JP2004189256A - コンテナからのビン取出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテナに縦横に整列された状態で収容されている全てのビンをコンテナから一度に取り出すことができる。
【解決手段】多数本のビンガイド棒4Aからなるビンガイド手段4と、コンテナ押出し手段6と、コンテナ下降手段5とを備え、ビンガイド手段4は、コンテナ3内のビン縦一列毎に対向して、ビン2の首部の高さ位置に設置され、ビンガイド棒4Aの間隔は、ビン2の首部が挿入可能な寸法であり且つビンの口に形成された突出部の外径より狭く、コンテナ押出し手段6は、ビンガイド手段4に向けて、ビン2が収容されたコンテナ3を押出して、コンテナ3内の全てのビン2をビンガイド棒4A間に挿入させ、コンテナ下降手段5は、全てのビン2がビンガイド棒間に挿入されたコンテナ3を下降させて、コンテナ3からビン2を抜き取る。
【選択図】 図1
【解決手段】多数本のビンガイド棒4Aからなるビンガイド手段4と、コンテナ押出し手段6と、コンテナ下降手段5とを備え、ビンガイド手段4は、コンテナ3内のビン縦一列毎に対向して、ビン2の首部の高さ位置に設置され、ビンガイド棒4Aの間隔は、ビン2の首部が挿入可能な寸法であり且つビンの口に形成された突出部の外径より狭く、コンテナ押出し手段6は、ビンガイド手段4に向けて、ビン2が収容されたコンテナ3を押出して、コンテナ3内の全てのビン2をビンガイド棒4A間に挿入させ、コンテナ下降手段5は、全てのビン2がビンガイド棒間に挿入されたコンテナ3を下降させて、コンテナ3からビン2を抜き取る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビン取出し装置、特に、コンテナに縦横に整列された状態で収容されている全てのビンをコンテナから一度に取り出すことが可能な、コンテナからのビン取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シメジ等のキノコの人工栽培においては、例えば、図4に示すように、広口瓶形状をした栽培瓶31内に培地32を収容し、栽培瓶31上部の口からキノコ33を伸長させるようにしている。また、栽培瓶31の開口から伸長するキノコの形状を整えるため、栽培瓶(以下、略してビンという)31の開口部に上方が拡径された形状の生育ガイド筒34を嵌め合わせて、その内部にキノコ33を伸長させるようにしている。
【0003】
上記したキノコ33を栽培するビン31は、正方形または長方形のコンテナに、縦横整列された状態で複数本収容されている。そして、成長したキノコ33を収穫するときには、コンテナからビン31を取り出し、一つ一つのビン31からキノコ33を抜いて、根元の不用部分を除去して袋詰めにしていた。
【0004】
しかしながら、上述した従来のキノコを収穫する方法には、次のような問題点があった。
【0005】
コンテナには、通常十数本のビンが収容されているが、ビンの取り出しは人手による場合は、一度にせいぜい1〜2本程度であり、コンテナ内の全てのビンを取り出すのに時間がかかる。
【0006】
そこで、ビンの取り出し作業を自動化したビン取出し装置が特許文献1(特開平2−276718号公報)に開示されている。
【0007】
この従来のビン取出し装置は、栽培瓶を収容したコンテナを載置し、コンテナをこれに収容した栽培瓶の一列の幅分ごと順次送り出す搬送コンベアと、このコンベア上にあるコンテナ内の栽培瓶のうち、搬送コンベアの搬送方向と直交する一列の栽培瓶を把持する把持部と、栽培瓶をコンテナの上方に持ち上げる把持部の上下動機構と、上昇した栽培瓶を搬送コンベアから移送コンベア上に移動させる把持部の前後動機構とを備えたものである。
【0008】
【特許文献1】特開平2−276718号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のビン取出し装置によれば、複数本の栽培瓶を人手によらず自動的にコンテナから取り出すことが可能であるが、一度に取り出せるのは、コンテナ内の一列の栽培瓶だけである。
【0010】
従って、コンテナに収容された全ての栽培瓶を一度に容易にコンテナから取り出すことが可能なビン取出し装置の開発が望まれていたが、このような装置は未だ提案されていない。
【0011】
