JP2008102423A - 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法、および電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法、および電気光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電気光学装置においてサブフィールド期間を長く設定するとともに十分な階調を得る。
【解決手段】フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、オン電圧およびオフ電圧を電気光学材料に印加し電気光学材料における光の透過と非透過を変化させることによって、各画素を駆動する。サブフィールドの長さであるサブフィールド期間は、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定される。サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるようにサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドにオン電圧またはオフ電圧の一方を印加し、選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調が表現される。
【選択図】図6

Description

本発明は電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法、および電気光学装置に関する。
電気光学装置として、例えば電気光学材料に液晶を用いた液晶装置がある。液晶装置は、各種の情報処理機器の表示部として、あるいはプロジェクタの光学エンジンなどに広く利用されている。
従来の電気光学装置の構成は、例えば次のようなものである。すなわち、電気光学装置は、マトリクス状に配列された画素電極と、この画素電極に接続されるTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)などのスイッチング素子をはじめとする各種回路素子を設けた素子基板と、画素電極に対応する対向電極が形成された対向基板と、これら基板間に充填された電気光学材料である液晶とから構成される。
この構成において、素子基板上の走査線を介してスイッチング素子に走査信号を印加することにより、ある走査線に対応したスイッチング素子を導通状態にさせる。スイッチング素子が導通状態の間に、画素に表示させる階調に応じた電圧信号を素子基板上のデータ線を介して画素電極に印加し、当該画素電極と対向電極の間(液晶自身の容量など)に電荷を蓄積させる。この蓄積された電荷に応じて、液晶の配向状態が変化して各画素の明るさが変化する。こうして、画素の階調表示が実現される。
ところで、高画質な液晶装置を得るためには多彩な階調表現が必要であり、液晶装置の種々の駆動方式が開発されている。
駆動方式の一つであるアナログ駆動方式は、画素電極に印加する電圧の大きさによって階調を表示するものである。この方式は、電圧の大きさ、すなわちアナログ信号によって階調を制御するため、液晶装置の周辺回路として、D/A(デジタル・アナログ)変換回路やオペアンプなどが必要となり、装置のコストが高くなってしまう。また、装置内を伝送されるアナログ信号は、個々の回路の特性バラツキ等の影響を受けやすいため、表示の品質劣化が生じる問題もある。
一方、デジタル駆動方式、すなわちオン電圧とオフ電圧の2値の電圧信号を用い、液晶への電圧パルスの印加時間によって階調表示を行う方式は、上記のような問題がないため有利である。具体的には、デジタル駆動方式では、1枚の画像を表示する期間である1フィールドを時間軸上で複数のサブフィールド(SF)に分割して、サブフィールド毎に各画素への電圧の印加(オン電圧、オフ電圧)を制御することで、階調を変化させる(時分割駆動方式)。
一般的には、上記時分割駆動方式においては、表現可能な階調の数がサブフィールドの数によって決まるので、階調数を増やすためにはサブフィールドを細かく設ける必要がある。例えば、256階調を表現する場合、最低の階調度(黒)の次の階調を表示するためには1フィールドの256分の1の期間を有するサブフィールドが必要となる。しかしながら、サブフィールド数を多くすると、画素電極へ電圧を印加すべき時間がTFTなどトランジスタの動作速度を超えて短くなってしまうため、有効に電圧印加を行うことが難しくなる。
そこで、液晶の配向・緩和に要する応答時間よりもサブフィールド期間が短く設定されている場合において、液晶の過渡的な配向状態を用いて画素の明るさを調整することによって、サブフィールドの数よりも多い階調数を表現できるようにした時分割駆動方式(等分割サブフィールド駆動方式)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方式によれば、例えば1フィールドを80程度のサブフィールドに分割することで、256階調表現が可能である。つまり、この場合、1つのサブフィールド期間は、1フィールドの256分の1から80分の1へ3倍程度長く取ることができるようになる。
特開2003−114661号公報
