JP5432997B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は管継手に関し、特に、燃料電池などでの水素供給源としての水素吸蔵合金カートリッジを、燃料電池に接続するのに適した管継手に関する。
近年、水素を燃料とする燃料電池を使った車両等、特に車いすや動力付き自転車などの軽車両において、水素を供給するための手段としての水素吸蔵合金を内蔵した水素供給カートリッジすなわちタンクを用いるものが使用されてきている。
この種車両では、水素供給カートリッジを、当該車両に設けたカートリッジ収納部内に装填して、車両に装着されている燃料電池の水素受入口と該カートリッジの水素供給口との連結を行うようにされている。この場合、燃料電池の水素受入口には雌型管継手が設けられ、水素供給カートリッジの水素供給口には雄型管継手が設けられ、水素供給カートリッジをカートリッジ収納部内に装填するだけで、雄型管継手が雌型管継手内に挿入され、雌型管継手に設けられた施錠子(施錠ボール)が、雄型管継手の外周面に形成された施錠凹部に嵌合されて、雌型管継手の外周面上に摺動可能に取り付けられた施錠子押圧スリーブが、バネ力で該施錠子上に変位して該施錠子を半径方向内向きに押圧して該施錠子を施錠凹部内に拘束し、これにより両管継手の連結が行われる、いわゆるワンタッチ式の管継手を用いたものがある。ワンタッチ式管継手としては、例えば、特許文献1に示されるようなものである。
この水素供給カートリッジをカートリッジ収納部から取り外すときには、作業者が施錠子押圧スリーブを摺動して、施錠子が施錠凹部から外れるようにした状態で、該水素供給カートリッジの雌型管継手を車両側の雄型管継手から引き離すことが必要である。このため、取り外し操作がやりにくく、煩わしいという問題がある。
特許第3931176
本発明は、以上の如き点を考慮してなされたものであり、連結または連結解除するときに上述の如き操作の煩わしさのなく、しかも、確実な連結を可能とする管継手を提供することを目的としている。
本発明は、
先端から後方に延びる挿入部(以下に述べる実施形態の説明においては参照番号16で示す)を備える雄型管継手(12)であって、該挿入部の外周面の先端より後方寄りの位置に係止用凹部(18)を備える雄型管継手(12)と、
該雄型管継手(12)の該挿入部(16)を受け入れるために先端から後方に向かって延びる受入部(20)を備え後端まで延びる前後方向貫通孔(22)を備える筒状の雌型管継手であって、該受入部を画定する周壁(24)と、該周壁に支持され、該受入部(20)内に挿入された該雄型管継手の挿入部(16)の該係止用凹部(18)に嵌合して該雄型管継手(12)を該雌型管継手(14)に係止する係止部材(26)とを備える雌型管継手(14)と、
を備え、
該係止部材(26)が該雌型管継手(14)の長手方向で延びる弾性部材とされ、該雌型管継手(14)の先端側にある先端と該雌型管継手(14)の先端側よりも後方位置にある後端とを有し、その先端に該雄型管継手(12)の係止用凹部(18)に嵌合する嵌合凸部(30)を有し、
該雌型管継手の該周壁は、該係止部材(26)をその先端及び後端の間の中間部分(26a)で支持し、該雄型管継手(12)の挿入部(16)が該雌型管継手(14)の受入部(20)内に挿入されたときに、該挿入部(16)が該嵌合凸部(30)を通過して進み、該係止部材(26)の後端を半径方向外側に変位することにより当該係止部材(26)を該雌型管継手(14)の前後方向で傾斜させ、該係止部材(26)の該嵌合凸部(30)が該係止用凹部(18)内に押圧されるようにして嵌合されるようにした管継手を提供する。
この管継手においては、雌型管継手(14)の係止部材(26)の嵌合凸部(30)が雄型管継手(12)の挿入部(16)の係止用凹部(18)と嵌合された状態では、当該係止部材の後端部が半径方向外側に押し出されることにより該係止部材が傾斜して、先端部にある嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)に押圧されるようにしているので、前述の従来のワンタッチ式の管継手のように施錠子押圧スリーブのような、係止用凹部(18)に嵌合した嵌合凸部を半径方向外側から押圧するスリーブなどの部材を用いなくとも、雄型管継手と雌型管継手との係止を確実に行うことが可能となる。また、係止用凹部(18)に嵌合した嵌合凸部を半径方向外側から押圧するスリーブなどの部材を用いないので、作業者が雄型管継手を一定以上の引抜き力をかけることにより、該雄型管継手を雌型管継手から引き抜くことが可能となる。
本発明はまた、
先端から後方に延びる挿入部(16)を備える雄型管継手(12)であって、該挿入部の外周面の先端より後方寄りの位置に係止用凹部(18)を備える雄型管継手(12)と、
該雄型管継手(12)の該挿入部(16)を受け入れるために先端から後方に向かって延びる受入部(20)を備え後端まで延びる前後方向貫通孔(22)を備える筒状の雌型管継手であって、該受入部を画定する周壁(24)と、該周壁に支持され、該受入部(20)内に挿入された該雄型管継手の挿入部(16)の該係止用凹部(18)に嵌合して該雄型管継手(12)を該雌型管継手(14)に係止する係止部材(26)とを備える雌型管継手(14)と、
