JP2008103040A - 光ディスク再生装置、光ディスク種類判別方法及び光ディスク種類判別プログラム - Google Patents

光ディスク再生装置、光ディスク種類判別方法及び光ディスク種類判別プログラム Download PDF

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康孝 鈴木
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仁志 山崎
Takehito Fushimi
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正志 藤原
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Abstract

【課題】光ディスクの種類の判別時間を短縮する光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】配置情報記憶手段43には、複数種類の中から任意に定められた種類の光ディスク5が搬送手段20によって搬送されているときに、当該光ディスク5の情報記録面が合焦すべき位置にピックアップ31の対物レンズ31aを配置する配置情報が記憶される。挿入排出口から挿入された光ディスク5が搬送手段20によって搬送が開始されると、その光ディスク5の情報記録面と合焦すべき位置に対物レンズ31aが移動手段42aによって移動される。信号判定手段42bによって光ディスク5の搬送中に、対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力した信号と予め定められた閾値が比較されて信号が認識できるか否かが判定され、該判定結果に基づいて光ディスク5が任意に定められた種類か否かが種類判別手段42cによって判別される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の光ディスクを再生する光ディスク再生装置及び光ディスク種類判別方法、光ディスク種類判別プログラム等の技術分野に関する。
大容量の情報を記録することが可能な光ディスクとして、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Video Disk又はDigital Versatile Disk)、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray Disc)等が知られている。そして、そのような多種多様な光ディスクのうち1種類の光ディスクのみの再生が可能な単機能の光ディスク再生装置では、ユーザビリティの向上を図ることができないため、これら多種多様な光ディスクを区別無く再生することが可能な所謂コンパチビリティを有する光ディスク再生装置の開発が進められている。
従来のコンパチビリティを有する光ディスク再生装置にあっては、挿入排出口から挿入されてディスク回転機構に装填された光ディスクの種類を判別し、その判別結果に基づいて、装填された光ディスクを再生するのに適した再生条件をセットアップしてから、実際の情報再生を行うようにしている。
複数種類の光ディスクを判別する光ディスク再生装置としては以下のものが知られている。特許文献1に示す光ディスク再生装置には、ピックアップを光ディスクの半径方向に沿って移動させ、ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサーチを実行して、ピックアップの移動過程で得られるフォーカスエラー信号のS字波形の振幅の最大値を検出し、該検出値に基づいて光ディスクの種類を判別する技術思想が開示されている。
また、特許文献2に示す光ディスク再生装置には、再生動作開始前等に光ディスクの回転を一時停止し、ピックアップの対物レンズが光ディスクの情報記録面に対して垂直方向に所定距離だけ強制的に移動させ、その移動時にピックアップからDVD用レーザ光を光ディスクに照射し、光ディスクから反射された全加算信号に基づいて光ディスクの種類を判別する技術思想が開示されている。
特開2003−203362号公報 特開2005−346809号公報
しかしながら、上述した従来の光ディスク再生装置では、ディスク回転機構に装填された光ディスクに対してピックアップの対物レンズを垂直方向に移動させ、その際に得られるフォーカスエラー信号等に基づいて、又は、ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させながら光ディスクの種類を判別していたために、ある程度の長いサーチを行う必要があり、挿入された光ディスクの判別に時間を要してしまうという問題があった。その結果、光ディスクのセットアップの時間が長くなり、利用者に不快感を与えてしまうという問題が生じていた。
また、メカのばらつき等を考慮すると、ピックアップの対物レンズを垂直方向に大きく移動させると、光ディスクと対物レンズとが衝突する可能性があるため、その移動量(振り幅)は極力小さくする必要があった。本発明が解決しようとする課題は、上記した問題が一例として挙げられる。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、光ディスクの種類の判別時間を短縮することができる光ディスク再生装置、光ディスク種類判別方法及び光ディスク種類判別プログラム等を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の光ディスク再生装置は、複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置において、前記光ディスクが前記搬送手段によって搬送されているときに、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを配置する配置情報を記憶する配置情報記憶手段と、前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記配置情報記憶手段が記憶している配置情報が示す位置に前記対物レンズを移動させる移動手段と、前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動手段によって移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段と、前記信号判定手段の判定結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