しかしながら、液晶装置のさらなる高精細化、高階調化を実現するために、サブフィールド期間をより長く取ることが可能な駆動方式が求められている。すなわち、上記の時分割駆動方式では、1つのサブフィールド期間内において垂直・水平走査が行われるため、液晶パネルが高精細になればなるほど、同じサブフィールドの長さでも1画素当りの電圧印加時間は短くなる。よって、電圧を有効に印加するにはサブフィールド期間を長くする必要がある。また、トランジスタの性能が同一の条件下では、同じ階調数を表現するのにサブフィールド期間は長い方が望ましい。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、サブフィールド期間を長く設定することができるとともに十分な階調を得ることができる電気光学装置の駆動回路、電気光学装置の駆動方法、および電気光学装置を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明に係る電気光学装置の駆動回路は、電圧の印加により光の透過率が可変の電気光学材料を含んで構成される各画素を複数配列させてなる表示部に対して、オン電圧およびオフ電圧を供給することにより前記電気光学材料における光の透過と非透過の状態を変化させ、これら各状態の時間比に応じて階調表現を行う電気光学装置の駆動回路であって、フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、前記サブフィールドの長さであるサブフィールド期間を、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定するとともに、サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるように1または複数のサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドに前記オン電圧または前記オフ電圧の一方の電圧を印加し選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調表現を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、各画素を構成する電気光学材料は電圧の印加によって光の透過率が可変であり、フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、オン電圧およびオフ電圧を電気光学材料に印加し電気光学材料における光の透過と非透過を変化させることによって、各画素が駆動される。そして、サブフィールドの長さであるサブフィールド期間は、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定されて、サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるようにサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドにオン電圧またはオフ電圧の一方を印加し選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調が表現される。長さの異なるサブフィールドを組み合わせてオン電圧を印加しているので、組み合わせられたサブフィールドによるサブフィールド期間の和を細かく制御することができ、これにより階調数を増やすことができる。したがって、階調数が従来と同等であれば、サブフィールド期間を従来よりも長くとることが可能である。サブフィールド期間が従来よりも長いため、動作速度の高速なトランジスタを用いなくてもよくなり、また各サブフィールドに効率良く電圧印加を行えるようにもなることから印加電圧の低電圧化にも対応することができるようになる。
また、本発明に係る電気光学装置の駆動回路は、前記サブフィールド期間は、前記オン電圧を印加した場合に前記透過率が非透過状態から飽和状態に達するまでの応答時間、または前記オフ電圧を印加した場合に前記透過率が飽和状態から非透過状態に達するまでの応答時間よりも短く設定されたことを特徴とする。
このような構成によれば、液晶の過渡的な配向状態を用いて画素の明るさが制御されるので、階調をさらに細かく表現することができる。したがって、サブフィールド期間を長くとってサブフィールドの数を少なくしても、高階調化を達成することが可能である。
また、本発明に係る電気光学装置の駆動方法は、電圧の印加により光の透過率が可変の電気光学材料を含んで構成される各画素を複数配列させてなる表示部に対して、オン電圧およびオフ電圧を供給することにより前記電気光学材料における光の透過と非透過の状態を変化させ、これら各状態の時間比に応じて階調表現を行う電気光学装置の駆動方法であって、フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、前記サブフィールドの長さであるサブフィールド期間を、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定するとともに、サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるように1または複数のサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドに前記オン電圧または前記オフ電圧の一方の電圧を印加し選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調表現を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る電気光学装置は、複数の画素電極と、前記画素電極毎に印加する電圧を制御するスイッチング素子と、前記画素電極に対向して配置された対向電極と、前記画素電極と前記対向電極の間に挟持された電気光学材料とを有するとともに、上記の電気光学装置の駆動回路を具備したことを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電気光学装置である、液晶装置10の構成を示すブロック図である。
