JP2008106886A - コントロールケーブルの結合機構 - Google Patents

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健一 鈴木
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清 持田
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Abstract

【課題】脱着が容易なコントロールケーブルの結合機構を提供することを課題とする。
【解決手段】コントロールケーブルの結合機構1は、入力側インナケーブル20と入力側アウタケーブル21とを持つ入力側コントロールケーブル2と、出力側インナケーブル30と出力側アウタケーブル81とを持つ出力側コントロールケーブル3と、入力側アウタケーブル21の出力側端部210に固定され入力側インナケーブル20の出力側端部200が軸方向に移動可能に挿通されるキャップ部材4と、を備えている。入力側インナケーブル20には連結凸部201が、出力側インナケーブル30には連結凸部201が突き当たる連結凹部301が、各々配置されている。キャップ部材4には係合部421L、421Rが、出力側アウタケーブル81には係合部421L、421Rが係合する被係合部812L、812Rが、各々配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、操作側から作動側に押圧力を伝達するプッシュタイプのコントロールケーブルの結合機構に関する。
特許文献1〜3には、二本のコントロールケーブルの結合機構(以下、適宜「結合機構」と略称する。)が紹介されている。特許文献1〜3の結合機構によると、二本のコントロールケーブルを、比較的簡単に、軸方向に接続することができる。
中でも、特許文献3には、二本のコントロールケーブルをワンタッチで接続可能な結合機構が紹介されている。一対のアウタケーブル先端には、各々キャップが取り付けられている。一対のインナケーブル先端には、各々連結具が取り付けられている。キャップ同士は凹凸係合により接続される。連結具同士は爪係合により接続される。特許文献3に記載の結合機構によると、一方のコントロールケーブルを他方のコントロールケーブルに押しつけるだけで、二本のコントロールケーブルを簡単に結合することができる。
特開平6−33385号公報 特開平7−77246号公報 実開平5−32820号公報
しかしながら、特許文献3の結合機構によると、結合は簡単である反面、一旦結合させたコントロールケーブル同士を分離するのは困難である。その理由は、爪係合部分と凹凸係合部分とが、径方向内外に、二重に配置されているからである。すなわち、コントロールケーブル同士を分離するには、まず径方向外側のキャップ同士の凹凸係合を解除し、次いで双方のキャップ(つまりアウタケーブル)を軸方向にずらし連結具を剥き出しにして、それから径方向内側の連結具同士の爪係合を解除する必要がある。このように、特許文献3の結合機構によると、分離が困難であった。このため、脱着の頻度が比較的多いコントロールケーブル同士の結合には不向きであった。
本発明の結合機構は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、結合のみならず分離も容易なコントロールケーブルの結合機構を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のプッシュタイプのコントロールケーブルの結合機構は、入力側インナケーブルと、該入力側インナケーブルが軸方向に移動可能に挿通される筒状の入力側アウタケーブルと、を持つ入力側コントロールケーブルと、出力側インナケーブルと、該出力側インナケーブルが軸方向に移動可能に挿通される筒状の出力側アウタケーブルと、を持つ出力側コントロールケーブルと、該入力側コントロールケーブルと該出力側コントロールケーブルとの間に介装され、該入力側アウタケーブルの出力側端部に固定され、該入力側インナケーブルの出力側端部が軸方向に移動可能に挿通されるキャップ部材と、を備え、前記入力側インナケーブルの出力側端部および前記出力側インナケーブルの入力側端部のうち、一方には連結凸部が、他方には該連結凸部が突き当たる連結凹部が、各々配置されており、前記キャップ部材の側周壁および前記出力側アウタケーブルの入力側端部の側周壁のうち、一方には係合部が、他方には該係合部が径方向から係合することにより該係合部の軸方向の動きを規制する被係合部が、各々配置されていることを特徴とする(請求項1に対応)。
