JPH08503286A - 圧縮空気用ホース継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は安全締付け器具を有する、圧縮空気用のホース継手に関する。安全な締付けは、雄部材（１）が連結を断たれた時、該雄部材（１）は全く外されるだけでなく、該ホースおよび工具中の過剰圧力が失われるまで、雌部材（２）中の締付け用ボール（４）に捕らえられる。次に該雄部材（１）はゆるめられる。このようにして、そうでなければ生じる不快な轟音、およびホースが該雄部材（１）と一緒に巨大な力を伴って後方へ動く作用が、制御された方法で防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 圧縮空気用ホース継手 空気圧工具の使用において、該工具を取外したり、或いは他の工具に取換えな ければならないことがしばしば生じることは良く知られている。その場合、空気 圧工具と空気システムからのホースとを連結するホース継手（ｃｏｕｐｌｉｎｇ ）はゆるめられる。かかるゆるめによって非常に大きい轟音が生じ、そしてホー スはホース継手ニップルと共に非常に大きい力で後に動く。このことは、工具に 連がるホース内の過剰圧力が制限なく放出されるために起こる。ニップル付きの ホースが激しくそして抑制されずに大きい轟音を伴って動くことが、多くの人々 に恐ろしく不愉快なものとして経験されている。工業内では、工具が実際に高い 作業圧を有しそして工具の交換が頻繁に起こる。この不愉快な作用に対抗する他 の安全装置とは異なり、この構造体は、現存する規格化された設備を使用するこ とができそして迅速且つ複雑でない交換に片手グリップだけしか必要でない、と いう要件を満たすように設計されている。 この構造体の目的は、工具の交換時に生じる不快な轟音を防止し、そしてホー ス内の過剰圧力が失われる時間、継手内のニップルを締付けることである。この 構造体が既存の規格化設備系に適合することも重要である。潜在的な工具の交換 もまた既存の規格化設備系と同様、迅速に且つ容易に行うことができる。 本発明を、添付の図面を参照して以下に記述する。 第１図は、完全に連結を断たれたホース継手を示す。 第２図は、連結時のホース継手を示す。 第３図は、完全に連結されたホース継手を示す。 第４図は、取外し中のホース継手を示す。 雄部材（１）を継手（２）内に挿入する。すると雄部材（１）上の前方カム（ ３）はボール（４）と係合し、そして下方に空隙（５、スプライン）があるた めに該ボールを押す。雄部材カム（３）が該ボールを押した後、いわゆる締付け 用つめの前部カム（７）は上に押され、同時に後部カム（８）は下方に押される 。いわゆるシーソー効果が起こる。次に後部カム（８）が軸上の弾性リング（９ ）をつかむ。雄部材（１）が内側に押されると、同時に逆止め弁（１０）全体が 後方に押されるが、軸上の弾性リング（９）は締付け用つめによって固定された ままである。該雄部材が更に内側に押されると、更に高い弾性圧力がリング（９ ）内に蓄積され、該締付け用つめ上の後部カム（８）により保持される。リング （９）が後方にに向かう軸方向弾性圧力を持つと、該リングは後方カム（８）を 上へそして前部カム（７）を下方へ押そうとする。このことは、前部カム（７） が該雄部材中のスプライン（１１）内に落ちて入ることができるほど十分に内部 に該雄部材が入る前は、起こり得ない。該前部カムが該スプライン内に落ちると 同時に、弾性リング（９）は後方に押され、そして後部カム（８）を上方に動か す。これで締付け（ロッキング）が完了する。第３図を参照されたい。 前部カム（７）は今はスプライン（１１）内にありそして雄部材（１）を保持 する。該雄部材は今は固定されそして逆止め弁（１０）のために後方から押され る。該逆止め弁は今は開いておりそしてバネ負荷（１２）されそして該雄部材を 後方から押す。