項8記載の光ディスク種類判別方法は、複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置の光ディスク種類判別方法であって、前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクに対応して定められた配置情報に基づいて、前記搬送手段による搬送中の前記光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを移動する工程と、前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定工程と、前記信号判定の結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別工程と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項9記載の光ディスク種類判別プログラムは、複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置のコンピュータを、前記光ディスクの種類を判別する手段として機能させるための光ディスク種類判別プログラムであって、前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを配置する配置情報が示す位置に前記対物レンズを移動させる移動手段と、前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動手段によって移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段と、前記信号判定手段の判定結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
以下、本発明に係る光ディスク再生装置、光ディスク種類判別方法及び光ディスク種類判別プログラムの一最良の形態を、図1の図面を参照して以下に説明する。なお、図1は本発明に係る光ディスク再生装置の基本構成の一例を示す構成図である。
図1において、光ディスク再生装置1は、複数種類の光ディスク5を回転駆動する回転駆動手段10と、前記光ディスク5を挿入排出口から前記回転駆動手段10に搬送する搬送手段20と、前記光ディスク5へ対物レンズ31aを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップ31と、を有する光ディスク再生装置1において、前記光ディスク5が前記搬送手段20によって搬送されているときに、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスク5の情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズ31aを配置する配置情報を記憶する配置情報記憶手段43と、前記挿入排出口からの前記光ディスク5の挿入に応じて、前記配置情報記憶手段43が記憶している配置情報が示す位置に前記対物レンズ31aを移動させる移動手段42aと、前記搬送手段20による光ディスク5の搬送中に、前記移動手段20によって移動された対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段42bと、前記信号判定手段42bの判定結果に基づいて前記光ディスク5が前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段42cと、を有している。
また、光ディスク種類判別プログラムは、複数種類の光ディスク5を回転駆動する回転駆動手段10と、前記光ディスク5を挿入排出口から前記回転駆動手段10に搬送する搬送手段20と、前記光ディスク5へ対物レンズ31aを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップ31と、を有する光ディスク再生装置1のコンピュータを、前記光ディスク5の種類を判別する手段として機能させるための光ディスク種類判別プログラムであって、前記挿入排出口からの前記光ディスク5の挿入に応じて、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスク5の情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズ31aを配置する配置情報が示す位置に前記対物レンズ31aを移動させる移動手段42aと、前記搬送手段20による光ディスク5の搬送中に、前記移動手段42aによって移動された対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段42bと、前記信号判定手段42bの判定結果に基づいて前記光ディスク5が前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段42cと、して前記コンピュータを機能させるプログラムとなっている。
この光ディスク再生装置1によれば、配置情報記憶手段43には、複数種類の中から任意に定められた種類の光ディスク5が前記搬送手段20によって搬送されているときに、当該光ディスク5の情報記録面が合焦すべき位置にピックアップ31の対物レンズ31aを配置する配置情報が記憶される。そして、挿入排出口から挿入された光ディスク5が搬送手段20によって搬送が開始されると、その光ディスク5の情報記録面と合焦すべき位置に対物レンズ31aが移動手段42aによって移動される。そして、信号判定手段42bによって光ディスク5の搬送中に、対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力した信号と予め定められた閾値が比較されて信号が認識できるか否かが判定され、該判定結果に基づいて光ディスク5が任意に定められた種類か否かが種類判別手段42cによって判別される。
よって、挿入排出口からの光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31の対物レンズ31aをその情報記録面と対向する位置に移動させ、光ディスク5の搬送中にその対物レンズを有するピックアップ31が出力した信号を認識できるか否かの判定結果に基づいて光ディスク5が任意に定められた種類の光ディスクか否かを判別するようにしたことから、光ディスク5を回転駆動手段10に搬送するまでの間にその種別を判別することができるため、種類の判別に要する時間を削減することができる。従って、光ディスク5のセットアップ時間を短縮することができる。また、ピックアップ31の対物レンズ31aを予め定めた位置に移動させるだけなので、光ディスク5と対物レンズ31aとの衝突を確実に回避することができる。
