるラジカル重合性モノマー(A))に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[実施例3]
表面層塗工液のアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートをアルキル変性ジペンタエリスリトールトリアクリレートKAYARAD D−330(日本化薬社製)(R1〜R6のうち、3個がアクリロイル基であるラジカル重合性モノマー(A))に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[実施例4]
表面層塗工液のアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートを構造式
[実施例5]
表面層塗工液のポリエチレングリコールジメタクリレートを構造式
[実施例6]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートのライトアクリレートの添加量をそれぞれ90部及び5部に変更した以外は、実施例5と同様にして、感光体を作製した。
[実施例7]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートのライトアクリレートの添加量をそれぞれ66.5部及び28.5部に変更した以外は、実施例5と同様にして、感光体を作製した。
[実施例8]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートのライトアクリレートの添加量をそれぞれ50部及び45部に変更した以外は、実施例5と同様にして、感光体を作製した。
[実施例9]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートのライトアクリレートの添加量をそれぞれ35部及び60部に変更した以外は、実施例5と同様にして、感光体を作製した。
[実施例10]
表面層塗工液のラジカル重合性化合物(D)(No.54)をラジカル重合性化合物(D)(No.16)に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[実施例11]
表面層塗工液のラジカル重合性化合物(D)(No.54)をラジカル重合性化合物(D)(No.24)に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[実施例12]
表面層塗工液を下記の表面層塗工液に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
(表面層塗工液)
アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートKAYARAD D−310(日本化薬社製)70部
ポリエチレングリコールジメタクリレートのライトエステル4G(共栄社化学社製)20部
ラジカル重合性化合物(D)(No.54)90部
光重合開始剤イルガキュア184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)20部
テトラヒドロフラン90部
アルミナフィラーAA03(住友化学製)20部
[比較例1]
表面層塗工液のアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[比較例2]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレートを構造式
[比較例3]
表面層塗工液のポリエチレングリコールジメタクリレートをアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレートKAYARAD D−310(日本化薬社製)に変更した以外は、比較例2と同様にして、感光体を作製した。
[比較例4]
表面層塗工液のラジカル重合性化合物(D)を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[比較例5]
表面層塗工液のラジカル重合性化合物(D)を構造式
[比較例7]
表面層を設けずに、電荷輸送層の膜厚を27μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[比較例8]
表面層塗工液のトリメチロールプロパントリアクリレートを一般式
[比較例9]
表面層塗工液のアルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレート及びポリエチレングリコールジアクリレートをトリメチロールプロパントリアクリレートTMPTA(東京化成社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、感光体を作製した。
[評価方法及び評価結果]
以上のように作製した感光体を、プロセスカートリッジに装着し、imagio MP1350(リコー社製)で、暗部電位を−900Vに設定し、全面光照射でA4を10枚出力したときの明部電位を初期値として得た。さらに、連続してトータル10万枚の実機通紙耐久試験を行い、摩耗量及び機内電位について評価を行った。また、出力画像についても目視による評価を行った。表3に、評価結果を示す。
2 除電ランプ
3 帯電チャージャ
4 イレーサ
5 画像露光部
6 現像ユニット
7 転写前チャージャ
8 レジストローラ
9 被転写体
10 転写チャージャ
11 分離チャージャ
12 分離爪
13 クリーニング前チャージャ
14 ファーブラシ
15 クリーニングブレード
101 感光体
102 帯電装置
103 露光
104 現像装置
105 被転写体
106 転写装置
107 クリーニングブレード
Claims (10)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する感光体において、
少なくとも一般式
で示される化合物及び/又は一般式
で示される化合物と、一般式
で示される化合物と、電荷輸送性構造を有する1官能のラジカル重合性化合物とを硬化することにより形成された表面層を少なくとも有することを特徴とする感光体。 - 前記電荷輸送性構造を有する1官能のラジカル重合性化合物は、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有することを特徴とする請求項1に記載の感光体。
- 前記電荷輸送性構造は、トリアリールアミン構造であることを特徴とする請求項1又は2に記載の感光体。
- 前記電荷輸送性構造を有する1官能のラジカル重合性化合物は、一般式
−COOR15
(式中、R15は、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基、一般式
−COX
(式中、Xは、ハロゲン基である。)
で示される官能基又は一般式
−CONR16R17
(式中、R16及びR17は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン基、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアラルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基である。)
で示される官能基であり、Ar1、Ar2及びAr5は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリーレン基である。Ar3、Ar4、Ar6及びAr7は、それぞれ独立に、置換又は無置換のアリール基である。Xは、単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のシクロアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基、オキシ基、チオ基又はビニレン基である。Z1及びZ2は、それぞれ独立に、置換若しくは無置換のアルキレン基、置換若しくは無置換のオキシアルキレン基又は一般式
−COOR18−
(式中、R18は、アルキレン基である。)
で示される官能基である。m及びnは、それぞれ独立に、0以上3以下の整数である。)
で示される化合物からなる群より選択される一種以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の感光体。 - 前記表面層を形成する際に、加熱又は光照射により硬化することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の感光体。
- 前記感光層は、電荷発生層及び電荷輸送層からなり、
前記導電性支持体上に、該電荷発生層、該電荷輸送層及び前記表面層が順次積層されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の感光体。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光体を用いて、少なくとも帯電、画像露光、現像及び転写を繰り返し行うことを特徴とする画像形成方法。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光体を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段の少なくとも一つとを有し、画像形成装置本体に着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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