本発明の結合機構は、押圧により動力伝達を行うプッシュタイプのコントロールケーブルに用いられる。本発明の結合機構は、入力側コントロールケーブルと出力側コントロールケーブルとキャップ部材とを備えている。入力側コントロールケーブルは、入力側インナケーブルと入力側アウタケーブルとを備えている。同様に、出力側コントロールケーブルは出力側インナケーブルと出力側アウタケーブルとを備えている。
入力側インナケーブルの出力側端部および出力側インナケーブルの入力側端部のうち、一方には連結凸部が、他方には連結凹部が、各々配置されている。キャップ部材の側周壁および出力側アウタケーブルの入力側端部の側周壁のうち、一方には係合部が、他方には被係合部が、各々配置されている。
入力側コントロールケーブルと出力側コントロールケーブルとを結合する場合は、一方のコントロールケーブルを、他方のコントロールケーブルに、相対的に押しつければよい。こうすると、連結凸部が連結凹部に突き当たる。並びに、係合部が被係合部に係合する。このため、容易に入力側コントロールケーブルと出力側コントロールケーブルとを結合することができる。
入力側コントロールケーブルと出力側コントロールケーブルとを分離する場合は、係合部と被係合部との係合を解除しながら、一方のコントロールケーブルを、他方のコントロールケーブルから、相対的に引き離せばよい。この際、連結凸部は連結凹部に突き当たっているだけに過ぎない。このため、コントロールケーブル同士を引き離すだけで、連結凸部と連結凹部とは簡単に分離する。したがって、容易に入力側コントロールケーブルと出力側コントロールケーブルとを分離することができる。このように、本発明の結合機構によると、コントロールケーブル同士の結合のみならず、分離も容易に行うことができる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記出力側アウタケーブルは、ヘッドレストと、該ヘッドレストとシートバックとの間に介装され該ヘッドレストを高さ調整可能に支持するステーと、を持つアクティブヘッドレスト装置の、該ステーであり、前記入力側インナケーブルから前記出力側インナケーブルに押圧力が伝達されることにより、該ヘッドレストの少なくとも一部を車両前方に押し出す構成とする方がよい(請求項2に対応)。
アクティブヘッドレスト装置は、車両が追突された場合などに、ヘッドレストを前方に速やかに移動させることにより、乗員の後頭部や頸部を保護する装置である。ヘッドレストは、入力側インナケーブルから出力側インナケーブルに伝達される押圧力をトリガーとして、駆動される。このため、衝突時における動作信頼性を確保するためには、入力側インナケーブルと出力側インナケーブルとが、言い換えると連結凸部と連結凹部とが、適切に当接している必要がある。
ところが、アクティブヘッドレスト装置は、例えばシートをフルフラット状態に切り替える際など、シートバックから取り外される場合がある。この場合、一旦取り外したアクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける作業は、熟練の作業者ではなく乗員が行うことになる。このため、入力側インナケーブルと出力側インナケーブルとの適切な当接状態を確保するのが困難である。
この点、本構成によると、キャップ部材およびステーのいずれか一方に配置された係合部と、残りの他方に配置された被係合部と、を係合させるだけで、入力側インナケーブルと出力側インナケーブルとを、つまり連結凸部と連結凹部とを、適切に突き当てることができる。言い換えると、係合部と被係合部とを係合させることにより、同時に連結凸部と連結凹部との位置合わせを行うことができる。このため、アクティブヘッドレスト装置の取り付け作業者の熟練程度に因らず、衝突時における動作信頼性を確保することができる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、さらに、前記シートバックに配置される位置決め凸部と、前記ステーの外周面に所定間隔ごとに離間して配置され、該位置決め凸部が径方向から係脱可能に係合することにより、前記ヘッドレストの高さを調整可能な複数の位置決め凹部と、前記キャップ部材の外周面に配置され、該位置決め凸部が径方向から係脱可能に係合することにより、該ステーを該シートバックから引き抜く際、該キャップ部材が該ステーと共に該シートバックから引き抜かれるのを抑制する抜け止め凹部と、を備える構成とする方がよい(請求項2に対応)。
本構成によると、シートバックの位置決め凸部と、ステーの位置決め凹部と、を係合させることにより、ヘッドレストの高さを調整することができる。また、シートバックの位置決め凸部と、キャップ部材の抜け止め凹部と、を係合させることにより、アクティブヘッドレスト装置を取り外す際、キャップ部材がステーと共にシートバックから引き抜かれるのを抑制することができる。
