JP2008103948A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカー装置による振動を抑制しながら、部品点数が増加するのを抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】この液晶テレビ1(表示装置)は、液晶テレビ本体を構成する筐体2と、筐体2に配置されるスピーカー装置5と、スピーカー装置5を、スピーカー装置5の本体部5b側から筐体2に押さえ込むブラケット6と、ブラケット6をスピーカー装置5とともに筐体2に固定するねじ部材7とを備えている。また、筐体2のブラケット6に当接する部分には、傾斜部2gが含まれ、ブラケット6の筐体2の傾斜部2gに当接する部分には、傾斜部6gが含まれ、ブラケット6の傾斜部6gは、ブラケット6を筐体2に対してねじ部材7により固定する際に、筐体2の傾斜部2gに対してスライドするように構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】この液晶テレビ1(表示装置)は、液晶テレビ本体を構成する筐体2と、筐体2に配置されるスピーカー装置5と、スピーカー装置5を、スピーカー装置5の本体部5b側から筐体2に押さえ込むブラケット6と、ブラケット6をスピーカー装置5とともに筐体2に固定するねじ部材7とを備えている。また、筐体2のブラケット6に当接する部分には、傾斜部2gが含まれ、ブラケット6の筐体2の傾斜部2gに当接する部分には、傾斜部6gが含まれ、ブラケット6の傾斜部6gは、ブラケット6を筐体2に対してねじ部材7により固定する際に、筐体2の傾斜部2gに対してスライドするように構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置に関し、特に、スピーカー装置を備えた表示装置に関する。
従来、スピーカー装置を備えた表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、液晶テレビ本体に、スピーカー装置を含むスピーカーユニットが取り付けられた液晶テレビ(表示装置)が開示されている。この液晶テレビのスピーカーユニットの取付構造は、液晶テレビ本体にスピーカーユニットを取り付けるためのブラケットと、ブラケットの一方側を液晶テレビ本体に接続するための2つの段付ビスおよび2つのワッシャと、段付ビスがそれぞれ挿入されるとともに、スピーカー装置による振動が液晶テレビ本体に伝わるのを抑制するためのゴム製の2つのスリーブと、ブラケットの他方側をスピーカーユニットに接続するためのビスとから構成されている。すなわち、このスピーカーユニットは、ブラケットを介して液晶テレビ本体に取り付けられている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された液晶テレビ(表示装置)では、ゴム製の2つのスリーブにより、スピーカー装置の振動が液晶テレビ本体に伝わるのを抑制することができる一方、液晶テレビ本体にスピーカーユニットを取り付けるために、ブラケットと、ブラケットの一方側を液晶テレビ本体に接続するための2つの段付ビスおよび2つのワッシャと、ブラケットの他方側をスピーカーユニットに接続するためのビスとに加えて、段付ビスがそれぞれ挿入される2つのスリーブを必要とするため、部品点数が増加するのを抑制することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、スピーカー装置による振動を抑制しながら、部品点数が増加するのを抑制することが可能な表示装置を提供することである。
この発明の第1の局面による表示装置は、表示装置本体を構成する筐体と、筐体に配置されるスピーカー装置とを備えた表示装置において、スピーカー装置を、スピーカー装置の裏面部から筐体に押さえ込む2つのブラケットと、ブラケットをスピーカー装置とともに筐体に固定する2つのねじ部材とをさらに備え、筐体のブラケットに当接する部分には、第1傾斜部が含まれ、ブラケットの筐体の第1傾斜部に当接する部分には、第2傾斜部が含まれ、ブラケットの第2傾斜部は、ブラケットを筐体に対してねじ部材により固定する際に、筐体の第1傾斜部に対してスライドするように構成され、スピーカー装置の外周部は、穴部を有する板金製の平板部を含み、ブラケットは、平板部に係合する爪部と、穴部に第2傾斜部の第1傾斜部に対するスライド方向に移動可能に挿入される凸部と、ねじ部材が挿入されるねじ穴部とを含み、ねじ穴部は、ブラケットの第2傾斜部が筐体の第1傾斜部上をスライドする際にブラケットが移動する方向に延びる長穴状に形成され、筐体は、筐体に対するブラケットの位置決めを行うガイド部を一体的に含み、スピーカー装置は、2つのブラケットにより押さえられることによって筐体に配置され、2つのブラケットは、それぞれ、1つのブラケットに対して1つのねじ部材により筐体に固定されるように構成されている。