液晶装置10は、m行n列(m、nは2以上の整数)に画素がマトリクス状に配列されてなる表示部101aと、走査信号G1、G2、…Gmを表示部101aの走査線に順次供給して走査線を選択する走査線駆動回路130と、階調データD0〜D7に基づくデータ信号d1、d2、…dnを表示部101aのデータ線に供給して各画素を駆動するデータ線駆動回路140と、制御の基準となるクロック信号CLKを発生させるクロック発生回路150と、走査線駆動回路130とデータ線駆動回路140とデータ変換回路300を駆動する各種のタイミング信号を生成するタイミング信号生成回路200と、階調データD0〜D7を変換して階調指示信号Dsとしてデータ線駆動回路140に与えるデータ変換回路300と、表示部101aを駆動する規定電圧を生成する駆動電圧生成回路400とを有する。
表示部101aは、ガラス基板などの透明基板からなる素子基板に画素を駆動するトランジスタ等の各種回路を形成し、この素子基板と、素子基板に対向する対向基板との間に電気光学材料である液晶を挟持して構成される。素子基板上には、Y方向に一定間隔でm本の走査線112が設けられ、X方向に一定間隔でn本のデータ線114が設けられる。走査線112とデータ線114が交差したところが各画素110である。
画素110の詳細な構成を図2に示す。各画素110は、素子基板上にMOS型FET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)によるトランジスタ116を有し、このトランジスタ116のゲート、ソース、ドレインが、それぞれ走査線112、データ線114、画素電極118に接続される。画素電極118と対向基板上の対向電極108の間には、液晶105が挟持されるとともに、蓄積容量119が形成されている。なお、対向電極108は、対向基板上の全面に形成されている。
走査線112に走査信号(図1のG1、G2、…Gm)が供給されると、当該走査線112上の画素110に対応するトランジスタ116が導通状態となり、さらにデータ線114にデータ信号(図1のd1、d2、…dn)が供給されることにより、画素電極118と対向電極108間に電圧が印加される。この電圧印加によって、液晶105の配向状態が変化し、当該画素部分の光の透過率が変化する。
本液晶装置10では、1枚の画像を表示する期間である1フィールドを時間軸上でSF1、SF2、…SF32からなる32個のサブフィールド(SF)に分割して、サブフィールド毎に各画素への電圧の印加を行う(後述する図6参照)。印加電圧は、液晶105を透過状態にさせるオン電圧と液晶を非透過状態にさせるオフ電圧による、2値の電圧信号である。この電圧パルスの印加をサブフィールド毎に制御することによって、1フィールド内に占めるオン電圧が印加されている時間が変化することになり、印加時間に応じて画素の明るさが変化する。こうして、どのサブフィールドにオン電圧を印加させるかを制御することで、階調が表現されることになる。
このように、本液晶装置10はサブフィールドを制御単位として表示部101aを駆動するものであるが、上記32個のサブフィールドは、そのサブフィールド期間が1フィールド内で異なる長さを持つように設定される(すなわち、1フィールドは非等分割される)。この点については、後で詳細に説明する。
次に、タイミング信号生成回路200は、クロック発生回路150から入力されるクロック信号CLKと、図示しない他の回路から供給される垂直走査信号Vs、水平走査信号Hs、ドットクロック信号DCLKとに従って、交流化信号FR、スタートパルス信号DY、走査側転送クロックCLY、データ・イネーブル信号ENBX、およびデータ転送クロックCLXを生成する。
ここで、交流化信号FRは、1フィールド毎にデータ書き込み(液晶105への電圧の印加)極性を反転させるための信号であり、以下に説明するデータ線駆動回路140において、この交流化信号FRに従った極性でデータ信号d1、d2、…dnが出力されることになる。
走査側転送クロックCLYは、各走査線112へ走査信号G1、G2、…Gmを供給するタイミングを指定する信号であり、走査線駆動回路130へ入力される。
データ・イネーブル信号ENBXは、データ線駆動回路140における階調指示信号Dsのラッチ、およびデータ線駆動回路140からデータ線114へのデータ信号の供給を開始させるタイミングを指定する信号である。
データ転送クロックCLXは、データ線駆動回路140においてラッチ信号(S1、S2、…Sn)を生成するタイミングを指定する信号であり、データ線駆動回路140ではこのラッチ信号のタイミングに従って、データ変換回路300から送られる階調指示信号Dsを取得する。