本発明によると、結合のみならず分離も容易なコントロールケーブルの結合機構を提供することができる。
以下、本発明の結合機構を、アクティブヘッドレスト装置に用いた実施の形態について説明する。
まず、本実施形態の結合機構が配置されているアクティブヘッドレスト装置の構成について説明する。図1に、本実施形態の結合機構が配置されているアクティブヘッドレスト装置の斜視図を示す。なお、以下に示す図中、方位(左右)は、車両後方から前方を見た場合を基準に定義する。
図1に示すように、アクティブヘッドレスト装置8は、ヘッドレスト80とステー81とを備えている。ステー81は、金属製であって円筒状を呈している。ステー81は、ヘッドレスト80下縁から突出している。ステー81は、左右方向に並んで一対配置されている。ステー81の下端は、シートバック9上縁に、脱着可能に挿入されている。
次に、本実施形態の結合機構の構成について説明する。図2に、本実施形態の結合機構の斜視図を示す。図3に、同結合機構の部分拡大斜視図を示す。図4に、図3の分解斜視図を示す(説明の便宜上、図3、図4においては、カップ部材を断面図で示す)。図5に、図3のV−V断面図を示す。
本実施形態の結合機構1は、一対のステー81に対応して、左右方向に一対配置されている。二つの結合機構1は同一物である。したがって、以下、左側の結合機構1についてのみ説明し、右側の結合機構についての説明を兼ねるものとする。
図2〜図5に示すように、本実施形態の結合機構1は、入力側コントロールケーブル2と、出力側コントロールケーブル3と、キャップ部材4と、位置決め凸部90と、位置決め凹部813a〜813cと、抜け止め凹部400と、を備えている。
入力側コントロールケーブル2は、入力側インナケーブル20と入力側アウタケーブル21とを備えている。入力側アウタケーブル21はチューブ状を呈している。入力側インナケーブル20は線状を呈している。入力側インナケーブル20は、入力側アウタケーブル21内部に、軸方向(上下方向)に往復動可能に挿通されている。入力側インナケーブル20の上端部(出力側端部)200には、円柱状の連結凸部201が配置されている。一方、入力側インナケーブル20の下端部(入力側端部)は、シートバック9内部に配置された受圧部材91に連結されている。
出力側コントロールケーブル3は、出力側インナケーブル30と前出ステー81とを備えている。すなわち、結合機構1においては、アクティブヘッドレスト装置8の構成部品であるステー81を、出力側アウタケーブルとして利用している。
ステー81の下端部810は、断面長円状を呈している。すなわち、下端部810の側周壁811は、前後方向に向かい合う一対の弧壁部と、左右方向に向かい合う一対の平壁部811L、811Rと、により形成されている。このうち、平壁部811Lには被係合部812Lが、平壁部811Rには被係合部812Rが、各々配置されている。被係合部812L、812Rは、各々矩形孔状を呈している。被係合部812Lは平壁部811Lを、被係合部812Rは平壁部811Rを、各々貫通している。
出力側インナケーブル30は線状を呈している。出力側インナケーブル30は、ステー81内部に、軸方向に往復動可能に挿通されている。出力側インナケーブル30の下端部300には、反円柱状(円柱を裏返した形状)の連結凹部301が配置されている。出力側インナケーブル30の上端部は、ヘッドレスト80の作動レバー800に連結されている。
キャップ部材4は、樹脂製の一体物であって、円柱部40と小筒部41と大筒部42とを備えている。円柱部40の外周面左側には、スリット状の抜け止め凹部400が形成されている。円柱部40の径方向中央には、軸方向に貫通するインナケーブル挿通孔401が穿設されている。円柱部40の外周径は、ステー81の外周径と略同一である。
小筒部41は、円筒状であって、円柱部40の下面から突設されている。小筒部41は、インナケーブル挿通孔401周囲に配置されている。小筒部41の内部には、入力側アウタケーブル21の上端部210が収容、固定されている。
大筒部42は、断面長円状であって、円柱部40の上面から突設されている。大筒部42は、インナケーブル挿通孔401周囲に配置されている。大筒部42の側周壁は、前後方向に向かい合う一対の弧壁部と、左右方向に向かい合う一対の平壁部420L、420Rと、により形成されている。平壁部420Lには係合部421Lが、平壁部420Rには係合部421Rが、各々配置されている。係合部421L、421Rは、各々上縁が固定された片持ち梁状を呈しており、径方向に弾性変形可能である。