また、光ディスク再生装置1は、前記信号判定手段42bによる信号が認識できないとの判定に応じて、前記光ディスク5の情報記録面と前記対物レンズ31aとの距離を所定の範囲内で調整する調整手段42dを有し、前記信号判定手段42bは、前記調整手段42dによって調整された前記ピックアップ31が出力した信号と前記閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する手段としている。
この光ディスク再生装置1によれば、信号判定手段42bによる信号が認識できないと、調整手段42dによって光ディスク5の情報記録面と対物レンズ31aとの距離を所定の範囲内で調整される。そして、調整されたピックアップ31が出力した信号と閾値が信号判定手段42bによって判定される。
よって、信号が認識できない場合に、光ディスク5の情報記録面と対物レンズ31aとの距離を所定の範囲内で調整するようにしたことから、任意に定めた光ディスク5以外とは衝突しないように所定の範囲を設定することで、光ディスク5との衝突を確実に回避し且つ判別に要する時間の増加を最低限に抑えることができる。
また、光ディスク再生装置1は、前記調整手段42dによる前記対物レンズ31aの調整中に、前記信号判定手段42bが前記信号を認識できると判定したときの前記光ディスク5に対する前記対物レンズ31aの調整後配置を検出する調整後配置検出手段42eと、前記調整後配置検出手段42eが検出した調整後配置に前記配置情報記憶手段43が記憶している配置情報を変更する配置情報変更手段42fと、を有している。
この光ディスク再生装置1によれば、対物レンズ31aの調整中に信号を認識すると、その対物レンズ31aを有するピックアップ31の出力した信号を認識できると判定した対物レンズ31aの位置が調整後配置として調整後配置検出手段42eによって検出され、前記配置情報記憶手段43が記憶している配置情報がその調整後配置に配置情報変更手段42fによって変更される。
よって、ピックアップ31の調整中にその信号を認識できた対物レンズ31aの位置を調整後配置として検出して配置情報を変更するようにしたことから、メカのばらつき等を考慮してその機構に適した配置情報とすることができるため、光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31の対物レンズ31aをその機構に最適な位置に移動させることができるので、判別に要する時間をより一層削減し且つ判別精度を向上させることができる。
また、光ディスク再生装置1において、前記配置情報は、前記搬送中に姿勢が変化する光ディスク5の情報記録面に対して常に合焦すべき位置に前記対物レンズ31aを配置する情報となっている。
この光ディスク再生装置1によれば、挿入排出口から直接光ディスク5を押し込むタイプであるスロットインの場合、ディスク中心穴に嵌合するターンテーブルが突出しているので、それを避けてディスクを搬送するためにディスクの姿勢が位置によって変化するが、配置情報を搬送中に姿勢が変化する光ディスク5の情報記録面に対して常に合焦すべき位置に前記対物レンズ31aを配置する情報としたので、対物レンズ31aを最適な位置に移動させることができるため、判別に要する時間をより一層削減し且つ判別精度を向上させることができる。
また、光ディスク再生装置1において、前記搬送手段20は、前記光ディスクを挟持する挟持部材と、前記光ディスクの一端に当接して前記搬送中の光ディスクの姿勢をガイドするガイド部材と、を有している。
この光ディスク再生装置1によれば、挿入排出口から挿入された光ディスク5は、挟持部材によって挟持され且つその一端がガイド部材に当接した状態で搬送されるため、搬送中の光ディスク5を安定させることができる。よって、その光ディスク5に対するピックアップ31が出力した信号に基づいて種類を判別することができるため、判別精度を向上させることができる。
また、光ディスク再生装置1において、前記種類判別手段42cは、前記信号判定手段42bによる信号が認識できるとの判定に応じて、当該信号の周波数と前記任意に定められた種類の光ディスク5に対応して予め定められた周波数判定閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記光ディスク5の種類を判別する手段としている。
この光ディスク再生装置1によれば、信号判定手段42bによってピックアップ31の信号が認識できると判定されると、種類判別手段42cによってその信号の周波数と周波数判定閾値とが比較され、その比較結果に基づいて光ディスク5の種類が判別される。
よって、認識できた信号の周波数と任意に定められた種類の光ディスク5に対応した周波数判定閾値とに基づいて光ディスク5の種別を判別するようにしたことから、任意に定められた光ディスク5をより一層正確に判別することができるため、判別精度を向上させることができる。
また、光ディスク再生装置1において、前記任意に定められた種類の光ディスク5は、前記複数種類の光ディスクのうち前記対物レンズ31aから光ディスク5までの合焦距離が最も近い種類の光ディスク5としている。
よって、対物レンズ31aから光ディスク5の情報記録面までの合焦距離が近い種類の光ディスク5を任意に定められた種類の光ディスク5としたことから、挿入排出口からの光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31をその情報記録面の近くに位置付けることができるため、ピックアップ31が出力する信号の認識率を向上できるため、判別に要する時間を削減し且つ判別精度を向上することができる。
次に、上述した本発明の光ディスク再生装置の実施例1を、図2乃至図3の図面を参照して以下に説明する。なお、上述した図1に示す基本構成のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付して説明する。
図2において、光ディスク再生装置1は、フロントパネル2に設けられた挿入排出口3から挿入された光ディスク5に記録された情報を読み取って出力可能に処理する。そして、光ディスク再生装置1は、回転駆動手段としての回転駆動部10と、搬送手段としての搬送部20と、読取部30と、回転制御部40と、情報処理部50と、を有している。