スタートパルス信号DYは、各サブフィールドSF1〜SF32の開始タイミングを規定する信号であり、タイミング信号生成回路200内のスタートパルス生成回路210によって生成される。以下、スタートパルス生成回路210の詳細を説明する。
図3は、スタートパルス生成回路210の回路構成図を示したものである。スタートパルス生成回路210は、カウンタ211、コンパレータ212、マルチプレクサ213、リングカウンタ214、Dフリップフロップ215、およびOR回路216により構成される。
カウンタ211にはクロック信号CLKが入力されて、カウンタ211は入力されたクロック信号CLKをカウントする。カウントは、サブフィールド毎に行われ、カウント値は各サブフィールドの開始時点でリセットされる。そのために、OR回路216の出力がカウンタ211に戻されるようになっている。なお、OR回路216の一方の入力端子にはフィールド開始時にのみハイレベルを示すリセット信号RSETが供給され、各フィールドの開始時にはカウンタ211のカウント値がリセットされる。
マルチプレクサ213には、各サブフィールドの長さ(サブフィールド期間)を定義するサブフィールド期間指定データDSF1〜DSF32が入力される。マルチプレクサ213は、スタートパルス生成回路210から出力されるスタートパルス信号DYの数をカウントするリングカウンタ214の出力に基づいて、次のサブフィールドに対応するサブフィールド期間指定データをDSF1〜DSF32から選択し、コンパレータ212へ出力する。例えば、リングカウンタ214によるスタートパルス信号DYのカウント数が“2”であれば、現在は2番目のサブフィールド(SF2)期間中ということになり、マルチプレクサ213は、3番目のサブフィールド(SF3)に対応するサブフィールド期間指定データ、すなわちDSF3を出力する。
コンパレータ212は、カウンタ211から入力されるクロック信号CLKのカウント値と、マルチプレクサ213からのサブフィールド期間指定データとを比較し、両者が一致したら、ハイレベルの一致信号を出力する。すなわち、コンパレータ212からは、サブフィールド期間指定データDSF1、DSF2、…、DSF32によって順次指定される期間毎に、一致信号が出力されることになる。
この一致信号は、OR回路216を介してDフリップフロップ215へ入力される。Dフリップフロップ215は、一致信号が入力されると、走査側転送クロックCLYに同期させてスタートパルス信号DYを出力する。
なお、OR回路216の一方の入力端子に上記一致信号が入力されるため、カウンタ211のカウント値は、一致信号の入力すなわちサブフィールド毎にリセットされることになる。
上記の構成により、スタートパルス生成回路210は、サブフィールド期間指定データDSF1〜DSF32を適宜調整することで各サブフィールドSF1〜SF32のサブフィールド期間を所望の長さに設定することができるようにされている。
次に、図1に戻って、走査線駆動回路130は、スタートパルス信号DYが入力されて各サブフィールドが開始されると、走査側転送クロックCLYに従って順次、各走査線112に走査信号G1、G2、…Gmを供給する。
データ線駆動回路140は、各データ線114に対応した全部でn個の階調指示信号Dsを一旦ラッチしておいて、データ・イネーブル信号ENBXが入力された時、階調指示信号Dsに従ったオン電圧またはオフ電圧をデータ信号d1、d2、…dnとして各データ線114に一斉に供給する(線順次駆動)。データ線114に供給された各データ信号は、走査信号が供給されている走査線112に配設されたトランジスタ116(導通状態となっている)のソースへ入力されて、当該各画素110(の液晶105)を駆動する。
駆動電圧生成回路400は、上記のデータ信号を生成するための電圧V1、−V1、V0をデータ線駆動回路140へ出力するとともに、走査信号を生成する電圧V2を走査線駆動回路130へ、対向電極電圧VLCCOMを対向電極108へ、それぞれ出力する。
データ変換回路300は、各フィールドにおいて各画素110が表示すべき階調を指定した階調データD0〜D7を上記の階調指示信号Dsに変換して、データ線駆動回路140へ出力する。階調指示信号Dsは、サブフィールド毎に、当該画素110の液晶105を透過状態にするか、非透過状態にするかを示す情報である。したがって、各サブフィールドの階調指示信号Dsは、階調データと全サブフィールドのサブフィールド期間とを与えることによって決定することができる。
より詳しくは、データ変換回路300は、垂直走査信号Vs、水平走査信号Hs、およびドットクロック信号DCLKに同期して動作するように構成され、図示しない所定の外部回路から入力される画素110毎の8ビット(256階調)の階調データD0〜D7をフィールドメモリに書き込む。また、スタートパルス信号DYが入力されるとフィールドメモリから各画素110の階調データD0〜D7を読み出すとともに、スタートパルス信号DYをカウントしてそのカウント数から現在のサブフィールドを求める。
一方、データ変換回路300には、全サブフィールドのサブフィールド期間を定義するデータであるサブフィールド期間指定データDSF1〜DSF32が入力されている。データ変換回路300は、このサブフィールド期間指定データと階調データとに基づき、現在のサブフィールドでの階調指示信号Dsを決定する。こうして決定された階調指示信号Dsにより、各サブフィールドにおいて当該画素110にオン電圧を印加するか、オフ電圧を印加するかが決められることになる。