大筒部42は、ステー81の下端部810に、係脱可能に挿入されている。具体的には、係合部421Lが被係合部812Lに、係合部421Rが被係合部812Rに、各々径方向に係合することにより、大筒部42つまりキャップ部材4とステー81とが接続されている。大筒部42の内部には、インナケーブル挿通孔401を貫通した入力側インナケーブル20の上端部200が配置されている。当該上端部200の連結凸部201は、出力側インナケーブル30の下端部300の連結凹部301内部に、軸方向に突き当てられた状態で、収容されている。
カップ部材5は、樹脂製であって、上方に開口する有底円筒状を呈している。カップ部材5は、シートバック9の上縁に埋設されている。カップ部材5の底壁50には、ステー挿通孔500が穿設されている。ステー挿通孔500には、前記ステー81およびキャップ部材4が、軸方向に移動可能に挿通されている。
位置決め凸部90は、シートバック9内部に配置されている。位置決め凸部90は板状を呈しており、ヘッドレスト高さ調整ボタン(図略)に連動している。位置決め凸部90は、右方向(係合方向)に付勢されている。乗員がヘッドレスト高さ調整ボタンを押すと、位置決め凸部90は、付勢力に抗して、左方向(脱出方向)に移動する。
位置決め凹部813a〜813cは、リング溝状であって、ステー81の外周面に凹設されている。位置決め凹部813a〜813cは、上下方向に所定間隔ごとに並設されている。抜け止め凹部400は、スリット状であって、キャップ部材4の円柱部40の外周面左側に凹設されている。これら位置決め凹部813a〜813cおよび抜け止め凹部400に対して、位置決め凸部90は、選択的に係脱可能である。
次に、ヘッドレスト80の高さの調整方法について説明する。調整においては、まずヘッドレスト高さ調整ボタンを押し、位置決め凸部90を左方向に移動させる。こうすると、位置決め凸部90が、位置決め凹部813a〜813cあるいは抜け止め凹部400から脱出する。次に、ヘッドレスト高さ調整ボタンを押すのを止め、ステー81を上下動させる。ここで、位置決め凸部90は右方向に付勢されている。したがって、当該付勢力により、位置決め凸部90は、ステー81の外周面を相対的に摺動する。そして、位置決め凸部90は、脱出した位置決め凹部813a〜813c(例えば813a)の軸方向に隣接する位置決め凹部813a〜813c(例えば813b)に、入り込む。このようにして、位置決め凹部813a〜813cに、位置決め凸部90を選択的に係合させることができる。なお、位置決め凸部90と抜け止め凹部400との係脱も同様に行われる。
次に、アクティブヘッドレスト装置8をシートバック9に取り付ける際の動きについて説明する。図6に、アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け前における軸方向断面図を示す。図7に、アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け前半における軸方向断面図を示す。図8に、アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け後半における軸方向断面図を示す。なお、説明の便宜上、図6〜図8において、カップ部材5、位置決め凸部90は省略して示す。
アクティブヘッドレスト装置8をシートバック9に取り付ける場合は、図6に示すように、上方からステー81をキャップ部材4の大筒部42に近づける。そして、大筒部42を、ステー81の下端部810に、相対的に挿入する。
ここで、係合部421L、421Rは、各々上方に尖る断面テーパ状を呈している。すなわち、係合部421Lは、傾斜部421Laと、傾斜部421Laの下方に連なる直線部421Lbと、を備えている。並びに、係合部421Rは、傾斜部421Raと、傾斜部421Raの下方に連なる直線部421Rbと、を備えている。
挿入の際、図7に示すように、係合部421Lの傾斜部421Laは、側周壁811の平壁部811L下端に圧接する。このため、傾斜部421Laは、平壁部811L下端により規制され、図7に白抜き矢印で示すように、大筒部42の径方向内側(右側)に移動する。すなわち、係合部421Lは、上端(固定端)を中心として、径方向内側に弾性的に湾曲する。同時に、傾斜部421Raは、平壁部811R下端により規制され、図7に白抜き矢印で示すように、大筒部42の径方向内側(左側)に移動する。すなわち、係合部421Rは、上端(固定端)を中心として、径方向内側に弾性的に湾曲する。このようにして、係合部421L、421Rは、下端部810の内部に、相対的に入り込む。