従って、この発明の目的は、コンテナに収容された全ての栽培瓶を一度に容易にコンテナから取り出すことが可能な、コンテナからのビン取出し装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、コンテナ内に縦横に整列されて収容されている全てのビンを前記コンテナから一度に取り出すビン取出し装置であって、多数本のビンガイド棒からなるビンガイド手段と、コンテナ押出し手段と、コンテナ下降手段とを備え、前記ビンガイド手段は、前記コンテナ内のビン縦一列毎に対向して、ビンの首部の高さ位置に設置され、前記ビンガイド棒の間隔は、ビンの首部が挿入可能な寸法であり且つビンの口に形成された突出部の外径より狭く、前記コンテナ押出し手段は、前記ビンガイド手段に向けて、ビンが収容された前記コンテナを押出して、前記コンテナ内の全てのビンを前記ビンガイド棒間に挿入させ、前記コンテナ下降手段は、全てのビンが前記ビンガイド棒間に挿入された前記コンテナを下降させて、前記コンテナから全てのビンを一度に抜き取ることに特徴を有するものである。
【0013】
請求項2記載の発明は、ビンが収容されている複数の前記コンテナを順次、前記コンテナ押出し手段まで移動させるコンテナ移動手段と、前記コンテナから取り出されたビンを回収するビン回収手段と、前記コンテナ下降手段により下降させた空の前記コンテナを移動させる空コンテナ移動手段とを備えたことに特徴を有するものである。
【0014】
この発明の、コンテナからのビン取出し装置は、次の通りである。コンテナに縦横整列された状態で収容されている全てのビンの首部を櫛刃状ビンガイド手段のビンガイド棒間に挿入し、この後、コンテナを下降させると、ビンの口には、ビンの首部の外径より大きい突出部が形成されているので、この突出部が前記ビンガイド棒に係合して(引っ掛かって)、コンテナのみが下降する。これによって、全てのビンがコンテナから同時に取り出せる。
【0015】
そして、ビンガイド手段に係合したビンを、ビンが収容された新たなコンテナにより押し出して、ビン回収手段に送り出すと共に、新たにコンテナ内のビンをビンガイド手段に係合させる。
【0016】
また、下降させて空になった空コンテナを移動させることにより、上述した一連の動作を繰り返し連続して行わせることができるので、コンテナからのビンの取り出し作業を効率よく行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の、コンテナからのビン取出し装置の一実施形態を、ビンがキノコの栽培ビンである場合を例にとって、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、この発明のビン取出し装置を示す平面図、図2は、この発明のビン取出し装置を示す正面図、図3は、ビンガイド手段のビンガイド棒に係合した栽培ビンを示す側面図である。
【0019】
図1から図3において、1は、コンテナ供給テーブルからなるコンテナ移動手段、2は、コンテナ3内に縦横に整列されて収容されている複数本の栽培ビンであり、その口には、首部2Aの外径寸法より大きい突出部2Bが形成されている。各栽培ビン2の口からはキノコが伸びているが、キノコは、図2の右端の栽培ビンのみに記載する。
【0020】
4は、コンテナ3内のビン縦一列毎に対向して、栽培ビン2の首部2Aの高さ位置に水平に設置されたビンガイド手段であり、多数本のビンガイド棒4Aを間隔をあけて平行に配したものからなっている。ビンガイド棒4Aの間隔は、栽培ビン2の首部2Aが挿入可能な寸法であり且つ栽培ビン2の突出部2Bの外径より狭い。
【0021】
5は、ビンガイド手段4の直下に設置されたコンテナ下降手段であり、全ての栽培ビン2がビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入されたコンテナ3を栽培ビン2の底部よりも下方で、後述するコンテナ置台9と同じ高さ位置まで下降させ、これによって、コンテナ3から全てのビンを一度に抜き取る。
【0022】
6は、コンテナ押出し手段であり、栽培ビン2が収容されているコンテナ3を、コンテナ移動手段1から押し出して、ビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に栽培ビン2の首部2Aを挿入させると共に、栽培ビン2が収容されている新たなコンテナ3を押出して、既にビンガイド棒4A間に挿入された栽培ビン2をさらにビンガイド棒4Aに沿って移動させて、後述するビン回収手段に乗せる。
【0023】
7は、コンテナ押出し手段6により移動された複数本の栽培ビン2を、次工程に順次、搬送する搬送テーブルからなるビン回収手段、8は、コンテナ下降手段5上の空のコンテナ3を押出して、ビンガイド手段4の下方からコンテナ置台9に移動させるプッシャー等からなる第1空コンテナ移動手段、10は、コンテナ置台9上の空のコンテナ3を押出して、空コンテナ搬送テーブル11に移動させるプッシャー等からなる第2空コンテナ移動手段である。
【0024】