この発明の第1の局面による表示装置では、上記のように、筐体の第1傾斜部に当接するブラケットの第2傾斜部を、ブラケットを筐体に対してねじ部材により固定する際に、ブラケットに当接する筐体の第1傾斜部に対してスライドするように構成することによって、ブラケットと筐体とに挟み込まれるスピーカー装置の部分の厚みが変化した場合にも、筐体の第1傾斜部とブラケットの第2傾斜部とを常に互いに当接させることができるので、ブラケットを筐体に対して安定した状態で固定しながら、ブラケットと筐体との間にスピーカー装置を挟み込むことにより固定することができる。その結果、スピーカー装置を、筐体に対して安定した状態で取り付けることができるので、スピーカー装置による振動を抑制することができる。この場合、スピーカー装置による振動を抑制するためのゴム製のスリーブなどを別途設ける必要がないため、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、第1の局面では、スピーカー装置の外周部に、穴部を有する板金製の平板部を設け、ブラケットに、平板部に係合する爪部と、穴部に第2傾斜部の第1傾斜部に対するスライド方向に移動可能に挿入される凸部とを設けることによって、スピーカー装置の外周部の穴部にブラケットの凸部を挿入した状態でブラケットを筐体にねじ部材により固定することにより、穴部と凸部との係合により、ブラケットがスピーカー装置に対して大きく移動するのを抑制しながら、穴部に対してスライド移動可能な凸部によりブラケットをスピーカー装置に対してスライド移動させることができる。また、ブラケットの爪部をスピーカー装置の平板部に係合させることによって、スピーカー装置がブラケットに対してがたつくのを抑制することができる。また、ブラケットのねじ穴部を、ブラケットの第2傾斜部が筐体の第1傾斜部上をスライドする際に、平面的に見てブラケットが移動する方向に延びる長穴状に形成することによって、ブラケットの第2傾斜部が筐体の第1傾斜部に対してスライドするのに伴ってねじ穴部が移動する際に、ねじ部材が挿入された状態でねじ穴部を移動させることができるので、ねじ止めができなくなるのを抑制することができる。また、筐体に、筐体に対するブラケットの位置決めを行うガイド部を一体的に設けることによって、ガイド部により、容易に、ブラケットが筐体に対してがたつくのを抑制することができる。また、スピーカー装置は、2つのブラケットにより押さえられ、2つのブラケットを、それぞれ、1つのブラケットに対して1つのねじ部材により固定されるように構成することによって、1つのブラケットに対して1つのねじ部材を使用することにより、容易に、部品点数が増加するのを抑制することができるとともに、2つのブラケットにより、容易に、スピーカー装置を安定した状態で筐体に取り付けることができる。
この発明の第2の局面における表示装置は、表示装置本体を構成する筐体と、筐体に配置されるスピーカー装置と、スピーカー装置を、スピーカー装置の裏面部から筐体に押さえ込むブラケットと、ブラケットをスピーカー装置とともに筐体に固定するねじ部材とを備え、筐体のブラケットに当接する部分には、第1傾斜部が含まれ、ブラケットの筐体の第1傾斜部に当接する部分には、第2傾斜部が含まれ、ブラケットの第2傾斜部は、ブラケットを筐体に対してねじ部材により固定する際に、筐体の第1傾斜部に対してスライドするように構成されている。
この第2の局面による表示装置では、上記のように、筐体の第1傾斜部に当接するブラケットの第2傾斜部を、ブラケットを筐体に対してねじ部材により固定する際に、ブラケットに当接する筐体の第1傾斜部に対してスライドするように構成することによって、ブラケットと筐体とに挟み込まれるスピーカー装置の部分の厚みが変化した場合にも、筐体の第1傾斜部とブラケットの第2傾斜部とを常に互いに当接させることができるので、ブラケットを筐体に対して安定した状態で固定しながら、ブラケットと筐体との間にスピーカー装置を挟み込むことにより固定することができる。その結果、スピーカー装置を、筐体に対して安定した状態で取り付けることができるので、スピーカー装置による振動を抑制することができる。