なお、本実施例では、説明を簡単化するために、光ディスク5がCD−DA(Compact Disk−Digital Audio)とDVD−ROM(Digital Versatile Disc − Read Only Memory)の場合について説明するが、本発明の対象とすることができるその他の光ディスク5としては、例えばCD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disc−Recordable)、DVD−RW(Digital Versatile Disc − ReWritable)、MD(Mini Disc)、BD(Blu-ray Disk)などが例示できる。
回転駆動部10は、光ディスク再生装置1の所定位置に装着された光ディスク5を線速度一定等に回転駆動させる。この回転駆動部10は、ディスクモータ11と、モータドライバ12と、を有している。ディスクモータ11は、スピンドルモータ等が用いられ、その出力軸の先端に設けられたターンテーブルに光ディスク5が装着される。モータドライバ12は、制御部42の制御によって回転速度を可変とする線速度一定等で光ディスク5を回転駆動すべくスピンドルモータ11を駆動する。
搬送部20は、図示しないが、制御部42の制御によってローラ駆動部を駆動させ、ローラを回転させることで、光ディスク5を挿入排出口3からディスクモータ11のターンテーブルに装着可能な位置まで移動させる。これにより、光ディスク5はディスクモータ11のターンテーブルにクランパによってクランプ(装着)される。
読取部30は、光ディスク5に記録された情報を読み取る。この読取部30は、ピックアップ(光ピックアップ)31と、ドライバ32と、を有している。
ピックアップ31は、光ディスク5に照射する光を発生させる図示しないレーザ発振器としてのCD用の波長のレーザダイオード、DVD用の波長のレーザダイオードや、光ディスク5上に光を照射するための対物レンズ31a、フォーカスやトラッキングを合わせるためのアクチュエータ、および光ディスク5から反射された光を受ける受光器とを備え、受光器の出力からフォーカスエラー信号、トラッキング信号および戻り光総和信号を生成して制御部42に出力する。
フォーカスエラー信号は、例えば、4分割受光器において一方の対角位置にある受光面の出力を加算したものから、他方の対角位置にある受光面の出力を加算したものを減算して生成した信号をとなっている。そして、ピックアップ31から出力される信号は、不図示のアンプによって所定の値に増幅して制御部42に出力する。
ドライバ32は、制御部42の制御によって前記アクチュエータを駆動させ、ピックアップ31の対物レンズ31aを光ディスク5の情報記録面5aが合焦すべき位置となるように、フォーカス方向及び径方向等に移動させる。ドライバ32は、ピックアップ31に設けられた図示しないフォーカスアクチュエータおよびトラッキングアクチュエータを駆動し、対物レンズ31aを介して照射される光の情報記録面5aからの焦点距離および情報記録面5a上の照射位置を調整する。
また、本実施例では、前記アクチュエータとドライバ32が制御部42によって制御されることで、搬送部20によって挿入排出口3から搬送中の光ディスク5に対してピックアップ31の対物レンズ31aを相対的に移動させて、後述する配置情報が示す位置に対物レンズ31aを位置付ける。
回転制御部40は、信号処理部41と、制御部42と、記憶部43と、を有している。信号処理部41は、ピックアップ11から出力される電気信号を取得して所定の信号処理を施し、その信号処理が施された情報を情報処理部50に出力する。
制御部42は、光ディスク再生装置1全体の制御を司る。制御部42は、周知であるマイクロプロセッサユニット(MPU)、DSP(Digital Signal Processor)等が用いられる。そして、制御部42は、上述した移動手段、信号判定手段、種類判別手段、調整手段、調整後配置検出手段、及び、配置情報変更手段として機能するための光ディスク種類判別プログラム、予め定められた各種データを図示しない内蔵メモリに記憶している。
制御部42には、記憶部43が接続されている。記憶部43は、ハードディスク装置、大容量メモリ等が用いられる。記憶部43は、配置情報記憶手段として機能しており、任意に定められた種類の光ディスク5が搬送部20によって搬送されているときに、当該光ディスク5の情報記録面5aが合焦すべき位置に対物レンズ31aを配置する配置情報を記憶している。
制御部42には、挿入検出部60が接続されている。挿入検出部60は、電気的又は機械的に挿入排出口3に挿入された光ディスク5を検出すると、検出信号を制御部42に出力する。そして、制御部42は、挿入検出部60から検出信号が入力されると、搬送部20の駆動を開始させて、搬送部20に光ディスク5をディスクモータ11のターンテーブルに向けて搬送させる。
配置情報は、挿入排出口3からディスクモータ11のターンテーブルに装着可能な位置まで移動させるまでの間に、光ディスク5の情報記録面5aに対する対物レンズ31aの相対位置である判別位置を示す位置データを有している。そして、本実施例では、光ディスク5の情報記録面5aまでの距離はCDよりもDVDが近いことから、任意に定められた種類の光ディスクをDVDとしている。また、光ディスク再生装置1が、BDの再生が可能な装置である場合、BDを任意に定められた種類の光ディスクとすることができる。
情報処理部50は、信号処理部41および制御部42に接続されている。この情報処理部50は、信号処理部41で取得したピックアップ31からの情報に対応する電気信号を取得し、適宜処理する。例えば、ピックアップ31で読み取られて変換された電気信号を画像データや音楽データに復号化して情報処理部50に接続された例えばスピーカや表示装置等の出力手段(図示せず)に出力するなど光ディスク5に記録された情報を再生可能に処理する。この情報処理部50で処理された情報は、適宜出力手段に出力される。
次に、初めての光ディスク5が装着される際に、上述した制御部42が実行する光ディスク種類判別処理の処理概要の一例を、図3に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS11において、挿入検出部60からの検出信号の有無に基づいて、光ディスクが挿入されたか否かが判定される。挿入されていないと判定された場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、挿入排出口3から光ディスク5が挿入されるのを待つ。一方、光ディスク5が挿入されたと判定された場合(S11でY)、ステップS12に進む。