ここで、階調指示信号Dsは、上記したように液晶105を透過状態にするか非透過状態にするかを示す情報(2値の情報)であり、透過状態をハイレベルの信号に、非透過状態をローレベルの信号にそれぞれ対応させるものとする。例えば、256番目の階調(最大の明るさ)を表示する場合、全てのサブフィールドで液晶105は透過状態に制御されることになるから、階調指示信号Dsは、全てのサブフィールドでハイレベルとなる。
図4は、データ線駆動回路140の回路構成図を示したものである。データ線駆動回路140は、Xシフトレジスタ1410と、第1ラッチ回路1420と、第2ラッチ回路1430と、電圧選択回路1440とから構成される。
Xシフトレジスタ1410は、データ・イネーブル信号ENBXが入力されるとデータ転送クロックCLXに従って順次、ラッチ信号S1、S2、…Snを第1ラッチ回路1420に供給する。
第1ラッチ回路1420は、データ変換回路300から送られる階調指示信号Dsをラッチ信号S1、S2、…Snの立ち下がりタイミングで順次ラッチする。
第2ラッチ回路1430は、第1ラッチ回路1420にラッチされた階調指示信号Dsをデータ・イネーブル信号ENBXにより一斉にラッチして、電圧選択回路1440から各データ線114へデータ信号d1、d2、…dnとして供給する。
電圧選択回路1440は、交流化信号FRのレベルに応じて、データ信号d1、d2、…dnに設定する電圧を駆動電圧生成回路400により与えられる電圧V1、−V1、V0から選択する。具体的には、交流化信号FRがハイレベルの場合、オン電圧としてのデータ信号が出力されるときは電圧−V1を選択し、オフ電圧としてのデータ信号が出力されるときは電圧V0を選択する。また、交流化信号FRがローレベルの場合、オン電圧としてのデータ信号が出力されるときは電圧V1を選択し、オフ電圧としてのデータ信号が出力されるときは電圧V0を選択する。
次に、上記説明した液晶装置10の動作について、図5に示すタイミングチャートを利用して説明する。
交流化信号FRは、1フィールド期間毎にハイレベルとローレベルが反転しながら供給されている。以下、ローレベルの場合について説明するが、ハイレベルの場合も基本的には同じである。
本液晶装置10は上述したように1フィールドを32個のサブフィールドに分割して駆動を行うので、スタートパルス信号DYは、1フィールド内に32個供給される。スタートパルス信号DYが供給されてから次のスタートパルス信号DYが供給されるまでが1つのサブフィールド期間であり、後で説明(図6参照)するように、1フィールドにおいてサブフィールド期間は異なる長さを持つように設定されている(スタートパルス生成回路210に入力されるサブフィールド期間指定データDSF1〜DSF32によってサブフィールド期間の長さが設定されるのは、上述した通りである)。
スタートパルス信号DYが供給されると、走査側転送クロックCLYのタイミングに従って、順次、各走査線112に走査信号G1、G2、…Gmが供給される。ここで、各走査信号は、走査側転送クロックCLYの半周期に相当するパルス幅を有するものとし、最初の走査信号であるG1(1本目の走査線に対応する)は、スタートパルス信号DYが供給された後の最初の走査側転送クロックCLYが立ち上がってから少なくともCLYの半周期だけ遅延させて出力されるものとする。
一方、データ・イネーブル信号ENBXは、最初の1クロック(G0)が上記したスタートパルス信号DYの供給から走査信号G1の出力までの間のタイミングで供給され、それ以降のクロック(G1からGmまで)は走査側転送クロックCLYの半周期と同じ周期で供給されるように調整されている。
データ・イネーブル信号ENBXの最初の1クロック(G0)が供給されると、データ転送クロックCLXに従って、順次、ラッチ信号S1、S2、…Snが供給される。第1ラッチ回路1420は、このラッチ信号S1、S2、…Snを受けて、順次対応する階調指示信号Ds(データ変換回路300から送られてくる)をラッチしていく。この時ラッチされる階調指示信号Dsは、1本目の走査線112に表示されるデータとなる。また、ラッチはラッチ信号の立ち下がりにおいて行うものとする。
その後、走査信号G1が(1本目の走査線に)供給されると、当該走査線に対応する画素110のトランジスタ116が導通される。そして、データ・イネーブル信号ENBXの次の1クロック(G1)が供給されることにより、第2ラッチ回路1430は、第1ラッチ回路1420にラッチされている1本目の走査線に対応した階調指示信号Dsを、データ信号d1、d2、…dnとしてそれぞれデータ線114に一斉に出力する。また、同時に、第1ラッチ回路1420は2本目の走査線に対応した階調指示信号Dsのラッチを行う。
こうして、1本目の走査線112の画素110に階調指示信号Dsに従った電圧が印加されることになり、以降、同様の動作により、2本目〜m本目の走査線についてもそれぞれの画素110への電圧印加が行われる。
以上が1つのサブフィールド(ここではサブフィールドSF1)について行われる動作であり、これにより、表示部101aの全画素110がオン電圧またはオフ電圧に応じ駆動される。そして、このサブフィールド毎の駆動が1フィールド分(すなわち、ここではサブフィールドSF1からサブフィールドSF32まで)繰り返されることで、当該1フィールドの階調が表現されることになる。この点について、次に図6および図7を用いて説明する。