この場合、スピーカー装置による振動を抑制するためのゴム製のスリーブなどを別途設ける必要がないため、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記第2の局面による表示装置において、好ましくは、スピーカー装置の外周部は、穴部を有する板金製の平板部を含み、ブラケットは、平板部に係合する爪部と、穴部に第2傾斜部の第1傾斜部に対するスライド方向に移動可能に挿入される凸部とを含む。このように構成すれば、スピーカー装置の外周部の穴部にブラケットの凸部を挿入した状態でブラケットを筐体にねじ部材により固定することにより、穴部と凸部との係合により、ブラケットがスピーカー装置に対して大きく移動するのを抑制しながら、穴部に対してスライド移動可能な凸部によりブラケットをスピーカー装置に対してスライド移動させることができる。また、ブラケットの爪部をスピーカー装置の平板部に係合させることによって、スピーカー装置がブラケットに対してがたつくのを抑制することができる。
上記第2の局面による表示装置において、好ましくは、ブラケットは、ねじ部材が挿入されるねじ穴部をさらに含み、ねじ穴部は、ブラケットの第2傾斜部が筐体の第1傾斜部上をスライドする際にブラケットが移動する方向に延びる長穴状に形成されている。このように構成すれば、ブラケットの第2傾斜部が筐体の第1傾斜部に対してスライドするのに伴ってねじ穴部が移動する際に、ねじ部材が挿入された状態でねじ穴部を移動させることができるので、ねじ止めができなくなるのを抑制することができる。
上記第2の局面による表示装置において、好ましくは、筐体は、筐体に対するブラケットの位置決めを行うガイド部を一体的に含む。このように構成すれば、ガイド部により、容易に、ブラケットが筐体に対してがたつくのを抑制することができる。
上記第2の局面による表示装置において、好ましくは、スピーカー装置は、2つのブラケットにより押さえられることによって筐体に配置され、2つのブラケットは、それぞれ、1つのブラケットに対して1つのねじ部材により筐体に固定されるように構成されている。このように構成すれば、1つのブラケットに対して1つのねじ部材を使用することにより、容易に、部品点数が増加するのを抑制することができるとともに、2つのブラケットにより、容易に、スピーカー装置を安定した状態で筐体に取り付けることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による液晶テレビの全体を示した正面図であり、図2は、図1の側面図である。図3〜図19は、図1に示した一実施形態による液晶テレビの構造を説明するための図である。図20は、図1に示した一実施形態による液晶テレビの構造およびスピーカー装置の組付手順を説明するための図である。まず、図1〜図20を参照して、本発明の一実施形態による液晶テレビの構造について説明する。なお、本実施形態では、表示装置の一例である液晶テレビに本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による液晶テレビ1は、図1および図2に示すように、筐体2と、液晶テレビ1の画面を構成する液晶パネルからなる表示部3と、液晶テレビ1の本体を支持するスタンド部4とから構成されている。なお、筐体2および表示部3によって、液晶テレビ本体(表示装置本体)が構成されている。また、筐体2の矢印L方向および矢印R方向の両側には、それぞれ、後述するスピーカー装置5から発せられる音声を通すための複数の孔部2aが設けられている。また、図3および図4に示すように、筐体2の裏面の矢印L方向および矢印R方向に設けられているケース部2bには、それぞれ、スピーカー装置5が取り付けられている。矢印L方向側のスピーカー装置5は、図5〜図9に示すように、2つの樹脂製のブラケット6によって押さえられるとともに、ねじ部材7によって、ケース部2bの矢印L方向側に取り付けられている。この2つのブラケット6は、それぞれ、1つのブラケット6に対して1つのねじ部材7により筐体2に固定されるように構成されている。また、矢印R方向側のスピーカー装置5も、矢印L側のスピーカー装置5と同様に、ケース部2bの矢印R方向側に取り付けられている。
また、スピーカー装置5は、図10〜図12に示すように、スピーカー部5aと、板金製の本体部5bとを含む。また、本体部5bには、スピーカー部5aの外周部に沿って、一体的に設けられた厚みt1(図11参照)を有する板金製の平板部5cが形成されている。また、スピーカー部5aは、図11に示すように、平板部5cから前方(矢印C方向)側に距離D1だけ突出するように形成されている。なお、このスピーカー部5aは、材料として紙材を使用しているため、スピーカー部5aの平板部5cよりも前方(矢印C方向)に突出する距離は、製品および環境の違いによって、距離D1よりも距離D2(約0.5mm)(図20参照)だけ大きくなるような誤差を生じる場合がある。また、平板部5cの4隅近傍には、図10および図12に示すように、挿入穴部5dがそれぞれ設けられている。なお、挿入穴部5dは、本発明の「穴部」の一例である。この挿入穴部5dは、D3の直径を有するように構成されている。