を備え、
該係止部材(26)が該雌型管継手の長手方向で延びる弾性部材とされ、該雌型管継手(14)の先端側にある先端と該雌型管継手(14)の先端側よりも後方位置にある後端とを有し、その先端に該雄型管継手(12)の係止用凹部(18)に嵌合する嵌合凸部(30)を有し、
該雌型管継手(14)の該周壁(24)は、該係止部材(26)をその先端及び後端の間の中間点を支持する支点(以下に述べる実施形態においては、筒状体44の内周面に形成される断面三角形とされ、係止部材(26)の上面に係合する抑え壁部(44a)の環状凸縁部(44b)が支点となる)を有し、該雄型管継手(12)の挿入部(16)が該雌型管継手(14)の受入部(20)内に挿入され、該係止部材(26)の嵌合凸部(30)が該係止用凹部(18)に嵌合する前の段階において、該嵌合凸部(30)が該挿入部(16)により半径方向外側に変位されて当該係止部材(26)の支点(44b)よりも先端側を半径方向外側に反らせるとともに、該係止部材(26)の後端が半径方向外側に変位されて当該係止部材の該支点(44b)よりも後端側を半径方向外側に反らせるようにした管継手を提供する。
この管継手においては、該係止部材(26)の嵌合凸部(30)が該係止用凹部(18)に嵌合する前の段階において、支点(44b)を中心として係止部材(26)の前端側が半径方向外側に反り返った状態で、係止部材(26)の後端側を半径方向外側に押し出しそり返すようにする必要があるので、管継手の連結作業を行っている作業者は大きな抵抗力を感じ、また、係止部材(26)の先端側は、後端側が半径方向外側にそり返されることにより生じる回転モーメントを受けるので、該嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)により強い力で嵌合されることになり、該嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)内に嵌合したときに大きな音もしくは衝撃感を得ることができるので、管継手の連結が完了したことをより明瞭に確認することが可能となる。
上記第1番目の本発明に係る管継手における該係止部材(26)は、具体的には、その先端から後端に向けて当該雌型管継手(14)の前後方向軸線に対して略平行に延びるようにされ、該嵌合凸部(30)が該係止部材(26)の先端において半径方向内側に延び、また該係止部材(26)の後端に半径方向内側に延びる押出部(32)を有し、該押出部(32)が、雄型管継手(12)の挿入部(16)の雌型管継手(14)の受入部(20)への挿入に伴って、半径方向外側への力を受け、それにより、該係止部材の後端が半径方向外側に変位されて、該係止部材(26)の先端の嵌合凸部(30)が該係止用凹部(18)内に押圧されるようにすることができる。このようにすることにより、係止部材の嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)に嵌合される前の段階において、係止部材の嵌合凸部(30)が半径方向内側への押圧力を受けるので、該嵌合凸部(30)は大きな力で係止用凹部(18)に嵌合されることになり、大きな音または衝撃感を得ることができ、管継手の連結が完了したことをより明瞭に確認することが可能となる。
また、上記第1番目の本発明に係る管継手における雌型管継手の該周壁(24)は、
係止部材(26)の先端と後端との間の中間部分(26a)を半径方向内側から支持する支持壁部(42b)と、
雌型管継手の先端側で該支持壁部(26b)に隣接して当該周壁を半径方向内方に貫通し、係止部材(26)の嵌合凸部(30)が受入部(20)内にまで半径方向内方に延びるようにする先端側貫通口(42c)と、
雌型管継手の後端側で該支持壁部(26b)に隣接して当該周壁を半径方向内方に貫通し、該係止部材(26)の押出部(32)が受入部(20)内にまで半径方向内方に延びるようにする後端側貫通口(42d)と、
支持壁部(42b)の半径方向外側に該支持壁部から離して設けられた抑え壁部(同実施形態においては、周壁を構成する筒状部材(44)の内周面に形成された環状凸部(44a)により構成)と、
を有し、
雄型管継手の挿入部(16)が雌型管継手の受入部(20)に挿入されるときに、係止部材が、その中間部分(26a)が該支持壁部(42b)と該抑え壁部(44a)との間で保持されながら、該係止用凹部(18)に係合される前の係止部材(26)の嵌合凸部(30)が該受入部(20)から半径方向外側に押し出されるのを許容し、該嵌合凸部(30)が該係止用凹部(18)に嵌合された時点では、係止部材(26)の押出部(32)が半径方向外側に押し出されて係止部材(26)がその前後方向で傾斜され、嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)内に押圧されるようにすることができる。