図6は、本液晶装置10における1フィールドの構成を模式的に示した図である。上記説明してきたように、1フィールドは、32個のサブフィールドSF1〜SF32に非等分割されており、1フィールドが異なる長さのサブフィールド期間を持つサブフィールドからなるようにされている。ここで、図6において、1フィールド期間の32分の1の長さの期間を便宜上“A”で表している(1フィールド期間は32Aとなる)。
図6(a)では、サブフィールドSF1、SF3、…、SF31についてはサブフィールド期間の長さが0.9Aに設定され、サブフィールドSF2、SF4、…、SF32についてはサブフィールド期間の長さが1.1Aに設定されている。この場合、オン電圧を印加するサブフィールドを図7(a)の左欄のように選択すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は同図右欄のようになる。なお、図7(a)では、サブフィールド期間の和が4.0A以下のものについてのみ示した。
図6(a)および図7(a)において、例えば、サブフィールドSF1にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は0.9Aであり、サブフィールドSF2にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.1Aであり、サブフィールドSF1とSF3にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.8Aであり、サブフィールドSF1とSF2にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.0Aであり、サブフィールドSF2とSF4にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.2Aであり、サブフィールドSF1とSF3とSF5にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.7Aである。
なお、同一のサブフィールド期間の和を与えるサブフィールドの選択の組み合わせは、図7(a)左欄のものに限られない。例えば、サブフィールド期間の和が1.8Aとなるのは、サブフィールドSF1とSF3の組み合わせ以外に、サブフィールドSF3とSF5の組み合わせなどがある。
ここで、図7(a)右欄に示したオン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は、1フィールドにおいて画素110の液晶105が透過状態に駆動される時間の総和を表すから、上記サブフィールド期間の和は当該1フィールドでの画素110の明るさに対応することになる。すなわち、図7(a)右欄に示したサブフィールド期間の和の数は、表示される階調の数に相当している。図7(a)より、1フィールドが図6(a)のように構成されている場合、サブフィールド期間の和が4.0A以下で考えると11階調の表現が可能であることが分かる。
図6(a)による非等分割されたサブフィールドによる駆動制御を、図6(d)と図7(d)に示す従来の等分割サブフィールド駆動と比較してみる。図6(d)では、1フィールド(1フィールド期間は図6(a)と同じ)は80個のサブフィールドSF1〜SF80に等分割されている。サブフィールド期間の長さは全て等しく、0.4A(=32A÷80)となる。この等分割サブフィールド駆動では、図7(d)より、サブフィールド期間の和4.0A以下で考えると10階調の表現が可能であることが分かる。
したがって、図6(a)の32個のサブフィールドによる非等分割サブフィールド駆動は、図6(d)の80個のサブフィールドによる等分割サブフィールド駆動と同等以上の階調表現が可能ということになる。ここで、両者における最小のサブフィールド期間の長さを比べると、32個のサブフィールドによる非等分割サブフィールド駆動では0.9Aが最小のサブフィールド期間であり、80個のサブフィールドによる等分割サブフィールド駆動では0.4Aが最小のサブフィールド期間である。
このように、32個のサブフィールドによる非等分割サブフィールド駆動は、80個のサブフィールドによる等分割サブフィールド駆動と同等以上の階調表現を可能とし、尚且つサブフィールド期間をより長く設定することが可能である。
次に、図6(b)、(c)に、1フィールドを32個のサブフィールドに非等分割する他の例を示す。
図6(b)では、サブフィールドSF1〜SF16についてはサブフィールド期間の長さが0.9Aに設定され、サブフィールドSF17〜SF32についてはサブフィールド期間の長さが1.1Aに設定されている。この場合のサブフィールドの選択の組み合わせとサブフィールド期間の和との関係は、図7(b)のようになる。
すなわち、例えば、サブフィールドSF1にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は0.9Aであり、サブフィールドSF17にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.1Aであり、サブフィールドSF1とSF2にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.8Aであり、サブフィールドSF1とSF17にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.0Aであり、サブフィールドSF17とSF18にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.2Aであり、サブフィールドSF1とSF2とSF3にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.7Aである。