ステップS12(移動手段)において、記憶部43に記憶している配置情報が示す位置にピックアップ31の対物レンズ31aを移動するようにドライバ32が制御されることで、ドライバ32によって対物レンズ31aは判別位置に移動され、その後ステップS13に進む。
ステップS13(信号判定手段)において、信号処理部41を介してピックアップ31からフォーカスエラー信号が取り込まれ、該信号と予め定められた閾値(例えば、任意に定められたレベル値など)とが比較され、信号を検出できたか否かが判定される。信号を検出できたと判定された場合(S13でY)、ステップS17に進む。一方、信号を検出できていないと判定された場合(S13でN)、ステップS14に進む。
ステップS14(調整手段)において、前記配置情報が示す判別位置を中心として、任意に定められた光ディスク5の種類に応じて極力小さくなるように予め定められた調整範囲内でピックアップ31の対物レンズ31aを移動させるようにドライバ32が制御されることで、ドライバ32によって対物レンズ31aは調整範囲内を少し上下に移動され、その後ステップS15に進む。
ステップS15(信号判定手段)において、調整範囲内で上下に移動している対物レンズ31aを有するピックアップ31からフォーカスエラー信号が取り込まれ、該信号と予め定められた閾値(例えば、任意に定められたレベル値など)とが比較され、信号を検出できたか否かが判定される。信号を検出できたと判定された場合(S15でY)、ステップS16に進む。
ステップS16(調整後配置検出手段、配置情報変更手段)において、信号を検出できたときのピックアップ31の対物レンズ31aの位置をドライバ32で調整した移動量等に基づいて調整後配置が検出され、記憶部43に記憶している配置情報が該調整後配置に変更され、ステップS17(種類判別手段)において、挿入排出口3から挿入された光ディスク5がDVDと判別され、その後、通常のDVD再生処理が行われる。
また、ステップS15において、信号が検出できなかったと判定された場合(S15でN)、ステップS18(種類判別手段)において、挿入排出口3から挿入された光ディスク5がCDと判別され、その後、通常のCD再生処理が行われる。
次に、上述した光ディスク再生装置1において、DVDである光ディスク5が挿入排出口3から挿入された場合の動作(作用)の一例を以下に説明する。
光ディスク再生装置1は、挿入排出口3から光ディスク5が挿入されたことを検出すると、搬送部20を駆動して光ディスク5の搬送を開始すると共に、記憶部43の配置情報が示す位置にピックアップ31の対物レンズ31aを移動させる。その結果、対物レンズ31aは光ディスク5の情報記録面5aと対向するように位置付けられる。
その対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力したフォーカスエラー信号を認識できるか否かを判定する。認識できた場合、光ディスク5をDVDであると判別する。その後、光ディスク5がディスクモータ11のターンテーブルに装着可能な位置まで移動されてターンテーブルに装着されると、ディスクモータ11を駆動させて光ディスク5を回転させてDVD再生処理を行う。
また、フォーカスエラー信号を認識できない場合、ピックアップ31の対物レンズ31aの微調整を行い、信号を検出できるようになれば、光ディスク5をDVDであると判別する。また、それでも信号を検出できない場合は、光ディスク5をCDであると判別する。そして、DVDと同様に、ディスクモータ11を駆動させて光ディスク5を回転させてCD再生処理を行う。
なお、光ディスク5をCDと判別する場合、ピックアップ31の対物レンズ31aの微調整を行わずに、CDと判別するような実施形態とすることもできる。
以上説明した光ディスク再生装置1によれば、挿入排出口3からの光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31の対物レンズ31aをその情報記録面5aと対向する位置に移動させ、光ディスク5の搬送中にその対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力した信号を認識できるか否かの判定結果に基づいて、光ディスク5が任意に定められた種類(DVD)か否かを判別するようにしたことから、光ディスク5を回転駆動部10に搬送するまでの間にその種別を判別することができるため、判別に要する時間を削減することができる。従って、光ディスク5のセットアップ時間を短縮することができる。また、ピックアップ31の対物レンズ31aを予め定めた位置に移動させるだけなので、光ディスク5と対物レンズ31aの衝突を確実に回避することができる。
また、信号が認識できない場合に、光ディスク5の情報記録面5aとピックアップ31の対物レンズ31aとの距離を調整範囲(所定の範囲)内で調整するようにしたことから、任意に定めた光ディスク以外とは衝突しないように所定の範囲を設定することで、光ディスク5との衝突を確実に回避し且つ判別に要する時間の増加を最低限に抑えることができる。
ピックアップ31の対物レンズ31aの調整中に、その信号を認識できた対物レンズ31aの位置を調整後配置として検出して配置情報を変更するようにしたことから、メカのばらつき等を考慮してその機構に適した配置情報とすることができるため、光ディスク5の挿入に応じて対物レンズ31aを機構に最適な位置に移動させることができるので、判別に要する時間をより一層削減し且つ判別精度を向上させることができる。
次に、上述した本発明の光ディスク再生装置の実施例2を、図2及び図4の図面を参照して以下に説明する。なお、光ディスク再生装置の基本構成は、図2に示すものと同一の構成となっており、ここでは異なる部分のみを説明する。
光ディスク再生装置1は、上述した回転駆動手段としての回転駆動部10と、搬送手段としての搬送部20と、読取部30と、回転制御部40と、情報処理部50と、を有している。
記憶部43は、上述した配置情報に加え、光ディスク5の種類を判別するための周波数判定閾値を記憶している。この周波数判定閾値は、前記任意に定められた光ディスク5の種類に対応しており、ここではDVDを判別するための周波数判定閾値となっている。この周波数判定閾値は、認識できた信号の周波数と比較される。