この場合、該雌型管継手(14)は、具体的には、前後方向貫通孔(22)を有する筒状の雌型本体(40)と、該雌型本体の先端側部分(42)の周りに該先端側部分の外周面から間隔をあけて取り付けられた筒状部材(44)とを有し、該周壁(24)の支持壁部(42b)及び先端側貫通口(42c)及び後端側貫通口(42d)が、雌型本体(40)に形成され、該抑え壁部(44a)が該筒状部材(44)に形成されるようにすることができる。
また、上記第1及び第2の本発明に係る管継手における雌型管継手(14)は、前後方向貫通口内に前後方向で変位可能に設けられた押出部材(50)を有し、該押出部材は、該雌型管継手の受入部(20)に挿入される雄型管継手(12)の挿入部(16)によって後方に押し込まれることにより係止部材(26)の押出部(32)と係合して該押出部を半径方向外側に押し出すようにすることができる。
また、雌型管継手(14)が前後方向貫通孔(22)の周壁に前後方向貫通孔(22)を囲むように設けられた環状の第1シール部材(66)と、前後方向貫通孔(22)内に設定され、先端方向に向けて付勢され、該環状の第1シール部材(66)に密封係合される第1バルブ部材(62)とを有し、
雄型管継手(12)が第2の前後方向貫通孔(68)と、該第2の前後方向貫通孔(68)の周壁に該第2の前後方向貫通孔を囲むように設けられた環状の第2シール部材(64)と、該第2の前後方向貫通孔(68)内に設定され、先端方向に向けて付勢され、該環状の第2シール部材(64)に密封係合される第2バルブ部材(60)とを有し、
該係止部材(26)の嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)に嵌合された時点で、該押出部材(50)が、該第1及び第2バルブ部材(62,60)と係合して、該第1及び第2シール部材から離し、該雌型管継手の該前後方向貫通孔(22)及び雄型管継手の該第2の前後方向貫通孔(68)を相互に連通するようにすることができる。
具体的には、押出部材(50)は、その先端及び後端側に細長い先端側伸張部(50a)及び後端側伸張部(50b)と、該先端側伸張部及び後端側伸張部を通り前後方向で貫通している連通孔(50e)とを有し、係止部材の嵌合凸部(30)が係止用凹部(18)に嵌合された時点において、後端側伸張部(50b)及び先端側伸張部(50a)がそれぞれ、第1及び第2シール部材(64,66)を摺動貫通して該第1及び第2バルブ部材(62,60)に係合するようになっており、該連通孔(50e)を通して、該雌型管継手の前後方向貫通孔(22)及び雄型管継手の第2の前後方向貫通孔(68)を連通するようにすることができる。この場合、連通孔(50e)の直径を小さなものとして該連通孔(50e)の容積を小さくすることができ、従って、該押出部材(50)によって第1及び第2バブル部材(62,60)を第1及び第2シート部材(64,66)から離して雌型管継手の該前後方向貫通孔(22)及び雄型管継手の該第2の前後方向貫通孔(68)を相互に連通するようにしたときに、これら前後方向貫通孔(22,68)を含む流体管路内に入り込む空気の量を、当該連通孔内の少量の空気量に抑えることが可能となる。すなわち、燃料電池などの燃料供給路としての水素供給路などにおいては、管継手の連結の際に空気の混入をできるだけ少なくすることが求められるが、上記構成により、それが可能となる。
より具体的には、押出部材(50)は、雄型管継手の挿入部(16)が雌型本体の受入部(20)内に挿入されたときに、雄型管継手と係合される雄型管継手係合部材(80)を有し、雄型管継手が雌型管継手から引き抜かれるときに、該雄型管継手と共に動かされ、該後端側伸張部(50b)が第1シール部材(66)から引き抜かれるようにすることができる。これは、第1シール部材(66)と後側伸張部(50b)との付着が生じていたとしても、これを引き剥がして該後側伸張部(50b)を強制的に第1シール部材(66)から引き抜くことができるようにするものである。
具体的には、雄型管継手係合部材は、当該雌型本体の先端方向に延びるアーム(80)を含み、該アームは、雄型管継手が挿入されたときに半径方向内側に変位されて、該雄型管継手の外周面に係合するようにすることができる。
係止部材(26)は、当該雌型管継手(14)の前後方向で細長くされた板状バネ部材で形成することができる。板状バネ部材を用いることにより、係止部材(26)の嵌合凸部(30)が雄型管継手(12)の係止用凹部(18)に嵌合したときに係止用凹部(18)との間にガタツキ無く嵌合するように設定することができる。
この場合、係止部材の押圧部(32)を、板状バネ部材の後端部を湾曲して形成し、該押出部が後方に向かうに従って半径方向内側に傾斜する傾斜面(32a)を有するようにし、該傾斜面(32a)が押出部材(50)に係合され、後方に押し込まれる押出部材(50)が該傾斜面(32a)に摺動係合しながら該押出部(32)を次第に半径方向外側に押し出すようにすることができる。このようにすることにより、雄型管継手(12)を挿入するときに、それに対する抵抗力が次第に大きくなるようにすることができる。また、雄型管継手(12)を引き出す際に、嵌合突起(30)が雄型管継手の係止用凹部(18)から外れた段階では、該係止部材の押出部(32)は、その弾性力によって、該傾斜面(32a)を介して雄型管継手(12)を引き出し方向に押圧するようにし、引き出しを容易に行うことを可能にすることができる。