このように、図6(b)の非等分割サブフィールド駆動の場合も、サブフィールド期間の和が4.0A以下では図6(a)と同様に11階調の表現が可能ということになる。また、最小のサブフィールド期間についても、図6(a)の場合と同じ0.9Aである。
したがって、図6(b)のような32個のサブフィールドによる非等分割サブフィールド駆動でも、80個のサブフィールドによる等分割サブフィールド駆動と同等以上の階調表現が可能であるとともに、サブフィールド期間をより長く設定することが可能となっている。
第3の例として図6(c)の非等分割サブフィールド駆動においては、サブフィールドSF1のサブフィールド期間は0.9Aに設定され、サブフィールドSF2のサブフィールド期間は0.8Aに設定され、サブフィールドSF3のサブフィールド期間は1.1Aに設定され、サブフィールドSF4のサブフィールド期間は1.2Aに設定され、以降のサブフィールドは、サブフィールドSF1〜SF4と同じサブフィールド期間が繰り返されるように設定されている。この場合のサブフィールドの選択の組み合わせとサブフィールド期間の和との関係は、図7(c)のようになる。
すなわち、例えば、サブフィールドSF2にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は0.8Aであり、サブフィールドSF1にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は0.9Aであり、サブフィールドSF3にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.1Aであり、サブフィールドSF4にのみオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.2Aである。
さらに、サブフィールドSF2とSF6にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.6Aであり、サブフィールドSF1とSF2にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.7Aであり、サブフィールドSF1とSF5にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.8Aであり、サブフィールドSF2とSF3にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は1.9Aである。
さらに、サブフィールドSF1とSF3、またはSF2とSF4にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.0Aであり、サブフィールドSF1とSF4にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.1Aであり、サブフィールドSF3とSF7にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.2Aであり、サブフィールドSF3とSF4にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.3Aであり、サブフィールドSF4とSF8にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.4Aである。
さらに、サブフィールドSF1とSF2とSF6にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.5Aであり、サブフィールドSF1とSF2とSF5にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.6Aであり、サブフィールドSF1とSF5とSF9にオン電圧を印加すると、オン電圧が印加されるサブフィールド期間の和は2.7Aである。
以下説明は省略するが、図6(c)の非等分割サブフィールド駆動の場合には、サブフィールド期間の和が4.0A以下では28階調の表現が可能であり、上記2つの非等分割サブフィールド駆動と比べて、階調数をより増やすことができることが分かる。逆に言えば、もし80個のサブフィールドによる等分割サブフィールド駆動(図6(d))と同等程度の階調数で十分足りるのであれば、1フィールドをサブフィールドに非等分割する数を32より少なくすることができる。そのようにした場合には、非等分割されたサブフィールドのうち最小のサブフィールド期間は、図6(c)の場合の0.8Aより長くなることになる。したがって、階調数が同じでも、サブフィールド期間をさらに長くとることが可能である。
なお、以上の説明において、画素110の明るさはオン電圧が印加されるサブフィールドの数に比例するものとして説明を行ってきたが、実際には、画素110の明るさは、液晶105の透過率が時間的に変化する場合にはその透過率の積分値に比例する。
