JP2008105734A - アンケーサー - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のアンケーサーは容器の把持装置を大きく上下移動させる必要があり把持装置を保持している部材のスパンが長くなり挿入時や容器の把持の際に把持装置が揺れて停止までに時間がかかり停止精度も悪い。また、大きいスペースを必要とする。
【解決手段】容器のアンケーシングはケースを昇降させる事により行うので従来のように把持装置を大きく上下に移動させる必要はなく、停止精度が良くなる。また、装置全高が低く、コンパクトで操作性がよく、威圧感のない装置でしかも低コストである。
【選択図】図2
【解決手段】容器のアンケーシングはケースを昇降させる事により行うので従来のように把持装置を大きく上下に移動させる必要はなく、停止精度が良くなる。また、装置全高が低く、コンパクトで操作性がよく、威圧感のない装置でしかも低コストである。
【選択図】図2
Description
本発明は、コンベアにより搬送されるケースに収納された複数本の壜等の容器をまとめて抜き取るための抜き取り装置、一般にアンケーサーと称されるものに関するものである。
ビール壜、牛乳壜等の容器アンケーサーは従来から知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1及び2に記載されているアンケーサーは、ケース搬送コンベア上のケースに把持装置が鉛直に下降してケース内の壜を把持し、把持装置が上昇して隣接する壜搬送コンベア又は壜受けテーブル上に水平移動して再び下降し、把持を開放して壜を壜搬送コンベア又は壜受けテーブル上に載置する抜き取り方式をとっている。
特開2001−157882号公報
特開平7−251932号公報
前記特許文献等のような従来方式(把持装置を大きく上下動させてケースから抜き取る方式)では、把持装置を上下及び横方向へ大きく移動させる必要がある為、把持装置を保持している部材のスパンが長くなり、容器の把持や開放の際に把持装置が揺れて停止までに時間がかかり、さらに停止精度も悪くなる。また、重い物を動作させる為、過大なエネルギーが必要であり、トラブル時のダメージも大きくなる。更に、大きいスペースを必要とするとともに、コスト高であるという問題もある。
本発明のアンケーサーは搬送体上の容器入りケースをアンケーシング部下部で停止し、アンケーシング部上部で待機している把持装置までケースを上昇させて把持装置に容器を把持させ、ケースだけを下降させてケースから容器を取り出し、容器を所定の位置まで移動し、かつ、把持を開放し、他の部位に移載することを特徴とするものである。
本発明のアンケーサーはケースを把持装置まで上昇させて、容器を把持させるので従来のアンケーサーのように把持装置を大きく上下に移動させる必要はなく、把持装置を保持している構成部材を小さくでき、スパンも短くなるので揺れが小さく停止精度も良くなる。また、本装置全高は把持装置高さとほぼ同じ程度となりコンパクトで操作性がよく、威圧感のない装置であり、しかも低コストである。更に、大きな動力は不要で省エネであり、トラブル時のダメージも小さい。
容器をケースから取り出すという目的に際し、ケースをアンケーシング部下部で停止し、アンケーシング部上部で待機している把持装置までケースを上昇させて把持装置に容器を把持させ、ケースだけを下降させてケースから容器を取り出し、容器を所定の位置まで移動し、かつ、把持を開放し、他の部位に移載を行うという簡単な構成で実現した。 以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。
図1は本発明に係るアンケーサーの全体の平面図、図2は全体の正面図、図3はアンケーシング部の側面図である。
図示のように、主たる構成はケースコンベヤ3と、ケース位置決めストッパー7及び8と、ケース昇降装置6と、容器把持装置11と、把持装置の水平移動装置10と、容器コンベヤ4と、それらを組み込む本体フレーム5からなるアンケーサーである。尚、各装置の駆動源はエアーシリンダーや電動、サーボモーター等任意に選択することができる。
ケースコンベヤ3により容器入りケースがケーシング部下部まで搬送されるとケースストッパー7により定位置停止し、その場で待機する。後続のケースはケースストッパー8によりケーシング部下部より少し手前で停止する。
ケーシング部上部に把持装置11が到着すると下部で待機していた容器入りケースが昇降装置6により上昇し、容器を把持できる高さまで上昇すると、開放状態にある把持装置11が把持する。なお、ケース上昇時はケース上昇ガイド20にて矯正を行いケース位置の精度を上げて把持の確実性を増す。
容器が把持されると昇降装置6によりケースだけが元の待機位置まで下降し、容器とケースの分離を行う。その後ケースコンベヤ3により空ケースを機外の搬送体上に排出すると同時に次のケースをケーシング部下部まで搬送し、ケースストッパー7により定位置停止させ、その場で待機させる。