また、該係止部材(26)の押出部(32)が、雌型管継手(14)の周壁(24)の周方向で等間隔をあけて複数設けられ、該押出部(32)の傾斜面(32a)が押出部材(50)に対して周方向で間隔をあけて係合されるようにすることができる。このようにすることにより、係止部材(26)の押出部(32)が押出部材(50)をその周囲から囲むように係合することになるので、雄型管継手(12)の雌型管継手(14)に対する挿入、引出に伴う押出部材(50)の動きをスムースにすることができる。
以下、本発明に係る管継手の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施形態にかかる管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手と雌型管継手とが外されている状態を示している。 第1の実施形態に係る管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手を雌型管継手に挿入はじめた状態を示している。 第1の実施形態に係る管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手を雌型管継手に更に挿入した状態を示している。 第1の実施形態に係る管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手を雌型管継手に更に挿入した状態を示している。 第1の実施形態に係る管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手が雌型管継手に連結された状態を示している。 第1の実施形態に係る管継手の雌型管継手の分解斜視図を示している。 本発明の第2の実施形態に係る管継手の縦断面図であって、雄型管継手と雌型管継手とが外されている状態を示している。 第2の実施形態にかかる管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手を雌型管継手に挿入はじめた状態を示している。 第2の実施形態にかかる管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手を雌型管継手に更に挿入した状態を示している。 第2の実施形態にかかる管継手を示す縦断面図であって、雄型管継手が雌型管継手に連結された状態を示している。
本発明に係る管継手10は、雄型管継手12と雌型管継手14とを有する。雄型管継手12は、その先端から後方に延びる挿入部16を備え、該挿入部の外周面の先端より後方寄りの位置には係止用凹部18が設けられている。雌型管継手14は、雄型管継手12の挿入部16を受け入れるために先端から後方に延びる受入部20を備え、前後方向で貫通する前後方向貫通孔22を有している。雌型管継手14はまた、受入部20を画定する周壁24に支持され、受入部20内に挿入された雄型管継手12の挿入部16の係止用凹部18に嵌合して(図5)、該雄型管継手12を雌型管継手14に係止連結する係止部材26を備える。
係止部材26は、細長い板状バネ部材を折り曲げて、その先端部分に雄型管継手12の係止用凹部18に嵌合する嵌合凸部30を形成し、その後端部分に後で詳述する押出部32を形成してなる。該係止部材26は、周壁24の周方向で等間隔開けて複数設けることが好ましく、図示の実施形態においては、直径方向で対向する位置に2つの係止部材26が設けられている。
雌型管継手14は、筒状の雌型本体40(図6)と、該雌型本体40の先端側部分(図示の例では、当該雌型本体の先端側のほぼ半分の部分)42の外周を囲うように設けられた筒状部材44とを有する。
先端側部分42は、係止部材26の先端と後端との間の中間部分26aを支持する支持溝42aを有する支持壁部42bと、雌型管継手14の先端側で支持壁部42bに隣接して当該雌型本体40を半径方向で貫通するように設けられた先端側貫通口42cと、雌型管継手14の後端側で支持壁部42bに隣接して当該雌型本体40を半径方向で貫通するように設けられた後端側貫通口42dとを有する。
先端側貫通口42cは、係止部材26の嵌合凸部30が当該雌型管継手14の前後方向貫通孔22の受入部20内にまで半径方向に延びるのを許容している。後端側貫通口42dは、係止部材26の押出部32が同前後方向貫通孔22内にまで半径方向に延びるのを許容している。具体的には、先端側貫通口42cと後端側貫通口42dは、筒状の先端側部分42を支持壁部42bの前後で接線方向に切欠42h,42i(図6)を設けることにより形成されている。