締付け用つめ（６）は今度は逆転したシーソー作用に付される。 前部カム（７）は今度は上方に押されそして後部カム（８）は下方に押される。 しかし第３図に示されるように、弾性リング（９）は、該締付け用つめのカムが どの方向にも動けないような位置にある。該雄部材はロックされる。該雄部材を 空気システムから自由にするためには（第４図参照）、継手を囲むスリーブ（１ ３）を後方に引かなければならない。スリーブ（１３）は後方に押された場合、 弾性抵抗を有する。スリーブ（１３）が後方に引張られると、回転された（ｔｕ ｒｎｅｄ ｏｕｔ）スプライン（５）もまた後方に動くであろう。スプライン（ ５）は該締付け用つめ上の上部スタッド（１５）の丁度前になるであろう。この 結果、前部カム（７）が上方に向かう傾向は、スリーブ（１３）が後方に引張ら れた時に該スリーブ内のスプライン（５）は上部スタッド（１５）の丁度前にあ るために、可能となる。該スリーブが後方へ引張られると同時に、ボール（４） は雄部材スプライン（１１）内に固定される。第３図を見て、スリーブ（１３） が後方に引張られることを想像すると、ボール用の空間（スプライン、５）は、 該スリーブが該ボールを幾分上方に雄部材スプライン（１１）に入るように押す と同時に消失する。その直後、回転されたスプライン（５）は上部スタッド（１ ５）の丁度前になり、該雄部材上のグリップの取外しが可能となる。第４図を参 照されたい。取外しにおいては、該雄部材は非常に大きい力で後方へ動き、逆止 弁（１０）は閉じる。該ボールが該雄部材のスプラインの底部に達した時に、該 雄部材は動くのを停止する。該雄部材は更に動くことはできない。該スリーブは 引き戻された位置に保持される。該雄部材もまた密封用０−リング（１６）と連 結を断たれる。この段階において、ホースおよび工具内に残った過剰圧力を静か に且つ制御された速度でリークすることができる。過剰圧力が消失した時、スリ ーブ（１３）は再び前方に動くことができる。該スリーブがその前方位置にある 時、回転されたスプライン（５）は該ボールの上にあり、そして該ボールは該雄 部材上のグリップをゆるめる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．雄部材（１）と雌部材（２）とから成るホース継手であって、該雌部材（２ ）は軸方向に移動可能なスライド（１０）を有しそして軸方向に移動可能なスリ ーブ（１３）によって周囲を囲まれ、該スリーブは一つの位置で該継手を通る流 れを止めそして該雄部材（１）を該雌部材（２）に挿入することによって起こる 軸方向の移動により流れを通じさせる、構造の上記の継手において： 該雌部材（２）が更に、該雌部材（２）内のニップ（１７）で釣り合いをとる 二つの枝分かれしたレバーとして設計された少なくとも一つの締付け用つめ（６ ）と、該雄部材に対して締付け機能を有する前部カム（７）と、該スライド（１ ０）上のバネ負荷リング（９）と共に相互締付け機能を有して、挿入された該雄 部材（１）を該雌部材（２）と密封接触状態に保持する後部カム（８）とを備え 、これにより、該スリーブ（１３）は、軸方向移動により該締付け用つめ（６） をゆるめ、そして該雄部材（１）の初めの外側へ向かう移動の後、少なくとも一 つの締付け用ボール（４）により該雄部材（１）を締付け位置に保持するように 配置される、ことを特徴とする、上記のホース継手。 ２．上記の締付け用つめ（６）がスリーブの内壁を一時的に支えるスタッド（１ ５）を備えていること、そして該スリーブ（１３）は回転されたスプライン（５ ）を備え、該スプラインは通常は締付け用ボール（４）を自由な状態に保持し、 一方該スリーブ（１３）が軸方向に移動すると、該ボール（４）は該雄部材（１ ）と互いに係合して締付けられそして該レバーによる該雄部材（１）の止めが解 除されること、を特徴とする、請求項１記載のホース継手。