さらに挿入を続けると、図8に示すように、係合部421L、421Rは、被係合部812L、812Rに差し掛かる。係合部421Lは、自身に蓄積された弾性力により、径方向外側(左側)に付勢されている。このため、係合部421Lは、被係合部812Lから径方向外側に突出する。同時に、係合部421Rは、自身に蓄積された弾性力により、径方向外側(右側)に付勢されている。このため、係合部421Rは、被係合部812Rから径方向外側に突出する。並びに、入力側インナケーブル20の上端部200の連結凸部201が、出力側インナケーブル30の下端部300の連結凹部301に、入り込み、突き当たる。このようにして、アクティブヘッドレスト装置8は、シートバック9に取り付けられる。なお、取り付け後は、前出図5に示す状態になる。
反対に、アクティブヘッドレスト装置8をシートバック9から取り外す際は、直線部421Lb、421Rbを挟持し、係合部421Lを被係合部812L内に、係合部421Rを被係合部812R内に、各々没入させる。そして、この状態のまま、ステー81を上方に引っ張る。すなわち、上記取り付けの際とは逆の順番(図5→図8→図7→図6)に作業を行う。
次に、アクティブヘッドレスト装置8が作動する場合の、本実施形態の結合機構1の動きについて説明する。車両が追突されると、シートバック9に乗員が相対的に押しつけられる。このため、シートバック9内部の受圧部材91が押圧力を受ける。受圧部材91が押圧力を受けると、入力側インナケーブル20が上方に押し上げられる。このため、連結凸部201および連結凹部301を介して、出力側インナケーブル30も上方に押し上げられる。出力側インナケーブル30が押し上げられると、作動レバー800が揺動する。ここで、ヘッドレスト80は、前方への付勢力が蓄積された状態で、作動レバー800により、保持されている。このため、作動レバーが揺動すると、付勢力が解放され、ヘッドレスト80が前方に押し出される。押し出されたヘッドレスト80は、乗員の後頭部に接近し、乗員をむち打ちなどから保護する。
次に、本実施形態の結合機構1の作用効果について説明する。本実施形態の結合機構1によると、入力側コントロールケーブル2と出力側コントロールケーブル3とを結合する場合は、出力側コントロールケーブル3を、入力側コントロールケーブル2に、押しつければよい。こうすると、連結凸部201が連結凹部301に突き当たる。並びに、係合部421L、421Rが被係合部812L、812Rに係合する。このため、容易に入力側コントロールケーブル2と出力側コントロールケーブル3とを結合することができる。
入力側コントロールケーブル2と出力側コントロールケーブル3とを分離する場合は、係合部421L、421Rと被係合部812L、812Rとの係合を解除しながら、出力側コントロールケーブル3を、入力側コントロールケーブル2から、引き離せばよい。この際、連結凸部201は連結凹部301に突き当たっているだけに過ぎない。このため、コントロールケーブル同士を引き離すだけで、連結凸部201と連結凹部301とは簡単に分離する。したがって、容易に入力側コントロールケーブル2と出力側コントロールケーブル3とを分離することができる。このように、本実施形態の結合機構1によると、コントロールケーブル同士の結合のみならず、分離も容易に行うことができる。
また、本実施形態の結合機構1によると、キャップ部材4の係合部421L、421Rと、ステー81の被係合部812L、812Rと、を係合させるだけで、入力側インナケーブル20と出力側インナケーブル30とを、つまり連結凸部201と連結凹部301とを、適切に突き当てることができる。言い換えると、係合部421L、421Rと被係合部812L、812Rとを係合させることにより、同時に連結凸部201と連結凹部301との位置合わせを行うことができる。このため、アクティブヘッドレスト装置8の取り付け作業者の熟練程度に因らず、衝突時における動作信頼性を確保することができる。
また、本実施形態の結合機構1によると、シートバック9の位置決め凸部90と、ステー81の位置決め凹部813a〜813cと、を係合させることにより、ヘッドレスト80の高さを調整することができる。また、シートバック9の位置決め凸部90と、キャップ部材4の抜け止め凹部400と、を係合させることにより、アクティブヘッドレスト装置8を取り外す際、キャップ部材4がステー81と共にシートバック9から引き抜かれるのを抑制することができる。
以上、本発明のコントロールケーブルの結合機構の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記実施形態においては、係合部421L、421Rをキャップ部材4に、被係合部812L、812Rをステー81に、それぞれ配置した。しかしながら、当該配置は逆であってもよい。すなわち、係合部をステーに、被係合部をキャップ部材に、それぞれ配置してもよい。同様に、上記実施形態においては、連結凸部201を入力側インナケーブル20に、連結凹部301を出力側インナケーブル30に、それぞれ配置した。しかしながら、連結凸部を出力側インナケーブルに、連結凹部を入力側インナケーブルに、それぞれ配置してもよい。