筒状部材44は、その先端が、雌型本体40の先端側部分42の先端部分42fの外周面に固着され、その後端が、雌型本体における先端側部分42の後側に隣接する部分に形成された環状段部40aに嵌合されている。該筒状部材44の内周面には、雌型本体40の支持壁部42bにおける支持溝42aに対向して近接する断面台形状の環状凸部44aを有しており、その前後には、後述する係止部材26の嵌合凸部30及び押出部32が半径方向外側に押し出されるのを可能にする環状空間44b、44cが形成されている。該環状凸部44aの内周面と支持溝42aの底面との間の間隔は、該支持溝42a内に支持された係止部材26の半径方向厚みよりも大きくされている。この間隔は、後述するが、雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に挿入されて、該係止部材26の嵌合凸部30が雌型管継手14の係止用凹部18に嵌合されたときに、該係止部材26の押出部32が半径方向外側に押し出されて、当該係止部材26が全体として前後方向で傾斜した姿勢(図5参照)をとり、嵌合凸部30が係止用凹部18内に押圧されるようにするのを可能にするようなものとされる。また、雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に挿入されて、嵌合凸部30が係止用凹部18内に嵌合される前の段階において、係止部材26の嵌合凸部30及び押出部32が半径方向外側に押し出されて係止部材26が全体として弓形となることを可能にする(図4参照)ようなものとされる。
雌型管継手14には、雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に挿入されたときに、上記係止部材26の押出部32と係合して半径方向外側に押し出すための押出部材50が設けられている。該押出部材50は、雌型管継手14の前後方向貫通孔22内に前後方向で摺動可能に取り付けられており、雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14に挿入されていない状態においては、図1に示す如き位置にある。雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に挿入されてくると、該挿入部16によって後方に押し込まれ、それに伴い、係止部材26の押出部32を半径方向外側に押し出す。図6及び図1乃至図5に示すように、押出部材50には、当該雌型管継手の長手軸線と直交する方向に設けられた上下一対の貫通孔(図6図には上側の貫通孔50fのみを示してある)が設けられており、該貫通孔にはピン50g,50hが通され、該押出部材50から両側に突出している当該ピン50a,50bの先端部分が、切欠42h,42iの底面42j、42kに接するようにされている。
図示の実施形態においては、押出部材50の前後面の半径方向での略中心位置には細長い先端側伸張部50a及び後端側伸張部50bが設けられており、雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に挿入されると、先端側伸張部50a及び後端側伸張部50bはそれぞれ、雄型管継手12及び雌型管継手14のボール型のバルブ部材60,62と係合して、該バルブ部材を環状のシール部材64,66から離して(図5)、雄型管継手12の前後方向貫通孔68と雌型管継手14の前後方向貫通孔22とを連通するようにされている。具体的には、雄型管継手12の前後方向貫通孔68の周壁には、該貫通孔68を囲うようにシール部材64が設けられており、該シール部材64に対してバルブ部材60が付勢部材としての圧縮コイルバネ72により押圧されるようになっている。同様に、雌型管継手14の前後方向貫通孔22の周壁には、該貫通孔22を囲うようにしてシール部材66が設けられており、付勢部材としての圧縮コイルバネ74により押圧されるようになっている。シール部材64,66はそれぞれ、筒状のストッパー76,78により固定されている。
図示の実施形態においては、係止部材26の押出部32は、当該雌型管継手14の前後方向で細長くされた板状バネ部材の後端部分を内側に曲げ、それから前方に曲げて、その先端が当該係止部材の中間部分26aに接するようにして、押出部材50によって係合される傾斜面32aを有している。このため、押出部材50は後方に押し込まれるに従って、該係止部材26の後端の押出部32を次第に半径方向外側に押し出すようになり、次第に大きな抵抗力を受けるようになされている。
更に図示の実施形態においては、押出部材50は、図6により明瞭に示すように、その半径方向外周縁に沿って間隔を開けた位置から先端方向に向かって延びる複数のアーム80が設けられている。このアーム80は、その基端から先端に向けてわずかに半径方向外側に傾斜し、支持壁部42bの内周面に形成された環状溝42gに係合しており、先端には係合凸部82が半径方向内側に向けて設けられている。
押出部材50には、その先端から後端にかけて先端側伸張部50a、後端側伸張部50bを通る小径の連通孔50eが形成されており、先端側伸張部50a、後端側伸張部50bの先端部分には図6に示す如き切欠き50c、50d(特に、図6において50cが明瞭に示されている)が形成されている。