ケースと分離された容器は把持装置11とともに水平移動装置10により移載部まで移行し、把持装置11を把持装置昇降シリンダー19で少し下降させて把持を開放し、容器コンベヤ4上に移載し、機外の搬送体上に排出する。尚、移載時は容器コンベヤ4の速度に水平移動装置10を同調させて把持を開放すればスムースな移載が可能となる。
容器が容器コンベヤ4上に移載されると把持装置11は把持装置昇降シリンダー19で少し上昇させて水平移動装置10によりアンケーシング部上部まで戻り次の容器を把持できる体制で待機する。
アンケーシング部上部で把持装置11が待機している状態とアンケーシング部下部で容器入りケースが待機している状態になれば次の動作サイクルに入り、順次繰り返し処理を行う。
尚、ケースの供給方向及びケースコンベヤの配置については任意に選択ができる。更に、把持方法は前記実施例に限定されるものではなく、爪や吸盤、ピン、ゴムグリッパー等任意に選択することができる。
1.容器
2.ケース
3.ケースコンベヤ
4.容器コンベヤ
5.本体フレーム
6.昇降装置
7.ケースストッパー
8.ケースストッパー
9.ケースガイド
10.水平移動装置(1軸サーボユニット)
11.把持装置
12.把持具
16.上部カバー
18.容器ガイド
20.上昇ケースガイド
2.ケース
3.ケースコンベヤ
4.容器コンベヤ
5.本体フレーム
6.昇降装置
7.ケースストッパー
8.ケースストッパー
9.ケースガイド
10.水平移動装置(1軸サーボユニット)
11.把持装置
12.把持具
16.上部カバー
18.容器ガイド
20.上昇ケースガイド
Claims (1)
- 搬送体上の容器入りケースから複数の容器をグリッパで把持し、他の部位に移載させるアンケーサーにおいて、容器入りケースをアンケーシング部下部で停止し、アンケーシング部上部で待機している把持装置までケースを上昇させて把持装置に容器を把持させ、ケースだけを下降させる事によりケースから容器を取り出し、容器を所定の位置まで移動し、かつ、把持を開放させる事により、ケースから容器を取り出し他の部位に移載させるアンケーサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292300A JP2008105734A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | アンケーサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292300A JP2008105734A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | アンケーサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008105734A true JP2008105734A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39439424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006292300A Pending JP2008105734A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | アンケーサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008105734A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233989A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-21 | General Packer Co Ltd | 縦長容器の包装方法および縦長容器用包装機 |
CN110304306A (zh) * | 2019-07-22 | 2019-10-08 | 广州市赛康尼机械设备有限公司 | 取盒输送机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04341420A (ja) * | 1991-04-25 | 1992-11-27 | Rheon Autom Mach Co Ltd | バキュウム式デパンナー装置 |
JPH07251932A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-10-03 | Suntory Ltd | アンケーサ |
JP2004189256A (ja) * | 2002-12-10 | 2004-07-08 | Jfe Engineering Kk | コンテナからのビン取出し装置 |
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292300A patent/JP2008105734A/ja active Pending
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