次に、初めての光ディスク5が装着される際に、上述した制御部42が実行する実施例2に係る光ディスク種類判別処理の処理概要の一例を、図4に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS11において、挿入検出部60からの検出信号の有無に基づいて、光ディスクが挿入されたか否かが判定される。挿入されていないと判定された場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、挿入排出口3から光ディスク5が挿入されるのを待つ。一方、光ディスク5が挿入されたと判定された場合(S11でY)、ステップS12に進む。
ステップS12(移動手段)において、記憶部43に記憶している配置情報が示す位置にピックアップ31の対物レンズ31aを移動するようにドライバ32が制御されることで、ドライバ32によって対物レンズ31aは判別位置に移動され、その後ステップS13に進む。
ステップS13(信号判定手段)において、信号処理部41を介してピックアップ31からフォーカスエラー信号が取り込まれ、該信号と予め定められた閾値(例えば、任意に定められたレベル値など)とが比較され、信号を検出できたか否かが判定される。信号を検出できたと判定された場合(S13でY)、ステップS21に進む。一方、信号を検出できていないと判定された場合(S13でN)、ステップS14に進む。
ステップS14(調整手段)において、前記配置情報が示す判別位置を中心として、任意に定められた光ディスク5の種類に応じて極力小さくなるように予め定められた調整範囲内でピックアップ31の対物レンズ31aを移動させるようにドライバ32が制御されることで、ドライバ32によって対物レンズ31aは調整範囲内を少し上下に移動され、その後ステップS15に進む。
ステップS15(信号判定手段)において、調整範囲内で上下に移動している対物レンズ31aを有するピックアップ31からフォーカスエラー信号が取り込まれ、該信号と予め定められた閾値(例えば、任意に定められたレベル値など)とが比較され、信号を検出できたか否かが判定される。信号が検出できなかったと判定された場合(S15でN)、ステップS18に進む。一方、信号を検出できたと判定された場合(S15でY)、ステップS16に進む。
ステップS16(調整後配置検出手段、配置情報変更手段)において、信号を検出できたときのピックアップ31の対物レンズ13aの位置をドライバ32で調整した移動量等に基づいて調整後配置が検出され、記憶部43に記憶している配置情報が該調整後配置に変更され、ステップS21に進む。そして、次回以降に光ディスク5が挿入された場合には、ステップS12にて、変更された配置情報が示す位置にピックアップ31が移動することになる。
ステップS21において、信号処理部41を介してピックアップ31からトラッキングエラー信号が取り込まれ、該取り込んだ信号がサンプリングされて周波数が検出され、ステップS22において、周波数が記憶部43に記憶している周波数判定閾値よりも高いか否かが判定される。ディスクの径方向には動かないピックアップ31に対して光ディスク5が搬送中であるので、当該周波数は光ディスク5のトラックピッチを表す。そして、周波数判定閾値よりも高いと判定された場合(S22でY)、ステップS17(種類判別手段)において、挿入排出口3から挿入された光ディスク5がDVDと判別され、その後、通常のDVD再生処理が行われる。
また、ステップS22で周波数判定閾値よりも高くないと判定された場合(S22でN)、ステップS18(種類判別手段)において、挿入排出口3から挿入された光ディスク5がCDと判別され、その後、通常のCD再生処理が行われる。
次に、上述した実施例2にかかる光ディスク再生装置1において、DVDである光ディスク5が挿入排出口3から挿入された場合の動作(作用)の一例を以下に説明する。
光ディスク再生装置1は、挿入排出口3から光ディスク5が挿入されたことを検出すると、搬送部20を駆動して光ディスク5の搬送を開始すると共に、記憶部43の配置情報が示す位置にピックアップ31の対物レンズ31aを移動させる。その結果、対物レンズ31aは光ディスク5の情報記録面5aに対して合焦すべき位置に位置付けられる。
その対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力したフォーカスエラー信号を認識できるか否かを判定する。認識できた場合、さらに、ピックアップ31が出力したトラッキングエラー信号の周波数を検出し、該周波数が予め定められた周波数判定閾値よりも高いと、光ディスク5をDVDであると判別する。その後、光ディスク5がディスクモータ11のターンテーブルに装着可能な位置まで移動されてターンテーブルに装着されると、ディスクモータ11を駆動させて光ディスク5を回転させてDVD再生処理を行う。
また、その信号の周波数が周波数判定閾値よりも高くない場合、光ディスク5はDVDではなくCDであると判別される。このように認識できた信号の周波数と任意に定められた種類の光ディスク5、つまりDVDに対応した周波数判定閾値とに基づいて光ディスク5の種別を判別するようにしたことから、任意に定められた光ディスク5の種類をより一層正確に判別することができるため、判別精度を向上させることができる。
以上説明した光ディスク再生装置1によれば、挿入排出口3からの光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31の対物レンズ31aをその情報記録面5aと対向する位置に移動させ、光ディスク5の搬送中にその対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力した信号を認識できるか否かの判定結果に基づいて、光ディスク5が任意に定められた種類(DVD)か否かを判別するようにしたことから、光ディスク5を回転駆動部10に搬送するまでの間にその種別を判別することができるため、判別に要する時間を削減することができる。従って、光ディスク5のセットアップ時間を短縮することができる。また、ピックアップ31の対物レンズ31aを予め定めた位置に移動させるだけなので、光ディスク5と対物レンズ31aの衝突を確実に回避することができる。
また、トラッキングエラー信号の周波数と任意に定められた種類の光ディスク5に対応した周波数判定閾値とに基づいて光ディスク5の種別を判別するようにしたことから、任意に定められた光ディスク5をより一層正確に判別することができるため、判別精度を向上させることができる。