上述した管継手において、雄型管継手12と雌型管継手14とを連結するために、雄型管継手12の挿入部16を雌型管継手14の受入部20内に挿入はじめると、雌型管継手14内の係止部材26の嵌合凸部30は、雄型管継手12の挿入部16の外周面によって半径方向外側に押し出される。このとき係止部材26の中間部分は、雌型管継手14の筒状部材44の環状凸部44aに係合されて当該係止部材26の先端部分が半径方向外側に反り返り、雄型管継手12の受入部20内への挿入を許容する。雄型管継手12の挿入部16が雌型管継手14の受入部20内に所定長さだけ挿入されると、嵌合凸部30は、雄型管継手12の外周面に形成されている係止用凹部18に嵌合する。
この雄型管継手12の挿入部16の雌型管継手14の受入部20内への挿入において、該挿入部16は、押出部材50の周方向で設けられたアーム80の中に進み(図3、図4)、それと共に押出部材50の先端側伸張部50aが雄型管継手12の前後方向貫通孔68内に入り、環状シール64の内周面と摺動係合しながら相対的に該環状シール64内を進み、その摺動抵抗により、該押出部材50は後方に押し込まれる。押出部材50が後方に押し込まれるに従って、アーム80は、支持壁部42bの内周面上を摺動し、環状溝42gから出て半径方向内側に変位され、その先端にある係合凸部82が、雄型管継手の挿入部16の先端部分外周面に形成された環状凹部90内に入るようになる。更に雄型管継手12の挿入部の雌型管継手の受入部20内への挿入が進むと、該雄型管継手12の先端面が押出部材50に係合して、該押出部材50を後方へ押し込む。このとき、係止部材26の嵌合凸部30は雄型管継手の挿入部16によって半径方向外側に押し出されており、当該係止部材26が、図では明瞭にはされていないが、その前後方向で傾斜された状態とされており、押出部材50は、その傾斜による係止部材の押出部32の半径方向内側への変位によって強められている該押出部32の抵抗を受けながら該押出部32を半径方向外側に押し出すとともに、後端側伸張部50bが雌型管継手14の環状シール部材66内に進む。また、係止部材26の前端及び後端で半径方向外側での押し出しが行われる状態になると、係止部材26は全体として弓なりに湾曲するような状態となり(図4)、前端が半径方向外側で押し出されたことにより当該係止部材26に係る回転モーメントが後端に伝わった状態で、押出部材50は該後端の押出部32を半径方向外側に押し出すことになり、該押出部32を押し出すための力、従って、押出部材50の押し込みに対する抵抗力がより大きなものとなる。作業者は、このような押出部30による抵抗力と同時にシール部材64,66による摺動抵抗との比較的大きな抵抗力を感じながら、雄型管継手12の雌型管継手14への挿入を進め、最終的に、係止部材26の嵌合凸部30が雄型管継手12の外周面の係止用凹部18と整合する位置までになると、該嵌合凸部30は当該係止部材26の弾性力によって該係止用凹部18内に嵌合される。この場合、係止部材26の後端が半径方向外側に押し出されているために、それによって当該係止部材26に生じる回転モーメントが該係止部材の先端に作用しているので、嵌合凸部30は係止用凹部18に対して、そのような回転モーメントが作用していないときに比べて、強い力で嵌合され、従って、大きな衝撃音や衝撃感を得ることができる。
この状態では、押出部材50の先端側伸張部50aと後端側伸張部50bがボール型のバルブ部材60,62にそれぞれ係合して、それらバブル部材を環状シール部材64、66から引き離す状態となり、これにより、雄型管継手12及び雌型管継手14の前後方向貫通孔68,22は、押出部材50を前後方向で貫通している連通孔50eを介して連通されるようになる。連通孔50eの直径は小さなものとされ、該連通孔を介して連通される前後方向貫通孔68,22を含む管路に混入される空気量は小量なものとすることができる。
嵌合凸部30が係止用凹部18に嵌合した状態では、係止部材26の押出部32が半径方向外側に押し出されることにより当該係止部材26が全体として前後方向で傾斜した状態となり、前端にある嵌合凸部30が係止用凹部内に押し込まれるような力が加わる。
連結されている雄型管継手12を雌型管継手から外すときには、雄型管継手12を雄型管継手14から引き出すようにすれば、押出部材50がアーム80を介して該雄型管継手12よってその引き出し方向に引っ張られ、アームが環状溝42gと係合する位置に戻って該アーム80が外側に変位して雄型管継手から外れ、上述した如き、雄型管継手を雌型管継手に挿入するときとは逆の段階を通して最終的に当該雄型管継手が雌型管継手から引き出される。このとき、係止部材26の嵌合凸部30が雄型管継手の係止用凹部18から外れた状態では、該係止部材26の押出部32の傾斜面から当該雄型管継手の引出方向での押出力を受けるので、作業者はより小さな力で雄型管継手を引き出すことが可能となる。