また、連結凸部201を円錐状に、連結凹部301を反円錐状(円錐を裏返した形状)に、それぞれ形成してもよい。こうすると、入力側インナケーブル20と出力側インナケーブル30とを突き当てる際、連結凸部201先端が連結凹部301の側周面に案内されるため、より確実に位置合わせを行うことができる。
また、連結凸部201を球状に、連結凹部301を反球状(球を裏返した形状)に、それぞれ形成してもよい。こうすると、入力側インナケーブル20と出力側インナケーブル30とが多少軸ずれを起こした場合であっても、確実に動力伝達を行うことができる。また、本発明のコントロールケーブルの結合機構は、プッシュタイプのあらゆるコントロールケーブル同士の接続に用いることができる。
本発明のコントロールケーブルの結合機構の、一実施形態となる結合機構が配置されているアクティブヘッドレスト装置の斜視図である。 同結合機構の斜視図である。 同結合機構の部分拡大斜視図である。 図3の分解斜視図である。 図3のV−V断面図である。 アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け前における軸方向断面図である。 アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け前半における軸方向断面図である。 アクティブヘッドレスト装置をシートバックに取り付ける際の、取り付け後半における軸方向断面図である。
符号の説明
1:結合機構。
2:入力側コントロールケーブル、20:入力側インナケーブル、200:上端部、201:連結凸部、21:入力側アウタケーブル、210:上端部。
3:出力側コントロールケーブル、30:出力側インナケーブル、300:下端部、301:連結凹部。
4:キャップ部材、40:円柱部、400:抜け止め凹部、401:インナケーブル挿通孔、41:小筒部、42:大筒部、420L:平壁部、420R:平壁部、421L:係合部、421La:傾斜部、421Lb:直線部、421R:係合部、421Ra:傾斜部、421Rb:直線部。
5:カップ部材、50:底壁、500:ステー挿通孔。
8:アクティブヘッドレスト装置、80:ヘッドレスト、800:作動レバー、81:ステー、810:下端部、811:側周壁、811L:平壁部、811R:平壁部、812L:被係合部、812R:被係合部、813a〜813c:位置決め凹部。
9:シートバック、90:位置決め凸部、91:受圧部材。

Claims (3)

  1. 入力側インナケーブルと、該入力側インナケーブルが軸方向に移動可能に挿通される筒状の入力側アウタケーブルと、を持つ入力側コントロールケーブルと、
    出力側インナケーブルと、該出力側インナケーブルが軸方向に移動可能に挿通される筒状の出力側アウタケーブルと、を持つ出力側コントロールケーブルと、
    該入力側コントロールケーブルと該出力側コントロールケーブルとの間に介装され、該入力側アウタケーブルの出力側端部に固定され、該入力側インナケーブルの出力側端部が軸方向に移動可能に挿通されるキャップ部材と、を備え、
    該入力側インナケーブルの出力側端部および該出力側インナケーブルの入力側端部のうち、一方には連結凸部が、他方には該連結凸部が突き当たる連結凹部が、各々配置されており、
    該キャップ部材の側周壁および該出力側アウタケーブルの入力側端部の側周壁のうち、一方には係合部が、他方には該係合部が径方向から係合することにより該係合部の軸方向の動きを規制する被係合部が、各々配置されているプッシュタイプのコントロールケーブルの結合機構。
  2. 前記出力側アウタケーブルは、ヘッドレストと、該ヘッドレストとシートバックとの間に介装され該ヘッドレストを高さ調整可能に支持するステーと、を持つアクティブヘッドレスト装置の、該ステーであり、
    前記入力側インナケーブルから前記出力側インナケーブルに押圧力が伝達されることにより、該ヘッドレストの少なくとも一部を車両前方に押し出す請求項1に記載のコントロールケーブルの結合機構。
  3. さらに、前記シートバックに配置される位置決め凸部と、
    前記ステーの外周面に所定間隔ごとに離間して配置され、該位置決め凸部が径方向から係脱可能に係合することにより、前記ヘッドレストの高さを調整可能な複数の位置決め凹部と、
    前記キャップ部材の外周面に配置され、該位置決め凸部が径方向から係脱可能に係合することにより、該ステーを該シートバックから引き抜く際、該キャップ部材が該ステーと共に該シートバックから引き抜かれるのを抑制する抜け止め凹部と、
    を備える請求項2に記載のコントロールケーブルの結合機構。
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