この発明のビン取出し装置によれば、以下のようにして、コンテナから栽培ビンが取り出されせる。
【0025】
複数本の栽培ビン2が収容されたコンテナ3がコンテナ移動手段1によってビンガイド手段4まで搬送されると、コンテナ3は、コンテナ押出し手段6によって押出される。これにより、コンテナ3から上部が露出している全ての栽培ビン2は、縦一列毎にビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入される。このようにして全ての栽培ビン2がビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入されると、コンテナ下降手段5が下降する。これによって、各栽培ビン2は、ビンガイド手段4のビンガイド棒4Aが栽培ビン2の突出部2Bに係合するまで(引っ掛かるまで)下降し、その後は、空のコンテナ3のみが下降する。このようにして、コンテナ3から栽培ビン2が一度に抜き取られる。
【0026】
次いで、コンテナ下降手段5上の空のコンテナ3は、第1空コンテナ移動手段8により押されてコンテナ置台9上に乗せられる。空のコンテナ3がコンテナ置台9上に乗せられたら、直ちに、コンテナ下降手段5は、元の高さ位置まで上昇し、次のコンテナに備える。そして、コンテナ置台9上の空のコンテナ3は、第2空コンテナ移動手段10により押されて空コンテナ搬送テーブル10に移動される。
【0027】
一方、栽培ビン2が収容されている新たなコンテナ3が、コンテナ押出し手段6により押し出される。これによって、ビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に既に挿入されている栽培ビン2は、新たなコンテナ3に押されて、ビンガイド棒4Aに沿って移動し、順次、ビン搬送テーブル7に乗せられ、次のキノコ収穫工程まで搬送される。
【0028】
上述したように、この発明のビン取出し装置は、コンテナ内の全てのビンを一度に取り出すことができるので、ビン取り出し作業を効率よく行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、多数本のビンガイド棒からなるビンガイド手段と、コンテナ押出し手段と、コンテナ下降手段とを設けることによって、コンテナからビンを一度に取り出すことができるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のビン取出し装置を示す平面図である。
【図2】この発明のビン取出し装置を示す正面図である。
【図3】ビンガイド手段のビンガイド棒に係合した栽培ビンを示す側面図である。
【図4】キノコが栽培された広口瓶を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1:コンテナ移動手段
2:栽培ビン
2A:ビンの首部
2B:ビンの突出部
3:コンテナ
4:ビンガイド手段
4A:ビンガイド棒
5:コンテナ下降手段
6:コンテナ押出し手段
7:ビン回収手段
8:第1空コンテナ移動手段
9:コンテナ置台
10:第2空コンテナ移動手段
11:空コンテナ搬送テーブル
31:広口ビン
32:培地
33:キノコ
34:生育ガイド筒
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビン取出し装置、特に、コンテナに縦横に整列された状態で収容されている全てのビンをコンテナから一度に取り出すことが可能な、コンテナからのビン取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シメジ等のキノコの人工栽培においては、例えば、図4に示すように、広口瓶形状をした栽培瓶31内に培地32を収容し、栽培瓶31上部の口からキノコ33を伸長させるようにしている。また、栽培瓶31の開口から伸長するキノコの形状を整えるため、栽培瓶(以下、略してビンという)31の開口部に上方が拡径された形状の生育ガイド筒34を嵌め合わせて、その内部にキノコ33を伸長させるようにしている。
【0003】
上記したキノコ33を栽培するビン31は、正方形または長方形のコンテナに、縦横整列された状態で複数本収容されている。そして、成長したキノコ33を収穫するときには、コンテナからビン31を取り出し、一つ一つのビン31からキノコ33を抜いて、根元の不用部分を除去して袋詰めにしていた。
【0004】
しかしながら、上述した従来のキノコを収穫する方法には、次のような問題点があった。
【0005】
コンテナには、通常十数本のビンが収容されているが、ビンの取り出しは人手による場合は、一度にせいぜい1〜2本程度であり、コンテナ内の全てのビンを取り出すのに時間がかかる。
【0006】