図7乃至図11には、第2の実施形態に係る管継手10を示している。この第2の実施形態に係る管継手10は、次の点を除けば基本的に第1の管継手と同じである。すなわち、この管継手においては、筒状部材44の内周面に形成された環状凸部44aが、断面が三角形状とされて、その環状の凸縁部44dが係止部材26に当接している。この環状継手10において、雄型管継手12が雌型管継手14内に挿入されると、第1の実施形態に係る管継手の場合と同様に、雄型管継手12の挿入部16により、先ず、係止部材26の嵌合凸部30が半径方向で押し出され、挿入部16の挿入が進んで、嵌合凸部30が雄型管継手12の係止用凹部18に嵌合される前の段階では、図9に示すように、嵌合凸部30に加えて押出部30も半径方向外側に押し出されるようになる。この状態では、係止部材26は、筒状部材44の内周にある環状凸縁部44dが係止部材26の支点となって該係止部材26を支持する状態となるため、当該係止部材の先端にある嵌合凸部30の半径方向外側への押し出しは、同係止部材の後端にある押出部32に対し、図で見て反時計方向への回転モーメントをかけるようになるために、該押出部32を半径方向外側に押し出しながら当該雄型管継手12を雌型管継手14内に推し進めるのに大きな力を要するようになる。逆に、押出部32が大きな力で半径方向外側に押し出されるので、該係止部材26には時計方向での回転モーメントがかかり、このため、この管継手においても、第1の実施形態に係る管継手と同様に、嵌合凸部30が係止用凹部18に嵌合されるときに、そのときの嵌合音が大きくなり、従って、作業者が、当該雄型管継手が雌型管継手に結合されたことを確実に認識することを可能にすることができる。
以上、本発明に係る管継手の実施形態に付き説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、係止部材26を支持する雌型管継手の周壁24は、当該係止部材を前述のごとく、その中間部分26aの周りで揺動可能に支持するようなものであれば良く、上述の実施例のごとく、必ずしも筒状部材44を必要とするものではない。また、説明の都合上、雄型管継手を雌型管継手に挿入するものとして説明したが、雌型管継手を雄型管継手に対して動かして両者の結合を行うようにすることができることはもちろんである。
管継手10;雄型管継手12;雌型管継手14;挿入部16;係止用凹部18;受入部20;前後方向貫通孔22;周壁24;係止部材26;中間部分26a;係止手段28;嵌合凸部30;押出部32;傾斜面32a;雌型本体40;環状段部40a;先端側部分42;支持溝42a;支持壁部42b;先端側貫通口42c;後端側貫通口42d;先端部分42f;筒状部材44;環状凸部44a;環状凸縁部44b;押出部材50;先端側伸張部50a;後端側伸張部50b;切欠き50c、50d;連通孔50e;バルブ部材60,62;シール部材64,66;前後方向貫通孔68;圧縮コイルバネ72、74;ストッパー76,78;アーム80;係合凸部82;環状凹部90

Claims (13)

  1. 先端から後方に延びる挿入部を備える雄型管継手であって、該挿入部の外周面の先端より後方寄りの位置に係止用凹部を備える雄型管継手と、
    該雄型管継手の該挿入部を受け入れるために先端から後方に延びる受入部を備え、前後方向で貫通する前後方向貫通孔を有する雌型管継手であって、該雌型管継手の該受入部を画定する周壁に支持され、該受入部内に挿入された該雄型管継手の挿入部の該係止用凹部に嵌合して該雄型管継手の挿入部を該受入部内に係止する係止部材を備える係止手段を有する雌型管継手と、
    を備え、
    該係止部材が該雌型管継手の長手方向で延びる弾性部材とされ、該雌型管継手の先端側にある先端と該雌型管継手の先端側よりも後方位置にある後端とを有し、その先端に該雄型管継手の係止用凹部に嵌合する嵌合凸部を有し、
    該雌型管継手の該周壁は、該係止部材をその先端及び後端の間の中間部分を中心にして揺動可能に支持し、該雄型管継手の挿入部が該雌型管継手の受入部内に挿入されたときに、該係止部材の後端が半径方向外側に変位して当該係止部材を該雌型管継手の前後方向で傾斜させ、該係止部材の先端の該嵌合凸部が該係止用凹部内に押圧されるようにした管継手。
  2. 先端から後方に延びる挿入部を備える雄型管継手であって、該挿入部の外周面の先端より後方寄りの位置に係止用凹部を備える雄型管継手と、
    該雄型管継手の該挿入部を受け入れるために先端から後方に延びる受入部を備え、前後方向で貫通する前後方向貫通孔を有する雌型管継手であって、該雌型管継手の該受入部を画定する周壁に支持され、該受入部内に挿入された該雄型管継手の挿入部の該係止用凹部に嵌合して該雄型管継手の挿入部を該受入部内に係止する係止部材を備える係止手段を有する雌型管継手と、
    を備え、
    該係止部材が該雌型管継手の長手方向で延びる弾性部材とされ、該雌型管継手の先端側にある先端と該雌型管継手の先端側よりも後方位置にある後端とを有し、その先端に該雄型管継手の係止用凹部に嵌合する嵌合凸部を有し、
    該雌型管継手の該周壁は、該係止部材をその先端及び後端の間の中間点を支持する支点を有し、該雄型管継手の挿入部が該雌型管継手の受入部内に挿入され、該係止部材の嵌合凸部が該係止用凹部に嵌合する前の段階において、該挿入部により半径方向外側に変位されて当該係止部材の該支点よりも先端側を半径方向外側に反らせるとともに、該係止部材の後端が半径方向外側に変位されて当該係止部材の該支点よりも後端側を半径方向外側に反らせるようにした管継手。