次に、上述した本発明の光ディスク再生装置の実施例3を、図2及び図5の図面を参照して以下に説明する。ここでは、挿入排出口3から直接光ディスク5を押し込むタイプであるスロットイン式の光ディスク再生装置について説明する。なお、光ディスク再生装置の基本構成は、図2に示すものと同一の構成となっており、ここでは異なる部分のみを説明する。
光ディスク再生装置1は、上述した回転駆動手段としての回転駆動部10と、搬送手段としての搬送部20と、読取部30と、回転制御部40と、情報処理部50と、を有している。
搬送部20は、図5に示すように、光ディスク5の一方の面に当接している。そして、光ディスク5の他方の面にディスクガイド21が当接することで、光ディスク5を挟持している。つまり、搬送部20とディスクガイド21が挟持部材として機能している。そして、光ディスク5を挟持した状態で、挿入排出口3から装置内に向けて搬送している。
ディスクモータ11の出力軸の端部に設けられて回動するターンテーブル11aの周りには、シャーシ7が設けられている。そして、そのシャーシ7に対して所定の角度で起立し且つシャーシに向かって傾倒するように、シャーシ7に対して傾倒自在に軸支されるガイド部材71が設けられている。ガイド部材71の先端部寄りには、傾倒したときにターンテーブル11aに光ディスク5をクランプ(装着)するクランパ72が設けられている。
ガイド部材71は、起立状態等で光ディスク5の一端が当接するガイド面71aを有し、害ガイド面71aに光ディスク5の一端が当接した状態で搬送されると、光ディスク5の姿勢を変化させながら、ディスク中心穴がターンテーブル11aに嵌合する嵌合位置まで案内する。そして、光ディスク5が嵌合位置に到達すると、ガイド部材71が傾倒することで、クランパ72によって光ディスク5がターンテーブル11aにクランプされる。このように挟持部材である搬送部20とディスクガイド21とガイド部材71が搬送手段に相当している。
また、記憶部43が記憶している配置情報は、上述したガイド部材71によって搬送中に姿勢が変化する光ディスク5の情報記録面5aに対して常に合焦すべき距離aを維持する位置に対物レンズ31aを配置する情報となっている。即ち、配置情報は、図6に示す光ディスク5の情報記録面5aの位置を示すグラフG1と対物レンズ31aの位置を示すG2との間隔が常に合焦すべき距離aを維持するように、搬送によって光ディスク5の姿勢が変化する軌跡等に基づいて設定されている。なお、図6において、縦軸が位置、横軸が時間をそれぞれ示している。
次に、初めての光ディスク5が装着される際に、上述した制御部42が実行する実施例3に係る光ディスク種類判別処理は、基本構成は上述した実施例1,2と同一になる。そして、異なる箇所は、図3または図4中のステップ12のみが異なる。
詳細には、ステップS12において、記憶部43に記憶している配置情報に基づいて、光ディスク5の情報記録面5aと対物レンズ31aとの距離が合焦すべき距離aを維持するようにドライバ32によって制御されることで、ピックアップ31及び対物レンズ31aを移動させて対物レンズ31aが判別位置に位置付けられ、その後ステップS13に進み、以降は上述した一連の処理を実行する。
次に、上述した実施例3にかかる光ディスク再生装置1において、DVDである光ディスク5が挿入排出口3から挿入された場合の動作(作用)の一例を以下に説明する。
光ディスク再生装置1は、挿入排出口3から光ディスク5が挿入されたことを検出すると、搬送部20を駆動して光ディスク5の搬送を開始すると、光ディスク5は姿勢を変化しながら搬送される。そして、記憶部43の配置情報に基づいて、ピックアップ31の対物レンズ31aと光ディスク5の情報記録面5aとの間隔が合焦すべき距離aとなるように移動される。その結果、対物レンズ31aは光ディスク5の情報記録面5aに対して常に合焦すべき位置に位置付けられる。
その対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力したフォーカスエラー信号を認識できるか否かを判定する。認識できた場合、光ディスク5をDVDであると判別する。その後、光ディスク5がディスクモータ11のターンテーブルに装着可能な位置まで移動されてターンテーブルに装着されると、ディスクモータ11を駆動させて光ディスク5を回転させてDVD再生処理を行う。
また、フォーカスエラー信号を認識できない場合、図6に示すように、ピックアップ31の対物レンズ31aの微調整を行い、信号を検出できるようになれば、光ディスク5をDVDであると判別する。また、それでも信号を検出できない場合は、光ディスク5をCDであると判別する。そして、DVDと同様に、ディスクモータ11を駆動させて光ディスク5を回転させてCD再生処理を行う。
以上説明した光ディスク再生装置1によれば、挿入排出口3からの光ディスク5の挿入に応じてピックアップ31の対物レンズ31aをその情報記録面5aと対向する位置に移動させ、光ディスク5の搬送中にその対物レンズ31aを有するピックアップ31が出力した信号を認識できるか否かの判定結果に基づいて、光ディスク5が任意に定められた種類(DVD)か否かを判別するようにしたことから、光ディスク5を回転駆動部10に搬送するまでの間にその種別を判別することができるため、判別に要する時間を削減することができる。従って、光ディスク5のセットアップ時間を短縮することができる。また、ピックアップ31の対物レンズ31aを予め定めた位置に移動させるだけなので、光ディスク5と対物レンズ31aの衝突を確実に回避することができる。
また、配置情報を搬送中に姿勢が変化する光ディスク5の情報記録面5aに対して常に合焦すべき位置に前記対物レンズ31aを配置する情報としたので、対物レンズ31aを最適な位置に移動させることができるため、判別に要する時間をより一層削減し且つ判別精度を向上させることができる。
さらに、挿入排出口3から挿入された光ディスク5は、挟持部材である搬送部20とディスクガイド21によって挟持され且つその一端がガイド部材71のガイド面71aに当接した状態で搬送されるため、搬送中の光ディスク5を安定させることができる。よって、その光ディスク5に対するピックアップ31が出力した信号に基づいて種類を判別することができるため、判別精度を向上させることができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構成および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構成などに適宜変更できる。