そこで、ビンの取り出し作業を自動化したビン取出し装置が特許文献1(特開平2−276718号公報)に開示されている。
【0007】
この従来のビン取出し装置は、栽培瓶を収容したコンテナを載置し、コンテナをこれに収容した栽培瓶の一列の幅分ごと順次送り出す搬送コンベアと、このコンベア上にあるコンテナ内の栽培瓶のうち、搬送コンベアの搬送方向と直交する一列の栽培瓶を把持する把持部と、栽培瓶をコンテナの上方に持ち上げる把持部の上下動機構と、上昇した栽培瓶を搬送コンベアから移送コンベア上に移動させる把持部の前後動機構とを備えたものである。
【0008】
【特許文献1】特開平2−276718号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のビン取出し装置によれば、複数本の栽培瓶を人手によらず自動的にコンテナから取り出すことが可能であるが、一度に取り出せるのは、コンテナ内の一列の栽培瓶だけである。
【0010】
従って、コンテナに収容された全ての栽培瓶を一度に容易にコンテナから取り出すことが可能なビン取出し装置の開発が望まれていたが、このような装置は未だ提案されていない。
【0011】
従って、この発明の目的は、コンテナに収容された全ての栽培瓶を一度に容易にコンテナから取り出すことが可能な、コンテナからのビン取出し装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、コンテナ内に縦横に整列されて収容されている全てのビンを前記コンテナから一度に取り出すビン取出し装置であって、多数本のビンガイド棒からなるビンガイド手段と、コンテナ押出し手段と、コンテナ下降手段とを備え、前記ビンガイド手段は、前記コンテナ内のビン縦一列毎に対向して、ビンの首部の高さ位置に設置され、前記ビンガイド棒の間隔は、ビンの首部が挿入可能な寸法であり且つビンの口に形成された突出部の外径より狭く、前記コンテナ押出し手段は、前記ビンガイド手段に向けて、ビンが収容された前記コンテナを押出して、前記コンテナ内の全てのビンを前記ビンガイド棒間に挿入させ、前記コンテナ下降手段は、全てのビンが前記ビンガイド棒間に挿入された前記コンテナを下降させて、前記コンテナから全てのビンを一度に抜き取ることに特徴を有するものである。
【0013】
請求項2記載の発明は、ビンが収容されている複数の前記コンテナを順次、前記コンテナ押出し手段まで移動させるコンテナ移動手段と、前記コンテナから取り出されたビンを回収するビン回収手段と、前記コンテナ下降手段により下降させた空の前記コンテナを移動させる空コンテナ移動手段とを備えたことに特徴を有するものである。
【0014】
この発明の、コンテナからのビン取出し装置は、次の通りである。コンテナに縦横整列された状態で収容されている全てのビンの首部を櫛刃状ビンガイド手段のビンガイド棒間に挿入し、この後、コンテナを下降させると、ビンの口には、ビンの首部の外径より大きい突出部が形成されているので、この突出部が前記ビンガイド棒に係合して(引っ掛かって)、コンテナのみが下降する。これによって、全てのビンがコンテナから同時に取り出せる。
【0015】
そして、ビンガイド手段に係合したビンを、ビンが収容された新たなコンテナにより押し出して、ビン回収手段に送り出すと共に、新たにコンテナ内のビンをビンガイド手段に係合させる。
【0016】
また、下降させて空になった空コンテナを移動させることにより、上述した一連の動作を繰り返し連続して行わせることができるので、コンテナからのビンの取り出し作業を効率よく行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の、コンテナからのビン取出し装置の一実施形態を、ビンがキノコの栽培ビンである場合を例にとって、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、この発明のビン取出し装置を示す平面図、図2は、この発明のビン取出し装置を示す正面図、図3は、ビンガイド手段のビンガイド棒に係合した栽培ビンを示す側面図である。
【0019】
図1から図3において、1は、コンテナ供給テーブルからなるコンテナ移動手段、2は、コンテナ3内に縦横に整列されて収容されている複数本の栽培ビンであり、その口には、首部2Aの外径寸法より大きい突出部2Bが形成されている。各栽培ビン2の口からはキノコが伸びているが、キノコは、図2の右端の栽培ビンのみに記載する。
【0020】
4は、コンテナ3内のビン縦一列毎に対向して、栽培ビン2の首部2Aの高さ位置に水平に設置されたビンガイド手段であり、多数本のビンガイド棒4Aを間隔をあけて平行に配したものからなっている。ビンガイド棒4Aの間隔は、栽培ビン2の首部2Aが挿入可能な寸法であり且つ栽培ビン2の突出部2Bの外径より狭い。