  3. 該係止部材が、その先端から後端に向けて当該雌型管継手の前後方向軸線に対して略平行に延びるようにされ、該嵌合凸部が該係止部材の先端において半径方向内側に延び、また該係止部材の後端に半径方向内側に延びる押出部を有し、雄型管継手の挿入部の雌型管継手の受入部への挿入に伴って、先ず該挿入部によって該嵌合凸部が半径方向外側への力を受けて半径方向外側に変位し、該係止部材の嵌合凸部が該係止用凹部に嵌合する前の段階においては、該係止部材の押出部が半径方向外側への力を受けて半径方向外側に変位され、該嵌合凸部が該係止用凹部内に嵌合されたときには、該挿入部により該押出部が半径方向外側に押し出されているようにした請求項1に記載の管継手。
  4. 該雌型管継手の該周壁は、
    該係止部材の先端と後端との間の中間部分を半径方向内側から支持する支持壁部と、
    該雌型管継手の先端側で該支持壁部に隣接して当該周壁を半径方向内方に貫通し、該係止部材の該嵌合凸部が該受入部内にまで半径方向内方に延びるようにする先端側貫通口と、
    該雌型管継手の後端側で該支持壁部に隣接して当該周壁を半径方向内方に貫通し、該係止部材の押出部が該受入部内にまで半径方向内方に延びるようにする後端側貫通口と、
    該支持壁部の半径方向外側に該支持壁部から離して設けられた抑え壁部と、
    を有し、
    該雄型管継手の挿入部が該雌型管継手の受入部に挿入されるときに、該係止部材が、その中間部分が該支持壁部と該抑え壁部との間で保持されながら、該係止部材の該傾斜を可能にするようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の管継手。
  5. 該雌型管継手が、該前後方向貫通孔を有する筒状の雌型本体と、該雌型本体の先端側部分の外周に取り付けられて該先端側部分の外周面から間隔をあけた内周面を有する筒状部材とを有し、
    該周壁の該支持壁部及び該先端側貫通口及び後端側貫通口が、該雌型本体の先端側部分に形成され、該抑え壁部が該筒状部材の該内周面に形成されてなる請求項4に記載の管継手。
  6. 雌型管継手が、該前後方向貫通口内に前後方向で変位可能に設けられた押出部材を有し、該押出部材は、該雌型管継手の受入部に挿入される雄型管継手の該挿入部によって後方に押し込まれることにより該係止部材の押出部と係合して該押出部を半径方向外側に押し出すようになされている請求項1又は2に記載の管継手。
  7. 該雌型管継手が該前後方向貫通孔の周壁に該前後方向貫通孔を囲むように設けられた環状の第1シール部材と、該前後方向貫通孔内に設定され、先端方向に向けて付勢され、該環状のシール部材に密封係合される第1バルブ部材とを有し、
    該雄型管継手が第2の前後方向貫通孔と、該第2の前後方向貫通孔の周壁に該前後方向貫通孔を囲むように設けられた環状の第2シール部材と、該第2の前後方向貫通孔内に設定され、先端方向に向けて付勢され、該環状のシール部材に密封係合される第2バルブ部材とを有し、
    該係止部材の嵌合凸部が該係止用凹部に嵌合された時点で、該押出部材が、該第1及び第2バルブ部材と係合して、該第1及び第2シール部材から離し、該雌型管継手の該前後方向貫通孔及び雄型管継手の該第2の前後方向貫通孔を相互に連通するようにされている請求項6に記載の管継手。
  8. 該押出部材が、その先端側及び後端側に細長い先端側伸張部及び後端側伸張部と、該先端側伸張部及び後端側伸張部を通り前後方向で貫通している連通孔とを有し、該係止部材の該嵌合凸部が該係止用凹部に嵌合された時点において、該後端側伸張部及び先端側伸張部がそれぞれ、第1及び第2シール部材を摺動貫通して該第1及び第2バルブ部材に係合するようになっており、該連通部を通して、該雌型管継手及び雄型管継手の前後方向貫通孔を連通するようにされている請求項7に記載の管継手。
  9. 該押出部材が、該雄型管継手の該挿入部が該雌型管継手の受入部内に挿入されたときに、該雄型管継手と係合される雄型管継手係合部材を有し、雄型管継手が雌型管継手から引き抜かれるときに、該雄型管継手と共に動かされ、該後端側伸張部が第1シール部から引き抜かれるようにした請求項8に記載の管継手。
  10. 該雄型管継手係合部材は、当該雌型管継手の先端方向に延びるアームを含み、該アームは、雄型管継手が挿入されたときに半径方向内側に変位されて、該雄型管継手の外周面に係合するようにされている請求項9に記載の管継手。
  11. 該係止部材が、当該雌型管継手の前後方向で細長くされた板状バネ部材で形成されている請求項1乃至10のいずれかに記載の管継手。
  12. 該係止部材の押圧部が該板状バネ部材の後端部を湾曲して形成され、後方に向かうに従って半径方向内側に傾斜する傾斜面を有し、該傾斜面が該押出部材と係合され、後方に押し込まれる押出部材が該傾斜面に摺動係合しながら該押出部を次第に半径方向外側に押し出すようにされている請求項11に記載の管継手。
  13. 該係止部材が、該雌型管継手の周壁の周方向で等間隔をあけて複数設けられ、該係止部材の押出部の該傾斜面が該押出部に対して周方向で間隔をあけて係合されるようになされている請求項12に記載の管継手。
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