また、本実施形態では、図13〜図17に示すように、樹脂製のブラケット6は、スピーカー装置5の本体部5bを、本体部5bの外形に沿って支持するための支持部6aと、スピーカー装置5の挿入穴部5dに挿入可能な2つの凸部6bと、スピーカー装置5の平板部5cに係合可能な一対の爪部6cと、ブラケット6がスピーカー装置5とともに筐体2のケース部2bに取り付けられる際に、ねじ部材7が挿入される長穴部6dとを含んでいる。なお、長穴部6dは、本発明の「ねじ穴部」の一例である。また、スピーカー装置5の平板部5cの筐体2側の表面に当接する爪部6cの係合面6e(図13および図16参照)と、スピーカー装置5の平板部5cの筐体2とは反対側の表面に当接する凸部6bの段差部6f(図14および図16参照)との間の矢印C方向の距離D4(図16参照)は、スピーカー装置5の平板部5cの厚みt1(図11参照)とほぼ同じになるように構成されている。また、各凸部6bは、図16に示すように、D5の直径を有する円柱状に形成されている。この凸部6bの直径D5は、スピーカー装置5の挿入穴部5dの直径D3(図10および図12参照)よりも少し小さくなるように構成されている。これにより、後述するブラケット6の傾斜部6gが後述する筐体2の傾斜部2gに対してスライドする際に、凸部6bは、挿入穴部5dに対して移動可能に挿入される。また、ブラケット6のケース部2b側の表面の長穴部6dの近傍の側部には、図14および図17に示すように、傾斜部6gが設けられている。この傾斜部6gは、ブラケット6が筐体2に取り付けられる面に対して約45°の傾斜を有するように構成されている。なお、傾斜部6gは、本発明の「第2傾斜部」の一例である。また、長穴部6dは、E方向(図15参照)に延びる長穴状に形成されている。
また、図4、図18および図19に示すように、筐体2のケース部2bは、ケース部2bの外形を形成するとともに、ブラケット6の矢印R方向およびL方向の位置決めを行うためのガイド部2cと、スピーカー装置5のスピーカー部5aの外形に対応する形に形成されている受け部2dと、A方向側およびB方向側にそれぞれ設けられ、ブラケット6を支持するための複数のリブ部2eと、A方向およびB方向側の複数のリブ部2eにそれぞれ1つずつ一体的に設けられたねじ穴部2fとを含む。また、A方向およびB方向側のリブ部2eのブラケット6の傾斜部6g(図14および図17参照)に対応する部分には、それぞれ、傾斜部2g(図18および図19参照)が設けられている。この傾斜部2gは、傾斜部6gと同様にブラケット6の筐体2に取り付けられる面に対して、約45°の傾斜を有するように構成されている。なお、傾斜部2gは、本発明の「第1傾斜部」の一例である。これにより、ブラケット6の傾斜部6gが筐体2の傾斜部2gに対してE方向(図15参照)にスライドする際に、長穴部6dもE方向(図15参照)に移動するので、ねじ部材7が挿入された状態でねじ止めができなくなるのが抑制される。
ここで、本実施形態では、図6および図8に示すように、矢印L方向側のスピーカー装置5の平板部5cは、平板部5cの筐体2側の表面が一対の爪部6cの各係合面6eに当接することによって、ブラケット6の一対の爪部6cに係合されている。また、スピーカー装置5のA方向側の2つの挿入穴部5dには、図8に示すように、それぞれ、ブラケット6の2つの凸部6bが挿入されているとともに、平板部5cの筐体2とは反対側の表面は、2つの凸部6bの各段差部6fに当接している。すなわち、平板部5cの筐体2側の表面および筐体2とは反対側の表面は、それぞれ、ブラケット6の爪部6cの係合面6eおよび凸部6bの段差部6fに当接されることによって、ブラケット6に固定されている。また、ブラケット6の凸部6bの直径D5(図16参照)は、挿入穴部5dの直径D3(図10および図12参照)よりも少し小さくなるように構成されているため、凸部6bは、挿入穴部5dに対して矢印AおよびB方向に移動可能である。これにより、ブラケット6は、矢印AおよびB方向に対してスピーカー装置5に拘束されないため、ブラケット6の傾斜部6gを、ケース部2bの傾斜部2gに対して移動可能に当接させることが可能である。また、爪部6cの係合面6e(図13および図16参照)と、凸部6bの段差部6f(図14および図16参照)との距離D4(図16参照)は、スピーカー装置5の平板部5cの厚みt1(図11参照)とほぼ同じになるように構成されているので、ブラケット6がスピーカー装置5に対してがたつくのを抑制することが可能となる。なお、矢印R方向側のスピーカー装置5も、矢印L方向側のスピーカー装置5と同様に、ブラケット6に固定されるように構成されている。