【0021】
5は、ビンガイド手段4の直下に設置されたコンテナ下降手段であり、全ての栽培ビン2がビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入されたコンテナ3を栽培ビン2の底部よりも下方で、後述するコンテナ置台9と同じ高さ位置まで下降させ、これによって、コンテナ3から全てのビンを一度に抜き取る。
【0022】
6は、コンテナ押出し手段であり、栽培ビン2が収容されているコンテナ3を、コンテナ移動手段1から押し出して、ビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に栽培ビン2の首部2Aを挿入させると共に、栽培ビン2が収容されている新たなコンテナ3を押出して、既にビンガイド棒4A間に挿入された栽培ビン2をさらにビンガイド棒4Aに沿って移動させて、後述するビン回収手段に乗せる。
【0023】
7は、コンテナ押出し手段6により移動された複数本の栽培ビン2を、次工程に順次、搬送する搬送テーブルからなるビン回収手段、8は、コンテナ下降手段5上の空のコンテナ3を押出して、ビンガイド手段4の下方からコンテナ置台9に移動させるプッシャー等からなる第1空コンテナ移動手段、10は、コンテナ置台9上の空のコンテナ3を押出して、空コンテナ搬送テーブル11に移動させるプッシャー等からなる第2空コンテナ移動手段である。
【0024】
この発明のビン取出し装置によれば、以下のようにして、コンテナから栽培ビンが取り出されせる。
【0025】
複数本の栽培ビン2が収容されたコンテナ3がコンテナ移動手段1によってビンガイド手段4まで搬送されると、コンテナ3は、コンテナ押出し手段6によって押出される。これにより、コンテナ3から上部が露出している全ての栽培ビン2は、縦一列毎にビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入される。このようにして全ての栽培ビン2がビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に挿入されると、コンテナ下降手段5が下降する。これによって、各栽培ビン2は、ビンガイド手段4のビンガイド棒4Aが栽培ビン2の突出部2Bに係合するまで(引っ掛かるまで)下降し、その後は、空のコンテナ3のみが下降する。このようにして、コンテナ3から栽培ビン2が一度に抜き取られる。
【0026】
次いで、コンテナ下降手段5上の空のコンテナ3は、第1空コンテナ移動手段8により押されてコンテナ置台9上に乗せられる。空のコンテナ3がコンテナ置台9上に乗せられたら、直ちに、コンテナ下降手段5は、元の高さ位置まで上昇し、次のコンテナに備える。そして、コンテナ置台9上の空のコンテナ3は、第2空コンテナ移動手段10により押されて空コンテナ搬送テーブル10に移動される。
【0027】
一方、栽培ビン2が収容されている新たなコンテナ3が、コンテナ押出し手段6により押し出される。これによって、ビンガイド手段4のビンガイド棒4A間に既に挿入されている栽培ビン2は、新たなコンテナ3に押されて、ビンガイド棒4Aに沿って移動し、順次、ビン搬送テーブル7に乗せられ、次のキノコ収穫工程まで搬送される。
【0028】
上述したように、この発明のビン取出し装置は、コンテナ内の全てのビンを一度に取り出すことができるので、ビン取り出し作業を効率よく行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、多数本のビンガイド棒からなるビンガイド手段と、コンテナ押出し手段と、コンテナ下降手段とを設けることによって、コンテナからビンを一度に取り出すことができるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のビン取出し装置を示す平面図である。
【図2】この発明のビン取出し装置を示す正面図である。
【図3】ビンガイド手段のビンガイド棒に係合した栽培ビンを示す側面図である。
【図4】キノコが栽培された広口瓶を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1:コンテナ移動手段
2:栽培ビン
2A:ビンの首部
2B:ビンの突出部
3:コンテナ
4:ビンガイド手段
4A:ビンガイド棒
5:コンテナ下降手段
6:コンテナ押出し手段
7:ビン回収手段
8:第1空コンテナ移動手段
9:コンテナ置台
10:第2空コンテナ移動手段
11:空コンテナ搬送テーブル
31:広口ビン
32:培地
33:キノコ
34:生育ガイド筒
Claims (2)