そこで、本液晶装置10において、液晶105の応答時間、すなわち画素110にオン電圧を印加したときに液晶105の透過率が非透過状態(透過率が0%程度の状態)から飽和状態(透過率がほぼ100%の状態)に達するまでの応答時間、または画素110にオフ電圧を印加したときに液晶105の透過率が飽和状態から非透過状態に達するまでの応答時間よりも、サブフィールド期間の方が短くなるようにサブフィールドを設定した駆動方式を用いることができる。
この方式では、例えばオン電圧が印加されるサブフィールドの間にオフ電圧が印加されるサブフィールドがある場合に、当該オフ電圧が印加されるサブフィールドの期間において液晶105の透過率が液晶の配向状態の緩和によって減少するため、透過率の積分値も減少し、オン電圧を連続して印加した場合よりも画素110の明るさが小さくなる。これにより、オン電圧を印加するサブフィールドの数が同じでもオン電圧とオフ電圧の印加する順序を変えることで、階調をより細かく変化させることができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上記の実施形態ではオン電圧を印加したときに液晶が透過状態になるものとして説明を行ったが、オフ電圧の印加により液晶が透過状態になる液晶装置にも、本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態による電気光学装置(液晶装置)の構成を示すブロック図である。 液晶装置の表示部に形成された画素の構成図である。 スタートパルス生成回路の回路構成図である。 データ線駆動回路の回路構成図である。 液晶装置の動作を説明するタイミングチャートである。 サブフィールドに分割されたフィールドの構成を模式的に示した図である。 サブフィールド駆動により実現される階調数を説明する図である。
符号の説明
10…液晶装置 101a…表示部 130…走査線駆動回路 140…データ線駆動回路 150…クロック発生回路 200…タイミング信号生成回路 300…データ変換回路 400…駆動電圧生成回路

Claims (4)

  1. 電圧の印加により光の透過率が可変の電気光学材料を含んで構成される各画素を複数配列させてなる表示部に対して、オン電圧およびオフ電圧を供給することにより前記電気光学材料における光の透過と非透過の状態を変化させ、これら各状態の時間比に応じて階調表現を行う電気光学装置の駆動回路であって、
    フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、
    前記サブフィールドの長さであるサブフィールド期間を、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定するとともに、
    サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるように1または複数のサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドに前記オン電圧または前記オフ電圧の一方の電圧を印加し選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調表現を行う
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  2. 前記サブフィールド期間は、前記オン電圧を印加した場合に前記透過率が非透過状態から飽和状態に達するまでの応答時間、または前記オフ電圧を印加した場合に前記透過率が飽和状態から非透過状態に達するまでの応答時間よりも短く設定されたことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。
  3. 電圧の印加により光の透過率が可変の電気光学材料を含んで構成される各画素を複数配列させてなる表示部に対して、オン電圧およびオフ電圧を供給することにより前記電気光学材料における光の透過と非透過の状態を変化させ、これら各状態の時間比に応じて階調表現を行う電気光学装置の駆動方法であって、
    フィールド期間を時間軸上で複数に分割したサブフィールドを制御単位として、
    前記サブフィールドの長さであるサブフィールド期間を、1つのフィールド期間に長さの異なるサブフィールド期間が含まれるように設定するとともに、
    サブフィールド期間の和が表示すべき階調に対応した長さとなるように1または複数のサブフィールドを選択して、選択されたサブフィールドに前記オン電圧または前記オフ電圧の一方の電圧を印加し選択されなかったサブフィールドに他方の電圧を印加することにより、階調表現を行う
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  4. 複数の画素電極と、
    前記画素電極毎に印加する電圧を制御するスイッチング素子と、
    前記画素電極に対向して配置された対向電極と、
    前記画素電極と前記対向電極の間に挟持された電気光学材料とを有するとともに、
    請求項1または請求項2に記載の電気光学装置の駆動回路を具備したことを特徴とする電気光学装置。
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