また、本実施形態では、図8に示すように、矢印L方向側の矢印AおよびB方向側の各ブラケット6に固定されているスピーカー装置5のスピーカー部5aは、ケース部2bの受け部2dに当接されている。また、図5および図6に示すように、スピーカー装置5を固定する矢印AおよびB方向側各ブラケット6の一対の爪部6cの外側面部6h(図13参照)は、それぞれ、ケース部2bのガイド部2cに当接されている。また、図8および図9に示すように、ブラケット6の傾斜部6gは、筐体2の傾斜部2gに当接されている。なお、矢印R方向側の上下各ブラケット6に固定されているスピーカー装置5も、矢印L方向側のスピーカー装置5と同様に、ケース部2bに配置されている。
図21〜図23は、図1に示した一実施形態による液晶テレビのスピーカー装置の組付手順を説明するための図である。次に、図5、図8、図9および図21〜図23を参照して、本実施形態における液晶テレビ1のスピーカー装置5の組付手順について説明する。
まず、スピーカー部5aが平板部5cよりもD1だけ突出しているスピーカー装置5を筐体2のケース部2bに組み付ける場合について説明する。
まず、図21に示すように、矢印AおよびB方向側の2つのブラケット6をスピーカー装置5に取り付ける。具体的には、矢印AおよびB方向側の2つのブラケット6の凸部6b(図22参照)を、それぞれ、スピーカー装置5の挿入穴部5dに挿入するとともに、一対の爪部6cを、それぞれ、平板部5cの筐体2側の表面に係合する。このとき、爪部6cの係合面6eが、平板部5cの筐体2とは反対側の表面に係合する。これにより、矢印AおよびB方向側の各ブラケット6は、スピーカー装置5を固定することが可能となる。そして、ブラケット6が取り付けられたスピーカー装置5を、ケース部2bに配置する。この際、スピーカー装置5のスピーカー部5a(図22参照)は、ケース部2bの受け部2dに当接されるように配置されるとともに、ブラケット6の一対の爪部6cの外側面部6hは、それぞれ、ケース部2bのガイド部2cに当接される。また、図23に示すように、ブラケット6の筐体2側の表面は、ケース部2bのリブ部2eに当接されるとともに、傾斜部6gは、筐体2の傾斜部2gに当接される。このようにして、図22および図23に示すように、ブラケット6が取り付けられたスピーカー装置5は、ケース部2bに配置される。そして、ブラケット6の傾斜部6gが筐体2の傾斜部2gに当接した状態で、図5および図9に示すように、ねじ部材7を用いて、スピーカー装置5に取り付けられた矢印AおよびB方向側の各ブラケット6をケース部2bに対して固定する。この際、ねじ部材7は、ブラケット6の長穴部6dを介してケース部2bのねじ穴部2fに挿入されて締め付けられる。このようにして、筐体2のケース部2bに対するスピーカー部5aが平板部5cよりもD1だけ突出しているスピーカー装置5の組付が完了する。
次に、図20を参照して、スピーカー部5aが平板部5cよりもD1+D2だけ突出しているスピーカー装置5を筐体2のケース部2bに組付ける場合について説明する。なお、スピーカー装置5に上下各ブラケット6を固定させる組付手順は、上記スピーカー部5aが平板部5cよりもD1だけ突出しているスピーカー装置5の組付手順の場合と同様なので、その説明を省略する。
まず、図20に示すように、ねじ部材7を用いて、スピーカー装置5に取り付けられた矢印AおよびB方向側の各ブラケット6をケース部2bに対して固定する。この際、スピーカー装置5のスピーカー部5aが平板部5cに対してD1+D2だけ前方(矢印C方向)に突出しているので、スピーカー部5aの受け部2d側の面が受け部2dに当接した状態において、ブラケット6の筐体2側の表面は、ケース部2bのリブ部2eに当接しない。その一方で、傾斜部6gは、筐体2の傾斜部2gに当接するので、ねじ部材7をブラケット6の長穴部6dを介してケース部2bのねじ穴部2fに固定する際には、ブラケット6に固定されているスピーカー装置5を筐体2に対して安定した状態で取り付けることが可能となる。具体的には、傾斜部6gを傾斜部2gに当接させながら、スピーカー部5aを受け部2dと本体部5bおよび支持部6aとにより挟み込んで固定する。なお、傾斜部6gおよび傾斜部2gが傾斜していない場合に、スピーカー部5aが平板部5cに対してD1+D2だけ前方(矢印C方向)に突出しているスピーカー装置であれば、ブラケット6を筐体2に当接させずにスピーカー部5aを挟み込んで固定するので、スピーカー部5aを固定する力が大きくなりすぎる。この場合、スピーカー部5aが適当に振動しなくなる。また、長穴部6dを、ブラケット6の傾斜部6gが筐体2の傾斜部2gに対してE方向に(図15参照)スライドするのに伴って、ブラケット6の長穴部6dが移動した際に、ブラケット6がE方向に(図15参照)移動する方向に延びるように形成することによって、ねじ部材7が挿入された状態で長穴部6dが矢印E方向に移動されるので、ねじ止めができなくなるのを抑制することを可能としている。このようにして、筐体2のケース部2bに対するスピーカー部5aが平板部5cよりもD1+D2だけ突出しているスピーカー装置5の組付が完了する。