- コンテナ内に縦横に整列されて収容されている全てのビンを前記コンテナから一度に取り出すビン取出し装置であって、多数本のビンガイド棒からなるビンガイド手段と、コンテナ押出し手段と、コンテナ下降手段とを備え、前記ビンガイド手段は、前記コンテナ内のビン縦一列毎に対向して、ビンの首部の高さ位置に設置され、前記ビンガイド棒の間隔は、ビンの首部が挿入可能な寸法であり且つビンの口に形成された突出部の外径より狭く、前記コンテナ押出し手段は、前記ビンガイド手段に向けて、ビンが収容された前記コンテナを押出して、前記コンテナ内の全てのビンを前記ビンガイド棒間に挿入させ、前記コンテナ下降手段は、全てのビンが前記ビンガイド棒間に挿入された前記コンテナを下降させて、前記コンテナから全てのビンを一度に抜き取ることを特徴とする、コンテナからのビン取出し装置。
- ビンが収容されている複数の前記コンテナを順次、前記コンテナ押出し手段まで移動させるコンテナ移動手段と、前記コンテナから取り出されたビンを回収するビン回収手段と、前記コンテナ下降手段により下降させた空の前記コンテナを移動させる空コンテナ移動手段とを備えたことを特徴とする、請求項1記載の、コンテナからのビン取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358112A JP2004189256A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | コンテナからのビン取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358112A JP2004189256A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | コンテナからのビン取出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004189256A true JP2004189256A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32757926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002358112A Pending JP2004189256A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | コンテナからのビン取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004189256A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008105734A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Tamotsu Kasamatsu | アンケーサー |
CN102556408A (zh) * | 2011-12-29 | 2012-07-11 | 潍坊恒硕机械制造有限公司 | 一种西林瓶装盒机多只装进料装置 |
CN103693226A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-02 | 广州达意隆包装机械股份有限公司 | 一种包装瓶分通道输送机构 |
CN104816855A (zh) * | 2014-02-04 | 2015-08-05 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于从盘中取出容器的设备和方法 |
CN104816860A (zh) * | 2014-02-04 | 2015-08-05 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于准备从被托盘封闭的盘中取出容器的设备和方法 |
CN106915624A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-07-04 | 佛山市特福德自动化科技有限公司 | 推料装置 |
CN108556211A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-09-21 | 佛山市巨慧机械设备有限公司 | 一种吊粒集扣输出装置 |
-
2002
- 2002-12-10 JP JP2002358112A patent/JP2004189256A/ja active Pending
Cited By (10)
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