本発明に係る光ディスク再生装置の基本構成の一例を示す構成図である。 本発明の光ディスク再生装置の概略構成の一例を示す構成図である。 図2中の制御部が実行する実施例1に係る光ディスク判別処理の処理概要の一例を示すフローチャートである。 図2中の制御部が実行する実施例2に係る光ディスク判別処理の処理概要の一例を示すフローチャートである。 光ディスク再生装置の搬送手段の構成の一例を示す構成図である。 光ディスクの情報記録面と対物レンズとの距離を示すグラフである。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
3 挿入排出口
5 光ディスク
10 回転駆動手段(回転駆動部)
20 搬送手段(搬送部)
31 ピックアップ
42a 移動手段(制御部)
42b 信号判定手段(制御部)
42c 種類判別手段(制御部)
42d 調整手段(制御部)
42e 調整後配置検出手段(制御部)
42f 配置情報変更手段(制御部)
43 配置情報記憶手段(記憶部)

Claims (9)

  1. 複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクが前記搬送手段によって搬送されているときに、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを配置する配置情報を記憶する配置情報記憶手段と、
    前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記配置情報記憶手段が記憶している配置情報が示す位置に前記対物レンズを移動させる移動手段と、
    前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動手段によって移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段と、
    前記信号判定手段の判定結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記信号判定手段による信号が認識できないとの判定に応じて、前記光ディスクの情報記録面と前記対物レンズとの距離を所定の範囲内で調整する調整手段を有し、
    前記信号判定手段は、前記調整手段によって調整された前記ピックアップが出力した信号と前記閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する手段であることを特徴とする請求項1に記載に光ディスク再生装置。
  3. 前記調整手段による前記対物レンズの調整中に、前記信号判定手段が前記信号を認識できると判定したときの前記光ディスクに対する前記対物レンズの調整後配置を検出する調整後配置検出手段と、
    前記調整後配置検出手段が検出した調整後配置に前記配置情報記憶手段が記憶している配置情報を変更する配置情報変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記配置情報は、前記搬送中に姿勢が変化する光ディスクの情報記録面に対して常に合焦すべき位置に前記対物レンズを配置する情報であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記搬送手段は、前記光ディスクを挟持する挟持部材と、前記光ディスクの一端に当接して前記搬送中の光ディスクの姿勢をガイドするガイド部材と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記種類判別手段は、前記信号判定手段による信号が認識できるとの判定に応じて、当該信号の周波数と前記任意に定められた種類の光ディスクに対応して予め定められた周波数判定閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記光ディスクの種類を判別する手段であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記任意に定められた種類の光ディスクは、前記複数種類の光ディスクのうち前記対物レンズから光ディスクまでの合焦距離が最も近い種類の光ディスクであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光ディスク再生装置。
  8. 複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置の光ディスク種類判別方法であって、
    前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクに対応して定められた配置情報に基づいて、前記搬送手段による搬送中の前記光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを移動する工程と、
    前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定工程と、
    前記信号判定の結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別工程と、
    を有することを特徴とする光ディスク種類判別方法。
  9. 複数種類の光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、前記光ディスクを挿入排出口から前記回転駆動手段に搬送する搬送手段と、前記光ディスクへ対物レンズを介して照射したレーザ光の反射光を示す信号を出力するピックアップと、を有する光ディスク再生装置のコンピュータを、前記光ディスクの種類を判別する手段として機能させるための光ディスク種類判別プログラムであって、
    前記挿入排出口からの前記光ディスクの挿入に応じて、前記複数種類から任意に定められた種類の光ディスクの情報記録面が合焦すべき位置に前記対物レンズを配置する配置情報が示す位置に前記対物レンズを移動させる移動手段と、
    前記搬送手段による光ディスクの搬送中に、前記移動手段によって移動された対物レンズを有するピックアップが出力する信号と予め定められた閾値を比較して前記信号が認識できるか否かを判定する信号判定手段と、
    前記信号判定手段の判定結果に基づいて前記光ディスクが前記任意に定められた種類か否かを判別する種類判別手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする光ディスク種類判別プログラム。
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