なお、矢印R方向側のスピーカー装置5の組付手順は、矢印L方向側のスピーカー装置5の組付手順と同様である。
本実施形態では、上記のように、筐体2の傾斜部2gに当接するブラケット6の傾斜部6gを、ブラケット6を筐体2に対してねじ部材7により固定する際に、ブラケット6に当接する筐体2の傾斜部2gに対してスライドするように構成されていることによって、ねじ部材7が締め付けられる位置に係わらず、傾斜部2gおよび傾斜部6gを常に互いに当接させることができるので、ブラケット6を筐体2に対して安定した状態で固定することができる。その結果、スピーカー装置5を、筐体2に対して安定した状態で取り付けることができるので、スピーカー装置5による振動を抑制することができる。この場合、スピーカー装置5による振動を抑制するためのゴム製のスリーブなどを別途設ける必要がないため、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、スピーカー装置5の外周部に、挿入穴部5dを有する板金製の平板部5cを設け、ブラケット6に、平板部5cに係合する爪部6cと、挿入穴部5dに挿入される凸部6bとを設けることによって、挿入穴部5dにブラケット6の凸部6bを挿入した状態でブラケット6を筐体2にねじ部材7により固定することにより、挿入穴部5dと凸部6bとの係合により、ブラケット6がスピーカー装置5に対して大きく移動するのを抑制しながら、挿入穴部5dに対してスライド移動可能な、凸部6bにより、ブラケット6をスピーカー装置5に対してスライド移動させることができる。また、ブラケット6の爪部6cをスピーカー装置5の平板部5cに係合させることによって、スピーカー装置5がブラケット6に対してがたつくのを抑制することができる。
また、本実施形態では、筐体2に、ブラケット6の位置決めを行うガイド部2cを設けることによって、ガイド部2cにより、容易に、ブラケット6が筐体2に対してがたつくのを抑制することができる。
また、本実施形態では、スピーカー装置5は、2つのブラケット6により押さえられ、2つのブラケット6は、それぞれ、1つのブラケット6に対して1つのねじ部材7により固定されるように構成されていることによって、1つのブラケット6に対して1つのねじ部材7を使用することにより、容易に、部品点数が増加するのを抑制することができるとともに、2つのブラケット6により、容易に、スピーカー装置5を安定した状態で筐体2に取り付けることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、スピーカー装置を備えた液晶テレビに本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカー装置を備えるブラウン管テレビ、プラズマテレビおよび液晶ディスプレイなどの液晶テレビ以外の表示装置にも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、スピーカー装置の挿入穴部にブラケットに設けられている凸部を挿入する例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカー装置の挿入穴部に凸部を挿入しなくてもよい。
また、上記実施形態では、2つのブラケットにより1つのスピーカー装置を筐体に取り付ける例を示したが、本発明はこれに限らず、1つのブラケットにより1つのスピーカー装置を筐体に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、スピーカー装置の平板部にブラケットに設けられている爪部を係合する例を示したが、本発明はこれに限らず、スピーカー装置の平板部に爪部を係合しなくてもよい。
1 液晶テレビ(表示装置)
2 筐体
2c ガイド部
2g 傾斜部(第1傾斜部)
5 スピーカー装置
5c 平板部
5d 挿入穴部(穴部)
6 ブラケット
6b 凸部
6c 爪部
6d 長穴部(ねじ穴部)
6g 傾斜部(第2傾斜部)
7 ねじ部材
2 筐体
2c ガイド部
2g 傾斜部(第1傾斜部)
5 スピーカー装置
5c 平板部
5d 挿入穴部(穴部)
6 ブラケット
6b 凸部
6c 爪部
6d 長穴部(ねじ穴部)
6g 傾斜部(第2傾斜部)
7 ねじ部材
Claims (6)
- 表示装置本体を構成する筐体と、前記筐体に配置されるスピーカー装置とを備えた表示装置において、
前記スピーカー装置を、前記スピーカー装置の裏面部から前記筐体に押さえ込む2つのブラケットと、
前記ブラケットを前記スピーカー装置とともに前記筐体に固定する2つのねじ部材とをさらに備え、
前記筐体の前記ブラケットに当接する部分には、第1傾斜部が含まれ、
前記ブラケットの前記筐体の第1傾斜部に当接する部分には、第2傾斜部が含まれ、
前記ブラケットの前記第2傾斜部は、前記ブラケットを前記筐体に対して前記ねじ部材により固定する際に、前記筐体の前記第1傾斜部に対してスライドするように構成され、
前記スピーカー装置の外周部は、穴部を有する板金製の平板部を含み、
前記ブラケットは、前記平板部に係合する爪部と、前記穴部に前記第2傾斜部の前記第1傾斜部に対するスライド方向に移動可能に挿入される凸部と、前記ねじ部材が挿入されるねじ穴部とを含み、
前記ねじ穴部は、前記ブラケットの前記第2傾斜部が前記筐体の前記第1傾斜部上をスライドする際に前記ブラケットが移動する方向に延びる長穴状に形成され、
前記筐体は、前記筐体に対する前記ブラケットの位置決めを行うガイド部を一体的に含み、
前記スピーカー装置は、2つの前記ブラケットにより押さえられることによって前記筐体に配置され、
前記2つのブラケットは、それぞれ、1つの前記ブラケットに対して1つの前記ねじ部材により前記筐体に固定されるように構成されている、表示装置。 - 表示装置本体を構成する筐体と、
前記筐体に配置されるスピーカー装置と、
前記スピーカー装置を、前記スピーカー装置の裏面部から前記筐体に押さえ込むブラケットと、
前記ブラケットを前記スピーカー装置とともに前記筐体に固定するねじ部材とを備え、
前記筐体の前記ブラケットに当接する部分には、第1傾斜部が含まれ、
前記ブラケットの前記筐体の第1傾斜部に当接する部分には、第2傾斜部が含まれ、
前記ブラケットの前記第2傾斜部は、前記ブラケットを前記筐体に対して前記ねじ部材により固定する際に、前記筐体の前記第1傾斜部に対してスライドするように構成されている、表示装置。 - 前記スピーカー装置の外周部は、穴部を有する板金製の平板部を含み、
前記ブラケットは、前記平板部に係合する爪部と、前記穴部に前記第2傾斜部の前記第1傾斜部に対するスライド方向に移動可能に挿入される凸部とを含む、請求項2に記載の表示装置。 - 前記ブラケットは、前記ねじ部材が挿入されるねじ穴部をさらに含み、
前記ねじ穴部は、前記ブラケットの前記第2傾斜部が前記筐体の前記第1傾斜部上をスライドする際に前記ブラケットが移動する方向に延びる長穴状に形成されている、請求項2または3に記載の表示装置。 - 前記筐体は、前記筐体に対する前記ブラケットの位置決めを行うガイド部を一体的に含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記スピーカー装置は、2つの前記ブラケットにより押さえられることによって前記筐体に配置され、
前記2つのブラケットは、それぞれ、1つの前記ブラケットに対して1つの前記ねじ部材により前記筐体に固定されるように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
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JP2006284188A JP2008103948A (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | 表示装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113766388A (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-07 | 船井电机株式会社 | 显示装置和用于显示装置的扬声器 |
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2006
- 2006-10-18 JP JP2006284188A patent/JP2008103948A/ja active Pending
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